JPH02194314A - 車両の角度変化量検出装置 - Google Patents

車両の角度変化量検出装置

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JPH02194314A
JPH02194314A JP1352489A JP1352489A JPH02194314A JP H02194314 A JPH02194314 A JP H02194314A JP 1352489 A JP1352489 A JP 1352489A JP 1352489 A JP1352489 A JP 1352489A JP H02194314 A JPH02194314 A JP H02194314A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業−1−の利用分野) この発明は、ジャイロセンサを用いて車両の角度変化量
を検出する装置に関する。
(従来技術) 従来の車両の角度変化量検出装置としては、例えば特開
昭58−31.376号公報に記載のものが知られてお
り、この例にあってはジャイロセンサから出力される角
速度情報を積分加算することにより車両の角度変化量を
検出するようなされている。
すなわち、今これを第3図〜第10図に基づいて説明す
ると、例えば角速度Ωとして−100゜/sec 〜1
00°/secの人力があると、第3図に示す如く、こ
の角速度Ωに比例した電圧−5V〜5Vが出力される。
したがって、この場合、入力角速度Ωと出力電圧■の関
係は、 ■−1(Ω(但し、kは定数)      (1)で示
される直線に、で表わせることになる。
ところで、ジャイロセンサの場合、アンプ部の温度変化
等の要因により、実際には角度変化量がなく角速度Ω−
0の場合でも、電圧V1が出力される場合がある。した
がって、この場合、見掛は上、 Ω、=V、/k                (2
)の角速度Ω1か実際の角速度Ωに加えられ、直線に1
はに2までオフセットする(以下、この現象をドリフト
という)。
・一方、第4図に示す如く、このドリフトが時間tに対
して一定の大きさΩ1〕の大きさで発生する場合、同図
に示す斜線部分N、が角度変化量θに相当するので、本
来θ−0にもかかわらず、第5図に示す如く、 θ−Ωb t               (3)で
示される直線に3で、時間tの経過に従って角度変化量
θは増加していく。
また、第6図に示す如く、ドリフトが時間tに対して一
次的に増加する場合、角度変化量θ(第6図における斜
線部分N2に相当)は、第7図に示す如く、二次関数的
に増加していく。
ぞこで、従来においては、第8図において直線に4で表
わせるドリフトかある場合、車両停止中のA点、B点、
0点、D点の各点においてそれぞれドリフト量Ωa、Ω
b、ΩC1Ωdを測定し、このドリフト量に基づいてセ
ンサ出力を補正(オフセット)するようなされていた。
したがって、補正後の角速度Ωは第9図に示す如く、A
点、B点、C点1D点においてΩ−0と補正されること
になる。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、−上記の如き従来装置にあっては、車両
停止中のA点、B点、0点、D点の各点においてそれぞ
れドリフト補正がなされているものの、前回補正時から
今回補正時までのドリフトに起因する検出誤差はそのま
ま残され(第9図の斜線部分NA、Ns、Nc、Noに
相当)、検出される角度変化量θの誤差は第10図に示
す如く、時の経過とともに増大するという問題点があっ
た。
(発明の目的) この発明は、」−記問題点に鑑み、いったんドリフト補
正されてから次にドリフト補正されるまでの間の角度変
化の誤差量を算出し、この誤差量をそのときの算出角度
から減算することにより精度よく車両の角度変化量を検
出することができる車両の角度変化量検出装置を提供す
ることを1」的とする。
(問題点を解決するだめの手段) 上記問題点を解決するためにこの発明は第1−図のよう
に構成されている。
同図において、角速度検出子段aては、ジャイロセンサ
千により車両の角速度が検出されている。
車両停止検出手段すでは、車両の停止状態が検出されて
いる。
ドリフト量検出手段Cては、上記車両停止検出手段すに
より車両の停止状態が検出されると、そのとき上記角速
度検出手段aにより検出される角速度よりジャイロセン
サーのドリフl−量が検出されている。
角速度補正手段dては、車両走行中、ト記角速度検出手
段aによって検出される角速度から一4二記ドリフl−
