JPH05166366A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH05166366A
JPH05166366A JP3328540A JP32854091A JPH05166366A JP H05166366 A JPH05166366 A JP H05166366A JP 3328540 A JP3328540 A JP 3328540A JP 32854091 A JP32854091 A JP 32854091A JP H05166366 A JPH05166366 A JP H05166366A
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JP
Japan
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static ram
memory array
sense amplifier
bit lines
pseudo static
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Application number
JP3328540A
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English (en)
Inventor
Masahiro Ogata
正弘 緒方
Hiroyuki Uchida
博之 内田
Yoshihiko Yasu
義彦 安
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 周辺回路のハードウェア量を増大させること
なく実質的なアレイ分割を行った擬似スタティック型R
AM等の半導体記憶装置を実現する。その結果、記憶デ
ータの読み出し又はリフレッシュ動作にともなうビット
線のチャージ電流を削減し、擬似スタティック型RAM
等の低消費電力化を推進する。 【構成】 擬似スタティック型RAM(PSRAM)の
メモリアレイMARYを構成する相補ビット線B0*〜
Bn*を、その延長方向に複数分割し、分割された相補
ビット線B0*〜Bn*の間に、そのセンスアンプSA
側に配置されるワード線W0〜Wpが選択状態とされる
とき選択的にオフ状態とされるスイッチMOSFETQ
3及びQ4を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体記憶装置に関
し、例えば、リフレッシュモードを備える大容量の擬似
スタティック型RAM(ランダムアクセスメモリ)に利
用して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ダイナミック型RAMを基本として構成
されしかも通常のスタティック型RAMとの互換性を有
する擬似スタティック型RAMがある。擬似スタティッ
ク型RAMは、メモリアレイを構成するダイナミック型
メモリセルの保持データをワード線単位でリフレッシュ
するためのリフレッシュモードを備える。
【0003】リフレッシュモードを備える擬似スタティ
ック型RAMについては、例えば、特開平2−2460
88号公報等に記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】擬似スタティック型R
AMは、図5に例示されるように、垂直方向に平行して
配置されるワード線W0〜Wmと水平方向に平行して配
置される相補ビット線B0*〜Bn*(ここで、例えば
非反転ビット線B0及び反転ビット線B0Bをあわせて
相補ビット線B0*のように*を付して表す。また、そ
れが有効とされるとき選択的にロウレベルとされるいわ
ゆる反転信号又は反転信号線については、その名称の末
尾にBを付して表す。以下同様)ならびにワード線及び
相補ビット線の交点に格子状に配置されるダイナミック
型メモリセルとを含むメモリアレイMARYを備える。
相補ビット線B0*〜Bn*は、その一方において、セ
ンスアンプSAの対応する単位増幅回路UAにそれぞれ
結合される。
【0005】センスアンプSAの単位増幅回路UAは、
