JPH05167809A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05167809A
JPH05167809A JP3327728A JP32772891A JPH05167809A JP H05167809 A JPH05167809 A JP H05167809A JP 3327728 A JP3327728 A JP 3327728A JP 32772891 A JP32772891 A JP 32772891A JP H05167809 A JPH05167809 A JP H05167809A
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JP3327728A
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Shinichiro Wada
真一郎 和田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 レーザプリンタの光源に例えば同一平面上に
3個の発光部が密接して設けられたマルチビーム半導体
レーザを使用し、感光体上に3個のスポットLS1,L
S2,LS3が副走査方向に並ぶように配置する。1個
のスポットサイズdは画素密度600dpiに相当し、
スポットのピッチがd/2になるように設定する。LS
1だけ使用すれば600dpi、LS1,LS2を発光
させれば400dpi、LS1,LS3を発光させれば
300dpiにそれぞれ対応する副走査方向のサイズの
ドットがスポットの合成として得られる。ドットの主走
査方向のサイズは発光時間を制御することにより得られ
るから、ドットサイズを変えてもパワーを変える必要が
ない。 【効果】 画素密度切換等によりドットサイズを変更し
ても半導体レーザのパワーを変えることがなく、画像濃
度の変動による画質の低下を生じない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】半導体レーザを用いたLBP(レ
ーザビームプリンタ)、又はLBPを内蔵した各種の画
像形成装置に関し、特に形成する画像のドットサイズを
変更できる画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】LPBはその高画質、高画素密度と高速
性とによりパーソナルコンピュータ,文書作成装置等の
ホストマシンの外部出力装置として、あるいは内部装置
としてデジタル複写機,カラー複写機,高速ファクシミ
リ等に多く使用されているが、その高画素密度と高速性
を生かして、形成される画像の画素密度や倍率を変更で
きる機能を備えた画像形成装置も市販されている。
【0003】これらの画素密度や倍率の変更に際して
は、形成される画像のドットサイズを変更する必要があ
る。そのため、例えば特開昭56−141662号公報
や特開昭58−144850号公報あるいは特開昭61
−124919号公報等に示されたように、光導体レー
ザが出力するレーザビームの光路中に設けたアパーチャ
径を変えることにより、機構的にレーザビーム径を制御
してドットを形成するスポットのサイズを変更する提案
があった。
【0004】また、例えばレーザビームの光路中に設け
たビームエキスパンダを切換えたり、ズームレンズ等を
設けて光学的にレーザビーム径を制御し、ドットサイズ
を変更するものもあった。あるいは、例えば特開昭62
−49315号公報に示されたように、半導体レーザが
出力するレーザビームのパワーを変えることにより、ス
ポットのサイズを変更するという提案もあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、半導体
レーザのパワーだけを変えてドットサイズ(スポットサ
イズと同義)を制御する提案は、パワー(全エネルギ)
に比例して感光面上の単位面積当りのエネルギ密度が変
化する。さらに、パワーに対するドットサイズの変化が
ザブリニアである(変化が少ない)ので、大幅なドット
サイズの変更は難かしい。
【0006】また、光学的にレーザビーム径を制御する
ものはコストが高くなる上に、感光面に到達するパワー
(全エネルギ)は変化しないが、単位面積当りのエネル
ギ密度はドットサイズが大きくなればその自乗に反比例
して低下するから、それをほぼ一定に保つために半導体
レーザのパワーを変えて補正する必要がある。さらに、
機構的にレーザビーム径を制御する提案は、ドットサイ
ズを大きくする時はビーム径を絞らなければならないた
め通過する全エネルギが減少するから、それだけ光学的
な方法よりもパワーの補正量を大きくしなければならな
い。
