JPH0516666A - 窓ガラスの緊急破砕方法 - Google Patents

窓ガラスの緊急破砕方法

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Publication number
JPH0516666A
JPH0516666A JP3167233A JP16723391A JPH0516666A JP H0516666 A JPH0516666 A JP H0516666A JP 3167233 A JP3167233 A JP 3167233A JP 16723391 A JP16723391 A JP 16723391A JP H0516666 A JPH0516666 A JP H0516666A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
window glass
glass
emergency
face
vehicle
Prior art date
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Pending
Application number
JP3167233A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Wakatsuki
正己 若月
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Central Glass Co Ltd
Original Assignee
Central Glass Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Central Glass Co Ltd filed Critical Central Glass Co Ltd
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Publication of JPH0516666A publication Critical patent/JPH0516666A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】車両等の窓ガラスの隠蔽部端面の一箇所乃至複
数箇所に、鋭突状物等で衝撃力を施すことによって打刻
し、その始発破壊から破砕するようにしたことを特徴と
する窓ガラスの緊急破砕方法。 【効果】各種窓ガラスを、非常時あるいは緊急時に即応
して、例えば運転者等が簡単かつ瞬時の操作で間違いな
く確実に破砕することで、内外に通じる開口部を即座に
形成できて、脱出侵入が自在にすることができるように
なって、例えば生命に危険が及ぶような際においても、
大いに救命の可能性が発現することとなる等、より安全
性を高めるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車あるいは
船舶などに閉じ込められた際、殊に例えば海中など水中
に、運転者等乗員あるいはお客等が乗車したまま落下入
水して、あるいは沈没して閉じ込められた際等、素早く
簡単に確実に窓ガラスを例えば内側から、特に運転者等
が破砕し、内部から自主緊急脱出することができるよう
になり、運転車、乗員、お客等の救助性を高めることが
できるものであり、また例えば高層ビルなどの建築物で
火災などが発生した際、同様に内外から緊急出入りが簡
単かつ確実にできるようになり、人的あるいは物的被害
を最小とすることができるものである等、広く有用な窓
ガラスの緊急破砕方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、建築物あるいは船舶、ことに車
両、特に自動車等において、環境に優しく、しかもより
安全性であるものにすることが望まれ、種々の提案がな
されてきている。
【0003】そこで、例えば船舶や車両の窓ガラスとし
ては、合せガラス、強化ガラス、強度アップガラスある
いは複層ガラス等が用いられており、例えば自動車のド
アガラスあるいはサイドガラスまたはサンルーフガラス
等においても、強化ガラスあるいは強度アップガラス等
が用いられ、さらには複層ガラスも用いられようとされ
つつある等、より軽量でかつより安全性があるものとし
ているとともに、さらに前進させようとしている。とこ
ろが前述したような逼迫したなかで、瞬時に例えばドア
等を開けようとしても開かず、しかも前記ドアガラスあ
るいはサイドガラスまたはサンルーフガラスも通常の手
段では破砕することがより困難となり、非常時や緊急
時、例えば車外脱出が出来ず、最悪の際には不幸にして
一命を失うことも多々あり得るものとなるものであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】前述したように、前
記車両等において、より高安全性である窓ガラスにすれ
ばするほど、ますます緊急時における瞬時の対応ができ
難くなるのを、誤動作がなく、簡単でかつ瞬時の操作が
でき、しかもより安全で確実に、例えば前記ドアガラ
ス、サイドガラスあるいはサンルーフガラス等を破砕
し、確実かつ速やかに非常の開口部ができるようにする
ものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、従来のかか
る欠点に鑑みてなしたものであって、比較的クラック等
が入り易いガラス板の端面において、しかも隠蔽した部
分の該端面を、例えば電気的に誘導された指令で、機械
的な衝撃打等の手段で打刻し、始発破壊点として発現さ
