JPH0517553A - 湿気硬化型ウレタン樹脂組成物及びそれを用いてなるシーリング材、防水材、床材及び舗装材 - Google Patents
湿気硬化型ウレタン樹脂組成物及びそれを用いてなるシーリング材、防水材、床材及び舗装材Info
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- JPH0517553A JPH0517553A JP3169909A JP16990991A JPH0517553A JP H0517553 A JPH0517553 A JP H0517553A JP 3169909 A JP3169909 A JP 3169909A JP 16990991 A JP16990991 A JP 16990991A JP H0517553 A JPH0517553 A JP H0517553A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ポリオール、有機ポリイソシアネート、ポリ
エーテルモノオールを反応、もしくはプレポリマーとポ
リエーテルモノオールとを反応してなる一液湿気硬化型
ウレタン樹脂組成物、それを用いるシーリング材、防水
材、床材及び舗装材。 【効果】本発明は、特定モノオールを成分として反応す
ることにより柔軟性、伸長性に優れたウレタン樹脂組成
物を提供し、特にシーリング材、道路、床、屋根、運動
競技場競技路、運動競技面、競馬競争路の防水材、舗装
材用途に有用なものである。
エーテルモノオールを反応、もしくはプレポリマーとポ
リエーテルモノオールとを反応してなる一液湿気硬化型
ウレタン樹脂組成物、それを用いるシーリング材、防水
材、床材及び舗装材。 【効果】本発明は、特定モノオールを成分として反応す
ることにより柔軟性、伸長性に優れたウレタン樹脂組成
物を提供し、特にシーリング材、道路、床、屋根、運動
競技場競技路、運動競技面、競馬競争路の防水材、舗装
材用途に有用なものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、柔軟性、伸長性に優れ
た湿気硬化型ウレタン樹脂組成物、該ウレタン樹脂組成
物を有効成分とするシーリング材、防水材、床材及び舗
装材に関するもので、更に詳しくは空気中の水分または
ポリオール、アミン類等、活性水素化合物と反応するこ
とにより硬化する湿気硬化型ウレタン樹脂組成物、シー
リング材、道路、床、屋根、運動競技場競技路、運動競
技面、競馬競争路等の防水材、床材、舗装材に関するも
のである。
た湿気硬化型ウレタン樹脂組成物、該ウレタン樹脂組成
物を有効成分とするシーリング材、防水材、床材及び舗
装材に関するもので、更に詳しくは空気中の水分または
ポリオール、アミン類等、活性水素化合物と反応するこ
とにより硬化する湿気硬化型ウレタン樹脂組成物、シー
リング材、道路、床、屋根、運動競技場競技路、運動競
技面、競馬競争路等の防水材、床材、舗装材に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来よりシーリング材、防水材、床材、
舗装材にあっては、ポリウレタンの優れた耐水性、耐薬
品性、機械特性を利用して種々ののものが上市されてい
る。これらウレタン系のシーリング材、防水材、床材、
舗装材は、主材、硬化剤の混合により反応硬化されるい
わゆる2液性のものが多く上市されているが最近では2
液混合の煩わしさを解消した湿気硬化型の1液タイプ、
例えば特開昭57−94056号公報の組成物が使用さ
れることが多くなっている。これら2液、1液型のウレ
タン樹脂組成物は、シーリング材として用いた場合、柔
軟性が低く伸長時のモジュラスが高いと施工した目地の
伸縮時に目地を破壊するという問題点が指摘されてい
る。又防水材、床材、舗装材として用いた場合、柔軟性
が低いと衝撃吸収力が低く適切な歩行感が得られないと
いう問題がある。
舗装材にあっては、ポリウレタンの優れた耐水性、耐薬
品性、機械特性を利用して種々ののものが上市されてい
る。これらウレタン系のシーリング材、防水材、床材、
舗装材は、主材、硬化剤の混合により反応硬化されるい
わゆる2液性のものが多く上市されているが最近では2
液混合の煩わしさを解消した湿気硬化型の1液タイプ、
例えば特開昭57−94056号公報の組成物が使用さ
れることが多くなっている。これら2液、1液型のウレ
タン樹脂組成物は、シーリング材として用いた場合、柔
軟性が低く伸長時のモジュラスが高いと施工した目地の
伸縮時に目地を破壊するという問題点が指摘されてい
る。又防水材、床材、舗装材として用いた場合、柔軟性
が低いと衝撃吸収力が低く適切な歩行感が得られないと
いう問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めにジオクチルフタレート、プロセスオイル等のイソ
シアネートと反応しない可塑剤等を用いることや、ウ
レタンプレポリマーの分子量や官能基数を調節すること
や、特公昭44−33914号公報のようにブチルセ
ロソルブ、ブチルカルビトールのような高沸点1官能性
アルコールをウレタンプレポリマーに加える方法、また
は、特開昭63−251458号公報のようにポリア
ルキレンモノオールと有機イソシアネートとを反応させ
て得られるウレタン化合物を添加する方法等が提案され
ている。
めにジオクチルフタレート、プロセスオイル等のイソ
シアネートと反応しない可塑剤等を用いることや、ウ
レタンプレポリマーの分子量や官能基数を調節すること
や、特公昭44−33914号公報のようにブチルセ
ロソルブ、ブチルカルビトールのような高沸点1官能性
アルコールをウレタンプレポリマーに加える方法、また
は、特開昭63−251458号公報のようにポリア
ルキレンモノオールと有機イソシアネートとを反応させ
て得られるウレタン化合物を添加する方法等が提案され
ている。