【0007】いずれの場合も、パワー制御により、ある
いはビーム径制御時のパワー補正が十分でないためにエ
ネルギ密度が変化すると、画像濃度が変動して画質が低
下するという問題を避けることは出来なかった。
【0008】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、画素密度切換等によりドットサイズを変更して
も半導体レーザのパワーを変えることなく、したがって
画像濃度の変動による画質の低下がない画像形成装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、半導体レーザから変調出力されるレーザ
ビームを主走査し、該主走査方向と直交する副走査方向
に移動する感光体上に画像を形成する画像形成装置にお
いて、
【0010】第1の発明は、半導体レーザを互いに独立
して発光する複数個の発光部が副走査方向に沿って配列
されたマルチビーム半導体レーザとし、該マルチビーム
半導体レーザの各発光部をそれぞれ独立に駆動する複数
個の発光制御手段と、画像を形成するドットサイズに応
じてマルチビーム半導体レーザの複数個の発光部のうち
どの発光部を発光させるかを選択して発光制御手段を制
御するドットサイズ制御手段とを設けたものである。
【0011】第1の発明による画像形成装置において、
形成する画像の指定された画素密度に応じて各機構部を
制御する機構制御手段と、画素密度に応じてドットサイ
ズを決定するドットサイズ決定手段とを設けるとよい。
【0012】第2の発明は、レーザビームの主走査方向
の1走査分の画像データを記憶するラインバッファメモ
リと、画像を形成するドットサイズに応じてラインバッ
ファメモリに記憶された画像データとラインバッファメ
モリを介さない画像データのうち各主走査毎にいずれか
を選択して出力するか或いはいずれも出力しない画像デ
ータ出力手段とを設けたものである。
【0013】第2の発明による画像形成装置において、
形成する画像の指定された画素密度に応じてドットサイ
ズを決定するドットサイズ決定手段を設けるとよい。
【0014】さらに、操作パネル上にドットサイズを指
定するドットサイズ指定手段、又は画素密度を指定する
画素密度指定手段を設けるとよい。
【0015】
【作用】第1の発明による画像形成装置は、ドットサイ
ズ制御手段が、画像を形成するドットサイズに応じてマ
ルチビーム半導体レーザの複数個の発光部のうちどの発
光部を発光させるかを選択して発光制御手段を制御する
と、選択された発光制御手段はそれぞれの発光部を独立
に発光させるから、ドットサイズは選択されて発光する
各発光部のスポットの集合として決定される。
【0016】また、形成する画像の画素密度が指定され
ると、指定された画素密度に応じてそれぞれ、機構制御
手段は(回転数やクロック周波数等を設定して)各機構
部を制御し、ドットサイズ決定手段はドットサイズを決
定してドットサイズ制御手段に出力する。
【0017】第2の発明による画像形成装置では、(ビ
ットマップメモリ等から出力される)主走査方向の1走
査分の画像データは直接に画像データ出力手段に入力す
ると共に、ラインバッファメモリに記憶される。ライン
バッファメモリに記憶された画像データはタイミングを
とられたのち読出されて画像データ出力手段に入力す
る。画像データ出力手段は各主走査毎に、画像を形成す
るドットサイズに応じて、ラインバッファメモリを介さ
ないで直接入力する画像データとラインバッファメモリ
に記憶された画像データのうちいずれかを選択して出力
するか或いはいずれも出力しないように作用するから、
ドットサイズは主走査されたラインの集合として決定さ
れる。
【0018】また、形成する画像の画素密度が指定され
ると、指定された画素密度に応じてドットサイズ決定手
段はドットサイズを決定し画像データ出力手段に出力す
る。
【0019】さらに、オペレータが画像形成装置の操作
パネル上のドットサイズ指定手段又は画素密度指定手段
によりドットサイズ又は画素密度を指定すれば、画素密
度のデータはドットサイズ決定手段によりドットサイズ
に変換されるから、ドットサイズ制御手段又は画像デー
タ出力手段を介して、画像形成装置は指定されたドット
サイズ又は画素密度の画像を形成する。したがってオペ
レータは、通常はホストマシンから指定されるドットサ
イズ又は画素密度に優先して、ドットサイズ又は画素密
度を容易に指定することが可能になる。
【0020】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して具
体的に説明する。図2は、この発明の一実施例であるL
BP(レーザビームプリンタ)の内部機構を示す概略構
成図である。