図示されない一対のコモンソース線に回路の電源電圧及
び接地電位が供給されることで選択的にかつ一斉にオン
状態とされ、メモリアレイMARYの選択されたワード
線に結合されるn+1個のメモリセルから対応する相補
ビット線B0*〜Bn*を介して出力される微小読み出
し信号を増幅し、ハイレベル又はロウレベルの2値読み
出し信号とする。これらの読み出し信号は、擬似スタテ
ィック型RAMが通常の読み出しモードとされるとき、
センスアンプSAの対応するスイッチMOSFETQ1
及びQ2を介して択一的に相補共通データ線CD*に伝
達され、さらにデータ入出力回路IOのメインアンプ及
びデータ出力バッファならびにデータ出力端子Dout
を介して外部に送出される。また、擬似スタティック型
RAMがリフレッシュモードとされるとき、上記n+1
個のメモリセルに再書き込みされ、これによってメモリ
セルの保持データのリフレッシュ動作がワード線単位で
実現される。
【0006】ところが、その大容量化が進む中、上記擬
似スタティック型RAMには次のような問題点があるこ
とが、本願発明者等によって明らかとなった。すなわ
ち、上記に記載される従来の擬似スタティック型RAM
等において、メモリアレイMARYを構成する相補ビッ
ト線B0*〜Bn*は、その途中において分断されるこ
となくセンスアンプSAの対応する単位増幅回路UAに
それぞれ結合される。周知のように、相補ビット線B0
*〜Bn*には、その配線長に比例した寄生容量が結合
され、これらの寄生容量は、単位増幅回路UAが一斉に
動作状態とされることにより回路の電源電圧のようなハ
イレベルあるいは回路の接地電位のようなロウレベルに
選択的にチャージされる。しかるに、擬似スタティック
型RAMの大容量化が進み相補ビット線B0*〜Bn*
の寄生容量が増大されるにともなって、相補ビット線B
0*〜Bn*のチャージ電流が増大し、擬似スタティッ
ク型RAMの低消費電力化が妨げられる結果となる。
【0007】一方、これに対処する一つの方法として、
メモリアレイをビット線の延長方向に分割して複数のサ
ブメモリアレイを構成し、各サブメモリアレイに対応し
てセンスアンプSAならびにXアドレスデコーダXD及
びYアドレスデコーダYDを設けるいわゆるアレイ分割
方式があるが、分割にともなって周辺回路のハードウェ
ア量が増大するため、自ずとメモリアレイの分割数も制
限される。
【0008】この発明の目的は、その周辺回路のハード
ウェア量を増大させることなく実質的なアレイ分割を実
現した擬似スタティック型RAM等の半導体記憶装置を
提供することにある。この発明の他の目的は、記憶デー
タの読み出し又はリフレッシュ動作にともなうビット線
のチャージ電流を削減し、擬似スタティック型RAM等
の低消費電力化を推進することにある。
【0009】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、擬似スタティック型RAM等
のメモリアレイを構成するビット線を、その延長方向に
複数分割し、分割されたビット線の間に、そのセンスア
ンプ側に配置されるワード線が選択状態とされるとき選
択的にオフ状態とされるスイッチ手段をそれぞれ設け
る。
【0011】
【作用】上記手段によれば、スイッチ手段のセンスアン
プ側に配置されるワード線が選択状態とされるとき、そ
の反対側にあるビット線を切り離してセンスアンプの平
均的な負荷容量を削減できる。これにより、周辺回路の
ハードウェア量を増大させることなく、実質的なアレイ
分割を実現できるため、記憶データの読み出し又はリフ
レッシュ動作にともなうビット線のチャージ電流を削減
し、擬似スタティック型RAM等の低消費電力化を推進
することができる。
【0012】
【実施例】図1には、この発明が適用された擬似スタテ
ィック型RAM(PSRAM)の一実施例のブロック図
が示されている。同図をもとに、まずこの実施例の擬似
スタティック型RAMの構成及び動作の概要について説
明する。なお、図1の各ブロックを構成する回路素子
は、公知の半導体集積回路の製造技術により、単結晶シ
リコンのような1個の半導体基板上に形成される。
【0013】図1において、この実施例の擬似スタティ
