JPH05166122A - 電算機用浮上型磁気ヘッド - Google Patents

電算機用浮上型磁気ヘッド

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JPH05166122A
JPH05166122A JP35243291A JP35243291A JPH05166122A JP H05166122 A JPH05166122 A JP H05166122A JP 35243291 A JP35243291 A JP 35243291A JP 35243291 A JP35243291 A JP 35243291A JP H05166122 A JPH05166122 A JP H05166122A
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JP
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magnetic
head
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slider
thin film
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JP35243291A
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English (en)
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Hiroshi Yagi
博志 八木
Masao Kakizaki
征夫 柿崎
Hiroyoshi Itoga
宏好 糸雅
Hiroki Fujishima
広毅 藤島
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インピーダンスを従来のMIGヘッドより低
く、薄膜ヘッド及び積層型ヘッドよりも高く設定して記
録及び再生の両者に好適なインピーダンスを実現すると
ともに、高いトラック密度に十分対応できるようにす
る。 【構成】 非磁性スライダ1の一方の側面にセンダスト
等の磁性薄膜8を形成してハードディスク等の媒体に対
向する磁気ギャップ12を有するヘッド部13を構成
し、該ヘッド部13に巻線14を設けた構成であ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電算機の外部記憶装置
として使用されるハードディスク装置の磁気ヘッド等の
用途に使用可能な電算機用浮上型磁気ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電算機の外部記憶装置などに一般
的に使用されている磁気ヘッドとして、MIG(metal i
n gap)ヘッドが知られている。しかし、MIGヘッド
は、膜の両側をガラス接着(ボンディング)による高温に
さらすので膜特性が劣化する恐れがあり、またインピー
ダンスが大で高密度電流記録が困難となるとともに、ト
ラック密度が2000TPIを超えると、MIGヘッド
では信号の再生が難しくなるという。そして、MIGヘ
ッドに代わる磁気ヘッドとして、薄膜ヘッドと積層型
(ラミネート)ヘッドがあげられている。
【0003】薄膜ヘッド50の構造例を図6に示す。こ
の図は、薄膜ヘッド50の記録再生を行うヘッド部が薄
膜で形成されている部分断面を示している。この薄膜ヘ
ッド50は、媒体(ハードディスク等)に対向する面に一
対のレール51を有し(但し、図6では片側のみ図示)、
そのレール51の媒体対向面をエア・ベアリング・サー
フェス(以下ABSという)52とした非磁性セラミック
製のスライダ53を、前記レール51と直角に分割し、
その断面に銅薄膜でコイル54、パーマロイ薄膜でコア
55を形成することでヘッド部を構成した後、分割した
スライダを一体化することで構成されている。
【0004】ところで、上記の薄膜ヘッド50はコスト
が高く付き、トラック幅精度にも問題があり、またイン
ピーダンスが低すぎて再生出力が不足する問題があるこ
とから、MIGヘッドに代わる磁気ヘッドとして、上記
薄膜ヘッドより次の積層型ヘッドが注目されている。