【0021】矢示したように反時計方向に回転する感光
体ドラム10の周辺には、その回転方向順に帯電チャー
ジャ11,光書込ユニット12,現像ユニット13,転
写チャージャ14,クリーニングユニット15がそれぞ
れ配置されている。感光体ドラム10は、先ず帯電チャ
ージャ11によりその表面を一様に帯電された後、光書
込ユニット12からの画像データにより変調され紙面に
垂直な主走査方向に偏向されたビームが結像するスポッ
トにより主走査されて、静電潜像が形成される。
【0022】その静電潜像は、現像ユニット13により
現像され、顕像化したトナー像に変換された後、そのト
ナー像は転写チャージャ14によって一点鎖線で示した
ルート上を搬送されて来た記録媒体である用紙に転写さ
れる。感光体ドラム10上に残留するトナー及び電荷
は、クリーニングユニット15によりそれぞれ除去さ
れ、除去されたトナーはクリーニングユニット15に回
収される。
【0023】トナー像が転写される用紙は、給紙カセッ
ト17上の用紙スタック18から給紙ローラ19により
給紙され、レジストローラ対20に当接して一時停止し
た後、光書込ユニット12により書込まれた感光体ドラ
ム10上の画像に合わせたタイミングをとり、レジスト
ローラ対20によって転写チャージャ14の位置に搬送
され、トナー像が転写される。
【0024】トナー像が転写された用紙は、定着ユニッ
ト21に搬送され、加熱されている定着ローラ21aに
加圧ローラ21bにより圧接され、その熱と圧力とによ
り定着された後、排紙ローラ22に搬送されて排紙口2
3から排紙トレー24上に排出される。
【0025】図3は、光書込ユニット12の一例を示す
要部斜視図である。光書込ユニット12は、レーザダイ
オード(以下「LD」という)からなる光源部28とそ
の出力ビームを平行光にするコリメータレンズ29とか
らなるLDユニット30と、第1シリンダレンズ32
と、ポリゴンモータ33とそれにより矢示A方向に回転
駆動されるポリゴンミラー34とからなる回転偏向器3
5と、fθレンズ36と、ミラー37,第2シリンダレ
ンズ38とからなる走査結像光学系、ならびに第3ミラ
ー40,受光レンズ41,同期センサ42からなる同期
光学系によって構成されている。
【0026】LDユニット30から射出された平行光ビ
ームは、第1シリンダレンズ32を透過してポリゴンミ
ラー34の反射面34aに入射する。その際、ビームの
主走査方向成分(水平成分)は平行のままであるが、副
走査方向成分(垂直成分)は第1シリンダレンズ32に
より反射面34a上に結像される。
【0027】ポリゴンミラー34により反射され主走査
方向に繰返し偏向されるビームは、fθレンズ36を透
過した後、ミラー37で反射され第2シリンダレンズ3
8を透過して、矢示B方向に回転する感光体ドラム10
に到達する。ビームの平行な主走査方向成分はfθレン
ズ36により、ポリゴンミラー34の反射面34aに結
像した副走査方向成分はfθレンズ36と第2シリンダ
レンズ38との合成パワーによって、それぞれ感光体ド
ラム10の表面に結像するから、偏向されたビームはス
ポットを形成して感光体ドラム10の主走査線10a上
を矢示C方向に主走査する。
【0028】また、回転偏向器35により偏向されたビ
ームが主走査線10a上の有効画像領域に入射する直前
に、そのビームをミラー40により反射し、受光レンズ
41により同期センサ42の受光面に結像させて、タイ
ミングの基準となる主走査の同期信号DETPを出力さ
せる。
【0029】図4は、第1の発明によるLBPの制御系
の第1実施例を示すブロック図である。このLBP50
の制御系は、図示しないROM,RAMからなるメモリ
を内蔵したCPU(中央演算処理装置)51と、オペレ
ータの指示を入力する各種スイッチと各種メッセージを
表示する表示部からなる操作パネル52と、ホストマシ
ン1のI/F(インタフェース)2を介してそのCPU
3と接続されるホストI/F53と、ポリゴンモータ3
3の回転を制御するPM(ポリゴンモータ)駆動部54
と、光書込系の制御を行なう光書込制御部55とにより
構成され、互にバスラインで結ばれている。
【0030】CPU51は、LBP50全体の制御を行
なうと共に、ホストマシン1から画素密度指定等のコマ
ンドと共に文字コードを含む画像データを入力し、画素
密度データはPM駆動部54と光書込制御部55とに出
力する。また、画像データはビットマップに変換し、内
蔵するRAMのビットマップ領域に展開した後、タイミ
ングをとって1走査ライン毎に光書込制御部55に出力
される。機構制御手段であるPM駆動部54は、入力し
た画素密度データに応じてポリゴンモータ33の回転数
を決定し、決定された回転数を維持するようにポリゴン