【0004】しかし、の方法では硬化後、塗膜の表面
に可塑剤、プロセスオイルが移行し、ブリード現象を呈
し、上塗り塗料を汚染する結果となる。また、の方法
ではプレポリマーに分子量の長いポリオールを用いた
り、官能基数2のポリオールを多く用いることにより柔
軟化と低モジュラス化が可能になるが反応性が低下し、
極端な場合は硬化不良を起こすこともある。又、の方
法では添加した高沸点1官能性アルコールが十分にプレ
ポリマーと反応せずに残存するため、効果を発現するた
め多量の1官能性アルコールの添加を必要とし、実用に
耐える強度を発現する事は出来ない。又の方法は塗膜
の乾燥性や耐汚染性に優れた硬化を与えるものの充分な
柔軟性を付与するには至らない。
に可塑剤、プロセスオイルが移行し、ブリード現象を呈
し、上塗り塗料を汚染する結果となる。また、の方法
ではプレポリマーに分子量の長いポリオールを用いた
り、官能基数2のポリオールを多く用いることにより柔
軟化と低モジュラス化が可能になるが反応性が低下し、
極端な場合は硬化不良を起こすこともある。又、の方
法では添加した高沸点1官能性アルコールが十分にプレ
ポリマーと反応せずに残存するため、効果を発現するた
め多量の1官能性アルコールの添加を必要とし、実用に
耐える強度を発現する事は出来ない。又の方法は塗膜
の乾燥性や耐汚染性に優れた硬化を与えるものの充分な
柔軟性を付与するには至らない。
【0005】本発明は、柔軟性、伸長性に優れた一液湿
気硬化型ウレタン樹脂組成物を得ること、それを用いる
シーリング材、防水材、床材及び舗装材を目的とする。
気硬化型ウレタン樹脂組成物を得ること、それを用いる
シーリング材、防水材、床材及び舗装材を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、鋭意研究の結果、本発明を完成するに
至った。
を解決するため、鋭意研究の結果、本発明を完成するに
至った。
【0007】即ち、本発明は、分子末端に1個の水酸基
を有し数平均分子量350以上のモノオール、ポリオー
ル及び有機ポリイソシアネートとを反応してなるウレタ
ンプレポリマーを特徴とする湿気硬化型ウレタン樹脂組
成物及びポリオール及び有機ポリイソシアネートを反応
して得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマ
ーと、分子末端に1個の水酸基を有し数平均分子量35
0以上であるモノオールとを反応してなるウレタンプレ
ポリマーを特徴とする湿気硬化型ウレタン樹脂組成物、
好ましくはウレタンプレポリマーの平均官能基数2.7
以下のものを有効成分とする湿気硬化型ウレタン樹脂組
成物、シーリング材、防水材、床材及び舗装材を提供す
るものである。
を有し数平均分子量350以上のモノオール、ポリオー
ル及び有機ポリイソシアネートとを反応してなるウレタ
ンプレポリマーを特徴とする湿気硬化型ウレタン樹脂組
成物及びポリオール及び有機ポリイソシアネートを反応
して得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポリマ
ーと、分子末端に1個の水酸基を有し数平均分子量35
0以上であるモノオールとを反応してなるウレタンプレ
ポリマーを特徴とする湿気硬化型ウレタン樹脂組成物、
好ましくはウレタンプレポリマーの平均官能基数2.7
以下のものを有効成分とする湿気硬化型ウレタン樹脂組
成物、シーリング材、防水材、床材及び舗装材を提供す
るものである。
【0008】〔構成〕分子末端に1個の水酸基を有し、
平均分子量350以上のモノオールとは、分子中に1個
の水酸基を有するもので、好ましくは数平均分子量35
0〜10000、特に好ましくは400〜5000のも
ので、ポリエステルモノオール類、ポリエーテルモノオ
ール類、ポリエステルポリアミドモノオール類、ポリカ
ーボネートモノオール類、ポリカプロラクトンポリエス
テルモノオール類、ポリブタジエンモノオール類、ポリ
ペンタジエンモノオール類、ひまし油系モノオールなど
が用いられる。好ましくは、ポリエーテルモノオールで
ある。
平均分子量350以上のモノオールとは、分子中に1個
の水酸基を有するもので、好ましくは数平均分子量35
0〜10000、特に好ましくは400〜5000のも
ので、ポリエステルモノオール類、ポリエーテルモノオ
ール類、ポリエステルポリアミドモノオール類、ポリカ
ーボネートモノオール類、ポリカプロラクトンポリエス
テルモノオール類、ポリブタジエンモノオール類、ポリ
ペンタジエンモノオール類、ひまし油系モノオールなど
が用いられる。好ましくは、ポリエーテルモノオールで
ある。
【0009】ポリエーテルモノオールは、活性水素原子
1個を有する単量体、例えばメタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール等の脂肪族飽和アルコール
類;シクロペンタノール、ジメチルシクロヘキサノール
等の脂環式アルコール;ベンジルアルコール等の芳香族
アルコール、フルフリルアルコール等の炭素環式アルコ
ール;フェノール、クレゾール等フェノール性アルコー
ル類;蟻酸、酢酸等の脂肪族モノカルボン酸類;安息香
酸等の芳香族モノカルボン酸類;等を開始剤としてオキ
サイド類、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド等
を単独で、もしくは2種以上重合したもの、あるいはこ
れらの混合物である。
1個を有する単量体、例えばメタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノール等の脂肪族飽和アルコール
類;シクロペンタノール、ジメチルシクロヘキサノール
等の脂環式アルコール;ベンジルアルコール等の芳香族
アルコール、フルフリルアルコール等の炭素環式アルコ
ール;フェノール、クレゾール等フェノール性アルコー
