JPH05174635A - 防蟻電線・ケーブル - Google Patents
防蟻電線・ケーブルInfo
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- JPH05174635A JPH05174635A JP3339103A JP33910391A JPH05174635A JP H05174635 A JPH05174635 A JP H05174635A JP 3339103 A JP3339103 A JP 3339103A JP 33910391 A JP33910391 A JP 33910391A JP H05174635 A JPH05174635 A JP H05174635A
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- JP
- Japan
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- resin
- layer
- ant
- termite
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- Pending
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A30/00—Adapting or protecting infrastructure or their operation
- Y02A30/14—Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables
Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 防蟻剤を添加することなく高い防蟻性能を持
続することができる防蟻電線・ケーブルを得ること。 【構成】 超高分子量のシリコーンポリマーをポリプロ
ピレン樹脂に20重量%以上の高濃度で分散させた樹脂
もしくは超高分子量のシリコーンポリマーを低密度ポリ
エチレン樹脂に20重量%以上の高濃度で分散させた樹
脂からなる防蟻層を電線・ケーブルに設け、さらに、こ
の防蟻層の厚さを少なくとも0.05mm以上とする。
続することができる防蟻電線・ケーブルを得ること。 【構成】 超高分子量のシリコーンポリマーをポリプロ
ピレン樹脂に20重量%以上の高濃度で分散させた樹脂
もしくは超高分子量のシリコーンポリマーを低密度ポリ
エチレン樹脂に20重量%以上の高濃度で分散させた樹
脂からなる防蟻層を電線・ケーブルに設け、さらに、こ
の防蟻層の厚さを少なくとも0.05mm以上とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、防蟻性を有する防蟻
電線・ケーブルに関する。
電線・ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防蟻ケーブルとしては、
例えば通常のケーブルの最外層に約0.5mmの厚さのナ
イロンを被覆して防蟻層を形成したものが既にオースト
ラリアなどにおいて使用されている。一方、ケーブルの
最外層、例えば塩化ビニル樹脂製防食層にドリン系ある
いは有機リン系などの防蟻剤を添加して防蟻性能を付与
したものも知られている。
例えば通常のケーブルの最外層に約0.5mmの厚さのナ
イロンを被覆して防蟻層を形成したものが既にオースト
ラリアなどにおいて使用されている。一方、ケーブルの
最外層、例えば塩化ビニル樹脂製防食層にドリン系ある
いは有機リン系などの防蟻剤を添加して防蟻性能を付与
したものも知られている。
【0003】しかしながら、ナイロンからなる防蟻層を
形成したものにあっては、可撓性が不足し、また、低温
時に例えば落下物等による衝撃を受けた際に防蟻層表面
またはその内部に亀裂が生じることがあり、これをその
まま使用し続けると防蟻性が損われる欠点があった。一
方、防蟻剤を添加して防蟻性能を得るものでは、防蟻剤
の添加による押出加工性の低下や電気特性などの特性の
低下や防蟻剤の流出による環境汚染などの問題があっ
た。
形成したものにあっては、可撓性が不足し、また、低温
時に例えば落下物等による衝撃を受けた際に防蟻層表面
またはその内部に亀裂が生じることがあり、これをその
まま使用し続けると防蟻性が損われる欠点があった。一
方、防蟻剤を添加して防蟻性能を得るものでは、防蟻剤
の添加による押出加工性の低下や電気特性などの特性の
