JPH05166275A - 両面再生ディスクプレーヤに於けるディスクセンターリ ング機構 - Google Patents

両面再生ディスクプレーヤに於けるディスクセンターリ ング機構

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JPH05166275A
JPH05166275A JP3354815A JP35481591A JPH05166275A JP H05166275 A JPH05166275 A JP H05166275A JP 3354815 A JP3354815 A JP 3354815A JP 35481591 A JP35481591 A JP 35481591A JP H05166275 A JPH05166275 A JP H05166275A
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pickup
centering
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disc
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木 龍 二 青
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] ディスク上面再生時におけるディスク上面
側のセンターリングと、下面側センターリング部材を解
除位置まで押し下げる上面側センターリング部材をター
ンテーブルと共動するチャック部材に組み込むことによ
って、ディスク再生時における上下両面のセンターリン
グを確実に達成出来るようにした。 [構成] 両面再生ディスクプレーヤに於いて、ター
ンテーブル(6)との間でディスク(7)乃至(10)
を挾着保持するチャック部材(18)に組み込まれた上
面側センターリング部材(75)の上方にスプリング部
材(78)を配置して、ディスク上面再生時にチャック
部材(18)を保持するチャックアーム(17)を一定
量下降させることにより前記スプリング部材(78)の
弾力が上面側センターリング部材(75)に負荷するよ
うに構成し、これにより該センターリング部材(75)
がディスクのセンター孔に弾力的に押しつけられてディ
スク上面側のセンターリング動作と、下面側センターリ
ング部材(72)の解除とを行うようにした構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、両面再生方式のディス
クプレーヤに於けるディスクセンターリング機構に関す
るもので、特にディスク上面の情報を再生するときのデ
ィスクセンターリング機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、両面再生方式のディスクプレーヤ
では、ディスク再生の際にターンテーブルに組み込まれ
たセンターリング体がディスクのセンター孔に弾力的に
嵌入してセンターリングが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、2枚のディス
ク板を張り合わせて形成される両面再生ディスクでは、
張り合わせによって上下両面に微妙なズレが生じること
があり、この場合、下面側のみのセンターリングだけで
上面側を再生すると前記ズレによってピックアップによ
る読取りに悪影響を及ぼすことになる。
【0004】そこで本発明の目的は、ディスク上面再生
時におけるディスク上面側のセンターリングと、下面側
センターリング部材を解除位置まで押し下げる上面側セ
ンターリング部材をターンテーブルと共動するチャック
部材に組み込むことによって、ディスク再生時における
ディスクの上下両面のセンターリングを確実に達成出来
るようにしたセンターリング機構を簡単な構造によって
提供することを主たる目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るセンターリング機構では、両面再生デ
ィスクプレーヤに於いて、ターンテーブル(6)との間
でディスク(7)乃至(10)を挾着保持するチャック
部材(18)に組み込まれた上面側センターリング部材
(75)の上方にスプリング部材(78)を配置して、
ディスク上面再生時にチャック部材(18)を保持する
チャックアーム(17)を一定量下降させることにより
前記スプリング部材(78)の弾力が上面側センターリ
