JPH05174939A - 電気部品へのリ−ド線のはんだ付け方法 - Google Patents
電気部品へのリ−ド線のはんだ付け方法Info
- Publication number
- JPH05174939A JPH05174939A JP35697791A JP35697791A JPH05174939A JP H05174939 A JPH05174939 A JP H05174939A JP 35697791 A JP35697791 A JP 35697791A JP 35697791 A JP35697791 A JP 35697791A JP H05174939 A JPH05174939 A JP H05174939A
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- JP
- Japan
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- lead wire
- electric component
- intermediate metal
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- Pending
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- Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】電気部品の金属部材がステンレス鋼のようには
んだ付けの困難な金属であっても、はんだ付けが容易な
中間金属部材を介してリ−ド線を電気部品の金属部材に
容易にはんだ付けできる電気部品へのリ−ド線のはんだ
付け方法を提供する。 【構成】電気部品の金属部材に、電気伝導度が当該金属
部材の電気伝導度よりも高い中間金属部材を抵抗溶接法
により溶接し、この溶接した中間金属部材にリ−ド線を
はんだ付けすることを特徴とする。
んだ付けの困難な金属であっても、はんだ付けが容易な
中間金属部材を介してリ−ド線を電気部品の金属部材に
容易にはんだ付けできる電気部品へのリ−ド線のはんだ
付け方法を提供する。 【構成】電気部品の金属部材に、電気伝導度が当該金属
部材の電気伝導度よりも高い中間金属部材を抵抗溶接法
により溶接し、この溶接した中間金属部材にリ−ド線を
はんだ付けすることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気部品の金属部材にリ
−ド線をはんだ付けにより取り付ける場合に使用する電
気部品へのリ−ド線のはんだ付け方法に関するものであ
る。
−ド線をはんだ付けにより取り付ける場合に使用する電
気部品へのリ−ド線のはんだ付け方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電気部品の金属部材にリ−ド線を結着す
る場合、はんだ付けを使用すればリ−ド線の素線間隙に
はんだを毛細管現象で浸透させ得、また、絶縁被覆層端
の熱的損傷もよく防止し得て、低電気抵抗で良好に結着
できる。
る場合、はんだ付けを使用すればリ−ド線の素線間隙に
はんだを毛細管現象で浸透させ得、また、絶縁被覆層端
の熱的損傷もよく防止し得て、低電気抵抗で良好に結着
できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、電気部品の金
属部材が例えばステンレス鋼である場合、ステンレス鋼
表面の不働態皮膜(Cr2O3)に対するはんだの濡れ性
が悪く、当該電気部品の金属部材へのリ−ド線のはんだ
付けは困難である。
属部材が例えばステンレス鋼である場合、ステンレス鋼
表面の不働態皮膜(Cr2O3)に対するはんだの濡れ性
が悪く、当該電気部品の金属部材へのリ−ド線のはんだ
付けは困難である。
【0004】たとえ、はんだ付けができても、ステンレ
ス鋼とはんだとの界面に形成された合金層が電気化学的
に腐食し易く、耐食性を保証し難い。
ス鋼とはんだとの界面に形成された合金層が電気化学的
に腐食し易く、耐食性を保証し難い。
【0005】本発明の目的は、電気部品の金属部材がス
テンレス鋼のようにはんだ付けの困難な金属であって
も、はんだ付けが容易な中間金属部材を介してリ−ド線
を電気部品の金属部材に容易にはんだ付けできる電気部
品へのリ−ド線のはんだ付け方法を提供することにあ
る。
テンレス鋼のようにはんだ付けの困難な金属であって
も、はんだ付けが容易な中間金属部材を介してリ−ド線
を電気部品の金属部材に容易にはんだ付けできる電気部
品へのリ−ド線のはんだ付け方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気部品へのリ
