JPH0516832Y2 - - Google Patents

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JPH0516832Y2
JPH0516832Y2 JP1986066209U JP6620986U JPH0516832Y2 JP H0516832 Y2 JPH0516832 Y2 JP H0516832Y2 JP 1986066209 U JP1986066209 U JP 1986066209U JP 6620986 U JP6620986 U JP 6620986U JP H0516832 Y2 JPH0516832 Y2 JP H0516832Y2
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flat
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、アンダーカーペツト配線においてケ
ーブルの接続や床上への取り出しに使用するフイ
ツテイングに関する。
〈従来の技術〉 カーペツトフロアに電力ケーブルや信号ケーブ
ルを敷設する場合に、室内の美観を保つため、お
よびケーブルの保護ならびに歩行者の安全等のた
めに床面とカーペツトとの間にフラツトケーブル
を敷設する、いわゆるアンダーカーペツト配線の
技術が開発されている。
この種の配線技術では、ケーブルを折り曲げて
カーペツトの孔から上方に引き出し、これを適宜
の接続ターミナルを介して室内の電気機器に接続
するのが一般的となつている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、ケーブルを折り曲げてフロア上
に引き出す従来構造ではケーブルの折り曲げ部分
に引張や曲げなどによる外力が加わり易いから、
その部分でのケーブル被覆やケーブル内電線の損
傷や劣化が生じ易くなるのは避けがたい。そし
て、損傷の場合は勿論のこと、劣化の程度か著し
くなつた場合には、何等損傷とか劣化のない他の
正常部分を含めたケーブルの全体を新しいものと
交換する必要が生じてしまうことになる。したが
つて、このような構造では、配線メンテナンスの
面では不利であつた。
また、一旦、ケーブル取り出し箇所が定まる
と、その箇所を簡単には移動させることができ
ず、一般には電気機器側を固定のままにし、止む
を得ず移動させる場合には、フロアの下ではなく
フロア上に別途に新たなケーブルを敷設するよう
にしていた。したがつて、これではアンダーカー
ペツト配線の本来の利点を著しく損なうことにな
るものであつた。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたも
のであつてカーペツト下に敷設されたフラツトケ
ーブルの接続、分岐および異種ケーブルのフロア
上への取り出し等を容易に行うことができるよう
することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案においては、このような目的を達成する
ために、接続端子台と、その上側に取り付けられ
る正方形状のフラツトカバーとを備えており、前
記接続端子台の側方には、床面とカーペツトとに
挟まれる据え付け板が設けられ、前記接続端子台
の上面には、ケーブル挿通用の配線スペースを取
り囲み、かつ、前記フラツトカバーを90°づつ位
相を変えて外嵌止着しうる突部が設けられるとと
もに、該突部の内側面に支持された一端を中心と
して揺動しうる中継接続端子が設けられ、前記フ
ラツトカバーの四隅のうちの一箇所には、ケーブ
ル挿通用の小孔が設けられ、前記接続端子台に前
記フラツトカバーが装着された状態においては、
前記フラツトカバーの上面が前記カーペツトの表
面とほぼ同一高さにあり、かつ、前記接続端子台
と前記フラツトカバーとの間にケーブル挿通用の
空隙が形成されていることを特徴とするアンダー
カーペツト配線用フイツテイングを構成した。
〈実施例〉 第1図は本考案に係るアンダーカーペツト配線
用フイツテイングの分解状態が、また、第2図に
はその平面が、更に第3図にはその縦断面がそれ
ぞれ示されている。
このフイツテイング1は、床面に載置されるプ
ラスチツク製の接続端子台2と、これに上方から
外嵌止着される正方形のフラツトカバー3とから
なる。前記接続端子台2は略正方形の偏平板状に
形成され、その裏面が剥離紙付き粘着面に構成さ
れ、床面の所望位置に貼着固定できる。接続端子
台2の左右両側(第2図において紙面の上下をフ
イツテイング1の左右とする)から一対の薄い据
え付け板4,4が突設される。接続端子台2の前
後および左右上面には、フラツトカバー取り付け
用の突部5a,5a,5b,5bが周壁状に突設
される。前後突部5a,5aの中央部は少し内方
に凹入され、フラツトカバー3が突部5a,5b
に外嵌された状態において前後突部5aとフラツ
