JPH0517362U - 多板式の熱交換器 - Google Patents

多板式の熱交換器

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JPH0517362U
JPH0517362U JP2567691U JP2567691U JPH0517362U JP H0517362 U JPH0517362 U JP H0517362U JP 2567691 U JP2567691 U JP 2567691U JP 2567691 U JP2567691 U JP 2567691U JP H0517362 U JPH0517362 U JP H0517362U
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好光 野島
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株式会社土屋製作所
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 一つの熱交換器で複数系統の被冷却流体を同
時に処理し、配管の簡素化を図り、流体洩れを防ぐ。 【構成】 両側部には第1通孔10aと第2通孔10b
を備え、中央部には第1通孔のみを備え、被冷却流体は
通孔13aと第1通孔を介し下方に通過させる。冷却流
体は第2通孔から流入させ、開放通路13bを介し他側
の第2通孔から流出させる第1プレート11と、両側部
に第1通孔と第2通孔を備えかつ中央部には第1通孔の
みを備え、冷却流体は通孔14bと第2通孔を介し下降
又は上昇させ、被冷却流体は開放通路14aから内側に
流し、中央の第1通孔から流出させる第2プレートを交
互に積層し、一側に第1,第2の入口パイプ20a,2
0bを有し他側に第1入口パイプと第2出口パイプ21
bを有する上蓋プレート18、中央に第1出口パイプ2
1aを有する下蓋プレート19を被着する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は各種装置の潤滑油や加工液又はガス体の温度を一定に保つために用 いられる多板式の熱交換器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
これまでに諸種の分野で広く用いられている多板式の熱交換器の一例を示せば 図6,7のとおりであり、前後に起立片1aを持ち左右両側にそれぞれ一対の通 孔1bを設けた横長なみぞ形のプレート1の内部両側に、上記通孔1bに重なり 合う通孔2aと内向きU字状の開放通路2bを形成した短冊状の間隔子2を、そ の通孔2aと開放通路2bの位置が左右のもので異なり、かつ上下のものでも交 互に異なるように取付け、両側間隔子2の間には波形のフイン5を配設し、この ようなプレート1を所要段数積み重ね、その上側に被冷却流体の入口パイプ3a ,冷却流体の入口パイプ3bを取付けた上蓋プレート3を重ねると共に下側には 被冷却流体,冷却流体の出口パイプ4a,4bを設けた下蓋プレート4を重ね、 各プレート同士を気密にろう付けし、被冷却流体例えば潤滑油を入口パイプ3a から流入させ、実線矢印のように1段おき(図では奇数段目)のプレート1内を 斜めに通過させて下の出口パイプ4aから流出させるようになし、また、冷却流 体例えば水を上の入口パイプ3bから流入させ、偶数段目のプレート内を点線矢 印のように斜めに通過させて下の出口パイプ4bから流出させるようになし、そ の過程で流体相互の熱交換を行うようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の熱交換器では被冷却流体及び冷却流体とも入口が一つで 、上部一端から下部他端に向かう一方向流れのものであるために、図8のように 二つの装置Mに対する潤滑油を冷却する場合には各装置Mに対しそれぞれ一つの 熱交換器Hを対応させなければならず、二つの熱交換器Hを必要とし、そして、 各装置Mごとに各熱交換器Hと閉回路をなすように配管するか、又は各熱交換器 Hを出たところで処理ずみの油を合流させかつこれを再び分岐するというように 配管しなければならず、配管が複雑になりコスト高を招くばかりでなく、ジョイ ントが多くなつて流体洩れを起こし易い。
