JPH05177068A - 防水性を必要とする縫製品の縫製方法 - Google Patents
防水性を必要とする縫製品の縫製方法Info
- Publication number
- JPH05177068A JPH05177068A JP36047591A JP36047591A JPH05177068A JP H05177068 A JPH05177068 A JP H05177068A JP 36047591 A JP36047591 A JP 36047591A JP 36047591 A JP36047591 A JP 36047591A JP H05177068 A JPH05177068 A JP H05177068A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thread
- sewing
- waterproofness
- impregnated
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2401/00—Physical properties
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シームテープを使わないで防水性を得ること
のできる、防水性を必要とする縫製品の縫製方法を提供
することを目的とする。 【構成】 下糸・上糸の一方の糸に硬化液を含浸させ、
他方の糸に防水液を含浸させ、これ等下糸・上糸を以て
ミシン縫いを行い、針穴の中で上記二液の化学反応を起
させるようにしたものである。
のできる、防水性を必要とする縫製品の縫製方法を提供
することを目的とする。 【構成】 下糸・上糸の一方の糸に硬化液を含浸させ、
他方の糸に防水液を含浸させ、これ等下糸・上糸を以て
ミシン縫いを行い、針穴の中で上記二液の化学反応を起
させるようにしたものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、戸外で使用する縫製
品、例えばリュックサック、レインコート、ウインドブ
レーカー等防水性を必要とする縫製品の縫製方法に関す
る。
品、例えばリュックサック、レインコート、ウインドブ
レーカー等防水性を必要とする縫製品の縫製方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、防水性を要求される商品には、本
縫い終了後に、片面に糊１を塗布したテープ２を熱圧着
し、縫い目を防ぐシーム処理を施していた。（図４参
照） このシーム処理法には次のような欠陥がある。すなわ
ち、 専用のシームテープを必要とする。 テープ熱圧着専用の機械を必要とする。 ある程度の修得技術を要する。 作業工程が増え、その結果、製品コストが上る。 熱圧着のため素材が熱に弱いものや、糊の接着性の
悪いものには不向きである。
縫い終了後に、片面に糊１を塗布したテープ２を熱圧着
し、縫い目を防ぐシーム処理を施していた。（図４参
照） このシーム処理法には次のような欠陥がある。すなわ
ち、 専用のシームテープを必要とする。 テープ熱圧着専用の機械を必要とする。 ある程度の修得技術を要する。 作業工程が増え、その結果、製品コストが上る。 熱圧着のため素材が熱に弱いものや、糊の接着性の
悪いものには不向きである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記したよう
な欠陥のない新規の、防水性を必要とする縫製品の縫製
方法を提供することを目的とするものである。
な欠陥のない新規の、防水性を必要とする縫製品の縫製
方法を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係わる防水性を必要とする縫製品の縫製方法
は、下糸・上糸の一方の糸に硬化液を含浸させ、他方の
糸に防水液を含浸させ、これ等下糸・上糸を以てミシン
縫いを行い、針穴の中で上記二液の化学反応を起させる
ようにしたものである。
に本発明に係わる防水性を必要とする縫製品の縫製方法
は、下糸・上糸の一方の糸に硬化液を含浸させ、他方の
糸に防水液を含浸させ、これ等下糸・上糸を以てミシン
縫いを行い、針穴の中で上記二液の化学反応を起させる
ようにしたものである。
【０００５】
【作用】本発明は上記のような構成であるので、硬化液
と防水液とが針穴の中で硬化して針穴を塞ぐものであ
る。
と防水液とが針穴の中で硬化して針穴を塞ぐものであ
る。
【０００６】
【発明の効果】本発明に係わる防水性を必要とする縫製
品の縫製方法は、上記作用において述べたように硬化液
と防水液との硬化によって針穴を塞いで防水をなすもの
であって、防水性をもつ縫製品の簡易な製造を可能とす
る著効を奏するものであり、しかもテープ２を用いずに
できるものであり、また同テープ２を処理する機械もい
らなく普通のミシンで実施することも可能であり、更に
熱に弱い素材や糊の接着性の悪い素材でも防水性のある
縫製ができるものである。
品の縫製方法は、上記作用において述べたように硬化液
と防水液との硬化によって針穴を塞いで防水をなすもの
であって、防水性をもつ縫製品の簡易な製造を可能とす
る著効を奏するものであり、しかもテープ２を用いずに
できるものであり、また同テープ２を処理する機械もい
らなく普通のミシンで実施することも可能であり、更に
熱に弱い素材や糊の接着性の悪い素材でも防水性のある
縫製ができるものである。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図面に依拠して説明する。
先ず、下糸４をボビン３に巻き取る際に下糸４を硬化液
６のタンク７内に通過させて下糸４に硬化液６を含浸さ
せる。また、上糸５はミシン８が縫い作業をする直前に
同ミシン８の上に装備した防水液９、タンク１０を通過
させ、この上糸５に防水液９を含浸させる。然るのち、
下糸４のボビン３をミシン８に装填し、当該下糸４およ
び上記上糸５を縫い始め前の準備に整え、この整え状態
でミシン縫い工程を行う。斯くして、布１１、１２を縫
い終ると上糸５と下糸４がからみ合い、糸同士の接触部
およびその周辺が二液の結合により化学反応を起して針
穴１３を防ぐことになる。
先ず、下糸４をボビン３に巻き取る際に下糸４を硬化液
６のタンク７内に通過させて下糸４に硬化液６を含浸さ
せる。また、上糸５はミシン８が縫い作業をする直前に
同ミシン８の上に装備した防水液９、タンク１０を通過
させ、この上糸５に防水液９を含浸させる。然るのち、
下糸４のボビン３をミシン８に装填し、当該下糸４およ
び上記上糸５を縫い始め前の準備に整え、この整え状態
でミシン縫い工程を行う。斯くして、布１１、１２を縫
い終ると上糸５と下糸４がからみ合い、糸同士の接触部
およびその周辺が二液の結合により化学反応を起して針
穴１３を防ぐことになる。
【図１】本発明の実施例を示すものであって下糸に硬化
液を含浸させる工程の概略図である。
液を含浸させる工程の概略図である。
【図２】本発明の実施に用いるミシンの側面図である。
【図３】縫製部分の断面図である。
【図４】従来例を示す要部の分解斜視図である。
１ 糊 ２ テープ ３ ボビン ４ 下糸 ５ 上糸 ６ 硬化液 ７ タンク ８ ミシン ９ 防水液 １０ タンク １１ 布 １２ 布 １３ 針穴
Claims (1)
- 【請求項１】 下糸・上糸の一方の糸に硬化液を含浸さ
せ、他方の糸に防水液を含浸させ、これ等下糸・上糸を
以てミシン縫いを行い、針穴の中で上記二液の化学反応
を起させることを特徴とする防水性を必要とする縫製品
