JPH0517694U - オルゴ−ルのパツケ−ジ構造 - Google Patents

オルゴ−ルのパツケ−ジ構造

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JPH0517694U
JPH0517694U JP7339391U JP7339391U JPH0517694U JP H0517694 U JPH0517694 U JP H0517694U JP 7339391 U JP7339391 U JP 7339391U JP 7339391 U JP7339391 U JP 7339391U JP H0517694 U JPH0517694 U JP H0517694U
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田 洋 一 金
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アルミ材よりなるオルゴ−ルケ−スに付き易
い傷を防止し、商品の高級感が保持出来ること。 【構成】 パッケ−ジケ−ス1は透明な合成樹脂板でロ
字形になるようにa部が接着固定され、一側開口側に蓋
部1aと舌片1b、1cが形成されると共に他側に蓋部1dと舌
片が形成されている。パッケ−ジケ−ス1の大きさは金
属製オルゴ−ルケ−スAが収容出来ると共に、スペ−サ
−板Bが収容出来る大きさに形成されている。パッケ−
ジケ−ス1の上面には2つの開孔1e、1fが穿設されてい
る。開孔1eは金属製オルゴ−ルケ−スAから突出した巻
き鍵10が貫通可能な内径に形成され、開孔1fは金属製オ
ルゴ−ルケ−スAから突出した停止摘み11が貫通可能な
内径に形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、金属製ケ−スにオルゴ−ルム−ブメントを装着すると共に、このケ −スをパッケ−ジケ−スに入れたオルゴ−ルのパッケ−ジ構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来単体のオルゴ−ルム−ブメントは、宝石箱を製造しているセットメ−カ− に販売されて、オルゴ−ルム−ブメントが装着された宝石箱をお客が購入する形 式となっており、お客が曲目を選択することはできなかった。 しかし、お客のニ−ズに応えて紙ケ−ス等の簡略包装で店頭で販売すると、お 客が曲目の鳴奏状態を確認するためにオルゴ−ルム−ブメントに手の指で触れる と腐食の原因になったり、ドラムに触れて逆方向に無理に回転させることがある と、振動弁が破損する等が発生する危険性がある。 又、お客がオルゴ−ルム−ブメントを宝石箱等に簡単に装着出来ない欠点があ った。更に紙ケ−ス入りの単体のオルゴ−ルム−ブメントでは商品の高級感が乏 しい欠点があった。 本出願人は前記欠点を改善するためにアルミ材よりなるオルゴ−ルケ−スにオ ルゴ−ルム−ブメントを装着する提案を別に行ったが、アルミ材よりなるオルゴ −ルケ−スでは店頭や搬送中に傷付き易く、商品の高級感を損なう欠点があった 。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、アルミ材よりなるオルゴ−ルケ−スでは店頭や搬 送中に傷付き易いことである。 本考案の目的は、アルミ材よりなるオルゴ−ルケ−スに付き易い傷を防止し、 商品の高級感が保持出来るオルゴ−ルのパッケ−ジ構造を提案することである。
【0004】
【問題を解決するための手段】 本考案は、巻き鍵と停止摘みとを上部に突出させてオルゴ−ルム−ブメントを 装着した金属製オルゴ−ルケ−スと、該ケ−スから突出した巻き鍵と停止摘みの 長さと略同程度の厚さのスペ−サ−板と、前記金属製オルゴ−ルケ−スとスペ− サ−板を重ねて収容できるパッケ−ジケ−スとを設け、該パッケ−ジケ−スの前 記巻き鍵と停止摘みとに対応する位置に開孔を設けて前記パッケ−ジケ−ス外に 巻き鍵と停止摘みを突出収容してなることを要旨とするものである。
【0005】
【作用】
パッケ−ジケ−ス1の中に前記金属製オルゴ−ルケ−スAが収容される時は、 パッケ−ジケ−ス1の中にオルゴ−ルケ−スAを挿入し、巻き鍵10と停止摘み11 が夫々開孔1eと開孔1fを貫通され、その後パッケ−ジケ−ス1の中にスペ−サ− 板Bが挿入されて舌片1b、1cと蓋部1aが閉じられる。
【0006】
【実施例】
以下、図示の実施例で本考案を説明する。図1は金属製オルゴ−ルケ−スとパ ッケ−ジケ−スの分解斜視図、図2はパッケ−ジケ−スを透視した金属製オルゴ −ルケ−スの側面図である。