低下や防蟻剤の流出による環境汚染などの問題があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】よって、この発明にお
ける課題は、防蟻剤を添加することなく高い防蟻性能を
持続することができる防蟻電線・ケーブルを提供するこ
とにある。
ける課題は、防蟻剤を添加することなく高い防蟻性能を
持続することができる防蟻電線・ケーブルを提供するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる課題は、超高分子
量のシリコーンポリマーをポリプロピレン樹脂(以下、
PP樹脂と略記する。)に20重量%以上の高濃度で分
散させた樹脂(以下、Si−PP樹脂と略記する。)も
しくは超高分子量のシリコーンポリマーを低密度ポリエ
チレン樹脂(以下、LDPE樹脂と略記する。)に20
重量%以上の高濃度で分散させた樹脂(以下、Si−L
DPE樹脂と略記する。)からなる防蟻層を電線・ケー
ブルに設け、さらに、この防蟻層の厚さを少なくとも
0.05mm以上とすることで解決される。
量のシリコーンポリマーをポリプロピレン樹脂(以下、
PP樹脂と略記する。)に20重量%以上の高濃度で分
散させた樹脂(以下、Si−PP樹脂と略記する。)も
しくは超高分子量のシリコーンポリマーを低密度ポリエ
チレン樹脂(以下、LDPE樹脂と略記する。)に20
重量%以上の高濃度で分散させた樹脂(以下、Si−L
DPE樹脂と略記する。)からなる防蟻層を電線・ケー
ブルに設け、さらに、この防蟻層の厚さを少なくとも
0.05mm以上とすることで解決される。
【0006】以下、この発明の防蟻電線・ケーブルにつ
いて詳しく説明する。Si−PP樹脂およびSi−LD
PE樹脂は、機械的強度および硬度が高く、かつ表面が
滑らかであるため、防蟻層も硬くかつ滑り易いものとな
って蟻のこう合が困難となって高い防蟻性が得られる。
いて詳しく説明する。Si−PP樹脂およびSi−LD
PE樹脂は、機械的強度および硬度が高く、かつ表面が
滑らかであるため、防蟻層も硬くかつ滑り易いものとな
って蟻のこう合が困難となって高い防蟻性が得られる。
【0007】Si−PP樹脂は、超高分子量シリコーン
ポリマーをPP樹脂に20重量%以上〜60重量%以下
の高濃度で分散させたもので、具体的なものとしては、
シリコーンをPP樹脂に50重量%含有させた東レダウ
コーニングシリコーン株式会社製シリコーンコンセント
レートBY27−001がある。PP樹脂に分散させる
シリコーンポリマーの重量%が20%未満であると防蟻
性能が低下し、60%を超えると押出加工性が低下する
という不都合が生じるため好ましくない。
ポリマーをPP樹脂に20重量%以上〜60重量%以下
の高濃度で分散させたもので、具体的なものとしては、
シリコーンをPP樹脂に50重量%含有させた東レダウ
コーニングシリコーン株式会社製シリコーンコンセント
レートBY27−001がある。PP樹脂に分散させる
シリコーンポリマーの重量%が20%未満であると防蟻
性能が低下し、60%を超えると押出加工性が低下する
という不都合が生じるため好ましくない。
【0008】Si−LDPE樹脂は、超高分子量シリコ
ーンポリマーをLDPE樹脂に20重量%以上〜60重
量%以下の高濃度で分散させたもので、具体的なものと
しては、シリコーンをLDPE樹脂に50重量%含有さ
せた東レダウコーニングシリコーン株式会社製BY27
−002がある。LDPE樹脂に分散させるシリコーン
ポリマーの重量%が20%未満であると防蟻性能が低下
し、60%を超えると押出加工性が低下するという不都
合が生じるため好ましくない。
ーンポリマーをLDPE樹脂に20重量%以上〜60重
量%以下の高濃度で分散させたもので、具体的なものと
しては、シリコーンをLDPE樹脂に50重量%含有さ
せた東レダウコーニングシリコーン株式会社製BY27
−002がある。LDPE樹脂に分散させるシリコーン
ポリマーの重量%が20%未満であると防蟻性能が低下
し、60%を超えると押出加工性が低下するという不都
合が生じるため好ましくない。
【0009】つぎに、この発明の防蟻電線・ケーブルの
構成について詳しく説明する。図1は、この発明の防蟻
電線・ケーブルの第一の例を示すもので、図中符号1は
防蟻電線・ケーブルである。この防蟻電線1は、銅、ア
ルミニウムなどからなる導体2上にポリエチレン樹脂、
架橋ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などからな
