JPH05167774A - 画像読取り装置 - Google Patents
画像読取り装置Info
- Publication number
- JPH05167774A JPH05167774A JP3351100A JP35110091A JPH05167774A JP H05167774 A JPH05167774 A JP H05167774A JP 3351100 A JP3351100 A JP 3351100A JP 35110091 A JP35110091 A JP 35110091A JP H05167774 A JPH05167774 A JP H05167774A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light receiving
- linear
- linear sensor
- signal output
- distance
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 現行のリニアセンサを使用しての高解像度化
を可能とした画像読取り装置を提供する。 【構成】 複数本のリニアセンサ1,2を、走査方向に
おいて一定距離xだけ離し、かつ相互の受光部31 〜3
n ,41 〜4n がその配列方向においてずれるように並
列に配置し、リニアセンサ1の信号出力を距離x及び走
査速度vに応じた走査時間tだけ遅延回路7で遅延し、
しかる後信号合成回路8でリニアセンサ2の信号出力と
合成処理することにより、画素間の分離領域で生じる画
像の読み残しを無くする。
を可能とした画像読取り装置を提供する。 【構成】 複数本のリニアセンサ1,2を、走査方向に
おいて一定距離xだけ離し、かつ相互の受光部31 〜3
n ,41 〜4n がその配列方向においてずれるように並
列に配置し、リニアセンサ1の信号出力を距離x及び走
査速度vに応じた走査時間tだけ遅延回路7で遅延し、
しかる後信号合成回路8でリニアセンサ2の信号出力と
合成処理することにより、画素間の分離領域で生じる画
像の読み残しを無くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像読取り装置に関
し、特に受光部が一次元に配列されたリニアセンサを使
用した画像読取り装置に関する。
し、特に受光部が一次元に配列されたリニアセンサを使
用した画像読取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリや複写機等における画像読
取り装置として、フォトダイオード等からなる受光部が
一次元に配列されたリニアセンサ(ラインセンサ)が使
用されている。このリニアセンサにおいては、画素(受
光部)が1列に配置されたものであることから、高解像
度化は、従来、単位長さ当りの画素数を多くすることに
よってなされてきた。
取り装置として、フォトダイオード等からなる受光部が
一次元に配列されたリニアセンサ(ラインセンサ)が使
用されている。このリニアセンサにおいては、画素(受
光部)が1列に配置されたものであることから、高解像
度化は、従来、単位長さ当りの画素数を多くすることに
よってなされてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、リニア
センサにおいて画素間分離は必ず必要であることから、
単位長さ当りの画素数を多くすることによる高解像度化
にも限界があるため、より高解像度の画質が要求されて
いるファクシミリや複写機等への対応が難しくなってき
ているのが現状である。
センサにおいて画素間分離は必ず必要であることから、
単位長さ当りの画素数を多くすることによる高解像度化
にも限界があるため、より高解像度の画質が要求されて
いるファクシミリや複写機等への対応が難しくなってき
ているのが現状である。
【0004】そこで、本発明は、現行のリニアセンサを
使用しての高解像度化を可能とした画像読取り装置を提
供することを目的とする。
使用しての高解像度化を可能とした画像読取り装置を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による画像読取り
装置は、走査方向において互いに一定距離を持ち、かつ
一次元に配列された相互の受光部がその配列方向におい
てずれるように並列に配置された複数本のリニアセンサ
と、これらリニアセンサの各出力に対して前記一定距離
を走査時間に換算した信号処理を施しつつ合成処理する
信号処理回路とを備えた構成となっている。
装置は、走査方向において互いに一定距離を持ち、かつ
一次元に配列された相互の受光部がその配列方向におい
てずれるように並列に配置された複数本のリニアセンサ
と、これらリニアセンサの各出力に対して前記一定距離
を走査時間に換算した信号処理を施しつつ合成処理する
信号処理回路とを備えた構成となっている。
【0006】
【作用】リニアセンサを用いた画像読取り装置におい
て、複数本のリニアセンサを、走査方向において相互に
一定距離だけ離しかつ各々の受光部がその配列方向にお
いてずれるように並列配置し、これらセンサの各信号出
力の時間的関係を補正しつつ合成処理することで、画素
(受光部)間の分離領域での画像の読み残しを少なくで
きる。その結果、現行のリニアセンサであっても、その
組合せによって高解像度化が図れる。
て、複数本のリニアセンサを、走査方向において相互に
一定距離だけ離しかつ各々の受光部がその配列方向にお