【0005】積層型ヘッド60の構造例を図7に示す。
これは、媒体に対向する面に一対のレール61を有し、
そのレールの媒体対向面をABS62とした非磁性セラ
ミック製のスライダ63と、前記レールと直角な端面に
接合される非磁性セラミック製の略C字型部材64等で
構成されている。この場合、前記スライダ63をレール
61中央部で該レール61と平行に分割し、その分割さ
れた一方のスライダ分割体63Aの断面にセンダスト
(Fe-Al-Si)薄膜をスパッタリングで形成し、ガラス
(SiO2)を介して他方のスライダ分割体63Bを張り合
わせる。同様に、前記略C字型部材64を分割し、分割
された一方の略C字型部材分割体64A断面にセンダス
ト薄膜を形成し、ガラスを介して他方の略C字型部材分
割体64Bを張り合わせる。そして、間にセンダスト薄
膜を有して積層されたスライダ63と略C字型部材64
をガラスボンディングで接合することで、前記レール6
1のABS62に磁気ギャップ65が設けられる。この
磁気ギャップ65では、センダスト薄膜の膜厚がトラッ
ク幅に対応する。そして、略C字型部材64に巻線66
を巻装することで積層型ヘッド60が構成される。
【0006】上記の積層型ヘッド60の場合、スパッタ
リングで膜厚を制御できるので、機械加工する場合(例
えばMIGヘッド)に比べて、トラック幅の加工精度が
向上し、4μm(4000TPI相当)以下までトラック
幅を狭くでき、前記薄膜ヘッド50に比べて低コストで
製造できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記の図7
に示した積層型ヘッドは、巻線のワイヤーボンディング
による自動化が困難であり、センダスト薄膜形成後の分
割されているスライダや略C字型部材の張り合わせ(積
層)の際にガラスボンディングにより接合するため、高
温による膜特性の劣化の恐れがあるとともに構造が複雑
で工程数が多く、スライダ貼り合わせの際のガラスボン
ディングの不良による歩留り低下や信頼性の低下が生じ
ていた。
【0008】ここで、磁気ヘッドのインピーダンスにつ
いて述べると、記録はハードディスク装置本体からの電
流で行い、再生はディスク(媒体)からの磁界により行う
から、記録に対してはインピーダンスを小さく(電気抵
抗を小さく)して高周波電流を流しやすくし、再生に対
してはインピーダンスを大きく(磁気抵抗を大きく)して
高周波磁束を吸収しやすくするのが望ましいが、同一磁
気回路を使っているかぎり相反する要求を同時に満たさ
なければならず、そうすると両方の要求を満たすための
最適値がでてくる。
【0009】前記従来の磁気ヘッドについては、MIG
ヘッドはインピーダンスが大きく、高密度電流記録が困
難であり、図6の薄膜ヘッドはインピーダンスが低すぎ
て出力に問題があり、トラック幅が小さくなると更に出
力が低下し再生が困難になる。図7の積層型ヘッドは、
4000TPIのトラック密度まで十分対応できるが、
トラック幅が狭い場合、インピーダンスが不足する。こ
のように、積層型ヘッドだとインピーダンスを大きくす
るにはトラック幅を大きくしなければならず、トラック
密度を高める上で限界があった。
【0010】本発明は、上記の点に鑑み、インピーダン
スを従来のMIGヘッドより低く、薄膜ヘッド及び積層
型ヘッドよりも高く設定して記録及び再生の両者に好適
なインピーダンスを実現するとともに、構造が簡単で、
コスト低減及び歩留りの向上を図り、高いトラック密度
に十分対応できる電算機用浮上型磁気ヘッドを提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電算機用浮上型磁気ヘッドは、非磁性スラ
イダの一方の側面に磁性膜を形成して媒体に対向する磁
気ギャップを有するヘッド部を構成し、該ヘッド部に巻
線を設けた構成としている。
【0012】
【作用】本発明の電算機用浮上型磁気ヘッドは、非磁性
スライダを形成後、非磁性スライダの一方の側面に磁性
膜を形成して媒体に対向する磁気ギャップを有するヘッ
ド部を構成し、該ヘッド部に巻線する構成なので、従来
のMIGヘッドや積層型ヘッドの如く磁性膜の両側をガ
ラスボンディングで高温にすることがないので、膜特性
が極めて良好であり、構造が簡単で容易に製造できる。
