JPH05176393A - スピーカ - Google Patents

スピーカ

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Publication number
JPH05176393A
JPH05176393A JP34275091A JP34275091A JPH05176393A JP H05176393 A JPH05176393 A JP H05176393A JP 34275091 A JP34275091 A JP 34275091A JP 34275091 A JP34275091 A JP 34275091A JP H05176393 A JPH05176393 A JP H05176393A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
speaker
cone surface
resin
adhesive
Prior art date
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Pending
Application number
JP34275091A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahide Sumiyama
昌英 隅山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP34275091A priority Critical patent/JPH05176393A/ja
Publication of JPH05176393A publication Critical patent/JPH05176393A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種音響機器に使用されるスピーカにおい
て、コーン面とエッジの接着信頼性を向上させることを
目的とするものである。 【構成】 樹脂製コーン面27とエラストマーエッジ2
8の結合を糸33等の別の結合媒体により縫合、かしめ
込みにより実施するかもしくはさらに接着剤との併用に
より実施する構成としたものである。これにより機械的
強度の高い接合方法となるため樹脂製コーン面27とエ
ラストマーエッジ28の接着信頼性の著しい向上を図る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種音響機器に使用され
るスピーカに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、単品コンポ、ミニコンポまたはコ
ンサート用のプロオーディオシステム等の用途に使用さ
れるスピーカには、高耐入力化の要求が非常に高まりつ
つある。また、コーン面やエッジの材料として従来から
使用している紙や布以外に外観品位の向上で人気の高い
PP(ポリプロピレン)、PMP(ポリメチルペンテ
ン)等の樹脂系の材料、またエッジについてはエラスト
マー等の樹脂系の材料やゴム系の材料が多様化されてき
つつある。
【0003】前記背景をもとに以下に従来のスピーカに
ついて説明する。図3は従来のこの種のスピーカを示す
ものでありマグネット1を上部プレート2および下部プ
レート3によりはさみ込んで構成された磁気回路4の上
部プレート2にフレーム6を結合し、このフレーム6の
周縁部にPMP(ポリメチルペンテン)樹脂よりなるコ
ーン面7とエラストマーよりなるエッジ8を接着して構
成した振動板9を接着しているのであるが、この場合こ
れらのコーン面7やエッジ8の材料は樹脂系の材料であ
り、さらにこれらの樹脂は接着剤による接着性が非常に
悪いため両者の接着には、あらかじめコーン面7の接着
面7aとエッジ8の接着面8aとにプライマー処理およ
びプラズマ処理を実施し接着性を良好にした後に接着剤
により接合するという過程を経た手段を用いていた。
【0004】そしてこの振動板9を駆動させるためのボ
イスコイル10を振動板9の中央部に結合し、このボイ
スコイル10の中間部をダンパー11にて中心保持し磁
気ギャップ5にはまり込ませ、前記振動板9のボイスコ
イル10との結合部上面にダストキャップ12を接着し
て構成されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
の種のスピーカは、樹脂よりなるコーン面7とエラスト
マーよりなるエッジ8を接着剤により接合するため、プ
ライマー処理およびプラズマ処理を実施しているが、こ
の処理はその濃度管理、塗布量、塗布位置管理、処理時
間管理、処理終了後のライフサイクル管理等の管理条件
が非常に厳しくかつ手間と時間のかかる工程を必要と
し、その管理が不十分であると、接着不完全によるビリ
ツキ不良の発生や接着はずれというような品質上の大き
な不良問題を発生するものであった。
【0006】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、コーン面とエッジの接着信頼性に非常に優れたスピ
ーカを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解消するため
に本発明は、コーン面とエッジの結合を糸、線材、リベ
ット、アイレット、ホチキス等の別の結合媒体により縫
合、かしめ込み、打ち込みにより結合するかもしくは、
さらに接着剤との併用により実施する構成としたもので
ある。
【0008】
【作用】前記の構成とすることで、従来までは接着剤の
なじみや接着剤自体の強度により左右されていたコーン
面とエッジの接着強度が、別の結合媒体により縫合、か
しめ込みというように接着よりもさらに機械的強度の高
い接合方法により接合されるためコーン面とエッジの接
着信頼性の著しい向上を図ることができる。
【0009】また従来までプライマー処理、プラズマ処