−ド線のはんだ付け方法は、電気部品の金属部材に、電
気伝導度が当該金属部材の電気伝導度よりも高い中間金
属部材を抵抗溶接法により溶接し、この溶接した中間金
属部材にリ−ド線をはんだ付けすることを特徴とする構
成である。
−ド線のはんだ付け方法は、電気部品の金属部材に、電
気伝導度が当該金属部材の電気伝導度よりも高い中間金
属部材を抵抗溶接法により溶接し、この溶接した中間金
属部材にリ−ド線をはんだ付けすることを特徴とする構
成である。
【0007】
【作用】中間金属部材の電気伝導度を電気部品の金属部
材の電気伝導度よりも高くしてあるので、抵抗溶接時、
中間金属部材の発熱温度を充分に低く抑えることがで
き、中間金属部材の熱的変形を防止できる。従って、中
間金属部材へのリ−ド線のはんだ付けを容易に行うこと
ができる。
材の電気伝導度よりも高くしてあるので、抵抗溶接時、
中間金属部材の発熱温度を充分に低く抑えることがで
き、中間金属部材の熱的変形を防止できる。従って、中
間金属部材へのリ−ド線のはんだ付けを容易に行うこと
ができる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1の(イ)並びに(ロ)において、1ははんだ付
けが困難な電気部品の金属部材、例えば、ステンレス鋼
製部材である。2ははんだ付けの容易な中間金属部材で
あり、上記電気部品の金属部材1の電気伝導度よりも高
い電気伝導度の金属を使用する。3はリ−ド線であり、
通常、絶縁被覆銅撚り線を使用する。
る。図1の(イ)並びに(ロ)において、1ははんだ付
けが困難な電気部品の金属部材、例えば、ステンレス鋼
製部材である。2ははんだ付けの容易な中間金属部材で
あり、上記電気部品の金属部材1の電気伝導度よりも高
い電気伝導度の金属を使用する。3はリ−ド線であり、
通常、絶縁被覆銅撚り線を使用する。
【0009】本発明を実施するには、図1の(イ)に示
すように、電気部品の金属部材1と中間金属材2との接
触箇所を電極a,aで加圧挾持し、通電によりその接触
箇所をその接触電気抵抗により発熱溶融させて溶接(ス
ポット溶接)する。
すように、電気部品の金属部材1と中間金属材2との接
触箇所を電極a,aで加圧挾持し、通電によりその接触
箇所をその接触電気抵抗により発熱溶融させて溶接(ス
ポット溶接)する。
【0010】この場合、中間金属部材2の電気伝導度を
電気部品1の金属部材の電気伝導度よりも高くしてある
ので、中間金属部材の発熱温度(上記溶接された接触箇
所より離れた部分での発熱温度)を電気部品の金属部材
の発熱温度よりも低く抑えることができ、中間金属部材
2を熱的に変形乃至は損傷させることなく、中間金属部
材2と電気部品の金属部材1とを溶接できる。この中間
金属部材2の電気伝導度は電気部品の金属部材1の電気
伝導度の1.3倍以上とすることが望ましい。
電気部品1の金属部材の電気伝導度よりも高くしてある
ので、中間金属部材の発熱温度(上記溶接された接触箇
所より離れた部分での発熱温度)を電気部品の金属部材
の発熱温度よりも低く抑えることができ、中間金属部材
2を熱的に変形乃至は損傷させることなく、中間金属部
材2と電気部品の金属部材1とを溶接できる。この中間
金属部材2の電気伝導度は電気部品の金属部材1の電気
伝導度の1.3倍以上とすることが望ましい。
【0011】このようにして、電気部品の金属部材1に
中間金属部材2を溶接すれば、図1の(ロ)に示すよう
に、中間金属部材2にリ−ド線3をはんだ付け4し、こ
れにて、電気部品へのリ−ド線のはんだ付け作業を終了
する。
中間金属部材2を溶接すれば、図1の(ロ)に示すよう
に、中間金属部材2にリ−ド線3をはんだ付け4し、こ
れにて、電気部品へのリ−ド線のはんだ付け作業を終了
する。
【0012】上記において、電気部品の金属部材1の表
面には、不働態皮膜が存在するが、溶接箇所の不働態皮
膜を溶解し、同溶接箇所近傍の両金属材部分を合金化で
きるので、中間金属部材2を電気部品の金属部材1に低
電気抵抗で強固に接合できる。
面には、不働態皮膜が存在するが、溶接箇所の不働態皮
膜を溶解し、同溶接箇所近傍の両金属材部分を合金化で
きるので、中間金属部材2を電気部品の金属部材1に低
電気抵抗で強固に接合できる。
【0013】勿論、抵抗溶接法を使用しているので、溶
接速度が早く、作業能率が良好である、溶接棒を必要と
しない、溶接箇所の高加工精度を必要としない、等の利
点も得られる。
接速度が早く、作業能率が良好である、溶接棒を必要と
しない、溶接箇所の高加工精度を必要としない、等の利
点も得られる。
【0014】また、中間金属部材2にはんだ付けの容易
な金属を使用し、この中間金属部材2にリ−ド線1をは
んだ付けしており、中間金属部材2を熱的変形乃至は損
