JPH05177400A - 油圧パンチプレス機の油圧装置 - Google Patents

油圧パンチプレス機の油圧装置

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Publication number
JPH05177400A
JPH05177400A JP34537191A JP34537191A JPH05177400A JP H05177400 A JPH05177400 A JP H05177400A JP 34537191 A JP34537191 A JP 34537191A JP 34537191 A JP34537191 A JP 34537191A JP H05177400 A JPH05177400 A JP H05177400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
oil
punch press
noise
oil tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP34537191A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadaharu Ishihara
定春 石原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
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Priority to JP34537191A priority Critical patent/JPH05177400A/ja
Publication of JPH05177400A publication Critical patent/JPH05177400A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価にハンマーリングノイズを防止し、低騒
音化を図る。 【構成】 油圧パンチプレス1の油圧装置は、油タンク
65と、油圧シリンダ40と、油圧ポンプ52と、サー
ボ弁44と、戻りライン64と、エアブリーザライン6
2とを備えている。油圧シリンダ40は、パンチ加工用
のパンチヘッド41を駆動するためのものである。油圧
ポンプ52は、油タンク65内の油を高圧で吐出するた
めのものである。サーボ弁44は、油圧ポンプ52から
の圧油を切り換え油圧シリンダ40に供給するためのも
のである。戻りライン64は、サーボ弁44から油タン
ク65に連通するものである。エアブリーザライン62
は、一端が大気に開放され他端が戻りライン64に連結
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧パンチプレス機の
油圧装置、特に、パンチヘッドを駆動するための油圧ア
クチュエータを動作させる油圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、板材に孔開け加工や絞り加工等を
行うパンチプレス機として、油圧シリンダを駆動源とす
る油圧駆動型のものが用いられている。パンチプレス機
では、金型のヒットレートが1分間あたり数百という具
合に極めて高いため、従来はモータを駆動源とするクラ
ンク式のものに限定されていた。しかし、油圧装置の改
善により高速動作が可能となり、油圧式のパンチプレス
機が用いられるようになってきている。
【0003】この種の油圧式のパンチプレス機では、油
圧シリンダのストローク量を調整してクランク式のパン
チプレス機と同程度のヒットレートが得られるととも
に、昇降速度を制御することによりクランク式のものに
比べて低騒音化を図ることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この種の油圧式パンチ
プレス機では、ヒットレートの向上を図ると、制御弁の
切り換え頻度が高くなり、また油量が多くなるので、配
管内の圧力の疎密波(脈動)が発生した場合に抵抗が大
きく、ハンマーリングノイズが発生することがある。油
圧式のパンチプレス機は低騒音を目的としたものである
にもかかわらず、ハンマーリングノイズが発生すると、
低騒音化を図ることが困難になる。特に、薄板を小荷重
で加工する場合においては、打ち抜き騒音よりハンマー
リングノイズによる騒音の方が大きくなることがあり、
それにより作業環境が悪くなる。
【0005】これを解決するために、制御弁から油タン
クに連通する戻り管路に脈動防止用のアキュムレータを
接続したり、また、伸縮する蛇腹付きのホースを使用し
たりすることが考えられるが、アキュムレータを用いた
場合には費用の割りにはハンマーリングノイズの防止効
果が少なく、また蛇腹付きのホースを用いると、脈動に
よる伸縮によってホースが疲労し、長時間の使用に耐え
ないおそれがある。
【0006】本発明の目的は、安価にハンマーリングノ
イズを防止し、低騒音化を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧パンチ
プレス機の油圧装置は、油タンクと、油圧アクチュエー
タと、ポンプと、制御弁と、戻り管路と、通気管路とを
備えている。油圧アクチュエータは、パンチヘッドを駆
動するためのものである。ポンプは、油タンク内の油を
高圧で吐出するためのものである。制御弁は、ポンプか
らの圧油を切り換え油圧アクチュエータに供給するため
のものである。戻り管路は、制御弁から油タンクに連通
するものである。通気管路は、一端が大気に開放され他
端が戻り管路に連結されている。
【0008】
【作用】本発明に係る油圧装置では、制御弁から油タン
クに連通する戻り管路が通気管路により大気に開放され
ている。このため、瞬時に制御弁を切り換えた際に脈動
が生じても戻り管路内に満たされた油による抵抗が小さ
くなり、その抵抗により生じると思われるハンマーリン
グノイズを減少させることができる。したがって、簡単
