JPH05177345A - 切断方法及び切断装置 - Google Patents
切断方法及び切断装置Info
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- JPH05177345A JPH05177345A JP32840391A JP32840391A JPH05177345A JP H05177345 A JPH05177345 A JP H05177345A JP 32840391 A JP32840391 A JP 32840391A JP 32840391 A JP32840391 A JP 32840391A JP H05177345 A JPH05177345 A JP H05177345A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 切断装置の切断領域に配置された複数の被切
断材がレールの敷設方向に離隔して配置されていても、
これ等の被切断材を同一の図形データによって切断し得
る切断方法と、この方法を実施する切断装置を提供す
る。 【構成】 レールに沿って走行可能なフレームにレール
と直交する方向に横行可能な複数の横行サドルを設け
る。横行サドルに切断トーチと被切断材の端面を検出す
る検出センサーを取り付ける。フレームをレールに沿っ
て走行させ、検出センサーによって被切断材の端面を順
に検出することで被切断材相互の離隔距離を検知する。
前記検知データに応じて切断トーチを変位させる。
断材がレールの敷設方向に離隔して配置されていても、
これ等の被切断材を同一の図形データによって切断し得
る切断方法と、この方法を実施する切断装置を提供す
る。 【構成】 レールに沿って走行可能なフレームにレール
と直交する方向に横行可能な複数の横行サドルを設け
る。横行サドルに切断トーチと被切断材の端面を検出す
る検出センサーを取り付ける。フレームをレールに沿っ
て走行させ、検出センサーによって被切断材の端面を順
に検出することで被切断材相互の離隔距離を検知する。
前記検知データに応じて切断トーチを変位させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切断装置の切断領域に複
数の被切断材を並列して配置し、これ等の被切断材を夫
々の被切断材に対応する切断トーチによって同時に切断
する切断方法と切断装置に関するものである。
数の被切断材を並列して配置し、これ等の被切断材を夫
々の被切断材に対応する切断トーチによって同時に切断
する切断方法と切断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガス切断トーチ或いはプラズ
マ切断トーチを搭載した数値制御方式の切断装置(NC
切断装置)を用いることで、鋼板やステンレス鋼板等の
被切断材から船殻部材や橋梁部材或いは機械の構成部材
を切断することが行われている。このようなNC切断装
置を用いて被切断材を切断する場合、切断領域に1枚の
被切断材を配置すると共に1本の切断トーチを用いるこ
とが多い。
マ切断トーチを搭載した数値制御方式の切断装置(NC
切断装置)を用いることで、鋼板やステンレス鋼板等の
被切断材から船殻部材や橋梁部材或いは機械の構成部材
を切断することが行われている。このようなNC切断装
置を用いて被切断材を切断する場合、切断領域に1枚の
被切断材を配置すると共に1本の切断トーチを用いるこ
とが多い。
【0003】一方、船殻部材や橋梁部材では幅寸法に対
し長さ寸法が長い部材があり、このような部材を複数枚
続けて切断することがある。この場合、1枚の被切断材
毎に切断するのでは切断装置の稼働率が低下することか
ら、複数枚の被切断材を切断領域に並列させると共に個
々の被切断材に対し夫々1本の切断トーチを対向させて
同時に複数の同一部材を切断することがある。この場
合、少なくとも複数の被切断材に於けるレールの敷設方
向と直交する方向の端面(幅方向の端面)が他の被切断
材の同方向の端面と略一致して配置されることが必要で
ある。通常、1枚の被切断材から図形を切断する場合、
被切断材の端縁に沿って一定幅のトリミング代を設け、
この内部に図形を配置するようにしている。従って、複
数の被切断材の幅方向の端面が他の被切断材の同方向の
端面に対しトリミング代以上離隔して配置された場合、