量検出手段Cによって検出される前回停止時のドリフト
量が逐次減算されている。
角度変化量演算手段eでは、−)1記角速度補正手段d
によって補正された角速度を積分することにより車両の
角度変化量が演算されている。
経過時間算出手段fでは、前回車両停止時から今回車両
停止時までの経過時間が算出されている。
ドリフト変化量算出手段gでは、前回車両停止時のドリ
フト量と今回車両停止11時のドリフト補正の差が算出
されている。
誤差量演算子段11では、上記経過時間算出手段fおよ
びドリフト変化量算出手段gによって算出された前回停
止1時から今回停止時までの経過時間およびドリフト変
化量に基づき、前回停止時から今回停止時までのドリフ
トに起因する角度変化の誤差量が演算されている。
角度変化量補正手段iでは、ト記誤差量演算丁段りによ
って演算された誤差量を角度変化量演算手段eよって演
算された現在の角度変化量から減算することにより角度
変化量が補正されている。
(実施例の説明) 以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する
第2図には本発明が車両の走行方位検出装置に適用され
た場合の基本構成が示されており、この実施例では、ジ
ャイロセンサ出力を用いて角度変化量を検出するととも
に、後述するように初期方位を′j−え、これによって
車両の絶対的な走行方位が検出されるよう構成されてい
る。
同図において、ジャイロセンサ]は車両のヨ輔回りの回
転を検出するよう取付けられ、ヨー軸の角速度に比例し
た電圧を出力するよう構成されている。そして、ジャイ
ロセンサ1.の出力電圧はA、 / Dコンバータ3を
介してCPU4に入力されるとともに、車速センサ2か
ら出力される車速情報もCPU4に入力され、CPU4
では、これら人力情報に基づいて各種演算処理が行なわ
れ、車両の走行方位の検出が行なわれるよう構成されて
いる。
なお、本実施例では、−上記の如くヨー軸回りの回転を
検出するジャイロセンサ1を用いているが、その他コマ
式回転ジャイロ、先ファイバジャイロ。
振動ジャイロ等、角速度を検出することのできるもので
あればいずれも使用可能である。
以下、第15図および第16図のフローチャトを参照し
なからCPU4で実行される車両の走行方位θの検出処
理手順について説明する。
第15図にはジャイロセンサーから出力される角速度情
報を逐次積分加算することにより車両の走行方位θを検
出する場合の処理手順が示されており、単位時間(例え
ば]、 m5ee)ΔT毎のタイマ割込処理により上記
処理手順が実行されるよう構成されている。
すなわち、まずジャイロセンサーの出力電圧Vが、A/
Dコンバータ3を介してCPU4に入力される(ステッ
プ100)。
ところで、このステップ100の処理により入力される
角速度相当電圧にはドリフト分が含まれている。 そこ
で、続くステップ1.10では、上記の如くして入力さ
れた電圧Vに1/kを乗じてドリフト部分の含まれた角
速度V/kを求め、この値からドリフト量を引く。
なお、この処理において利用されるドリフト量は、後述
する如く、その時点において検出されている最新のドリ
フト量が使用されることになる。
こうして一定のドリフト量を減算された角速度Ωが得ら
れると、検出方位θにへT間の角度変化量Ω×△Tを加
え、逐次検出方位θを更新する(ステップ120)。
このように、この実施例では、ドリフト量を含ムシャイ
ロセンザ]の出力値からその時点において検出されてい
る最新のドリフト量を減算しつつh位θの検出を行なう
よう構成されている。
以上が、へT毎のタイマ割込により実行される走行方位
検出の処理手順である。
次に、第16図のフローチャートを参照しながら、本実
施例装置の特徴的部分である車両停止時におけるドリフ
ト補正および該ドリフト補正を利用しての走行方位補正
の処理手順を説明する。
まず、プログラムがスタートすると、初期方位θとその
時点でのドリフト量を初期設定する(ステップ200)
次いで、車両が停止中であるか否かを車速センサ2の出
力に基づき判別しくステップ210)、停車中の場合、
実際の角速度Ω=0は明白であるので、ドリフト補正を
行なう(ステップ220)。
ぞしてこの場合、その時点での見掛は上の角速度Ωがド
リフト量であるのでその値を算出する(ステップ220
)。
なお、この場合、角速度Ωは、次式で与えられることに
なる。
Ω=ジャイロセンサの出力電圧(V)/k  (4)一
方、こうして車両停止中におけるジートイロセンザ1の
出力電圧から最新のドリフト量が算出される吉、このデ
ータは上記ステップ1コ0における処理に利用され、以