【0007】 図1、図2でパッケ−ジケ−ス1は透明な合成樹脂板でロ字形になるようにa 部が接着固定され、一側開口側に蓋部1aと舌片1b、1cが形成されると共に他側に 蓋部1dと舌片が形成されている。 パッケ−ジケ−ス1の大きさは金属製オルゴ−ルケ−スAが収容出来ると共に 、スペ−サ−板Bが収容出来る大きさに形成されている。 パッケ−ジケ−ス1の上面には2つの開孔1e、1fが穿設されている。開孔1eは 後述する巻き鍵10が貫通可能な内径に形成され、開孔1fは後述する停止摘み11が 貫通可能な内径に形成されている。
【0008】 スペ−サ−板Bは厚紙2と発泡スチロ−ル等の発泡材12で構成されている。 厚紙2は一側の発泡材12を囲む折曲片2a、2bと底板2cと他側の折曲片2dで構成 され、底板2cと他側の折曲片2dの表側には適宜の説明が印刷されている。 スペ−サ−板Bの他側の折曲片2dを除く高さは前記巻き鍵10と停止摘み11の高 さと略同程度の厚さに形成され、他側の折曲片2dの高さはパッケ−ジケ−ス1の 内部に挿入可能に形成されている。
【0009】 パッケ−ジケ−ス1の中に前記金属製オルゴ−ルケ−スAが収容される時は、 パッケ−ジケ−ス1の中に金属製オルゴ−ルケ−スAを挿入し、巻き鍵10と停止 摘み11が夫々開孔1eと開孔1fを貫通され、その後パッケ−ジケ−ス1の中にスペ −サ−板Bが挿入されて舌片1b、1cと蓋部1aが閉じられる。
【0010】 パッケ−ジケ−ス1の中に金属製オルゴ−ルケ−スAが収容されると、巻き鍵 10と停止摘み11がパッケ−ジケ−ス1から突出されているから、オルゴ−ルケ− スAをパッケ−ジケ−ス1の中に入れたまま、全舞の巻き上げと鳴奏の動作・停 止が出来る。 又、パッケ−ジケ−ス1の中に金属製オルゴ−ルケ−スAが収容されているの で、金属製オルゴ−ルケ−スAが傷付くことがなく、傷付いて商品価値が低下す ることが防止出来る。
【0011】 図3から図7は前記金属製オルゴ−ルケ−スとオルゴ−ルム−ブメントの説明 図で、図3は有底ケ−スの底板の凸部を破線で示した金属製オルゴ−ルケ−スの 斜視図、図4は金属製オルゴ−ルケ−スの分解斜視図、図5は有底ケ−スの斜視 図、図6は有底ケ−スとその内部のオルゴ−ルム−ブメントの平面図、図7は金 属製オルゴ−ルケ−スの断面と内部のオルゴ−ルム−ブメントの側面図である。
【0012】 金属製オルゴ−ルケ−スAは図3から図7のように、アルミ材よりなる有底ケ −ス3の底板3aに複数個の凸部3bがケ−ス3内に向けて折曲形成されてオルゴ− ルム−ブメント4が図7のように凸部3bに載せられ、凸部3bに穿設された透孔を 通して複数個のネジ13でネジ止めされている。ネジ13の頭部が露出した底板3aの 外側にはアルミ材よりなる化粧板5が接着剤等で固着されている。ケ−ス3の開 口側にはアルミ材よりなる固着板6が接着剤等で固着されている。
【0013】 有底ケ−ス3は底板3aの四側に側板3c、3d、3e、3fが折曲形成され、各側板3c 、3d、3e、3fに折曲片3g、3h、3i、3jが夫々形成されている。 有底ケ−ス3が立方体に組立られる時は図3、図4のように、対向する側板3c 、3dの両端面に他の対向する側板3e、3fの平面を当てると共に、折曲片3g、3hの 長い端面に、折曲片3i、3jの短い端面を当て、折曲片3g、3h、3i、3jの上面に固 着板6が接着剤等で固着されて各側板が内側に撓まないように構成されている。 底板3aには2つの透孔3k、3mが穿設されている。
【0014】 化粧板5には曲目名や模様が描かれると共に、2つの透孔5a、5bが穿設されて いる。
【0015】 オルゴ−ルム−ブメント4は図6、図7のように、フレ−ム7上に香箱14が固 定されて香箱14内の全舞が香箱14と巻き上げ軸15に夫々係止され、巻き上げ軸15 は図4、図7のように底板3aの透孔3kと化粧板5の透孔5aから突出されて巻き鍵 10が螺合されている。 香箱14の側壁とフレ−ム7の突出堤7aにはドラム16がドラム軸で軸承されてド ラム16は全舞駆動源で香箱14内の調速部17で調速されて回転される。ドラム16の 一端には平歯車18が固定されて平歯車18と調速部17の間に減速歯車が設けられて いる。フレ−ム7上には振動板19がビス20で固定されてドラム16のピンで振動板 19が弾かれてオルゴ−ルム−ブメント4が鳴奏される。 更にフレ−ム7には複数個のネジ孔7bが形成されて前記ネジ13が螺合され、ス トッパ−杆8が回動自在に支持されている。図6でストッパ−杆8の一端8aは回 動された時調速部17の回転領域内に進入されて調速部17の回動が停止される。 ストッパ−杆8の他端には停止摘み11が固定されて図1、図3、図4、図7の ように底板3aの透孔3mと化粧板5の透孔5bから突出されている。