いてずれるように並列配置し、これらセンサの各信号出
力の時間的関係を補正しつつ合成処理することで、画素
(受光部)間の分離領域での画像の読み残しを少なくで
きる。その結果、現行のリニアセンサであっても、その
組合せによって高解像度化が図れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明による画像読取り装置の一
実施例を示す構成図である。図において、例えば2本の
リニアセンサ1,2は、各受光部31 〜3n ,41 〜4
n が一次元に同一ピッチで配列されたものであり、走査
方向において互いに一定距離xを持ち、かつ相互の受光
部31 〜3n ,41 〜4n がその配列方向においてずれ
るように並列に配置されている。
に説明する。図1は、本発明による画像読取り装置の一
実施例を示す構成図である。図において、例えば2本の
リニアセンサ1,2は、各受光部31 〜3n ,41 〜4
n が一次元に同一ピッチで配列されたものであり、走査
方向において互いに一定距離xを持ち、かつ相互の受光
部31 〜3n ,41 〜4n がその配列方向においてずれ
るように並列に配置されている。
【0008】これらリニアセンサ1,2においては、各
受光部31 〜3n ,41 〜4n で入射光エネルギーが信
号電荷に光電変換されて一時的に蓄積され、これら信号
電荷はシフト電極(図示せず)を通じて一斉に電荷転送
部(図示せず)に移送され、この電荷転送部で順次転送
されて出力部5,6に供給され、この出力部5,6で電
圧に変換されて信号出力として導出されることになる。
受光部31 〜3n ,41 〜4n で入射光エネルギーが信
号電荷に光電変換されて一時的に蓄積され、これら信号
電荷はシフト電極(図示せず)を通じて一斉に電荷転送
部(図示せず)に移送され、この電荷転送部で順次転送
されて出力部5,6に供給され、この出力部5,6で電
圧に変換されて信号出力として導出されることになる。
【0009】ここで、図2に示すように、各々の受光部
31 〜3n ,41 〜4n の配列方向における受光領域の
距離L1 が受光部間の分離領域の距離L2 よりも大なる
ときは、リニアセンサ1の受光部31 〜3n 間に位置す
るリニアセンサ2の受光部41 〜4n に対し、受光部の
配列方向においてオーバーラップする受光領域を、図
中、ハッチングで示すようにマスクする。
31 〜3n ,41 〜4n の配列方向における受光領域の
距離L1 が受光部間の分離領域の距離L2 よりも大なる
ときは、リニアセンサ1の受光部31 〜3n 間に位置す
るリニアセンサ2の受光部41 〜4n に対し、受光部の
配列方向においてオーバーラップする受光領域を、図
中、ハッチングで示すようにマスクする。
【0010】図3の波形図において、リニアセンサ1,
2の各信号出力のうち、時間的に先に画像の読取り処理
が行われるリニアセンサ1の信号出力(a)は、遅延回
路7で所定の遅延時間tだけ遅延された後、信号合成回
路8でリニアセンサ2の信号出力(b)と合成されるこ
とにより、画像信号出力(c)として導出される。ここ
で、遅延回路7の遅延時間tは、リニアセンサ1,2間
の離間距離をx、走査速度をvとすると、t=x/vで
与えられる。
2の各信号出力のうち、時間的に先に画像の読取り処理
が行われるリニアセンサ1の信号出力(a)は、遅延回
路7で所定の遅延時間tだけ遅延された後、信号合成回
路8でリニアセンサ2の信号出力(b)と合成されるこ
とにより、画像信号出力(c)として導出される。ここ
で、遅延回路7の遅延時間tは、リニアセンサ1,2間
の離間距離をx、走査速度をvとすると、t=x/vで
与えられる。
【0011】このように、例えば2本のリニアセンサ
1,2を、走査方向において一定距離xだけ離し、かつ
各々の受光部31 〜3n ,41 〜4n がその配列方向に
おいてずれるように並列に配置し、リニアセンサ1の信
号出力を離間距離x及び走査速度vに応じた走査時間t
だけ遅延し、しかる後リニアセンサ2の信号出力と合成
することにより、単一のリニアセンサ(例えば、リニア
センサ1)で画像の読取りを行う従来例の場合には、画
素(受光部)間の分離領域で生じていた画像の読み残し
を無くすことができる。その結果、現行のリニアセンサ
であっても、その組合せによって解像度を向上できるこ
とになる。
1,2を、走査方向において一定距離xだけ離し、かつ
各々の受光部31 〜3n ,41 〜4n がその配列方向に
おいてずれるように並列に配置し、リニアセンサ1の信
号出力を離間距離x及び走査速度vに応じた走査時間t
だけ遅延し、しかる後リニアセンサ2の信号出力と合成
することにより、単一のリニアセンサ(例えば、リニア
センサ1)で画像の読取りを行う従来例の場合には、画
素(受光部)間の分離領域で生じていた画像の読み残し
を無くすことができる。その結果、現行のリニアセンサ
であっても、その組合せによって解像度を向上できるこ
とになる。
【0012】また、2本のリニアセンサ1,2におい
て、各々の受光部31 〜3n ,41 〜4n の配列方向に
おける受光領域の距離L1 が受光部間の分離領域の距離
L2 よりも大なるときは、リニアセンサ1の受光部31
〜3n 間に位置するリニアセンサ2の受光部41 〜4n
に対し、受光部の配列方向においてオーバーラップする
受光領域をマスクしたことにより、各受光部31 〜
3n ,41 〜4n がその配列方向においてオーバーラッ