モータ33の回転を制御する。
【0031】ドットサイズ決定手段であり、ドットサイ
ズ制御手段でもある光書込制御部55は、入力した画素
密度データからドットサイズを決定し、そのドットサイ
ズに応じてLD駆動部56が内蔵するそれぞれが発光制
御手段である3個のドライバ56a,56b,56cの
うちどれをアクティブにするかを選択する。また、決定
したドットサイズに応じて、LDの発光時間を規制する
画像クロックの周波数を選択し、選択された周波数で周
期センサ42(図3)が出力する同期信号DETPに位
相同期した画像クロックを発生する。
【0032】光源部28(図2)を構成するLDは、同
一基板上に極めて接近して一列に配置された3個の発光
部LD1,LD2,LD3を有するマルチビーム半導体
レーザ57であり、その発光部LD1,LD2,LD3
はそれぞれLD駆動部56のドライバ56a,56b,
56cに接続され、CPU51から画像クロックに同期
して出力されるビデオ信号が光書込制御部55を介して
選択されたドライバに入力し、そのドライバに接続され
た発光部からオン・オフ変調されたレーザビームが出力
される。
【0033】オペレータが操作パネル52上のドットサ
イズ指定手段又は画素密度指定手段であるスイッチ52
aによりドットサイズ又は画素密度を指定すれば、その
指定データは、CPU51により通常ホストマシン1か
ら指定される又はLBP50の図示しないディップスイ
ッチにより予め設定された画素密度(又はドットサイ
ズ)より優先的にPM駆動部54,光書込制御部55に
伝えられ、それぞれ処理される。操作パネルからの指定
は、ディップスイッチやホストマシンからの指示に比べ
て極めて簡単であり、指定の変更も容易である。
【0034】したがって、オペレータがビットマップの
形成以前に指定するか、その指定によりビットマップを
ドットサイズ(画素密度でも同様)に合せて変更すれば
形成画像の画質を任意に変えることが出来る。また、ビ
ットマップ形成以後にドットサイズを変更指定し、ビッ
トマップを変更しなければ、容易に画像を拡大又は縮小
することが出来る。
【0035】図5は、マルチビーム半導体レーザ57の
3個の発光部LD1,LD2,LD3が出力するマルチ
ビームが図3に示した光学系を通って感光体ドラム10
上にそれぞれ結像した3個のスポットLS1,LS2,
LS3の一例を示す説明図であり、スポットLS1〜L
S3は副走査方向の直線上に並ぶようにマルチビーム半
導体レーザ57の取付方向が設定されている。
【0036】各スポットはそれぞれ若干縦長の楕円形を
なして結像し、その長径dが副走査方向したがって短径
が主走査方向に向いている。その長径dは、例えば60
0dpi(インチ当りのドット数)に対応したd=2
5.4mm/600 、3個のスポットの中心間ピッチpは
p=d/2にそれぞれなっている。したがって、副走査
方向のドットサイズは発光部LD1〜LD3のうち、ど
れをどのように発光させるかによって決定され、3個の
スポットは並行して主走査方向に移動するから、画像ク
ロックの周期により決まる発光時間と主走査速度とによ
って主走査方向のドットサイズが決定される。
【0037】図1の(A)は画素密度を(左から)60
0dpi,400dpi,300dpiに設定した時の
1つのドット形状の、(B)は各スポットの中心を通る
直線上の光量分布のそれぞれ一例を示す説明図である。
例えば600dpiならば発光部LD1だけ、400d
piならば発光部LD1及びLD2を、300dpiな
らば発光部LD1及びLD3をそれぞれ発光させた場合
の例を示しているから、同図の(A)に示したように画
像のドットはそれぞれスポットLS1だけ、スポットL
S1及びLS2、スポットLS1及びLS3から形成さ
れている。
【0038】すなわち、画素密度が600dpiと指定
されると、光書込制御部55はLD駆動部56のドライ
バ56aを選択してイネーブルに、ドライバ56b,5
6cをディスエーブルにするから、発光部LD1だけが
画像データに応じて発光する。画素密度が400dpi
又は300dpiと指定されると、光書込制御部55は
ドライバ56a及び56b又はドライバ56a及び56
cを選択するから、発光部LD1及びLD2又は発光部
LD1及びLD3が発光する。
【0039】したがって、それぞれの場合のスポットに
よる副走査方向の光量分布は、図1の(B)に示したよ
うに、600dpiの時は単一スポットにより、400
dpi又は300dpiの時は破線で示した単一スポッ
トによる光量の合成により、それぞれ実線で示したよう
になるから、各ドットの副走査方向の幅はそれぞれd,
d+p=3d/2,2dとなる。ここでは、d=25.