せるようにしたことにより、誤動作がなく、簡単でかつ
瞬時の操作ができ、しかもより安全で確実に、各種窓ガ
ラスを破砕することができるようにした窓ガラスの緊急
破砕方法を提供するものである。
【0006】すなわち、本発明は、車両等の窓ガラスの
隠蔽部分端面において、該端面の一乃至複数箇所に衝撃
力を施すことによって打刻し、始発破壊から破砕するよ
うにしたことを特徴とする窓ガラスの緊急破砕方法。な
らびに前記車両等の窓ガラスが、車両のドアガラス、サ
イドガラスあるいはサンルーフガラスであって、強化ガ
ラス、強度アップガラスあるいは複層ガラスであること
を特徴とする前述した窓ガラスの緊急破砕方法。またさ
らに前記衝撃力を施す方法が、鋭突状物で打刻して破砕
する機械的衝撃力であることを特徴とする前述した窓ガ
ラスの緊急破砕方法をそれぞれ提供するものである。
【0007】ここで、前記車両等の窓ガラスの隠蔽部分
端面に衝撃力を施すこととしたのは、平面より比較的ク
ラック等が入り易いガラス板の端面であって、しかもあ
くまでも運転者、乗員やお客等の視野を狭くせず、かつ
目障りとならないよう、その破砕開始手段である装置を
隠蔽して軽量小型であって、例えばガラス板の下側から
ガラス板の自重に逆らって、ガラス板を押し上げる方向
に衝撃打を与えるようにすることで、より効果的な破砕
とすることができるものであるからである。また該端面
の一乃至複数箇所に衝撃力を施すようにしたのは、でき
るだけ点で衝撃するよう鋭突状物で強力な打刻とし、始
発破壊を与えることから破砕する機械的衝撃力を、より
効果的とならしめるためで、その打刻箇所は1乃至2箇
所、せいぜい3、4箇所程度でよく、あまり多数箇所と
すれば装置も大きくなって隠蔽することができず限られ
た空間に収めることができなくなりかつ打刻に対し充分
な衝撃力を付与し難くなって効果的でなくなるからであ
る。但し、窓ガラスの厚み、大きさ等により、例えば窓
ガラス全周端面に適宜最適に数にこだわらず配設しても
よいことは言うまでもない。
【0008】また、前記衝撃力を施す方法としては、例
えば運転者等の乗員の操作によって電気信号を発し、シ
リンダやバネ力等を作動させ、ポンチ状またはハンマ状
の鋭突状物で強力に前記端面を打刻し始発破壊して破砕
する機械的衝撃力等を施すことで行い、誤動作がなく、
簡単でかつ瞬時の操作ができ、しかもより安全で確実に
始発破壊点を発現させるようにしたものである。なお、
誤動作の皆無化等の安全対策を同時に実施することは言
うまでもないことである。またさらに、前記操作を、例
えば集中管理室や監視室から、またはリモコン等の手段
で指令し、作動するようにしても、安全性さえ確保され
ていればよいものでもある。
【0009】さらにまた、車両等の窓ガラスとしては、
透明ガラスであれば無色あるいは有色のどちらでもよ
い、すなわち例えばブルー、ブロンズ、グレーあるいは
グリーンガラス等でもよく、特に自動車用窓材ではブル
ー色系あるいはゴールド色系、グリーン色系、なかでも
ゴールド色系色調で熱線・紫外線吸収性能を得やすいも
のであればより好ましいものである。また単板で使用で
きることはもとより、熱線反射ガラス、また複層ガラス
あるいは強化ガラスまたは強度アップガラス、曲げガラ
ス等としても使用できることは言うまでもない。なかで
も、ガラスとしては無機質で強化ガラスが最もよいもの
であることは言うに及ばない。
【0010】
【作用】前述したとおり、本発明は車両等の窓ガラスの
隠蔽部分端面の1乃至4箇所程度に対し、鋭突状物等で
強く打刻する衝撃力を施すことで、車両等の窓ガラスを
始発破壊することから破砕するようにしたことにより、
近年ことに安全性が重視され、より軽量多機能でより強
力な安全性の高い各種窓ガラスが採用されてきているな
かで、非常時あるいは緊急時に即応して、例えば運転者
などが簡単かつ瞬時の操作で間違いなく確実に、車両等
の窓ガラスを破砕することがなかなかできにくくなって
きており、非常時あるいは緊急時の際、運転者、乗員、
お客等が内外から脱出侵入ができず、ことに例えば自動
車等が水中に没した際には、ドアを開けることも窓ガラ
スを破砕することもできず、車内から車外へ脱出できず
閉じ込められ、場合によっては人命を失うこともあるも
のであった。
【0011】本発明の窓ガラスの緊急破砕方法は上述し
たこれらを解決したものであって、誤動作がなく簡単か
つ瞬時に作動させ、確実安全に窓ガラスを破砕し、必要
に応じて即座に開口部を形成することができ、内外に自
在に脱出侵入ができるようになり、例えば生命に危険が
及ぶような際にも大いに救命の可能性が高まることとな
るものとすることができ、より安全性を高めるものであ
る。
【0012】さらに、本発明は、車両窓ガラスはもちろ
ん、船舶や建築物等の窓ガラスにおいても広く採用し得
て、非常時あるいは緊急時に即応できて、より安全性等
を高めることとなるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。ただし本発明は係る実施例に限定され
るものではない。
【0014】図1は車両、特に自動車のサイドドアにお
ける、窓ガラスとそれに衝撃力を施す手段等の構成の一
実施例を示す、概略平面図である。すなわち、大きさ約
0.7m2 程度、厚さ約4mmの強化ブロンズガラス製
窓ガラス1を、該窓ガラス1の下部隠蔽部2の周縁部を
囲繞するように2箇所でホルダー8を取付け、前記窓ガ
ラス1が上下にドアフレーム10の溝でスライドして昇
降できるように、ドア本体9内に多少の開口部11をな