プすることなく交互に連続することになるため、各信号
出力に対して電気的な補正処理を行わなくても済むこと
になる。
て、各々の受光部31 〜3n ,41 〜4n の配列方向に
おける受光領域の距離L1 が受光部間の分離領域の距離
L2 よりも大なるときは、リニアセンサ1の受光部31
〜3n 間に位置するリニアセンサ2の受光部41 〜4n
に対し、受光部の配列方向においてオーバーラップする
受光領域をマスクしたことにより、各受光部31 〜
3n ,41 〜4n がその配列方向においてオーバーラッ
プすることなく交互に連続することになるため、各信号
出力に対して電気的な補正処理を行わなくても済むこと
になる。
【0013】なお、上記実施例では、2本のリニアセン
サ1,2を並列に配置した場合について説明したが、2
本に限定されるものではなく、受光部の配列方向におけ
る受光領域の距離L1 よりも受光部間の分離領域の距離
L2 の方が大なるときは、3本以上のリニアセンサを相
互の受光部がその配列方向においてずれるように並列に
配置すれば良い。この場合の高解像度化は、その並列配
置するリニアセンサの本数に比例することになる。
サ1,2を並列に配置した場合について説明したが、2
本に限定されるものではなく、受光部の配列方向におけ
る受光領域の距離L1 よりも受光部間の分離領域の距離
L2 の方が大なるときは、3本以上のリニアセンサを相
互の受光部がその配列方向においてずれるように並列に
配置すれば良い。この場合の高解像度化は、その並列配
置するリニアセンサの本数に比例することになる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数本のリニアセンサを、走査方向において相互に一定
距離だけ離し、かつ各々の受光部がその配列方向におい
てずれるように並列配置し、これらセンサの各信号出力
の時間的関係を補正しつつ合成処理する構成としたこと
により、単一のリニアセンサでの画素(受光部)間の分
離領域における画像の読み残しを少なくできるので、現
行のリニアセンサであっても、その組合せによって高解
像度化を図れる効果がある。
複数本のリニアセンサを、走査方向において相互に一定
距離だけ離し、かつ各々の受光部がその配列方向におい
てずれるように並列配置し、これらセンサの各信号出力
の時間的関係を補正しつつ合成処理する構成としたこと
により、単一のリニアセンサでの画素(受光部)間の分
離領域における画像の読み残しを少なくできるので、現
行のリニアセンサであっても、その組合せによって高解
像度化を図れる効果がある。
【図1】本発明による画像読取り装置の一実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図2】2本のリニアセンサの受光部の拡大図である。
【図3】2本のリニアセンサの各信号出力(a),
(b)及びその合成信号出力(c)の波形図である。
(b)及びその合成信号出力(c)の波形図である。
1,2 リニアセンサ 31 〜3n ,41 〜4n 受光部 7 遅延回路 8 信号合成回路
Claims (2)
- 【請求項1】 走査方向において互いに一定距離をも
ち、かつ一次元に配列された相互の受光部がその配列方
向においてずれるように並列に配置された複数本のリニ
アセンサと、 前記複数本のリニアセンサの各出力に対して前記一定距
離を走査時間に換算した信号処理を施しつつ合成処理す
る信号処理回路とを備えたことを特徴とする画像読取り
装置。 - 【請求項2】 前記リニアセンサが2本並列に配置さ
れ、各々の受光部の配列方向における受光距離が受光部
間の離間距離よりも大なるとき、一方のリニアセンサの
受光部間に位置する他方のリニアセンサの受光部に対
し、受光部の配列方向においてオーバーラップする受光
領域をマスクしたことを特徴とする請求項1記載の画像
読取り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3351100A JPH05167774A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 画像読取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3351100A JPH05167774A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 画像読取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05167774A true JPH05167774A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18415053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3351100A Pending JPH05167774A (ja) | 1991-12-11 | 1991-12-11 | 画像読取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05167774A (ja) |
-
1991
- 1991-12-11 JP JP3351100A patent/JPH05167774A/ja active Pending
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