JPH05170046A - 自動車のエアバッグ構造 - Google Patents

自動車のエアバッグ構造

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JPH05170046A
JPH05170046A JP3333783A JP33378391A JPH05170046A JP H05170046 A JPH05170046 A JP H05170046A JP 3333783 A JP3333783 A JP 3333783A JP 33378391 A JP33378391 A JP 33378391A JP H05170046 A JPH05170046 A JP H05170046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering wheel
rotation
steering
collar
gear
Prior art date
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Pending
Application number
JP3333783A
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English (en)
Inventor
Koji Moriyama
耕司 森山
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ステアリングシャフト3の先端部に一体的に
設けられた太陽ギア11と、アウタチューブ2の先端側
に固設された鍔状台座12と、太陽ギア11との歯合状
態にて鍔状台座12上に軸着された3個の遊星ギア13
…と、ギア部14aが各遊星ギア13…と歯合されたリ
ングギア14とからなる回動伝達手段10により、エア
バッグモジュール4を、回動するステアリングホイール
1と分割して設け、さらには、上記エアバッグモジュー
ル4の電気系部材を、ブラケット取付部15の貫通穴1
5aを貫通して配された通電用ハーネス6に接続する。 【効果】 これにより、エアバッグモジュール4の電気
系部材に対する接続信頼性を向上することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気系部材を備えてな
るエアバッグモジュールがステアリングホイールに設け
られた自動車のエアバッグ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車両には、車両前方からの衝突時
における運転手の安全を確保するものとして、例えば特
開平2−306847号公報に開示されているように、
エアバック装置が備えられている。このエアバック装置
は、通常、ステアリングホイールに設けられ、その構成
部材としては、衝撃から運転手を守るクッション部材、
クッション部材を収容するカバー、およびガスを発生し
てクッション部材を膨らませるインフレータの他に、該
インフレータ内にあって衝突を検知するセンサからの信
号で発火される発火装置が設けられている。
【0003】また、上記のようなステアリングホイール
側の電気系部材と車体側の電源との電気的な接続は、ス
テアリングホイールがステアリングシャフトを回動軸と
して回動することより、その接続信頼性の点で通電用ハ
ーネスを用いることができず、ステアリングホイール側
の通電部と、車体側の通電部との摺接によるロールコネ
クタが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ようなロールコネクタによる電気系部材と電源との接続
方式に比べ、より信頼性を高める要望もあり、摺動でな
く固定的な接続方式も望まれる。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の自動車のエアバ
ッグ構造は、上記の要望に答えるために、電気系部材を
備えてなるエアバッグモジュールがステアリングホイー
ルに設けられた自動車のエアバッグ構造において、以下
の手段を講じている。
【0006】即ち、電気系部材を通電する通電用ハーネ
スと、ステアリングシャフトの先端部に一体的に設けら
れた太陽ギアと、ステアリングシャフトを遊嵌するアウ
タチューブの先端側に固設され、かつ、貫通穴が形成さ
れた鍔状台座と、太陽ギアとの歯合状態にて鍔状台座上
に軸着された複数の遊星ギアと、環状をなすと共に、そ
の内径側面に形成されたギア部が各遊星ギアと歯合され
たリングギアとを備え、ステアリングホイールは、リン
グギアと一体的に取り付けられて回動自在に設けられて
いる一方、エアバッグモジュールは、鍔状台座に固設さ
れ、その電気系部材が鍔状台座の貫通穴を貫通して配さ
れた通電用ハーネスに接続されている。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、ステアリングホイールの
回動は、ステアリングホイールと一体的に取り付けられ
たリングギアに伝達された後、複数の遊星ギアを介して
太陽ギアが一体的に取り付けられたステアリングシャフ
トに伝達されるようになっている。一方、上記のステア
リングホイールに設けられたエアバッグモジュールは、
ステアリングホイールの回動とは無関係に鍔状台座に固
設されて、その電気系部材が鍔状台座の貫通穴を貫通し
た通電用ハーネスに接続されている。このため、電気系
部材と通電用ハーネスとの接続は、ステアリングホイー
ルの回動に関係なく、常に、安定した状態に維持され
る。
【0008】
【実施例】本発明の一実施例について図1ないし図3に
基づいて説明すれば、以下の通りである。
【0009】本実施例に係るステアリングホイール1
は、図3に示すように、アウタチューブ2内に遊嵌され
たステアリングシャフト3の先端部に設けられており、
このステアリングホイール1とステアリングシャフト3
