JPH0516952A - 多機能中栓 - Google Patents

多機能中栓

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JPH0516952A
JPH0516952A JP3039471A JP3947191A JPH0516952A JP H0516952 A JPH0516952 A JP H0516952A JP 3039471 A JP3039471 A JP 3039471A JP 3947191 A JP3947191 A JP 3947191A JP H0516952 A JPH0516952 A JP H0516952A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
adsorbent
gas adsorbent
container
gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP3039471A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhisa Monoi
靖久 物井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MARUTANI KAKOKI
MARUTANI KAKOKI KK
Original Assignee
MARUTANI KAKOKI
MARUTANI KAKOKI KK
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Publication date
Application filed by MARUTANI KAKOKI, MARUTANI KAKOKI KK filed Critical MARUTANI KAKOKI
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Abstract

(57)【要約】 【目的】薬品や食品などの容器中で、水分などの不良気
体成分を中栓内に収納した吸着剤に吸着させ、内容物の
劣化を防ぐ。 【構成】カップ状の中栓1の主体3の底面3aに通気孔
Tを設けるとともに、底面3aの内側に気体透過膜5を
設け、主体3の内部に流動性気体吸着剤4を収納する。
流動性気体吸着剤4は、固形ペレット状ではなく、粉
体、顆粒体、液体などであり、いろいろな種類の吸着剤
を配合して、高パワーの多機能中栓を実現することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、瓶、罐、箱などの各
種容器に好適な多機能中栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の中栓は、医薬品、食
品、化学薬品などを収納する瓶、罐、箱などの容器開口
部に嵌入可能に構成され、これら容器の内容物を外気の
悪影響から保護するようになっている。また、この種の
中栓主体の壁面適所に通気孔を設け、かつ主体内に、例
えば、吸湿剤などの気体吸着剤を収納して、容器内の雰
囲気を適性湿度に維持することも行われていた。
【0003】即ち、例えば、蓋板の下面に取りつけ可能
なカップ状の中栓主体をプラスチック成形し、該主体の
内部に、袋入り乾燥剤(シリカゲル粒などを通気性フィ
ルムや紙などで包装したもの)やシブレット(乾燥剤を
保形剤とともに成形した錠剤またはその包装物)などを
収納し、容器内の余分な水分を吸着するようになってい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の中栓は、別
途袋封した固形ペレット状の気体吸着剤を使用している
ため、 コスト高となる 吸着可能な1種類のみである 包装材が主体内で移動・衝突して破損し、吸着剤が飛
散する恐れがある といった欠点を有していた。
【0005】この発明は上記の点に鑑み、廉価、多機能
性、安全性に優れた多機能中栓を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、容器の開口部に嵌入可能な中栓主体の
壁面適所に通気孔を設け、かつ該通気孔を気体透過膜に
て塞ぐとともに、該主体内に流動性気体吸着剤を収納
し、吸着剤の形態や配合を適宜変更して、所望の特性を
有する多機能中栓を構成できるようにしたものである。
【0007】この発明の第2の構成は、前記流動性気体
吸着剤を粉体、または顆粒体で構成し、固形剤に比して
気体吸着剤の表面積を飛躍的に増大させ、吸着作用を改
善できるようにしたものである。
【0008】この発明の第3の構成は、請求項1に記載
の気体透過膜を、 直径=0.1〜10.0μm なる範囲の細孔を多数有するフィルムと不織布の多層体
で構成し、粉末または液状の気体吸着剤を容器内の気体
と隔離できるようにしたものである。
【0009】この発明の第4の構成は、請求項1に記載
の中栓主体を、プラスチックやアルミニウム板をカップ
状に成形加工したもので構成して、薬液に対する反応性
が低く、衛生的な多機能中栓を構成できるようにしたも
のである。
【0010】この発明の第5の構成は、請求項1または
請求項2に記載の流動性気体吸着剤を、シリカゲル、活
性アルミナ、ゼオライト類、脱酸素剤、脱臭剤、活性炭
類、セラミックス、金属酸化物からなる粉体または顆粒
体のいずれか1種類、またはこれらの複数種類を混合し
たもので構成し、多様な機能を有する多機能中栓を実現
できるようにしたものである。
【0011】この発明の第6の構成は、請求項1に記載
の気体吸着剤を液体で構成し、従来の固形吸着剤では吸
着不可能であった気体成分にも対応できる多機能中栓を