な構成で騒音の低下を図ることができる。
【0009】
【実施例】図1は本発明の一実施例を採用した油圧パン
チプレス機を示している。パンチプレス機1は主に、下
部フレーム2と、下部フレーム2の上方に配置された上
部フレーム3と、上部フレーム3を後方で支持するスロ
ート部4とから構成されている。下部フレーム2の上面
中央には、固定テーブル10が配置されている。下部フ
レーム2の上面両側部には、1対のガイドレール5,6
が配置されている。ガイドレール5,6上にはキャリッ
ジ7が奥行き方向(Y軸方向)に移動可能に配置されて
いる。キャリッジ7には、固定テーブル10の両側方に
配置された移動テーブル8,9が固定されている。キャ
リッジ7には、板材11を把持するための1対のワーク
ホルダ13(図2)が装着されたクロススライド14
が、左右方向(X軸方向)に移動可能に設けられてい
る。
【0010】キャリッジ7をY軸方向に移動させる移動
機構は、移動テーブル10の下方に配置されている。ま
た、クロススライド14をX軸方向に移動させる移動機
構は、キャリッジ7内に配置されている。上部フレーム
3には、複数のパンチを収納する上タレット12が回動
可能に設けられている。上タレット12内には図2に示
すように、油圧シリンダ40により昇降するパンチヘッ
ド41が設けられている。一方、下部フレーム2(図
1)側には複数のダイを収納する下タレット22が上タ
レット12に対向配置されている。
【0011】油圧シリンダ40上には、油圧シリンダ4
0を制御するための電気油圧式3位置4ポートサーボ弁
44が載置されている。サーボ弁44のタンクポート1
6は65A口径の戻りライン64を介してスロート部4
内に配置された油タンク65に接続されている。戻りラ
イン64の一端は油タンク65底面近傍まで挿入されて
いる。このため、前記一端は常に油面より下方に位置し
ている。
【0012】サーボ弁44のドレインポート17はタン
クポート16に連通しており、ティー18に接続されて
いる。ティー18の一方のポートはスイングチェック弁
60を介して15A口径のエアブリーザライン62に接
続されている。またティー18の他方のポートはスイン
グチェック弁61を介して20A口径のオーバフローラ
イン63に接続されている。エアブリーザライン62と
オーバフローライン63とはティー19及びティー20
を介して接続されており、ティー19の上側のポートは
通気管21に接続されている。またティー20の下側の
ポート油はタンク65内の油面より上方に突出している
配管23に接続されている。
【0013】油タンク65上面には油圧ポンプ52及び
油圧ポンプ駆動用のモータ53が載置されている。油圧
ポンプ52の吐出口はサーボ弁44の圧力ポート(図示
せず)に接続されている。スロート部4内には、図3に
示すように制御装置30が設けられている。この制御装
置30はコントローラとしてのCNC31、MMC32
及びPMC33を備えている。各コントローラ間ではウ
ィンドウを介してデータの授受が高速で行われるように
なっている。
【0014】CNC31は、板材11をX軸方向及びY
軸方向に移動させるためのサーボモータ(図示せず)を
制御するものであり、CPU,ROM,RAM等を含ん
でいる。MMC32は、高級言語により各種の演算等を
行うものであり、CPU,ROM及びRAM等を含んで
いる。PMC33は、油圧の制御やタレットの駆動等の
制御を行うものであり、CPU,ROM及びRAM等を
含んでいる。
【0015】MMC32及びPMC33には、DSC
(ディジタル・サーボ・コントローラ)36が接続され
ている。DSC36は油圧シリンダ40の位置及び速度
をサーボ制御するためのコントローラであり、MMC3
2及びPMC33から与えられた位置情報及び速度情報
に応じて速度制御部38に速度指令を出力する。速度制
御部38は、DSC36から与えられた速度指令に応じ
て油圧シリンダ40の昇降速度をフィードバック制御す
るためのものであり、速度アンプ及び積分回路等から構
成されている。またPMC33には圧力制御部34が接
続されている。圧力制御部34は油圧シリンダ40の圧
力制御を行うためのものである。
【0016】油圧シリンダ40にはサーボ弁44が接続
されている。サーボ弁44のスプールには、サーボコン
トロールコイル45及びフィードバック検出器46が設
けられている。サーボコントロールコイル45には速度
制御部38からの制御信号が入力され、フィードバック
検出器46の検出信号は速度制御部38に入力されてい
る。この速度制御部38によってサーボ弁44を通過す
る流量が制御され、油圧シリンダ40の昇降速度が制御
される。
【0017】また、油圧シリンダ42はピストンの位置
検出を行う位置検出器47が設けられている。位置検出
器47の出力は、A/D変換器35を介してDSC36
に入力されている。一方、圧力制御部34には、PMC
33から圧力指令が与えられる。圧力制御部34はこれ
を電気信号に変換し、比例電気式リリーフ弁51に与え
る。またリリーフ弁51は、油圧ポンプ52及びこれを
駆動するモータ53を含む油圧回路54に接続されてい
る。油圧回路54には、他のアクチュエータを制御する
ための油圧機器55が接続されている。
【0018】このように構成された油圧式のパンチプレ
ス機1では、パンチプレス加工時には速度制御部38で
速度及び位置制御を行い、圧力制御部34で圧力制御を
行い最小限のストロークで最適の圧力でパンチプレス加
工を行う。パンチプレス加工時には、サーボ弁44をヒ
ットレートに応じて切り換えて油圧シリンダ40を昇降
させる。この際にサーボ弁44のタンクポート16から
流出する油を油タンク65に戻す戻りライン64が油タ
ンク65の底部の油中にて開放されており、また、戻り
ライン64内の油は配管径が大きい(65A)ためにそ
の中に充満している油の容量が多いので、戻りライン6
4内の油が静止しやすい。戻りライン64に油が静止す
ると、サーボ弁44の切り換え時に静止した油が抵抗と