る絶縁層3が設けられ、この絶縁層3上にSi−PP樹
脂もしくはSi−LDPE樹脂からなる防蟻層4が設け
られてなるものである。
構成について詳しく説明する。図1は、この発明の防蟻
電線・ケーブルの第一の例を示すもので、図中符号1は
防蟻電線・ケーブルである。この防蟻電線1は、銅、ア
ルミニウムなどからなる導体2上にポリエチレン樹脂、
架橋ポリエチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂などからな
る絶縁層3が設けられ、この絶縁層3上にSi−PP樹
脂もしくはSi−LDPE樹脂からなる防蟻層4が設け
られてなるものである。
【0010】この防蟻層4の厚さは、防蟻電線・ケーブ
ルに要求される防蟻性を満たし、かつその屈曲特性を損
なわず、さらには経済性などを勘案して決められ、具体
的には0.05〜0.8mm程度の範囲で定められる。防
蟻層の厚さが0.05mm未満では薄過ぎて十分な防蟻性
が発現せず、また、電線、ケーブルを屈曲させた際にそ
の屈曲部分にクラックが発生し易くなるなど屈曲特性が
低下してしまう不都合が生じる。また、0.8mmを超え
ると防蟻層4の防蟻性向上効果が頭打ちとなり、厚過ぎ
て不経済でもある。
ルに要求される防蟻性を満たし、かつその屈曲特性を損
なわず、さらには経済性などを勘案して決められ、具体
的には0.05〜0.8mm程度の範囲で定められる。防
蟻層の厚さが0.05mm未満では薄過ぎて十分な防蟻性
が発現せず、また、電線、ケーブルを屈曲させた際にそ
の屈曲部分にクラックが発生し易くなるなど屈曲特性が
低下してしまう不都合が生じる。また、0.8mmを超え
ると防蟻層4の防蟻性向上効果が頭打ちとなり、厚過ぎ
て不経済でもある。
【0011】防蟻層4の形成は、絶縁層3上に通常の押
出被覆法によって所定の厚さのSi−PP樹脂もしくは
Si−LDPE樹脂の被膜を形成する方法の他に、Si
−PP樹脂もしくはSi−LDPE樹脂の一軸延伸テー
プを絶縁層3上に所定回数巻回したのち加熱収縮せしめ
て形成する方法やSi−PP樹脂もしくはSi−LDP
E樹脂の二軸延伸フィルムを絶縁層3上に縦添えし、加
熱して収縮せしめて密着させる方法などによって行なわ
れる。
出被覆法によって所定の厚さのSi−PP樹脂もしくは
Si−LDPE樹脂の被膜を形成する方法の他に、Si
−PP樹脂もしくはSi−LDPE樹脂の一軸延伸テー
プを絶縁層3上に所定回数巻回したのち加熱収縮せしめ
て形成する方法やSi−PP樹脂もしくはSi−LDP
E樹脂の二軸延伸フィルムを絶縁層3上に縦添えし、加
熱して収縮せしめて密着させる方法などによって行なわ
れる。
【0012】このような防蟻電線・ケーブルにあって
は、その最外層にSi−PP樹脂もしくはSi−LDP
E樹脂からなる防蟻層4が設けられているため、最外層
が硬くかつ滑り易くなっており、蟻によるこう合が防止
され、十分な防蟻性を発揮する。また、Si−PP樹脂
もしくはSi−LDPE樹脂は可撓性が良く、低温時に
おいて衝撃を受けても防蟻層にクラック、亀裂などが発
生することがなく、防蟻性能が損われることがない。
は、その最外層にSi−PP樹脂もしくはSi−LDP
E樹脂からなる防蟻層4が設けられているため、最外層
が硬くかつ滑り易くなっており、蟻によるこう合が防止
され、十分な防蟻性を発揮する。また、Si−PP樹脂
もしくはSi−LDPE樹脂は可撓性が良く、低温時に
おいて衝撃を受けても防蟻層にクラック、亀裂などが発
生することがなく、防蟻性能が損われることがない。
【0013】また、より高度の防蟻性能が要求される場
合には、Si−PP樹脂もしくはSi−LDPE樹脂に
3重量%以下のドリン系、有機リン系の防蟻剤を添加す
ることもできるが、その添加量はなるべく少量とし、防
蟻剤の流出、押出加工性および電気特性の低下を防止す
べきである。
合には、Si−PP樹脂もしくはSi−LDPE樹脂に
3重量%以下のドリン系、有機リン系の防蟻剤を添加す
ることもできるが、その添加量はなるべく少量とし、防
蟻剤の流出、押出加工性および電気特性の低下を防止す
べきである。
【0014】つぎに、この発明の防蟻電線・ケーブルの
構成の第二の例を説明する。図2中符号10は、防蟻ケ
ーブル(以下、ケーブルと略記する。)である。このケ
ーブル10は、導体2上に絶縁層3が設けられた絶縁線
心11・・・が複数本(この例で3本)互いに撚り合わさ
れ、この撚り合わされた撚線12の外側にシース13を
介して防蟻層4が設けられた構成となっている。
構成の第二の例を説明する。図2中符号10は、防蟻ケ
