JPH0517142Y2 - - Google Patents

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JPH0517142Y2
JPH0517142Y2 JP2918788U JP2918788U JPH0517142Y2 JP H0517142 Y2 JPH0517142 Y2 JP H0517142Y2 JP 2918788 U JP2918788 U JP 2918788U JP 2918788 U JP2918788 U JP 2918788U JP H0517142 Y2 JPH0517142 Y2 JP H0517142Y2
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sludge
sludge cake
crushing
drum
cake
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  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Glanulating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は下水道等で発生する汚泥ケーキの造粒
装置に係わり、特に回転ドラム式の転動造粒装置
に関する。
[従来の技術] 汚泥は生活排水や産業排水の処理により多量に
発生するものである。通常沈澱槽のような処理施
設から引き抜かれたままの汚泥は90重量%を越え
る水分を含有している。しかし汚泥は通常埋め立
てあるいは焼却処分をするため、その水分率はで
きるだけ低いほうが望ましい。
一般に、汚泥は無機質あるいは有機質の凝集剤
を添加して汚泥を凝集させたうえで、ベルトプレ
ス、遠心脱水機で代表される脱水機で脱水して汚
泥ケーキとするが、この脱水ケーキは通常70〜85
重量%の水分を含有している。
この脱水ケーキを焼却処分する際に、上記した
ような70〜85重量%の水分を含有していては、多
量の補助燃料を必要として汚泥処理処分費高騰の
原因となつている。そこでこれを補助燃料なしに
焼却しようとしたときに、焼却を連続的に維持す
ることができる汚泥ケーキ中の水分率は60重量%
以下にすることが必要になつてくる。
そこで従来よりこの脱水ケーキを転動造粒しな
がら灰のような透水性に優れた脱水助剤で被覆し
て調質汚泥粒とし、これを圧搾脱水して前記した
ように水分率を60重量%以下にしようとしてい
た。しかるに圧搾脱水をおこなうにあたつては、
その脱水後の水分率を左右するものは調質汚泥粒
の大きさと脱水助剤がいかに均一に被覆されてい
るかにかかつている。
そこで従来より汚泥ケーキを調質汚泥粒とする
ために、特公昭61−005769号公報に開示されてい
るように、回転ドラム中に汚泥ケーキの解砕羽根
と脱水助剤の供給コンベアを設けて、汚泥ケーキ
を小片に解砕しながら、回転ドラムの回転運動を
利用して汚泥ケーキを造粒し、同時に脱水助剤を
まぶして調質汚泥粒とする造粒装置が使われてい
た。
[考案が解決しようとする課題] しかし上記したような造粒装置におては、次の
ような問題点があつた。
即ち、回転ドラムに投入されて直後の未だ小片
に解砕されていない汚泥ケーキの大塊や、未だ充
分に脱水助剤が被覆されていない汚泥粒の一部が
解砕羽根に跳ね揚げられて、落下したときに、回
転ドラム中をその軸方向に転がり落ちる、いわゆ
る短絡現象がおこつて、それらが調質汚泥粒に混
入する。
更には乾燥粉供給コンベアにより供給された脱
水助剤がドラム内において解砕羽根上方部に分級
され、解砕羽根及び未だ調質されない汚泥ケーキ
と接触せず、その結果脱水助剤同志が付着造粒さ
れたり、また汚泥ケーキ粒子表面が脱水助剤で充
分に被覆されない等、脱水助剤の利用効率が著し
く低下した。
このような現象が発生すると得られた調質汚泥
粒を圧搾脱水しても充分に水分率は低くならなか
つた。
[課題を解決するための手段] 本考案は回転自在に設けたドラムの一端部側に
汚泥ケーキを投入するためのシユートを設け、前
記ドラム内の下方部に回転自在の解砕羽根を設
け、前記ドラム内の上方部に乾燥粉供給コンベア
を設けた汚泥ケーキの造粒装置において、2本の
攪拌軸をそれぞれ前記ドラムの軸線と平行に設
け、その各々に解砕羽根を相干渉しないように軸
方向に複数個配設したことを特徴とするものであ
る。
上記のように2本の攪拌軸各々に解砕羽根を相
干渉しないように軸方向に配設したことにより、
回転ドラム内における汚泥ケーキや汚泥粒の短絡
現象を防止できるとともに、分級された脱水助剤
を効率よく利用でき、均一な調汚泥粒を得ること
ができるものである。
[実施例] 本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す要部断面の模式
的説明図であり、第2図は第1図のB−B矢視図
である。両図において1は回転ドラムであり、ロ
ーラ2上部に回転自在に配置する。そして動力伝
達装置を介して電動機等の駆動源(何れも図示せ
ず)と接続する。回転ドラム1は第1図の左方に
任意の角度で下り勾配が付くように設置する。次
に回転ドラム1内には上方に乾燥粉供給コンベア
3を、下方には回転自在の2本の攪拌軸4a,4
bをそれぞれ前記回転ドラム1の軸線と平行に設
ける。5,6は電動機であり、各々動力伝達装置
7,8a,8bを介して前記乾燥粉供給コンベア
3および攪拌軸4a,4bと接続する。回転ドラ
ム1の一方の端部にはその内部に臨むように汚泥
ケーキ供給シユート9を、他方の端部には汚泥粒
排出口10を各々配置する。また回転ドラム1中
には、汚泥ケーキ供給側から排出口10に向かつ
て汚泥フイードゾーンA1、解砕ゾーンA2を
各々形成するとともに、前記乾燥粉供給コンベア