ル類;蟻酸、酢酸等の脂肪族モノカルボン酸類;安息香
酸等の芳香族モノカルボン酸類;等を開始剤としてオキ
サイド類、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド等
を単独で、もしくは2種以上重合したもの、あるいはこ
れらの混合物である。
【0010】ポリオールとしては、分子末端に2個以上
の水酸基を有する化合物で、例えば、ポリエステルポリ
オール類、ポリエーテルポリオール類、ポリエステルポ
リアミドポリオール類、ポリカーボネートポリオール
類、ポリカプロラクトンポリエステルポリオール類、ポ
リブタジエンポリオール類、ポリペンタジエンポリオー
ル類、ひまし油系ポリオール、低分子量ジオール類、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ソルビトール、マ
ンニトール、ズルシトールなどより選ばれたものであ
る。好ましくは、ポリエーテルポリオール類、ポリブタ
ジエンポリオール類で、好ましくは分子量1000〜1
0000程度のものである。このポリオールは、平均官
能基数を好ましくは2.1〜2.9となるように、ジオ
ールとトリオールを組み合わせて用いる。
の水酸基を有する化合物で、例えば、ポリエステルポリ
オール類、ポリエーテルポリオール類、ポリエステルポ
リアミドポリオール類、ポリカーボネートポリオール
類、ポリカプロラクトンポリエステルポリオール類、ポ
リブタジエンポリオール類、ポリペンタジエンポリオー
ル類、ひまし油系ポリオール、低分子量ジオール類、ト
リメチロールプロパン、グリセリン、ソルビトール、マ
ンニトール、ズルシトールなどより選ばれたものであ
る。好ましくは、ポリエーテルポリオール類、ポリブタ
ジエンポリオール類で、好ましくは分子量1000〜1
0000程度のものである。このポリオールは、平均官
能基数を好ましくは2.1〜2.9となるように、ジオ
ールとトリオールを組み合わせて用いる。
【0011】本発明の有機ポリイソシアネ−トとは、例
えば、2,4−トリレンジイソシアネ−ト(TDIと略
す)、65/35−TDI、80/20−TDI、4,
4´ジフェニルメタンジイソシアネ−ト(MDIと略
す)、ジアニシジンジイソシアネ−ト、トリデンジイソ
シアネ−ト、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネー
ト、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルポリイソシアネート、水添化MDI、水
添化TDIなどの如き芳香族ジイソシアネート類、脂環
族ジイソシアネート類の中より選ばれた有機ポリイソシ
アネート化合物、もしくは、これらの単独あるいはこれ
らの混合物よりなるものである。
えば、2,4−トリレンジイソシアネ−ト(TDIと略
す)、65/35−TDI、80/20−TDI、4,
4´ジフェニルメタンジイソシアネ−ト(MDIと略
す)、ジアニシジンジイソシアネ−ト、トリデンジイソ
シアネ−ト、メタキシリレンジイソシアネート、ヘキサ
メチレンジイソシアネート、フェニレンジイソシアネー
ト、1,5−ナフタレンジイソシアネート、ポリメチレ
ンポリフェニルポリイソシアネート、水添化MDI、水
添化TDIなどの如き芳香族ジイソシアネート類、脂環
族ジイソシアネート類の中より選ばれた有機ポリイソシ
アネート化合物、もしくは、これらの単独あるいはこれ
らの混合物よりなるものである。
【0012】本発明に用いるポリオールと有機ポリイソ
シアネートの反応割合は、NCO/OHの当量比1.3
〜2.2、より好ましくは1.5〜2.0で反応させた
もので、遊離イソシアネート基含有率が0.5〜10重
量%、好ましくは1〜5重量%のものである。NCO/
OHの当量比が、1.3より小さいとプレポリマーの粘
度が高くなりすぎるし、2.2より大きいと発泡しやす
くなるので好ましくない。
シアネートの反応割合は、NCO/OHの当量比1.3
〜2.2、より好ましくは1.5〜2.0で反応させた
もので、遊離イソシアネート基含有率が0.5〜10重
量%、好ましくは1〜5重量%のものである。NCO/
OHの当量比が、1.3より小さいとプレポリマーの粘
度が高くなりすぎるし、2.2より大きいと発泡しやす
くなるので好ましくない。
【0013】本発明に用いる平均分子量350以上のモ
ノオールの添加量は、分子末端に2個以上の水酸基を有
するポリオールの添加量の好ましくは5〜70モル%、
より好ましくは7.5〜50モル%である。5モル%よ
り少ないものでは十分な柔軟性が付与できないし、70
モル%を越えて多く用いると強度低下が大きくなり、実
用に適さない。又、平均分子量が350より小さいモノ
アルコールを用いた場合、NCO基と反応するモノアル
コールの分子量が短すぎるため分子鎖中のウレタン結合
濃度が高くなり、適切な柔軟性と強度のバランスが得ら
れない。
ノオールの添加量は、分子末端に2個以上の水酸基を有
するポリオールの添加量の好ましくは5〜70モル%、
より好ましくは7.5〜50モル%である。5モル%よ
り少ないものでは十分な柔軟性が付与できないし、70
モル%を越えて多く用いると強度低下が大きくなり、実
用に適さない。又、平均分子量が350より小さいモノ
アルコールを用いた場合、NCO基と反応するモノアル
コールの分子量が短すぎるため分子鎖中のウレタン結合
濃度が高くなり、適切な柔軟性と強度のバランスが得ら
れない。
【0014】ウレタンプレポリマーの平均官能基数は、
2.7以下が望ましく、好ましくは2より大きく、2.
5以下である。2.7より大きいと適切な柔軟性は得ら
れないし、2以下だとウレタンプレポリマーが得られな
い。
2.7以下が望ましく、好ましくは2より大きく、2.
5以下である。2.7より大きいと適切な柔軟性は得ら
れないし、2以下だとウレタンプレポリマーが得られな
