JPH05175936A - スライディング相関器 - Google Patents
スライディング相関器Info
- Publication number
- JPH05175936A JPH05175936A JP3344307A JP34430791A JPH05175936A JP H05175936 A JPH05175936 A JP H05175936A JP 3344307 A JP3344307 A JP 3344307A JP 34430791 A JP34430791 A JP 34430791A JP H05175936 A JPH05175936 A JP H05175936A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- threshold level
- signal
- count number
- pseudo noise
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 同期捕捉を高速に実現する。
【構成】 ベースバンド信号と擬似雑音系列発生器の擬
似雑音系列とを乗算し、一致カウント数と不一致カウン
ト数の小さい方すなわち小値カウント数をとスレッシュ
レベルとを比較し、カウント動作の途中で小値カウント
数がスレッシュレベルを超えれば即座に擬似雑音系列発
生部の擬似雑音系列を1チップ分シフトさせ、小値カウ
ント数がスレッシュレベルを超えないまま1周期検出信
号が出力されればスレッシュレベルを更新させるように
構成した。 【効果】 1周期の途中であっても一致チップ数または
不一致チップ数の内の小さい方の値がスレッシュレベル
を越えた時点で即座に擬似雑音系列をシフトさせるの
で、従来に比べて高速に同時捕捉を実現することができ
る。
似雑音系列とを乗算し、一致カウント数と不一致カウン
ト数の小さい方すなわち小値カウント数をとスレッシュ
レベルとを比較し、カウント動作の途中で小値カウント
数がスレッシュレベルを超えれば即座に擬似雑音系列発
生部の擬似雑音系列を1チップ分シフトさせ、小値カウ
ント数がスレッシュレベルを超えないまま1周期検出信
号が出力されればスレッシュレベルを更新させるように
構成した。 【効果】 1周期の途中であっても一致チップ数または
不一致チップ数の内の小さい方の値がスレッシュレベル
を越えた時点で即座に擬似雑音系列をシフトさせるの
で、従来に比べて高速に同時捕捉を実現することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スペクトラム拡散方式
の受信機におけるスライディング相関器に関するもので
ある。
の受信機におけるスライディング相関器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、スペクトラム拡散方式の受信機の
同期捕捉にスライディング相関器が多く用いられるよう
になってきた。
同期捕捉にスライディング相関器が多く用いられるよう
になってきた。
【0003】以下、図面を参照しながら従来のスライデ
ィング相関器について説明を行う。通常、拡散符号とし
てはn個のチップ(最小単位)から成る1周期nチップ
長の擬似雑音系列が用いられ、ベースバンド信号はこの
擬似雑音系列により拡散されている。例えば図11に示
す例において、Dは拡散前の情報データ、またFは拡散
のための擬似雑音系列である。ベースバンド信号Bは情
報データDと擬似雑音系列Fを乗算する事によって得ら
れる。すなわち情報データDが”1”の時は擬似雑音系
列をそのままとし、情報データDが”0”の時に擬似雑
音系列を反転させることによってベースバンド信号Bと
なる。前記nは例えば127であり、擬似雑音系列は1
周期127チップ長で構成されている。
ィング相関器について説明を行う。通常、拡散符号とし
てはn個のチップ(最小単位)から成る1周期nチップ
長の擬似雑音系列が用いられ、ベースバンド信号はこの
擬似雑音系列により拡散されている。例えば図11に示
す例において、Dは拡散前の情報データ、またFは拡散
のための擬似雑音系列である。ベースバンド信号Bは情
報データDと擬似雑音系列Fを乗算する事によって得ら
れる。すなわち情報データDが”1”の時は擬似雑音系
列をそのままとし、情報データDが”0”の時に擬似雑
音系列を反転させることによってベースバンド信号Bと
なる。前記nは例えば127であり、擬似雑音系列は1
周期127チップ長で構成されている。
【0004】図10は従来のスペクトラム拡散方式の受
信機のスライディング相関器のブロック図である。図1
0において、端子1にはベースバンド信号Bが入力す
る。2はベースバンド信号Bを拡散するために用いられ
た擬似雑音系列と同じパターンを持つ擬似雑音系列を発
生させる擬似雑音系列発生器である。3はベースバンド
信号の1チップと擬似雑音系列発生器2からの擬似雑音
系列の1チップが一致したか否かを判断する乗算器、4
は一致したチップ数をカウントするカウンタ、5は擬似
雑音系列1周期のチップ数(127)から一致カウント
数を引く減算処理を行なう減算部である。
信機のスライディング相関器のブロック図である。図1
0において、端子1にはベースバンド信号Bが入力す
る。2はベースバンド信号Bを拡散するために用いられ
た擬似雑音系列と同じパターンを持つ擬似雑音系列を発
生させる擬似雑音系列発生器である。3はベースバンド
信号の1チップと擬似雑音系列発生器2からの擬似雑音
系列の1チップが一致したか否かを判断する乗算器、4
は一致したチップ数をカウントするカウンタ、5は擬似
雑音系列1周期のチップ数(127)から一致カウント
数を引く減算処理を行なう減算部である。
【0005】6は一致カウント数と不一致カウント数を
比較して大きい方のカウント数出力する比較選択部、7
はスレッシュレベル記憶部8の初期スレッシュレベルも
しくは更新スレッシュレベルと比較選択部6から得たカ
ウント数とを比較する比較部である。スレッシュレベル
記憶部8は、予め初期スレッシュレベルが設定されてお
り、スレッシュレベル更新信号に従ってスレッシュレベ
ルの更新記録が可能なように構成されている。
比較して大きい方のカウント数出力する比較選択部、7
はスレッシュレベル記憶部8の初期スレッシュレベルも
しくは更新スレッシュレベルと比較選択部6から得たカ
ウント数とを比較する比較部である。スレッシュレベル
記憶部8は、予め初期スレッシュレベルが設定されてお
り、スレッシュレベル更新信号に従ってスレッシュレベ
ルの更新記録が可能なように構成されている。
【0006】10は同期保持部、11は1周期が検出さ
れる毎に1周期検出信号を出力する1周期検出部、12
は127チップ分のシフトを行なった事を検出してスラ
イディング完了信号を出力する127チップスライディ
ング信号検出部である。14は制御部である。
れる毎に1周期検出信号を出力する1周期検出部、12
は127チップ分のシフトを行なった事を検出してスラ
イディング完了信号を出力する127チップスライディ
ング信号検出部である。14は制御部である。
【0007】以上のように構成された従来のスライディ
ング相関器について、以下その動作を説明する。まずベ
ースバンド信号Bは乗算器3に入力する。乗算器3は、
ベースバンド信号Bの1チップと擬似雑音系列発生器2
から出力された擬似雑音系列の1チップが一致したとき
に一致信号を出力する。もしベースバンド信号Bと擬似
雑音系列発生器2からの擬似雑音系列の位相が完全に一
致しているならば1周期にわたって一致信号が出力され
る事となる。
ング相関器について、以下その動作を説明する。まずベ
ースバンド信号Bは乗算器3に入力する。乗算器3は、
ベースバンド信号Bの1チップと擬似雑音系列発生器2
から出力された擬似雑音系列の1チップが一致したとき
に一致信号を出力する。もしベースバンド信号Bと擬似