ング部材(75)に負荷するように構成し、これにより
該センターリング部材(75)がディスクのセンター孔
に弾力的に押しつけられてディスク上面側のセンターリ
ング動作と、下面側センターリング部材(73)の解除
とを行うようにしたものである。
【0006】
【作用】上記のごとく構成されたセンターリング機構で
は、ディスク下面側再生から上面側再生に切り換えると
きに、後述する動作によって下面側センターリング部材
(72)のセンターリング解除と上面側センターリング
動作とが同時に行われると共に、ディスクの上下動のバ
ラツキも吸収されてディスク上下両面の再生を安定した
状態で確実に行うことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照に
して説明する。
【0008】図1は、本発明に係るディスクセンターリ
ング機構を備えたディスクプレーヤの一例を示す概略的
な側面図であり、図2はその平面図である。四角箱形の
ケース(1)に上下デッキシャーシ(2)(3)が固定
され、下デッキシャーシ(3)にターンテーブルモータ
(4)が設置されていて、該モータ(4)の出力軸
(5)上端にターンテーブル(6)が固定されている。
【0009】又、直径が30cmのビデオディスク
(7)、直径が20cmのコンパクトディスク(8)、
直径が12cmのコンパクトディスク(9)、並びに直
径が8cmの小径コンパクトディスク(10)等を載せ
るディスク受面(11)(12)(13)(14)を備
えたトレー(15)が左右のスライドレール(16)
(16)を介してケース(1)に出入り出来るように設
置されている。そしてケース(1)の内部にトレー(1
5)が進入したときに、トレー(15)が下降してディ
スクをターンテーブル(6)に載せ、チャックアーム
(17)によって支持されるチャック部材(18)が下
降して、該チャック部材(18)とターンテーブル
(6)との間でディスクが挾着保持されてターンテーブ
ル(6)と共に回転するように構成されている。尚、こ
のチャック部材(18)に本発明に係るセンターリング
機構が組み込まれており、その詳細は後で記載する。
【0010】しかして、このディスクプレーヤは図3並
びに図4に示すように、レザーピックアップ(19)及
び走行モータ(20)を備えたピックアップ台(21)
と、ターンテーブル(6)に支持されたディスクの上下
両面でピックアップ(19)を移動案内する上下ピック
アップガイド体(22)(23)を備えている。これら
ピックアップガイド体(22)(23)はその前端側で
チルト調整支点軸(24)(25)によって前記デッキ
シャーシ(2)(3)に上下方向に揺動自在に取付けら
れ、上ピックアップガイド体(22)の後端側がチルト
調整の最大下方反り角(水平線に対し下方側に約2度)
となるように、自重でストッパ(26)位置に下降傾斜
され、下ピックアップガイド体(23)の後端がチルト
調整の最大上方反り角(水平線に対し上方側に約1度)
となるように、バネ(27)でストッパ(28)位置に
上昇傾斜されており、これによりディスクの上下でチル
ト調整動作自在に上下ピックアップガイド体(22)
(23)が設置されている。
【0011】又、前記ピックアップ台(21)に摺動自
在に嵌合挿通されたピックアップレール(29)(3
0)と、走行モータ(20)の出力ギヤ(31)をバネ
(32)によって弾圧噛合させるラックギヤ(33)
(34)が、上下ピックアップガイド体(22)(2
3)の対称位置に夫々固定されており、前記出力ギヤ
(31)と反対側のピックアップ台(21)側面にガイ
ドローラ(35)が軸支され、該ローラ(35)を転動
させるガイド溝(36)(37)が各ピックアップガイ
ド体(22)(23)一側に形成されている。そして前
記ピックアップレール(29)(30)、ラックギヤ
(33)(34)、及びガイド溝(36)(37)が前
後方向に略平行に延設され、ラックギヤ(33)(3
4)とガイド溝(36)(37)の間にピックアップレ
ール(29)(30)が配置されている。
【0012】更に、図5に示す如く、ピックアップ台
(21)側面に板バネ(38)を介して加圧ローラ(3
9)が取付けられ、上ピックアップガイド体(22)の
一側の折曲げ側のガイド溝(36)面にこの加圧ローラ
(39)が圧接され、ピックアップレール(29)が設
けられる面と同じ側のガイド溝(36)面にガイドロー
ラ(35)が摺接支持されている。このようにピックア