夫々の被切断材に対応する複数の切断トーチを同一の図
形データで駆動したときに、何れかの切断トーチが被切
断材の表面から外れ、所望の図形を切断し得ないことが
ある。このため、被切断材を天井走行クレーン等によっ
て搬送して切断装置の切断領域に配置すると共に大凡並
列させた後、これ等の被切断材の幅方向の端面を略一致
させる作業を作業員が梃棒等を用いて行っている。また
切断領域にコンベアが配置されている場合、このコンベ
ア上に被切断材を載置して搬送しつつオペレーターの感
覚で複数の被切断材の幅方向の端面を略一致させてい
る。
し長さ寸法が長い部材があり、このような部材を複数枚
続けて切断することがある。この場合、1枚の被切断材
毎に切断するのでは切断装置の稼働率が低下することか
ら、複数枚の被切断材を切断領域に並列させると共に個
々の被切断材に対し夫々1本の切断トーチを対向させて
同時に複数の同一部材を切断することがある。この場
合、少なくとも複数の被切断材に於けるレールの敷設方
向と直交する方向の端面(幅方向の端面)が他の被切断
材の同方向の端面と略一致して配置されることが必要で
ある。通常、1枚の被切断材から図形を切断する場合、
被切断材の端縁に沿って一定幅のトリミング代を設け、
この内部に図形を配置するようにしている。従って、複
数の被切断材の幅方向の端面が他の被切断材の同方向の
端面に対しトリミング代以上離隔して配置された場合、
夫々の被切断材に対応する複数の切断トーチを同一の図
形データで駆動したときに、何れかの切断トーチが被切
断材の表面から外れ、所望の図形を切断し得ないことが
ある。このため、被切断材を天井走行クレーン等によっ
て搬送して切断装置の切断領域に配置すると共に大凡並
列させた後、これ等の被切断材の幅方向の端面を略一致
させる作業を作業員が梃棒等を用いて行っている。また
切断領域にコンベアが配置されている場合、このコンベ
ア上に被切断材を載置して搬送しつつオペレーターの感
覚で複数の被切断材の幅方向の端面を略一致させてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、切断領域
に配置された複数の被切断材の幅方向の端面を一致させ
る作業を手作業によって行うのでは、作業員に重労働を
強いることとなり、且つ作業能率が悪い。更に、切断の
ための段取り時間が多くなって切断装置の稼働率が低下
する等の問題がある。またコンベアによって複数の被切
断材を搬送すると共にこの被切断材の幅方向の端面を既
に配置されている他の被切断材の同方向の端面と一致さ
せることは困難であり、仮に一致させ得たとしても、オ
ペレーターの個性が反映することが多く効率的ではない
等の問題がある。
に配置された複数の被切断材の幅方向の端面を一致させ
る作業を手作業によって行うのでは、作業員に重労働を
強いることとなり、且つ作業能率が悪い。更に、切断の
ための段取り時間が多くなって切断装置の稼働率が低下
する等の問題がある。またコンベアによって複数の被切
断材を搬送すると共にこの被切断材の幅方向の端面を既
に配置されている他の被切断材の同方向の端面と一致さ
せることは困難であり、仮に一致させ得たとしても、オ
ペレーターの個性が反映することが多く効率的ではない
等の問題がある。
【0005】本発明の目的は、切断領域に配置された複
数の被切断材の幅方向の端面が一致していない場合であ
っても、この状態でのズレを検出して補正することで切
断に対する段取り時間を低減させ、これにより稼働率を
向上させることが出来る切断方法と切断装置を提供する
ものである。
数の被切断材の幅方向の端面が一致していない場合であ
っても、この状態でのズレを検出して補正することで切
断に対する段取り時間を低減させ、これにより稼働率を
向上させることが出来る切断方法と切断装置を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る切断方法は、複数の切断トーチを搭載し
た切断装置により該切断装置の切断領域に配置された複
数の被切断材を同時に切断する切断方法であって、切断
装置をレールに沿って移動させて切断領域に配置された
複数の被切断材の幅方向の端面を検出してこれ等の被切
断材の切断装置の移動方向に対する離隔距離を検知し、
検知した被切断材の離隔距離に対応して切断トーチを切