この場合、トラック幅は磁性膜の膜厚で決まり、スパッ
タリング等の薄膜形成技術で膜厚を制御できるので、従
来の機械加工する場合(例えばMIGヘッド)に比べて、
トラック幅の加工精度が向上し、4μm(4000TPI
相当)以下までトラック幅を狭くでき、高いトラック密
度に十分対応でき、低コストで歩留りの向上が図れる。
【0013】また、磁気ヘッドのインピーダンスについ
ては、磁気ギャップディプスや磁気ギャップ以外の部分
の膜厚を厚くしたりすることで調整が容易であり、従来
のMIGヘッドより低く、薄膜ヘッド及び積層型ヘッド
より高い磁気ヘッドに最適なインピーダンスを実現でき
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る電算機用浮上型磁気ヘッ
ドの実施例を図面に従って説明する。
【0015】図1は本発明の実施例を示している。図1
において、浮上型磁気ヘッド10は、チタン酸カリウム
系、チタン酸バリウム系セラミックあるいはアルミナ等
の非磁性材料の削出しもしくは射出成型等により形成さ
れている浮上空気圧を発生するスライダ1と、該スライ
ダ1と同一の非磁性材料で形成されている直方体状のI
型部材2とで構成されている。前記スライダ1は、媒体
である磁気ハードディスクに対向する面に一対のレール
3A,3Bが形成されており、そのレール3A,3Bの媒
体対向面をエア・ベアリング・サーフェス(以下ABS
という)4A,4Bとしている。前記レール3A,3Bに
垂直な一端面5のレール3A側には、略C字型の突出部
6が形成されている。スライダ最外側の面である所の突
出部6の側面と前記スライダ1のレール3A側の側面は
連続しており、磁性膜形成面7となる。該磁性膜形成面
7には、磁性金属のセンダスト(Fe-Al-Si)あるいは
パーマロイをスパッタリングすることで、磁性膜である
略C型薄膜8が形成される。同様に、前記I型部材2の
一方の側面にも同じ磁性膜のI型薄膜9を形成する。磁
性金属の薄膜8,9がそれぞれ形成されたスライダ1の
突出部6先端面とI型部材2端面とをガラスボンディン
グ等で図の如く接合することで、略C型薄膜8とI型薄
膜9からなる磁気回路が形成され、ABS4Aと同一平
面上に磁気ギャップ12、突出部6中央に窓11を有す
るヘッド部13が構成される。この後、スライダ1の媒
体対向面(磁気ギャップ12側の面)を研摩加工する。そ
して、このヘッド部13の窓11を通してI型部材2に
必要な巻き数の巻線14が巻装され、浮上型磁気ヘッド
10が構成される。
【0016】上記第1実施例の浮上型磁気ヘッド10で
は、トラック幅はスライダ1及びI型部材2側面に形成
される磁性金属の薄膜8,9の膜厚で決まり、スパッタ
リングで膜厚を制御できるので、トラック幅の加工精度
が向上し、4μm(4000TPI相当)以下までトラッ
ク幅を狭くできる。磁気ヘッドのインピーダンスについ
ては、トラック幅を狭くするとインピーダンスが低下す
るが、磁気ギャップ12形成後のスライダ1の媒体対向
面の研摩加工において、磁気ギャップ12の深さを調整
することで所望のインピーダンスが得られる。また、磁
気ギャップ12の深さより下方の部分を、鍍金あるいは
スパッタリングで膜厚を増加させたり、フェライトを接
着してインピーダンスを増やしてもよい。なお、薄膜
8,9の外面についてはガラスボンディング等の処理は
無く、膜特性の劣化の問題は生じない。
【0017】図2乃至図4に本発明の第2実施例を示
す。図2において、この浮上型磁気ヘッド20は、媒体
に対向する面に一対のレール23A,23Bを有し、そ
のレール23A,23Bの媒体対向面をABS24A,2
4Bとしたチタン酸カリウム系、チタン酸バリウム系セ
ラミックあるいはアルミナ等の非磁性材料の削出しもし
くは射出成型等により形成された浮上空気圧を発生する
スライダ21を用いている。前記スライダ21は、前記
レール23A,23Bと直角に2個のスライダ分割体2
1A,21Bに分割したのをガラスボンディングで接合
したものである。このスライダ21のレール23A側の
側面(最外側の面)には、スライダ分割体21Aの接合
縁寄りに磁性膜であるC型薄膜26と巻線部27が、ス
ライダ分割体21Bに磁性膜であるI型薄膜28が形成
されて磁気回路が構成され、スライダ21の媒体対向面