【0004】 そこで、この考案は一つの熱交換器で複数系統の被冷却流体を同時に処理し、 配管を簡素化すると共に流体洩れを起こさないようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は多板式の熱交換器として、両側部には被冷却流体用の第1通孔と冷 却流体用の第2通孔をそれぞれ備える一方、中央部には第1通孔のみを備え、両 側部上には第1通孔に重なる通孔と第2通孔に通じる内向き開放通路を有する間 隔子をそれぞれ取付け、中央の第1通孔を間隔子で包囲しかつ中央の間隔子と両 側の間隔子の間にフイン部材をそれぞれ配設した第1プレートと、両側部には第 1通孔と第2通孔を備える一方、中央部には第1通孔のみを有するが、両側部上 には第1通孔に通じる内向き開放通路と第2通孔に重なる通孔を備えた間隔子を それぞれ取付け、中央の第1通孔と両側の間隔子の間にフイン部材をそれぞれ配 設した第2プレートを交互に所要段数積層し、その上端には上蓋プレート,下端 には下蓋プレートを被着し、該上,下の蓋プレートには、上記各プレートの第1 通孔に通じる第1入口パイプと中央の第1通孔に通じる第1出口パイプを被冷却 流体が両側部から流入し中央部から流出しうるように設ける一方、各プレートの 一側の第2通孔に通じる第2入口パイプと他側の第2通孔に通じる第2出口パイ プを冷却流体が一側部から流入し、他側部から流出しうるように設けたことを特 徴としている。
【0006】
【実施例】
図1はこの考案に係る熱交換器の一例を分解して示すものであり、11は前後 に起立片11aを有してみぞ形をなす第1プレートで、その左右両側部には被冷 却流体用の第1の通孔10aと冷却流体用の第2の通孔10bが前後に対をなし て設けられ、又、両側部上には第1プレート11の第1通孔10aに重なる通孔 13aと第2通孔10bに通じる内向きU字状の開放通路13bを有し長さと厚 さがプレート11の内側の幅と高さに等しい短冊状の間隔子13が開放通路13 bを向かい合せて取付けられている。
【0007】 そして、第1プレート11の中央部前側には被冷却流体用の第1通孔10aが 両側部のものとは前後の関係を逆にして設けられ、その周りは高さがプレートの 内側高さに等しい逆U字枠状の間隔子15で包囲されており、この中央の間隔子 15と両側の間隔子13の間の部分にはそれらと高さを同じくする波形のフイン 16が間隔子との間に若干の間隔をおいてそれぞれ設けられている。
【0008】 12は前後に起立片12aを備えたみぞ形の第2プレートで、第1プレート1 1と大きさ及び高さを同じくし、両側部には第1プレート11と同じく被冷却流 体用の第1通孔10aと冷却流体用の第2の通孔10bが前後に対をなして設け られているが、両側部上には第1通孔10aに通じる内向きU字状の開放通路1 4aと第2の通孔10bに重なる通孔14bを備えた長さと厚さがプレートの内 側の幅と高さに等しい短冊状の間隔子14が開放通路14aを向かい合せてそれ ぞれ取付けられている。
【0009】 又、第2プレート12の中央部前側には第1通孔10aが両側部のものとは前 後の関係を逆にして設けられ、この中央の第1通孔10aと両側の間隔子14の 間の部分には波形のフイン16がそれらとの間に若干の間隔を置いてそれぞれ配 設されている。
【0010】 上記のような第1プレート11と第2プレート12が交互に所要段数積層され 、その上端には、後側両側部に被冷却流体用の第1入口パイプ20aを各プレー ト両側の第1通孔10aに通じるように設け、前側一側部(図では右側)には冷 却流体用の第2入口パイプ20bを設ける一方、前側他側部には冷却流体用の第 2出口パイプ21bを設けて各プレート両側の第2通孔10bにそれぞれ通じる ようにした上蓋プレート18が重ねられ、又、下端には、中央部前側に被冷却流 体用の第1出口パイプ21aを各プレート中央部の第1通孔10aに通じるよう に取付けた下蓋プレート19が重ねられ、各プレート11,12及び上下の蓋プ レート18,19は一体に気密にろう付けされ、図2のように一つの熱交換器H に組立てられる。
【0011】 その使用に当たっては、図3のように上蓋プレート18の左側の第1入口パイ プ20aを左側の加工装置Mに、右側の第1入口パイプ20aを右側の加工装置 Mにそれぞれつなぐと共に下蓋プレート19の第1出口パイプ21aをポンプP につなぎ、又上蓋プレート18上の第2入口パイプ20bと第2出口パイプ21 bを冷却流体の循環回路に接続する。
【0012】 そして、両流体回路のポンプを駆動すれば、一方の加工装置M内の被冷却流体 例えば潤滑油は左側の第1入口パイプ20aから、他方の加工装置M内の潤滑油 は右側の第1入口パイプ20aから熱交換器Hにそれぞれ流入するが、それらの 潤滑油は図1の実線矢印のように1段,3段などの奇数段目の第1プレート11 では間隔子13の通孔13a及びプレートの第1通孔10aを介し通り抜け、2 段,4段などの偶数段目の第2プレート12に至れば、両側の間隔子14の各開 放通路14aから内側に向かい、各波形のフイン16を通り抜けて中央の第1通 孔10aの部分に集り、当該プレートより下側の積層プレート中央の第1通孔1 0aを下降して下端の第1出口パイプ21aを通ってポンプ側に流出していく。
【0013】 一方、冷却流体例えば水は前部右側の第2入口パイプ20bから熱交換器Hに 入り、図1の点線矢印のように1段,3段等の奇数段目の第1プレート11にお いて右側の間隔子13の開放通路13aから内側に向かい、二つのフイン16を 通り抜けて左側部に達し(その際、中央の第1通孔10aは枠状の間隔子15で 囲まれているので、水はそこには入らない)、左側部の間隔子13の開放通路1 3a内に入ると共に当該プレートより上の積層プレートの第2通孔10bを上昇 して、上端の第2出口パイプ21bからポンプ側に流出していく。その過程にお いて潤滑油と水すなわち被冷却流体と冷却流体との熱交換が行われる。
