JPH05172919A - 超伝導磁力計 - Google Patents

超伝導磁力計

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JPH05172919A
JPH05172919A JP33965391A JP33965391A JPH05172919A JP H05172919 A JPH05172919 A JP H05172919A JP 33965391 A JP33965391 A JP 33965391A JP 33965391 A JP33965391 A JP 33965391A JP H05172919 A JPH05172919 A JP H05172919A
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Akihiro Shima
明弘 嶋
Kohei Nomoto
弘平 野本
Yasuo Tachibana
康夫 立花
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/02Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux
    • G01R33/035Measuring direction or magnitude of magnetic fields or magnetic flux using superconductive devices
    • G01R33/0354SQUIDS

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本来変化しない装置固有のパラメータに誤差
が生じることなく、運用時に短時間で推定が行なえる超
伝導磁力計を得る。 【構成】 磁界が一定の状態においてスイッチS1〜S
3を介して入力される各駆動回路4A〜4Cの出力を用
いて、装置固有のパラメータである軸アライメント誤差
およびセンサ感度のパラメータα,β,γ,gv,gw
算出するパラメータ算出回路G(7)と、スイッチS4
を介して入力されるパラメータ算出回路G(7)の出力
を保持するパラメータ記憶回路8と、運用時における各
駆動回路4A〜4Cの出力および上記パラメータ記憶回
路8の出力を用いて運用の都度変化するパラメータであ
る初期磁束値を示すパラメータu0,v0,w0を算出す
るパラメータ算出回路A(9)と、運用時における各駆
動回路4A〜4Cの出力および上記パラメータ記憶回路
8の出力および上記パラメータ算出回路A(9)の出力
を用いて被測定磁界を算出する磁界算出回路A(10)
を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、超伝導量子干渉素子
( Superconducting Quantum InterferenceDevice,以
降略してSQUIDと呼ぶ)を用いた超伝導磁力計に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、特開平3−152488号公報
に示された従来の超伝導磁力計の構成例を示すブロック
図である。図において、2A,2B,2Cはセンサブロ
ック3の互いに所定の角度をなす3平面上のそれぞれに
固着したSQUIDであり、一例として所定の角度が約
90度(π/2ラジアン)の場合を示している。この例
のSQUID2A,2B,2Cは、超伝導リング中に2
つのジョセフソン素子を含み直流バイアス電流を流して
駆動するDC−SQUIDである。4A,4B,4Cは
それぞれ該SQUID2A,2B,2Cを駆動し所望の
出力を得る駆動回路であり、この例の駆動回路4A,4
B,4Cは一般にFLL(Flux Locked Loop)回路と呼
ばれる公知のものであり、例えば、Review of Scientif
ic Instrument Vol.55,1984年の第952頁〜第957
頁等に説明が記載されている。1は上記SQUID2
A,2B,2Cへ変調信号を,また上記駆動回路4A,
4B,4Cへ参照信号を供給する発振器であり、ここで
は一つの発振器1で3個の該SQUID2A,2B,2
Cを駆動する場合を示している。5は未知数算出回路で
あり、各駆動回路4A,4B,4Cの出力を用いて未知
数の値を算出し、その結果を出力する。6は磁界算出回
路であり、各駆動回路4A,4B,4Cの出力および上
記未知数算出回路5の出力を用いて被測定磁界を算出
し、その結果を出力する。
【0003】次に、図4中に記載した各信号について説
明する。イは発振器1から各SQUID2A,2B,2
Cに供給される変調信号、ロは発振器1から各駆動回路
4A,4B,4Cに供給される参照信号、Δum,Δ
m,Δwmは時刻tm(m=1,2,…,9)における
駆動回路4A,4B,4Cの出力、Δun,Δvn,Δw