との間には、ステアリングホイール1の回動をステアリ
ングシャフト3に伝達する回動伝達手段10が設けられ
ている。
【0010】上記回動伝達手段10は、図2(a)(b)
に示すように、ステアリングシャフト3の先端部にナッ
ト11aで一体的に取り付けられた太陽ギア11と、ア
ウタチューブ2の先端側に鍔状に固設された鍔状台座1
2と、鍔状台座12の上面に軸着された3個の遊星ギア
13…と、環状をなしその内径側面にギア部14aが形
成されたリングギア14とから構成されている。
【0011】上記遊星ギア13…は、各々、鍔状台座1
2の上面で120度の一定間隔を置いて配され、鍔状台
座12の内径方向にて太陽ギア11と歯合される一方、
鍔状台座12の外径方向にてリングギア14のギア部1
4aと歯合されて設けられている。また、上記鍔状台座
12は、遊星ギア13…が軸着された部位を除く太陽ギ
ア11とリングギア14との間の上面に、後述のモジュ
ール取付ブラケット5を取り付けるためのブラケット取
付部15…が凸状に形成されており、この中の1つのブ
ラケット取付部15には、後述の通電用ハーネス6を貫
通するための貫通穴15aが形成されている。
【0012】また、本ステアリングホイール1は、図1
に示すように、ウレタン1aにより被覆された各スポー
ク部1b…の根元が環状取付部1cとして形成されてお
り、この環状取付部1cの下面側が前述のリングギア1
4に固定して取り付けられることで、リングギア14と
一体的に回動するように設けられている。一方、上記環
状取付部1cの環内に位置する各ブラケット取付部15
…には、エアバッグモジュール4がモジュール取付ブラ
ケット5を介して固設されている。
【0013】上記エアバッグモジュール4は、略円盤状
をなすと共に、その内部には、図示しないクッション部
材や電気系部材等が包設されている。
【0014】上記モジュール取付ブラケット5は、平坦
な有底円筒状をなしており、その底面の中央部は凸状に
プレスされて前述のナット11aの逃げ部5aとして形
成され、また、開口部は段差状にプレスされてエアバッ
グモジュール4のモジュール取付部5bとして形成され
ている。さらに、上記モジュール取付ブラケット5は、
後述のようなブラケット取付部15への取り付け状態で
貫通穴15aに対応する部位の底面に貫通穴5cが形成
されている。
【0015】そして、上記エアバッグモジュール4は、
モジュール取付ブラケット5のモジュール取付部5bに
固定して取り付けられ、このモジュール取付ブラケット
5の底面が各ブラケット取付部15…に固定されること
により、ステアリングホイール1の環状取付部1cに配
された状態で鍔状台座12上に固設されている。
【0016】また、上記のエアバッグモジュール4を取
り付けたモジュール取付ブラケット5は、その貫通穴5
cがブラケット取付部15の貫通穴15aに対応する位
置で各ブラケット取付部15…に取り付けられており、
このような連通状態にある各貫通穴5c・15aには、
通電用ハーネス6が貫通して配設されている。そして、
上記の通電用ハーネス6は、一端側のコネクタ6aがエ
アバッグモジュール4の電気系部材に接続される一方、
他端側のコネクタ6bが図示しない車体側の電源に接続
されることで、電源からの電力を電気系部材に供給する
ようになっている。
【0017】上記の構成において、ステアリングホイー
ル1からステアリングシャフト3への回動伝達プロセス
を以下に説明する。尚、以下の説明では、説明の便宜
上、各種構成部材の回転方向の記載を図2(a)に基づ
き時計回りの方向をR方向、反時計回りの方向をL方向
とすると共に、ステアリングホイール1のR方向への回
転についてのみ説明を行うものである。
【0018】先ず、運転手のステアリング操作により、
ステアリングホイール1がR方向に回転されると、これ
に伴って、リングギア14が一体的にR方向に回転され
る。
【0019】そして、このリングギア14のR方向への
回転により、各遊星ギア13…がそれぞれR方向に回転
され、各遊星ギア13…に包囲された太陽ギア11は、
ステアリングホイール1の回転方向とは反対のL方向に
回転される。
【0020】その後は、上記太陽ギア11のL方向への
回転がそのままステアリングシャフト3の回転となり、
この回転が図示しない操舵機構に伝達される。そして、
上記の操舵機構が、ステアリングシャフト3のL方向の
回転をステアリングホイール1の回転方向であるR方向
に矯正して車両の操舵を行う。
【0021】ところで、上記のような車両の操舵を行う
ステアリングホイール1に設けられたエアバッグモジュ
ール4は、ステアリングホイール1とは分割されて固定
された状態にある。このため、各貫通穴5c・15aを
貫通して設けられた通電用ハーネス6は、ステアリング
ホイール1の回動とは無関係にその接続状態が維持され
ており、接続信頼性が確保されたものとなっている。
【0022】以上のように、本実施例に係るステアリン
グホイール1は、その回動が回動伝達手段10によりス
テアリングシャフト3に伝達される一方で、エアバッグ
モジュール4が分割固定された状態で設けられている。
従って、エアバッグモジュール4を構成する電気系部材
と車体側の電源との電気的な接続は、通電用ハーネス6
が用いられて接続信頼性の向上が図られている。
【0023】尚、上記実施例は、本発明を限定するもの
ではなく、本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記実施例では、リングギア14の回動を太陽
ギア11に伝達する遊星ギア13が、鍔状台座12上で
120度の一定間隔を置いて3個設けられているが、特
に、このような遊星ギア13の設定数および鍔状台座1
2上での配設位置については限定するものではない。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明の自動車のエアバ
ッグ構造は、電気系部材を通電する通電用ハーネスと、