トカバー3周壁との間にケーブル挿通用の空隙A
が形成される。
接続端子台2上面の中央と左右2箇所にそれぞ
れ中継接続端子取り付け部6a,6b,6bが突
設される。これら取り付け部6a,6b,6bと
四方の突部5a,5bとの間に配線スペースBが
溝状に形成される。各取り付け部6a,6bには
係合凹部7a,7bが対向して形成され、中央取
り付け部6aと左右の取り付け部6b,6bとの
間に、それぞれの係合凹部7a,7bを介して中
継接続端子8,8が係入止着される。
中継接続端子8はプラスチツク製のボデイー9
に多数の接続用ピン10を並列して貫通支持する
とともに、ボデイー9の外方端部に連結ピン13
が貫通支持されている。左右取り付け部6bの係
合凹部7bの下部には、中継接続端子取り付け部
6a側に向けて開口するピン係入用凹部7cが係
合凹部7bに対して逆T字状に交差して形成され
る。そして、第4図に示すように、中継接続端子
8を、その外端を下方にした起立姿勢にして左右
の取り付け部6bの係合凹部7bに係入するとと
もに、その下端に位置する連結ピン13をピン係
入凹部7cに係入し、その後に、中継接続端子8
を中央取り付け部6a側に回倒することで、ボデ
イー9の他端を中央取り付け部6aの係合凹部7
aに上方より係入する。このようにして組付けら
れた中継接続端子8は、凹部7cに係入支持され
た連結ピン13を支えにして、起立・倒伏回動自
在となる。
フラツトケーブル14の先端からは、絶縁被覆
された芯線14a群が導出され、撚り上げられ、
その先端に雌形接続端子15が連結されている。
雌形接続端子15は中継接続端子8に接続用ピン
10群を介して連結される。前記芯線14a群の
導出長さは、起立姿勢の中継接続端子8への雌形
接続端子15の抜き差しが自由に行うに足る長さ
に設定されていて、フラツトケーブル14を無理
にひねり変形することなく雌形接続端子15を中
継接続端子8に着脱することができる。
左右の取り付け部6bの内向き面における両端
部には、内方に突出する段状の接当部24が形成
される。この接当部24は、回倒姿勢にセツトさ
れた中継接続端子8に連結した雌形接続端子15
のケーブル側の外端に係合する。この係合によつ
て、雌形接続端子15の中継接続端子8からの抜
け出しが阻止される。
接続端子台2の前後突部5a,5aには、それ
ぞれケーブル通過用の凹部25が左右一対づつ形
成される。フラツトケーブル14の端部近くには
予めゴム等の弾性材からなる角形ブツシユ状のシ
ール材26が外嵌装着される。シール材26は前
記凹部25に位置決め挿入する形状に構成されて
いて、凹部25への挿入状態においてシール材2
6の上面が突部5a上面より少し突出する寸法と
なつている。このシール材26は、フラツトカバ
ー3の接続端子台2への外嵌取り付けによつてフ
ラツトカバー3の上壁内面によつて上方より圧縮
され、フラツトケーブル14を周囲から挟圧して
フイツテイング内の防水シールがなされるととも
に、フラツトケーブル14自体の抜け出し防止作
用が発揮される。
フラツトカバー3の四辺内周面の下端には係合
爪17がそれぞれ形成され、また、接続端子台2
の左右突部5b,5bの外面下端には前記係合爪
17を係入する凹部16が形成され、両者16,
17の嵌合によつてフラツトカバー3を90°づつ
位相をずらせた自由な向きにして接続端子台2に
止着することができる。
フラツトカバー3の上面の一隅には盲栓21の
脱着によつて開閉可能なケーブル取り出し用の小
孔20が形成される。この小孔20には丸ケーブ
ル27が挿通され、その内方端部には雌形接続端
子28が連結される。この雌形接続端子28はフ
ラツトケーブル14用のそれと同一仕様のもので
あり、中継接続端子8に前述のように差し込み連
結され、かつ、接当部24によつて抜け止め支持
される。また、フイツテイング内の丸ケーブル2
7は配線スペースBに収められる。
丸ケーブル27をフラツトカバー3上に引き出
すと、フラツトケーブル挿通用の凹部25があく
ので、ブロツク状のシール材29を凹部25に嵌
着して水封する。また、この場合、フラツトカバ
ー3の小孔20にもリング状のシール材30を嵌
入しておく。
上記フラツトカバー3は接続端子台2に対して
90°づつ位相をずらせて組付け可能であるため、
第5図および第6図中の仮想線で示すように、丸
ケーブル27の取り出し位置を選択変更すること
ができる。
〈考案の効果〉 以上のように本考案によるフイツテイングを用
いれば、フラツトケーブルどうしの接続、フロア
上への引き出しが接続端子台に備えた中継接続端
子へのケーブル接続によつて簡単に行えるように
なつた。また、中継接続端子を用いたケーブル接
続を行うのでケーブルの接続および分離の各操作
が工具などを使用することなく簡単にしかも迅速
に行うことができ、施工性が向上した。さらに、
ケーブルの部分的交換も容易であるからメンテナ