ップレール(29)取付面と同じ面にガイドローラ(3
5)を押しつけることにより、ピックアップ(19)の
支持位置精度の向上と、ピックアップレール(29)取
付部品をピックアップレール(30)と同一構造のもの
が使えるように構成されている。
【0013】また、図6乃至図8に示す如く、上下ピッ
クアップガイド体(22)(23)間にピックアップ台
(21)を移動させるターンキャリッジ(40)を備
え、デッキシャーシ(2)(3)後面に固設された背面
板(41)にセンターピン(42)を介して前記ターン
キャリッジ(40)が取り付けられている。前記ピック
アップ台(21)出入位置で略垂直となるターンキャリ
ッジ(40)の長孔(43)に前記センターピン(4
2)が摺動及び回転自在に係入され、ターンテーブル
(6)上のディスクの上下両面でターンキャリッジ(4
0)が昇降及び回転するように構成されている。
【0014】又、前記ピックアップレール(29)(3
0)と同様に、ピックアップ台(21)の軸受け孔(4
4)に摺動自在に嵌入させる前後球状ガイド体(45)
(46)が設けられており、ターンキャリッジ(40)
にピックアップ台(21)が出入りするとき、ピックア
ップレール(29)(30)の延長上に各球状ガイド体
(45)(46)が略一列に位置するように、各球状ガ
イド体(45)(46)がターンキャリッジ(40)に
設置されている。更に、ピックアップレール(29)
(30)の円錐台形頭部(29a)(30a)に対向す
る前球状ガイド体(45)がラクビーボール形に形成さ
れ、後方の後球状ガイド体(46)が円錐台形に形成さ
れており、ピックアップガイド体(22)(23)のラ
ックギヤ(33)(34)を介してピックアップ台(2
1)をターンキャリッジ(40)の所定位置に進入させ
て各球状ガイド体(45)(46)をピックアップ台
(21)の軸受け孔(44)に嵌入させる一方、出力ギ
ヤ(31)の逆転によりラックギヤ(33)(34)を
介してターンキャリッジ(40)からピックアップガイ
ド体(22)にピックアップ台(21)を退出させるよ
うに構成されている。
【0015】更に、ターンキャリッジ(40)の係合ノ
ッチ(47)に係合させるピン(48)がピックアップ
台(21)に形成され、前記ノッチ(47)とピン(4
8)の係合により、球状ガイド体(45)(46)を中
心とするピックアップ台(21)の回転を阻止するよう
に形成されている。又、ピックアップ台(21)底面側
の固定ノッチ(49)に係脱自在に係入するロック体
(50)が摺動自在にターンキャリッジ(40)に取付
けられており、ターンキャリッジ(40)の昇降終端で
背面板(41)の上下テーパー面(51)(52)にロ
ック体(50)が当接したとき、バネ(53)に抗して
ロック体(50)がロック解除位置に移動して、ターン
キャリッジ(40)にピックアップ台(21)を出入り
させる一方、それ以外の時は、前記ノッチ(49)にバ
ネ(53)によってロック体(50)が係合し、ピック
アップ台(21)の出入り動作が阻止されるように構成
されている。
【0016】また、図9乃至図11に示すように、前記
ターンキャリッジ(40)を昇降及び回転駆動するドラ
イブギヤ(54)が前記センターピン(42)に遊嵌軸
支されており、前記背面板(41)にターンキャリッジ
モータ(55)が取り付けられ、ベルト(56)、大径
プーリ(57)並びに減速ギヤ(58)(59)(6
0)を介してモータ(55)の出力プーリ(61)がド
ライブギヤ(54)に連結されており、これによりモー
タ(55)によってドライブギヤ(54)が正逆転駆動
するように構成されている。
【0017】前記背面板(41)にセンターピン(4
2)が遊嵌支持され、ターンキャリッジ(40)及びド
ライブギヤ(54)を背面板(41)に摺接支持させる
バネ(62)が設けられていて、センターピン(42)
及びバネ(62)によってターンキャリッジ(40)が
背面板(41)に弾圧支持されているもので、前記ピッ
クアップ台(21)がターンキャリッジ(40)に出入
りするとき、図9に示すようにピックアップレール(3
0)に対し球状ガイド体(45)が高い位置にあって
も、ガイド体(45)と軸受け孔(44)の嵌合力によ
ってターンキャリッジ(40)がバネ(62)に抗して
下向き姿勢に変位する一方、図10のようにピックアッ
プレール(30)に対して球状ガイド体(45)が低い
位置にあっても、ターンキャリッジ(40)がバネ(6
2)に抗して上向き姿勢に変位し、ピックアップ台(2