nは時刻tm以後の時刻tnにおける駆動回路4A,4
B,4Cの出力、K1,K2,…,K8は未知数算出回路
5の算出値、Fは磁界算出回路6の算出値である。
【0004】次に、従来の超伝導磁力計の動作について
説明する。以下の説明では、従来の超伝導磁力計が一例
として航空機等の移動物体に搭載されている場合を考
え、地磁気を被測定磁界とみなす。
【0005】まず、SQUID2A,2B,2Cを例え
ば液体ヘリウムに浸すなどして冷却し、超伝導に転移さ
せる。次に駆動回路4A,4B,4CからSQUID2
A,2B,2Cのそれぞれに直流バイアス電流を流す。
次に発振器1からSQUID2A,2B,2Cに変調信
号イを、また、駆動回路4A,4B,4Cに参照信号ロ
を送る。次に駆動回路4A,4B,4CによりSQUI
D2A,2B,2Cを同時に磁束ロックする。磁束ロッ
ク後は、磁束ロック値,すなわち初期磁束値を出力零の
原点とし、そこからの相対的な変化量に比例した値が出
力される。航空機の姿勢変化に伴い地磁気の入射角度が
変化するため、Δum,Δvm,Δwmは時々刻々と変化
する。
【0006】次に、図5に示すようなxyz直交座標系
とuvw非直交座標系とを定め、u軸とv軸,v軸とw
軸,w軸とu軸とのなす角度をそれぞれπ/2+α,π
/2+β,π/2+γとする。図5において、z軸とw
軸が一致しているが一般性は失われない。
【0007】図6はSQUID2A,2B,2Cとuv
w非直交座標系との関係を図示したものである。u軸,
v軸,w軸はそれぞれSQUID2A,2B,2Cに対
して垂直で、それぞれのSQUIDの感度軸に一致す
る。
【0008】上記座標系において、地磁気の絶対値Hの
uvw非直交座標系での成分表示um,vm,wmとxy
z直交座標系での成分表示xm,ym,zmとの間には、
軸アライメント誤差α,β,γを用いて次のような関係
が成立する。
【0009】
【数1】
【0010】ただし、
【0011】
【数2】
【0012】一方、SQUID2A,2B,2Cの初期
磁束値をそれぞれu0,v0,w0とし、SQUID2
A,2B,2Cのセンサ感度をそれぞれGu,Gv,Gw
とすると、
【0013】
【数3】
【0014】であるから、式(1)および式(4)よ
り、
【0015】
【数4】
【0016】である。更に、次式が成立する。
【0017】
【数5】
【0018】式(5)を式(6)に代入し整理すると、
定数k1〜k10を用いて次式のように表現できる。
【0019】
【数6】
【0020】k1〜k10は、α,β,γ,u0,v0
0,Gu,Gv,Gwによって表わされる定数である。こ
こで、関数F(Δum,Δvm,Δwm)を式(8)のよ
うに定める。
【0021】
【数7】
【0022】ただし、K1=k2/k1,K2=k3/k1
3=k4/k1,K4=k5/k1,K5=k6/k1,K6
7/k1,K7=k8/k1,K8=k9/k1 Hが一定であれば、地磁気の入射角が変化してもFの値
は不変である。従って、時刻tm+1においてもΔum+1
Δvm+1,Δwm+1の間には、式(9)が成立する。
【0023】
【数8】
【0024】式(8)および式(9)より、Hが一定で
あれば任意のmについて式(10)が成立する。
【0025】
【数9】
【0026】そこで、飛行高度を十分高くするなどして
地磁気Hを一定にした状態で旋回をしながら、時刻
1、t2,…,t9における駆動回路4A,4B,4C
の出力の組(Δu1,Δv1,Δw1),(Δu2,Δ
2,Δw2),…,(Δu9,Δv9,Δw9)を計測
し、未知数算出回路5に送る。次に未知数算出回路5に
おいて、これら9組の数値を式(10)に代入し、連立
一次方程式を解いてK1,K2,…,K8の値を算出し、
算出値を磁界算出回路6に送る。
【0027】次に、時刻tm以後の時刻tnにおいては駆
動回路4A,4B,4Cの出力Δu n,Δvn,Δwn
磁界算出回路6に送る。磁界算出回路6は式(8)にK
1,K2,…,K8とΔun,Δvn,Δwnの値を代入して
F(Δun,Δvn,Δwn)を算出する。この出力は、
例えば、Fの値の変化から地磁気の変化を検知し、磁性
体を発見するのに用いられる。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の超
伝導磁力計では、装置固有のパラメータ(軸アライメン
ト誤差およびセンサ感度)と運用の都度変化するパラメ
ータ(センサ出力の基準となる初期磁束値)を一緒に算
出するために、本来変化しない装置固有のパラメータに
誤差が生じたり、運用時の算出に要する時間が長いとい
う問題点があった。更に、従来の超伝導磁力計では、未
知数を算出するときに使用する駆動回路の出力データの
制限はなく、連立一次方程式を解くときに算出されるパ
ラメータに大きな誤差が生じる可能性があるという問題