い。
【0015】本発明のウレタンプレポリマーの製造法
は、分子末端に1個の水酸基を有し、平均分子量350
以上のモノオールと分子末端に2個以上の水酸基を有す
るポリオール及び有機イソシアネートを一括してブレン
ドし、20〜100℃で2時間〜100時間反応させる
こと、または分子末端に2個以上の水酸基を有するポリ
オール及及び有機イソシアネートをブレンドし20〜1
00℃で2時間ないし30時間反応させるた後、分子末
端に1個の水酸基を有し、平均分子量350以上のモノ
オールをブレンドし、20〜100℃で2時間〜30時
間反応させることによって得られる。
は、分子末端に1個の水酸基を有し、平均分子量350
以上のモノオールと分子末端に2個以上の水酸基を有す
るポリオール及び有機イソシアネートを一括してブレン
ドし、20〜100℃で2時間〜100時間反応させる
こと、または分子末端に2個以上の水酸基を有するポリ
オール及及び有機イソシアネートをブレンドし20〜1
00℃で2時間ないし30時間反応させるた後、分子末
端に1個の水酸基を有し、平均分子量350以上のモノ
オールをブレンドし、20〜100℃で2時間〜30時
間反応させることによって得られる。
【0016】本発明のウレタンプレポリマーをシーリン
グ材、防水材、床材及び舗装材とするには、溶剤、無機
充填材、可塑剤を添加するが、シーリング材はさらに揺
変剤を添加する。必要に応じて耐侯性の維持、向上のた
めの紫外線防止材、安定剤、ウレタン化触媒、着色剤等
各種添加剤が加えられ、これら混合物が均一に混合で
き、且つ保存性が確保できるのに十分なる混合、混練装
置により製造することができる。
グ材、防水材、床材及び舗装材とするには、溶剤、無機
充填材、可塑剤を添加するが、シーリング材はさらに揺
変剤を添加する。必要に応じて耐侯性の維持、向上のた
めの紫外線防止材、安定剤、ウレタン化触媒、着色剤等
各種添加剤が加えられ、これら混合物が均一に混合で
き、且つ保存性が確保できるのに十分なる混合、混練装
置により製造することができる。
【0017】溶剤としては、例えば、トルエン、キシレ
ン、ターペン、酢酸エチル等の通常のウレタン用溶剤が
使用できる。可塑剤としては、例えば、プロセスオイ
ル、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジノ
ニルフタレート等一般的な可塑剤が使用できる。プロセ
スオイルとしては石油精製でえられる通常の高沸点オイ
ル等が使用できる。
ン、ターペン、酢酸エチル等の通常のウレタン用溶剤が
使用できる。可塑剤としては、例えば、プロセスオイ
ル、ジオクチルフタレート、ジブチルフタレート、ジノ
ニルフタレート等一般的な可塑剤が使用できる。プロセ
スオイルとしては石油精製でえられる通常の高沸点オイ
ル等が使用できる。
【0018】無機充填材としては、例えば、カーボンブ
ラック、炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリカ、酸
化チタン等があげられる。揺変剤としては、例えば、ポ
リ塩化ビニルパウダー、微粉末シリカ、ベントナイト等
が挙げられる。
ラック、炭酸カルシウム、タルク、クレー、シリカ、酸
化チタン等があげられる。揺変剤としては、例えば、ポ
リ塩化ビニルパウダー、微粉末シリカ、ベントナイト等
が挙げられる。
【0019】ウレタン化触媒は、乾燥性を調節するため
の公知の3級アミン、有機金属化合物(鉛または錫化合
物)等が使用できる。このほか本発明の樹脂組成物に
は、石油系高沸点芳香族系留分,石油樹脂等を混合して
も良い。
の公知の3級アミン、有機金属化合物(鉛または錫化合
物)等が使用できる。このほか本発明の樹脂組成物に
は、石油系高沸点芳香族系留分,石油樹脂等を混合して
も良い。
【0020】
【実施例】次に実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明は特に断りのない限り「%」等は重量基準で
ある。また、これら実施例に限定されるものではない。
が、本発明は特に断りのない限り「%」等は重量基準で
ある。また、これら実施例に限定されるものではない。
【0021】<実施例1>平均分子量3000のポリプ
ロピレンエーテルグリコール300g(0.1モル)、
平均分子量7000のポリエチレンプロピレンエーテル
トリオール700g(0.1モル)に4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45モ
ル)、すなわちNCO/OHの当量比1.8にて窒素気
流下で80℃にて4時間フラスコ中で攪拌しながら反応
させ、NCO%が1.51%のウレタンプレポリマー
(1−1)を得た。次に平均分子量3000のポリプロ
ピレンエーテルモノオール300g(0.1モル)を加
え、同じく80℃にて4時間反応させNCO%が0.8
9%のウレタンプレポリマー(1−2)を得た。このプ
レポリマー500gに乾燥した炭酸カルシウム(充填
剤、日東粉化社製品、NN−500)300g、キシレ
ン100g、微粉末シリカ(揺変剤、日本アエロジル製
品、アエロジル200)40g、ジオクチルフタレート
(可塑剤)60gを加え、水分の入らないように工夫さ
れた混練装置であるプラネタリーミキサーにより室温で
均一に混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
ロピレンエーテルグリコール300g(0.1モル)、
平均分子量7000のポリエチレンプロピレンエーテル
トリオール700g(0.1モル)に4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45モ
ル)、すなわちNCO/OHの当量比1.8にて窒素気
流下で80℃にて4時間フラスコ中で攪拌しながら反応
させ、NCO%が1.51%のウレタンプレポリマー