【0016】 オルゴ−ルム−ブメント4は、金属製オルゴ−ルケ−スAを掴んで巻き鍵10で 巻き上げ軸15が回動されて全舞が巻き上げられ、停止摘み11でストッパ−杆8が 操作されて鳴奏の動作・停止がなされる。
【0017】 前記のように金属製オルゴ−ルケ−スAが構成されると、オルゴ−ルム−ブメ ント4はアルミ材よりなる有底ケ−ス3とアルミ材よりなる化粧板5とアルミ材 よりなる固着板6で覆われているから、ケ−スの体積が最小になるように構成す ることが可能であり、軽く、かつ丈夫である。 又、店頭でお客が直接オルゴ−ルム−ブメントに手の指で触れることがないの で、腐食や破損の発生原因がなくなり、曲目の鳴奏状態を確認することが容易に なると共に、商品の高級感が得られる。
【0018】 図8は宝石箱に金属製オルゴ−ルケ−スが装着される展開例で、図8は宝石箱 と金属製オルゴ−ルケ−スの分解斜視図である。
【0019】 図8で宝石箱9は本体9′に蓋9″が図示しない蝶番で開閉自在に取り付けら れている。 本体9′には金属製オルゴ−ルケ−スAが嵌合される装着部が形成されて毛足 のある布など柔軟性のある材料からなる内装材21で内張りされている。 宝石箱9に金属製オルゴ−ルケ−スAが装着される時は、前記パッケ−ジケ− ス1が外されて装着される。
【0020】 前記のように金属製オルゴ−ルケ−スAと宝石箱9が構成されると、お客がオ ルゴ−ルム−ブメント4を宝石箱9等に簡単に装着出来るので、好みの曲目を選 んで装着することが容易に出来る。
【0021】 前記説明では金属製オルゴ−ルケ−スAの有底ケ−ス3と化粧板5と固着板6 を角形の立方体と四角形に形成したが、丸形の立方体と円板に形成してもよい。 この時パッケ−ジケ−ス1の外形はU字形に、宝石箱9の金属製オルゴ−ルケ −スAが嵌合される装着部は円形に形成するとよい。 更に前記パッケ−ジケ−ス1と金属製オルゴ−ルケ−スA及び装着部の形状は ハ−ト形等他の形状でもよい。
【0022】
【考案の効果】
本考案は前述のように構成されたから、パッケ−ジケ−スの中に金属製オルゴ −ルケ−スが収容されると、巻き鍵と停止摘みがパッケ−ジケ−スから突出され ているので、金属製オルゴ−ルケ−スをパッケ−ジケ−スの中に入れたまま、全 舞の巻き上げと鳴奏の動作・停止が出来る。又、パッケ−ジケ−スの中に金属製 オルゴ−ルケ−スが収容されているので、金属製オルゴ−ルケ−スが傷付くこと がなく、傷付いて商品価値が低下することが防止出来る等実用上優れた効果を奏 するオルゴ−ルのパッケ−ジ構造を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】金属製オルゴ−ルケ−スとパッケ−ジケ−スの
分解斜視図である。
【図2】同パッケ−ジケ−スを透視した金属製オルゴ−
ルケ−スの側面図である。
【図3】有底ケ−スの底板の凸部を破線で示した金属製
オルゴ−ルケ−スの斜視図である。
【図4】金属製オルゴ−ルケ−スの分解斜視図である。
【図5】有底ケ−スの斜視図である。
【図6】有底ケ−スとその内部のオルゴ−ルム−ブメン
トの平面図である。
【図7】金属製オルゴ−ルケ−スの断面と内部のオルゴ
−ルム−ブメントの側面図である。
【図8】展開例で、宝石箱と金属製オルゴ−ルケ−スの
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 パッケ−ジケ−ス 1e、1f 開孔 2 オルゴ−ルム−ブメント 10 巻き鍵 11 停止摘み A 金属製オルゴ−ルケ−ス B スペ−サ−板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻き鍵と停止摘みとを上部に突出させて
    オルゴ−ルム−ブメントを装着した金属製オルゴ−ルケ
    −スと、該ケ−スから突出した巻き鍵と停止摘みの長さ
    と略同程度の厚さのスペ−サ−板と、前記金属製オルゴ
    −ルケ−スとスペ−サ−板を重ねて収容できるパッケ−
    ジケ−スとを設け、該パッケ−ジケ−スの前記巻き鍵と
    停止摘みとに対応する位置に開孔を設けて前記パッケ−
    ジケ−ス外に巻き鍵と停止摘みを突出収容したことを特
    徴とするオルゴ−ルのパッケ−ジ構造。
JP7339391U 1991-08-21 1991-08-21 オルゴ−ルのパッケ−ジ構造 Expired - Lifetime JP2536416Y2 (ja)

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