4mm/600 であるからドット幅はそれぞれインチ単
位で1/600,1/400,1/300、すなわち6
00dpi,400dpi,300dpiに対応する。
【0040】ドットの主走査方向の長さは、図1の
(A)に示したように、それぞれ幅と同じになるように
画像クロックの周期により発光時間が規制される。な
お、画素密度600dpiの時のドライバの選択はドラ
イバ56aに限定されるものではなく、ドライバ56
a,56b,56cのうちいずれの1個を選択してもよ
い。同様に、400dpiの時にはドライバ56a及び
56bの代りに、ドライバ56b及び56cを選択して
もよい。
【0041】図6は、第2の発明によるLBPの制御系
の第2実施例を示すブロック図である。このLBP60
の制御系は、それぞれ第1実施例のものとほぼ同じ構成
のCPU61,操作パネル62,ホストI/F63と、
若干異なる光書込制御部65,LD駆動部66,LD
(レーザダイオード)67と、図3に示した同期センサ
42と、新しく設けたラインバッファメモリ(以下「ラ
インバッファ」ともいう)68,オア回路69とにより
構成されている。なお、第1実施例におけるPM駆動部
54,ポリゴンモータ33と若干異なるPM駆動部,ポ
リゴンモータも存在しているが、その回転速度その他は
画素密度(又はドットサイズ)と無関係に一定であるか
ら、図示を省略している。
【0042】CPU61,操作パネル62,ホストI/
F63の作用は、それぞれ第1実施例のCPU51,操
作パネル52,ホストI/F53と殆んど同様であるか
ら説明を省略する。LD67は唯1個の発光部を備えた
普通のレーザダイオードであり、したがって、LD駆動
部66は1個のドライバから構成されていること以外は
第1実施例と同様であり、同期センサ42(図3)は既
に説明したから、それぞれ説明を省略する。
【0043】光書込制御部65はCPU61からの画素
密度データに応じた周波数の画像クロックを発生し、1
走査ライン毎に光書込みに先立って同期センサ42から
入力する同期信号DETPによって光書込み開始の信号
LSYNC又はLSYNCLを出力するタイミングをと
ると共に、同期信号DETPに位相同期した画像クロッ
クWCLKをラインバッファ68と、ホストI/F63
を介してホストマシン1とに出力する。
【0044】同時に、光書込制御部65は画素密度デー
タに応じて、信号LSYNCをホストマシン1に出力す
るか、信号LSYNCLをラインバッファ68に出力す
るか、あるいはいずれの信号も出力しないかを組合せ
て、各走査ライン毎に順に実行することにより、ドット
サイズを制御する。
【0045】ホストマシン1は信号LSYNCが入力す
ると、並列に入力する画像クロックWCLKに同期して
1ライン分の画像データをビデオ信号WDATATとし
て、ホストI/F63を介してラインバッファ68に、
またホストI/F63からオア回路69介して光書込制
御部65に出力する。
【0046】ラインバッファ68はビデオ信号WDAT
ATが入力すると既に記憶されているデータを消去し
て、入力した1ライン分の画像データを記憶し、次に信
号LSYNCLが入力した時に、並列に入力する画像ク
ロックWCLKに同期して1ライン分遅延したビデオ信
号WDATALとして、オア回路69を介して光書込制
御部65に出力する。記憶された画像データは、次に新
しい信号WDATATが入力してくるまで保持され、何
回でも繰返して読出すことが出来る。
【0047】光書込制御部65は、入力してくる1ライ
ン分のビデオ信号WDATAT又はWDATALをLD
駆動部66に出力し、LD駆動部66はそのビデオ信号
に応じてLD67をオン・オフ制御することにより、1
ライン分の画像が感光体ドラム10上に静電潜像として
書込まれる。
【0048】図7は、LD67を持続発光させた場合
に、そのスポットが感光体ドラム10上に形成する画像
の例を示す説明図である。スポットの副走査方向の幅d
は画素密度600dpiに相当するd=25.4mm/6
00 である。図示を省略したPM駆動部によるポリゴ
ンモータの回転数は画素密度に関係なく常に一定であ
り、それによって感光体ドラム10上の走査ラインのピ
ッチpはp=d/2になっている。任意の走査ラインn
に続く走査ラインを、順にn+1,n+2,……とす
る。
【0049】図8は各画素密度(又はそれに相当するド
ットサイズ)における走査ライン毎のLD67の発光の
有無により形成されるドットの一例を示す説明図であ
る。図9は図8に示したドットを形成する各信号の一例
を示す波形図であり、最下段の信号VIDEOはオア回
路67の出力を示す。図8及び図9の(A),(B),
(C)はそれぞれ画素密度600dpi,400dp
i,300dpiの場合を示す。
【0050】画素密度600dpiの場合、図9の