点があった。
【0029】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであり、本来変化しない装置固有の
パラメータに誤差が生じることなく、運用時に短時間で
推定が行なえる超伝導磁力計を得ること、および、連立
一次方程式を解くときに算出されるパラメータに大きな
誤差が生じない超伝導磁力計を得ることを目的としてい
る。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の請求項1記載の超伝導磁力計において
は、互いに所定の角度をなす複数のSQUIDと、上記
SQUIDを駆動し所望の出力を得る駆動手段とを有
し、上記駆動手段の出力に基づき被測定磁界を算出する
超伝導磁力計において、磁界が一定の状態における上記
駆動手段の出力を用いて装置固有のパラメータの値を算
出する第1のパラメータ算出手段と、上記第1のパラメ
ータ算出手段の出力を保持するパラメータ記憶手段と、
運用時における上記駆動手段の出力および上記パラメー
タ記憶手段の出力を用いて運用の都度変化するパラメー
タの値を算出する第2のパラメータ算出手段と、運用時
における上記駆動手段の出力および上記パラメータ記憶
手段の出力および上記第2のパラメータ算出手段の出力
を用いて被測定磁界を算出する磁界算出手段とを備える
ようにしたものである。
【0031】また、請求項2記載の超伝導磁力計におい
ては、同じく、互いに所定の角度をなす複数のSQUI
Dと、上記SQUIDを駆動し所望の出力を得る駆動手
段とを有し、上記駆動手段の出力に基づき被測定磁界を
算出する超伝導磁力計において、磁界が一定の状態にお
ける上記駆動手段の出力を用いて装置固有のパラメータ
の値を算出する第1のパラメータ算出手段と、上記第1
のパラメータ算出手段の出力を保持するパラメータ記憶
手段と、運用時における上記駆動手段の出力および上記
パラメータ記憶手段の出力および下記磁界算出手段の出
力を用いて運用の都度変化するパラメータの値を算出す
る第2のパラメータ算出手段と、運用時における上記駆
動手段の出力および上記パラメータ記憶手段の出力およ
び上記第2のパラメータ算出手段の出力を用いて被測定
磁界を算出する磁界算出手段とを備えるようにしたもの
である。
【0032】また、請求項3記載の超伝導磁力計におい
ては、互いに所定の角度をなす複数のSQUIDと、上
記SQUIDを駆動し所望の出力を得る駆動手段と、上
記駆動手段の出力を用いて未知数の値を算出する未知数
算出手段と、上記駆動手段の出力および上記未知数算出
手段の出力を用いて被測定磁界を算出する磁界算出手段
とを有する超伝導磁力計において、上記駆動手段の出力
を用いて行列の条件数を算出し、算出された条件数が所
定値以下の場合にのみ駆動手段の出力を選択して上記未
知数算出手段に与える選択手段を備えるようにしたもの
である。
【0033】
【作用】請求項1記載の超伝導磁力計においては、第1
のパラメータ算出手段により、磁界が一定の状態におけ
る駆動手段の出力を用いて装置固有のパラメータの値を
算出して、パラメータ記憶手段に保持しておき、第2の
パラメータ算出手段により、運用時における駆動手段の
出力およびパラメータ記憶手段の出力を用いて運用の都
度変化するパラメータの値を算出するようにしたので、
本来変化しない装置固有のパラメータに誤差が生じるこ
とがなく、運用時に短時間で推定を行なうことができ
る。
【0034】また、請求項2記載の超伝導磁力計におい
ては、同様に、第1のパラメータ算出手段により、磁界
が一定の状態における駆動手段の出力を用いて装置固有
のパラメータの値を算出して、パラメータ記憶手段に保
持しておき、第2のパラメータ算出手段により、運用時
における駆動手段の出力およびパラメータ記憶手段の出
力および磁界算出手段の出力を用いて運用の都度変化す
るパラメータの値を算出するようにしたので、本来変化
しない装置固有のパラメータに誤差が生じることがな
く、運用時に短時間で推定を行なうことができる。
【0035】また、請求項3記載の超伝導磁力計におい
ては、選択手段により、駆動手段の出力を用いて行列の
条件数を算出し、算出された条件数が所定値以下の場合
にのみ駆動手段の出力を選択して未知数算出手段に与え
るようにしたので、連立一次方程式を解くときに算出さ
れるパラメータに大きな誤差が生じない。
【0036】
【実施例】
実施例1.図1はこの発明の実施例1を示すブロック図
である。図において、2A,2B,2Cはセンサブロッ
ク3の互いに所定の角度をなす3平面上のそれぞれに固
着したSQUIDであり、一例として所定の角度が約9
0度(π/2ラジアン)の場合を示している。本実施例
のSQUID2A,2B,2Cは従来例同様、超伝導リ
ング中に2つのジョセフソン素子を含み直流バイアス電
流を流して駆動するDC−SQUIDである。4A,4
