JPH10501182A - 分断する工作機械のための液圧制御装置 - Google Patents
分断する工作機械のための液圧制御装置Info
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- JPH10501182A JPH10501182A JP8501592A JP50159296A JPH10501182A JP H10501182 A JPH10501182 A JP H10501182A JP 8501592 A JP8501592 A JP 8501592A JP 50159296 A JP50159296 A JP 50159296A JP H10501182 A JPH10501182 A JP H10501182A
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- B23D15/00—Shearing machines or shearing devices cutting by blades which move parallel to themselves
- B23D15/12—Shearing machines or shearing devices cutting by blades which move parallel to themselves characterised by drives or gearings therefor
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Abstract
(57)【要約】
分断する工作機械、特にシヤー又は切断プレスのための液圧制御装置が開示されており、この液圧制御装置では、作業過程におけるワークの切断時に作動ピストンの衝撃的な降下運動を抑制するために緩衝装置が設けられている。
Description
【発明の詳細な説明】
分断する工作機械のための液圧制御装置
本発明は請求項1の上位概念に記載の分断する工作機械のための液圧制御装置
に関する。
この種の液圧制御装置は特に剪断プレス又は切断プレスで使用され、これらの
プレスによりワークが所定長さに分断される。例えばスクラップシヤーが公知で
あり、このスクラップシヤーにより鉄道レールが溶解前又はリサイクル前に短い
長さの部分片に分割される。
この種の工作機械では主として3つの部分過程が区分されており、第1の部分
過程(閉鎖過程)では切断工具が閉鎖される。次いで作業過程が続き、この作業
過程でワークが切断される。最後の過程は戻し運動に関しており、換言すれば、
ワークを取り出すことができるように又は後送りすることができるように、ワー
クを解放する過程である。
切断工具の制御されない降下を阻止するために、閉鎖過程時に工作機械の作動
ピストンに対向圧が作用し、この対向圧により、降下しようとする部分の固有重
力が補償される。
この手段によりば、工作機械の工具が固有重力により降下しないばかりでなく
、その結果、液圧ポンプが
常に対向保持圧に抗して作動しなければならず、従って、液圧シリンダが常に液
圧流体により充填されていることが保証される。
作業過程中、換言すればワークの切断中には対向保持圧が排除され、この結果
、本来の切断過程のために最大のシリンダ圧を利用することができる。
ワークの切断時には全液圧がさらに作動ピストンへ作用し、その結果、切断直
後に作動ピストンは、工作機械の制御に基づき液圧が低下させられかつワークの
戻し運動が導入されるまで加速される。作動ピストンのこの衝撃的な加速は、作
動シリンダ内の圧力側に油柱のちぎれを生ぜしめ、その結果、作動ピストンの制
御されない衝撃的な運動を招くことがある。作動ピストンのこの衝撃的な速度変
化は“切断衝撃”とも呼ばれ、工作機械の駆動装置及び液圧機構の損傷につなが
る。
これに対し本発明の課題とするところは、装置技術的なわずかな費用で作動ピ
ストンの制御されない運動を阻止することができるような、分断する工作機械の
ための液圧制御装置を製作することにある。
この課題は本発明によれば請求項1の特徴により解決される。
緩衝装置を設けるという手段により、ワーク切断の瞬間に緩衝圧が導入され、
この緩衝圧が作動ピストンの降下運動に抗して作用し、その結果、作動シリンダ