雑音系列発生器2からの擬似雑音系列の位相が完全に一
致しているならば1周期にわたって一致信号が出力され
る事となる。
【0008】カウンタ4は乗算器3から出力された一致
信号に従ってカウントアップし、擬似雑音系列の1周期
(127チップ長)毎にカウントデータを出力する。減
算部5は擬似雑音系列1周期のチップ数から一致カウン
ト数を引く減算処理を行なう事によって不一致カウント
数を出力する。すなわち、{不一致カウント数}=12
7(擬似雑音系列1周期のチップ数)−{一致カウント
数}なる演算を行なう。比較選択部6はカウンタ4の出
力である一致カウント数と、減算部5の出力である不一
致カウント数を比較し、大きい方のカウント数を選択し
出力する。
信号に従ってカウントアップし、擬似雑音系列の1周期
(127チップ長)毎にカウントデータを出力する。減
算部5は擬似雑音系列1周期のチップ数から一致カウン
ト数を引く減算処理を行なう事によって不一致カウント
数を出力する。すなわち、{不一致カウント数}=12
7(擬似雑音系列1周期のチップ数)−{一致カウント
数}なる演算を行なう。比較選択部6はカウンタ4の出
力である一致カウント数と、減算部5の出力である不一
致カウント数を比較し、大きい方のカウント数を選択し
出力する。
【0009】ところで、ベースバンド信号Bの情報デー
タが“1”であるか“0”であるかの判断は次のように
なされる。
タが“1”であるか“0”であるかの判断は次のように
なされる。
【0010】すなわち、ベースバンド信号Bのある擬似
雑音系列1周期に対応する情報データが“1”の場合、
同期捕捉確立の際、擬似雑音系列発生器2からの擬似雑
音系列Eの位相とベースバンド信号Bに含まれる擬似雑
音系列の位相は同位相となり(図11参照)、この時カ
ウンタ4の出力(一致カウント数)は127近辺にな
る。従って、カウンタ4の出力が127近辺であれば、
その1周期に対応する情報データが“1”である事を意
味する。また減算部5の出力(不一致カウント数)は0
近辺になる。
雑音系列1周期に対応する情報データが“1”の場合、
同期捕捉確立の際、擬似雑音系列発生器2からの擬似雑
音系列Eの位相とベースバンド信号Bに含まれる擬似雑
音系列の位相は同位相となり(図11参照)、この時カ
ウンタ4の出力(一致カウント数)は127近辺にな
る。従って、カウンタ4の出力が127近辺であれば、
その1周期に対応する情報データが“1”である事を意
味する。また減算部5の出力(不一致カウント数)は0
近辺になる。
【0011】また、ベースバンド信号Bのある擬似雑音
系列1周期に対応する情報データが“0”の場合、同期
捕捉確立の際、擬似雑音系列発生器2からの擬似雑音系
列Eの位相とベースバンド信号Bに含まれる擬似雑音系
列の位相は丁度反転した状態となり、この時にはカウン
タ4の出力(一致カウント数)は0近辺になり、それに
対して減算部5の出力(不一致カウント数)が127近
辺になる。つまりカウンタ4の出力が0近辺であれば、
その1周期に対応する情報データが“0”である事を意
味する。
系列1周期に対応する情報データが“0”の場合、同期
捕捉確立の際、擬似雑音系列発生器2からの擬似雑音系
列Eの位相とベースバンド信号Bに含まれる擬似雑音系
列の位相は丁度反転した状態となり、この時にはカウン
タ4の出力(一致カウント数)は0近辺になり、それに
対して減算部5の出力(不一致カウント数)が127近
辺になる。つまりカウンタ4の出力が0近辺であれば、
その1周期に対応する情報データが“0”である事を意
味する。
【0012】スレッシュレベル記憶部8には、初期設定
として初期スレッシュレベルが設定されている。制御部
14は擬似雑音系列の1周期毎に比較部7の出力信号を
監視し、{スレッシュレベル<比較選択部6のカウント
数c}を示す信号を検知すればスレッシュレベル記憶部
8へスレッシュレベル更新信号eを送る。制御部14か
ら出力されるスレッシュレベル更新信号eにより、スレ
ッシュレベル記憶部8の値は比較選択部6のカウント数
を記憶し、この値を新たなスレッシュレベルとしてスレ
ッシュレベル更新を行う。このように比較選択部6のカ
ウント数cがスレッシュレベルより高くなる度にその高
い値へスレッシュレベルを更新していくので、擬似雑音
系列Eのシフトが一巡するするまでの間の最後にスレッ
シュレベル更新を行なった際の比較選択部6のカウント
数cが最大値を示す事となる。従ってこのようなスレッ
シュレベルの更新によってベースバンド信号Bに含まれ
る擬似雑音系列と擬似雑音系列Eの相関が最大となるタ
イミングを調べる事が出来る。
として初期スレッシュレベルが設定されている。制御部
14は擬似雑音系列の1周期毎に比較部7の出力信号を
監視し、{スレッシュレベル<比較選択部6のカウント
数c}を示す信号を検知すればスレッシュレベル記憶部
8へスレッシュレベル更新信号eを送る。制御部14か
ら出力されるスレッシュレベル更新信号eにより、スレ
ッシュレベル記憶部8の値は比較選択部6のカウント数
を記憶し、この値を新たなスレッシュレベルとしてスレ
ッシュレベル更新を行う。このように比較選択部6のカ
ウント数cがスレッシュレベルより高くなる度にその高
い値へスレッシュレベルを更新していくので、擬似雑音
系列Eのシフトが一巡するするまでの間の最後にスレッ
シュレベル更新を行なった際の比較選択部6のカウント
数cが最大値を示す事となる。従ってこのようなスレッ
シュレベルの更新によってベースバンド信号Bに含まれ
る擬似雑音系列と擬似雑音系列Eの相関が最大となるタ
イミングを調べる事が出来る。
【0013】制御部14は擬似雑音系列の1周期毎すな
わち1周期検出部11からの1周期検出信号を受ける度
にスライディング信号fを出力する。擬似雑音系列発生
器2はこのスライディング信号に従って擬似雑音系列の
位相を1チップだけシフトする。
わち1周期検出部11からの1周期検出信号を受ける度
にスライディング信号fを出力する。擬似雑音系列発生
器2はこのスライディング信号に従って擬似雑音系列の
位相を1チップだけシフトする。
【0014】127チップスライディング信号検出部1
2は制御部14からのスライディング信号fをカウント
することによって、擬似雑音系列発生器2の擬似雑音系
列の位相が1周期分(127回)シフトした事を示す1
27回スライディング完了信号g(以下スライディング
完了信号gと呼ぶ)を制御部14へ送る。擬似雑音系列
発生器2の擬似雑音系列Eの位相が1周期分シフトした
ということは、ベースバンド信号Bに含まれる擬似雑音
系列に対して擬似雑音系列Eが一巡したことを意味す
る。制御部14はスライディング完了信号gに従い、ベ
ースバンド信号Bに含まれる擬似雑音系列と擬似雑音系
列Eの相関が最大となるタイミングを確定させる。
2は制御部14からのスライディング信号fをカウント
することによって、擬似雑音系列発生器2の擬似雑音系
列の位相が1周期分(127回)シフトした事を示す1
27回スライディング完了信号g(以下スライディング
完了信号gと呼ぶ)を制御部14へ送る。擬似雑音系列
発生器2の擬似雑音系列Eの位相が1周期分シフトした
ということは、ベースバンド信号Bに含まれる擬似雑音
系列に対して擬似雑音系列Eが一巡したことを意味す
る。制御部14はスライディング完了信号gに従い、ベ
ースバンド信号Bに含まれる擬似雑音系列と擬似雑音系
列Eの相関が最大となるタイミングを確定させる。
【0015】すなわち、カウント動作を開始してから一
回または複数回{スレッシュレベル<比較選択部6のカ
ウント数c}の状態となってスレッシュレベル更新が行
なわれたならば、最後にスレッシュレベル更新を行なっ
た際の擬似雑音系列Eの位相が最適であることが判明す
る。制御部14はスレッシュレベル更新を行ったと同時
に最大値検出タイミング信号を同期保持部10へ出力し
ており、最後にスレッシュレベル更新を行なった際の最
