JPH05164628A - 端子板および温度補償装置 - Google Patents

端子板および温度補償装置

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JPH05164628A
JPH05164628A JP35184491A JP35184491A JPH05164628A JP H05164628 A JPH05164628 A JP H05164628A JP 35184491 A JP35184491 A JP 35184491A JP 35184491 A JP35184491 A JP 35184491A JP H05164628 A JPH05164628 A JP H05164628A
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JP
Japan
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temperature
terminal
terminals
terminal plate
terminal board
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Pending
Application number
JP35184491A
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English (en)
Inventor
Isao Hishikari
功 菱刈
Yukikoto Hosoya
幸言 細矢
Yozo Nemoto
洋三 根本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chino Corp
Original Assignee
Chino Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子板の均熱化を図ること。また、各端子の
温度に合わせて、熱電対の検出信号を高精度に補償でき
ること。 【構成】 端子板1に設けられた端子2a〜2dには、
各々熱電対4の信号線4a,4bが接続される。この端
子板1は熱良導体で形成され、各端子2a〜2dに対応
して温度センサ3a〜3cが設けられている。熱電対4
の検出信号、および温度センサ3a〜3cの補償信号
は、補償回路20に入力され、各端子2a〜2d部分の
温度に対応して検出信号が補償される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、計測器に設
けられ熱電対の信号線を接続する端子板および端子板の
温度を補償する温度補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、温度等を計測する計測器では、計
測用温度センサとしての熱電対が接続される端子板が設
けられている。この端子板には、前記熱電対の信号線を
接続する複数対の端子が設けられ、前記端子を経由する
検出信号を装置内部の計測手段に供給する。この端子板
は、設けられる端子の数が増えるに従い板面が大きくな
り、前記端子板が取付けられている環境からの外的な熱
影響を受け易くなる。これは、前記端子を経由する検出
信号に影響するので、計測に際しては検出信号を温度補
償する必要がある。そこで、前記端子板には、この端子
板自体の温度を検出する端子板温度検出センサを設け、
この端子板温度検出センサで検出される温度補償信号を
補償回路に供給し、各端子を経由する検出信号を補償す
る構成とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
端子板構造では、その端子板の材質が、熱伝導性の悪い
合成樹脂であるため、端子板上の各端子個所で温度にば
らつきが出やすく、端子板の均熱化が困難であった。さ
らに、従来は端子板の略中央に1個の端子板温度検出用
の温度センサが設けられたのみの構成であり、端子板が
各端子箇所で温度にばら付きがあっても、この温度セン
サが設けられた近傍の端子しか温度補償することができ
ず、全ての熱電対の端子部分の温度を各々、正確に温度
補償することができなかった。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、均熱化が図れる端子板を提供することを目的
とするとともに、各熱電対の検出信号を端子板の各端子
部分での温度に応じて補償することができる温度補償装
置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の端子板は、測定点に設けられる熱電対4の
信号線4a,4bが接続される複数対の端子2a〜2d
を備え、測定点からの信号を処理する計測器の外面に設
けられる端子板1であって、該端子板1を熱良導体で構
成したことを特徴としている。また端子板1には、前記
各端子2a〜2dとの間に電気的な絶縁部材5,15を
設ける構成としても良い。
【0006】さらに、請求項2記載の温度補償装置は、
測定点からの信号を処理する計測器の外面に設けられる
端子板1に、前記測定点に設けられた熱電対4の信号線
4a〜4dが接続される複数対の端子2a〜2dが設け
られ、該端子2a〜2dを経由する検出信号を処理手段
12に供給する計測器に設けられ、前記端子2a〜2d
部分の温度を補償する温度補償装置において、前記端子
板1に設けられ、各端子2a〜2dに対応して設けられ
る端子板温度分布検出用の温度センサ3a〜3cと、各
端子2a〜2dを経由する検出信号を前記温度センサ3
a〜3cの補償信号で補償する補償回路20とを具備し
たことを特徴としている。
【0007】
【作用】端子板1上の各端子2a〜2dの取付け個所の
温度は、各端子2a〜2dに対応した温度センサ3a〜
3cで検出され、その検出出力が補償回路20に送られ
ることで、各端子2a〜2dに接続される熱電対4の検
出信号を各々正確に補償することができる。また、端子
板1が熱良導体で構成され、それ自体の均熱化を達成す
ることができる。
【0008】
【実施例】図1は、本発明の実施例を示す正面図であ
る。図において、端子板1は、複数対(4対)の端子2
a〜2dを並列配置した基板である。各端子2a〜2d
には、夫々熱電対4の信号線4a,4bが接続される。
この端子板1は、熱良導体としての銅、アルミニウム、
それらの合金などで構成され、各端子に対応して端子板