ステアリングシャフトの先端部に一体的に設けられた太
陽ギアと、ステアリングシャフトを遊嵌するアウタチュ
ーブの先端側に固設され、かつ、貫通穴が形成された鍔
状台座と、太陽ギアとの歯合状態にて鍔状台座上に軸着
された複数の遊星ギアと、環状をなすと共に、その内径
側面に形成されたギア部が各遊星ギアと歯合されたリン
グギアとを備え、ステアリングホイールは、リングギア
と一体的に取り付けられて回動自在に設けられている一
方、エアバッグモジュールは、鍔状台座に固設され、そ
の電気系部材が鍔状台座の貫通穴を貫通して配された通
電用ハーネスに接続されている構成である。
【0025】これにより、電気系部材を備えてなるエア
バッグモジュールを、回動するステアリングホイールと
分割して設けることができるため、上記エアバッグモジ
ュールの電気系部材を通電する通電用ハーネスは、ステ
アリングホイールの回動に関係なく、常に、安定した状
態に維持される。従って、従来例のようなステアリング
ホイール側と車体側との各通電部の摺接よりなるロール
コネクタを用いる必要がないため、ステアリングホイー
ルの設計自由度を拡大することができ、さらには、エア
バッグモジュールの電気系部材に対する接続信頼性を向
上することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるエアバッグモジュー
ル、モジュール取付ブラケット、ステアリングホイー
ル、および回動伝達手段を示す分解斜視図である。
【図2】同図(a)は上記回動伝達手段を示す正面図で
あり、また、同図(b)は同図(a)のA−A線矢視断
面図である。
【図3】上記のステアリングホイールが連結されたステ
アリングシャフトと、このステアリングシャフトを遊嵌
するアウタチューブとを示す側面図である。
【符号の説明】
1 ステアリングホイール 2 アウタチューブ 3 ステアリングシャフト 4 エアバッグモジュール 6 通電用ハーネス 11 太陽ギア 12 鍔状台座 13 遊星ギア 14 リングギア 14a ギア部 15 ブラケット取付部 15a 貫通穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気系部材を備えてなるエアバッグモジュ
    ールがステアリングホイールに設けられた自動車のエア
    バッグ構造において、 電気系部材を通電する通電用ハーネスと、 ステアリングシャフトの先端部に一体的に設けられた太
    陽ギアと、 ステアリングシャフトを遊嵌するアウタチューブの先端
    側に固設され、かつ、貫通穴が形成された鍔状台座と、 太陽ギアとの歯合状態にて鍔状台座上に軸着された複数
    の遊星ギアと、 環状をなすと共に、その内径側面に形成されたギア部が
    各遊星ギアと歯合されたリングギアとを備え、 ステアリングホイールは、リングギアと一体的に取り付
    けられて回動自在に設けられている一方、エアバッグモ
    ジュールは、鍔状台座に固設され、その電気系部材が鍔
    状台座の貫通穴を貫通して配された通電用ハーネスに接
    続されていることを特徴とする自動車のエアバッグ構
    造。
JP3333783A 1991-12-18 1991-12-18 自動車のエアバッグ構造 Pending JPH05170046A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3333783A JPH05170046A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 自動車のエアバッグ構造

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JP3333783A JPH05170046A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 自動車のエアバッグ構造

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JPH05170046A true JPH05170046A (ja) 1993-07-09

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ID=18269913

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JP3333783A Pending JPH05170046A (ja) 1991-12-18 1991-12-18 自動車のエアバッグ構造

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JP (1) JPH05170046A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5721408A (en) * 1994-07-25 1998-02-24 Kabushiki Kaisha Tokai Rika Denki Seisakusho Electrical connector used with steering wheel of automobile
US6893044B2 (en) * 2001-10-05 2005-05-17 Delphi Technologies, Inc. Static driver airbag module using steering wheel mounted gears
KR100872336B1 (ko) * 2007-06-22 2008-12-05 현대자동차주식회사 차량용 스티어링휠 및 칼럼

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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