ンス面でも有益である。
そして、特に、本考案フイツテイングでは、フ
ラツトカバーの取り付け向きを変更するだけで、
小孔を介して丸ケーブル等をフイツテイングの任
意の隅部から引き出すことができ、室内電気機器
の配線替えなどの対応性が更に高いものとなつて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係るアンダーカーペ
ツト配線用フイツテイングの分解斜視図、第2図
はその平面図、第3図は第2図における−線
断面図、第4図は中継接続端子取り付け部の縦断
正面図、第5図は第2図における−線断面
図、第6図は使用状態を示す一部切り欠き斜視図
である。 1はフイツテイング、2は接続端子台、3はフ
ラツトカバー、4は据え付け板、5は突部、6は
中継接続端子取り付け部、7は係合凹部、8は中
継接続端子、9はボデー、10は接続用ピン、1
3は連結ピン、14はフラツトケーブル、15,
18は雌形接続端子、16は凹部、17は係合
爪、20はケーブル取り出し孔、21は盲栓、2
2は床面、23はカーペツト、24は接当部、2
5は凹部、26はシール材、27は丸ケーブルで
ある。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 接続端子台と、その上側に取り付けられる正方
    形状のフラツトカバーとを備えており、 前記接続端子台の側方には、床面とカーペツト
    とに挟まれる据え付け板が設けられ、 前記接続端子台の上面には、ケーブル挿通用の
    配線スペースを取り囲み、かつ、前記フラツトカ
    バーを90°づつ位相を変えて外嵌止着しうる突部
    が設けられるとともに、該突部の内側面に支持さ
    れた一端を中心として揺動しうる中継接続端子が
    設けられ、 前記フラツトカバーの四隅のうちの一箇所に
    は、ケーブル挿通用の小孔が設けられ、 前記接続端子台に前記フラツトカバーが装着さ
    れた状態においては、前記フラツトカバーの上面
    が前記カーペツトの表面とほぼ同一高さにあり、
    かつ、前記接続端子台と前記フラツトカバーとの
    間にケーブル挿通用の空隙が形成されていること
    を特徴とするアンダーカーペツト配線用フイツテ
    イング。
JP1986066209U 1986-05-01 1986-05-01 Expired - Lifetime JPH0516832Y2 (ja)

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JP1986066209U JPH0516832Y2 (ja) 1986-05-01 1986-05-01

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JP1986066209U JPH0516832Y2 (ja) 1986-05-01 1986-05-01

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JPS62178731U JPS62178731U (ja) 1987-11-13
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ID=30904004

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2507207Y2 (ja) * 1988-08-26 1996-08-14 昭和電線電纜株式会社 デ―タ伝送用フラットケ―ブルの接続変換箱

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55117408A (en) * 1979-02-28 1980-09-09 Matsushita Electric Works Ltd Junction box

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS521021Y2 (ja) * 1971-10-02 1977-01-11
JPS5564281U (ja) * 1978-10-27 1980-05-01

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JPS55117408A (en) * 1979-02-28 1980-09-09 Matsushita Electric Works Ltd Junction box

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JPS62178731U (ja) 1987-11-13

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