ーブル(以下、ケーブルと略記する。)である。このケ
ーブル10は、導体2上に絶縁層3が設けられた絶縁線
心11・・・が複数本(この例で3本)互いに撚り合わさ
れ、この撚り合わされた撚線12の外側にシース13を
介して防蟻層4が設けられた構成となっている。
【0015】このシース13は、上記の撚線12の外側
に合成樹脂等の被覆材料を押出被覆するなどの方法によ
って形成される。そして、この場合の被覆材料として
は、LDPE樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、架橋ポリ
エチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、架橋性ポリ塩化ビ
ニル樹脂、PP樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、四フ
ッ化エチレン樹脂、フッ化エチレンプロピレン樹脂、エ
チレン−四フッ化エチレン共重合体などの熱可塑性樹
脂、鉛、アルミニウム等の金属などが用いられる。ま
た、シース13としては、撚線12の外側に合成樹脂製
のシートあるいはテープで押さえ巻きすることによって
も形成できる。そして、このシース13の膜厚は、シー
ス13を形成する材料の種類、シース13の成形法、ケ
ーブル10に要求される機械的強度により異なるが、通
常0.5〜2.0mm程度の範囲で定められる。
に合成樹脂等の被覆材料を押出被覆するなどの方法によ
って形成される。そして、この場合の被覆材料として
は、LDPE樹脂、高密度ポリエチレン樹脂、架橋ポリ
エチレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、架橋性ポリ塩化ビ
ニル樹脂、PP樹脂、ポリフッ化ビニリデン樹脂、四フ
ッ化エチレン樹脂、フッ化エチレンプロピレン樹脂、エ
チレン−四フッ化エチレン共重合体などの熱可塑性樹
脂、鉛、アルミニウム等の金属などが用いられる。ま
た、シース13としては、撚線12の外側に合成樹脂製
のシートあるいはテープで押さえ巻きすることによって
も形成できる。そして、このシース13の膜厚は、シー
ス13を形成する材料の種類、シース13の成形法、ケ
ーブル10に要求される機械的強度により異なるが、通
常0.5〜2.0mm程度の範囲で定められる。
【0016】この第二の例では、シース13上に設けた
防蟻層4を押出被覆法などの方法によって形成したもの
としたが、図3に示すように防蟻層4上にさらに最外被
覆層14を設けた構成としてもよい。この最外被覆層1
4は、上記のシース13を形成する材料と同じかあるい
は同種の材料から形成され、このものの膜厚は、ケーブ
ル10に要求される機械的強度などを勘案して決めら
れ、0.5〜2.0mmの範囲で定められる。
防蟻層4を押出被覆法などの方法によって形成したもの
としたが、図3に示すように防蟻層4上にさらに最外被
覆層14を設けた構成としてもよい。この最外被覆層1
4は、上記のシース13を形成する材料と同じかあるい
は同種の材料から形成され、このものの膜厚は、ケーブ
ル10に要求される機械的強度などを勘案して決めら
れ、0.5〜2.0mmの範囲で定められる。
【0017】そして、このような構成からなるケーブル
10では、防蟻層4が最外被覆層14により外力から保
護されているので、防蟻層4による防蟻性が長期にわた
って安定したものとなる。また、この例のケーブル10
では、防蟻層4の外側に最外被覆層14を設けたもので
あるので、防蟻層4を、シース13の外側にSi−PP
樹脂もしくはSi−LDPE樹脂を例えば一軸延伸して
なるテープを所定の回数巻くことによって、あるいは二
軸延伸してなるチューブをシース13の外側に縦添えす
ることによって形成することもできる。
10では、防蟻層4が最外被覆層14により外力から保
護されているので、防蟻層4による防蟻性が長期にわた
って安定したものとなる。また、この例のケーブル10
では、防蟻層4の外側に最外被覆層14を設けたもので
あるので、防蟻層4を、シース13の外側にSi−PP
樹脂もしくはSi−LDPE樹脂を例えば一軸延伸して
なるテープを所定の回数巻くことによって、あるいは二
軸延伸してなるチューブをシース13の外側に縦添えす
ることによって形成することもできる。
【0018】
【実施例】導体断面積38mm2の3芯撚線を用意し、こ
の撚線の外側に順次シース、防蟻層、最外被覆層を下記
表1に示すような材料および厚さで形成して種々のケー
