JP2798985B2 - ディジタル無線受信装置 - Google Patents

ディジタル無線受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はディジタル無線伝送系におけるダイバーシチ
切換えを適切に行うことのできるディジタル無線受信装
置に関する。
(従来の技術) 無線伝送系における信号受信方式の1つにダイバーシ
チ受信方式がある。このダイバーシチ受信は、無線伝送
される信号の伝搬変動がその空間や周波数等で異なるこ
とを利用し、空間的に離れた位置に設けられた複数のア
ンテナにてそれぞれ受信される受信電力を合成または切
替え等してその伝搬変動を減少させる方式である。この
種のダイバーシチによる信号受信の改善効果は、各アン
テナでの受信電力累積分布と各アンテナでの受信電力間
の相関係数により定まり、例えば多重波フェージング対
策等として有効に機能する。
ところで従来、この種の無線伝送系でのダイバーシチ
切替えは、一般的にはその受信電力(受信機入力電圧)
を監視し、受信電力が低下したときにその受信系(アン
テナ系)を切替えて行われている。このようなダイバー
シチ切替え制御によれば、一般的には比較的簡単に、し
かも確実にダイバーシチ受信効果を発揮させることが可
能となる。
(発明が解決しようとする課題) ところがディジタル信号受信系にこの種のダイバーシ
チ切替え制御をそのまま適用した場合、次のような不具
合が生じた。即ち、受信電力の低下が検出されたタイミ
ングでそのままダイバーシチ切替えを行うと、例えばそ
の切替えタイミングがディジタル信号系列のMSBまたは
その近傍の、所謂データの重みが大きいタイミングであ
ると、その切替えタイミングでのビットエラーによって
受信再生される信号が大幅に劣化してしまうと云う不具
合が生じた。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、
その目的とするところは、ディジタル無線伝送系におけ
るダイバーシチ切替えを、受信再生信号の大幅な劣化を
招来することのない適切なタイミングで行うことのでき
る実用性に優れたディジタル無線受信装置を提供するこ
とにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明に係るディジタル無線受信装置は、無線伝送さ
れたディジタル符号化データを受信するダイバーシチ受
信回路部でのダイバーシチ切替えを、上記ディジタル符
号化データ中の最下位ビットもしくはその近傍ビットの
タイミングで行うことを特徴とするものである。
具体的には、例えば無線受信電力を監視すると共に、
受信ディジタル符号化データ系列を監視し、受信電力の
低下が検出されたとき、ディジタル符号化データ系列の
監視結果に従ってそのデータ系列中のLSBまたはその近
傍のデータの重みが小さくなったビットタイミングにて
ダイバーシチ切替えを行わせるように制御するようにし
たことを特徴とするものである。
(作 用) 本発明によれば、受信電力の低下が検出されたタイミ
ングにて即時的にダイバーシチ切替えを行うことなく、
この受信電力の低下が検出されたタイミングの後に到来
する符号化データ系列中のLSBまたはその近傍のタイミ
ング、つまり符号化データ系列中のデータの重みが小さ
いビットタイミングにてダイバーシチ切替えを行うの
で、仮にダイバーシチ切替え時にビットエラーが生じた
としても、このビットエラーに起因する受信再生信号の
劣化を小さく抑えることが可能となる。
またこの発明は、符号化データ中の最も影響の少ない
ビット位置で切り替えを行うものであるため、例えばプ
リアンブル期間を持たないデータを伝送するシステムや
情報データを連続的に伝送するシステムにも適用するこ
とができる。
さらにこの発明は、1データ期間中に受信レベルの低
下が検出された場合にそのデータ期間中に信号切換えを
行っているので、受信レベルの低下が検出された時点か
ら大きく遅れることなく信号切換えを実行することがで
きる。これは、情報データ長に比べて周期の短いフェー
ジングが発生することがある、例えば移動通信システム
においてきわめて大きな効果を奏する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例に係るディジ
タル無線受信装置について説明する。
第1図は実施例装置の要部概略構成図で、1,2は所定
の空間的距離を隔てて設けられた第1および第2のアン