大値検出タイミング信号が有効になり、この信号によっ
て同期保持部10は同期確定を行なう事となる。
回または複数回{スレッシュレベル<比較選択部6のカ
ウント数c}の状態となってスレッシュレベル更新が行
なわれたならば、最後にスレッシュレベル更新を行なっ
た際の擬似雑音系列Eの位相が最適であることが判明す
る。制御部14はスレッシュレベル更新を行ったと同時
に最大値検出タイミング信号を同期保持部10へ出力し
ており、最後にスレッシュレベル更新を行なった際の最
大値検出タイミング信号が有効になり、この信号によっ
て同期保持部10は同期確定を行なう事となる。
【0016】それに対し、擬似雑音系列が127回シフ
トされた時点でその時までに一度も{スレッシュレベル
<比較選択部6のカウント数c}とならずスレッシュレ
ベル更新が行なわれなかったならば、以降もそれまでの
カウント動作を繰り返し、最大値検出タイミング信号が
出力されるまで繰り返される。
トされた時点でその時までに一度も{スレッシュレベル
<比較選択部6のカウント数c}とならずスレッシュレ
ベル更新が行なわれなかったならば、以降もそれまでの
カウント動作を繰り返し、最大値検出タイミング信号が
出力されるまで繰り返される。
【0017】以下、順を追ってスレッシュレベルが更新
されていく過程を説明する。ここでは説明のため初期ス
レッシュレベルを97にしておく。初期スレッシュレベ
ルとは、雑音の多い伝送路において許容できる最低の相
関値に相当し、伝送路がこれよりも良い場合は通信品質
向上のため、より高い値の更新スレッシュレベルに変更
する。
されていく過程を説明する。ここでは説明のため初期ス
レッシュレベルを97にしておく。初期スレッシュレベ
ルとは、雑音の多い伝送路において許容できる最低の相
関値に相当し、伝送路がこれよりも良い場合は通信品質
向上のため、より高い値の更新スレッシュレベルに変更
する。
【0018】まず、127チップ分のカウントが終了し
て1周期検出部11から1周期検出信号が出力される
と、比較部7にてスレッシュレベル記憶部8の初期スレ
ッシュレベル97と比較選択部6のカウント数cを比較
する。この時、{初期スレッシュレベル97}≧{比較
選択部6のカウント数c}ならば、スライディング信号
fが出力されて擬似雑音系列が1チップだけシフトす
る。ただし、制御部14からスレッシュレベル更新信号
は出力されず、スレッシュレベル記憶部8の値は更新記
録されない。
て1周期検出部11から1周期検出信号が出力される
と、比較部7にてスレッシュレベル記憶部8の初期スレ
ッシュレベル97と比較選択部6のカウント数cを比較
する。この時、{初期スレッシュレベル97}≧{比較
選択部6のカウント数c}ならば、スライディング信号
fが出力されて擬似雑音系列が1チップだけシフトす
る。ただし、制御部14からスレッシュレベル更新信号
は出力されず、スレッシュレベル記憶部8の値は更新記
録されない。
【0019】また{初期スレッシュレベル97}<{比
較選択部6のカウント数c}ならば、この情報により、
制御部14からスレッシュレベル更新信号eが出力さ
れ、スレッシュレベル記憶部8の値は比較選択部6のカ
ウント数に更新(更新スレッシュレベル)される。な
お、この時にもスライディング信号fが出力されて擬似
雑音系列が1チップだけシフトする。更新後も、初期ス
レッシュレベル97の時と同様に動作する。
較選択部6のカウント数c}ならば、この情報により、
制御部14からスレッシュレベル更新信号eが出力さ
れ、スレッシュレベル記憶部8の値は比較選択部6のカ
ウント数に更新(更新スレッシュレベル)される。な
お、この時にもスライディング信号fが出力されて擬似
雑音系列が1チップだけシフトする。更新後も、初期ス
レッシュレベル97の時と同様に動作する。
【0020】この動作を127チップスライディング信
号検出部12からスライディング完了信号が出力される
まで繰り返す。
号検出部12からスライディング完了信号が出力される
まで繰り返す。
【0021】制御部14はこのスライディング完了信号
gを受け、その時までにスレッシュレベル更新信号を出
力してなければ、上記動作を繰り返す。また、その時ま
でに一度でもスレッシュレベル更新信号を出力していれ
ば、最大検出タイミング信号を同期保持部10に出力
し、それによって同期捕捉が確立する。
gを受け、その時までにスレッシュレベル更新信号を出
力してなければ、上記動作を繰り返す。また、その時ま
でに一度でもスレッシュレベル更新信号を出力していれ
ば、最大検出タイミング信号を同期保持部10に出力
し、それによって同期捕捉が確立する。
【0022】このように従来は、擬似雑音系列発生器か
らの擬似雑音系列とベースバンド信号の擬似雑音系列の
1周期の全位相を比較してスライディング信号fを出力
し、擬似雑音系列をシフトさせるように構成されてい
る。
らの擬似雑音系列とベースバンド信号の擬似雑音系列の
1周期の全位相を比較してスライディング信号fを出力
し、擬似雑音系列をシフトさせるように構成されてい
る。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のスライディング相関器では、例えば1周期12
7チップ長とすれば、ある位相について全周期分すなわ
ち127チップ分のカウントを行い、カウント値がスレ
ッシュレベルに満たなければ、1チップ分シフトさせて
再び127チップ分のカウント動作を行ない、結局、1
27周期分の時間を費やす事となってしまう。
た従来のスライディング相関器では、例えば1周期12
7チップ長とすれば、ある位相について全周期分すなわ
ち127チップ分のカウントを行い、カウント値がスレ
ッシュレベルに満たなければ、1チップ分シフトさせて
再び127チップ分のカウント動作を行ない、結局、1
27周期分の時間を費やす事となってしまう。
【0024】すなわち従来の構成は、擬似雑音系列発生
器2から出力される擬似雑音系列の1周期に対し、必ず
ベースバンド信号側の擬似雑音系列の1周期内全チップ
を比較し、1周期毎に擬似雑音系列を1チップ分シフト
させるとともに、1周期毎に比較選択部6のカウント数
cがスレッシュレベルを超えたか否かを調べる。そして
この動作をスライディング完了信号が出力されるまで繰
り返すこととなり、このような構成では同期捕捉に長時
間を要するという問題点を有していた。
器2から出力される擬似雑音系列の1周期に対し、必ず
ベースバンド信号側の擬似雑音系列の1周期内全チップ
を比較し、1周期毎に擬似雑音系列を1チップ分シフト
させるとともに、1周期毎に比較選択部6のカウント数
cがスレッシュレベルを超えたか否かを調べる。そして
この動作をスライディング完了信号が出力されるまで繰
り返すこととなり、このような構成では同期捕捉に長時
間を要するという問題点を有していた。
【0025】本発明は上記課題を解決し、高速に同期捕
捉可能なスライディング相関器を提供することを目的と
している。
捉可能なスライディング相関器を提供することを目的と
している。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、ベースバンド信号と拡散符号の一致チップ
数および不一致チップ数をカウントするカウント手段に
よって得られた一致カウント数と不一致カウント数とを
比較し、小さい方のカウント数すなわち小値カウント数
を出力する比較選択手段を設け、この小値カウント数と
スレッシュレベル記憶部のスレッシュレベルとを比較部
へ送るようにした。また制御部については、カウント動
作の途中で小値カウント数がスレッシュレベルに達すれ
ばスライディング信号を出力して拡散符号発生部の拡散
符号の位相を1チップ分シフトさせるとともに1周期検
出手段をリセットし、小値カウント数がスレッシュレベ
ルに達しないまま前記1周期検出手段が1周期検出信号