断装置の移動方向と同一方向に変位させた後、被切断材
に対する切断を開始することを特徴とするものである。
に本発明に係る切断方法は、複数の切断トーチを搭載し
た切断装置により該切断装置の切断領域に配置された複
数の被切断材を同時に切断する切断方法であって、切断
装置をレールに沿って移動させて切断領域に配置された
複数の被切断材の幅方向の端面を検出してこれ等の被切
断材の切断装置の移動方向に対する離隔距離を検知し、
検知した被切断材の離隔距離に対応して切断トーチを切
断装置の移動方向と同一方向に変位させた後、被切断材
に対する切断を開始することを特徴とするものである。
【0007】また切断装置は、レールに沿って走行可能
に構成されたフレームと、前記フレームに搭載された複
数の切断トーチと、個々の切断トーチをレールの敷設方
向と平行な方向に変位させる変位手段と、前記切断トー
チをレールの敷設方向と直交する方向に移動させる移動
手段と、前記フレームに搭載され被切断材の幅方向の端
面を検出する複数の端面検出手段と、個々の端面検出手
段から発生する信号に応じて被切断材の位置を演算する
と共に演算結果に応じて変位手段を駆動する制御手段と
を有して構成されるものである。
に構成されたフレームと、前記フレームに搭載された複
数の切断トーチと、個々の切断トーチをレールの敷設方
向と平行な方向に変位させる変位手段と、前記切断トー
チをレールの敷設方向と直交する方向に移動させる移動
手段と、前記フレームに搭載され被切断材の幅方向の端
面を検出する複数の端面検出手段と、個々の端面検出手
段から発生する信号に応じて被切断材の位置を演算する
と共に演算結果に応じて変位手段を駆動する制御手段と
を有して構成されるものである。
【0008】
【作用】上記切断方法によれば、切断装置の切断領域に
配置された複数の被切断材の幅方向の端面が一致してい
ない場合であっても、これ等の被切断材を配置状態に維
持して切断を行うことが出来る。即ち、切断装置をレー
ルに沿って移動させ、この過程で切断領域に配置された
複数の被切断材の幅方向の端面を個々に検出すること
で、レールの敷設方向に対する被切断材相互の離隔距離
(位置ズレ)を検知することが出来る。そして検知した
離隔距離に応じて切断トーチをレールと同一方向に変位
させることで、これ等の切断トーチを被切断材の幅方向
の端面と実質的に同一位置に配置することが出来る。従
って、被切断材に対応する複数の切断トーチを同一の図
形データにより駆動することで、夫々の被切断材から同
一の図形を切断することが出来る。
配置された複数の被切断材の幅方向の端面が一致してい
ない場合であっても、これ等の被切断材を配置状態に維
持して切断を行うことが出来る。即ち、切断装置をレー
ルに沿って移動させ、この過程で切断領域に配置された
複数の被切断材の幅方向の端面を個々に検出すること
で、レールの敷設方向に対する被切断材相互の離隔距離
(位置ズレ)を検知することが出来る。そして検知した
離隔距離に応じて切断トーチをレールと同一方向に変位
させることで、これ等の切断トーチを被切断材の幅方向
の端面と実質的に同一位置に配置することが出来る。従
って、被切断材に対応する複数の切断トーチを同一の図
形データにより駆動することで、夫々の被切断材から同
一の図形を切断することが出来る。
【0009】上記切断装置によれば、上記切断方法を合
理的に実施して被切断材に対する切断を行うことが出来
る。
理的に実施して被切断材に対する切断を行うことが出来
る。
【0010】
【実施例】以下上記切断方法と切断装置について図を用
いて説明する。図1は切断方法の原理を説明する図、図
2は切断装置の斜視図、図3は切断トーチを取り付けた
横行サドルの側面図である。本発明の切断方法は、図1
に示すように切断装置10の切断領域1に複数の被切断材
2,3がレール11の敷設方向に対し距離dのズレを持っ
た配置されている場合、被切断材2又は3を移動させて
これ等の被切断材2,3の幅方向の端面を一致させるこ
となく、即ち、相互の被切断材2,3が距離dのズレを
持った状態のままで、これ等の被切断材2,3を同時に
切断することを可能としたものである。また切断装置は
前記方法を合理的に実施し得るように構成したものであ
る。
いて説明する。図1は切断方法の原理を説明する図、図
2は切断装置の斜視図、図3は切断トーチを取り付けた
