JPH0516677A - 車両用冷却装置 - Google Patents

車両用冷却装置

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JPH0516677A
JPH0516677A JP17141391A JP17141391A JPH0516677A JP H0516677 A JPH0516677 A JP H0516677A JP 17141391 A JP17141391 A JP 17141391A JP 17141391 A JP17141391 A JP 17141391A JP H0516677 A JPH0516677 A JP H0516677A
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radiator
motor fan
air conditioner
battery
vehicle
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JP17141391A
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Yuji Nakajo
勇二 中條
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、バッテリ上がり防止しつつ、モー
タファンの低速回転の頻度を少なくしコンデンサの凝縮
能力を高めることによって、空調装置の効率的な作動を
計ることのできる車両用冷却装置を提供することを目的
とする。 【構成】 車載される空調装置のコンデンサ1とラジエ
ータ3とを冷却するモータファン5と、オルタネータ9
によって充電されるバッテリ7の充放電状態を検出する
第1の検出手段11と、ラジエータの熱負荷を検出する
第2の検出手段WCと、空調装置がオン状態であるとき
に、第1の検出手段11がバッテリ7の放電状態を検出
しかつ第2の検出手段WCでラジエータ3の熱負荷が所
定値以下であることを検出したときにはモータファン5
の送風能力を低減する制御手段11とを備えて構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空調装置のコンデンサ
とラジエータとを冷却する車両用冷却装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、殆どの車両に空調装置が装備され
るようになり、この空調装置における放熱器であるコン
デンサは、エンジンの温度を適性に保つためのラジエー
タを冷却するためのモータファンによって、当該ラジエ
ータと共に冷却される。これら車両用冷却装置において
は、空調装置のオン状態、オフ状態に拘らず、ラジエー
タの水温のみでモータファンの高速(HI)回転と低速
(LO)回転とを切り替え、送風するようにしていた。
例えば、図4及び図5に示すように、ラジエータ水温1
00℃以下の領域では、モータファンは全てLO回転、
ラジエータ水温100℃以上の領域では、モータファン
は全てHI回転となるように制御される(例えば、昭和
62年9月、日産自動車(株)発行、サービス周報第5
88号参照)。
【0003】また、普通自動車の場合、オルタネータの
容量が大きく、またモータファンも大風量化を計るた
め、大容量のもの、例えば160W以上のものが使用さ
れている。そのため、通常ファン騒音を低減するため、
モータファンを低速(LO)回転、例えば110W近辺
の出力に制御して使用するような場合であっても、風量
は比較的大であるため冷却性能、特に空調装置の空調性
能に影響を与えることは殆どなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、小型自
動車若しくは小型自動車以下の車両で使用される空調装
置のオルタネータは容量が小さく、したがって発電量も
小さいためモータファン作動時における電気負荷に十分
に対応し切れない場合が生じることがある。また、ファ
ンモータ容量もHI回転時で110W、LO回転時で7
0W程度であることから、LO回転時には風量の不足か
ら空調性能に影響を及ぼすこともある。
【0005】例えば、図5を参照するに、ラジエータ水
温100℃以下の領域では、モータファンは全てLO回
転となり、送風量が減少するため、コンデンサにおける
放熱能力が低下する。そのため、例えば夏期において、
エンジンスタート直後のクールダウン性能が、モータフ
ァンのHI回転の時と比べると、10分後の室温で約1
deg高いものとなる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、バッテリ上がり防止しつつ、モータファンの低速
(LO)回転の頻度を少なくしコンデンサの凝縮能力を
高めることによって、空調装置の効率的な作動を計るこ
とのできる車両用冷却装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、図1に示すように車載される空調装置のコン
デンサ1とラジエータ3とを冷却するモータファン5
と、オルタネータ9によって充電されるバッテリ7の充
放電状態を検出する第1の検出手段11と、ラジエータ
の熱負荷を検出する第2の検出手段WCと、空調装置が
オン状態であるときに、第1の検出手段11がバッテリ
7の放電状態を検出しかつ第2の検出手段WCでラジエ
ータ3の熱負荷が所定値以下であることを検出したとき
にはモータファン5の送風能力を低減する制御手段11
とを有すること要旨とする。
【0008】
【作用】本発明の車両用冷却装置は、車載される空調装
置のコンデンサ1とラジエータ3とをモータファン5に
よって冷却する際に、空調装置がオン状態であるとき
に、第1の検出手段11によってバッテリ7の放電状態
が検出され、かつ第2の検出手段WCによってラジエー
タ3の熱負荷が所定値以下であることが検出されたとき
にモータファン5の送風能力を低減するようにして、モ
ータファンの送風能力の低減状態が少なくなるようにし
た。これにより、空調装置の効率的な作動を計ることが