を出力すればスレッシュレベル値を低い値に更新するよ
うに構成した。
するために、ベースバンド信号と拡散符号の一致チップ
数および不一致チップ数をカウントするカウント手段に
よって得られた一致カウント数と不一致カウント数とを
比較し、小さい方のカウント数すなわち小値カウント数
を出力する比較選択手段を設け、この小値カウント数と
スレッシュレベル記憶部のスレッシュレベルとを比較部
へ送るようにした。また制御部については、カウント動
作の途中で小値カウント数がスレッシュレベルに達すれ
ばスライディング信号を出力して拡散符号発生部の拡散
符号の位相を1チップ分シフトさせるとともに1周期検
出手段をリセットし、小値カウント数がスレッシュレベ
ルに達しないまま前記1周期検出手段が1周期検出信号
を出力すればスレッシュレベル値を低い値に更新するよ
うに構成した。
【0027】
【作用】本発明は上記した構成により、拡散符号の1周
期の途中で小値カウント数がスレッシュレベル記憶部の
スレッシュレベルに達すれば、その時点で拡散符号発生
部にスライディング信号が出力され、拡散符号発生部の
拡散符号をシフトさせる事となる。つまり、1周期の途
中であっても一致チップ数または不一致チップ数の中の
小さい方の値があるスレッシュレベルを越えた場合には
拡散符号をシフトさせる必要ありとして即座に拡散符号
をシフトさせるので、小値カウント数がスレッシュレベ
ルを超えた後に無駄なカウント動作を行なう事が無い。
期の途中で小値カウント数がスレッシュレベル記憶部の
スレッシュレベルに達すれば、その時点で拡散符号発生
部にスライディング信号が出力され、拡散符号発生部の
拡散符号をシフトさせる事となる。つまり、1周期の途
中であっても一致チップ数または不一致チップ数の中の
小さい方の値があるスレッシュレベルを越えた場合には
拡散符号をシフトさせる必要ありとして即座に拡散符号
をシフトさせるので、小値カウント数がスレッシュレベ
ルを超えた後に無駄なカウント動作を行なう事が無い。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照しながら説明する。ここでは従来例と同様に拡散符号
として127個のチップ(最小単位)から成る1周期1
27チップ長の擬似雑音系列を用いており、図8に示す
ようにベースバンド信号Bは擬似雑音系列によって拡散
されている。
照しながら説明する。ここでは従来例と同様に拡散符号
として127個のチップ(最小単位)から成る1周期1
27チップ長の擬似雑音系列を用いており、図8に示す
ようにベースバンド信号Bは擬似雑音系列によって拡散
されている。
【0029】図1は本実施例のスペクトラム拡散方式の
受信機のスライディング相関器のブロック図であり、図
1において、乗算器3、比較部7、スレッシュレベル記
憶部8は図10に示す従来例のものとほぼ同じ構成であ
る。
受信機のスライディング相関器のブロック図であり、図
1において、乗算器3、比較部7、スレッシュレベル記
憶部8は図10に示す従来例のものとほぼ同じ構成であ
る。
【0030】16は一致信号の数をカウントする第1カ
ウンタ、17は擬似雑音系列発生器から出力された擬似
雑音系列Eのチップ数をカウント(チップ数のカウント
数)する第2カウンタである。第1カウンタ16と第2
カウンタ17はカウント数を常時出力するように構成さ
れている。23は比較選択部、24は減算部である。
ウンタ、17は擬似雑音系列発生器から出力された擬似
雑音系列Eのチップ数をカウント(チップ数のカウント
数)する第2カウンタである。第1カウンタ16と第2
カウンタ17はカウント数を常時出力するように構成さ
れている。23は比較選択部、24は減算部である。
【0031】減算部24は第1カウンタ16と第2カウ
ンタ17のカウント数から不一致カウント数dを出力す
る。すなわち、第2カウンタ17の出力である現時点で
のカウント数hから第1カウンタ16の出力である一致
カウント数aを引く処理を行なう。それによって得られ
た値は、ベースバンド信号Bの1チップと擬似雑音系列
発生器22から出力された擬似雑音系列の1チップが不
一致となった回数を示す事となり、減算部24はこの値
を不一致カウント数dとして出力する。
ンタ17のカウント数から不一致カウント数dを出力す
る。すなわち、第2カウンタ17の出力である現時点で
のカウント数hから第1カウンタ16の出力である一致
カウント数aを引く処理を行なう。それによって得られ
た値は、ベースバンド信号Bの1チップと擬似雑音系列
発生器22から出力された擬似雑音系列の1チップが不
一致となった回数を示す事となり、減算部24はこの値
を不一致カウント数dとして出力する。
【0032】また比較選択部23は、第1カウンタの出
力である一致カウント数と減算部24の出力である不一
致カウント数とを比較し、小さい方のカウント数(小値
カウント数m)を選択するように構成されている。
力である一致カウント数と減算部24の出力である不一
致カウント数とを比較し、小さい方のカウント数(小値
カウント数m)を選択するように構成されている。
【0033】18は制御部、19は同期保持部である。
20は1周期が検出される毎に1周期検出信号uを出力
する1周期検出部、21は127チップ分のシフトを行
なった事を検出してスライディング完了信号を出力する
127チップスライディング信号検出部である。22は
ベースバンド信号Bを拡散している擬似雑音系列と同じ
パターンを持つ擬似雑音系列Eを発生させ、スライディ
ング信号fに従って擬似雑音系列Eの初期位相を1チッ
プだけシフトする事が可能な擬似雑音系列発生器であ
る。25は擬似雑音系列発生器22へ擬似雑音系列の基
となるクロツク信号を送るクロック信号発生部である。
クロック信号発生部25からのクロック信号は第1カウ
ンタ16および第2カウンタ17にも送られる。
20は1周期が検出される毎に1周期検出信号uを出力
する1周期検出部、21は127チップ分のシフトを行
なった事を検出してスライディング完了信号を出力する
127チップスライディング信号検出部である。22は
ベースバンド信号Bを拡散している擬似雑音系列と同じ
パターンを持つ擬似雑音系列Eを発生させ、スライディ
ング信号fに従って擬似雑音系列Eの初期位相を1チッ
プだけシフトする事が可能な擬似雑音系列発生器であ
る。25は擬似雑音系列発生器22へ擬似雑音系列の基
となるクロツク信号を送るクロック信号発生部である。
クロック信号発生部25からのクロック信号は第1カウ
ンタ16および第2カウンタ17にも送られる。
【0034】以上のように構成されたスライディング相
関器について、以下その動作を説明する。(図8および
図9を参照) スライディング相関器にベースバンド信号Bが入力さ
れ、ベースバンド信号Bの1チップと擬似雑音系列発生
器22から出力された擬似雑音系列Eの1チップが一致
したとき、乗算器3の出力kは「Hi」となって一致信
号が出力される。
関器について、以下その動作を説明する。(図8および
図9を参照) スライディング相関器にベースバンド信号Bが入力さ
れ、ベースバンド信号Bの1チップと擬似雑音系列発生
器22から出力された擬似雑音系列Eの1チップが一致
したとき、乗算器3の出力kは「Hi」となって一致信
号が出力される。
【0035】第1カウンタ16は、乗算器3の出力kが
「Hi」となっている間のみクロック信号発生部25か
らのクロック信号CLK(図8および図9に示す)に従
ってカウントアップする。つまり第1カウンタ16は、
乗算器3の出力kが「Hi」となっている間カウントア
ップを続ける事となり、このカウント数がベースバンド
信号Bと擬似雑音系列Eの一致を示す一致カウント数と
して出力される。また第2カウンタ17は常時クロック
信号発生部25からのクロック信号CLKに従ってカウ
ントアップする。従ってこの第2カウンタ17のカウン
ト値が擬似雑音系列発生器22から出力された擬似雑音