(A)に示したように、同期信号DETP(即ち1ライ
ン)毎に信号LSYNC出力と信号無出力とが交互に繰
返えされるから、1本おきの走査ラインn,n+2,…
で信号LSYNCが出力され、信号LSYNCLは出力
されることがない。そのため、オア回路69からは走査
ラインn,n+2,…の時に信号WDATATが出力さ
れる。したがって、図8の(A)に示したように、ドッ
ト(の副走査方向の)幅はスポット幅と等しいd=2
5.4mm/600 のドットが形成される。ドットの長さ
は画像クロックWCLKの周波数により決定されるので
説明を省略する。
【0051】画素密度400dpiの場合、図9の
(B)に示したように、同期信号DETP毎に信号LS
YNC出力,信号LSYNCL出力と信号無出力とがサ
イクリックに繰返えされるから、例えば走査ラインnの
時に信号LSYNCが出力されると、ホストマシン1か
ら出力されるビデオ信号WDATATが書込まれると共
にラインバッファ68に記憶される。次の走査ラインn
+1の時には信号LSYNCLが出力され、ラインバッ
ファ68から走査ラインnの時のビデオ信号WDATA
Tと全く同一内容のビデオ信号WDATALが出力され
て書込まれる。
【0052】走査ラインn+2の時には信号無出力であ
るから何も書込まれず、走査ラインn+3の時は再び信
号LSYNCが出力され、ホストマシン1から次のライ
ンのビデオ信号WDATATが出力されて、走査ライン
nの時と同様に処理され、以降走査ライン3本をユニッ
トとして同じサイクルが実行される。したがって、図8
の(B)に示したように、ドットの幅はスポット幅dの
1.5倍の25.4mm/400 になる。
【0053】画素密度300dpiの場合、図9の
(C)に示したように、同期信号DETP毎に信号LS
YNC出力,信号無出力,信号LSYNCL出力,信号
無出力がサイクリックに繰返されるから、走査ライン4
本をユニットとして、走査ラインnの時に信号LSYN
Cが出力されると、ホストマシン1が出力するWDAT
ATが書込まれると共にラインバッファ68に記憶さ
れ、走査ラインn+1の時は信号無出力で何も書込まれ
ない。
【0054】走査ラインn+2の時に信号LSYNCL
が出力されるから、ラインバッファ68から同じ内容の
ビデオ信号WDATALが出力されて書込まれ、走査ラ
インn+3の時には信号無出力であるから何も書込まれ
ない。走査ラインn+4になると、もとへ戻って走査ラ
インnと同様な処理が実行され、以下同様に繰返され
る。したがって、図8の(C)に示したように、ドット
幅はスポット幅dの2倍の25.4mm/300 になる。
【0055】この第2実施例の場合も、第1実施例と同
様に、オペレータが操作パネル62上のドットサイズ又
は画素密度を指定して、ホストマシン1又は図示しない
ディップスイッチにより指定又は設定されたデータより
優先的に実行処理されることが出来る。したがって、そ
の効果も第1実施例で説明したことと同様である。
【0056】以上、画素密度600dpi,400dp
i,300dpiの場合について説明したが、他の画素
密度の組合せに対しても各走査ラインのピッチ等を変え
ることにより対応することが出来る。また、画素密度の
種類数も3種類に限定されるものではなく、さらに発光
部の多いマルチビーム半導体レーザを使用したり、走査
ラインのピッチを変えることにより対応出来る。
【0057】さらに、第1実施例におけるマルチビーム
半導体レーザ57と、第1実施例における発光部選択機
能と第2実施例における1回の主走査毎に信号LSYN
C出力,信号LSYNCL出力,信号無出力とを選択的
に切換える機能とを備えた光書込制御部とを組合せ、必
要に応じてラインバッファを増設することにより、更に
高度な画素密度又はドットサイズの種類,種類数に対応
することも出来る。
【0058】また、以上説明したように、この発明によ
れば、画素密度又はドットサイズが変っても、ドットを
構成するスポットのサイズは変わらないから、通常のレ
ーザダイオードもマルチビーム半導体レーザの各発光部
もその出力を変える必要がなく、常に最も安定した状態
で使用することが出来る。さらに、ドットサイズの制御
はすべて電子的に行なわれ、アパーチャ径変更等の機構
的作動部分がないから、長期間使用しても安定で故障を
生じない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による画
像形成装置は、画素密度切換等によりドットサイズを変
更しても半導体レーザのパワーを変えることがなく、し
たがって画像濃度の変動による画質の低下がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるLBPの第1実施例
により形成されたドットの形状とその光量分布の一例を