横行サドルの側面図である。本発明の切断方法は、図1
に示すように切断装置10の切断領域1に複数の被切断材
2,3がレール11の敷設方向に対し距離dのズレを持っ
た配置されている場合、被切断材2又は3を移動させて
これ等の被切断材2,3の幅方向の端面を一致させるこ
となく、即ち、相互の被切断材2,3が距離dのズレを
持った状態のままで、これ等の被切断材2,3を同時に
切断することを可能としたものである。また切断装置は
前記方法を合理的に実施し得るように構成したものであ
る。
【0011】先ず切断装置の構成について説明し、合わ
せて切断方法について説明する。図2,図3に於いて、
切断装置10はx方向に沿って敷設されたレール11に載置
され、該レール11上を走行可能に構成されている。切断
装置10のフレームは走行サドル12a,レール11の敷設方
向と直交する方向(y方向)に配設されたクロスガーダ
ー12bからなる門型に構成されており、走行サドル12a
に走行用のモーター13が取り付けられている。またクロ
スガーダー12bには一対の横行レール12cが固着されて
いる。モーター13は図示しない制御装置からの信号によ
って駆動され、切断装置10をx方向に移動させる。この
モーター13は回転角度を検出し得るパルスモーター等の
モーターを用いている。
せて切断方法について説明する。図2,図3に於いて、
切断装置10はx方向に沿って敷設されたレール11に載置
され、該レール11上を走行可能に構成されている。切断
装置10のフレームは走行サドル12a,レール11の敷設方
向と直交する方向(y方向)に配設されたクロスガーダ
ー12bからなる門型に構成されており、走行サドル12a
に走行用のモーター13が取り付けられている。またクロ
スガーダー12bには一対の横行レール12cが固着されて
いる。モーター13は図示しない制御装置からの信号によ
って駆動され、切断装置10をx方向に移動させる。この
モーター13は回転角度を検出し得るパルスモーター等の
モーターを用いている。
【0012】切断装置10には予め設定された同時に切断
すべき被切断材の数に等しい数の切断トーチ14が搭載さ
れている。本実施例では、図1に示すように同時に2枚
の被切断材2,3に対する切断が可能なように2本の切
断トーチ14(14a,14b)が設けられている。切断トー
チ14としては、ガス切断トーチ或いはプラズマ切断トー
チ等の切断トーチが被切断材の材質や板厚、或いは要求
される切断速度等の条件に応じて選択的に使用される。
切断トーチ14は夫々横行サドル15(15a,15b)に取り
付けられている。
すべき被切断材の数に等しい数の切断トーチ14が搭載さ
れている。本実施例では、図1に示すように同時に2枚
の被切断材2,3に対する切断が可能なように2本の切
断トーチ14(14a,14b)が設けられている。切断トー
チ14としては、ガス切断トーチ或いはプラズマ切断トー
チ等の切断トーチが被切断材の材質や板厚、或いは要求
される切断速度等の条件に応じて選択的に使用される。
切断トーチ14は夫々横行サドル15(15a,15b)に取り
付けられている。
【0013】横行サドル15はクロスガーダー12bに固着
された横行レール12cに載置されており、横行用のモー
ター16を駆動することで横行レール12cに沿ってy方向
に横行可能に構成されている。横行サドル15には切断ト
ーチ14を昇降させる昇降装置17が設けられている。この
昇降装置17は昇降用のモーター17aと、モーター17aの
駆動によって回転するネジ部材17bと、ネジ部材17bの
先端に取り付けられた昇降ブロック17cとによって構成
されている。
された横行レール12cに載置されており、横行用のモー
ター16を駆動することで横行レール12cに沿ってy方向
に横行可能に構成されている。横行サドル15には切断ト
ーチ14を昇降させる昇降装置17が設けられている。この
昇降装置17は昇降用のモーター17aと、モーター17aの
駆動によって回転するネジ部材17bと、ネジ部材17bの
先端に取り付けられた昇降ブロック17cとによって構成
されている。
【0014】昇降装置17の昇降ブロック17cに切断トー
チ14を下方に取り付けると共に該切断トーチ14を旋回さ
せる旋回ブロック18が変位装置19を介して取り付けられ
ている。旋回ブロック18は切断トーチ14が複数のトーチ