後新しいドリフト量が算出されるまでジャイロセンサ1
の出力値の補正に利用されることになる。
一方、−4−記の如くしてドリフト量が検出されると、
前回ドリフト補正された時点から今回ドリフト補正され
た時点までのドリフト変化量およびその間の経過時間に
基づいて、ドリフトに起因する方位検出の誤差量0間を
算出する(ステップ230)。
すなわち、θMは、 θM−±×(ドリフ)・変化分)×(経過時間)として
り、えられることになる。
なお、 ドリフト変化分−現在のドリフト量−111ドリフト量 経過時間−現在時刻−H時刻 さする。
今、これを第1−1図に基づいて説明すると、直線に5
は角速度の変化かない場合のドリフト量を示している。
なお、この例では、同図に示す如くドリフト量は時間t
に比例して増大している。
この場合、斜線部分Nが上記(5)式で示される検出方
位の誤差量θMに相当する。
したかって、ドリフト補正されるたびにこの面積分を検
出方位θから引いてやれば、誤差量θMの累積を防ぐこ
とができることになる。
そこで、続くステップ240では、次回の補正処理に備
えて、現在のドリフト量および現在時刻をそれぞイ月[
]ドリフト量、旧時刻表して記憶する。
そして、現在の検出方位θから上記算出された誤差量θ
Mを引き、検出方位の補正処理がなされることになる(
ステップ250)。そして、以後ステップ210〜25
0の処理が繰り返されることになる。
第12図は、−i−記補正処理によって検出方位θが補
正される場合の説明図であるが、IFF時刻時刻跡ら現
在時刻tnまで、二次曲線を描きながら増大する検出方
位θ(この場合、角速度の変化がない場合なので誤差量
θM=θである)は、現在時刻tnにおいて、θ=0に
補正されている。
第13図は、車両の角速度変化がある状態でのドリフト
量に6の影響を受けた検出角速度Ωを示している。同図
に示す如く、車両走行中はドリフ)@K 6は徐々に増
大している。従って、検出される角速度Ωもドリフト量
に6を含んだものとなっている。
ところでこの場合、この実施例では、旧時刻tOおよび
現在時刻tnにおいてドリフト補正をし、かつその間の
検出方位の誤差量を検出して(第13図で全1線部分N
O,NNに相当)検出方位θから引く。
第14図は、上記補正処理の結果を模式的に示したもの
であるが、L、は真の方位、L2は補正されない場合の
生のジャイロセンサ出力値に基づく検出方位、■、3は
本実施例装置によって補正された場合の検出方位を示し
ている。同図にも明らかな如く、ドリフト補正されたt
o、tn時毎に、補正後の方位L3は真の方位L1に酷
似して補正されていることがわかる。
なお、本実施例では、ドリフ)・量は一次的に変化して
いると仮定して誤差量0間の算出をしてきたが、θMの
算出方法は使用するジャイロセンサのドリフト特性に応
じて変えることができる。
すなわち、再び第4図〜第7図に基づいて説明すると、
本実施例では一次的にドリフト量が変化すると仮定して
いるので、第6図に示す如く、今例えは時刻tb時にΩ
bのドリフトがあった場合、時刻tと角速度Ωは次式で
示される。
Ω=Ωb/1bt(6) 従−〕で、th時の誤差量θ%(は、 0M =fΩdt−fg町tdt tt) 一±・Ωl〕・tb    (7) と表わせる(第7図参照)。
〜方、例えば第4図に示す如く、ドリフト量を定数Ωb
として近似した方がよい場合、tb時の誤差量θMは、 θM=J’Ωdt−Ωb−t−Ωbtb   (8)と
表わせる(第5図参照)。
従って、使用するジャイロセンサのドリフト特性によっ
て適宜誤差量θMの算出方法を変えれはよいことになる
なお、本実施例では車両のヨー軸回りの角速度Ωを検出
することにより方位θの検出を行なったが、ピッチ軸、
ロール軸回りの角速度を検出することによっても方位θ
の検出は可能である。
本実施例装置は、上記の如く、車両停止時ドリフト補正
がなされると、前回補正時からのドリフト変化量と、そ
の間の経過時間に基づいて、その間に発生していた検出
方位の誤差量を算出し、この誤差量をそのときの検出方
位から減算することによって検出方位の補正をしている
このため、長時間ジャイロセンサから出力さイする角速
度情報に基づいて方位検出を続けても、誤差の累積を防
ぐことができ、精度よく方位検出を行なうことができる
また、本実施例装置は積分航法により現在位置を算出す
るナビゲーションシステム等に利用されるが、方位検出
を正確に行なうことができるので、精度よく現在位置の
算出を行なうことができることになる。
なお、本実施例においては、初期処理によって初期方位