B,4Cはそれぞれ該SQUID2A,2B,2Cを駆
動し所望の出力を得る駆動回路であり、従来例と同様な
ものである。1は上記SQUID2A,2B,2Cへ変
調信号を,また上記駆動回路4A,4B,4Cへ参照信
号を供給する発振器であり、ここでは従来例同様一つの
発振器1で3個の該SQUID2A,2B,2Cを駆動
する場合を示している。7は第1のパラメータ算出手段
としてのパラメータ算出回路Gであり、磁界が一定の状
態においてスイッチS1,S2,S3を介して入力され
る各駆動回路4A,4B,4Cの出力を用いて、装置固
有のパラメータである軸アライメント誤差およびセンサ
感度のパラメータα,β,γ,gv,gwを算出し、その
結果を出力する。8はパラメータ記憶回路であり、スイ
ッチS4を介して入力されるパラメータ算出回路G
(7)の出力を保持する。9は第2のパラメータ算出手
段としてのパラメータ算出回路Aであり、運用時におけ
る各駆動回路4A,4B,4Cの出力および上記パラメ
ータ記憶回路8の出力を用いて運用の都度変化するパラ
メータである初期磁束値を示すパラメータu0,v0,w
0を算出し、その結果を出力する。10は磁界算出回路
Aであり、運用時における各駆動回路4A,4B,4C
の出力および上記パラメータ記憶回路8の出力および上
記パラメータ算出回路A(9)の出力を用いて被測定磁
界を算出し、その結果を出力する。なお、上記パラメー
タ算出回路G(7),パラメータ算出回路A(9)、磁
界算出回路A(10)は、計算機により後述する式を計
算することにより実現され、パラメータ記憶回路8は計
算機のメモリにより実現されるものである。
【0037】次に、図1中に記載した各信号について説
明する。イは発振器1から各SQUID2A,2B,2
Cに供給される変調信号、ロは発振器1から各駆動回路
4A,4B,4Cに供給される参照信号、Δum,Δ
m,Δwmは時刻tm(m=1,2,…,N1)における
駆動回路4A,4B,4Cの出力であり、N1はパラメ
ータ算出回路G(7)が使用するデータ数である。Δu
p,Δvp,Δwpは時刻tp(p=1,2,…,N2)に
おける駆動回路4A,4B,4Cの出力であり、N2
パラメータ算出回路A(9)が使用するデータ数であ
る。Δun,Δvn,Δwnは時刻tp以後の時刻tnにお
ける駆動回路4A,4B,4Cの出力、α,β,γ,g
v,gwはパラメータ算出回路G(7)の算出値、u0
0,w0はパラメータ算出回路A(9)の算出値、ψは
磁界算出回路A(10)の算出値である。
【0038】次に、この発明の実施例1による超伝導磁
力計の動作について説明する。以下の説明では従来の場
合と同様に、この発明による超伝導磁力計が一例として
航空機等の移動物体に搭載されている場合を考え、地磁
気を被測定磁界とみなす。
【0039】まず、地上においてスイッチS1,S2,
S3,S4を閉じ、SQUID2A,2B,2Cを例え
ば液体ヘリウムに浸すなどして冷却し、超伝導に転移さ
せる。次に駆動回路4A,4B,4CからSQUID2
A,2B,2Cのそれぞれに直流バイアス電流を流す。
次に発振器1からSQUID2A,2B,2Cに変調信
号イを、また、駆動回路4A,4B,4Cに参照信号ロ
を送る。次に駆動回路4A,4B,4CによりSQUI
D2A,2B,2Cを同時に磁束ロックする。磁束ロッ
ク後は、磁束ロック値,すなわち初期磁束値を出力零の
原点とし、そこからの相対的な変化量に比例した値が出
力される。
【0040】次に、図5に示すようなxyz直交座標系
とuvw非直交座標系とを定め、u軸とv軸,v軸とw
軸,w軸とu軸とのなす角度をそれぞれπ/2+α,π
/2+β,π/2+γとする。図5において、z軸とw
軸が一致しているが一般性は失われない。
【0041】図6はSQUID2A,2B,2Cとuv
w非直交座標系との関係を図示したものである。u軸,
v軸,w軸はそれぞれSQUID2A,2B,2Cに対
して垂直で、それぞれのSQUIDの感度軸に一致す
る。
【0042】上記座標系において、地磁気の絶対値Hの
uvw非直交座標系での成分表示um,vm,wmとxy
z直交座標系での成分表示xm,ym,zmとの間には、
軸アライメント誤差α,β,γを用いて次のような関係
が成立する。
【0043】
【数10】
【0044】ただし、
【0045】
【数11】
【0046】一方、SQUID2A,2B,2Cの初期
磁束値をそれぞれu0,v0,w0とし、SQUID2
A,2B,2Cのセンサ感度をそれぞれGu,Gv,Gw
とすると、
【0047】
【数12】
【0048】であるから、式(11)および式(14)
より、
【0049】
【数13】
【0050】である。ここで、Tは転置を表わす。更
に、次式が成立する。
【0051】
【数14】
【0052】式(15)および式(16)を式(17)
に代入すると、