1)をターンキャリッジ(40)に進入させるように構
成している。
【0018】尚、上ピックアップガイド体(22)のピ
ックアップレール(29)からターンキャリッジ(4
0)にピックアップ台(21)が移動するときにも、前
記同様にターンキャリッジ(40)が変位すると共に、
ターンキャリッジ(40)からピックアップレール(2
9)(30)にピックアップ台(21)が移動するとき
にも、ピックアップレール(29)(30)の頭部(2
9a)(30a)と軸受け孔(44)の嵌合力によって
ターンキャリッジ(40)が変位するものである。
【0019】更に、図11及び図12に示す如く、ター
ンキャリッジ(40)を昇降回転させるカム溝(63)
が背面板(41)に形成され、半円形の回転案内部(6
3a)と、該回転案内部(63a)の両端に連通する昇
降案内部(63b)(63c)とによって前記カム溝
(63)が成されている。前記ドライブギヤ(54)に
ドライブ溝(64)が設けられ、回転部(64a)と、
該回転部(64a)両端に連通する昇降部(64b)
(64c)とによって前記ドライブ溝(64)が形成さ
れている。
【0020】また、前記ターンキャリッジ(40)に固
定された移動ピン(65)が前記カム溝(63)及びド
ライブ溝(64)に摺動自在に係合されており、ドライ
ブギヤ(54)の回転に寄ってドライブ溝(64)内を
前記ピン(64)が移動して、カム溝(63)の案内に
よって前記ピン(65)が上昇及び回転移動し、センタ
ーピン(42)を基準にしてターンキャリッジ(40)
を昇降及び回転するように構成されている。
【0021】そして図11及び図12(イ)の如く、カ
ム溝(63)の下方側昇降案内部(63b)下端でドラ
イブ溝(64)の一方の昇降部(64b)端部に移動ピ
ン(65)が位置しているとき、ロック体(50)がテ
ーパ面(52)に当接してバネ(53)に抗してロック
解除位置に支持され、下ピックアップガイド体(23)
とターンキャリッジ(40)との間でピックアップ台
(21)を移動自在にしている。
【0022】又、図12(イ)の状態でターンキャリッ
ジ(40)にピックアップ台(21)を受け入れた時、
これを検出してモータ(55)が駆動し、ドライブギヤ
(54)が反時計方向(矢印方向)に回転する。このと
き、昇降部(64b)内をピン(65)が移動し、セン
ターピン(42)と長孔(43)、並びに移動ピン(6
5)と昇降案内部(63b)の相対移動により、ターン
キャリッジ(40)が上昇し、バネ(53)によってロ
ック体(50)がピックアップ(30)に係合し、ロッ
ク体(50)及びピン(48)並びに球状ガイド体(4
5)(46)によってピックアップ台(21)がターン
キャリッジ(40)に固定支持される。
【0023】そして、図12(ロ)のように、ドライブ
ギヤ(54)が180度回転したとき、昇降案内部(6
3b)から回転案内部(63a)にピン(65)が移行
し、またドライブ溝(64)の回転部(64a)にピン
(65)が保持され、図12(ハ)のように、回転案内
部(63a)内をピン(65)が移動し、センターピン
(42)を中心に上向き姿勢にあるターンキャリッジ
(40)を反時計方向に回転させる。
【0024】また、図12(ニ)に示すように、ドライ
ブギヤ(54)が約360度回転したとき、ターンキャ
リッジ(40)が約180度回転して下向きに支持さ
れ、回転案内部(63a)のピン(65)が上側の昇降
案内部(63c)に移行し、回転部(64a)のピン
(65)を他側の昇降部(64c)に移動させる。
【0025】更に、図12(ホ)の状態で、ロック体
(50)がテーパ面(51)に当接してバネ(53)に
抗してロック解除位置に支持され、ターンキャリッジ
(40)から上ピックアップガイド体(22)にピック
アップ台(21)を移動させ、上ピックアップガイド体
(22)とターンキャリッジ(40)との間でピックア
ップ台(21)を移動可能にしている。
【0026】また、上ピックアップガイド体(22)の
ピックアップ台(21)を下ピックアップガイド体(2
3)に移動させる場合、図12(ホ)の状態でターンキ
ャリッジ(40)にピックアップ台(21)を受け入
れ、前記とは逆の時計方向にドライブギヤ(54)を回
転させ、下向き姿勢のターンキャリッジ(40)を下降
させた後、時計方向に約180度回転させてターンキャ
リッジ(40)を上向きに支持し、更にターンキャリッ
ジ(40)を下降させて図12(イ)の状態に戻し、タ