からなる開先切断用に構成されたものであるとき、該ト
ーチの進行方向を常に切断すべき曲線の接線方向に向か
わせるように旋回させるものである。
チ14を下方に取り付けると共に該切断トーチ14を旋回さ
せる旋回ブロック18が変位装置19を介して取り付けられ
ている。旋回ブロック18は切断トーチ14が複数のトーチ
からなる開先切断用に構成されたものであるとき、該ト
ーチの進行方向を常に切断すべき曲線の接線方向に向か
わせるように旋回させるものである。
【0015】変位装置19は旋回ブロック18を昇降ブロッ
ク17cに対し前後方向(x方向)に変位させるものであ
り、パルスモーター等のモーター19aと、ガイドレール
19bと、昇降ブロック17c及び旋回ブロック18の内部に
設けられたネジ部材とによって構成されている。従っ
て、モーター19aを駆動することでネジ部材を回転させ
ると、この回転に伴って旋回ブロック18をx方向に移動
させることが可能である。即ち、切断トーチ14を切断装
置10のフレームに対しx方向に移動させることが可能と
なる。本実施例に於いて、旋回ブロック18がx方向に移
動し得る距離は約 100mmに設定されている。
ク17cに対し前後方向(x方向)に変位させるものであ
り、パルスモーター等のモーター19aと、ガイドレール
19bと、昇降ブロック17c及び旋回ブロック18の内部に
設けられたネジ部材とによって構成されている。従っ
て、モーター19aを駆動することでネジ部材を回転させ
ると、この回転に伴って旋回ブロック18をx方向に移動
させることが可能である。即ち、切断トーチ14を切断装
置10のフレームに対しx方向に移動させることが可能と
なる。本実施例に於いて、旋回ブロック18がx方向に移
動し得る距離は約 100mmに設定されている。
【0016】夫々の旋回ブロック18には被切断材の端面
を検出する検出センサー20(20a,20b)が取り付けら
れている。この検出センサー20は切断トーチ14に対しx
方向に一定距離離隔した位置に固定されている。検出セ
ンサー20としては、光電センサー等の非接触型センサー
或いはマイクロスイッチ等の接触型センサーを用いるこ
とが可能である。本実施例では、圧縮空気を噴射して背
圧の変化により端面を検出するように構成した所謂エア
センサーを用いている。
を検出する検出センサー20(20a,20b)が取り付けら
れている。この検出センサー20は切断トーチ14に対しx
方向に一定距離離隔した位置に固定されている。検出セ
ンサー20としては、光電センサー等の非接触型センサー
或いはマイクロスイッチ等の接触型センサーを用いるこ
とが可能である。本実施例では、圧縮空気を噴射して背
圧の変化により端面を検出するように構成した所謂エア
センサーを用いている。
【0017】制御盤21には、切断装置10に取り付けたモ
ーター類の駆動,検出センサーとの信号の授受,切断ト
ーチ14の駆動等を行う制御装置が内蔵され、また図形情
報や被切断材の板厚等の情報を入力する入力装置21a、
切断装置10の作動状況を表示すると共に入力情報を表示
するディスプレイ21bが夫々設けられている。
ーター類の駆動,検出センサーとの信号の授受,切断ト
ーチ14の駆動等を行う制御装置が内蔵され、また図形情
報や被切断材の板厚等の情報を入力する入力装置21a、
切断装置10の作動状況を表示すると共に入力情報を表示
するディスプレイ21bが夫々設けられている。
【0018】次に上記の如く構成された切断装置10によ
り図1に示すように配置された被切断材に対する切断方
法について説明する。図に於いて、切断装置10に搭載し
た切断トーチ14の可動範囲である切断領域1には2枚の
被切断材2,3が配置されている。これ等の被切断材
2,3は夫々平行に配置され、且つx方向に距離d離隔
して配置されている。被切断材2,3を上記の如く配置
した状態で切断装置10に設けた横行サドル15a,15bを
夫々被切断材2,3と対向させ、且つ検出センサー20
a,20bが被切断材2,3の表面から外れる位置まで切
断装置10を移動させる。
り図1に示すように配置された被切断材に対する切断方
法について説明する。図に於いて、切断装置10に搭載し
た切断トーチ14の可動範囲である切断領域1には2枚の
被切断材2,3が配置されている。これ等の被切断材
2,3は夫々平行に配置され、且つx方向に距離d離隔
