JPH05165199A

JPH05165199A - スクリーン印刷用の刷版製造装置及び製版方法

Info

Publication number: JPH05165199A
Application number: JP32542191A
Authority: JP
Inventors: Teikon Ko; 帝坤洪
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1991-12-10
Filing date: 1991-12-10
Publication date: 1993-06-29

Abstract

(57)【要約】【目的】大型の設備を必要とせず、日光を利用して簡単
迅速に製版できるスクリーン印刷用の刷版製造装置と製
版方法を提供することを目的とする。【構成】底部に透明ガラス板（１１）を有する下枠（１
２）と、前記下枠（１２）に開閉自在に枢着されかつ頂
板（１３）を有する上枠（１４）と、上枠（１４）と下
枠（１２）とを互いに対向して密閉固定する手段（１
５、１６）と、を備えた容器（１０）と；不透明なイン
キ又は顔料で、印刷すべき像が画かれていて、前記透明
ガラス板（１１）上に載置されるようになっている透明
ネガ板（１７）と；四角系の枠（１９）と、外枠（１
９）の下側開口部に張設される網布（２３）と、網布
（２３）の両端を枠（１９）に固定するための挟み板
（２０、２１）と、挟み板（２０、２１）を枠（１９）
に締めつけるためのねじ（２２）とを備えた網枠（１
８）と；前記網布（２３）上に載置され、前記四角形の
枠（１９）の中に嵌められるゴム敷板（２４）と；を備
えたことを特徴とするスクリーン印刷用の刷版製造装
置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、スクリーン印刷用の刷
版製造装置及び製版方法に関し、更に詳しくは、一般の
製版技術の設備及びスペースを大幅に節減でき、特別の
電源なしに室外で日光を利用しうる安価でかつ取り扱い
の容易な刷版製造装置と製版方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のスクリーン印刷は、木枠に貼った
網布に画線の部分を切り抜いた薄紙（ステンシル）を貼
り、これを被印刷物の上にのせ、網の裏面からスクイジ
ーでインキを与えるとインキは網目を通り、切り抜いた
画線を通って被印刷物面に移るから、薄紙に切り抜いた
画線の模様が印刷される。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来のような大きい設備（例えば、真空台、真空
印刷感光台、弧光灯、光源、吸引ポンプ、タイマー等）
を必要としない安価で取り扱いの容易な製版装置と方法
を提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記の課題は、底部に透
明ガラス板を有する下枠と、前記下枠に開閉自在に枢着
されかつ頂板を有する上枠と、上枠と下枠とを互いに対
向して密閉固定する手段と、を備えた容器と；不透明な
インキ又は顔料で、印刷すべき像が画かれていて、前記
透明ガラス板上に載置されるようになっている透明ネガ
板と；四角形の枠と、外枠の下側開口部に張設される網
布と、網布の両端を枠に固定するための挟み板と、挟み
板を枠に締めつけるためのねじとを備えた網枠と；前記
網布上に載置され、前記四角形の枠の中に嵌められるゴ
ム敷板と；を備えたことを特徴とするスクリーン印刷用
の刷版製造装置、及び透明ネガ板上に不透明なインキ又
は顔料で印刷すべき線画を画き、前記透明ネガ板を容器
内の底部の透明ガラス板上に置き、網布の両端を枠と挟
み板との間で固定し、網布に感光液を塗布し、感光液を
乾燥させた後、網布を透明ネガ板上に載置し、枠内にゴ
ム敷板を嵌め、容器の上枠を閉じて固定し、透明ガラス
から光線を入れて前記感光液のうち線画を除く部分を硬
化させ、網布を取り外して水洗いすることにより、線画
の部分の感光材を洗い落とすことを、特徴とするスクリ
ーン印刷用の刷版方法により解決される。