【0014】 図4,図5は変更例を示すもので、被冷却流体が流入する偶数段目の第2プレ ート12の中央にできる空間部に、中央の第1通孔10aをふさがない程度に、 そして真中に通路22を持つように左右二つの補助フイン26を設けると共に左 右のメインのフイン16の長さを図1のものより長くして、それらの端部が下側 に位置する第1プレート11の中央の間隔子15及び両側の間隔子13の上にの るようにしてあり、このことにより熱交換効率を一層高めることができ、又積層 プレートを炉内でろう付けする際の熱変形に伴うろう付け不良や二つの流体の圧 力差に基づく変形等を防ぐことができる。
【0015】 なお、この考案は図示の例に限らず、第1プレートと第2プレートの積層順序 を逆にしても、交換器全体を逆さにして用いるようにしてもよい。又被冷却流体 用,冷却流体用の各パイプは、上蓋プレートと下蓋プレートに、被冷却流体は両 側部から入って中央部から出ていくように設けてあればよい。更に最下段のプレ ートを下蓋プレートと兼用とし、これに直接パイプを設けるようにしてもよい。 この場合、パイプを設ける部分以外の上蓋プレートのパイプに対応する部分は孔 を備えることなく、めくらの状態になる。そして、この考案は加工装置の潤滑油 や加工液の冷却に限らず、レーザ発振装置に封入されるガス体の冷却にも適用で きる。
【0016】
【考案の効果】
以上のようにこの考案は多板式の熱交換器として、上記のような構成を有する ので、一つの熱交換器で二系統の被冷却流体を同時に処理することができ、熱交 換器自体が被冷却流体の合流手段をなし、これまでのように合流のための余分な 配管を必要とせず、ジョイントも少なくなり、流体洩れの恐れなく流体の流れが 確保され、装置の信頼を高めると共にコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係る熱交換器の一例の分解斜視図。
【図2】組立て後の正面図。
【図3】使用状態を示す斜視図。
【図4】変更例の一部分の分離斜視図。
【図5】変更例の一部分の平面図。
【図6】従来品の部分的な分離斜視図。
【図7】従来品の正面図。
【図8】その使用状態を示す斜視図。
【符号の説明】
10a 第1通孔 10b 第2通孔 11 第1プレート 12 第2プレート 13 間隔子 13a 通孔 13b 開放通路 14 間隔子 14a 通孔 14b 開放通路 15 間隔子 16 フイン 18 上蓋プレート 19 下蓋プレート 20a 第1入口パイプ 20b 第2入口パイプ 21a 第1出口パイプ 21b 第2出口パイプ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側部には被冷却流体用の第1通孔と冷
    却流体用の第2通孔をそれぞれ備える一方、中央部には
    第1通孔のみを備え、両側部上には第1通孔に重なる通
    孔と第2通孔に通じる内向き開放通路を有する間隔子を
    それぞれ取付け、中央の第1通孔を間隔子で包囲しかつ
    中央の間隔子と両側の間隔子の間にフイン部材をそれぞ
    れ配設した第1プレートと、両側部には第1通孔と第2
    通孔をそれぞれ備える一方、中央部には第1通孔のみを
    有するが、両側部上には第1通孔に通じる内向き開放通
    路と第2通孔に重なる通孔を備えた間隔子をそれぞれ取
    付け、中央の第1通孔と両側の間隔子の間にフイン部材
    をそれぞれ配設した第2プレートを交互に所要段数積層
    し、その上端には上蓋プレート,下端には下蓋プレート
    を被着し、該上,下の蓋プレートには、上記各プレート
    の第1通孔に通じる第1入口パイプと中央の第1通孔に
    通じる第1出口パイプを被冷却流体が両側部から流入し
    中央部から流出しうるように設ける一方、各プレートの
    一側の第2通孔に通じる第2入口パイプと他側の第2通
    孔に通じる第2出口パイプを冷却流体が一側部から流入
    し、他側部から流出しうるように設けてなる多板式の熱
    交換器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020023082A (ko) * 2001-01-09 2002-03-28 명노진 대중탕용 폐수열 회수 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04270893A (ja) * 1991-02-06 1992-09-28 Mitsubishi Electric Corp プレート式熱交換装置

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