JPH05166401A - 車両用前照灯 - Google Patents

車両用前照灯

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Publication number
JPH05166401A
JPH05166401A JP3350488A JP35048891A JPH05166401A JP H05166401 A JPH05166401 A JP H05166401A JP 3350488 A JP3350488 A JP 3350488A JP 35048891 A JP35048891 A JP 35048891A JP H05166401 A JPH05166401 A JP H05166401A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filament
lower half
passing
reflecting mirror
reflecting
Prior art date
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Pending
Application number
JP3350488A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukio Yamanaka
幸雄 山中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Stanley Electric Co Ltd filed Critical Stanley Electric Co Ltd
Priority to JP3350488A priority Critical patent/JPH05166401A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のフィラメントにフードを設けることな
くすれ違いビーム用配光を得る車両用前照灯において
は、反射鏡の上半部反射面と下半部反射面との接合部に
段差が生じ、この段差により眩惑光を生ずる問題点を有
していた。 【構成】 反射鏡2の下半部反射面21は、焦点をすれ
違い用フィラメント4の前端より0〜1mm前方とする回
転放物面とし、上半部反射面22は、 【数1】 但し:Fx−(I+2)≦Fy≦Fx−I で表される楕円放物面とし且つ上半部反射面22と下半
部反射面21との夫々の頂点P21、P22を一致させ
た車両用前照灯1とすることで、接合面での段差を生じ
ないものとして課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用前照灯に関するも
のであり、詳細には走行ビームとすれ違いビームとを切
換可能とした車両用前照灯に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の前照灯ですれ違いビーム
用配光を得るときにはフィラメントの下半部をフードで
覆う構成が採用され、これにより前照灯の明るが半減す
る問題点を生ずるものとなっていた。この点の解決策と
して、例えば実公昭63―8002号公報に示されるも
のが提案され。上半部反射鏡と下半部反射鏡とには異な
る焦点距離の回転放物面を採用し、それらを接合して反
射鏡とすることでフィラメントにフードを設けることな
くすれ違いビーム用の配光特性が得られるものとしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た実公昭63―8002号公報の車両用前照灯において
はその第5図にも示されているように上半部反射鏡と下
半部反射鏡とには異なる焦点距離の回転放物面を採用し
たことで、その接合部に段差を生ずるものとなり、反射
鏡の成形が困難となる問題点を生ずると共に、前記段差
により眩惑光を生ずると云う新たな問題点も生ずるもの
となり、これらの点の解決が課題とされるものとなって
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的手段として、走行用フィラ
メントとすれ違い用フィラメントとを反射鏡の照射軸と
平行で且つすれ違い用フィラメントが走行用フィラメン
トの上方に位置するように配設して成る車両用前照灯に
おいて、前記反射鏡の下半部反射面は、焦点を前記すれ
違い用フィラメントの前端より0〜1mm前方とする回転
放物面とし、前記反射鏡の上半部反射面は、
【数2】 但し:Fx−(I+2)≦Fy≦Fx−I…………式 で表される楕円放物面とし且つ上半部反射面と下半部反
射面との頂点を一致させたことを特徴とする車両用前照
灯を提供することで、段差を生じない反射鏡として前記
した従来の課題を解決するものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1及び図2に符号1で示すものは
本発明に係る車両用前照灯であり、この車両用前照灯1
の反射鏡2には走行用フィラメント3とすれ違い用フィ
ラメント4とが前記反射鏡2の照射軸Qと平行で且つす
れ違い用フィラメント4が走行用フィラメント3の上方
に位置するように配設されているものである点は従来例
のものと同様である。
【0006】ここで、前記反射鏡2は下半部反射面21
と上半部反射面22とに前記すれ違い用フィラメント4
を通る水平面HPで上下に分割され、本発明により前記
下半部反射面21は前記すれ違い用フィラメント4の照
射方向に向かう前端4aよりも更に0〜1mm前方に焦点
を有する、
【数3】 但し:Fは焦点距離 で表される回転放物面に形成されるものとされ、これに
対応して前記上半部反射面22は、
【数4】 但し:Fx−(I+2)≦Fy≦Fx−I…………式 :Fxは下半部反射面21の焦点距離 :Iはすれ違い用フィラメント4の長さ で表され、前記照射軸Qを通る水平断面ではFx=Fを
焦点とする放物線が表れ、同じ照射軸Qを通る垂直断面
ではFyとを焦点とする放物線が表れる楕円放物面で形
成されるものとされている。尚、上記の関数Fx,F
y,Fzは夫々、図1中に矢印X,Y,Zで示す方向に
対応する。
【0007】このときに、式は、式による条件で限
定されるものとなるので焦点Fyは前記すれ違い用フィ
ラメント4の後端4bから0〜2mmの範囲内に存在する
ものとなり、よって前記すれ違い用フィラメント4は焦
点FxとFyとにより挟まれるものとなる。
【0008】加えて、本発明では前記下半部反射面21
の前記照射軸Qとの交点である頂点P21と、前記上半
部反射面22の同じ照射軸Qとの交点である頂点P22
とが一致するように両反射面21、22は配置されるも
のとされている。
【0009】尚、実際の実施に当たっては、図1及び図
2に示す車両用前照灯1の反射鏡2の照射方向前方に
は、前記フィラメント3、4から放射され前記反射鏡2
で反射する反射光に対して配光特性を整えるためのレン
ズカットが施されたレンズが配置されるものとされる
が、この部分は本発明の要旨の部分でないので図示及び
詳細な説明は省略する。
【0010】次いで、上記の構成とした本発明の車両用
前照灯1の作用、効果について説明すれば、前記下半部
反射面21を式で表される回転放物面で形成し、上半
部反射面22を式で表される楕円放物面で形成したこ
とで、この下半部反射面21と上半部反射面22との接
合位置である前記照射軸Qを通る水平面HP上では式
と式とは一致するものとなり、これにより前記下半部
反射面21と上半部反射面22とは全くに段差を生じな
い状態での接合が行えるものとなる。
【0011】図3に示すものは、すれ違い用フィラメン
ト4を点灯したときの下半部反射面21と上半部反射面
22との夫々からの反射光の状態を示すもので、図はこ
の種の配光パターンを表示するときに通常に基準として
使用される水平線Hと垂直線Vとの関連で示したもの
で、前記下半部反射面21はすれ違い用フィラメント4
の前方寄りに焦点を有する回転放物面とされたことで、
この下半部反射面21からの反射光S21は水平線Hの
下方に位置する上弦の半円形状となる。
【0012】これに対して、前記上半部反射面22は楕
円放物面で形成されたことで、上辺を前記下半部反射面
21からの反射光S21の弦と一致させる逆三角形状の
反射光S22となり、何れの反射光S21、S22も前
記水平線Hから上方に照射する成分を含まないものであ
るので、すれ違いビームとして満足できる配光特性が得
られるものとなる。
【0013】また、図4に示すものは、走行用フィラメ
ント3を点灯したときの同様な配光パターンであり、こ
の走行用フィラメント3が前記照射軸Qよりも下方に配
置されていることで前記下半部反射面21からの反射光
M21はやや上方に移動して前記水平線Hと垂直線Vと
の交点に照射されるものとなり、同様に上半部反射面2
2からの反射光M22も上方に移動して水平線Hと垂直
線Vとの交点に照射されるものとなり、走行ビームとし
て適するものとなる。
【0014】尚、図示は省略するが前記で説明したよう
にすれ違い用フィラメント4を点灯したときには、水平
線Hから上方を照射する光線を一切含まないすれ違いビ
ーム用として大変に優れた特性が得られるものであるの
で、本発明の反射鏡2を4灯式前照灯のすれ違いビーム
専用として使用することも自在である。
【0015】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、反
射鏡の下半部反射面は、焦点を前記すれ違い用フィラメ
ントの前端より0〜1mm前方とする回転放物面とし、前
記反射鏡の上半部反射面は、式で表される楕円放物面
とし且つ上半部反射面と下半部反射面との頂点を一致さ
せた車両用前照灯としたことで、フィラメントにフード
を設けることなくすれ違いビーム用の配光特性が得られ
る反射鏡を、前記上半部反射面と下半部反射面との接合
部に段差を生ずることなく実現可能とし、これにより眩
惑光を生ずることをなくして、この種の車両用前照灯の
性能向上に優れた効果を奏するものである。
【0016】また、前記したように段差を生じないもの
としたことで、反射鏡自体の製造も簡素化するものとな
り、生産性の向上にも併せて優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る車両用前照灯の一実施例を示す
斜視図である。
【図2】 図1のA―A線に沿う断面図である。
【図3】 同じ実施例におけるすれ違い用フィラメント
点灯時の反射光の形状を示すグラフである。
【図4】 同じく走行用フィラメント点灯時の反射光の
形状を示すグラフである。
【符号の説明】
1……車両用前照灯 2……反射鏡 21……下半部反射面、22……上半部反射面 3……走行用フィラメント 4……すれ違い用フィラメント M21、M22、S21、S22……反射光 P21、P22……頂点 Q……照射軸