内の圧力側で油柱がちぎれず、従って、衝撃的な負荷ピークが抑制される。
有利には緩衝装置が最大圧を制限するための装置を備えており、その結果、系
圧が最大値を上回った際に液圧流体を液体タンク内へ排出することができる。
閉鎖過程中に、対向保持圧を生ぜしめる予め規定された制御圧が弁装置の制御
側に印加され、この制御圧が、設定された作業レベルの到達時に無効となり、か
つワークの切断時に緩衝圧とオーバラップされ又は制御圧より大きい緩衝圧と交
換されると、この圧力制限用弁装置の特別簡単な起動制御が得られる。要するに
、閉鎖過程時に対向保持圧が作用し、この対向保持圧が、作業過程では作業レベ
ルの到達時に無効となり、次いで切断時には高い緩衝圧レベルまで上昇し、その
結果、切断衝撃を阻止する。
本発明の有利な別の構成によれば、負荷軽減用制御圧が作動シリンダへの供給
導管から取り出され、他面において閉鎖過程時の制御圧は有利には戻し導管から
取り出される。
供給導管内の圧力は有利には迂回導管を介して圧力制限用弁装置の制御回路内
へ供給される。その場合、迂回導管内へチェック弁もしくは流れ制限弁例えばノ
ズルを互いに直列に相前後して配置することができる。
本発明の1構成では、制御圧を、別の流れ制限弁例
えばノズルを介して戻し導管から作動シリンダへ分岐させ、迂回導管をこの流れ
制限弁の下流で制御回路内へ開口させることができる。
本発明のさらに別の有利な構成は、その他の請求項の対象である。
次に、本発明の1実施例を略示図に基づいて詳しく説明する。
第1図は本発明に基づく緩衝装置を備えた液圧制御装置の回路図である。
図面には、スクラップシヤーのための本発明に基づく液圧制御装置の回路図が
示されている。この場合、作動シリンダ4内に案内された作動ピストン2が液圧
ポンブ6により液圧流体の供給を受ける。その場合、両方のシリンダ室10,1
2は方向制御弁または類似の制御装置、特に比例弁8を介してそれぞれポンブ圧
Pを案内する導管又はタンクTへ通じた導管に接続可能である。
そのことのために、図示の実施例では、比例弁8がパイロット制御式4ポート
3位置方向制御弁として形成されており、この方向制御弁は電磁石a,b及び又
はパイロット弁により起動制御される。図示の基本位置では弁スプールが2つの
ばねによりその中立位置Nへ予負荷されている。
液圧ポンブ6からは導管部分14が比例弁8の接続部Pへ通じている。この接
続部Pは中立位置Nで比例
弁8の接続部Tに接続されており、この接続部Tはタンク排出導管16を介して
タンクTに接続されている。
導管部分14の分岐点17から分岐導管14aが分岐しており、この分岐導管
内にパイロット制御式の圧力制限弁18が接続されており、その開放圧力は調整
可能である。分岐導管14a内の圧力は制御圧導管20を介して圧力制限弁18
の制御側へ案内されており、その結果、圧力が最大値を上回った際に圧力制限弁
18を介してタンクTへの接続が行われ、かつ圧力超過が解消されるまでポンブ
が液圧流体をタンクT内へ搬送する。
比例弁8の出口側からは、作業導管22(以下に戻し導管22という)が接続
部Aから図面で下方のシリンダ室12へ通じている。別の作業導管24(以下に
供給導管24という)が比例弁8の接続部Bから作動シリンダ4の図面で上方の
シリンダ室10へ通じている。
作動ピストン2は差動ピストンとして形成されており、その場合、作動ピスト
ン2及び工具の重量が図面に符号Gで示されている。
図示の中立位置Nでは接続部A及びBは遮断されており、他面において、すで
に述べたように、接続部TとPは互いに接続されており、その結果、中立位置N
では液圧流体が循環的にタンクT内へ搬送される(コ
ンスタントポンプ)。
比例弁8の弁スプールの符号Hで示した持上位置では接続部AとPもしくはB
とTは互いに接続されており、その結果、液圧流体が導管部分14、接続部P,
A及び戻し導管22を介してピストンロッド側のシリンダ室12へ搬送され、他
面において、ピストン側のシリンダ室10からの液圧流体は供給導管24、接続
部B,T及びタンク排出導管16を介してタンクT内へ流出することができる。
このことにより、作動ピストン2は図面で上方へ運動し、その結果、工作機械の
工具がワークwから離反方向へ運動させられ、かつスクラップシヤーが開放され
る。
