JPH05166417A - 自己変形熱伸縮吸収電力ケーブル - Google Patents
自己変形熱伸縮吸収電力ケーブルInfo
- Publication number
- JPH05166417A JPH05166417A JP35121391A JP35121391A JPH05166417A JP H05166417 A JPH05166417 A JP H05166417A JP 35121391 A JP35121391 A JP 35121391A JP 35121391 A JP35121391 A JP 35121391A JP H05166417 A JPH05166417 A JP H05166417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- power cable
- conductor
- deformation
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 新規な自己変形熱伸縮電力ケーブルを提供す
る。 【構成】 ケーブルの導体部分に熱硬化性樹脂を所定間
隔に注入し、一定ピッチのスネーク変形を形成するよう
にした。
る。 【構成】 ケーブルの導体部分に熱硬化性樹脂を所定間
隔に注入し、一定ピッチのスネーク変形を形成するよう
にした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電力ケーブル、特に単
心CV電力ケーブルに関する。
心CV電力ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】電力ケーブルは通電が行われると、導体
に発生するジュール熱により発熱して伸び出しが生じ
る。この発熱に伴う電力ケーブルの伸び出しを吸収方法
としては、管路布設の電力ケーブルの場合、電力ケーブ
ルの接続マンホール内にとられるケーブルオフセット部
の変形により吸収する方法が一般的である。
に発生するジュール熱により発熱して伸び出しが生じ
る。この発熱に伴う電力ケーブルの伸び出しを吸収方法
としては、管路布設の電力ケーブルの場合、電力ケーブ
ルの接続マンホール内にとられるケーブルオフセット部
の変形により吸収する方法が一般的である。
【0003】また、近年において電力ケーブルにスパイ
ラル状の突起を形成することで、電力ケーブルの伸び出
しを管路内での、電力ケーブルの変形により吸収できる
自己変形熱伸縮吸収型のケーブルも開発されている。
ラル状の突起を形成することで、電力ケーブルの伸び出
しを管路内での、電力ケーブルの変形により吸収できる
自己変形熱伸縮吸収型のケーブルも開発されている。
【0004】さらに、電力ケーブルのケーブルオフセッ
トを何らかの方法で固定し、オフセット反抗力を増加さ
せることにより機械的にケーブルの伸び出しを防止する
方法も知られている。
トを何らかの方法で固定し、オフセット反抗力を増加さ
せることにより機械的にケーブルの伸び出しを防止する
方法も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】新たな送電路を作る場
合には、線路条件に合った大きさのマンホールが建設で
きるが、既設線路に布設する場合等では、新たな電力ケ
ーブルのための占有空間が制限される場合が多く、必要
なオフセット長が取れない場合がある。このような場
合、マンホールを拡張する等の対策を施し、オフセット
空間が確保することができたとしても多額の建設費が必
要となってしまう。
合には、線路条件に合った大きさのマンホールが建設で
きるが、既設線路に布設する場合等では、新たな電力ケ
ーブルのための占有空間が制限される場合が多く、必要
なオフセット長が取れない場合がある。このような場
合、マンホールを拡張する等の対策を施し、オフセット
空間が確保することができたとしても多額の建設費が必
要となってしまう。
【0006】電力ケーブルにスパイラル状の突起を付け
た自己変形熱伸縮吸収型のケーブルの場合には、ケーブ
ルの外径が大きくなり細い管路への引き入れが不可能と
なってしまう虞れもある。
た自己変形熱伸縮吸収型のケーブルの場合には、ケーブ
ルの外径が大きくなり細い管路への引き入れが不可能と
なってしまう虞れもある。
【0007】ケーブルオフセットを固定するための方法
としては、管路内で電力ケーブルが自由に変形するため
局所的に曲がりが集中し、電気的特性に悪影響を与える
可能性もある。
としては、管路内で電力ケーブルが自由に変形するため
局所的に曲がりが集中し、電気的特性に悪影響を与える
可能性もある。
【0008】この発明はこのような点に鑑みてなされた
もので、電力ケーブルの外径を太くすることなく管路内
においてほぼ均一なスネーク変形を生じさせる新規な電
力ケーブルを提供することを目的とする。
もので、電力ケーブルの外径を太くすることなく管路内
においてほぼ均一なスネーク変形を生じさせる新規な電
力ケーブルを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、電力ケーブ
ルの導体部分に熱硬化性樹脂を所定間隔に注入し、一定
ピッチのスネーク変形を形成するようにしたことを特徴
とする自己変形熱伸縮吸収電力ケーブルである。
ルの導体部分に熱硬化性樹脂を所定間隔に注入し、一定
ピッチのスネーク変形を形成するようにしたことを特徴
とする自己変形熱伸縮吸収電力ケーブルである。
【0010】
【作用】ケーブル導体の素線間に熱硬化性の樹脂(粉末
またはペースト)をある一定の間隔で充填されているの
で、通電によるジュール熱によって硬化し、充填部分の