理を実施していたものが、その厳しい制約条件下での管
理が不要となるため、工程削減や管理コストの低減を図
ることも可能である。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるスピーカにつ
いて図面を参照して説明する。図1に示すようにマグネ
ット21を上部プレート22および下部プレート23に
よりはさみ込んで構成された磁気回路24の上部プレー
ト22にフレーム26を結合し、このフレーム26の周
縁部に、PMP(ポリメチルペンテン)樹脂よりなるコ
ーン面27とエラストマー樹脂よりなるエッジ28をそ
の接合面を糸33により縫合して接着剤と併用し接合し
て得られた振動板29を接着し、この振動板29を駆動
させるためのボイスコイル30の中間部をダンパー31
にて中心保持し磁気ギャップ25にはまり込むように振
動板29の中央部に結合し、前記振動板29のボイスコ
イル30との結合部上面にダストキャップ32を接着し
た構成としている。
【0011】また、図2には上記振動板27の単品状態
での平面図を示しており、PMP(ポリメチルペンテ
ン)樹脂よりなるコーン面27とエラストマーよりなる
エッジ28をその接合面にて一円周にわたり糸33によ
り縫合し、さらに強度向上のためもう一円周すなわち2
重に縫合した構成としている。
【0012】さらに、前記実施例では糸33により縫合
しているが、これ以外の結合方法として、リベット止
め、アイレット止め、ホチキス止め等の結合方法を用い
てもよい。
【0013】また前記実施例では樹脂製のコーン面27
やエラストマー製のエッジ28のように接着性の悪い材
料を使用した例を記載しているが、PA用スピーカのよ
うに紙製のコーン面に布製のダストキャップというよう
な接着性の良好な材料を用いている場合でも、高耐入力
に耐えられず接着はずれが生じるというような場合に実
施しても非常に有効である。
【0014】以上のような構成とすることにより、コー
ン面27とエッジ28の結合は強化され、接着信頼性の
向上を図ることができる。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明は、樹脂製コーン面
とエラストマーエッジのような接着性の悪い材料の接合
が、接着剤のなじみや接着剤自体の強度により左右され
ていたが、接着剤以外に別の結合媒体により縫合、かし
め込みというような機械的強度の高い接合方法と併用し
ているため、その接着信頼性の著しい向上を図ることが
できる。
【0016】また従来までプライマー処理、プラズマ処
理を実施していたものは、その厳しい制約条件下での管
理が不要となるため工程削減や管理コストの低減を図る
ことも可能である。
【0017】以上のように本発明は、著しい接着信頼性
の向上と生産性の向上、コスト低減を図ることができ、
その工業的価値は非常に大なるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるスピーカを示す断面図
【図2】本発明の一実施例による振動板単体を示す平面
【図3】従来によるスピーカを示す断面図
【符号の説明】
21 マグネット 22 上部プレート 23 下部プレート 24 磁気回路 25 磁気ギャップ 26 フレーム 27 コーン面 28 エッジ 29 振動板 30 ボイスコイル 31 ダンパー 32 ダストキャップ 33 糸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ギャップを有する磁気回路にフレーム
    を結合し、このフレームの周縁部にコーン面とエッジを
    糸、線材、アイレット、リベットなどの結合媒体を用い
    て機械的に結合した振動板を、その中心部にボイスコイ
    ルを結合して、エッジ周縁部を接着すると共に磁気ギャ
    ップにボイスコイルをはめ込んでなるスピーカ。
JP34275091A 1991-12-25 1991-12-25 スピーカ Pending JPH05176393A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34275091A JPH05176393A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 スピーカ

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JP34275091A JPH05176393A (ja) 1991-12-25 1991-12-25 スピーカ

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Publication Number Publication Date
JPH05176393A true JPH05176393A (ja) 1993-07-13

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ID=18356208

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004102954A1 (ja) * 2003-05-19 2004-11-25 Sony Corporation 撮像装置

Cited By (4)

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US8214761B2 (en) 2003-05-19 2012-07-03 Sony Corporation Imaging device
US9426355B2 (en) 2003-05-19 2016-08-23 Sony Corporation Imaging apparatus
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