ック型RAMは、半導体基板面の大半を占めて配置され
るメモリアレイMARYをその基本構成とする。メモリ
アレイMARYは、同図の垂直方向に平行して配置され
るm+1本のワード線W0〜Wmと水平方向に平行して
配置されるn+1組の相補ビット線B0*〜Bn*とを
含み、これらのワード線及び相補ビット線の交点に格子
状に配置される(m+1)×(n+1)個のダイナミッ
ク型メモリセルを含む。この実施例において、メモリア
レイMARYは、後述するように、ワード線Wp及びW
p+1間で分割されてサブメモリアレイARYL及びA
RYRが構成され、これらのサブメモリアレイの中間に
は、内部制御信号MCに従って選択的にオフ状態される
スイッチMOSFETが設けられる。メモリアレイMA
RYの具体的な構成とこれらのスイッチMOSFETの
機能については、後で詳細に説明する。
【0014】メモリアレイMARYを構成するワード線
W0〜Wmは、XアドレスデコーダXDに結合され、択
一的に選択状態とされる。XアドレスデコーダXDに
は、XアドレスバッファXBから行選択信号となるi+
1ビットの内部アドレス信号X0〜Xiが供給され、タ
イミング発生回路TGから内部制御信号XDGが供給さ
れる。また、XアドレスバッファXBには、アドレス入
力端子AX0〜AXiを介してXアドレス信号AX0〜
AXiが供給され、タイミング発生回路TGから内部制
御信号XLが供給される。
【0015】XアドレスデコーダXDは、上記内部制御
信号XDGがハイレベルとされることで選択的に動作状
態とされる。この動作状態において、Xアドレスデコー
ダXDは、内部アドレス信号X0〜Xiをデコードし、
メモリアレイMARYの対応するワード線W0〜Wmを
択一的にハイレベルの選択状態とする。Xアドレスバッ
ファXBは、アドレス入力端子AX0〜AXiを介して
供給されるXアドレス信号AX0〜AXiを内部制御信
号XLに従って取り込み、保持するとともに、これらの
Xアドレス信号をもとに内部アドレス信号X0〜Xiを
形成して、XアドレスデコーダXDに供給する。この実
施例において、最上位ビットの内部アドレス信号Xiは
タイミング発生回路TGにも供給される。
【0016】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線B0*〜Bn*は、センスアンプSAの対応
する単位回路に結合される。これらの単位回路は、後述
するように、一対のCMOSインバータが交差結合され
てなる単位増幅回路UAと、一対のスイッチMOSFE
Tとをそれぞれ含む。このうち、各単位増幅回路UA
は、図示されない内部制御信号に従って選択的にかつ一
斉に動作状態とされ、メモリアレイMARYの選択され
たワード線に結合されるn+1個のメモリセルから対応
する相補ビット線B0*〜Bn*を介して出力される微
小読み出し信号を増幅して、ハイレベル又はロウレベル
の2値読み出し信号とする。一方、各スイッチMOSF
ETは、YアドレスデコーダYDから供給されるビット
線選択信号に従って選択的にオン状態とされ、メモリア
レイMARYの対応する相補ビット線B0*〜Bn*と
相補共通データ線CD*とを択一的に接続状態とする。
センスアンプSAの具体的な構成については、後で詳細
に説明する。
【0017】YアドレスデコーダYDには、Yアドレス
バッファYBからj+1ビットの内部アドレス信号Y0
〜Yjが供給され、タイミング発生回路TGから内部制
御信号YDGが供給される。また、Yアドレスバッファ
YBには、アドレス入力端子AY0〜AYjを介してY
アドレス信号AY0〜AYjが供給され、タイミング発
生回路TGから内部制御信号YLが供給される。
【0018】YアドレスデコーダYDは、上記内部制御
信号YDGがハイレベルとされることで、選択的に動作
状態とされる。この動作状態において、Yアドレスデコ
ーダYDは、内部アドレス信号Y0〜Yjをデコード
し、対応するビット線選択信号を択一的にハイレベルと
する。YアドレスバッファYBは、アドレス入力端子A
Y0〜AYjを介して供給されるYアドレス信号AY0
〜AYjを内部制御信号YLに従って取り込み、保持す
るとともに、これらのYアドレス信号をもとに内部アド