(1−1)を得た。次に平均分子量3000のポリプロ
ピレンエーテルモノオール300g(0.1モル)を加
え、同じく80℃にて4時間反応させNCO%が0.8
9%のウレタンプレポリマー(1−2)を得た。このプ
レポリマー500gに乾燥した炭酸カルシウム(充填
剤、日東粉化社製品、NN−500)300g、キシレ
ン100g、微粉末シリカ(揺変剤、日本アエロジル製
品、アエロジル200)40g、ジオクチルフタレート
(可塑剤)60gを加え、水分の入らないように工夫さ
れた混練装置であるプラネタリーミキサーにより室温で
均一に混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0022】実施例2
平均分子量3000のポリプロピレンエーテルグリコー
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量3000のポリプロピレンエーテ
ルモノオール300g(0.1モル)に4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45
モル)、すなわちNCO/OHの当量比1.5にて窒素
気流下で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反
応させNCO%が0.89%のウレタンプレポリマー
(2−1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥し
た炭酸カルシウム(日東粉化社製品、NN−500)3
00g、キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロ
ジル社製品、アエロシル200)40g、ジオクチルフ
タレート60gを加え、水分の入らないように工夫され
た混練装置であるプラネタリーミキサーにより室温で均
一に混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量3000のポリプロピレンエーテ
ルモノオール300g(0.1モル)に4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45
モル)、すなわちNCO/OHの当量比1.5にて窒素
気流下で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反
応させNCO%が0.89%のウレタンプレポリマー
(2−1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥し
た炭酸カルシウム(日東粉化社製品、NN−500)3
00g、キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロ
ジル社製品、アエロシル200)40g、ジオクチルフ
タレート60gを加え、水分の入らないように工夫され
た混練装置であるプラネタリーミキサーにより室温で均
一に混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0023】実施例3
平均分子量3000のポリプロピレンエーテルグリコー
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量3000のポリプロピレンエーテ
ルモノオール420g(0.14モル)に4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート112.5g(0.4
5モル)をNCO/OHの当量比1.4にて窒素気流下
で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反応させ
NCO%が0.71%のウレタンプレポリマー(3−
1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥した炭酸
カルシウム(日東粉化社製品、NN−500)300
g、キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロジル
製品、アエロシル200)40g、ジオクチルフタレー
ト60gを加え、水分の入らないように工夫された混練
装置であるプラネタリーミキサーにより室温で均一に混
練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量3000のポリプロピレンエーテ
ルモノオール420g(0.14モル)に4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート112.5g(0.4
5モル)をNCO/OHの当量比1.4にて窒素気流下
で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反応させ
NCO%が0.71%のウレタンプレポリマー(3−
1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥した炭酸
カルシウム(日東粉化社製品、NN−500)300
g、キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロジル
製品、アエロシル200)40g、ジオクチルフタレー
ト60gを加え、水分の入らないように工夫された混練
装置であるプラネタリーミキサーにより室温で均一に混
練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0024】実施例4
平均分子量3000のポリプロピレンエーテルグリコー
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量3000のポリプロピレンエーテ