に磁気ギャップ29を有するヘッド部25が形成されて
いる。
【0018】ここで、前記スライダ分割体21AのC型
薄膜26と巻線部27について説明する。まず、磁性薄
膜26の形成前にスライダ分割体21Aのレール23A
側の側面に、巻線部27の主要部となる銅などの金属導
体薄膜のランド部30をスパッタリング、エッチング等
で形成する。このランド部30は、図3及び図4に示す
如く、一辺が10〜30μmの正方形状のボンデング用
ランド31とそれを接続する(幅2〜4μmの)配線ラン
ド32の集まりであり、図3に示すように、ボンデング
用ランド31は後で形成されるC型薄膜26の垂直部分
26Aを間にはさんで左右対称に等間隔で複数段形成さ
れており、前記垂直部分26Aをはさんで対称位置にあ
る同一段のボンデング用ランド31同士が配線ランド3
2で接続されている。次に、図2のように、磁性金属の
センダスト(Fe-Al-Si)あるいはパーマロイを略C字
型にスパッタリングすることで、磁性膜であるC型薄膜
26が形成される。
【0019】前記I型薄膜28は、前記スライダ分割体
21Bのレール23A側の側面に、前記C型薄膜26と
同じ磁性金属をスパッタリングすることで形成される。
【0020】そして、磁性膜がそれぞれ形成されたスラ
イダ分割体21A,21Bのそれぞれの端面を対向させ
てガラスボンディングで接合することで、スライダ21
のレール23A側の側面先端部分にC型薄膜26とI型
薄膜28からなる磁気回路が形成され、媒体対向面であ
るABS24A平面上に磁気ギャップ29を有するヘッ
ド部25が構成される。
【0021】ガラスボンディングによる前記スライダ分
割体21A,21Bの接合の後、図3及び図4に示すよ
うに、前記C型薄膜26の垂直部分26Aを間にはさん
で対向する同一段の左右のボンデング用ランド31間
を、被覆線33を用いたワイヤーボンディングで前記垂
直部分26Aを横断させて接続することで、各段の平面
内でボンデング用ランド31、配線ランド32及び被覆
線33からなる渦巻状のターンを形成する。それぞれの
段のボンデング用ランド31間において形成されたター
ンは、上下の隣合う段のターンをワイヤーボンディング
にてそれぞれ被覆線33で接続する(各段の先端と後端
のランド31間を配線ランド32で接続していてもよ
い)ことで、各段のターンが連続して前記C型薄膜26
の垂直部分26Aを巻回した巻線部27が構成される。
なお、上記の被覆線33を用いた各ボンデング用ランド
31間の接続は、ワイヤーボンディングで自動化でき、
省力化に極めて有効である。
【0022】この後、スライダ21の媒体対向面(磁気
ギャップ29側の面)を研摩加工することで浮上型磁気
ヘッド20が構成される。
【0023】図5は、本発明の第3実施例を示してお
り、巻線部を一対設けたものである。この浮上型磁気ヘ
ッド40は、第2実施例と同様に形成された非磁性のス
ライダ41を媒体対向面の一対のレール43(片側のみ
図示)と直角に2個のスライダ分割体41A,41Bに
分割したのを、ガラスボンディングで接合したものであ
り、レール43A側の側面には、スライダ分割体41A
とスライダ分割体41Bの接合縁寄りにそれぞれ磁性膜
のC型薄膜44A,44Bと巻線部45A,45Bを形成
し、スライダ41の媒体対向面に磁気ギャップ46を有
するヘッド部47が構成されている。
【0024】この場合、接合面で対称な形状としたC型
薄膜44A,44Bを対向させて磁気回路を形成するこ
とで磁気ギャップ46を有するヘッド部47が構成され
ており、前記第2実施例と同様に、前記C型薄膜44
A,44Bは、センダスト、パーマロイ等の磁性金属の
薄膜で形成されており、巻線部45A,45Bは、導体
膜のボンディング用ランドと配線ランドからなるランド
部46A,46Bを被覆線のワイヤーボンディングによ
り各段の渦巻状のターンを連続させてC型薄膜44A,
44Bをそれぞれ巻回する如く形成したものである。そ
して、ヘッド部47形成後、スライダ41の媒体対向面
を研摩加工して、浮上型磁気ヘッド40が構成される。
【0025】なお、前記第2及び第3実施例における磁
性膜の膜厚や磁気ヘッドのインピーダンスの調整につい
ては、前記第1実施例と同様に容易に行うことができ
る。
【0026】前記第2及び第3実施例は、スライダ2