【0053】
【数15】
【0054】となる。Gu,Gv,Gwの絶対値は求まら
ず、Gu,Gv,Gwの間の比しかわからないので、相対
的な磁界を求めることにする。式(18)の両辺をGu 2
で割り、整理すると次式のようになる。
【0055】
【数16】
【0056】次式のような評価関数f1を考える。
【0057】
【数17】
【0058】ここで、Hが一定であれば、地磁気の入射
角を変化させても評価関数f1は0になるはずである。
そこで、地上において地磁気Hを一定にした状態で、セ
ンサブロック3を色々な方向に向けて、時刻tm(m=
1,2,…,N1)における駆動回路4A,4B,4C
の出力の組(Δu1,Δv1,Δw1),(Δu2,Δ
2,Δw2),…,(ΔuN1,ΔvN1,ΔwN1)を計測
し、パラメータ算出回路G(7)に送る。次にパラメー
タ算出回路G(7)において、N1組の数値を用いて、
修正ニュートン法などにより評価関数f1が0になるよ
うなパラメータα,β,γ,gv,gwの値を算出し、算
出値をパラメータ記憶回路8に送る。
【0059】ここで、次式のような評価関数f2を考え
る。
【0060】
【数18】
【0061】次に、運用時にはスイッチS1,S2,S
3,S4を開き、時刻tp (p=1,2,…,N2 )に
おける駆動回路4A,4B,4Cの出力の組(Δu1
Δv1,Δw1),(Δu2,Δv2,Δw2),…,(Δ
N2,ΔvN2,ΔwN2)を計測し、パラメータ算出回路
A(9)に送る。また、パラメータ記憶回路8からパラ
メータα,β,γ,gv,gwの値をパラメータ算出回路
A(9)へ送る。次にパラメータ算出回路A(9)にお
いて、N2組の数値とパラメータα,β,γ,gv,gw
の値を用いて、修正ニュートン法などにより評価関数f
2が0になるようなパラメータu0,v0,w0 の値を算
出し、算出値を磁界算出回路A(10)に送る。
【0062】時刻tp以後の時刻tnにおいては、駆動回
路4A,4B,4Cの出力を磁界算出回路A(10)に
送る。磁界算出回路A(10)は、式(19)に当該出
力値Δun,Δvn,Δwnとパラメータ記憶回路8の出
力であるパラメータα,β,γ,gv,gwとパラメータ
算出回路A(9)の出力であるパラメータu0,v0,w
0の値を代入してψ(n)を算出する。この出力を用い
ると、例えば、超伝導磁力計を地磁気中で移動しながら
上記のようなψ(n)の算出を繰り返し、磁性体付近で
のψ(n)の値の変化を算出し、ψ(n)の値の変化か
ら地磁気の変化を検知し、磁性体を発見することができ
る。
【0063】なお、上記実施例では、パラメータ算出回
路において修正ニュートン法を使用することを例として
説明を行なったが、他の最適化手法を用いることもでき
る。
【0064】また、上記実施例では、SQUID2A,
2B,2Cは超伝導リング中に2つのジョセフソン素子
を含み直流バイアス電流を流して駆動するDC−SQU
IDであるとして説明を行なったが、超伝導リング中に
1つのジョセフソン素子を含み交流バイアス電流で駆動
するRFーSQUIDを用いることもできる。
【0065】実施例2.図2はこの発明の実施例2を示
すブロック図である。図2中、上記図1に示した構成要
素と同一,または同等のものには同一符号を付し、その
説明は省略する。図において、11は第2のパラメータ
算出手段としてのパラメータ算出回路Bであり、運用時
における各駆動回路4A,4B,4Cの出力およびパラ
メータ記憶回路8の出力および下記磁界算出回路B(1
2)出力を用いて運用の都度変化するパラメータである
初期磁束値を示すパラメータu0,v0,w0を算出し、
その結果を出力する。12は磁界算出回路Bであり、運
用時における各駆動回路4A,4B,4Cの出力および
パラメータ記憶回路8の出力および上記パラメータ算出
回路B(11)の出力を用いて被測定磁界を算出し、そ
の結果を出力する。なお、上記パラメータ算出回路B
(11),磁界算出回路B(12)は、計算機により後
述する式を計算することにより実現されるものである。
【0066】次に、図2中に記載した各信号について説
明する。Δum,Δvm,Δwmは時刻tm(m=1,2,
…,N1)における駆動回路4A,4B,4Cの出力で
あり、N1はパラメータ算出回路G(7)が使用するデ
ータ数である。Δup,Δvp,Δwpは時刻tp(p=
1,2,…,N3)における駆動回路4A,4B,4C
の出力であり、N3はパラメータ算出回路B(11)が
使用するデータ数である。Δun,Δvn,Δwnは時刻
n(n=1,2,…,N4)における駆動回路4A,4
B,4Cの出力であり、N4は磁界算出回路B(12)
が使用するデータ数である。α,β,γ,gv,gwはパ
ラメータ算出回路G(7)の算出値、u0,v0,w0
パラメータ算出回路B(11)の算出値、H/Guは磁
界算出回路B(12)の算出値である。