ルモノオール60g(0.02モル)に4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45
モル)、すなわちNCO/OHの当量比1.7にて窒素
気流下で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反
応させNCO%が1.36%のウレタンプレポリマー
(4−1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥し
た炭酸カルシウム(日東粉化社製品NN−500)30
0g、キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロジ
ル製アエロシル200)40g、ジオクチルフタレート
60gを加え、水分の入らないように工夫された混練装
置であるプラネタリーミキサーにより室温で均一に混練
し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量3000のポリプロピレンエーテ
ルモノオール60g(0.02モル)に4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45
モル)、すなわちNCO/OHの当量比1.7にて窒素
気流下で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反
応させNCO%が1.36%のウレタンプレポリマー
(4−1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥し
た炭酸カルシウム(日東粉化社製品NN−500)30
0g、キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロジ
ル製アエロシル200)40g、ジオクチルフタレート
60gを加え、水分の入らないように工夫された混練装
置であるプラネタリーミキサーにより室温で均一に混練
し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0025】実施例5
平均分子量3000のポリプロピレンエーテルグリコー
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量1000のポリプロピレンエーテ
ルモノオール100g(0.1モル)に4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45
モル)、すなわちNCO/OHの当量比1.5にて窒素
気流下で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反
応させNCO%が1.04%のウレタンプレポリマー
(5−1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥し
た炭酸カルシウム(日東粉化社製NN−500)300
g、キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロジル
製アエロジル200)40g、ジオクチルフタレート6
0gを加え、水分の入らないように工夫された混練装置
であるプラネタリーミキサーにより室温で均一に混練
し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量1000のポリプロピレンエーテ
ルモノオール100g(0.1モル)に4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45
モル)、すなわちNCO/OHの当量比1.5にて窒素
気流下で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反
応させNCO%が1.04%のウレタンプレポリマー
(5−1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥し
た炭酸カルシウム(日東粉化社製NN−500)300
g、キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロジル
製アエロジル200)40g、ジオクチルフタレート6
0gを加え、水分の入らないように工夫された混練装置
であるプラネタリーミキサーにより室温で均一に混練
し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0026】実施例6
平均分子量3000のポリプロピレンエーテルグリコー
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量400のポリプロピレンエーテル
モノオール56g(0.14モル)に4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45モ
ル)、すなわちNCO/OHの当量比1.4にて窒素気
流下で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反応
させNCO%が0.94%のウレタンプレポリマー(6
−1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥した炭
酸カルシウム(日東粉化社製NN−500)300g、
キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロジル社製
アエロジル200)40g、ジオクチルフタレート60
gを加え、水分の入らないように工夫された混練装置で
あるプラネタリーミキサーにより室温で均一に混練し、
湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
ル300g(0.1モル)、平均分子量7000のポリ
エチレンプロピレンエーテルトリオール700g(0.