レス信号Y0〜Yjを形成し、YアドレスデコーダYD
に供給する。
【0019】相補共通データ線CD*は、データ入出力
回路IOに結合される。データ入出力回路IOは、ライ
トアンプ及びメインアンプならびにデータ入力バッファ
及びデータ出力バッファを含む。このうち、ライトアン
プの入力端子は、データ入力バッファの出力端子に結合
され、その出力端子は、相補共通データ線CD*に結合
される。また、メインアンプの入力端子は、相補共通デ
ータ線CD*に結合され、その出力端子は、データ出力
バッファの入力端子に結合される。データ入力バッファ
の入力端子は、データ入力端子Dinに結合され、デー
タ出力バッファの出力端子は、データ出力端子Dout
に結合される。
【0020】データ入出力回路IOのデータ入力バッフ
ァは、擬似スタティック型RAMが書き込みモードとさ
れるとき、データ入力端子Dinを介して供給される書
き込みデータを取り込み、ライトアンプに伝達する。こ
の書き込みデータは、ライトアンプによって所定の相補
書き込み信号とされ、相補共通データ線CD*を介して
メモリアレイMARYの選択された1個のメモリセルに
書き込まれる。一方、データ入出力回路IOのメインア
ンプは、擬似スタティック型RAMが読み出しモードと
されるとき、メモリアレイMARYの選択された1個の
メモリセルから相補共通データ線CD*を介して出力さ
れる読み出し信号をさらに増幅し、データ出力バッファ
に伝達する。この読み出し信号は、データ出力バッファ
からデータ出力端子Doutを介して外部に送出され
る。
【0021】タイミング発生回路TGは、外部から起動
制御信号として供給されるチップイネーブル信号CEB
及びライトイネーブル信号WEBならびに出力イネーブ
ル信号OEBと最上位ビットの内部アドレス信号Xiと
をもとに、上記各種の内部制御信号を形成し、擬似スタ
ティック型RAMの各部に供給する。
【0022】図2には、図1の擬似スタティック型RA
Mに含まれるメモリアレイMARY及びセンスアンプS
Aの一実施例の回路図が示されている。同図をもとに、
この実施例の擬似スタティック型RAMのメモリアレイ
MARY及びセンスアンプSAの具体的な構成及び動作
ならびにその特徴について説明する。なお、以下の回路
図に示されるMOSFET(金属酸化物半導体型電界効
果トランジスタ。この明細書では、MOSFETをして
絶縁ゲート型電界効果トランジスタの総称とする)は、
すべてNチャンネルMOSFETである。
【0023】図2において、メモリアレイMARYは、
同図の垂直方向に平行して配置されるm+1本のワード
線W0〜Wmと、水平方向に平行して配置されるn+1
組の相補ビット線B0*〜Bn*とを含む。これらのワ
ード線及び相補ビット線の交点には、情報蓄積キャパシ
タCs及びアドレス選択MOSFETQmから(m+
1)×(n+1)個のダイナミック型メモリセルが格子
状に配置される。
【0024】メモリアレイMARYの同一の列に配置さ
れるm+1個のメモリセルのアドレス選択MOSFET
Qmのドレインは、対応する相補ビット線B0*〜Bn
*の非反転又は反転信号線に所定の規則性をもって交互
に結合される。また、メモリアレイMARYの同一の行
に配置されるn+1個のメモリセルのアドレス選択MO
SFETのゲートは、対応するワード線W0〜Wmに共
通結合される。メモリアレイMARYを構成するすべて
のメモリセルの情報蓄積キャパシタCsのプレート電極
には、所定のプレート電圧VPが共通に供給される。
【0025】この実施例において、相補ビット線B0*
〜Bn*は、ワード線Wp及びWp+1間で分割され、
これによってメモリアレイMARYが実質的に2個のサ
ブメモリアレイARYL及びARYRに分割される。分
割された相補ビット線B0*〜Bn*の間つまりはサブ
メモリアレイARYLとサブメモリアレイARYRとの
間には、そのゲートに内部制御信号MCを共通に受ける
n+1対のNチャンネルMOSFETQ3及びQ4(ス
イッチ手段)がそれぞれ設けられる。ここで、内部制御
信号MCは、特に制限されないが、通常回路の電源電圧
を超える高電圧VCHのような高いハイレベルとされ、