なりハンマーリングノイズの原因となる。そこでタンク
ポート16に連通するドレンポート17を設け、そのド
レンポート17にエアブリーザライン62とオーバフロ
ーライン63とを接続することにより、戻りライン64
を大気開放しハンマリングノイズの防止を図っている。
【0019】ここでエアブリーザライン62とオーバフ
ローライン63とを分けて設けたのは、エアブリーザラ
イン62だけでは、パンチ頻度が高くなった場合、ある
いはパンチストロークが大きくなった場合等、油の流量
が増した際に、戻りライン64だけでは油を処理でき
ず、ドレンポート17からも油が流出し、エアブリーザ
ライン62がこの油により詰まって機能しなくなり、前
述したハンマーリングノイズが発生するおそれがあるか
らである。すなわち、ドレンポート17から流出する油
は、オーバフローライン63により油タンク65に戻さ
れるため、エアブリーザライン62へ流入することはな
く、エアブリーザライン62を詰まらせることはない。
また、スイングチェック弁60を設けたのは、エアブリ
ーザライン62に油が噴き返すのをより確実に防止する
ためである。
【0020】なおチェック弁としてスイングチェック弁
60を用いたのはエアブリーザライン62の呼吸による
圧力変動が大気圧に極めて近いため、通常のポペット方
式のチェック弁では低いクラッキング圧力を得ることが
できないためである。このように、戻りライン64を2
つのライン62,63により大気開放し、戻りライン6
4の抵抗による圧力上昇を防止するようにしたのでハン
マーリングノイズを減少させることができ、低騒音化を
図ることができる。たとえば、従来、ハンマーリングノ
イズにより85dB(Aスケール)の騒音が発生してい
たが、前記実施例では78dB(Aスケール)の騒音に
減少させることができた。
【0021】〔他の実施例〕 (a) 前記実施例では、エアブリーザラインの他にオ
ーバフローラインやスイングチェック弁を設けたが、オ
ーバーフローラインやスイングチェック弁は必ずしも必
要ではない。 (b) 前記実施例では、制御弁としてサーボ弁を用い
ているが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0022】
【発明の効果】本発明に係る油圧装置では、制御弁から
油タンクに連通する戻り管路が通気管路により大気に開
放されているので、戻り管路内での抵抗が小さくなり、
ハンマーリングノイズが生じにくくなる。このため簡単
な構成でハンマーリングノイズを防止でき騒音を低く抑
えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を採用したパンチプレス機の
斜視図。
【図2】パンチプレス機の油圧配管図。
【図3】制御系の構成及び油圧回路を示すブロック図。
【符号の説明】
1 パンチプレス機 40 油圧シリンダ 41 パンチヘッド 44 サーボ弁 52 油圧ポンプ 54 油圧回路 62 エアブリーザライン 64 戻りライン 65 タンク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油タンクと、パンチヘッドを駆動するため
    の油圧アクチュエータと、前記油タンク内の油を高圧で
    吐出するためのポンプと、前記ポンプからの圧油を切り
    換え、前記油圧アクチュエータに供給するための制御弁
    と、前記制御弁から前記油タンクに連通する戻り管路
    と、一端が大気に開放され他端が前記戻り管路に連結さ
    れた通気管路とを備えた油圧パンチプレス機の油圧装
    置。
JP34537191A 1991-12-26 1991-12-26 油圧パンチプレス機の油圧装置 Pending JPH05177400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34537191A JPH05177400A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 油圧パンチプレス機の油圧装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34537191A JPH05177400A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 油圧パンチプレス機の油圧装置

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JPH05177400A true JPH05177400A (ja) 1993-07-20

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ID=18376149

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34537191A Pending JPH05177400A (ja) 1991-12-26 1991-12-26 油圧パンチプレス機の油圧装置

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JP (1) JPH05177400A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07238985A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Nippon Muugu Kk 制振装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07238985A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Nippon Muugu Kk 制振装置

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