1,41側面に磁性金属薄膜を形成することでヘッド部
を構成することから、巻線については、スライダに薄膜
技術を用いて導体膜のランド部を形成し、被覆線を用い
たワイヤーボンディングでボンディング用ランド同士を
接続することで自動化が可能であることを示している。
従って、図7で示した従来の積層型ヘッドなどのよう
に、自動巻線が困難で手間がかかる場合と比較して、巻
線作業を自動化することで生産性が向上し、コスト低減
を図ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電算機用
浮上型磁気ヘッドによれば、非磁性スライダ側面に磁性
膜を薄膜技術で形成してヘッドギャップを有するヘッド
部を形成する構成なので、構造が簡単で容易に製造でき
る。
【0028】また、従来の積層型ヘッドように磁性膜を
スライダではさみこむ構成でないので、工程数が少な
く、磁性膜の両側をガラスボンディングで高温にするこ
とがないので、膜特性が極めて良好であり、歩留りの向
上が図れる。
【0029】さらに、トラック幅は磁性膜の膜厚で決め
ることができ、スパッタリング等の薄膜技術で膜厚を制
御できるので、従来の機械加工する場合(例えばMIG
ヘッド)に比べて、トラック幅の加工精度が向上し、4
μm(4000TPI相当)以下までトラック幅を狭くで
き、高いトラック密度に十分対応できる。
【0030】また、磁気ヘッドのインピーダンスについ
ては、容易に調整可能であり、従来のMIGヘッドより
低く、薄膜ヘッド及び積層型ヘッドより高い磁気ヘッド
に最適なインピーダンスを実現できる。
【0031】さらに、巻線については、磁性膜を形成す
るスライダの側面に薄膜技術を用いて配線用のランドを
形成する構造を採用した場合、被覆線を用いたワイヤー
ボンディングでランド間を接続することで自動化が可能
になる。従って、従来の積層型ヘッドなどのように、自
動巻線が困難で手間がかかる場合と比較して、巻線作業
を自動化することで生産性が向上し、コスト低減を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電算機用浮上型磁気ヘッドの第1
実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】第2実施例における巻線部を示す部分拡大正面
図である。
【図4】第2実施例における巻線部を示す部分拡大断面
図である。
【図5】本発明の第3実施例を示す斜視図である。
【図6】従来の薄膜ヘッドを示す部分断面図である。
【図7】従来の積層型ヘッドを示す斜視図である。
【符号の説明】
1,21,41 スライダ 2 I型部材 6 突出部 7 磁性膜形成面 8,26,44A,44B 略C型薄膜 9,28 I型薄膜 12,29,46 磁気ギャップ 13,25,47 ヘッド部 14 巻線 27,45A,45B 巻線部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤島 広毅 東京都中央区日本橋一丁目13番1号ティー ディーケイ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非磁性スライダの一方の側面に磁性膜を
    形成して媒体に対向する磁気ギャップを有するヘッド部
    を構成し、該ヘッド部に巻線を設けたことを特徴とする
    電算機用浮上型磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 ボンディング用ランド間を配線ランドで
    接続したランド部となる導体膜を前記非磁性スライダの
    前記一方の側面に形成し、前記配線ランド上に前記磁性
    膜を形成するとともに、前記磁性膜の周囲を巻回する巻
    線を成す如く前記ボンディング用ランド間をワイヤーボ
    ンディングで接続した請求項1記載の電算機用浮上型磁
    気ヘッド。
JP35243291A 1991-12-12 1991-12-12 電算機用浮上型磁気ヘッド Withdrawn JPH05166122A (ja)

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Effective date: 19990311