JPH0517603Y2 - - Google Patents

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JPH0517603Y2
JPH0517603Y2 JP1986068167U JP6816786U JPH0517603Y2 JP H0517603 Y2 JPH0517603 Y2 JP H0517603Y2 JP 1986068167 U JP1986068167 U JP 1986068167U JP 6816786 U JP6816786 U JP 6816786U JP H0517603 Y2 JPH0517603 Y2 JP H0517603Y2
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gas rate
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は無人搬送車や無人フオークリフト等の
移動ロボツトに適用されるジヤイロ較正装置に関
する。
[従来の技術] 例えば無人搬送車のような移動ロボツトの誘導
方式の1つとして慣性誘導方式がある。これは走
行コース上に電線や反射テープ等の誘導媒体を設
けることなく、移動ロボツト自らが自分の位置、
方向(姿勢角)を時々刻々と計測し、あらかじめ
移動ロボツトの制御装置が記憶しているコースに
追従するように操舵、走行させる方式である。
この方式を実現するためにはジヤイロが必要不
可欠である。ジヤイロにはジンバルとロータを用
いた機械式ジヤイロやレートジヤイロとHeガス
流と熱線風速計を用いたガスレートジヤイロ等が
あるが、ここではガスレートジヤイロで統一す
る。
慣性誘導方式の場合、自らの位置及び方向の検
出精度はこのジヤイロの精度に大きく依存する。
特にガスレートジヤイロはその温度安定性や時間
安定性が悪い。それ故ある一定の精度を維持する
ためには、時々ジヤイロの較正をする必要があ
る。即ち、ガスレートジヤイロの場合、それに加
わるガスレートジヤイロ本体の角速度に比例した
出力電圧が得られるが、その角速度と出力電圧の
変換係数(以下、スケールフアクタと呼ぶ)の値
が温度や時間と共に変化する。その値はロボツト
の位置、方向を計算する時用いられるが、あらか
じめ制御装置で記憶した値に対して、大きく変化
してしまうと誤差が累積してしまので、その変化
をなるべく小さくするためある時間ごとにスケー
ルフアクタを較正する必要がある。
しかし、この較正即ちスケールフアクタの測定
がガスレートジヤイロを回転させる必要があり、
現状では、移動ロボツトを適当な角度だけ旋回さ
せる間ガスレートジヤイロ出力を積分し、その結
果の値と旋回した角度とからスケールフアクタを
較正している。しかしロボツト本体が旋回した角
度はは何らかの方法で外部から測定する必要があ
り、今は人間に頼らざるを得ない。さらにジヤイ
ロの精度を上げようとすると、この較正を1時間
毎に行なう必要があるといつた事態にもなりかね
ず、極めて不便であり移動ロボツト本来の能力を
活かしきれないという問題点がある。このような
問題点を解決するために、例えば、ターンテーブ
ル上に設置されたガスレートジヤイロと、このガ
スレートジヤイロの出力電圧を入力しこれをデジ
タル化するA/Dコンバータと、このA/Dコン
バータの出力信号を入力し前記ガスレートジヤイ
ロの回転角を求めて移動ロボツトの軌道を計算す
る移動ロボツト制御装置と、この移動ロボツト制
御装置から出力される出力信号により制御され前
記ターンテーブルの回転を制御する手段とを具備
してなるジヤイロ較正装置が提案されている(実
願昭59−101678号参照)。このジヤイロ較正装置
はターンテーブルを利用してガスレートジヤイロ
のスケールフアクタF(V/1°/sec)をある時間
毎に較正するようにしたものである。
[考案が解決しようとする問題点] 一般に、ガスレートジヤイロの出力電圧は、そ
の静止状態においても0[V]でなく、あるオフ
セツト電圧V0[V]が発生している。
従つて、従来法でスケールフアクタF(V/
1°/sec)を求めるためには、ガスレートジヤイ
ロ出力電圧v[V]からオフセツト電圧V0[V]
を引いた(v−V0)[V]を真の出力電圧として
用いなければならない。
しかるに、一般にオフセツト電圧V0[V]は常
に一定ではなく時間的・温度的に変化するので、
スケールフアクタを求める毎にオフセツト電圧
V0[V]を求める必要があつた。
本考案は上記従来の問題点を解消し、オフセツ
ト電圧を別途に測定することなく、スケールフア
クタを求めることができるジヤイロ較正装置を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案によるジヤイロ較正装置は、ターンテー
ブル上に設置されたガスレートジヤイロと、その
出力電圧をデジタル化するA/Dコンバータと、
そのA/Dコンバータの出力コードをサンプリン
グ時間毎にガスレートジヤイロの回転方向により
順次加算又は減算して出力する加減算器と、較正
モードと通常モードで前記A/Dコンバータの出
力コードの行先を切換えるスイツチと、加減算器
からの出力信号により制御される移動ロボツト制
御装置と、その出力信号により前記ターンテーブ
ルの回転を制御する手段とを具備してなることを
特徴とし、ターンテーブルによりガスレートジヤ
イロを右回転方向にψ[度]、引き続いて左回転方
向に−ψ[度]回す間に、その出力電圧(A/D
コンバータのデジタル出力コード)をサンプリン
グ時間Δt毎に、右回転時は順次加算し、左回転
時はその加算結果から順次減算していくようにな
されている。
[作用] 本考案によれば、上記のような加減算により、
ガスレートジヤイロのオフセツト電圧を相殺出来
るので、スケールフアクタを求めるときに、いち
いちオフセツト電圧を別途測定する必要がなくな
る。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図で、1はガスレートジヤイロ、2はA/Dコ
ンバータ、3は移動ロボツト制御装置、4はター
ンテーブル、5はモータドライバ、9はソレノイ
ド、11は加減算器、13はA/Dコンバータ2
の出力コードの行先を切換えるスイツチを示す。
第1図に示す本考案の一実施例の作用について
説明する。
第1図において、スケールフアクタ較正時は、
まず移動ロボツト制御装置3からの信号線14に
よりスイツチ13がb側に倒れる。