テナである。無線伝送されて到来するディジタル無線信
号はこれらのアンテナ1,2にてそれぞれ受信され、受信
検波部3,4にてそれぞれ受信検波される。これらの受信
検波部3,4にてそれぞれ受信検波されたディジタル受信
信号の検波出力A,Bは、ダイバーシチ切替え部5を介し
て選択的に切替え抽出されてデータ再生部6に導かれて
受信再生される。
しかしてダイバーシチ切替え部5はレベル判定部7と
データ識別部8との制御を受けてダイバーシチ切替え制
御されるもので、レベル判定部7により検出される現選
択中の検波出力のレベル(受信電力)の低下を条件と
し、データ識別部8による受信ディジタル符号化系列に
おけるLSBの検出タイミングにてそのダイバーシチ切替
えを行うものとなっている。
即ち、レベル判定部7は前記検波出力A,Bを相互に比
較し、どちらの検波出力のレベルが高いか、また現選択
中の検波出力レベルが他方の検波出力レベルより下回る
か否かを常時監視している。そして検波出力のレベルの
高い方を選択すべく、ダイバーシチ切替え部5に対して
ダイバーシチ切替え制御信号を発している。しかしてダ
イバーシチ切替え部5は、このダイバーシチ切替え制御
信号を受けたとき、前記データ識別部8にて受信ディジ
タル符号化系列中のLSBが検出されるか否かを調べ、LSB
の検出タイミングにてダイバーシチ切替えを行うものと
なっている。
尚、データ識別部8におけるLSBの検出は、例えば第
4図に示すようなディジタル符号化データ系列中の同期
信号SYNCの検出タイミングから、そのディジタル符号化
系列のビット数を計数する等して上記LSBのビットタイ
ミングを求めることによりなされる。
第2図は上述した如く構成される実施例装置における
バイダーシチ切替え制御の処理手順を示すものである。
この処理は、基本的にはディジタル無線伝送される信号
の受信開始時に、先ず前述した2つの検波出力A,Bのレ
ベルを相互に比較判定し(ステップa)、レベルの高い
検波出力を選択することから行われる。
例えば[A>B]なるレベル判定結果を得た場合に
は、第1のアンテナ1から受信検波部3を介して求めら
れるA系の検波出力を選択するべくそのダイバーシチ切
替えを選択設定する(ステップb)。この状態で検波出
力Bのレベルが現選択中の検波出力Aのレベルを上回る
か否かを常時判定し(ステップc)、検波出力Bのレベ
ルが高くなったとき、つまり現選択中の検波出力Aのレ
ベルが低下したとき、その受信データ系列のビットデー
タがLSBになったか否かを判定する(ステップd)。そ
してLSBが検出されたとき、ダイバーシチ切替えを実行
して第2のアンテナ2から受信検波部4を介して求めら
れるB系の検波出力を選択する(ステップe)。
しかしてB系の検波出力が選択された状態では、現選
択中の検波出力Bのレベルに比較して他方の検波出力A
のレベルが上回るか否かを常時判定する(ステップ
f)。そして検波出力Aのレベルが高くなったとき、つ
まり現選択中の検波出力Bのレベルの低下が検出された
とき、次にその受信データ系列のビットデータがLSBに
なったか否かを判定する(ステップg)。そしてこの状
態でLSBが検出されたとき、ダイバーシチ切替えを実行
して前記第1のアンテナ1から受信検波部3を介して求
められるA系の検波出力を選択する(ステップb)。
尚、受信開始時に[A<B]なるレベル判定結果が得
られた場合には、上述したステップeからの処理手続き
が実行される。
このように本実施例装置では、受信電力(検波出力)
の低下が検出されたタイミングを基準とし、このタイミ
ングにてダイバーシチ切替えを実行することなく、その
後の受信データ系列中のLSBの検出タイミングにて始め
てダイバーシチ切替えを行うものとなっている。この結
果、仮にダイバーシチ切替えタイミングにてビットエラ
ーが生じた場合であっても、このビットエラーに起因す
る受信再生信号の劣化が抑えられるようになっている。
この効果について第3図を参照して説明すると、信号
のディジタル符号化による無線伝送は、例えば第3図中
実線Xで示す信号波形を所定の周期でサンプリングし、
そのサンプリングデータをそれぞれnビット(この例で
は4ビット)のディジタル信号に符号化し、これを直列
変換した時系列データとして送信される。この際、その
ビット同期を確立する為に、第4図に示すように所定の
同期信号SYNCが付加される。
しかして今、第3図のTに示すタイミングにおいて受
信電力の低下が検出され、その時のレベル[1101]で示