実現するようにしたものである。
【0012】
【実施例】図1は、本願多機能中栓1の全体構成を示す
断面図である。図において、2は蓋体、3は中栓主体
で、該蓋体2は、容器10の開口部11を封止可能に構
成され、その下面にキャップ状の中栓主体3が設けられ
ている。即ち、該蓋体2は、金属またはプラスチック製
からなる基材にパッキング材やアルミ膜を一体化した部
材で構成され、接着または熱溶着により中栓主体3と一
体化されている。ここで、該蓋体2と中栓主体3の少な
くとも一方が、容器10を気密封止できるようになって
いる。即ち、該蓋体2を、容器開口部にセット可能なキ
ャップ体で構成して容器10に対する気密性を確保し、
主体3は開口部11の内側側面11aに対し所定の間隙
を有するように構成するか、または、蓋体2は板状部材
で構成して、主体3を開口部11の内側側面11aと気
密接触し、容器10を封止できるように構成している。
さらに、蓋体2と中栓主体3の双方が容器10に対して
気密接触するように構成してもよい。
【0013】前記中栓主体3は、アルミニウムと樹脂の
複合膜をプレス及び絞り成形によりカップ状に連続加工
したものからなり、その下面(容器10の内容物側)に
複数個の通気孔Tを有している。従って、容器10内の
空気は、該通気孔Tを介して該主体3内に流入可能とな
っている。ここで、主体3は、加工コストが安価なアル
ミニウムを主材に用いた例を示しているが、該主体3を
熱成形プラスチックにより連続加工してもよいことはも
ちろんである。
【0014】4は気体吸着剤で、該気体吸着剤4は、流
動性の粉体または顆粒体からなり、前記中栓主体3の収
納室内に適宜分量が充填されている。また、該気体吸着
剤4は、シリカゲル、活性アルミナ、ゼオライト類、脱
酸素剤、活性炭類、セラミックス、金属酸化物のいずれ
か1種類、またはこれら物質の複数種類を配合したもの
から構成されている。従って、該気体吸着剤4の種類に
よって、除湿・乾燥、酸化防止、除臭、有害物質除去、
など多種類の機能を実現できるようになっている。
【0015】また、該気体吸着剤4として、液状吸着剤
(各種の塩溶液、例えば、水酸化カリウム、塩化リチウ
ム、炭酸カリウム、塩化ナトリウムなど)を用いること
により、粉粒体の物理吸着よりずっと強力な化学吸着を
利用した高機能中栓を実現することができる。ここで、
後述の気体透過膜5は液状物質を透過させないから、液
状吸着剤を用いる従来の乾燥手段(例えば、紙に塩化カ
ルシウムなどを含有させたもの)ような特別な液漏れ防
止手段(通気フィルムなど)は不要である。
【0016】前記気体透過膜5は、前記気体吸着剤4を
容器内気体から隔離するためのもので、前記主体3の内
側底面に、接着ないしは溶着により固設されている。ま
た、該気体透過膜5は、 直径=0.1〜10.0μm なる範囲の細孔を多数有するフィルムと不織布の多層体
からなり、気体は透過させるが、粉粒体及び液状体は透
過しないように構成されている。即ち、該気体透過膜5
は、前記通気孔Tを介して容器10内の不要成分を透過
して、前記気体吸着剤4に吸着させるとともに、気体吸
着剤4が容器内に落下・混入することを防止できるよう
になっている。
【0017】上記実施例において、プレス成形された中
栓主体3の底面に通気孔Tを形成した後、該中栓主体3
の内側底面に気体透過膜5を固定、さらに流動性吸着剤
3を適宜分量だけ充填した後、蓋体2の下面に主体3を
固設する。
【0018】容器10に開口部11を中栓1で封止する
と、容器10内の水分や臭気などの不要成分は、通気孔
Tから気体透過膜5を透過して、流動性吸着剤3に吸着
される。
【0019】
【発明の効果】上記のように、この発明の第1の構成
は、容器の開口部に嵌入可能な中栓主体の壁面適所に通
気孔を設け、かつ該通気孔を気体透過膜にて塞ぐととも
に、該主体内に流動性気体吸着剤を収納したことを特徴
としているので、吸着剤の形態や配合を適宜変更して所
望の特性を有する多機能中栓を構成することができる。
【0020】この発明の第2の構成は、請求項1に記載
の流動性気体吸着剤が粉体、または顆粒体であるから、
気体吸着剤の表面積を固形ペレット状の場合に比して飛
躍的に増大させ、吸着作用を大幅に改善することができ
る。
【0021】この発明の第3の構成は、請求項1に記載
の気体透過膜が、 直径=0.1〜10.0μm なる範囲の細孔を多数有するフィルムと不織布の多層体
であるから、粉末または液状の気体吸着剤を容器内の気
体と隔離することができる。
【0022】この発明の第4の構成は、請求項1に記載
の主体が、アルミニウム板をカップ状にプレス成形加工
してなるものであるから、低コストで連続加工を行うこ
とができる。
【0023】この発明の第5の構成は、請求項1または
請求項2に記載の流動性気体吸着剤が、シリカゲル、活
性アルミナ、ゼオライト類、脱酸素剤、脱臭剤、活性炭
類、セラミックス、金属酸化物からなる粉粒体のいずれ
か1種類、または、これら粉粒体の複数種類を配合して
なるものであるから、多様な吸着機能を有する多機能中
栓を実現することができる。
【0024】この発明の第6の構成は、請求項1に記載
の流動性気体吸着剤を液体で構成しているから、従来の
固形状吸着剤では吸着不可能であった気体成分にも対応
できる多機能中栓を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願多機能中栓の全体構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 中栓 2 蓋体 3 主体 4 流動性気体吸着剤 5 気体透過膜 T 通気孔 10 容器 11 開口部 11a内側側面