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用フィラメントとすれ違い用フィラ
    メントとを反射鏡の照射軸と平行で且つすれ違い用フィ
    ラメントが走行用フィラメントの上方に位置するように
    配設して成る車両用前照灯において、前記反射鏡の下半
    部反射面は、焦点を前記すれ違い用フィラメントの前端
    より0〜1mm前方とする回転放物面とし、前記反射鏡の
    上半部反射面は、 【数1】 但し:Fx−(I+2)≦Fy≦Fx−I…………式 :Fxは下半部反射面の焦点距離 :Iはすれ違い用フィラメントの長さ で表される楕円放物面とし且つ上半部反射面と下半部反
    射面との頂点を一致させたことを特徴とする車両用前照
    灯。
JP3350488A 1991-12-11 1991-12-11 車両用前照灯 Pending JPH05166401A (ja)

Priority Applications (1)

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JP3350488A JPH05166401A (ja) 1991-12-11 1991-12-11 車両用前照灯

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JP (1) JPH05166401A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100386219B1 (ko) * 1998-09-25 2003-06-02 이치코 고교가부시키가이샤 전조등
JP2008243795A (ja) * 2007-02-27 2008-10-09 Stanley Electric Co Ltd 車両用前照灯
JP2009193795A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Stanley Electric Co Ltd 照明装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100386219B1 (ko) * 1998-09-25 2003-06-02 이치코 고교가부시키가이샤 전조등
JP2008243795A (ja) * 2007-02-27 2008-10-09 Stanley Electric Co Ltd 車両用前照灯
JP2009193795A (ja) * 2008-02-13 2009-08-27 Stanley Electric Co Ltd 照明装置

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