して配置されている。被切断材2,3を上記の如く配置
した状態で切断装置10に設けた横行サドル15a,15bを
夫々被切断材2,3と対向させ、且つ検出センサー20
a,20bが被切断材2,3の表面から外れる位置まで切
断装置10を移動させる。
【0019】次に、検出センサー20a,20bを作動させ
つつ切断装置10を被切断材2,3と接近するようにx方
向に移動させる。検出センサー20aが被切断材2の幅方
向の端面2aに到達すると、該センサー20aから被切断
材2の端面2aを検出した旨の信号が発生して制御装置
に伝達される。このとき、検出センサー20bから被切断
材3の端面3aを検出した旨の信号は発生していないた
め、切断装置10は引続き同方向への移動を継続する。検
出センサー20aから被切断材2の端面2aを検出した旨
の信号が発生すると、制御装置では前記信号を受信した
時点から切断装置10の走行用のモーター13の回転角度を
カウントして切断装置10の走行距離を演算する。
つつ切断装置10を被切断材2,3と接近するようにx方
向に移動させる。検出センサー20aが被切断材2の幅方
向の端面2aに到達すると、該センサー20aから被切断
材2の端面2aを検出した旨の信号が発生して制御装置
に伝達される。このとき、検出センサー20bから被切断
材3の端面3aを検出した旨の信号は発生していないた
め、切断装置10は引続き同方向への移動を継続する。検
出センサー20aから被切断材2の端面2aを検出した旨
の信号が発生すると、制御装置では前記信号を受信した
時点から切断装置10の走行用のモーター13の回転角度を
カウントして切断装置10の走行距離を演算する。
【0020】切断装置10の移動に伴って、検出センサー
20bが被切断材3の端面3aに到達すると、該センサー
20bから被切断材3の端面3aを検出した旨の信号が発
生して制御装置に伝達される。制御装置では、検出セン
サー20bから被切断材3の端面3aを検出した旨の信号
を受信すると同時に、検出センサー20aの信号発生時点
から検出センサー20bの信号発生時点までのモーター13
の総回転角度、即ち、切断装置10の走行距離を演算す
る。従って、演算された切断装置10の走行距離は被切断
材2,3の離隔距離dと等しい値となる。即ち、上記操
作によって被切断材2,3の離隔距離dを検出すること
が可能である。
20bが被切断材3の端面3aに到達すると、該センサー
20bから被切断材3の端面3aを検出した旨の信号が発
生して制御装置に伝達される。制御装置では、検出セン
サー20bから被切断材3の端面3aを検出した旨の信号
を受信すると同時に、検出センサー20aの信号発生時点
から検出センサー20bの信号発生時点までのモーター13
の総回転角度、即ち、切断装置10の走行距離を演算す
る。従って、演算された切断装置10の走行距離は被切断
材2,3の離隔距離dと等しい値となる。即ち、上記操
作によって被切断材2,3の離隔距離dを検出すること
が可能である。
【0021】次に、上記の如くして検出した被切断材
2,3の離隔距離dに応じて何れか一方の切断トーチ14
を変位させる。切断トーチ14を変位させるには、変位装
置19のモーター19aを距離dに対応して回転させること
で行われる。即ち、検出センサー20aの信号発生時点か
ら検出センサー20bの信号発生時点までのモーター13の
総回転角度を演算し、このときのデータをモーター19a
に対する駆動信号に変換して該モーター19aに伝達する
と、モーター19aが回転して旋回ブロック18及び該ブロ
ック18に取り付けた切断トーチ14a又は14b,検出セン
サー20a又は20bをx方向に距離dだけ移動させること
が可能である。本実施例では横行サドル15bに設けた切
断トーチ14b及び検出センサー20bを距離d移動させて
いる。
2,3の離隔距離dに応じて何れか一方の切断トーチ14
を変位させる。切断トーチ14を変位させるには、変位装
置19のモーター19aを距離dに対応して回転させること
で行われる。即ち、検出センサー20aの信号発生時点か
ら検出センサー20bの信号発生時点までのモーター13の
総回転角度を演算し、このときのデータをモーター19a
に対する駆動信号に変換して該モーター19aに伝達する
と、モーター19aが回転して旋回ブロック18及び該ブロ