温度分布検出用のトランジスタ等の温度センサ3a〜3
cが各組の中間に夫々、1個ずつ配設される。
【0009】次に、端子板1の部分側断面図を図2に示
す。図2(a)に示す端子板1には貫通孔7が設けら
れ、この貫通孔7の面にテフロン、エポシキ樹脂などの
電気的な絶縁部材5を設ける。この絶縁部材5は、塗膜
で形成できる。この貫通孔1aには端子用ねじ9の基部
9aが嵌合固定される。さらにこの端子板1上には、端
子9と接触部分にも膜状の絶縁部材5aを設ける。ま
た、図2(b)に示すように、端子板1に直接ねじ孔1
7を形成しても良く、この場合、ねじ孔17の面に前記
同様に絶縁部材15の塗膜を形成し、端子用ねじ19が
螺合する構成とする。この場合も、端子板1と端子用ネ
ジ19との接触部分にも膜状の絶縁部材15aを設け
る。また、これら端子板1の計測器内部の面には、内部
温度の影響を避けるための熱遮蔽部材6が設けられる。
【0010】そして、図3の回路構成図に示すように、
計測器の内部には補償回路20が設けられる。端子2a
からは各熱電対4の検出信号が増幅器10を介して補償
用増幅器11の一端に供給される。また、端子2aに対
応する温度センサ3aの補償用信号は、増幅器11の他
端に供給される。これによって、端子2a部分の温度補
償がなされ、CPUの処理手段12に各補償後の検出信
号を供給する。
【0011】尚、図には端子2a、温度センサ3a部分
のみ記載したが、各端子2b〜2d、及びこれら各端子
2b〜2dに対応する温度センサ3b〜3dについても
同様の構成であり、補償後の検出信号が処理手段12に
供給されるようになっている。例えば、端子2a,2b
に温度センサ3aを対応させ、端子2cに温度センサ3
bを対応させ、端子2dに温度センサ3cを対応させて
おく。そして、この場合、処理手段12は、温度センサ
3a,3b,3cの出力から端子板1の温度分布を演算
し、各端子2a〜2d部分の端子板1の温度を知ること
ができ、この端子板1の温度分布から各端子に相当する
温度を演算により求め温度補償することができる。
【0012】そして、前記端子板1は、熱良導体で構成
されているため、端子板自体の均熱化を図ることができ
る。尚、上記実施例では、図1に示す如く端子2a〜2
dをの横1列の配列としたが、図4に示すような2重以
上の並列配置にしても良い。この場合には、各端子2a
〜2fの間に図示のように端子板の代表点の温度を測定
する端子板温度分布検出用の温度センサ3a〜3fを設
け、温度分布から各端子に対応した温度を求め、温度補
償することができる。
【0013】
【発明の効果】本発明の端子板によれば、この端子板が
熱良導体で構成されているので端子板全体の均熱化を図
ることができ、端子の温度補償を容易且つ高精度に行え
る効果がある。また、温度補償装置は、端子板の各端子
部分に対応して温度センサを配置した構成であり、各端
子を温度に対して正確に補償できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の端子板を示す正面図。
【図2】(a)および(b)は、各々端子板の部分側断
面図。
【図3】本発明の温度補償装置を示す回路構成図。
【図4】端子板の変形例を示す正面図。
【符号の説明】
1…端子板、2a〜2d…端子、3a〜3c…温度セン
サ、4…熱電対、4a、4b…信号線、5,15…絶縁
部材、6…熱遮蔽部材、7…貫通孔、9,19…端子用
ねじ、10、11…増幅器、12…処理手段。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定点に設けられる熱電対(4)の信号
    線(4a,4b)が接続される複数対の端子(2a〜2
    d)を備え、測定点からの信号を処理する計測器の外面
    に設けられる端子板(1)であって、該端子板(1)を
    熱良導体で構成するとともに、この端子板(1)には、
    前記各端子(2a〜2d)との間に電気的な絶縁部材
    (5,15)が設けられたことを特徴とする端子板。
  2. 【請求項2】 測定点からの信号を処理する計測器の外
    面に設けられる端子板(1)に、前記測定点に設けられ
    た熱電対(4)の信号線(4a〜4d)が接続される複
    数対の端子(2a〜2d)が設けられ、該端子(2a〜
    2d)を経由する検出信号を処理手段(12)に供給す
    る計測器に設けられ、前記端子(2a〜2d)部分の温
    度を補償する温度補償装置において、 前記端子板(1)に設けられ、各端子(2a〜2d)に
    対応して設けられる端子板温度分布検出用の温度センサ
    (3a〜3c)と、 各端子(2a〜2d)を経由する検出信号を前記温度セ
    ンサ(3a〜3c)の補償信号で補償する補償回路(2
    0)とを具備したことを特徴とする温度補償装置。
JP35184491A 1991-12-16 1991-12-16 端子板および温度補償装置 Pending JPH05164628A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008026084A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Yokogawa Electric Corp 熱電対温度計
US8550706B2 (en) 2007-06-11 2013-10-08 Yokogawa Electric Corporation Temperature measuring device
JP2021156751A (ja) * 2020-03-27 2021-10-07 エスペック株式会社 熱電対用端子台、温度測定装置及び環境試験装置

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JP2008026084A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Yokogawa Electric Corp 熱電対温度計
US8550706B2 (en) 2007-06-11 2013-10-08 Yokogawa Electric Corporation Temperature measuring device
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