1モル)、平均分子量400のポリプロピレンエーテル
モノオール56g(0.14モル)に4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート112.5g(0.45モ
ル)、すなわちNCO/OHの当量比1.4にて窒素気
流下で80℃にて8時間フラスコ中で攪拌しながら反応
させNCO%が0.94%のウレタンプレポリマー(6
−1)を得た。このプレポリマー500gに乾燥した炭
酸カルシウム(日東粉化社製NN−500)300g、
キシレン100g、微粉末シリカ(日本アエロジル社製
アエロジル200)40g、ジオクチルフタレート60
gを加え、水分の入らないように工夫された混練装置で
あるプラネタリーミキサーにより室温で均一に混練し、
湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0027】比較例1
ポリプロピレンエーテルモノオールを用いない実施例1
のウレタンプレポリマー(1−1)を用いて、実施例1
と同様にして混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得
た。
のウレタンプレポリマー(1−1)を用いて、実施例1
と同様にして混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得
た。
【0028】比較例2(モノオールの混合)
実施例1のウレタンプレポリマー(1−1)1075g
に、室温下で平均分子量3000のポリプロピレンエー
テルモノオール300g(0.1モル)を反応しないで
混合した。このプレポリマーを実施例1と同様にして混
練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
に、室温下で平均分子量3000のポリプロピレンエー
テルモノオール300g(0.1モル)を反応しないで
混合した。このプレポリマーを実施例1と同様にして混
練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0029】比較例3(可塑剤を増やした場合)
ポリプロピレンエーテルモノオールを用いない実施例1
のウレタンプレポリマー(1−1)に、ジオクチルフタ
レートの量を60gから360gに増やす以外実施例1
と同様にして混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得
た。
のウレタンプレポリマー(1−1)に、ジオクチルフタ
レートの量を60gから360gに増やす以外実施例1
と同様にして混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を得
た。
【0030】比較例4
平均分子量3000のポリプロピレンエーテルモノオー
ル300g(0.1モル)と4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート127.5g(0.51モル)とを
80℃にて5時間反応させた後、残存している遊離イソ
シアネート基を封鎖するのに充分なメチルアルコールを
加えイソシアネート基も水酸基も有しない分子内にウレ
タン結合を有するウレタン化合物を得た。このウレタン
化合物150gとポリプロピレンエーテルモノオールを
用いない実施例1のウレタンプレポリマー(1−1)3
50gを加え均一に混合し、ウレタンプレポリマー組成
物(7−1)を得た。
ル300g(0.1モル)と4,4’−ジフェニルメタ
ンジイソシアネート127.5g(0.51モル)とを
80℃にて5時間反応させた後、残存している遊離イソ
シアネート基を封鎖するのに充分なメチルアルコールを
加えイソシアネート基も水酸基も有しない分子内にウレ
タン結合を有するウレタン化合物を得た。このウレタン
化合物150gとポリプロピレンエーテルモノオールを
用いない実施例1のウレタンプレポリマー(1−1)3
50gを加え均一に混合し、ウレタンプレポリマー組成
物(7−1)を得た。
【0031】このプレポリマー組成物(7−1)を実施
例1と同様にして混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を
得た。
例1と同様にして混練し、湿気硬化型ウレタン組成物を
得た。
【0032】比較例5
実施例1のウレタンプレポリマー(1−1)に、平均分
子量300のポリプロピレンエーテルモノオール30g
(0.1モル)を加え、80℃にて4時間反応させNC
O%が1.10%のウレタンプレポリマー(2−2)を
得た。このプレポリマーを用い実施例1と同様にして混
練し湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
子量300のポリプロピレンエーテルモノオール30g
(0.1モル)を加え、80℃にて4時間反応させNC
O%が1.10%のウレタンプレポリマー(2−2)を
得た。このプレポリマーを用い実施例1と同様にして混
練し湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0033】比較例6
平均分子量300のポリプロピレンエーテルモノオール
30g(0.1モル)を用いる以外実施例5と同様反応
させNCO%が1.10%のウレタンプレポリマー(2
−3)を得た。このプレポリマーを用い実施例1と同様
にして混練し湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
30g(0.1モル)を用いる以外実施例5と同様反応
させNCO%が1.10%のウレタンプレポリマー(2
−3)を得た。このプレポリマーを用い実施例1と同様
にして混練し湿気硬化型ウレタン組成物を得た。
【0034】比較例7
ポリプロピレンエーテルモノオールに代えてモノオール
としてエチルセロソルブ9g(0.1モル)を用いる以
外実施例5と同様反応させNCO%が1.13%のウレ
タンプレポリマー(2−4)を得た。このプレポリマー
を用い実施例1と同様にして混練し湿気硬化型ウレタン
組成物を得た。
としてエチルセロソルブ9g(0.1モル)を用いる以
外実施例5と同様反応させNCO%が1.13%のウレ
タンプレポリマー(2−4)を得た。このプレポリマー
を用い実施例1と同様にして混練し湿気硬化型ウレタン
組成物を得た。
【0035】<試験方法>
1)表面硬度、引張強度、破断伸度、50%伸長時のモ
ジュラスは、厚さ2mmのシートを標準状態の環境(以
下同様の条件)で作製し、同条件下に14日間養生して
硬化させた後、JIS K−6301(加硫ゴムの物理
試験方法)に示す方法にて測定した。 2)指触乾燥性は前述2mmのシート作製後48時間後
にシート表面のタックの有無を指触にて調べた。 3)可塑剤のブリード性はシート作製48時間後に溶剤
型のアクリルウレタン塗料(大日本インキ化学工業製品
デイックトップ500)を刷毛で均一になるよう塗布