ック18に取り付けた切断トーチ14a又は14b,検出セン
サー20a又は20bをx方向に距離dだけ移動させること
が可能である。本実施例では横行サドル15bに設けた切
断トーチ14b及び検出センサー20bを距離d移動させて
いる。
【0022】上記切断方法を採用することによって切断
領域1に配置された被切断材2,3がx方向に距離d離
隔している場合、この配置状態を維持して切断すること
が可能である。
領域1に配置された被切断材2,3がx方向に距離d離
隔している場合、この配置状態を維持して切断すること
が可能である。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
切断方法によれば、切断装置の切断領域に配置された複
数の被切断材の幅方向の端面がレールの敷設方向に離隔
している場合であっても、被切断材の離隔距離に応じて
切断装置に搭載された切断トーチを変位させることで、
見掛け上複数の被切断材の幅方向の端面を一致させるこ
とが出来る。このため、個々の被切断材に対応する複数
の切断トーチを同一の図形データにより駆動すること
で、夫々の被切断材から同一の図形を切断することが出
来る。
切断方法によれば、切断装置の切断領域に配置された複
数の被切断材の幅方向の端面がレールの敷設方向に離隔
している場合であっても、被切断材の離隔距離に応じて
切断装置に搭載された切断トーチを変位させることで、
見掛け上複数の被切断材の幅方向の端面を一致させるこ
とが出来る。このため、個々の被切断材に対応する複数
の切断トーチを同一の図形データにより駆動すること
で、夫々の被切断材から同一の図形を切断することが出
来る。
【0024】本発明に係る切断装置によれば、レールの
敷設方向に離隔して配置された複数の被切断材に対し合
理的に切断を実施することが出来る等の特徴を有するも
のである。
敷設方向に離隔して配置された複数の被切断材に対し合
理的に切断を実施することが出来る等の特徴を有するも
のである。
【図1】切断方法の原理を説明する図である。
【図2】切断装置の斜視図である。
【図3】切断トーチを取り付けた横行サドルの側面図で
ある。
ある。
1は切断領域、2,3は被切断材、10は切断装置、11は
レール、12aは走行サドル、12bはクロスガーダー、13
は走行用のモーター、14,14a,14bは切断トーチ、1
5,15a,15bは横行サドル、16は横行用のモーター、1
7は昇降装置、17cは昇降ブロック、18は旋回ブロッ
ク、19は変位装置、19aはモーター、19bはガイド、2
0,20a,20bは検出センサー、21は制御盤、21aは入
力装置、21bはディスプレイである。
レール、12aは走行サドル、12bはクロスガーダー、13
は走行用のモーター、14,14a,14bは切断トーチ、1
5,15a,15bは横行サドル、16は横行用のモーター、1
7は昇降装置、17cは昇降ブロック、18は旋回ブロッ
ク、19は変位装置、19aはモーター、19bはガイド、2
0,20a,20bは検出センサー、21は制御盤、21aは入
力装置、21bはディスプレイである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 義博 東京都江戸川区西小岩3−35−16 小池酸 素工業株式会社内 (72)発明者 大木 雄二 東京都江戸川区西小岩3−35−16 小池酸 素工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の切断トーチを搭載した切断装置に
より該切断装置の切断領域に配置された複数の被切断材
を同時に切断する切断方法であって、切断装置をレール
に沿って移動させて切断領域に配置された複数の被切断
材の幅方向の端面を検出してこれ等の被切断材の切断装
置の移動方向に対する離隔距離を検知し、検知した被切
断材の離隔距離に対応して切断トーチを切断装置の移動
方向と同一方向に変位させた後、被切断材に対する切断
を開始することを特徴とした切断方法。 - 【請求項2】 レールに沿って走行可能に構成されたフ
レームと、前記フレームに搭載された複数の切断トーチ
と、個々の切断トーチをレールの敷設方向と平行な方向
に変位させる変位手段と、前記切断トーチをレールの敷
設方向と直交する方向に移動させる移動手段と、前記フ
レームに搭載され被切断材の幅方向の端面を検出する複