系列のチップ数を示す事となる。
「Hi」となっている間のみクロック信号発生部25か
らのクロック信号CLK(図8および図9に示す)に従
ってカウントアップする。つまり第1カウンタ16は、
乗算器3の出力kが「Hi」となっている間カウントア
ップを続ける事となり、このカウント数がベースバンド
信号Bと擬似雑音系列Eの一致を示す一致カウント数と
して出力される。また第2カウンタ17は常時クロック
信号発生部25からのクロック信号CLKに従ってカウ
ントアップする。従ってこの第2カウンタ17のカウン
ト値が擬似雑音系列発生器22から出力された擬似雑音
系列のチップ数を示す事となる。
【0036】減算部24は第2カウンタ17のカウント
数hから第1カウンタ16の出力である一致カウント数
aを引く処理を行なうことによって不一致カウント数d
を出力する。例えばベースバンド信号Bと擬似雑音系列
Eがほぼ一致している場合は、一致カウント数aと第2
カウンタ17のカウント数hはほぼ同じ値でカウントア
ップしていき、減算部24からの不一致カウント数dは
ほぼ0となる。
数hから第1カウンタ16の出力である一致カウント数
aを引く処理を行なうことによって不一致カウント数d
を出力する。例えばベースバンド信号Bと擬似雑音系列
Eがほぼ一致している場合は、一致カウント数aと第2
カウンタ17のカウント数hはほぼ同じ値でカウントア
ップしていき、減算部24からの不一致カウント数dは
ほぼ0となる。
【0037】ところで本実施例では、ベースバンド信号
Bの情報データが“1”であるか“0”であるかの判断
は次のようになされる。
Bの情報データが“1”であるか“0”であるかの判断
は次のようになされる。
【0038】すなわち、ベースバンド信号Bのある擬似
雑音系列の1周期の情報が“1”の場合、同期捕捉確立
の際、擬似雑音系列発生器22から出力される擬似雑音
系列の位相とベースバンド信号Bの擬似雑音系列の位相
は同位相となり、第1カウンタ16の出力(一致カウン
ト数)は127近辺になり、減算部24の出力(不一致
カウント数)は0近辺になる。
雑音系列の1周期の情報が“1”の場合、同期捕捉確立
の際、擬似雑音系列発生器22から出力される擬似雑音
系列の位相とベースバンド信号Bの擬似雑音系列の位相
は同位相となり、第1カウンタ16の出力(一致カウン
ト数)は127近辺になり、減算部24の出力(不一致
カウント数)は0近辺になる。
【0039】また、ベースバンド信号Bのある擬似雑音
系列1周期の情報が“0”の場合、同期捕捉確立の際、
擬似雑音系列発生器22から出力される擬似雑音系列の
位相とベースバンド信号Bの擬似雑音系列の位相は丁度
反転した位相となり、第1カウンタ16の出力(一致カ
ウント数)は0近辺になり、減算部24の出力(不一致
カウント数)は127近辺になる。
系列1周期の情報が“0”の場合、同期捕捉確立の際、
擬似雑音系列発生器22から出力される擬似雑音系列の
位相とベースバンド信号Bの擬似雑音系列の位相は丁度
反転した位相となり、第1カウンタ16の出力(一致カ
ウント数)は0近辺になり、減算部24の出力(不一致
カウント数)は127近辺になる。
【0040】制御部18は比較部7の出力に従ってスラ
イディング信号fを出力する。すなわち、小値カウント
数mが初期スレッシュレベルまたは更新スレッシュレベ
ルを超えた事を示す信号rを比較部7から受けると、擬
似雑音系列発生器22へスライディング信号fを出力す
る。
イディング信号fを出力する。すなわち、小値カウント
数mが初期スレッシュレベルまたは更新スレッシュレベ
ルを超えた事を示す信号rを比較部7から受けると、擬
似雑音系列発生器22へスライディング信号fを出力す
る。
【0041】スレッシュレベル記憶部8には、最初は初
期設定として初期スレッシュレベル(スレッシュレベ
ル)が設定されており、制御部18から出力されるスレ
ッシュレベル更新信号eにより更新される。すなわちス
レッシュレベル更新信号eにより、スレッシュレベル記
憶部8にはその時の比較選択部23の出力値(小値カウ
ント数m)が格納され、この小値カウント数mが新たな
スレッシュレベルpとなる。また制御部18はスレッシ
ュレベルを更新する際に最大値検出タイミング信号を出
力する。
期設定として初期スレッシュレベル(スレッシュレベ
ル)が設定されており、制御部18から出力されるスレ
ッシュレベル更新信号eにより更新される。すなわちス
レッシュレベル更新信号eにより、スレッシュレベル記
憶部8にはその時の比較選択部23の出力値(小値カウ
ント数m)が格納され、この小値カウント数mが新たな
スレッシュレベルpとなる。また制御部18はスレッシ
ュレベルを更新する際に最大値検出タイミング信号を出
力する。
【0042】スレッシュレベルが低い値に更新される
と、次からは小値カウント数がスレッシュレベルに達す
るまでの時間が平均的に短くなり、しかも小値カウント
数がスレッシュレベルに達した後は無駄なカウント動作
を行なうこと無く即座に第1および第2カウンタがリセ
ットされ、スライディング信号fが出力されて擬似雑音
系列のシフトを行なうので、一旦スレッシュレベルが低
い値に更新されると擬似雑音系列のシフトおよび第1カ
ウンタ16,第2カウンタ17のリセットが頻ぱんに行
なわれる。
と、次からは小値カウント数がスレッシュレベルに達す
るまでの時間が平均的に短くなり、しかも小値カウント
数がスレッシュレベルに達した後は無駄なカウント動作
を行なうこと無く即座に第1および第2カウンタがリセ
ットされ、スライディング信号fが出力されて擬似雑音
系列のシフトを行なうので、一旦スレッシュレベルが低
い値に更新されると擬似雑音系列のシフトおよび第1カ
ウンタ16,第2カウンタ17のリセットが頻ぱんに行
なわれる。
【0043】127チップスライディング信号検出部2
1は制御部18からのスライディング信号fをカウント
しており、スライディング信号fを127回受ける毎に
スライディング完了信号gを出力する。制御部18はこ
のスライディング完了信号gを受けると、次のような制
御を行う。
1は制御部18からのスライディング信号fをカウント
しており、スライディング信号fを127回受ける毎に
スライディング完了信号gを出力する。制御部18はこ
のスライディング完了信号gを受けると、次のような制
御を行う。
【0044】すなわち、その時までにスレッシュレベル
更新が行なわれず、最大値検出タイミング信号を出力し
ていなければ、単にスライディング信号fを出力してそ
れまでの動作を繰り返させる。
更新が行なわれず、最大値検出タイミング信号を出力し
ていなければ、単にスライディング信号fを出力してそ
れまでの動作を繰り返させる。
【0045】またスライディング完了信号gを受けた時
までにスレッシュレベル更新を行なっておれば、最後に
スレッシュレベルを更新した際に制御部18から出力さ
れた最大値検出タイミング信号によって同期捕捉が確立
する事となる。
までにスレッシュレベル更新を行なっておれば、最後に
スレッシュレベルを更新した際に制御部18から出力さ
れた最大値検出タイミング信号によって同期捕捉が確立
する事となる。
【0046】同期保持部19は制御部18から出力され
た最大値検出タイミング信号を受け、この最大値検出タ
イミング信号に従って同期保持を行なう。すなわち、複
数回スレッシュレベルを更新した場合は最後にスレッシ
ュレベルを更新した時の擬似雑音系列Eの位相が最適と
なり、そのときに出力された最大値検出タイミング信号
が有効となる。従って同期保持部19は、クロック信号
発生部25から擬似雑音系列発生器22へ送るクロック
信号を制御することによってこのタイミングに合うよう
に擬似雑音系列Eの初期位相を設定する。このように最
大値検出タイミング信号を受けた同期保持部19によっ
て擬似雑音系列の初期位相タイミングにて同期捕捉が確
