JPH05175915A - 音声データ伝送装置 - Google Patents
音声データ伝送装置Info
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- JPH05175915A JPH05175915A JP35552891A JP35552891A JPH05175915A JP H05175915 A JPH05175915 A JP H05175915A JP 35552891 A JP35552891 A JP 35552891A JP 35552891 A JP35552891 A JP 35552891A JP H05175915 A JPH05175915 A JP H05175915A
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Abstract
質を得ることができ、また、回線品質が悪い場合にも、
一定品質の音声品質を得ることができる音声データ伝送
装置を提供する。 【構成】 送信側に音声符号化回路1、51、52および誤
り訂正符号化回路21、22を備え、受信側に誤り訂正復号
化回路31、32および音声復号化回路71、72、4を備える
音声データ伝送装置において、送信側に、音声符号化手
段の音声符号化ビット・レートと誤り訂正符号化手段の
誤り訂正符号化ビット・レートとの比率を、回線品質に
応じて、選択するスイッチ81、82を設け、受信側に、送
信側が選択した前記比率を受信信号から判定する判定手
段6と、この判定手段6の判定結果に基づいて、誤り訂
正復号化回路および音声復号化回路の動作を選択する選
択手段6、83、84とを設けており、回線品質に応じて、
音声符号化ビット・レートと誤り訂正符号化ビット・レ
ートとの比率を、その回線品質に適合する比率に変更し
て、音声データの伝送を行なうことができる。
Description
に使用する音声データ伝送装置に関し、特に、伝送路の
伝送状態の良否に応じて、音声符号化のビット・レート
を変更できるように構成したものである。
送路とするシステムでは、劣悪な伝送路品質(高い回線
ビット誤り率)の下でも一定品質以上の音声品質を得る
ため、強力な誤り訂正符号化が行なわれている。
ように、送信側(a)においては、音声信号を符号化する
音声符号化回路1と、誤り訂正符号を付加する誤り訂正
符号化回路2とを備え、入力する音声信号を誤り訂正符
号化された高能率符号化デジタル音声信号に変換し、無
線回線に送出している。
ジタル音声信号の誤り訂正復号化を行なう誤り訂正復号
化回路3と、音声信号への再生を行なう音声復号化回路
4とを備えており、これらの回路を通じて、入力信号を
音声信号に変換している。
トが大きい程、高い音声品質が得られ、また、誤り訂正
符号化の符号化ビット・レートが大きい程、強い誤り訂
正能力が得られる。一方、周波数の有効利用の観点から
は、音声符号化のビット・レートと誤り訂正符号化のビ
ット・レートの合計値をなるべく小さな値に抑えること
が必要となる。
値をある一定値に設定した場合、音声符号化ビット・レ
ートを大きな値に設計すると、誤り訂正符号化ビット・
レートは、小さな値に設計する必要があり、双方のビッ
ト・レートはトレード・オフの関係にある。
符号化技術水準に応じて、悪い回線品質においても、一
定品質以上の音声が得られるように、両者のビット・レ
ートの分配の最適化が行なわれている。
ータ伝送装置では、音声符号化ビット・レートおよび誤
り訂正符号化ビット・レートが固定値に設計されている
ため、無線回線の回線品質状態の良好な地域で伝送する
場合(例えば、デジタル自動車電話システムにおいてゾ
ーンの中心付近にいる移動機と基地局との間の伝送)で
も、逆に、無線回線の回線品質状態の不良な地域で伝送
する場合(例えば、デジタル自動車電話システムにおい
てゾーンの周辺付近にいる移動機と基地局との間の伝
送)でも、これらのビット・レートを同じ状態で伝送せ
ざるを得ない。
声品質を得ることを重視して、音声符号化ビット・レー
トを大きな値に設定した場合には、誤り訂正符号化ビッ
ト・レートが小さな値となり、一定品質以上の音声品質
を得るためには、高い回線品質が要求され、例えば、セ
ルラー方式のデジタル自動車電話システムでは、CIR
(希望波電力と干渉波電力との比)を大きくとることが
必要となり、空間的な周波数有効利用率が低下する結果
となる。
声品質を重視して誤り訂正符号化ビット・レートを大き
な値に設定すると、音声符号化ビット・レートを小さな
値に設定する必要が生じ、回線品質の良好な状態におい
て、より良い音声品質を得ることができないことにな
る。
送装置が持つ問題点を解決するものであり、回線品質が
良好な場合には、より高い音声品質を得ることができ、
また、回線品質が悪い場合にも、一定品質の音声品質を
得ることができる音声データ伝送装置を提供することを
目的としている。
信側に音声符号化手段および誤り訂正符号化手段を備
え、受信側に誤り訂正復号化手段および音声復号化手段
を備える音声データ伝送装置において、送信側に、音声
符号化手段の音声符号化ビット・レートと誤り訂正符号