擬似スタティック型RAMがリフレッシュモードとされ
るとき、センスアンプSA側に配置されるワード線W0
〜Wpのいずれかが選択状態とされることを条件に、選
択的にロウレベルとされる。これにより、サブメモリア
レイARYRを構成する相補ビット線B0*〜Bn*
は、リフレッシュモードにおいて、ワード線Wp+1〜
Wmが選択状態とされる場合に限り選択的にセンスアン
プSAに接続されるものとなる。
【0026】次に、センスアンプSAは、メモリアレイ
MARYの相補ビット線B0*〜Bn*に対応して設け
られるn+1個の単位回路を備え、これらの単位回路
は、一対のCMOSインバータが交差結合されてなる単
位増幅回路UAと、Nチャンネル型の一対のスイッチM
OSFETQ1及びQ2とをそれぞれ含む。スイッチM
OSFETQ1及びQ2の一方は、対応する単位増幅回
路UAの非反転又は反転入出力ノードを経てメモリアレ
イMARYの対応する相補ビット線B0*〜Bn*に結
合され、その他方は、相補共通データ線CD*の非反転
又は反転信号線にそれぞれ共通結合される。各対のスイ
ッチMOSFETQ1及びQ2のゲートはそれぞれ共通
結合され、YアドレスデコーダYDから対応するビット
線選択信号S0〜Snがそれぞれ供給される。なお、ビ
ット線選択信号S0〜Snは、擬似スタティック型RA
Mが通常の動作モードとされるとき、内部アドレス信号
Y0〜Yjに従って択一的にハイレベルとされ、擬似ス
タティック型RAMがリフレッシュモードとされると
き、すべてロウレベルのままとされる。
【0027】センスアンプSAの単位増幅回路UAは、
図示されない一対のコモンソース線を介して回路の電源
電圧又は接地電位が供給されることで、選択的に動作状
態とされる。この動作状態において、各単位増幅回路
は、メモリアレイMARYの選択されたワード線に結合
されるn+1個のメモリセルから対応する相補ビット線
B0*〜Bn*を介して出力される微小読み出し信号を
増幅して、ハイレベル又はロウレベルの2値読み出し信
号とする。一方、スイッチMOSFETQ1及びQ2
は、擬似スタティック型RAMが通常の動作モードとさ
れるとき、対応するビット線選択信号S0〜Snがハイ
レベルとされることで選択的にオン状態とされ、メモリ
アレイMARYの対応する相補ビット線B0*〜Bn*
と相補共通データ線CD*とを選択的に接続状態とす
る。
【0028】これらの結果、センスアンプSAの単位増
幅回路UAの増幅作用によって得られた2値読み出し信
号は、擬似スタティック型RAMが通常の動作モードと
されるとき、相補共通データ線CD*からデータ入出力
回路IOのメインアンプ及びデータ出力バッファならび
にデータ出力端子Doutを介して擬似スタティック型
RAMの外部に送出される。また、擬似スタティック型
RAMがリフレッシュモードとされるとき、メモリアレ
イMARYの選択されたワード線に結合されるn+1個
のメモリセルに一斉に再書き込みされ、これによってメ
モリセルの保持データのリフレッシュがワード線単位で
実現される。
【0029】図3には、図1の擬似スタティック型RA
Mにおけるリフレッシュモードの一実施例の信号波形図
が示されている。同図をもとに、この実施例の擬似スタ
ティック型RAMのリフレッシュモードの概要とその特
徴について説明する。
【0030】図3において、この実施例の擬似スタティ
ック型RAMは、チップイネーブル信号CEBがロウレ
ベルとされることで選択状態とされ、出力イネーブル信
号OEBがチップイネーブル信号CEBに先立ってロウ
レベルとされることでリフレッシュモードとされる。こ
のとき、アドレス入力端子AX0〜AXiには、リフレ
ッシュすべきワード線W0〜Wmを順次指定するための
Xアドレス信号AX0〜AXiが供給される。なお、図
3には、ワード線W0及びWmに関する2回のリフレッ
シュサイクルが代表的に示されている。
【0031】擬似スタティック型RAMがリフレッシュ
モードで選択状態とされXアドレス信号AX0〜AXi
によってワード線W0が指定されるとき、最上位ビット
の内部アドレス信号Xiはロウレベルとされ、内部制御
信号MCは回路の接地電位のようなロウレベルとされ