みケーブル剛性が大きくなり、一定ピッチのスネーク状
態を生じることになる。
またはペースト)をある一定の間隔で充填されているの
で、通電によるジュール熱によって硬化し、充填部分の
みケーブル剛性が大きくなり、一定ピッチのスネーク状
態を生じることになる。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施例を説
明する。図1は実施例の自己変形熱伸縮吸収電力ケーブ
ルの断面図である。電力ケーブル1のケーブル導体2
は、通常多くの素線から形成されている。また、導体径
から算出される断面積に対する素線の総面積の割合は、
約8割から9割程度である。この素線間の隙間に一定間
隔を置いて熱硬化性の樹脂または粉末3を充填する。
明する。図1は実施例の自己変形熱伸縮吸収電力ケーブ
ルの断面図である。電力ケーブル1のケーブル導体2
は、通常多くの素線から形成されている。また、導体径
から算出される断面積に対する素線の総面積の割合は、
約8割から9割程度である。この素線間の隙間に一定間
隔を置いて熱硬化性の樹脂または粉末3を充填する。
【0012】従って、この電力ケーブルに通電が行なわ
れると、この通電に伴うジュール熱がケーブル導体2に
生じ、熱硬化性の樹脂3は硬化することになり、この充
填部分は曲げ剛性が大きくなる。即ち、電力ケーブルに
は剛性の大きな所と小さな所が一定間隔で生じたケーブ
ル1となる。
れると、この通電に伴うジュール熱がケーブル導体2に
生じ、熱硬化性の樹脂3は硬化することになり、この充
填部分は曲げ剛性が大きくなる。即ち、電力ケーブルに
は剛性の大きな所と小さな所が一定間隔で生じたケーブ
ル1となる。
【0013】このように形成された電力ケーブル1が管
路内に布設して通電すると、図2に示すように熱硬化性
樹脂3の充填されていない部分は剛性が小さいので曲が
り始め、全長に亘り均一なピッチのスネーク変形を生じ
ることができる。
路内に布設して通電すると、図2に示すように熱硬化性
樹脂3の充填されていない部分は剛性が小さいので曲が
り始め、全長に亘り均一なピッチのスネーク変形を生じ
ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の自己変
形熱伸縮吸収ケーブルは、公知のスパイラル突起付自己
変形熱伸縮吸収ケーブルやコブ付自己変形熱伸縮吸収ケ
ーブルと比較し、ケーブル外径が小さくなっているの
で、小径管路への布設が可能になる。また、布設は通常
の電力ケーブルと同一にできる。
形熱伸縮吸収ケーブルは、公知のスパイラル突起付自己
変形熱伸縮吸収ケーブルやコブ付自己変形熱伸縮吸収ケ
ーブルと比較し、ケーブル外径が小さくなっているの
で、小径管路への布設が可能になる。また、布設は通常
の電力ケーブルと同一にできる。
【図1】この発明が適用された自己変形熱伸縮吸収電力
ケーブルの構成を示す断面図、
ケーブルの構成を示す断面図、
【図2】図1の自己変形熱伸縮吸収電力ケーブルがスネ
ーク状態になったときの断面図である。
ーク状態になったときの断面図である。
1 自己変形熱伸縮電力ケーブル 2 ケーブル導体 3 熱硬化性樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】 ケーブルの導体部分に熱硬化性樹脂を所
定間隔に注入し、一定ピッチのスネーク変形を形成する
ようにしたことを特徴とする自己変形熱伸縮吸収電力ケ
ーブル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35121391A JPH05166417A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 自己変形熱伸縮吸収電力ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35121391A JPH05166417A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 自己変形熱伸縮吸収電力ケーブル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05166417A true JPH05166417A (ja) | 1993-07-02 |
Family
ID=18415817
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35121391A Pending JPH05166417A (ja) | 1991-12-13 | 1991-12-13 | 自己変形熱伸縮吸収電力ケーブル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05166417A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113035416A (zh) * | 2021-03-07 | 2021-06-25 | 广东电网有限责任公司广州供电局 | 一种低压柔性电缆 |
-
1991
- 1991-12-13 JP JP35121391A patent/JPH05166417A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113035416A (zh) * | 2021-03-07 | 2021-06-25 | 广东电网有限责任公司广州供电局 | 一种低压柔性电缆 |
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