3には、前記のゾーンA1〜A2に臨む排出口1
1a,11bを各々設ける。また前記汚泥フイー
ドゾーンA1には必要に応じて削除し、全域を解
砕ゾーンA2にしてもよい。次に汚泥フイードゾ
ーンA1に臨む攪拌軸4aはスクリユー羽根12
を設ける。スクリユー羽根12は、前記汚泥ケー
キ排出口10に向かう搬送力を有するように形成
する。解砕ゾーンA2に臨む攪拌軸4aには解砕
羽根13aを軸方向に複数個設け、また攪拌軸4
bには前記解砕羽根13aと相干渉しないように
入れ違いに解砕羽根13bを複数個設ける。そし
て、第2図に示すように、解砕羽根13aと13
bがB−B矢視で一部分ラツプするようにし、さ
らに解砕羽根13aおよび13bと回転ドラム1
との間隙が一定に保たれるように2本の攪拌軸4
a,4bを配設する。
次に上記した構成の作用について説明する。
まず汚泥ケーキ供給シユート9から例えば一次
脱水した汚泥ケーキを供給すると、汚泥ケーキは
回転ドラム1内を転動しながら、回転ドラム1の
下り勾配で順次汚泥粒排出口10に向つて移動し
ていく。汚泥フイードゾーンA1においては、攪
拌軸4aにはスクリユー羽根12を設けてあり、
かつスクリユー羽根12は、汚泥ケーキに排出方
向の搬送力を与えるように形成してあるから、連
続してまた安定して汚泥ケーキを解砕ゾーンA2
へ供給できる。
次に汚泥ケーキは解砕ゾーンA2に移行して破
砕されるのである。解砕ゾーンA2に臨む2本の
攪拌軸4a,4bにはそれぞれ解砕羽根13a,
13bを相干渉しないように軸方向に複数個設け
てあるので、汚泥ケーキは破砕されて外形寸法が
小さくなる。
そして前記汚泥フイードゾーンA1と解砕ゾー
ンA2には乾燥粉供給コンベア3の排出口11
a,11bが設けてあるので、前記のように細粒
化した汚泥ケーキの表面には乾燥粉が被覆されて
くる。上記のように転動−破砕を繰り返して、細
粒化した汚泥ケーキに乾燥粉が被覆されて調質汚
泥粒が作成される。そしてこれらの調質汚泥粒は
汚泥粒排出口10から排出される。
しかし、攪拌軸4aだけの単軸の場合、実際に
は汚泥フイードゾーンA1あるいは解砕ゾーンA
2でスクリユー羽根12あるいは解砕羽根13a
で跳ね揚げられた、未だ十分に解砕調質されてい
ない汚泥ケーキが回転ドラムに落下したとき、何
らかの理由によつて回転ドラム1の軸方向の力を
受けて、一気に回転ドラム1の下り勾配を転がり
落ちてしまう短絡現象が生じる。
更には乾燥粉供給コンベア3により供給された
脱水助剤がその粒径が比較的小さいため回転ドラ
ム1内において解砕羽根13a上方部に分級さ
れ、解砕羽根13a及び未だ調質されていない汚
泥ケーキと効率よく接触しない。
このように前記汚泥ケーキ短絡現象及び脱水助
剤分級現象が発生すると調質汚泥粒中に未だ充分
に調質されていない汚泥粒及び未利用の脱水助剤
が混入してしまうのである。
しかし攪拌軸を4a,4bの2軸とし、4bに
前記解砕羽根13aと相干渉しないように解砕羽
根13bを設け、13aおよび13bと回転ドラ
ム1との間隙が一定に保たれるようにすることに
より、解砕羽根13aが跳ねあげられた汚泥粒の
ドラム軸方向の流れを規制し、更には解砕羽根1
3bが未利用の脱水助剤を汚泥ケーキと効率よく
接触させることができるため、汚泥の短絡現象が
発生することなく、また添加した脱水助剤が効率
よく利用でき安定した転動造粒を行ない得るもの
である。
[考案の効果] 従来の汚泥ケーキの造粒装置においては汚泥ケ
ーキの短絡現象、及び脱水助剤の分級現象をおこ
して造粒調質がいまだ充分になされていないも
の、及び未利用の脱水助剤が造粒汚泥に混入して
いたが、本考案によつて短絡現象が防止できると
ともに脱水助剤を効率よく利用できるため均一な
造粒汚泥が得られて、より効率的な脱水を行うこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面を示す模式図で
あり、第2図は第1図のB−B矢視図である。 1……回転ドラム、4a,4b……攪拌軸、1
2……スクリユー羽根、13a,13b……解砕
羽根。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転自在に設けたドラムの一端部側に汚泥ケー
    キを投入するためのシユートを設け、前記ドラム
    内の下方部に回転自在の解砕羽根を設け、前記ド
    ラム内の上方部に乾燥粉供給コンベアを設けた汚
    泥ケーキの造粒装置において、2本の攪拌軸をそ
    れぞれ前記ドラムの軸線と平行に設け、その各々
    に解砕羽根を相干渉しないように軸方向に複数個
    配設したことを特徴とする汚泥ケーキの造粒装
    置。
JP2918788U 1988-03-07 1988-03-07 Expired - Lifetime JPH0517142Y2 (ja)

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JP2918788U JPH0517142Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07

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JP2918788U JPH0517142Y2 (ja) 1988-03-07 1988-03-07

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Publication Number Publication Date
JPH01137728U JPH01137728U (ja) 1989-09-20
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