JPH05174313A - 情報再生装置 - Google Patents

情報再生装置

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JPH05174313A
JPH05174313A JP35574491A JP35574491A JPH05174313A JP H05174313 A JPH05174313 A JP H05174313A JP 35574491 A JP35574491 A JP 35574491A JP 35574491 A JP35574491 A JP 35574491A JP H05174313 A JPH05174313 A JP H05174313A
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JP
Japan
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waveform
magnetic head
recording medium
peak
pass filter
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Withdrawn
Application number
JP35574491A
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English (en)
Inventor
Seiya Uchida
成哉 内田
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 垂直磁気記録媒体とリング型磁気ヘッドから
の非対称なダイパルス型の孤立再生波形から、標準的で
安価な部品を用いた回路構成によって、S/N比を劣化
させることなくデジタルデータを再生する。さらに、再
生波形が単一ピークを持つ対称な波形に近づいたことを
利用して記録再生特性を改善する。 【構成】 垂直磁気記録媒体1とリング型磁気ヘッド2
からの非対称なダイパルス型の孤立再生波形に対してオ
ールパスフィルター3を用い、位相の一致した単一ピー
クのみからなる波形に位相等化して、ピーク位置検出器
5によってデジタル信号が再生できるようにする。さら
に、波形が従来の面内記録媒体とリング型磁気ヘッドに
よる再生波形に近づいたことから、振幅等化器4を加え
て信号波形のピークのスリミングを行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク、磁気テ
ープなどの磁気記憶装置における情報再生装置に関し、
特に、垂直磁気記録媒体とリング型磁気ヘッドを用いた
磁気記憶装置において用いられる情報再生装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気記憶装置は一般的には、面内
方向に磁気異方性を有している磁気記録媒体とリング型
磁気ヘッドを用いている。このような面内磁気記録媒体
を用いた磁気記憶装置の再生データ検出には、微分回路
とゼロクロス検出器とを用いたピーク検出法が広く使用
されている。磁気ヘッドからの再生信号をこのような再
生データ検出回路に通すことによって、再生信号のピー
クに対応するデータパルスが再生される。
【0003】一方、近年、Co−Crなどのように磁性
媒体膜面に対して垂直方向に磁気異方性を有する磁気記
録媒体を用いて垂直方向に磁化させる垂直磁気記録が高
密度記録を実現する有力な手段として注目を浴びてい
る。このような垂直磁気記録を行うための磁気ヘッドと
して、従来からのリング型磁気ヘッドと単磁極ヘッドが
検討されている。
【0004】単磁極ヘッドは垂直磁気記録専用の磁気ヘ
ッドであり、その再生波形は面内記録媒体とリング型磁
気ヘッドとを用いた場合とほぼ同じであるため、従来の
再生データ検出回路を用いることができる。
【0005】それに対して、リング型磁気ヘッドを用い
て垂直磁気記録媒体に記録再生したときの孤立再生波形
は、従来の面内磁気記録媒体とは異なった非対称なダイ
パルス型波形となるため、再生波形からデジタルデータ
を検出するためには従来とは異なった再生データ検出回
路が必要となる。
【0006】このような垂直磁気記録媒体とリング型磁
気ヘッドの系における再生データ検出回路として、19
82年11月発行の第6回日本応用磁気学会学術講演概
要集16pB−9において、再生波形のゼロクロス点を
データ点とする方法(以下源波形検出方式と呼ぶ)、再
生波形の最大傾斜点をデータ点とする方法(以下2回微
分検出方式と呼ぶ)が記載されており、両者の比較で
は、2回微分検出方式の方が有効であることが示されて
いる。また、再生信号について遅延信号と微分信号の差
信号を取り、そのゼロクロス点をデータ点とする方式
(以下遅延波形減算方式と呼ぶ)(特開昭62−438
05)なども知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、源波形
検出方式より2回微分検出方式の方が有利であることが
知られているが、2回微分検出方式では高周波成分を強
調する回路特性となるので、高周波成分のノイズも強調
されてS/N比が劣化するという問題点があった。ま
た、遅延波形減算方式においては、遅延線なる特殊で高
価な部品を必要とし、装置のコストが高くなるという問
題点があった。
【0008】本発明の目的は、垂直磁気記録媒体に対し
てリング型ヘッドを用いた記録再生装置において、標準
的で安価な部品を用いた回路構成によって、S/N比を
劣化させることなく再生データを検出することができる
情報再生装置と、孤立再生波形が単一ピークを有する対
称な波形に近づいたことを利用して、その装置における
記録再生特性を改善した情報再生装置を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の情報再生
装置は、垂直磁気記録媒体と、リング型磁気ヘッドと、
該リング型磁気ヘッドからの孤立再生波形の位相を等化
し単一ピークを有する対称な波形に近づけるオールパス
フィルターと、該オールパスフィルターの出力信号波形
のピーク位置を検出するピーク位置検出器とを備えてい
ることを特徴とする。
【0010】本発明の第2の情報再生装置は、垂直磁気
記録媒体と、リング型磁気ヘッドと、該リング型磁気ヘ
ッドからの孤立再生波形の位相を等化し単一ピークを有
する対称な波形に近づけるオールパスフィルターと、該
オールパスフィルターの出力信号波形の振幅を等化し、
ピークをスリミングする振幅等化器と、該振幅等化器か
らの出力信号波形のピーク位置を検出するピーク位置検
出器とを備えていることを特徴とする。
【0011】