ブルを作製した。
の撚線の外側に順次シース、防蟻層、最外被覆層を下記
表1に示すような材料および厚さで形成して種々のケー
ブルを作製した。
【0019】
【表1】
【0020】表1中、PVCはポリ塩化ビニル、PEは
ポリエチレン、Si−PP樹脂は超高分子量シリコーン
ポリマーをポリプロピレン樹脂に50重量%の高濃度で
分散させた樹脂、Si−LDPE樹脂は超高分子量シリ
コーンポリマーを低密度ポリエチレン樹脂に50重量%
の高濃度で分散させた樹脂を示す。これらの実施例1〜
8および比較例1〜2について白蟻による食害試験およ
び押出加工性について検討した。この食害試験は、内部
温度を20〜25℃の範囲内で一定とした開放可能な箱
型容器内に白蟻の巣と白蟻が好む餌を入れ、かつ上記ケ
ーブルを収容して60日経過後の白蟻による食害を有無
を肉眼で観察する試験である。そして、食害なし(防蟻
性あり)と判定したケーブルには○印を記し、食害あり
(防蟻性なし)と判定したケーブルには×印をそれぞれ
記した。結果を下記表2に示す。
ポリエチレン、Si−PP樹脂は超高分子量シリコーン
ポリマーをポリプロピレン樹脂に50重量%の高濃度で
分散させた樹脂、Si−LDPE樹脂は超高分子量シリ
コーンポリマーを低密度ポリエチレン樹脂に50重量%
の高濃度で分散させた樹脂を示す。これらの実施例1〜
8および比較例1〜2について白蟻による食害試験およ
び押出加工性について検討した。この食害試験は、内部
温度を20〜25℃の範囲内で一定とした開放可能な箱
型容器内に白蟻の巣と白蟻が好む餌を入れ、かつ上記ケ
ーブルを収容して60日経過後の白蟻による食害を有無
を肉眼で観察する試験である。そして、食害なし(防蟻
性あり)と判定したケーブルには○印を記し、食害あり
(防蟻性なし)と判定したケーブルには×印をそれぞれ
記した。結果を下記表2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】この結果から明らかなように、Si−PP
樹脂またはSi−LDPE樹脂からなる防蟻層は、高い
防蟻性能を示すことがわかる。また、防蟻剤を添加する
ことなくケーブル、電線に高い防蟻性能を持たせうるこ
とがわかる。また、これらのケーブルを−20℃に冷却
して、これの1m上方より重量500gの鉄錘を自由落
下させ、防蟻層におけるクラック、亀裂の発生の有無を
検査したところ、実施例1〜8のものの防蟻層には、ク
ラック、亀裂の発生は全く認められなかった。
樹脂またはSi−LDPE樹脂からなる防蟻層は、高い
防蟻性能を示すことがわかる。また、防蟻剤を添加する
ことなくケーブル、電線に高い防蟻性能を持たせうるこ
とがわかる。また、これらのケーブルを−20℃に冷却
して、これの1m上方より重量500gの鉄錘を自由落
下させ、防蟻層におけるクラック、亀裂の発生の有無を
検査したところ、実施例1〜8のものの防蟻層には、ク
ラック、亀裂の発生は全く認められなかった。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の防蟻電
線・ケーブルは、Si−PP樹脂もしくはSi−LDP
E樹脂からなる防蟻層を有し、さらにこの防蟻層の厚さ
を少なくとも0.05mm以上としたものであるので、高
い防蟻性能が得られるとともに防蟻層の可撓性が良く、
低温時にクラックなどが発生することがなく、その防蟻
性能が安定して持続する。また、防蟻剤を添加するもの
ではないので、環境汚染の恐れがなく、成形加工性も良
好であるなどの効果を有する。
線・ケーブルは、Si−PP樹脂もしくはSi−LDP
E樹脂からなる防蟻層を有し、さらにこの防蟻層の厚さ
を少なくとも0.05mm以上としたものであるので、高
い防蟻性能が得られるとともに防蟻層の可撓性が良く、
低温時にクラックなどが発生することがなく、その防蟻
性能が安定して持続する。また、防蟻剤を添加するもの
ではないので、環境汚染の恐れがなく、成形加工性も良
好であるなどの効果を有する。
【図1】 本発明の防蟻電線・ケーブルの例を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図2】 本発明の防蟻電線・ケーブルの例を示す概略
断面図である。
断面図である。
【図3】 本発明の防蟻電線・ケーブルの例を示す概略
断面図である。
断面図である。