して設置しているものである。
【0015】さらに、前記ホルダー8間に支持台7を設
けてシリンダ5を配置し、該シリンダ5の先端部に超硬
工具等からなるポンチなどの鋭突状物4を配設し、図示
していない運転席付近に設けた指令ボタンを介し、コー
ド6を通して電気的に指令することによって伝え、前記
鋭突状物4を前記シリンダ5によって突進させ、前記隠
蔽部分端面3を強く打刻し、該打刻点が始発破壊するこ
とで前記窓ガラス全面を破砕し、ドアフレーム10等で
なす該ガラスが存在していた全部分をほぼ完全に開口部
11とするものである。
【0016】なお、例えば前記電気的指令に替えて、運
転席あるいはドア車内側外面所定部付近に紐などを突出
させ、非常時や緊急時に該紐を引っ張る等で前記鋭突状
物を作動せしめることによる、機械的連動のみでの作動
でもよいこと、また例えば前記隠蔽部分端面3と前記鋭
突状物4との空間に安全板等を設けて誤動作あるいは誤
操作に対処するようにする等、種々の安全装置を設けて
もよいこと、さらに例えば自動車では左右、前後あるい
は天井等にある各窓ガラスに本発明の方法を適宜採用し
てもよいこと、さらにまた自動車以外の車両、船舶、建
築物等で適宜整合せしめて本発明の方法を採用すればよ
いこと等はそれぞれ言うまでもないことである。
【0017】
【発明の効果】以上前述したように、本発明は、各種窓
ガラスの隠蔽部分端面の1乃至4箇所程度に対し、適宜
非常時あるいは緊急時に即応して、鋭突状物等で強く打
刻する衝撃力を施すことで、該窓ガラスを始発破壊する
ことから破砕するようにしたことにより、必要に応じて
即座に開口部を、簡単かつ瞬時の操作でしかも確実に形
成することができ、自在に出入りができることとなり、
非常時あるいは緊急時における作業性あるいは安全性を
高め、ことに人命に及ぶような際に役立つ等、広く有用
な窓ガラスの緊急破砕方法を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の窓ガラスの緊急破砕方法における、窓
ガラスとそれに衝撃力を施す手段等の構成の一実施例を
示す、概略平面図である。
【符号の説明】 1 窓ガラス 3 隠蔽部分端面 4 鋭突状物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B63B 19/00 7312−3D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両等の窓ガラスの隠蔽部分端面におい
    て、該端面の一乃至複数箇所に衝撃力を施すことによっ
    て打刻し、始発破壊から破砕するようにしたことを特徴
    とする窓ガラスの緊急破砕方法。
  2. 【請求項2】 前記車両等の窓ガラスが、車両のドアガ
    ラス、サイドガラスあるいはサンルーフガラスであっ
    て、強化ガラス、強度アップガラスあるいは複層ガラス
    であることを特徴とする請求項1記載の窓ガラスの緊急
    破砕方法。
  3. 【請求項3】 前記衝撃力を施す方法が、鋭突状物で打
    刻して破砕する機械的衝撃力であることを特徴とする請
    求項1記載の窓ガラスの緊急破砕方法。
JP3167233A 1991-07-08 1991-07-08 窓ガラスの緊急破砕方法 Pending JPH0516666A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3167233A JPH0516666A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 窓ガラスの緊急破砕方法

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JP3167233A JPH0516666A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 窓ガラスの緊急破砕方法

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JPH0516666A true JPH0516666A (ja) 1993-01-26

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ID=15845923

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JP3167233A Pending JPH0516666A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 窓ガラスの緊急破砕方法

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JP (1) JPH0516666A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010000848A (ko) * 2000-10-23 2001-01-05 김종식 자동차의 긴급 탈출용 유리 파괴장치
JP2009023425A (ja) * 2007-07-18 2009-02-05 Hino Motors Ltd 車両のヘッドレスト構造
CN117985058A (zh) * 2024-04-03 2024-05-07 金湖县通达客车门业有限公司 一种车辆的移动式闭合塞拉门机构

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