立する事となり、その後さらに緻密に同期を合わせ、同
期がはずれないように保持する。
た最大値検出タイミング信号を受け、この最大値検出タ
イミング信号に従って同期保持を行なう。すなわち、複
数回スレッシュレベルを更新した場合は最後にスレッシ
ュレベルを更新した時の擬似雑音系列Eの位相が最適と
なり、そのときに出力された最大値検出タイミング信号
が有効となる。従って同期保持部19は、クロック信号
発生部25から擬似雑音系列発生器22へ送るクロック
信号を制御することによってこのタイミングに合うよう
に擬似雑音系列Eの初期位相を設定する。このように最
大値検出タイミング信号を受けた同期保持部19によっ
て擬似雑音系列の初期位相タイミングにて同期捕捉が確
立する事となり、その後さらに緻密に同期を合わせ、同
期がはずれないように保持する。
【0047】次に図2〜図7に基づいて、一致カウント
数または不一致カウント数と第2カウンタの関係を具体
的に説明する。
数または不一致カウント数と第2カウンタの関係を具体
的に説明する。
【0048】図2において、縦軸は比較選択部23の出
力すなわち一致カウント数と不一致カウント数のいずれ
か小さい方のカウント数(小値カウント数m)を表わ
す。また横軸は第2カウンタ17の出力値すなわち擬似
雑音系列発生器から出力された擬似雑音系列のチップ数
を表わす。本例では、スレッシュレベル記憶部8の初期
設定を30とする。
力すなわち一致カウント数と不一致カウント数のいずれ
か小さい方のカウント数(小値カウント数m)を表わ
す。また横軸は第2カウンタ17の出力値すなわち擬似
雑音系列発生器から出力された擬似雑音系列のチップ数
を表わす。本例では、スレッシュレベル記憶部8の初期
設定を30とする。
【0049】縦軸の小値カウント数mは前述のように一
致信号のカウント数または不一致信号のカウント数の内
の小さい方の値であり、この値が一致信号であるか不一
致信号であるかには関わり無く比較部7にてこのカウン
ト数の小さい方の値とスレッシュレベルが比較される事
となる。
致信号のカウント数または不一致信号のカウント数の内
の小さい方の値であり、この値が一致信号であるか不一
致信号であるかには関わり無く比較部7にてこのカウン
ト数の小さい方の値とスレッシュレベルが比較される事
となる。
【0050】スレッシュレベル以上の領域(斜線で示
す)はチップスライディング信号発生領域であり、比較
選択部23の出力値がこの領域に入ると、即座にチップ
スライディング信号が発生し、擬似雑音系列が1チップ
分スライドする事となる。つまり比較部7にて初期スレ
ッシュレベルに対して比較選択部23の出力が等しくな
った事が検知された時、すなわち{初期スレッシュレベ
ル30}≦{比較選択部23の出力(小値カウント
数)}となった時、その時点で制御部18はスライディ
ング信号を出力し、擬似雑音系列発生器22は擬似雑音
系列の初期位相を1チップだけシフトする。そして第1
カウンタ16と第2カウンタ17をリセットし、新たに
カウントを開始する。またこの場合は、制御部18から
スレッシュレベル更新信号は出力されず、スレッシュレ
ベル記憶部8の値は更新記録されない。そして、制御部
18からクリア信号が出力され、1周期検出部20内の
カウント値はリセットされる。
す)はチップスライディング信号発生領域であり、比較
選択部23の出力値がこの領域に入ると、即座にチップ
スライディング信号が発生し、擬似雑音系列が1チップ
分スライドする事となる。つまり比較部7にて初期スレ
ッシュレベルに対して比較選択部23の出力が等しくな
った事が検知された時、すなわち{初期スレッシュレベ
ル30}≦{比較選択部23の出力(小値カウント
数)}となった時、その時点で制御部18はスライディ
ング信号を出力し、擬似雑音系列発生器22は擬似雑音
系列の初期位相を1チップだけシフトする。そして第1
カウンタ16と第2カウンタ17をリセットし、新たに
カウントを開始する。またこの場合は、制御部18から
スレッシュレベル更新信号は出力されず、スレッシュレ
ベル記憶部8の値は更新記録されない。そして、制御部
18からクリア信号が出力され、1周期検出部20内の
カウント値はリセットされる。
【0051】また比較選択部23の出力がスレッシュレ
ベルを超えないまま1周期分(127チップ分)のカウ
ントが終了すると、1周期検出部20から1周期検出信
号uが発生する。この場合は、{初期スレッシュレベル
30}>{比較選択部23の出力(小値カウント数)}
となる。そしてこの1周期検出信号uは制御部18に入
力する。この時制御部18は、この情報によりスレッシ
ュレベル更新信号を出力する。そしてこのスレッシュレ
ベル更新信号によってスレッシュレベル記憶部8の値は
比較選択部23の出力に更新(更新スレッシュレベル)
される。従って、以後用いられるスレッシュレベルが、
その前に127チップ分のカウントが終了した時の比較
選択部23の出力に切り替わる事となる。
ベルを超えないまま1周期分(127チップ分)のカウ
ントが終了すると、1周期検出部20から1周期検出信
号uが発生する。この場合は、{初期スレッシュレベル
30}>{比較選択部23の出力(小値カウント数)}
となる。そしてこの1周期検出信号uは制御部18に入
力する。この時制御部18は、この情報によりスレッシ
ュレベル更新信号を出力する。そしてこのスレッシュレ
ベル更新信号によってスレッシュレベル記憶部8の値は
比較選択部23の出力に更新(更新スレッシュレベル)
される。従って、以後用いられるスレッシュレベルが、
その前に127チップ分のカウントが終了した時の比較
選択部23の出力に切り替わる事となる。
【0052】以下、順を追って具体的に説明する。まず
図2のように第2カウンタ17のカウント数が89であ
る時、一致カウント数が29、不一致カウント数が60
であるとする。この場合は一致カウント数(29)が不
一致カウント数60より小さいので、比較選択部23か
らは一致カウント数(29)が出力され、比較部7にて
この一致カウント数と初期スレッシュレベル(30)と
が比較される。この状態ではまだ一致カウント数(2
9)は初期スレッシュレベルに達してないので、そのま
まカウントを継続する。
図2のように第2カウンタ17のカウント数が89であ
る時、一致カウント数が29、不一致カウント数が60
であるとする。この場合は一致カウント数(29)が不
一致カウント数60より小さいので、比較選択部23か
らは一致カウント数(29)が出力され、比較部7にて
この一致カウント数と初期スレッシュレベル(30)と
が比較される。この状態ではまだ一致カウント数(2
9)は初期スレッシュレベルに達してないので、そのま
まカウントを継続する。
【0053】次の状態では図3に示すように第2カウン
タ17のカウント数は90となる。この例では、一致カ
ウント数は29のままであり、不一致カウント数が61
となる。この状態ではまだ一致カウント数は初期スレッ
シュレベルに達してないので、そのままカウントを継続
する。
タ17のカウント数は90となる。この例では、一致カ
ウント数は29のままであり、不一致カウント数が61
となる。この状態ではまだ一致カウント数は初期スレッ
シュレベルに達してないので、そのままカウントを継続
する。
【0054】さらに次の状態すなわち図4に示すように
第2カウンタのカウント数が91となった状態で、一致
カウント数が30、不一致カウント数61になったとす
ると、小値カウント数すなわち一致カウント数が初期ス
レッシュレベル(30)に等しくなり、比較部7はその
ことを示す信号を出力し、それに従って制御部18から
スライディング信号が出力され、擬似雑音系列Eが1チ
ップだけシフトする。そして第1カウンタ16と第2カ
ウンタ17はリセットされ、カウントを続ける。
第2カウンタのカウント数が91となった状態で、一致
カウント数が30、不一致カウント数61になったとす