る。このとき、メモリアレイMARYでは、指定された
ワード線W0が回路の電源電圧VCCを超える所定の選
択レベルVCHとされるとともに、サブメモリアレイA
RYL及びARYR間に設けられるn+1対のスイッチ
MOSFETQ3及びQ4が一斉にオフ状態とされる。
これにより、ワード線W0に結合されるn+1個のメモ
リセルの保持データに従った微小読み出し信号がサブメ
モリアレイARYLの対応する相補ビット線B0*〜B
n*を介してセンスアンプSAの単位増幅回路UAに出
力され、増幅される。
【0032】一方、擬似スタティック型RAMがリフレ
ッシュモードで選択状態とされXアドレス信号AX0〜
AXiによってワード線Wmが指定されるとき、最上位
ビットの内部アドレス信号Xiはハイレベルとされ、内
部制御信号MCは回路の電源電圧を超える所定のハイレ
ベルVCHとされる。このとき、メモリアレイMARY
では、指定されたワード線Wmが所定の選択レベルVC
Hとされるとともに、サブメモリアレイARYL及びA
RYR間に設けられるn+1対のスイッチMOSFET
Q3及びQ4が一斉にオン状態とされる。これにより、
ワード線Wmに結合されるn+1個のメモリセルの保持
データに従った微小読み出し信号がサブメモリアレイA
RYL及びARYRの対応する相補ビット線B0*〜B
n*を介してセンスアンプSAの単位増幅回路UAに出
力され、増幅される。
【0033】ところで、相補ビット線B0*〜Bn*を
介して出力される微小読み出し信号がセンスアンプSA
の対応する単位増幅回路UAの増幅作用によってハイレ
ベル又はロウレベルの2値読み出し信号とされるとき、
相補ビット線B0*〜Bn*にはその寄生容量に応じた
チャージ電流が流される。この実施例の擬似スタティッ
ク型RAMのリフレッシュモードにおいて、サブメモリ
アレイARYRを構成する相補ビット線B0*〜Bn*
は、前述のように、対応するワード線Wp+1〜Wmの
いずれかが選択状態とされる場合に限ってセンスアンプ
SAの対応する単位増幅回路UAに結合され、サブメモ
リアレイARYLに対応するワード線W0〜Wpのいず
れかが選択状態とされる場合にはセンスアンプSAから
切り離される。しかるに、センスアンプSAの各単位増
幅回路UAから見た場合、ワード線W0〜Wpのいずれ
かが選択状態とされる場合における負荷容量は、ワード
線Wp+1〜Wmのいずれかが選択状態とされる場合に
おける負荷容量の約二分の一となる。これにより、セン
スアンプSAの単位増幅回路UAに対する平均的な負荷
容量は、スイッチMOSFETQ3及びQ4が設けられ
ない従来の擬似スタティック型RAMに比較して約四分
の三となる。その結果、リフレッシュ動作にともなう相
補ビット線B0*〜Bn*のチャージ電流を約25%削
減でき、これによって擬似スタティック型RAMの特に
バッテリーバックアップ時における低消費電力化を推進
できるものとなる。なお、これらの効果は、サブメモリ
アレイARYL及びARYRに対応してセンスアンプS
A及びYアドレスデコーダYD等を設けることなく実現
できるものであり、擬似スタティック型RAMの周辺回
路のハードウェア量の著しい増大を招くことはない。
【0034】以上の本実施例に示されるように、この発
明を擬似スタティック型RAM等の半導体記憶装置に適
用することで、次のような作用効果が得られる。すなわ
ち、 (1)擬似スタティック型RAM等のメモリアレイを構
成するビット線を、その延長方向に複数分割し、分割さ
れたビット線の間に、そのセンスアンプ側に配置される
ワード線が選択状態とされるとき選択的にオフ状態とさ
れるスイッチ手段をそれぞれ設けることで、スイッチ手
段のセンスアンプ側に配置されるワード線が選択状態と
されるとき、その反対側にあるビット線をセンスアンプ
の対応する単位増幅回路から切り離して、センスアンプ
の各単位増幅回路に対する平均的な負荷容量を削減する
ことができるという効果が得られる。 (2)上記(1)項により、その周辺回路のハードウェ
ア量を著しく増大させることなく、擬似スタティック型
RAM等の実質的なアレイ分割を実現できるという効果
が得られる。 (3)上記(1)項及び(2)項により、記憶データの