1・・・防蟻電線・ケーブル、4・・・防蟻層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松浦 三千男 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内 (72)発明者 浅羽 昌次 東京都江東区木場一丁目5番1号 藤倉電 線株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 超高分子量のシリコーンポリマーをポリ
プロピレン樹脂に20重量%以上の高濃度で分散させた
樹脂からなる防蟻層を有することを特徴とする防蟻電線
・ケーブル。 - 【請求項2】 超高分子量のシリコーンポリマーを低密
度ポリエチレン樹脂に20重量%以上の高濃度で分散さ
せた樹脂からなる防蟻層を有することを特徴とする防蟻
電線・ケーブル。 - 【請求項3】 防蟻層の厚さが少なくとも0.05mm以
上であることを特徴とする請求項1または2記載の防蟻
電線・ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3339103A JPH05174635A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 防蟻電線・ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3339103A JPH05174635A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 防蟻電線・ケーブル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05174635A true JPH05174635A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18324293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3339103A Pending JPH05174635A (ja) | 1991-12-20 | 1991-12-20 | 防蟻電線・ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05174635A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016006794A (ja) * | 2015-09-03 | 2016-01-14 | 関西電力株式会社 | 難燃防蟻ケーブル |
| JP2017067263A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 未来工業株式会社 | 合成樹脂製の管 |
| JP2020008174A (ja) * | 2019-09-19 | 2020-01-16 | 未来工業株式会社 | 合成樹脂製の管の製造方法 |
| CN111627603A (zh) * | 2019-02-27 | 2020-09-04 | 云南多宝电缆集团股份有限公司 | 一种高寿命三层共挤高档家装线及其生产方法 |
| CN112768115A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-05-07 | 贵州新曙光电缆有限公司 | 一种交联聚乙烯绝缘城市轻轨地铁用直流电缆 |
-
1991
- 1991-12-20 JP JP3339103A patent/JPH05174635A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016006794A (ja) * | 2015-09-03 | 2016-01-14 | 関西電力株式会社 | 難燃防蟻ケーブル |
| JP2017067263A (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 未来工業株式会社 | 合成樹脂製の管 |
| WO2017056339A1 (ja) * | 2015-10-02 | 2017-04-06 | 未来工業株式会社 | 合成樹脂製の管 |
| CN107530999A (zh) * | 2015-10-02 | 2018-01-02 | 未来工业株式会社 | 合成树脂制的管 |
| CN113352714A (zh) * | 2015-10-02 | 2021-09-07 | 未来工业株式会社 | 合成树脂管的制造方法 |
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