まずターンテーブル4によりψ[度]だけガス
レートジヤイロ1を右回転させる。この期間は信
号線12により、加減算器11は加算器として働
き、右回転期間中、ガスレートジヤイロ出力電圧
は、A/Dコンバータ2によりデジタル化され、
その出力コードをサンプリング時間Δt毎に順次
加算していく。次に、−ψ[度]だけガスレートジ
ヤイロ1を左回転させる。この期間中は信号線1
2により加減算器11は減算器として働き、前の
加算結果からサンプリング時間Δt毎に順次減算
していく。
最終的に加減算器11に数値Nが残つたとする
と、スケールフアクタは、 F′=N/2ψ [1/deg] ……(1) として移動ロボツト制御装置3で計算する。
通常のモードでは信号線14によりスイツチ1
3がa側に倒れ、ガスレートジヤイロ1の出力電
圧をA/Dコンバータ2でデジタル化し、そのデ
ータを移動ロボツト制御装置3に送り、そこでサ
ンプリング時間Δt毎に加算し、回転角θを求め、
移動ロボツトの軌道を計算する。
即ち、加算結果をM(ただしこのときの加算は
ガスレートジヤイロ1のオフセツト電圧V0を引
いて加算しなければならない)とすると、 θ=M/F′ [deg] ……(2) により回転角θが求められる。
以上のことを第2図Aを用いて説明する。第2
図AはA/Dコンバータ2として12ビツトA/D
コンバータの例を示した。1ビツト当りの電圧を
V1、正側フルスケール電圧をVP、負側フルスケ
ール電圧を−VMとした時のデジタルのオフセツ
トバイナリ出力コード(16進)であり電圧を数値
に変換する。
第2図Bは時刻t=t1から右回転し、t=t2
反転し、t=t3に静止した時のガスレートジヤイ
ロ出力電圧vの変化を示している(A→B→C→
D→E→F)。この第2図Bは説明をわかりやす
くするためにガスレートジヤイロは等速回転かつ
回転の立上り時間Oの理想状態で示している。
尚、静止時オフセツト電圧はV0とする。
t1からt2の間は、出力電圧vを加算するのであ
るから、第2図Bで右上り斜線部の面積を求めた
ことになる。次にt2からt3の間は減算しているか
ら、結果として、残るのは長方形BCDHの面積
分となる。この値をNとすると、N/2がt1から
t2までの間にψ[度]だけ回転した時に得られる
数値に対応するから、スケールフアクタF′=
N/2/ψ=N/2ψ [1/deg]となる。
[考案の効果] 本考案によれば、ガスレートジヤイロのオフセ
ツト電圧を別途測定することなく、ガスレートジ
ヤイロを右回転させ、次に左回転させることによ
り、オフセツト電圧の影響を相殺させて、スケー
ルフアクタを求めることが出来る等の優れた効果
が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツ
ク図、第2図A,Bは第1図に示す実施例の作用
を説明するための図である。 1……ガスレートジヤイロ、2……A/Dコン
バータ、3……移動ロボツト制御装置、4……タ
ーンテーブル、11……加減算器、13……スイ
ツチ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ターンテーブル上に設置されたガスレートジヤ
    イロと、その出力電圧をデジタル化するA/Dコ
    ンバータと、そのA/Dコンバータの出力コード
    をサンプリング時間毎にガスレートジヤイロの回
    転方向により順次加算又は減算して出力する加減
    算器と、較正モードと通常モードで前記A/Dコ
    ンバータの出力コードの行先を切換えるスイツチ
    と、加減算器からの出力信号により制御される移
    動ロボツト制御装置と、その出力信号により前記
    ターンテーブルの回転を制御する手段とを具備し
    てなることを特徴とするジヤイロ較正装置。
JP1986068167U 1986-05-08 1986-05-08 Expired - Lifetime JPH0517603Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986068167U JPH0517603Y2 (ja) 1986-05-08 1986-05-08

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986068167U JPH0517603Y2 (ja) 1986-05-08 1986-05-08

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Publication Number Publication Date
JPS62180714U JPS62180714U (ja) 1987-11-17
JPH0517603Y2 true JPH0517603Y2 (ja) 1993-05-12

Family

ID=30907733

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JP1986068167U Expired - Lifetime JPH0517603Y2 (ja) 1986-05-08 1986-05-08

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100643401B1 (ko) * 2004-10-05 2006-11-10 (주)마이크로인피니티 동적 장치 제어 방법 및 그 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117619B2 (ja) * 1977-02-11 1986-05-08 Fagersta Ab

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JPS6117619U (ja) * 1984-07-05 1986-02-01 三菱重工業株式会社 ジヤイロ較正装置

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JPS6117619B2 (ja) * 1977-02-11 1986-05-08 Fagersta Ab

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JPS62180714U (ja) 1987-11-17

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