ると、小値カウント数すなわち一致カウント数が初期ス
レッシュレベル(30)に等しくなり、比較部7はその
ことを示す信号を出力し、それに従って制御部18から
スライディング信号が出力され、擬似雑音系列Eが1チ
ップだけシフトする。そして第1カウンタ16と第2カ
ウンタ17はリセットされ、カウントを続ける。
【0055】図5は、小値カウント数がスレッシュレベ
ルを超えないまま1周期分のカウントが終了した状態を
示す。1周期分のカウントが終了した状態で例えば図に
示すように小値カウント数が15であれば、制御部18
はスレッシュレベル更新信号を出力し、図6に示すよう
にスレッシュレベルの値は初期スレッシュレベルより低
い値すなわちその時の小値カウント数(15)に変更さ
れる。そして、最大値検出タイミング信号を同期保持部
19へ出力し、第1カウンタ16と第2カウンタ17は
リセットされて新たにカウントを開始する。
ルを超えないまま1周期分のカウントが終了した状態を
示す。1周期分のカウントが終了した状態で例えば図に
示すように小値カウント数が15であれば、制御部18
はスレッシュレベル更新信号を出力し、図6に示すよう
にスレッシュレベルの値は初期スレッシュレベルより低
い値すなわちその時の小値カウント数(15)に変更さ
れる。そして、最大値検出タイミング信号を同期保持部
19へ出力し、第1カウンタ16と第2カウンタ17は
リセットされて新たにカウントを開始する。
【0056】図6に示す状態では、スレッシュレベル変
更後のカウント途中の状態である。この段階では、小値
カウント数はまだスレッシュレベル(15)に達してな
いので、そのままカウントを継続する。
更後のカウント途中の状態である。この段階では、小値
カウント数はまだスレッシュレベル(15)に達してな
いので、そのままカウントを継続する。
【0057】もし、次の状態で図7に示すように小値カ
ウント数がスレッシュレベル(15)に一致すると、前
述の場合と同様に擬似雑音系列Eが1チップだけシフト
し、第1カウンタ16と第2カウンタ17をリセットし
て新たにカウントを開始する。
ウント数がスレッシュレベル(15)に一致すると、前
述の場合と同様に擬似雑音系列Eが1チップだけシフト
し、第1カウンタ16と第2カウンタ17をリセットし
て新たにカウントを開始する。
【0058】また、小値カウント数がスレッシュレベル
を超えないまま1周期分のカウントが終了すると、最大
検出タイミング信号を同期保持部19に出力するととも
にスレッシュレベル更新信号を出力する。
を超えないまま1周期分のカウントが終了すると、最大
検出タイミング信号を同期保持部19に出力するととも
にスレッシュレベル更新信号を出力する。
【0059】以上の動作をスライディング完了信号gが
出力されるまで繰り返す。以上の説明を要約すると、あ
る位相について第2カウンタのカウント数が127とな
る前に小値カウント数mがスレッシュレベルに等しくな
れば、その時点で1周期検出部20内のカウント値はリ
セットされ、そして擬似雑音系列発生器22の擬似雑音
系列を1チップだけシフトさせて再び最初からカウント
を開始する。ただしこの場合はスレッシュレベルの値は
更新記録されない。擬似雑音系列を1チップだけシフト
させた後も前述と同様に動作する。
出力されるまで繰り返す。以上の説明を要約すると、あ
る位相について第2カウンタのカウント数が127とな
る前に小値カウント数mがスレッシュレベルに等しくな
れば、その時点で1周期検出部20内のカウント値はリ
セットされ、そして擬似雑音系列発生器22の擬似雑音
系列を1チップだけシフトさせて再び最初からカウント
を開始する。ただしこの場合はスレッシュレベルの値は
更新記録されない。擬似雑音系列を1チップだけシフト
させた後も前述と同様に動作する。
【0060】1周期分のカウントが終了した状態で小値
カウント数がスレッシュレベル以下であれば、スレッシ
ュレベルが更新される。その後もカウント動作を続け、
小値カウント数が十分に小さくなるまで擬似雑音系列の
シフトおよびスレッシュレベルの更新が繰り返される事
となる。
カウント数がスレッシュレベル以下であれば、スレッシ
ュレベルが更新される。その後もカウント動作を続け、
小値カウント数が十分に小さくなるまで擬似雑音系列の
シフトおよびスレッシュレベルの更新が繰り返される事
となる。
【0061】このように本実施例では、カウントを開始
してから擬似雑音系列発生器22の擬似雑音系列が1周
期に達する前に小値カウント数mがスレッシュレベルに
等しくなれば、その時点で即座に擬似雑音系列をシフト
させるので、擬似雑音系列が1周期に達してから擬似雑
音系列をシフトさせる従来例と比べて短い時間間隔で擬
似雑音系列のシフトが繰り返される事となり、同期捕捉
確立までの時間を大幅に短縮する事が可能になる。
してから擬似雑音系列発生器22の擬似雑音系列が1周
期に達する前に小値カウント数mがスレッシュレベルに
等しくなれば、その時点で即座に擬似雑音系列をシフト
させるので、擬似雑音系列が1周期に達してから擬似雑
音系列をシフトさせる従来例と比べて短い時間間隔で擬
似雑音系列のシフトが繰り返される事となり、同期捕捉
確立までの時間を大幅に短縮する事が可能になる。
【0062】また従来構成でのスレッシュレベルの更新
は常に前周期の場合に対して大きい値に変更するという
ものであるが、本実施例におけるスレッシュレベルの更
新は、常に前周期の場合に対して小さい値にスレッシュ
レベルを変更するというものであり、カウントを開始し
てから比較選択部の出力がスレッシュレベルに達するま
での時間はスレッシュレベルの更新を行なう度に短くな
っていく。つまり、これは一致カウント数と不一致カウ
ント数の内の小さい方のカウント数(小値カウント数)
を比較部7に与える構成によるものであり、この小値カ
ウント数は同期捕捉が近づくにつれて低い値に納まって
くるので、スレッシュレベルも低い値に切り替わる事と
なり、スレッシュレベルが低くなった分、カウントを開
始してから小値カウント数がスレッシュレベルに達する
までの時間が短くなる。従って短い間隔で擬似雑音系列
のシフトが繰り返される事となり、より早く同期捕捉へ
追い込む事が出来るようになる。
は常に前周期の場合に対して大きい値に変更するという
ものであるが、本実施例におけるスレッシュレベルの更
新は、常に前周期の場合に対して小さい値にスレッシュ
レベルを変更するというものであり、カウントを開始し
てから比較選択部の出力がスレッシュレベルに達するま
での時間はスレッシュレベルの更新を行なう度に短くな
っていく。つまり、これは一致カウント数と不一致カウ
ント数の内の小さい方のカウント数(小値カウント数)
を比較部7に与える構成によるものであり、この小値カ
ウント数は同期捕捉が近づくにつれて低い値に納まって
くるので、スレッシュレベルも低い値に切り替わる事と
なり、スレッシュレベルが低くなった分、カウントを開
始してから小値カウント数がスレッシュレベルに達する
までの時間が短くなる。従って短い間隔で擬似雑音系列
のシフトが繰り返される事となり、より早く同期捕捉へ
追い込む事が出来るようになる。
【0063】
【発明の効果】以上のように本発明は、ベースバンド信
号と拡散符号の一致チップ数および不一致チップ数をカ
ウントするカウント手段によって得られた一致カウント
数と不一致カウント数とを比較し、小さい方のカウント
数すなわち小値カウント数を出力する比較選択手段を設
けるとともに、この小値カウント数とスレッシュレベル
とを比較するように構成し、また制御部は、カウント動
作の途中で小値カウント数がスレッシュレベルに達すれ
ばスライディング信号を出力して拡散符号発生部の拡散
符号の位相を1チップ分シフトさせるとともに1周期検
出手段をリセットし、小値カウント数がスレッシュレベ
ルに達しないまま前記1周期検出手段が1周期検出信号