ーンキャリッジ(40)のピックアップ台(21)を下
ピックアップガイド体(23)に移動させるものであ
る。
【0027】更に、図1、図13乃至図16に示す如
く、ターンキャリッジ(40)にチルト調整アーム(6
6)が一体的に形成され、ディスク(7)上下面用の各
チルト当り部(67)(68)が前記アーム(66)先
端側に設けられており、これにより図13の如く、下ピ
ックアップガイド体(23)にピックアップ台(21)
を移動させているとき、下面用のチルト当り部(68)
を前記ピックアップガイド体(23)に上面側から当接
させ、図12の(イ)の状態でターンキャリッジモータ
(55)を正逆転させ、ターンキャリッジ(40)を昇
降制御し、前記当り部(68)とバネ(27)によって
上向き1度及び下向き2度の範囲で支点軸(25)を中
心に前記ピックアップガイド体(23)を揺動させ、デ
ィスク(7)乃至(10)の反りに対してピックアップ
(19)の支持角度を修正するチルト調整を行い、ディ
スク(7)乃至(10)の下面(A面)の再生を行うも
のである。
【0028】又、図14に示すように、上ピックアップ
ガイド体(22)にピックアップ台(21)を移動させ
ているとき、上面用のチルト当り部(67)を前記ピッ
クアップガイド体(22)に下面側から当接させ、図1
2(ホ)の状態でターンキャリッジモータ(55)を正
逆転させ、ターンキャリッジ(40)を昇降制御し、前
記当り部(67)によって上向き1度及び下向き2度の
範囲で支点軸(24)を中心に前記ピックアップガイド
体(22)を揺動させ、ディスク(7)(8)の反りに
対してピックアップ(19)の支持角度を修正するチル
ト調整を行い、ディスク(7)(8)の上面(B面)の
再生を行うものである。
【0029】しかして、このピックアップによってディ
スクの再生を行う際に、ディスクは前記したようにター
ンテーブル(6)とチャック部材(18)との間で挾着
保持されてターンテーブル(6)と共に回転するもので
あるが、そのターンテーブル(6)及びチャック部材
(18)の詳細を図17乃至図20に基づいて説明す
る。
【0030】ターンテーブルモータ(4)の出力軸
(5)に固定されたターンテーブル(6)は、スプリン
グ(71)によって上方に押し上げられた下面側センタ
ーリング部材(72)を備え、ディスク(7)の下面側
再生位置で、図18に示すように、下面側センターリン
グ部材(72)の先端の爪(72a)がディスク(7)
のセンター孔(7a)に弾力的に嵌入してディスクの下
面側のセンターリングを行うようになっている。又、デ
ィスク上方にあってチャックアーム(17)によって保
持されたチャック部材(18)は、リング状の上下チャ
ック体(73)(74)と、該チャック体に対して一定
量だけ上下摺動可能に組み込まれた上面側センターリン
グ部材(75)とを備え、該上面側センターリング部材
(75)の下端縁部にはディスク上面側のセンターリン
グを行う爪(75a)が設けられている。更に前記上面
側センターリング部材(75)には前記モータ出力軸
(5)がはまりこむ下向き開口の軸孔(76)のあるボ
ス(77)が形成されている。更に、上面側センターリ
ング部材(75)がディスクの上面再生位置まで下降し
た時に、該センターリング部材(75)をディスク
(7)のセンター孔(7a)に弾力的に押しつける板バ
ネ状のスプリング部材(78)がチャックアーム(1
7)に取り付けられている。
【0031】図17の待機状態から、ディスクのチャッ
ク部材(18)を保持しているチャックアーム(17)
が下降し、図18で示す下面再生位置で停止する。この
位置で、下面側センターリング部材(72)がディスク
(7)のセンター孔(7a)に弾力的に嵌入してディス
クのセンターリングが行われる。この時、上面側センタ
ーリング部材(75)のスプリング部材(78)は作用
していない。
【0032】ディスク上面を再生するときは、一度、チ
ャックアーム(17)が図18の状態から図19の位置
まで一定量下降する。これによりスプリング部材(7
8)が作用して上面側センターリング部材(75)を下
方に押し下げ、これの爪(75a)がディスクセンター
孔(7a)に弾力的に嵌入してディスク上面のセンター
リングを行うと共に、該センターリング部材(75)の
ボス下端がターンテーブル(6)に組み込まれている下
面側センターリング部材(72)を下方に押し下げて解
除する。この位置で上面側センターリング部材(75)