化手段の誤り訂正符号化ビット・レートとの比率を、回
線品質に応じて、選択する選択手段を設け、受信側に、
送信側が選択した前記比率を受信信号から判定する判定
手段と、この判定手段の判定結果に基づいて、誤り訂正
復号化手段および音声復号化手段の動作を選択する選択
手段とを設けている。
符号化回路とビット削除数を異にする複数の音声符号化
ビット削除回路とより構成している。
から検出するようにしている。さらに、受信側に、送信
側の誤り訂正符号化手段の全てに対応する誤り訂正復号
化回路を設け、この回路の復号化過程で出力する情報に
基づいて、前記判定手段で、送信側の選択した誤り訂正
符号化を判定している。
回線品質に応じて、音声符号化ビット・レートと誤り訂
正符号化ビット・レートとの比率を、その回線品質に適
合する比率に変更して、音声データの伝送を行なうこと
ができる。
に送信側の誤り訂正符号化を判断し、対応する復号化を
行なうことができる。
1に示すように、送信側(a)には、音声信号を高能率符
号化デジタル音声信号に変換する音声符号化回路1と、
音声符号化ビット・レートを変更するために高能率符号
化デジタル音声信号のビットから異なる数のビットを削
除する複数種類の音声符号化ビット削除回路51、52と、
異なる率で誤り訂正符号を付加する複数種類の誤り訂正
符号化回路21、22と、送信側(a)に設けた受信機より供
給される回線品質情報9に基づいて音声符号化ビット削
除回路51、52および誤り訂正符号化回路21、22を選択す
る切替スイッチ81、82とを備えている。
回路21、22の誤り訂正符号化に対応する誤り訂正復号化
を行なう複数種類の誤り訂正復号化回路31、32と、送信
側(a)で行なわれた誤り訂正符号化を判定して選択信号
10を生成し、その選択信号10に基づいて1種類の誤り訂
正復号化回路31または32の出力データを選択して出力す
る誤り訂正復号化回路・出力選択回路6と、音声符号化
ビット削除回路51または52で削除されたビットを補償す
る複数種類の音声符号化ビット補償回路71、72と、選択
信号10に応じて音声符号化ビット補償回路71、72を選択
する切替スイッチ83、84と、音声符号化ビット補償回路
71、72の出力を音声信号に再生する音声復号化回路4と
を備えている。
いて説明する。
下り回線(図1における送信を上り回線とする。)の回
線誤り率または受信レベル等の回線品質に関する情報9
が検出され、切替スイッチ81および82に送られる。切替
スイッチ81、82では、回線品質情報9が良好な回線品質
を示しているときは、第1音声符号化ビット削除回路51
および第1誤り訂正符号化回路21を選択し、逆に、不良
な回線品質を示しているときは、第2音声符号化ビット
削除回路52および第2誤り訂正符号化回路22を選択す
る。
音声符号化回路1が出力する高能率符号化デジタル音声
信号の中から、例えば、パワーを表わすパラメータ・ビ
ットの内のLSB(最下位の桁)側のビットや残差信号
を表わすビット等の、仮にランダムに再生しても音声品
質の劣化に大きな影響を及ぼさないビットを削除する動
作を行なっており、削除するビット数は、第1音声符号
化ビット削除回路に比べて第2音声符号化ビット削除回
路の方が多い。
符号化ビット削除回路51、52が出力する信号に対して誤
り訂正符号を付加しており、その付加する誤り訂正符号
の数は、第1誤り訂正符号化回路21に比べて第2誤り訂
正符号化回路22の方が多い。
て、第1音声符号化ビット削除回路51および第1誤り訂
正符号化回路21が選択された場合には、誤り訂正符号化
ビット・レートの小さな誤り訂正符号化方式となり、逆
に、第2音声符号化ビット削除回路52および第2誤り訂
正符号化回路22が選択された場合には、誤り訂正符号化
ビット・レートの大きな誤り訂正符号化方式となる。
符号化された高能率符号化デジタル音声信号に対して、
第1および第2誤り訂正復号化回路31、32の双方が動作
して、送信側の第1および第2誤り訂正符号化回路51、
52の誤り訂正符号化に対応する復号化を行なっている。
復号化回路出力選択回路6に入力される。誤り訂正復号
化回路出力選択回路6では、その情報の中から、例え
ば、誤り訂正符号として、畳み込み符号を用いている場
合には、パスメトリック値の大きさの情報により、ま
た、CRCを併用している場合には、CRC検出/非検
出の情報により、送信側でどの誤り訂正符号化方式が採
られているかについて判定し、判定結果に基づいて、選
択信号10を出力すると共に、適合する誤り訂正復号化回
路31または32の出力信号を切替スイッチ83に出力する。
10に基づいて、第1または第2音声符号化ビット補償回
路71、72に入力する。音声符号化ビット補償回路71、72
では、送信側の音声符号化ビット削除回路51、52で削除
した筈のビットを補償する。このビット補償は、パワー
を表わすビットのLSB側が削除されている場合には、
そのLSB側のビット値を0に設定し、また、残差信号
を表わすビットが削除されている場合には、ランダムに
生成して得た値を代入する等の方法で行なう。
力は、切替スイッチ84を経て、音声復号化回路4に送出