弁スプールの降下位置Sでは両方の接続部A,Tが遮断され、他面において接
続部PとBが互いに接続され、その結果、作動ピストン2を降下させるために(
閉鎖過程)、液圧流体が導管部分14,接続部P,B及び供給導管24を介して
ピストン側のシリンダ室10内へ搬送される。制御されない降下を回避するため
に、ピストンロッド側のシリンダ室12内に対向保持圧が形成され、この対向保
持圧が供給導管24及びピストン側のシリンダ室10内のポンプ圧に抗して作用
する。
この対向保持圧は、以下にさらに詳しく説明する弁装置26を介して、重量G
により生じる負荷圧に比してほぼ10ないし20%高い値に制限される。
対向圧が予め設定された値を上回った際に、比例弁8の下流で戻し導管22か
ら分岐した対向保持圧導管30が、パイロット制御式の出力部28を介して、タ
ンクTへ通じた接続導管32に接続され、その結果、ピストンロッド側のシリン
ダ室12内の圧力がタンクTへ排出されて、予め設定された対向圧力が維持され
る。出力部28の起動制御は弁装置26により行われる。この弁装置の構造を以
下に説明する。
出力部28の起動制御のための制御圧を発生せしめる弁装置26は3つの接続
部X,Y,Z2を備えている。そのうちの接続部Xは戻し導管22の対向保持圧
導管30とピストンロッド側のシリンダ室12とに、接続部YはタンクTに、か
つ接続部Z2は供給導管24ひいてはピストン側のシリンダ室10に接続可能で
ある。別のもう1つの接続部Z1には出力部28のための制御圧が印加される。
入口接続部Xからは制御導管34が出発しており、この制御導管は緩衝絞り3
6を介して圧力調整弁38の入口Pへ通じている。この圧力調整弁38は調節可
能なばねを介して、接続部Pと出口接続部Aとを接続せしめる位置(図面参照)
へ予負荷されている。圧力調整弁38の制御側には信号圧力導管40が通じてお
り、その結果、所定の信号圧力発生時に圧力調整弁38の弁スプールがばね予負
荷力に抗して移動可能であり、かつ圧力調整弁38の接続部Aが接続部Tに接続
可能である。この接続部Tからは排出導管42が弁装置26の接続部Yひいては
タンクTに通じている。排出導管42からは信号圧力導管40がばね予負荷され
た制御側へ戻し案内されている。
圧力調整弁38の出口接続部Aから制御圧導管部分44が絞り46を介して弁
装置26の接続部Z1ひいては出力部28の制御側へ通じている。絞り46と接
続部Aとの間の領域内で分岐導管48が分岐しており、この分岐導管内に最大圧
制限弁50が接続されており、制御回路内の制御圧のための予め規定された最大
値に到達した際に直ちにこの最大圧制限弁を介して分岐導管48ひいては制御圧
導管部分44内の圧力が接続部Yを介してタンクT内に排出可能である。
接続部Aと分岐導管48との間から別の分岐導管52が分岐しており、この分
岐導管内には対向保持圧制限弁54が設けられている。この対向保持圧制限弁5
4は同様に予め設定可能であり、従って予め設定された最大保持圧に到達した際
に、この圧力は分岐導管52から分岐した制御圧導管56を介して対向保持圧制
限弁54の制御側へ案内され、かつこれにより、対向保持圧制限弁のピストンス
プールが、対向保持圧制限弁54の接続部PとTとを互いに接続させる位置へも
たらされ、その結果、制御回路内の圧力は以下にさらに詳しく説明する切換弁5
8と接続部Yとを介して液圧弁のタンクT内へ排出されることができる。
すでに上述したように、対向保持圧は重量Gにより生じる負荷圧をほぼ10な
いし20%越えた値となるように設定される。一般的に、これにより対向保持圧
はほぼ100ないし150バールの範囲に位置することになる。最大圧制限弁5
0を介して制御されるべき最大圧は、大体において対向保持圧制限弁54を介し
て予め設定可能なこの対向保持圧に比して著しく高い。
上述の切換弁58は電磁石的に操作される4ポート2位置方向制御弁として形
成されており、その場合、対向保持圧制限弁54の接続部Tから案内された制御
導管部分60が切換弁58の接続部Aに通じている。圧力調整弁38の制御側は
信号圧力導管40を介して切換弁58の接続部Bに接続されている。
ピストン側のシリンダ室10内の圧力は信号圧力導管62を介して弁装置26
の接続部Z2へ、さらに切換弁58の接続部Pへ案内されている。切換弁58の