【0067】次に、この発明の実施例2による超伝導磁
力計の動作について説明する。以下の説明では従来の場
合と同様に、この発明による超伝導磁力計が一例として
航空機等の移動物体に搭載されている場合を考え、地磁
気を被測定磁界とみなす。
【0068】まず、地上においてスイッチS1,S2,
S3,S4を閉じ、SQUID2A,2B,2Cを例え
ば液体ヘリウムに浸すなどして冷却し、超伝導に転移さ
せ、従来例や実施例1同様に磁束ロックする。磁束ロッ
ク後は、初期磁束値を出力零の原点とし、そこからの相
対的な変化量に比例した値が出力される。パラメータ算
出回路G(7)およびパラメータ記憶回路8の動作は実
施例1と同様なので説明は省略する。
【0069】実施例1の場合と同様に次式が成立する。
【0070】
【数19】
【0071】ここで、次式のような評価関数f3を考え
る。
【0072】
【数20】
【0073】次に、運用時にはスイッチS1,S2,S
3,S4を開き、時刻tp (p=1,2,…,N3 )に
おける駆動回路4A,4B,4Cの出力の組(Δu1
Δv1,Δw1),(Δu2,Δv2,Δw2),…,(Δ
N3,ΔvN3,ΔwN3)を計測し、パラメータ算出回路
B(11)に送る。また、パラメータ記憶回路8からパ
ラメータα,β,γ,gv,gwの値をパラメータ算出回
路B(11)へ送る。次にパラメータ算出回路B(1
1)において、N3 組の数値とパラメータα,β,γ,
v,gwの値と磁界算出回路B(12)の出力H/Gu
を用いて、修正ニュートン法などにより評価関数f3
0になるようなパラメータu0,v0,w0の値を算出
し、算出値を磁界算出回路B(12)に送る。ただし、
はじめは初期値として適当なH/Guを用い、以後は磁
界算出回路B(12)の出力H/Guを用いる。
【0074】ここで、次式のような評価関数f4を考え
る。
【0075】
【数21】
【0076】時刻tn(n=1,2,…,N4)における
駆動回路4A,4B,4Cの出力の組(Δu1,Δv1
Δw1),(Δu2,Δv2,Δw2),…,(ΔuN4,Δ
N4,ΔwN4)を計測し、磁界算出回路B(12)に送
る。また、パラメータ記憶回路8からパラメータα,
β,γ,gv,gwを磁界算出回路B(12)に送る。磁
界算出回路B(12)において、上記N4組の数値とパ
ラメータ記憶回路8の出力であるパラメータα,β,
γ,gv,gwとパラメータ算出回路B(11)の出力で
あるパラメータu0,v0,w0の値を用いて、修正ニュ
ートン法などにより評価関数f4が0になるようなパラ
メータH/Guの値を算出する。この出力を用いると、
例えば、超伝導磁力計を地磁気中で移動しながら上記の
ようなH/Guの値の算出を繰り返し、磁性体付近での
H/Guの値の変化を算出し、その値の変化から地磁気
の変化を検知し、磁性体を発見することができる。
【0077】実施例3.図3はこの発明の実施例3を示
すブロック図である。図3中、従来例の図4に示した構
成要素と同一,または同等のものには同一符号を付し、
その説明は省略する。図において、13は行列の条件数
によるデータ選択回路であり、各駆動回路4A,4B,
4Cの出力を用いて行列の条件数を算出し、算出された
条件数が所定値以下の場合にのみ駆動回路4A,4B,
4Cの出力データを選択して、未知数算出回路5に出力
する。
【0078】次に、図3中に記載した各信号について説
明する。Δuq,Δvq,Δwqは時刻tq(q=1,2,
…,9)における駆動回路4A,4B,4Cの出力、Δ
m,Δvm,Δwmは時刻tm(m=1,2,…,9)に
おける駆動回路4A,4B,4Cの出力、Δun,Δ
n,Δwnは時刻tm以後の時刻tnにおける駆動回路4
A,4B,4Cの出力、K1,K2,…,K8は未知数算
出回路5の算出値、Fは磁界算出回路6の算出値であ
る。
【0079】次に、この発明の実施例3による超伝導磁
力計の動作について説明する。以下の説明では従来の場
合と同様に、この発明による超伝導磁力計が一例として
航空機等の移動物体に搭載されている場合を考え、地磁
気を被測定磁界とみなす。
【0080】時刻tq(q=1,2,…,9)における
駆動回路4A,4B,4Cの出力の組(Δu1,Δv1
Δw1),(Δu2,Δv2,Δw2),…,(Δu9,Δ
9,Δw9)を計測し、行列の条件数によるデータ選択
回路13に送る。
【0081】一方、未知数算出回路5では、次式のよう
な連立一次方程式を解くことになる。
【0082】
【数22】
【0083】式(28)の右辺を変化させて得られる次
式のような第2の連立一次方程式を考える。
【0084】
【数23】
【0085】ΔEはEにおける誤差で、ΔKはそれによ
って生ずるKの誤差である。ここで、次式が成り立つこ
とが知られており、例えば、G.E.Forsyth, M.A.Malcolm