数の端面検出手段と、個々の端面検出手段から発生する
信号に応じて被切断材の位置を演算すると共に演算結果
に応じて変位手段を駆動する制御手段とを有することを
特徴とした切断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32840391A JPH05177345A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 切断方法及び切断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32840391A JPH05177345A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 切断方法及び切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05177345A true JPH05177345A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18209871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32840391A Pending JPH05177345A (ja) | 1991-11-18 | 1991-11-18 | 切断方法及び切断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05177345A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100705678B1 (ko) * | 2001-05-03 | 2007-04-09 | 주식회사 포스코 | 슬라브 절단용 버너의 노즐 정렬장치 및 방법 |
KR20180042676A (ko) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 주식회사 포스코 | 절단장치 |
KR20190076591A (ko) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 주식회사 포스코 | 절단 장치 및 절단 방법 |
CN114160913A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-03-11 | 中船澄西船舶修造有限公司 | 门机回转支承盘导轨修割装置 |
CN114473067A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-05-13 | 中船黄埔文冲船舶有限公司 | 一种分段船体用船体分段对接缝切割装置 |
-
1991
- 1991-11-18 JP JP32840391A patent/JPH05177345A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100705678B1 (ko) * | 2001-05-03 | 2007-04-09 | 주식회사 포스코 | 슬라브 절단용 버너의 노즐 정렬장치 및 방법 |
KR20180042676A (ko) * | 2016-10-18 | 2018-04-26 | 주식회사 포스코 | 절단장치 |
KR20190076591A (ko) * | 2017-12-22 | 2019-07-02 | 주식회사 포스코 | 절단 장치 및 절단 방법 |
CN114160913A (zh) * | 2021-11-02 | 2022-03-11 | 中船澄西船舶修造有限公司 | 门机回转支承盘导轨修割装置 |
CN114473067A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-05-13 | 中船黄埔文冲船舶有限公司 | 一种分段船体用船体分段对接缝切割装置 |
CN114473067B (zh) * | 2022-03-14 | 2024-07-23 | 中船黄埔文冲船舶有限公司 | 一种分段船体用船体分段对接缝切割装置 |
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