タンク接続部Tからは排出導管64が弁装置26の接続部Yへ通じている。
切換弁58の弁スプールはその中立位置Nでばね予負荷により、接続部AとP
が遮断され、かつ接続部BとTが互いに接続される位置へ予負荷されている。そ
の結果、圧力調整弁38の図面で上方の制御側の制御圧が信号圧力導管40と、
切換弁58の接続部B,Tと、排出導管64と弁装置26の接続部Yとを介して
タンクT内へ排出される。その結果、圧力調整弁38の弁スプールはばねの作用
により圧力調整弁38の接続部AとPを接続せしめる位置へ予負荷される。
弁スプールの位置Gでは、一方では切換弁58の接続部PとBが、かつ他方で
は接続部AとTが互いに接続される。その場合、ピストン側のシリンダ室10内
の圧力が信号圧力導管62と、切換弁58の接続部P,Bと、信号圧力導管40
とを介して圧力調整弁38の制御側に案内され、その結果、その制御スプールが
ばね予負荷に抗して、接続部AとTを接続せしめる位置へもたらされる。この位
置では制御圧導管部分44内の圧力ひいては出力部28の制御側の圧力が圧力調
整弁38の接続部A,Tと、排出導管42,64と、接続部Yとを介してタンク
Tへ排出される。換言すれば、この切換位置では、出力部28の制御側の制御圧
が例えばばね66のような機械的な予負荷装置によってのみ規定される。
信号圧力導管62からは迂回導管68が分岐しており、この迂回導管は絞り3
6と圧力調整弁38との間で制御圧導管34内へ開口している。
迂回導管68内には絞り70とチェック弁72とが直列に配置されている。チ
ェック弁72により、制御圧導管34から迂回導管68を介して信号圧力導管6
2へ流れる流体の流れが阻止され、他面において、チェック弁72のばね予負荷
により予め設定された値を
圧力が上回った際の逆方向の流れが可能である。従って、この迂回導管68を介
してピストン側のシリンダ室10内の圧力が出力部28の起動制御のための制御
回路内へ供給される。
次に、機能の良好な理解のために、作動ピストン2の閉鎖過程、作業過程及び
戻し運動時の切換過程を説明する。
作動ピストンの降下(閉鎖過程)
作動ピストン2の降下のために、比例弁8のマグネットaが通電され、その結
果、比例弁8の弁スプールがその中立位置Nから位置Sへ摺動される。この位置
Sでは、すでに説明したように、比例弁8の接続部PとBが互いに接続され、他
面において、接続部AとTが遮断される。このことにより、ポンプ6からピスト
ン側のシリンダ室10内へ液圧流体が搬送され、その結果、ピストンが降下され
る。この降下はピストンロッド側のシリンダ室12内の対向保持圧に抗して行わ
れる。この対向保持圧は出力部28と弁装置26とを介して予め規定されている
。
その際、シリンダ室12内の圧力に対応する制御圧が弁装置26の接続部Xを
介して圧力調整弁38の接続部Pへ案内される。作動ピストン2のこの降下運動
時に、切換弁58のマグネットaも通電され、その結
果、この弁の弁スプールは、接続部PとBもしくはAとTを互いに接続せしめる
位置を占め、かつ、圧力調整弁38の制御側にはピストン側のシリンダ室10内
の圧力が印加される。しかしこの圧力は圧力調整弁38の弁スプールを、接続部
AとTを接続せしめる位置へもたらすにいまだ不十分であり、従って、圧力調整
弁38の接続部AとPは互いに接続されており、その結果、制御圧導管34と、
圧力調整弁38の接続部A,Pと、制御圧導管部分44と絞り46内の制御圧が
出力部28の制御側へ案内される。作動ピストン2の降下時の対向保持圧は対向
保持圧制限弁54により規定されており、その入口接続部Pは、対向保持圧が予
め設定された値を上回った際に、タンク接続部Tと、制御導管部分60と、切換
弁58の接続部A,Tと、接続部Yとを介してタンクTに接続可能である。
作業過程(ワークの切断)
スクラップシヤーの工具がワークWへ当接されると直ちに、ピストン側のシリ
ンダ室10内の圧力が著しく増大し、これにより、信号圧力導管40,62内の
制御圧も増大し、その結果、圧力調整弁38の弁スプールが図示の位置からばね
予負荷に抗して、接続部AとTを接続せしめる位置へもたらされ、かつ制御圧導
管部分44内の制御圧が排出導管42,64と接続部
Yとを介してタンクT内に排出される。このことにより、出力部28のばね予負