【作用】次に、本発明の作用について説明する。図1及
び図2は、請求項1及び2に記載した構成の本発明の第
1及び第2の情報再生装置をそれぞれ示すブロック図で
ある。図において、1は垂直磁気記録媒体、2はリング
型磁気ヘッド、3はオールパスフィルター、4は振幅等
化器、5はピーク位置検出器を示す。
【0012】垂直磁気記録媒体1とリング型磁気ヘッド
2によって得られる非対称なダイパルス型の孤立再生波
形から、そのままピーク検出によってデジタル信号を再
生することは困難である。そこで本発明では、オールパ
スフィルター3によって孤立再生波形の高調波の位相を
一致させ、単一ピークのみからなる波形に等化し、面内
磁気記録で使用されているピーク位置検出器5を用いて
デジタル信号が再生できるようにしている(図1)。オ
ールパスフィルターは、振幅特性が平坦であるのでS/
N比を劣化させることがない。例として図3に、3次の
オールパスフィルターの回路図の例を示す。この回路に
用いられる回路素子は、コンデンサとインダクタだけで
あり、標準的で安価な部品で構成できる。さらに、オー
ルパスフィルターからの出力信号波形が従来の面内記録
媒体とリング型磁気ヘッドによる再生波形に近づいたこ
とによって、この波形を振幅等化器4に通して信号波形
のピークのスリミングを行うことにより記録再生特性を
改善することができる(図2)。
【0013】
【実施例1】本発明の請求項1の構成の実施例について
説明する。図1におけるオールパスフィルター3とし
て、3次のオールパスフィルターを用いた(図3)。オ
ールパスフィルターの次数は、回路規模と位相等化性能
とを考慮して決定した。3次のオールパスフィルターの
伝達関数を式(1),(2)に示す。ここで、τ,a,
ω0 は、オールパスフィルターの特性を決定する伝達関
数パラメーターである。
【数1】
【数2】
【0014】位相等化回路を製作するためにまず、孤立
再生波形を測定し、記録再生を行う周波数を含む領域に
おいて孤立再生波形の位相が最もよく一致するようにオ
ールパスフィルターの伝達関数パラメーター値を決定し
た。そして、式(3),(4),(5)によって回路素
子の値を計算した。ここで、C,C1 ,C2 はコンデン
サを、L,L1 ,L2 はインダクタを、Rは終端抵抗を
表している。
【数3】
【数4】
【数5】
【0015】位相等化波形のピーク位置検出には、面内
磁気記録に用いられているピーク位置検出器をそのまま
用いて、デジタルデータを再生した。
【0016】図4にCo−Cr−Ta垂直磁気記録媒体
とリング型磁気ヘッドによる孤立再生波形を、図5に比
較的低周波数(4.9MHz)での再生波形を示す。ま
た、図6と図7に、図4と図5の再生波形を、上記の3
次のオールパスフィルターを用いて位相等化した波形を
示す。これらの位相等化前後の波形の比較から、波形の
対称性が著しく改善されているおりピーク位置が精度よ
く検出できることが分かる。
【0017】
【実施例2】本発明の請求項2の構成の実施例について
説明する。実施例1における装置構成に対して、図2に
示すようにピークのスリミングのための振幅等化器4を
加えた。振幅等化器としては、適当な周波数領域で振幅
を強調するようなフィルターを用いればよい。ここで
は、7次のベッセルローパスフィルターと2次のハイパ
スフィルターを組み合わせて用いた場合の結果を示す。
図8と図9は、図6と図7に示した位相等化波形を振幅
等化した例である。振幅等化出力波形はスリミングによ
ってピークが鋭くなっており、これにより記録再生特性
は著しく改善される。
【0018】
【発明の効果】本発明による情報再生装置は、垂直記録
媒体とリング型磁気ヘッドとを用いた情報再生装置にお
ける非対称なダイパルス型の孤立再生波形から、簡単な
回路によってS/N比を悪化させることなく、従来から
用いられてきたピーク位置検出器を用いてデジタルデー
タを再生できる。また振幅等化器を用いてピークのスリ
ミングを行うことによって記録再生特性を改善すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の情報再生装置の構成を示す
ブロック図。
【図2】本発明による第2の情報再生装置の構成を示す
ブロック図。
【図3】3次のオールパスフィルターの例を示す回路
図。
【図4】孤立再生波形の例を示す波形図。
【図5】低周波再生波形(4.9MHz)を示す波形
図。
【図6】孤立再生波形の位相等化波形を示す図。
【図7】低周波再生波形の位相等化波形を示す図。
【図8】図6の波形の振幅等化波形を示す図。
【図9】図7の波形の振幅等化波形を示す図。
【符号の説明】
1 垂直磁気記録媒体 2 リング型磁気ヘッド 3 オールパスフィルター 4 振幅増加器 5 ピーク位置検出器 C,C1 ,C2 コンデンサ L,L1 ,L2 インダクタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直磁気記録媒体と、リング型磁気ヘッ
    ドと、該リング型磁気ヘッドからの孤立再生波形の位相
    を等化し単一ピークを有する対称な波形に近づけるオー
    ルパスフィルターと、該オールパスフィルターの出力信
    号波形のピーク位置を検出するピーク位置検出器とを備
    えていることを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】 垂直磁気記録媒体と、リング型磁気ヘッ
    ドと、該リング型磁気ヘッドからの孤立再生波形の位相
    を等化し単一ピークを有する対称な波形に近づけるオー
    ルパスフィルターと、該オールパスフィルターの出力信
    号波形の振幅を等化し、ピークをスリミングする振幅等
    化器と、該振幅等化器からの出力信号波形のピーク位置
    を検出するピーク位置検出器とを備えていることを特徴
    とする情報再生装置。
JP35574491A 1991-12-20 1991-12-20 情報再生装置 Withdrawn JPH05174313A (ja)

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JP35574491A JPH05174313A (ja) 1991-12-20 1991-12-20 情報再生装置

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JP35574491A Withdrawn JPH05174313A (ja) 1991-12-20 1991-12-20 情報再生装置

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Effective date: 19990311