傷のない常態に保持でき、かつ中間金属部材2がはんだ
付けの容易な金属であるから、リ−ド線3の絶縁被覆層
端の熱的損傷等を発生することなく、撚り線間隙をはん
だで充填してリ−ド線3を中間金属部材2に容易にはん
だ付けすることが可能である。
な金属を使用し、この中間金属部材2にリ−ド線1をは
んだ付けしており、中間金属部材2を熱的変形乃至は損
傷のない常態に保持でき、かつ中間金属部材2がはんだ
付けの容易な金属であるから、リ−ド線3の絶縁被覆層
端の熱的損傷等を発生することなく、撚り線間隙をはん
だで充填してリ−ド線3を中間金属部材2に容易にはん
だ付けすることが可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明の電気部品へのリ−ド線のはんだ
付け方法は上述した通りの構成であり、電気部品の金属
部材が、例えばステンレス鋼のようにはんだの濡れ性に
劣り、又は、はんだ付け界面での電気化学的腐食が生じ
易い金属であっても、この金属部材にはんだ付けが容易
な中間金属材を抵抗溶接し、この抵抗溶接において、中
間金属材に電気部品の金属材よりも電気伝導度の高いも
のを使用して中間金属部材の熱的変形乃至は損傷を防止
しているから、この中間金属部材表面にリ−ド線を容易
に接続でき、電気部品の金属材のはんだによる電気化学
的腐食等の不具合を回避して、リ−ド線をはんだ付けに
よって良好に取り付けることができる。
付け方法は上述した通りの構成であり、電気部品の金属
部材が、例えばステンレス鋼のようにはんだの濡れ性に
劣り、又は、はんだ付け界面での電気化学的腐食が生じ
易い金属であっても、この金属部材にはんだ付けが容易
な中間金属材を抵抗溶接し、この抵抗溶接において、中
間金属材に電気部品の金属材よりも電気伝導度の高いも
のを使用して中間金属部材の熱的変形乃至は損傷を防止
しているから、この中間金属部材表面にリ−ド線を容易
に接続でき、電気部品の金属材のはんだによる電気化学
的腐食等の不具合を回避して、リ−ド線をはんだ付けに
よって良好に取り付けることができる。
【図1】本発明を示す説明図であり、図1の(イ)は電
気部品の金属部材に中間金属部材を溶接した段階を、図
1の(ロ)は中間金属部材にリ−ド線をはんだ付けした
段階をそれぞれ示している。
気部品の金属部材に中間金属部材を溶接した段階を、図
1の(ロ)は中間金属部材にリ−ド線をはんだ付けした
段階をそれぞれ示している。
1 電気部品の金属部材 2 中間金属部材 3 リ−ド線 4 はんだ付け箇所
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 信生 兵庫県姫路市豊富町御蔭3353−15 (72)発明者 木村 歩 兵庫県姫路市豊富町御蔭690−1
Claims (1)
- 【請求項1】電気部品の金属部材に、電気伝導度が当該
金属部材の電気伝導度よりも高い中間金属部材を抵抗溶
接法により溶接し、この溶接した中間金属部材にリ−ド
線をはんだ付けすることを特徴とする電気部品へのリ−
ド線のはんだ付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35697791A JPH05174939A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電気部品へのリ−ド線のはんだ付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35697791A JPH05174939A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電気部品へのリ−ド線のはんだ付け方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05174939A true JPH05174939A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18451733
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35697791A Pending JPH05174939A (ja) | 1991-12-24 | 1991-12-24 | 電気部品へのリ−ド線のはんだ付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05174939A (ja) |
-
1991
- 1991-12-24 JP JP35697791A patent/JPH05174939A/ja active Pending
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