の縫製方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36047591A JPH05177068A (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 防水性を必要とする縫製品の縫製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36047591A JPH05177068A (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 防水性を必要とする縫製品の縫製方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05177068A true JPH05177068A (ja) | 1993-07-20 |
Family
ID=18469567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36047591A Pending JPH05177068A (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | 防水性を必要とする縫製品の縫製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05177068A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996000810A1 (de) * | 1994-06-30 | 1996-01-11 | Gerd Ebert | Verfahren zum verbinden von gebilden sowie nähmaschinennadel und nähfaden zu seiner durchführung |
| GB2346624A (en) * | 1999-02-11 | 2000-08-16 | Hyperlast Ltd | Waterproofing of stitched articles |
| GB2470967A (en) * | 2009-06-12 | 2010-12-15 | Ventura Pacific Corp Pte Ltd | System and method to seam seal textile products |
| WO2010144060A1 (en) * | 2009-06-12 | 2010-12-16 | Ventura Pacific Corporation Pte Ltd | System and method to seam seal textile products |
| US20180207843A1 (en) * | 2015-07-29 | 2018-07-26 | Zeon Corporation | Method for producing laminate |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4522703Y1 (ja) * | 1967-01-27 | 1970-09-08 |
-
1991
- 1991-12-28 JP JP36047591A patent/JPH05177068A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4522703Y1 (ja) * | 1967-01-27 | 1970-09-08 |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1996000810A1 (de) * | 1994-06-30 | 1996-01-11 | Gerd Ebert | Verfahren zum verbinden von gebilden sowie nähmaschinennadel und nähfaden zu seiner durchführung |
| GB2346624A (en) * | 1999-02-11 | 2000-08-16 | Hyperlast Ltd | Waterproofing of stitched articles |
| GB2346624B (en) * | 1999-02-11 | 2003-07-09 | Hyperlast Ltd | Waterproofing of stitched articles |
| GB2470967A (en) * | 2009-06-12 | 2010-12-15 | Ventura Pacific Corp Pte Ltd | System and method to seam seal textile products |
| WO2010144060A1 (en) * | 2009-06-12 | 2010-12-16 | Ventura Pacific Corporation Pte Ltd | System and method to seam seal textile products |
| US20180207843A1 (en) * | 2015-07-29 | 2018-07-26 | Zeon Corporation | Method for producing laminate |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0143066B2 (ja) | ||
| GB2146578A (en) | A method for making a seam | |
| JPH05177068A (ja) | 防水性を必要とする縫製品の縫製方法 | |
| GB1379633A (en) | Protective clothing and to methods for making the same | |
| GB641576A (en) | Improvements in or relating to the seaming of plastic-coated fabrics | |
| DE3863151D1 (de) | Verbindung von stoffen. | |
| US20020182956A1 (en) | Quilting method and system | |
| GB1285540A (en) | Joining tyre cord ends | |
| JPS6119803A (ja) | 乗り物用防水シート | |
| KR0127469Y1 (ko) | 비닐하우스용 보온덮개 | |
| JPS6464839A (en) | Manufacture of fibrous material, enveloping insulating material and having water-proofing property and the like | |
| CA1231273A (en) | Method for making a seam | |
| EP3404134B1 (en) | Process for forming a seam construction on a substrate | |
| JPH07327782A (ja) | 吊り布 | |
| JPS6418414A (en) | Production of filter material | |
| CN213503868U (zh) | 一种多段式可折叠粘扣带 | |
| GB617039A (en) | An improved process and apparatus for uniting a plurality of fabric layers | |
| JPH01257691A (ja) | 複合材製桁部 | |
| JPH0312194A (ja) | ニット生地の縫製方法とニット生地縫製用ミシン | |
| JPS6079527U (ja) | 生石灰による乾燥剤 | |
| JP3007537B2 (ja) | 刺繍用の裏敷材 | |
| JPS598574Y2 (ja) | 履物の甲材 | |
| JPS6211993Y2 (ja) | ||
| JPH1057142A (ja) | 化粧用塗布具の製造方法及び化粧用塗布具 | |
| JPS6263007U (ja) |