andC.B.Moler著/森 正武訳,“計算機のための数値
計算法”,科学技術出版社,1978年の第48頁〜第
55頁等にその説明が記載されている。
【0086】
【数24】
【0087】ここで、‖・‖はノルムを表わし、con
d(D)は行列Dの条件数を表わしている。‖ΔE‖/
‖E‖は右辺の相対的変動であり、‖ΔK‖/‖K‖は
この変動によって生じた相対誤差である。式(30)か
らわかるように、条件数が相対誤差の拡大因子になって
いる。すなわち、右辺の変動は解にはcond(D)倍
の変動を与える可能性があるということである。従っ
て、できる限り行列の条件数の小さいデータを選択する
必要がある。
【0088】行列の条件数によるデータ選択回路13に
おいて、9組の数値(Δu1,Δv1,Δw1),(Δ
2,Δv2,Δw2),…,(Δu9,Δv9,Δw9)を
使って式(27)の左辺の行列を求め、その行列の条件
数を算出する。算出された行列の条件数がある特定値以
下の場合にのみ、そのときのデータを選択し、未知数算
出回路5に9組のデータを送る。行列の条件数がある特
定値より大きい場合には、そのときのデータは使用しな
いようにする。未知数算出回路5において、選択された
9組の数値を式(27)に代入し、連立一次方程式を解
いてK1,K2,…,K8の値を算出し、算出値を磁界算
出回路6に送る。
【0089】次に、時刻tm以後の時刻tnにおいては駆
動回路4A,4B,4Cの出力Δun,Δvn,Δwn
磁界算出回路6に送る。磁界算出回路6は式(8)にK
1,K2,…,K8とΔun,Δvn,Δwnの値を代入して
F(Δun,Δvn,Δwn)を算出する。この出力を用
いると、例えば、超伝導磁力計を地磁気中で移動しなが
ら上記のようなFの算出を繰り返し、磁性体付近でのF
の値の変化を算出し、Fの値の変化から地磁気の変化を
検知し、磁性体を発見することができる。
【0090】なお、上記各実施例では、SQUIDが3
個の場合で説明したが、この原理は一般に2個以上の場
合で成立する。
【0091】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、以下に
記載されるような効果を奏する。
【0092】請求項1記載の発明では、互いに所定の角
度をなす複数のSQUIDと、上記SQUIDを駆動し
所望の出力を得る駆動手段とを有し、上記駆動手段の出
力に基づき被測定磁界を算出する超伝導磁力計におい
て、磁界が一定の状態における上記駆動手段の出力を用
いて装置固有のパラメータの値を算出する第1のパラメ
ータ算出手段と、上記第1のパラメータ算出手段の出力
を保持するパラメータ記憶手段と、運用時における上記
駆動手段の出力および上記パラメータ記憶手段の出力を
用いて運用の都度変化するパラメータの値を算出する第
2のパラメータ算出手段と、運用時における上記駆動手
段の出力および上記パラメータ記憶手段の出力および上
記第2のパラメータ算出手段の出力を用いて被測定磁界
を算出する磁界算出手段とを備えるようにしたので、本
来変化しない装置固有のパラメータに誤差が生じること
がなく、運用時に短時間で推定を行なうことができる超
伝導磁力計が得られる効果がある。
【0093】請求項2記載の発明では、同じく、互いに
所定の角度をなす複数のSQUIDと、上記SQUID
を駆動し所望の出力を得る駆動手段とを有し、上記駆動
手段の出力に基づき被測定磁界を算出する超伝導磁力計
において、磁界が一定の状態における上記駆動手段の出
力を用いて装置固有のパラメータの値を算出する第1の
パラメータ算出手段と、上記第1のパラメータ算出手段
の出力を保持するパラメータ記憶手段と、運用時におけ
る上記駆動手段の出力および上記パラメータ記憶手段の
出力および下記磁界算出手段の出力を用いて運用の都度
変化するパラメータの値を算出する第2のパラメータ算
出手段と、運用時における上記駆動手段の出力および上
記パラメータ記憶手段の出力および上記第2のパラメー
タ算出手段の出力を用いて被測定磁界を算出する磁界算
出手段とを備えるようにしたので、本来変化しない装置
固有のパラメータに誤差が生じることがなく、運用時に
短時間で推定を行なうことができる超伝導磁力計が得ら
れる効果がある。
【0094】請求項3記載の発明では、互いに所定の角
度をなす複数のSQUIDと、上記SQUIDを駆動し
所望の出力を得る駆動手段と、上記駆動手段の出力を用
いて未知数の値を算出する未知数算出手段と、上記駆動
手段の出力および上記未知数算出手段の出力を用いて被
測定磁界を算出する磁界算出手段とを有する超伝導磁力
計において、上記駆動手段の出力を用いて行列の条件数
を算出し、算出された条件数が所定値以下の場合にのみ
駆動手段の出力を選択して上記未知数算出手段に与える
選択手段を備えるようにしたので、連立一次方程式を解
くときに算出されるパラメータに大きな誤差が生じない