され、音声信号に再生される。
装置においては、回線品質の良好な状態のときは、送信
側(a)の音声符号化ビット・レートを高めると共に誤り
訂正符号化ビット・レートを低めることによって、より
高い音声品質を確保することができ、また、回線品質の
不良な状態のときは、送信側(a)の音声符号化ビット・
レートを低めると共に誤り訂正符号化ビット・レートを
高めることによって、一定品質以上の音声品質を得るこ
とができる。
る誤り訂正符号化方式を独自に判定することができるか
ら、この方式について、送信側から受信側に連絡する必
要がない。
号化ビット・レートを採り得るようにするため、音声符
号化ビット・レートを異にする複数種類の音声符号化回
路1を設けることも可能である。しかし、この場合に
は、ハード規模が大きくなる。それに比べて、1種類の
音声符号化した信号から、音声符号化ビット・レートの
配分に応じて、所要ビット数を削除する実施例の方式の
方が、装置を小型に構成することができる。
および誤り訂正符号化回路の数を増やして、多段階の誤
り訂正符号化方式を採り得るように構成することも可能
である。この場合には、受信側でも、それに対応して、
誤り訂正復号化回路および音声符号化ビット補償回路の
数を増やす必要がある。
に、本発明の音声データ伝送装置では、回線品質に応じ
て誤り訂正符号化方式を切替えることにより、各回線品
質状態に適合した音声データ伝送が可能となる。
訂正符号化方式を独自に判定することができるので、こ
の方式に関する情報を送信側および受信側の間でやり取
りする必要がない。
側(a)と受信側(b)を示すブロック図、
と受信側(b)を示すブロック図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 送信側に音声符号化手段および誤り訂正
符号化手段を備え、受信側に誤り訂正復号化手段および
音声復号化手段を備える音声データ伝送装置において、 前記送信側に、前記音声符号化手段の音声符号化ビット
・レートと前記誤り訂正符号化手段の誤り訂正符号化ビ
ット・レートとの比率を、回線品質に応じて、選択する
選択手段を設け、 前記受信側に、送信側が選択した前記比率を受信信号か
ら判定する判定手段と、該判定手段の判定結果に基づい
て、前記誤り訂正復号化手段および音声復号化手段の動
作を選択する選択手段とを設けたことを特徴とする音声
データ伝送装置。 - 【請求項2】 前記音声符号化手段が、単一の音声符号
化回路とビット削除数を異にする複数の音声符号化ビッ
ト削除回路とよりなることを特徴とする請求項1に記載
の音声データ伝送装置。 - 【請求項3】 前記回路品質を送信側における受信状況
から検出することを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の音声データ伝送装置。 - 【請求項4】 前記受信側に、送信側の誤り訂正符号化
手段の全てに対応する誤り訂正復号化回路を設け、前記
判定手段が、該訂正復号化回路の復号化過程で出力する
情報に基づいて、送信側で選択した誤り訂正符号化を判
定することを特徴とする音声データ伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355528A JP2892206B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 音声データ伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3355528A JP2892206B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 音声データ伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05175915A true JPH05175915A (ja) | 1993-07-13 |
JP2892206B2 JP2892206B2 (ja) | 1999-05-17 |
Family
ID=18444461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3355528A Expired - Lifetime JP2892206B2 (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 音声データ伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2892206B2 (ja) |
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1991
- 1991-12-24 JP JP3355528A patent/JP2892206B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2892206B2 (ja) | 1999-05-17 |
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