荷はばね66の作用だけにより規定され、その結果、このばね予負荷が比較的低
いために、対向保持圧導管30内の圧力は出力部28を介してタンクT内へ排出
され、対向保持圧がゼロにまで低下し、全シリンダ力がワークWの切断のために
使用される。
切断衝撃緩衝
ワークWの切断時に全シリンダ力が作動ピストン2へ作用し、従って、前述の
切断衝撃の阻止のために可能な限り迅速に対向圧が形成されなければならない。
ワークによりもたらされていた抵抗の衝撃的な消失により、ピストン側のシリ
ンダ室10内の圧力が低下し、このことにより、圧力調整弁38の制御側の制御
圧も低下し、圧力調整弁が再び図示の基本位置へ運動させられ、この位置では弁
スプールを介して接続部AとPが互いに接続され、その結果、すでに述べたよう
に、ピストンロッド側のシリンダ室12内の圧力が制御圧として又は対向保持圧
として出力部28の制御側に形成されることができる。しかし、この対向保持圧
の形成は有効な切断衝撃緩衝を保証するために極めて徐々に行われる。圧力形成
を加速するために、迂回導管68と絞り70とチェック弁72とを介してピスト
ン側のシリンダ室10内の比較的大きな圧力が制御圧導管34内に供給され、こ
の圧力が圧力調整弁38の接続部P,Aと、制御圧導管部分44と絞り46とを
介して接続部Z1、ひいては出力部28の制御側に案内され、このことにより、
対向保持圧導管30と接続導管32との間の接続を遮断するために、出力部28
の制御側に十分な圧力が極めて迅速に形成される。従って、ピストン側のシリン
ダ室10内の比較的高い圧力の作用により、出力部28が極めて迅速にその閉鎖
位置へもたらされ、その結果、ピストンロッド側のシリンダ室12内の対向圧を
極めて迅速に形成することができる。この手段により、切断衝撃が効果的に緩衝
され、その結果、ワークの切断時のスクラップシヤーの構成部分の損傷及び過負
荷が回避される。
作動ピストンの戻り運動
作動ピストン2の戻り運動のために、比例弁8の電磁石bが通電され、その結
果、比例弁の弁スプールが位置Hへもたらされる。この位置Hでは接続部AとP
もしくはBとTが互いに接続される。さらに、切換弁58の電磁石aが無通電状
態となり、その結果、その弁スプールがばね予負荷により図示の中立位置Nへも
たらされる。この中立位置Nでは接続部AとPが遮断され、他面において、接続
部BとTが互いに接続され
る。このことにより、圧力調整弁38の制御側がタンクTに接続され、その結果
、その制御スプールがばね予負荷だけにより、接続部PとAを接続せしめる位置
にとどめられる。
対向保持圧制限弁54の、タンク接続部Tから分岐した制御導管部分は切換弁
58により遮断されており、その結果、制御圧導管部分44内ひいては出力部2
8の制御側に、予め設定された圧力に比して高い圧力が設定されることができる
。この切換位置では出力部28の入口(導管部分30)の圧力と出力部28の制
御側の圧力とが同じであるため、出力部28はばね66の作用によりその閉鎖位
置に保持され、この閉鎖位置では、対向保持圧導管30と接続導管32とが遮断
される。
これにより、ポンプから接続部P,Aと戻し導管22とを介して液圧流体をピ
ストンロッド側のシリンダ室12内へ搬送することができ、その結果、作動ピス
トン2は図示の出発位置へ戻される。ピストン側のシリンダ室10から押しのけ
られた液圧流体は供給導管24と、比例弁8接続部B,Tと、タンク排出導管1
6とを介してタンクT内へ排出される。
勿論、図示の回路は、課せられた複雑な加工を遂行するために作動ピストンの
差動的な降下運動のための制御をも実現するように拡張することができる。
本発明方法によれば、第1に効果的な切断衝撃緩衝
が簡単にかつ制御プロックの基本的な変更なしに実現可能である。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ハインリッヒ ヴィルケンス
ドイツ連邦共和国 D−30916 イーゼル
ンハーゲン フュレンフェルトシュトラー
セ 10
(72)発明者 クラウス ビールマン
ドイツ連邦共和国 D−34277 フルダブ
リュック テラッセ 22
(72)発明者 ゲオルク ツェラー
ドイツ連邦共和国 D−43128 カッセル
カールスハーフェナーシュトラーセ 17