はチャック(18)内部に組み込まれた係合片(79)
と上面側センターリング部材(75)のボス周面に形成
された段部(80)との係合によって位置保持される。
この後チャックアーム(17)が図19の上面側センタ
ーリング部材(75)上面再生位置まで上昇してディス
ク上面の再生が行われるものである。また、本実施例の
スプリング部材(78)は、段付きビス(81)によっ
て支持され、一定以上の負荷が加わった時には、両端が
スライドして中央が膨らむ事により、過負荷を防止する
ことができる。
【0033】以上本発明の代表的な実施例について説明
したが、本発明でチャックアームを昇降させる機構やそ
の他のディスクプレーヤとしての機構は特定されない。
前記チャック部材やこれに組み込んだ上面側センターリ
ング部材がその目的を達成するように昇降するのであれ
ばどのような構造のものでもよい。その他本発明では、
その精神を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施出来る
ことは勿論である。
【0034】
【発明の効果】本発明は上記の如く、ターンテーブルと
の間でディスクを挾着保持できるチャック部材に組み込
まれた上面側センターリング部材の上方にスプリング部
材を配置して、ディスク上面再生時にチャック部材を保
持するチャックアームを一定量下降させることにより前
記スプリング部材の弾力が上面側センターリング部材に
負荷するように構成し、これにより該センターリング部
材がディスクのセンター孔に弾力的に押しつけられてデ
ィスク上面側のセンターリングと、下面側センターリン
グ部材の解除とを行うようにしたから、ディスク下面側
再生から上面側再生に切り換えるときに、下面側センタ
ーリング部材のセンターリング解除と上面側センターリ
ングとが同時に行われると共に、ディスクの上下動のバ
ラツキも吸収されてディスク上下両面の再生を安定した
状態で確実に行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るピックアップ取付部の側面図。
【図2】ピックアップ取付部全体の平面図。
【図3】ピックアップ取付部の平面図。
【図4】その断面図。
【図5】その部分側面図。
【図6】ターンキャリッジ取付部の正面図。
【図7】その平面図。
【図8】ターンキャリッジの正面図。
【図9】ピックアップ台の移動を示す側面からみた説明
図。
【図10】同じくピックアップ台の移動を示す側面から
みた説明図。
【図11】ピックアップ取付部の背面図。
【図12】ターンキャリッジの移動説明図。
【図13】ピックアップのチルト調整及び移動を示す側
面図。
【図14】ピックアップのチルト調整及び移動の過程を
示す図3同様の側面図。
【図15】ピックアップのチルト調整及び移動の過程を
示す図3同様の側面図。
【図16】ピックアップのチルト調整及び移動の過程を
示す図3同様の側面図。
【図17】ディスクチャック部材とターンテーブル部分
を示す断面図であって、待機状態を示す。
【図18】図17同様の断面図であって、ディスク下面
再生状態を示す。
【図19】図17同様の断面図であって、ディスク上面
再生直前を示す。
【図20】図17同様の断面図であって、ディスク上面
再生状態を示す。
【符号の説明】
(6) ターンテーブル (17) チャックアーム (18) チャック部材 (72) 下面側センターリング部材 (75) 上面側センターリング部材 (78) スプリング部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面再生ディスクプレーヤに於いて、タ
    ーンテーブルとの間でディスクを挾着保持するチャック
    部材に組み込まれた上面側センターリング部材の上方に
    スプリング部材を配置して、ディスク上面再生時にチャ
    ック部材を保持するチャックアームを一定量下降させる
    ことにより前記スプリング部材の弾力が上面側センター
    リング部材に負荷するように構成し、これにより該セン
    ターリング部材がディスクのセンター孔に弾力的に押し
    つけられてディスク上面側のセンターリング動作と、下
    面側センターリング部材の解除とを行うようにしたこと
    を特徴とする両面再生ディスクプレーヤにおけるディス
    クセンターリング機構。
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