読み出し又はリフレッシュ動作にともなうビット線のチ
ャージ電流を削減し、擬似スタティック型RAM等の低
消費電力化を推進できるという効果が得られる。
【0035】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、内部制御信号MCは、最上位ビット
の内部アドレス信号Xi以外の行選択信号に従って選択
的にロウレベルとしてもよい。また、この実施例では、
リフレッシュモードに限ってサブメモリアレイARYR
を選択的にセンスアンプSAから切り離しているが、通
常の書き込み又は読み出しモードにおいても選択的に切
り離し、低消費電力化の効果をさらに高めることができ
る。擬似スタティック型RAMは、複数ビットの記憶デ
ータを同時に入力又は出力するいわゆる多ビット構成を
採ることができるし、そのブロック構成はこの実施例に
よる制約を受けない。
【0036】図2において、メモリアレイMARYは、
いわゆるシェアドセンス方式を採ることができる。この
場合、センスアンプの両側に設けられるメモリアレイを
それぞれ2個のサブメモリアレイに分割し、これらのサ
ブメモリアレイの間に内部制御信号MCに従って選択的
にオフ状態とされるスイッチMOSFETを設ける必要
がある。メモリアレイMARYの分割数は任意であっ
て、例えば図4に示されるように、3個のサブメモリア
レイARY1〜ARY3に分割することも可能である。
この場合、センスアンプSAの各単位増幅回路に対する
平均的な負荷容量は、メモリアレイが分割されない従来
の擬似スタティック型RAMに比較して約九分の六とな
り、相補ビット線B0*〜Bn*のチャージ電流は約3
3%削減される。メモリアレイMARYは、それぞれが
複数のサブメモリアレイに分割された複数のメモリマッ
トに分割することもできる。さらに、メモリアレイMA
RY及びセンスアンプSAの具体的な構成や電源電圧の
極性ならびにMOSFETの導電型等は、種々の実施形
態を採りうる。
【0037】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野である擬似
スタティック型RAMに適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、例えば、通常のダ
イナミック型RAMやダイナミック型RAMを基本構成
とする各種メモリ集積回路装置ならびにこのようなメモ
リ集積回路装置を内蔵するディジタル集積回路装置等に
も適用できる。この発明は、少なくともダイナミック型
メモリセルが格子状に配置されてなるメモリアレイとセ
ンスアンプとを備える半導体記憶装置ならびにこのよう
な半導体記憶装置を内蔵する半導体装置に広く適用でき
る。
【0038】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、擬似スタティック型RAM
等のメモリアレイを構成するビット線を、その延長方向
に複数分割し、分割されたビット線の間に、そのセンス
アンプ側に配置されるワード線が選択状態とされるとき
選択的にオフ状態とされるスイッチ手段をそれぞれ設け
ることで、スイッチ手段のセンスアンプ側に配置される
ワード線が選択状態とされるとき、その反対側にあるビ
ット線をセンスアンプから切り離して、単位増幅回路の
平均的な負荷容量を削減することができる。これによ
り、周辺回路のハードウェア量を著しく増大させること
なく、実質的なアレイ分割を実現できるため、記憶デー
タの読み出し又はリフレッシュ動作にともなうビット線
のチャージ電流を削減し、擬似スタティック型RAM等
の低消費電力化を推進することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用された擬似スタティック型RA
Mの一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1の擬似スタティック型RAMに含まれるメ
モリアレイ及びセンスアンプの第1の実施例を示す回路
図である。
【図3】図1の擬似スタティック型RAMにおけるリフ
レッシュモードの一実施例を示す信号波形図である。