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.分断する工作機械、特にシヤー又は切断プレスのための液圧制御装置であ って、その作動シリンダが弁装置を介して起動制御可能であり、その結果、作業 過程、ワークへ向かう方向での閉鎖過程及びワークから離反する方向での戻り過 程のために作動ピストンに液圧流体が供給可能であり、液圧機構のタンクと作動 シリンダからの戻し導管との間の接続を開閉制御することにより、予め規定され た対向保持圧に抗する作動ピストンの閉鎖過程を制御するために対向保持圧用弁 装置が設けられている形式のものにおいて、作動ピストン(2)の作業過程にお けるワーク(W)の切断時の衝撃的な降下運動に抗して作用する緩衝圧を生ぜし めるための緩衝装置(26)が設けられていることを特徴とする、分断する工作 機械のための液圧制御装置。 2.緩衝装置が圧力制限用弁装置(26)を備えており、この圧力制限用弁装 置を介して、緩衝圧が最大値を上回った際に戻し導管(22)内の液圧流体がタ ンク(T)内へ排出可能であることを特徴とする請求項1記載の液圧制御装置。 3.対向保持圧の制限のために、圧力制限用弁装置(26)の制御側に、対向 保持圧用弁装置(54)を介して制限可能な制御圧が印加可能であり、かつ、緩 衝のために、この制御圧に比して大きい緩衝制御圧が この制御側に印加可能であることを特徴とする請求項2記載の液圧制御装置。 4.作動シリンダ(4)への供給導管(24)から分岐された緩衝制御圧が迂 回導管(68)を介して供給され、かつこの迂回導管内に流れ調整弁(70)、 有利にはノズルと、チェック弁(72)とが相前後して接続されていることを特 徴とする請求項3記載の液圧制御装置。 5.圧力制限用弁装置(26)の制御回路内に圧力調整弁(38)が接続され ており、この圧力調整弁を介して制御圧がタンク(T)内へ排出可能であり、か つその制御側が供給導管(24)に接続可能であることを特徴とする請求項2か ら4までのいずれか1項記載の液圧制御装置。 6.制御回路内には対向保持圧用弁装置(54)の下流に流れ調整弁(46) 、有利にはノズルが設けられていることを特徴とする請求項2から5までのいず れか1項記載の液圧制御装置。 7.制御圧を案内する制御導管(34)が、戻し導管(22)から分岐してお り、かつ分岐領域内に別の流れ調整弁(36)、有利にはノズルを備えているこ とを特徴とする請求項2から6までのいずれか1項記載の液圧制御装置。 8.迂回導管(68)が前記別の流れ調整弁(36)の下流で制御導管(34 )内へ開口していることを 特徴とする請求項7記載の液圧制御装置。 9.圧力制限用弁装置(26)が出力部(28)を備えており、この出力部が 制御圧及び又は緩衝制御圧とばね作用とによりその閉鎖位置へ予負荷されている ことを特徴とする請求項2から8までのいずれか1項記載の液圧制御装置。 10.制御回路内に最大圧制限弁(50)が設けられており、この最大圧制限弁 を介して制御回路内の圧力が最大値に制限されることを特徴とする請求項3から 9までのいずれか1項記載の液圧制御装置。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4420682A DE4420682A1 (de) | 1994-06-14 | 1994-06-14 | Hydrauliksteuerung für eine teilende Werkzeugmaschine |
DE4420682.8 | 1994-06-14 | ||
PCT/EP1995/002222 WO1995034399A1 (de) | 1994-06-14 | 1995-06-08 | Hydrauliksteuerung für eine teilende werkzeugmaschine |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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EP (1) | EP0765203B1 (ja) |
JP (1) | JPH10501182A (ja) |
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