JPH0516897U - トンネル掘削機のカツタビツト - Google Patents
トンネル掘削機のカツタビツトInfo
- Publication number
- JPH0516897U JPH0516897U JP7216591U JP7216591U JPH0516897U JP H0516897 U JPH0516897 U JP H0516897U JP 7216591 U JP7216591 U JP 7216591U JP 7216591 U JP7216591 U JP 7216591U JP H0516897 U JPH0516897 U JP H0516897U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hard
- cutter bit
- cutter
- bit
- tip
- Prior art date
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- Pending
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- Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐磨耗性、耐衝撃性を向上したカッタビット
を提供することにある。 【構成】 カッタヘッドの前面に取り付けられて切羽を
掘削するトンネル掘削機のカッタビットにおいて、硬質
チップ2と軟質チップ3を交互に積層してカッタビット
本体1に固着したもので、硬質ビットにより高い耐磨耗
性が得られると共に、硬質チップに加わる衝撃は軟質チ
ップが緩衝するため、耐衝撃性も向上する。
を提供することにある。 【構成】 カッタヘッドの前面に取り付けられて切羽を
掘削するトンネル掘削機のカッタビットにおいて、硬質
チップ2と軟質チップ3を交互に積層してカッタビット
本体1に固着したもので、硬質ビットにより高い耐磨耗
性が得られると共に、硬質チップに加わる衝撃は軟質チ
ップが緩衝するため、耐衝撃性も向上する。
Description
【0001】
この考案は耐磨耗性、耐衝撃性を改善したトンネル掘削機のカッタビットに関 する。
【0002】
従来トンネルを掘削するトンネル掘削機は、地中へ推進されるシールド本体の 前部に、カッタヘッドモータにより回転されるカッタヘッドが設けられていて、 このカッタヘッドの前面には多数のカッタビットが取り付けられている。 上記カッタビットは耐磨耗性が要求されることから、従来では図1に示すよう に、母材aに非常に硬い材料により製作したチップbを埋め込んだカッタビット が使用されている。
【0003】
しかし母材aに非常に硬い材料よりなるチップbを埋め込んだカッタビットは 、耐磨耗性は高いが靭性が損なわれるため、掘削中に衝撃などが加わると、欠損 したり、亀裂が発生するなどして寿命が短いと共に、高価であるなどの不具合が あった。 この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもので、耐磨耗性及び耐衝撃 性に優れたトンネル掘削機のカッタビットを安価に提供しようとするものである 。
【0004】
この考案は上記目的を達成するために、カッタヘッドの前面に取り付けられて 切羽を掘削するトンネル掘削機のカッタビットにおいて、硬質チップと軟質チッ プを交互に積層してカッタビット本体に固着したものである。
【0005】
【作用】 上記構成により硬質チップにより高い耐磨耗性が得られると共に、硬質チップ に加わる衝撃は軟質チップが緩衝するため、耐衝撃性も得られるようになる。
【0006】
この考案の一実施例を図2に示す図面を参照して詳述する。 図2はトンネル掘削機のカッタヘッド(図示せず)に取り付けて使用するカッ タビットを示すもので、この図で1はカッタビット本体、2は硬質チップ、3は 軟質チップを示す。 上記カッタビット本体1は断面ほぼ逆L字形に形成されていて、屈曲部の外側 角部に段部1aが切欠形成されており、この段部1aに、上記硬質チップ2及び 軟質チップ3が交互に積層した状態で固着されている。
【0007】 上記硬質チップ2は超硬合金などの非常に硬い材料により板状に形成されてい ると共に、軟質チップ3は上記硬質チップ2より軟らかい超硬合金などの材料に より硬質チップ2と同形状に形成されている。 そしてこれら硬質チップ2及び軟質チップ3は交互に積層された状態で各チッ プ2、3間がロウ付けにより接着一体化されていると共に、上記カッタチップ本 体1の段部1aに2面がロウ付けにより固着されている。 また上記カッタビット本体1の基端側には、図示しないカッタヘッドへ取り付 けるためのボルトを挿入するボルト孔1bが複数個穿設されている。
【0008】 次に上記構成されたカッタビットの作用を説明すると、上記カッタビットは、 カッタビット本体1のボルト孔1bに挿入された図示しないボルトによりカッタ ヘッドの前面に取り付けられて使用するが、トンネルの掘削に当ってはカッタヘ ッドの回転によりカッタビット本体1の先端に固着された硬質ビット2と軟質ビ ット3が切羽を掘削する。 また上記硬質ビット2と軟質ビット3は交互に積層されているため、硬質ビッ ト2により耐磨耗性が得られると共に、掘削中硬質ビット2に加わる衝撃などは 、硬質ビット2の間に介在された軟質ビット3が緩衝材となってこれを吸収する ため、耐衝撃性も得られるようになる。 しかも掘削中は軟質ビット3が先に磨耗して、硬質ビット2が常に露出するた め、掘削力が低下することもない。
【0009】 なお、上記実施例では、硬質チップ2と軟質チップ3をカッタビット本体1の 幅方向に交互に積層したが、図3に示すようにカッタビット本体1の厚み方向や 図4に示すように上下方向に積層してもよく、また図5に示すように斜め方向に 積層しても同様な効果が得られるようになる。
【0010】
この考案は以上詳述したように、硬質チップと軟質チップを交互に積層してカ ッタビット本体に固着したことから、硬質ビットにより高い耐磨耗性が得られる ようになる。 また硬質チップに加わる衝撃を軟質チップが緩衝材となって吸収するため、耐 衝撃性も向上してカッタビットの寿命が大幅に増大すると共に、カッタビット本 体に対する個々のビットのロウ付け面積が従来のカッタビットに比べて小さくな るため、カッタビット本体とチップ間の線膨張係数の違いによる残留歪の絶対量 が小さくでき、これによってカッタビット本体よりチップが脱落するなどの不具 合も解消することができる。
【図1】従来のカッタビットの斜視図である。
【図2】この考案の一実施例になるカッタビットの斜視
図である。
図である。
【図3】この考案の他の実施例になるカッタビットの斜
視図である。
視図である。
【図4】この考案の他の実施例になるカッタビットの斜
視図である。
視図である。
【図5】この考案の他の実施例になるカッタビットの斜
視図である。
視図である。
1 カッタビット本体 2 硬質チップ 3 軟質チップ
Claims (1)
- 【請求項1】 カッタヘッドの前面に取り付けられて切
羽を掘削するトンネル掘削機のカッタビットにおいて、
硬質チップ2と軟質チップ3を交互に積層してカッタビ
ット本体1に固着してなるトンネル掘削機のカッタビッ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7216591U JPH0516897U (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | トンネル掘削機のカツタビツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7216591U JPH0516897U (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | トンネル掘削機のカツタビツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516897U true JPH0516897U (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=13481362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7216591U Pending JPH0516897U (ja) | 1991-08-15 | 1991-08-15 | トンネル掘削機のカツタビツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516897U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017226958A (ja) * | 2016-06-20 | 2017-12-28 | 株式会社エステック | 地盤改良装置における回転翼保護体 |
-
1991
- 1991-08-15 JP JP7216591U patent/JPH0516897U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017226958A (ja) * | 2016-06-20 | 2017-12-28 | 株式会社エステック | 地盤改良装置における回転翼保護体 |
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