できる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る一実施例
を説明する。図1は本発明に係る車両用冷却装置の概略
の構成を示すブロック図である。
【0010】図1において、コンデンサ(凝縮器)1
は、空調装置における放熱器であり、図示しないコンプ
レッサ(圧縮機)で圧縮され外気温より温度の高くなっ
た冷媒の熱を放散し、該冷媒を液化するものである。
【0011】ラジエータ3は、車両の前部に設けられる
コンデンサ1と後述するモータファン5との間に配設さ
れ、該ラジエータ3内をエンジンで発生した熱を吸収し
た冷却水が循環する間に、この冷却水を車速風及びモー
タファン5による冷却風によって冷却するものである。
またラジエータ3には当該ラジエータ3内を循環する水
温を検出するための、第2の検出手段としての水温セン
サWCが取り付けられ、この水温センサWCで得られた
ラジエータ水温に係る情報は水温信号として、後述する
エンジンコントロールユニット11へ出力される。
【0012】モータファン5は、バッテリ7及びオルタ
ネータ(交流発電機)9から供給される電力を受けてフ
ァンを回転し、コンデンサ1とラジエータ3とを冷却す
るものである。またこのときバッテリ7及びオルタネー
タ9から供給される電力は、高速(HI)回転側系と低
速(LO)回転側系の2系統のいずれかから供給される
ように構成される。具体的に説明すると、高速(HI)
回転側系は後述するエンジンコントロールユニット11
によってスイッチの開閉が制御される高速側リレー13
を介して電源側と接続され、低速(LO)回転側系は、
同様にエンジンコントロールユニット11によってスイ
ッチの開閉が制御される低速側リレー15と、当該モー
タファン5に供給される電力を削減し、モータファン5
を低速回転させ送風能力を低減するためのレジスタ17
を介して電源側と接続される。
【0013】エンジンコントロールユニット11は、高
速側リレー13と低速側リレー15のスイッチの開閉を
制御してモータファン5の回転速度を切替える制御手段
と、バッテリ7のプラス(+)電極における電流の向き
の正負、すなわち充電状態と放電状態とをバッテリ電流
値信号から検出する第1の検出手段とを含むものであ
り、また水温センサWCで得られた水温信号と、空調装
置のオン、オフにかかる信号(図中A/C信号で示す)
が入力される。
【0014】次に、図2及び図3を参照して、本実施例
の動作を説明する。まず、最初は空調装置の電源がオフ
であるものとするとき、ステップS1で水温センサWC
からの水温信号が取り込まれる。ここで、ラジエータ水
温が100℃を越えるときにはモータファン5の回転速
度が高速(HI)の状態となり、ラジエータの冷却が強
力に行われる。一方、ステップS1でラジエータ水温が
100℃以下のときには、ステップS3へ進む。このス
テップS3で空調装置の電源がオンされたときには、ス
テップS5へ進み、バッテリ電流値信号が取り込まれ、
バッテリ7のプラス(+)電極における電流の向きの正
負が判別される。このステップS5で電流の向きが正、
すなわち充電状態にあるときにはモータファン5の高速
(HI)回転状態が継続され、電流の向きが負、すなわ
ち放電状態にあるときにモータファン5はLO回転状態
となる。また、同様にステップS3で空調装置の電源が
オフ状態のままであるならば、モータファン5はLO回
転状態となる。
【0015】上述してきたように、本実施例は空調装置
がオン状態であるときに、エンジンコントロールユニッ
ト11でバッテリ7の放電状態が検出され、かつ水温セ
ンサWCによってラジエータ3の熱負荷が所定値以下で
あることが検出されたときにモータファン5の送風能力
を低減するようにして、車載される空調装置のコンデン
サ1とラジエータ3とをモータファン5によって冷却す
る際の、モータファンの送風能力の低減状態が少なくな
るようにした。これにより、バッテリ上がり防止しつ
つ、モータファンのLO回転の頻度を少なくしコンデン
サの凝縮能力を高めることができる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、空調装置
がオン状態であるときには、バッテリ7が放電状態で、
かつラジエータ3の熱負荷が所定値以下であるときにの
みモータファンの送風能力を低減するようにしたので、
バッテリ上がり防止しつつ、モータファンの低速回転の
頻度を少なくしコンデンサの凝縮能力を高めることがで
き、空調装置の効率的な作動を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した車両用冷却装置の動作を説明する
ためのフローチャートである。
【図3】図1に示した車両用冷却装置の作用を説明する
ための図である。
【図4】従来の装置の動作を説明するためのフローチャ
ートである。
【図5】従来の装置の作用を説明するための図である。
【符号の説明】
1 コンデンサ 3 ラジエータ 5 モータファン 7 バッテリ 9 オルタネータ 11 エンジンコントロールユニット 13 高速側リレー 15 低速側リレー 17 レジスタ WC 水温センサ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 車載される空調装置のコンデンサとラジ
    エータとを冷却するモータファンと、 オルタネータによって充電されるバッテリの充放電状態
    を検出する第1の検出手段と、 ラジエータの熱負荷を検出する第2の検出手段と、 空調装置がオン状態であるときに、第1の検出手段がバ
    ッテリの放電状態を検出しかつ第2の検出手段でラジエ
    ータの熱負荷が所定値以下であることを検出したときに
    はモータファンの送風能力を低減する制御手段とを有す
    ることを特徴とする車両用冷却装置。
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KR102063512B1 (ko) * 2014-02-24 2020-01-09 한온시스템 주식회사 쿨링팬 모터의 제어장치 및 방법
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