を出力すればスレッシュレベル値を低い値に変更するよ
うに構成したことにより、従来のように拡散符号発生部
の拡散符号の1周期に対してベースバンド信号側の拡散
符号の1周期内全チップを比較せず、1周期の途中で小
値カウント数がスレッシュレベル記憶部のスレッシュレ
ベルに達すればその時点で拡散符号をシフトさせる必要
ありとして拡散符号をシフトさせるので、従来より高速
な同時捕捉を実現することが出来る。
号と拡散符号の一致チップ数および不一致チップ数をカ
ウントするカウント手段によって得られた一致カウント
数と不一致カウント数とを比較し、小さい方のカウント
数すなわち小値カウント数を出力する比較選択手段を設
けるとともに、この小値カウント数とスレッシュレベル
とを比較するように構成し、また制御部は、カウント動
作の途中で小値カウント数がスレッシュレベルに達すれ
ばスライディング信号を出力して拡散符号発生部の拡散
符号の位相を1チップ分シフトさせるとともに1周期検
出手段をリセットし、小値カウント数がスレッシュレベ
ルに達しないまま前記1周期検出手段が1周期検出信号
を出力すればスレッシュレベル値を低い値に変更するよ
うに構成したことにより、従来のように拡散符号発生部
の拡散符号の1周期に対してベースバンド信号側の拡散
符号の1周期内全チップを比較せず、1周期の途中で小
値カウント数がスレッシュレベル記憶部のスレッシュレ
ベルに達すればその時点で拡散符号をシフトさせる必要
ありとして拡散符号をシフトさせるので、従来より高速
な同時捕捉を実現することが出来る。
【0064】しかもスレッシュレベルの更新は、常に前
周期の場合に対して小さい値に変更するというものであ
り、カウントを開始してから比較選択部の出力がスレッ
シュレベルに達するまでの時間はスレッシュレベルの更
新を行なう度に短くなっていくので、この事からも同時
捕捉に要する時間を短縮する事が出来る。
周期の場合に対して小さい値に変更するというものであ
り、カウントを開始してから比較選択部の出力がスレッ
シュレベルに達するまでの時間はスレッシュレベルの更
新を行なう度に短くなっていくので、この事からも同時
捕捉に要する時間を短縮する事が出来る。
【図1】本発明の一実施例に於けるスライディング相関
器の構成を示すブロック図
器の構成を示すブロック図
【図2】同スライディング相関器の動作を説明する説明
図
図
【図3】同スライディング相関器の動作を説明する説明
図
図
【図4】同スライディング相関器の動作を説明する説明
図
図
【図5】同スライディング相関器の動作を説明する説明
図
図
【図6】同スライディング相関器の動作を説明する説明
図
図
【図7】同スライディング相関器の動作を説明する説明
図
図
【図8】同スライディング相関器の動作時の各信号を示
す波形図
す波形図
【図9】同スライディング相関器の動作時の各信号を示
す波形図
す波形図
【図10】従来のスライディング相関器の構成を示すブ
ロック図
ロック図
【図11】スペクトラム拡散の原理を説明するための波
形図
形図
1 入力端子 3 乗算部 7 比較部 8 スレッシュレベル記憶部 16 第1カウンタ 17 第2カウンタ 18 制御部 19 同期保持部 20 1周期検出部 21 127チップスライディング信号検出部 22 擬似雑音系列発生器 23 比較選択部 24 減算部 25 クロック信号発生部
Claims (1)
- 【請求項1】 ベースバンド信号を拡散するために用い
られた拡散符号と同じパターンを持つ拡散符号を発生す
るとともに発生した拡散符号の位相をスライディング信
号に従って1チップ分シフトするように構成された拡散
符号発生部と、入来するベースバンド信号の1チップと
前記拡散符号発生部から出力された拡散符号の1チップ
が一致したか否かを判断する手段と、一致したチップ数
および不一致のチップ数をカウントするカウント手段
と、前記カウント手段によって得られた一致カウント数
と不一致カウント数とを比較し、小さい方のカウント数
すなわち小値カウント数を出力する比較選択手段と、予
め初期スレッシュレベル値が設定されており、スレッシ
ュレベル更新信号が入力するとスレッシュレベル値を小
値カウント数以下の値に変更するように構成されたスレ
ッシュレベル記憶部と、前記スレッシュレベル記憶部の
スレッシュレベルと小値カウント数を比較する比較部
と、カウント開始の時点から前記拡散符号発生部の拡散
符号が1周期分に達した事を検知して1周期検出信号を
出力する1周期検出手段と、カウント動作の途中で小値
カウント数がスレッシュレベルに達すれば、スライディ
ング信号を出力して前記拡散符号発生部の拡散符号の位
相を1チップ分シフトさせるとともに前記1周期検出手
段をリセットし、また小値カウント数がスレッシュレベ
ルに達しないまま前記1周期検出手段が1周期検出信号
を出力すれば、前記スレッシュレベル記憶部へスレッシ
ュレベル更新信号を送る制御部を備えた事を特徴とする
スライディング相関器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344307A JPH05175936A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スライディング相関器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3344307A JPH05175936A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スライディング相関器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05175936A true JPH05175936A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18368232
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3344307A Pending JPH05175936A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | スライディング相関器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05175936A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7486225B2 (en) | 2003-11-25 | 2009-02-03 | Fujitsu Limited | Radar device |
JP2009200751A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Nippon Soken Inc | スペクトラム拡散通信用の受信装置 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3344307A patent/JPH05175936A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7486225B2 (en) | 2003-11-25 | 2009-02-03 | Fujitsu Limited | Radar device |
JP2009200751A (ja) * | 2008-02-20 | 2009-09-03 | Nippon Soken Inc | スペクトラム拡散通信用の受信装置 |
JP4635060B2 (ja) * | 2008-02-20 | 2011-02-16 | 株式会社日本自動車部品総合研究所 | スペクトラム拡散通信用の受信装置 |
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