し、塗布後70℃の条件にて3日間放置後、表面を観察
した。ブリードの全くないものは○、ブリードがあるも
のは×とした。 4)上塗り塗料への汚染性は3)のシートをブリードテ
スト後タルク粉をふりかけて、評価基準は、刷毛できれ
いに除去できるモノは「○」、刷毛で除去後多く残るモ
ノは「×」とした。 5)耐候性は1)のシートをウエザオメーター250時
間照射後、表面状態を観察した。表面に変化のないもの
は「○」、表面に小さなひび割れのあるものは「×」と
した。試験結果を表−1、2に示した。
ジュラスは、厚さ2mmのシートを標準状態の環境(以
下同様の条件)で作製し、同条件下に14日間養生して
硬化させた後、JIS K−6301(加硫ゴムの物理
試験方法)に示す方法にて測定した。 2)指触乾燥性は前述2mmのシート作製後48時間後
にシート表面のタックの有無を指触にて調べた。 3)可塑剤のブリード性はシート作製48時間後に溶剤
型のアクリルウレタン塗料(大日本インキ化学工業製品
デイックトップ500)を刷毛で均一になるよう塗布
し、塗布後70℃の条件にて3日間放置後、表面を観察
した。ブリードの全くないものは○、ブリードがあるも
のは×とした。 4)上塗り塗料への汚染性は3)のシートをブリードテ
スト後タルク粉をふりかけて、評価基準は、刷毛できれ
いに除去できるモノは「○」、刷毛で除去後多く残るモ
ノは「×」とした。 5)耐候性は1)のシートをウエザオメーター250時
間照射後、表面状態を観察した。表面に変化のないもの
は「○」、表面に小さなひび割れのあるものは「×」と
した。試験結果を表−1、2に示した。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
上記表の表面硬度、破断伸度、50%モシ゛ュラスから本願発明
が、柔軟性、伸長性に優れたものであり、指触乾燥性、
耐ブリード性、塗料への汚染性、耐候性も優れたもので
あることがわかる。
が、柔軟性、伸長性に優れたものであり、指触乾燥性、
耐ブリード性、塗料への汚染性、耐候性も優れたもので
あることがわかる。
【0038】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、特定モノオール
を成分として反応したウレタンプレポリマーを有効成分
として含有することにより、空気中の水分またはポリオ
ール、アミン類等、活性水素化合物と反応して、柔軟
性、伸長性に優れた一液湿気硬化型ウレタン樹脂を提供
できるので、シーリング材、道路、床、屋根、運動競技
場競技路、運動競技面、競馬競争路の防水材、舗装材と
して好適なものである。
を成分として反応したウレタンプレポリマーを有効成分
として含有することにより、空気中の水分またはポリオ
ール、アミン類等、活性水素化合物と反応して、柔軟
性、伸長性に優れた一液湿気硬化型ウレタン樹脂を提供
できるので、シーリング材、道路、床、屋根、運動競技
場競技路、運動競技面、競馬競争路の防水材、舗装材と
して好適なものである。
Claims (4)
- 【請求項1】分子末端に1個の水酸基を有し数平均分子
量350以上のモノオール、ポリオール、及び有機ポリ
イソシアネートとを反応してなるウレタンプレポリマー
を特徴とする湿気硬化型ウレタン樹脂組成物。 - 【請求項2】ポリオール及び有機ポリイソシアネートを
反応して得られるイソシアネート基含有ウレタンプレポ
リマーと、分子末端に1個の水酸基を有し数平均分子量
350以上であるモノオールとを反応してなるウレタン
プレポリマーを特徴とする湿気硬化型ウレタン樹脂組成
物。 - 【請求項3】請求項1、2の湿気硬化型ウレタン樹脂組
成物を用いることを特徴とするシーリング材、防水材、
床材及び舗装材。 - 【請求項4】ウレタンプレポリマーの平均官能基数が、
2.7以下である請求項1、2の湿気硬化型ウレタン樹
脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169909A JPH0517553A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 湿気硬化型ウレタン樹脂組成物及びそれを用いてなるシーリング材、防水材、床材及び舗装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3169909A JPH0517553A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 湿気硬化型ウレタン樹脂組成物及びそれを用いてなるシーリング材、防水材、床材及び舗装材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0517553A true JPH0517553A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15895217
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3169909A Pending JPH0517553A (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 湿気硬化型ウレタン樹脂組成物及びそれを用いてなるシーリング材、防水材、床材及び舗装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0517553A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11193267A (ja) * | 1997-11-07 | 1999-07-21 | Mitsui Chem Inc | ポリイソシアネート及びその製造方法 |
US6262296B1 (en) | 1999-04-15 | 2001-07-17 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Polyisocyanate prepolymer |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP3169909A patent/JPH0517553A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11193267A (ja) * | 1997-11-07 | 1999-07-21 | Mitsui Chem Inc | ポリイソシアネート及びその製造方法 |
US6262296B1 (en) | 1999-04-15 | 2001-07-17 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Polyisocyanate prepolymer |
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