θを設定し、この初期方位θに逐次前られる角速度情報
を積分加算し、これにより絶対方位としての走行方位θ
を算出するよう構成[7たか、例えば、車両の相対的な
方位変化量を測定できれば(・分な場合には、上記の如
き初期処理は必要でない。
例えば、本出願人は先に特願昭6:3−471891彊
こおいて、周囲の磁場環境の影響を全く受けず相対的方
位変化量を正確に検出できるジャイロセンサと、周囲の
磁場環境の影響は受けるが絶対方位の検出ができる地磁
気方位センサを組み合わせることにより走行方位を検出
する車両用方位旧を提案したが、この場合、ジャイロセ
ンサでは相対方位変化量だけ正確に検出てきれはよいの
で、上記の如き初期処理は必要でない。そして、この秤
方位旧に本実施例の如き装置を搭載する乏、さらに精度
よく走行方位の検出ができることになる。
(発明の効果) 本発明に係る車両の角度変化量検出装置は、上記の如く
、新しくドリフ)・量が検出されると、前回検出時から
のドリフ1〜変化量および前回検出時からの経過時間に
基づき、前回検出時からのドリフ)・に起因する角度変
化の誤差量を算出する吉ともに、この誤差量に基づき現
在の角度変化fflを補正するよう構成したので、いっ
たんドリフト補正されてから次にドリフ!・補正される
までのドリフトの影響を完全に排除することができ、精
度よく車両の角度変化量を検出することができる等の効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクレーム対応図、第2図は本発明の基
本構成を示すブロック図、第3図はドリフト特性説明図
、第4図はドリフl−量が一定の場合のドリフト特性説
明図、第5図は第4図に示ずドリフト特性がある場合の
方位誤差量説明図、第6図はドリフト量が時間に比例し
て増大する場合のドリフト特性説明図、第7図は第6図
に示ずドリフト特性がある場合の方位誤差量説明図、第
8図および第9図は従来例におけるドリフI・補正説明
図、第10図は従来例における方位誤差量説明図、第1
−1図〜第13図は本実施例におけるドリフト補正作用
説明図、第14図は本実施例によ−)で走行方位が補正
される場合の模式図、第15図および第1−6図は本実
施例の処理手順を示すフローヂャートである。 1・・・ジャイロセンサ 2・・・車速センサ 3・・・A/Dコンバータ 4・・・CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ジャイロセンサにより車両の角速度を検出する角速
    度検出手段と、 車両の停止状態を検出する車両停止検出手段と、上記車
    両停止検出手段により車両の停止状態が検出されると、
    そのとき上記角速度検出手段により検出される角速度よ
    りジャイロセンサのドリフト量を検出するドリフト量検
    出手段と、 車両走行中、上記角速度検出手段によって検出される角
    速度から上記ドリフト量検出手段によって検出される前
    回停止時のドリフト量を逐次減算する角速度補正手段と
    、 上記角速度補正手段によって補正された角速度を積分す
    ることにより車両の角度変化量を演算する角度変化量演
    算手段と、 前回車両停止時から今回車両停止時までの経過時間を算
    出する経過時間算出手段と、 前回車両停止時のドリフト量と今回車両停止時のドリフ
    ト量の差を算出するドリフト変化量算出手段と、 上記経過時間算出手段およびドリフト変化量算出手段に
    よって算出された前回停止時から今回停止時までの経過
    時間およびドリフト変化量に基づき、前回停止時から今
    回停止時までのドリフトに起因する角度変化の誤差量を
    演算する誤差量演算手段と、 上記誤差量演算手段によって演算された誤差量を角度変
    化量演算手段によって演算された現在の角度変化量から
    減算することにより角度変化量を補正する角度変化量補
    正手段と、 を備えることを特徴とする車両の角度変化量検出装置。
JP1352489A 1989-01-23 1989-01-23 車両の角度変化量検出装置 Expired - Lifetime JPH07101175B2 (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03144309A (ja) * 1989-10-30 1991-06-19 Matsushita Electric Ind Co Ltd 方位検出装置
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