【０００５】

【実施例】本発明の実施例は添付図面を参照して説明す
る。図１は本発明の装置の分解斜視図であり、図２は製
造された刷版の斜視図である。参照数字（１０）は容器
を指し、四辺系の下枠（１２）とそれに開閉自在に枢着
された上枠（１４）とからなり、下枠（１２）の底部に
は透明ガラス板（１１）が設けられ、光線を通しうるよ
うにっている。上枠（１４）の頂部には頂板（１３）が
設けられる。上枠（１４）に掛けリング（１５）を設
け、下枠（１２）に突出部（１６）を設け、上枠（１
４）と下枠（１２）を閉じて掛けリング（１５）を突出
部（１６）に係止するようになっている。参照数字（１
７）は透明ネガ板で、その上に不透明なインキ又は顔料
で線画（例えば、ＡＢＣ）を画く。透明ネガ板（１７）
は透明ガラス板（１１）上に載置される。参照数字（１
８）は網枠を指し、四角形の枠（１９）と、枠（１９）
の対向する２辺に固定される挟み板（２０、２１）と、
挟み板（２０、２１）を枠（１９）に固定するねじ（２
２）とを有し、網布（２３）を網枠（１８）の下側に張
設し、網布（２３）の両端を枠（１９）と挟み板（２
０、２１）との間に挟み、ねじ（２２）で固定する。網
布（２３）に感光液を塗布して乾燥させ、網布（２３）
の下面を透明ネガ板（１７）の上面に載せる。枠（１
９）の中に四辺形のゴム敷板（２４）を入れ、上枠（１
４）を閉じて掛けリング（１５）を突出部（１６）に係
止する。

【０００６】網布（２３）に感光液を塗布し、乾燥さ
せ、容器（１０）、の中へ、上述の順序で収納する（図
１参照）までは暗室の中で行う。これを室外へ出し、日
光又は他の光線を透明ガラス板（１１）に通すと、線画
に相当する部分以外の網布（２３）に塗布された感光液
は硬化する。これを再び暗室の中で分解し、網布（２
３）を水洗いすると、線画に相当する部分の感光液が洗
い流されて、インキを通しうる網孔（２５）が形成され
る。即ち、刷版が製造される。

【０００７】

【発明の効果】本発明は上述のような構成と作用を有す
るので、大型の設備を必要とせず、全体の構造も非常に
簡単で取り扱いが容易であり、占めるスペースも小さ
い。更に製版に必要なエネルギーの消費も小さく、使用
者の需要や寸法の大きい特殊な製品に基いて迅速簡単に
製版の作業を完成することができる。更に、室外での突
発した情報を極めて短時間に製版できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明のスクリーン印刷用の刷版製造装置の一
実施例を示す分解斜視図である。

【図２】図１の装置を用いて製造された刷版の斜視図で
ある。

【符号の説明】

１０容器１１透明ガラス板１２下枠１３頂板１４上枠１５掛けリング１６突出部１７透明ネガ板１８網枠１９枠２０、２１挟み板２２ねじ２３網布２４ゴム敷板

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】底部に透明ガラス板（１１）を有する下
枠（１２）と、前記下枠（１２）に開閉自在に枢着され
かつ頂板（１３）を有する上枠（１４）と、上枠（１
４）と下枠（１２）とを互いに対向して密閉固定する手
段（１５、１６）と、を備えた容器（１０）と；不透明
なインキ又は顔料で、印刷すべき像が画かれていて、前
記透明ガラス板（１１）上に載置されるようになってい
る透明ネガ板（１７）と；四角形の枠（１９）と、枠
（１９）の下側開口部に張設される網布（２３）と、網
布（２３）の両端を枠（１９）に固定するための挟み板
（２０、２１）と、挟み板（２０、２１）を枠（１９）
に締めつけるためのねじ（２２）とを備えた網枠（１
８）と；前記網布（２３）上に載置され、前記四角形の
枠（１９）の中に嵌められるゴム敷板（２４）と；を備
えたことを特徴とするスクリーン印刷用の刷版製造装
置。
【請求項２】透明ネガ板（１７）上に不透明なインキ
又は顔料で印刷すべき線画を画き、前記透明ネガ板（１
７）を容器（１０）内の底部の透明ガラス板（１１）上
に置き、網布（２３）の両端を枠（１９）と挟み板（２
０）との間で固定し、網布（２３）に感光液を塗布し、
感光液を乾燥させた後、網布（２３）を透明ネガ板（１
７）上に載置し、枠（１９）内にゴム敷板（２４）を嵌
め、容器（１０）の上枠（１４）を閉じて固定し、透明
ガラスから光線を入れて前記感光液のうち線画を除く部
分を硬化させ、網布（２３）を取り外して水洗いするこ
とにより、線画の部分の感光材を洗い落とすことを、特
徴とするスクリーン印刷用の刷版方法。