【図4】図1の擬似スタティック型RAMに含まれるメ
モリアレイの第2の実施例を示す回路図である。
【図5】従来の擬似スタティック型RAMに含まれるメ
モリアレイの一例を示す回路図である。
【符号の説明】
MARY・・・メモリアレイ、ARYL,ARYR,A
RY1〜ARY3・・・・サブメモリアレイ、SA・・
・センスアンプ、XD・・・Xアドレスデコーダ、YD
・・・Yアドレスデコーダ、XB・・・Xアドレスバッ
ファ、YB・・・・Yアドレスバッファ、IO・・・デ
ータ入出力回路、TG・・・タイミング発生回路。W0
〜Wm・・・ワード線、B0*〜Bn*・・・相補ビッ
ト線、Cs・・・情報蓄積キャパシタ、Qm・・・アド
レス選択MOSFET、UA・・・単位増幅回路、Q1
〜Q8・・・NチャンネルMOSFET。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 27/11 8728−4M H01L 27/10 325 R 8728−4M 381

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行選択信号に従って択一的に選択状態と
    されるワード線と、上記ワード線と直交して配置され上
    記行選択信号の所定ビットに従って選択的にオフ状態と
    されるスイッチ手段をはさんで複数分割されるビット線
    と、上記ワード線及びビット線の交点に格子状に配置さ
    れるダイナミック型メモリセルとを含むメモリアレイを
    具備することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 上記ビット線は、その一方がセンスアン
    プの対応する単位増幅回路に結合されるものであって、
    上記スイッチ手段は、そのセンスアンプ側に配置される
    ワード線が選択状態とされるとき選択的にオフ状態とさ
    れるものであることを特徴とする請求項1の半導体記憶
    装置。
  3. 【請求項3】 上記スイッチ手段は、通常の動作モード
    において定常的にオン状態とされ、リフレッシュモード
    において選択的にオフ状態とされるものであることを特
    徴とする請求項1又は請求項2の半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 上記半導体記憶装置は、擬似スタティッ
    ク型RAMであることを特徴とする請求項1,請求項2
    又は請求項3の半導体記憶装置。
JP3328540A 1991-12-12 1991-12-12 半導体記憶装置 Pending JPH05166366A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6774892B2 (en) 2000-09-13 2004-08-10 Seiko Epson Corporation Display driver IC
KR100449638B1 (ko) * 2001-10-23 2004-09-22 주식회사 코아매직 스토리지 커패시터를 포함하는 셀을 갖는 에스램의리프레쉬장치 및 그 방법
KR100885988B1 (ko) * 2002-07-15 2009-03-03 후지쯔 마이크로일렉트로닉스 가부시키가이샤 반도체 메모리

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US6774892B2 (en) 2000-09-13 2004-08-10 Seiko Epson Corporation Display driver IC
KR100449638B1 (ko) * 2001-10-23 2004-09-22 주식회사 코아매직 스토리지 커패시터를 포함하는 셀을 갖는 에스램의리프레쉬장치 및 그 방법
KR100885988B1 (ko) * 2002-07-15 2009-03-03 후지쯔 마이크로일렉트로닉스 가부시키가이샤 반도체 메모리

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