示す説明図である。
【図2】この発明の一実施例であるLBPの内部機構を
示す概略構成図である。
【図3】図2に示したLBPの光書込ユニットの一例を
示す要部斜視図である。
【図4】図2に示したLBPの第1実施例の制御系の一
例を示すブロック図である。
【図5】第1実施例により感光体上に結像されたスポッ
トの一例を示す説明図である。
【図6】図2に示したLBPの第2実施例の制御系の一
例を示すブロック図である。
【図7】第2実施例により感光体上に形成されたスポッ
トの一例を示す説明図である。
【図8】第2実施例により形成されたドットの形状の一
例を示す説明図である。
【図9】図8に示した形状のドットを形成するための各
信号の一例を示す波形図である。
【符号の説明】
10 感光体ドラム(感光体) 50,60 LBP(レーザビームプリンタ;画像形成
装置) 51,61 CPU 52,62 操作パ
ネル 52a,62a スイッチ(ドットサイズ指定手段,画
素密度指定手段) 54 PM駆動部(機構制御手段) 55 光書込制御部(ドットサイズ制御手段,ドットサ
イズ決定手段) 56a,56b,56c ドライバ(発光制御手段) 57 マルチビーム半導体レーザ 65 光書込制御部(画像データ出力手段,ドットサイ
ズ決定手段) 68 ラインバッファメモリ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザから変調出力されるレーザ
    ビームを主走査し、該主走査方向と直交する副走査方向
    に移動する感光体上に画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 前記半導体レーザを互いに独立して発光する複数個の発
    光部が前記副走査方向に沿って配列されたマルチビーム
    半導体レーザとし、 該マルチビーム半導体レーザの各発光部をそれぞれ独立
    に駆動する複数個の発光制御手段と、 前記画像を形成するドットサイズに応じて、前記マルチ
    ビーム半導体レーザの複数個の発光部のうちどの発光部
    を発光させるかを選択して前記発光制御手段を制御する
    ドットサイズ制御手段とを設けたことを特徴とする画像
    形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、 形成する画像の指定された画素密度に応じて各機構部を
    制御する機構制御手段と、前記画素密度に応じて前記ド
    ットサイズを決定するドットサイズ決定手段とを設けた
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 半導体レーザから変調出力されるレーザ
    ビームを主走査し、該主走査方向と直交する副走査方向
    に移動する感光体上に画像を形成する画像形成装置にお
    いて、 前記レーザビームの前記主走査方向の1走査分の画像デ
    ータを記憶するラインバッファメモリと、 前記画像を形成するドットサイズに応じて、前記ライン
    バッファメモリに記憶された画像データとラインバッフ
    ァメモリを介さない画像データのうち、各主走査毎にい
    ずれかを選択して出力するか或いはいずれも出力しない
    画像データ出力手段とを設けたことを特徴とする画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の画像形成装置において、 形成する画像の指定された画素密度に応じて前記ドット
    サイズを決定するドットサイズ決定手段を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は3記載の画像形成装置にお
    いて、 操作パネル上に前記ドットサイズを指定するドットサイ
    ズ指定手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項2又は4記載の画像形成装置にお
    いて、 操作パネル上に前記画素密度を指定する画素密度指定手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6407765B1 (en) 1999-11-16 2002-06-18 Fujitsu Limited Image forming apparatus

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US6407765B1 (en) 1999-11-16 2002-06-18 Fujitsu Limited Image forming apparatus

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