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器の開口部に嵌入可能な中栓主体の壁
    面適所に通気孔を設け、かつ該通気孔を気体透過膜にて
    塞ぐとともに、該主体内に流動性気体吸着剤を収納した
    ことを特徴とする多機能中栓。
  2. 【請求項2】 前記流動性気体吸着剤が粉体、または顆
    粒体である請求項1に記載の多機能中栓。
  3. 【請求項3】 前記気体透過膜が、 直径=0.1〜10.0μm なる範囲の細孔を多数有するフィルムと不織布の多層体
    である請求項1に記載の多機能中栓。
  4. 【請求項4】 前記主体が、アルミニウム板をカップ状
    に成形加工してなるものである請求項1に記載の多機能
    中栓。
  5. 【請求項5】 前記流動性気体吸着剤が、シリカゲル、
    活性アルミナ、ゼオライト類、脱酸素剤、脱臭剤、活性
    炭類、セラミックス、金属酸化物からなる粉粒体のいず
    れか1種類、またはこれら粉粒体の複数種類を配合して
    なるものである請求項1または請求項2に記載の多機能
    中栓。
  6. 【請求項6】 前記流動性気体吸着剤が、液体である請
    求項1に記載の多機能中栓。
JP3039471A 1991-02-08 1991-02-08 多機能中栓 Pending JPH0516952A (ja)

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JP3039471A JPH0516952A (ja) 1991-02-08 1991-02-08 多機能中栓

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3017534U (ja) * 1995-04-28 1995-10-31 昭夫 山岸 カートリッジ付きペットボトル用キャップ
JP2004315046A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Ss Pharmaceut Co Ltd 医薬製剤用固形脱臭脱水剤
WO2010108450A1 (en) * 2009-03-27 2010-09-30 Shun Pui Andrew Chiu Sealing structure
US8395068B2 (en) 2005-06-17 2013-03-12 Nakata Manufacturing Co., Ltd. Device and method for controlling welding angle
KR20160075109A (ko) * 2014-12-19 2016-06-29 에스케이이노베이션 주식회사 안정제를 함유하는 무수당 알코올의 저장용기

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991019