されるデータの受信時にダイバーシチ切替えを行うもの
とする。ところが上記レベル[1101]で示されるデータ
は、シリアルな時系列データとして順次伝送されてお
り、これを受信するディジタル受信回路部においてその
MSBのタイミングでダイバーシチ切替えを行うと、例え
ば第5図のZに示すようにそのMSBにてビットエラーが
生じる可能性がある。するとその受信符号化系列は[01
01]となり、これに対する受信再生出力は第3図に破線
で示すように大きく歪むことになる。
これに対して前述したようにLSBの検出タイミングに
てダイバーシチ切替えを行う本装置によれば、その切替
えタイミングにてビットエラーが生じても、その受信符
号化系列が[1100]となるだけであり、第3図に一点鎖
線で示すように受信再生出力の歪みを小さく抑えること
が可能となる。
このような1ビットのビットエラーが生じるだけで
も、そのビットエラーの発生箇所がMSBであるかLSBであ
るかによって受信再生出力の波形が大きく変化する。従
って上述したようにビットデータとしての重みの小さい
LSBのビット位置を検出してダイバーシチ切替えを行う
本装置によれば、ダイバーシチ切替えに伴いビットエラ
ーが生じる場合であっても、その受信再生出力の劣化を
効果的に抑え得ることが判る。
尚、ここではLSBの検出タイミングにてダイバーシチ
切替えを行うものとして説明したが、若干その効果が薄
れるもののLSBの近傍位置にてダイバーシチ切替えを行
なうようにしても良い。またダイバーシチ切替えにより
受信系を択一的に切替えるのではなく、その合成係数の
変更によるダイバーシチ切替えを行う場合にも同様に適
用することができる。更にはLSBタイミングの検出の手
法や、レベル判定の手法等についても種々変形可能であ
り、要するに本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施することができる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、ディジタル無線
受信系におけるダイバーシチ切替えのタイミングを、受
信ディジタル符号化系列のLSBまたはその近傍位置のタ
イミングとして設定してその切替え制御を行うので、ダ
イバーシチ切替えに伴うビットエラーが発生する場合で
あっても、その受信再生出力の大幅な劣化を簡易にして
効果的に防ぐことができる等の実用上多大なる効果が奏
せられる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例に係るディジタル無線受信装置に
ついて示すもので、第1図は実施例装置の要部概略構成
図、第2図は実施例装置におけるダイバーシチ切替え制
御の処理手順を示す図、第3図はディジタル符号化伝送
される信号波形とビットエラーが生じた受信再生出力波
形を対比して示す図、第4図は無線伝送されるディジタ
ル符号化データ系列のフォーマット例を示す図、第5図
はダイバーシチ切替え時のビットエラーの発生例を示す
図である。 1,2……アンテナ、3,4……受信検波部、5……ダイバー
シチ切替え部、6……データ再生部、7……レベル判定
部、8……データ識別部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 7/00 H04B 7/02 - 7/12 H04L 1/02 - 1/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線伝送されたディジタル符号化データを
    受信する受信手段のダイバーシチ切換えを行うダイバー
    シチ切換手段を具備するディジタル無線受信装置におい
    て、 前記ダイバーシチ切換手段は、上記ディジタル符号化デ
    ータ中の最下位ビットを検出するタイミングでダイバー
    シチ切換えを行うことを特徴とするディジタル無線受信
    装置。
  2. 【請求項2】無線伝送されたディジタル符号化データを
    受信する受信手段のダイバーシチ切換えを行うダイバー
    シチ切換手段を具備するディジタル無線受信装置におい
    て、 前記ダイバーシチ切換手段は、上記ディジタル符号化デ
    ータ中の最下位ビットの近傍ビットを検出するタイミン
    グでダイバーシチ切換えを行うことを特徴とするディジ
    タル無線受信装置。
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