超伝導磁力計が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例2を示すブロック図である。
【図3】この発明の実施例3を示すブロック図である。
【図4】従来の超伝導磁力計を示すブロック図である。
【図5】xyz直交座標系とuvw非直交座標系との関
係を示す図である。
【図6】uvw非直交座標系とSQUIDとの位置関係
を示す図である。
【符号の説明】
1 発振器 2A,2B,2C SQUID(超伝導量子干渉素子) 3 センサブロック 4A,4B,4C 駆動回路(駆動手段) 5 未知数算出回路(未知数算出手段) 6 磁界算出回路(磁界算出手段) 7 パラメータ算出回路G(第1のパラメータ算出手
段) 8 パラメータ記憶回路(パラメータ記憶手段) 9 パラメータ算出回路A(第2のパラメータ算出手
段) 10 磁界算出回路A(磁界算出手段) 11 パラメータ算出回路B(第2のパラメータ算出手
段) 12 磁界算出回路B(磁界算出手段) 13 行列の条件数によるデータ選択回路(選択手段)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】
【数2】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】
【数9】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正内容】
【0070】
【数19】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0072
【補正方法】変更
【補正内容】
【0072】
【数20】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに所定の角度をなす複数の超伝導量
    子干渉素子と、上記超伝導量子干渉素子を駆動し所望の
    出力を得る駆動手段とを有し、上記駆動手段の出力に基
    づき被測定磁界を算出する超伝導磁力計において、磁界
    が一定の状態における上記駆動手段の出力を用いて装置
    固有のパラメータの値を算出する第1のパラメータ算出
    手段と、上記第1のパラメータ算出手段の出力を保持す
    るパラメータ記憶手段と、運用時における上記駆動手段
    の出力および上記パラメータ記憶手段の出力を用いて運
    用の都度変化するパラメータの値を算出する第2のパラ
    メータ算出手段と、運用時における上記駆動手段の出力
    および上記パラメータ記憶手段の出力および上記第2の
    パラメータ算出手段の出力を用いて被測定磁界を算出す
    る磁界算出手段とを備えたことを特徴とする超伝導磁力
    計。
  2. 【請求項2】 互いに所定の角度をなす複数の超伝導量
    子干渉素子と、上記超伝導量子干渉素子を駆動し所望の
    出力を得る駆動手段とを有し、上記駆動手段の出力に基
    づき被測定磁界を算出する超伝導磁力計において、磁界
    が一定の状態における上記駆動手段の出力を用いて装置
    固有のパラメータの値を算出する第1のパラメータ算出
    手段と、上記第1のパラメータ算出手段の出力を保持す
    るパラメータ記憶手段と、運用時における上記駆動手段
    の出力および上記パラメータ記憶手段の出力および下記
    磁界算出手段の出力を用いて運用の都度変化するパラメ
    ータの値を算出する第2のパラメータ算出手段と、運用
    時における上記駆動手段の出力および上記パラメータ記
    憶手段の出力および上記第2のパラメータ算出手段の出
    力を用いて被測定磁界を算出する磁界算出手段とを備え
    たことを特徴とする超伝導磁力計。
  3. 【請求項3】 互いに所定の角度をなす複数の超伝導量
    子干渉素子と、上記超伝導量子干渉素子を駆動し所望の
    出力を得る駆動手段と、上記駆動手段の出力を用いて未
    知数の値を算出する未知数算出手段と、上記駆動手段の
    出力および上記未知数算出手段の出力を用いて被測定磁
    界を算出する磁界算出手段とを有する超伝導磁力計にお
    いて、上記駆動手段の出力を用いて行列の条件数を算出
    し、算出された条件数が所定値以下の場合にのみ駆動手
    段の出力を選択して上記未知数算出手段に与える選択手
    段を備えたことを特徴とする超伝導磁力計。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03152488A (ja) * 1989-11-09 1991-06-28 Mitsubishi Electric Corp 超伝導磁力計
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