JPH05164446A - 減圧気化冷却装置 - Google Patents

減圧気化冷却装置

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JPH05164446A
JPH05164446A JP35241691A JP35241691A JPH05164446A JP H05164446 A JPH05164446 A JP H05164446A JP 35241691 A JP35241691 A JP 35241691A JP 35241691 A JP35241691 A JP 35241691A JP H05164446 A JPH05164446 A JP H05164446A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 減圧気化冷却装置において、気化冷却水の供
給が、被冷却物の温度や量に応じて調節できるようにす
ることにより、冷却ムラを防止したり、不必要な冷却水
の供給をなくすと共に、長期にわたり冷却水が被冷却物
容器の全面に且つ均一に注入されるようにして、減圧気
化冷却の効率を高めること。 【構成】 反応釜11の外周にジャケット部15を設け
る。ジャケット部15の上下に冷却水注入ノズル16,
17を取り付ける。ノズル16,17は、ジャケット部
15に対してOリング7,8を介して摺動可能に取り付
ける。ノズル16,17は、弁装置26,28,36,
38を介して、冷却水供給管40と接続する。ジャケッ
ト部15は、エゼクタ32を組合せた真空ポンプ装置2
2と連通する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却室内を減圧状態に
し、冷却水の蒸発潜熱により被冷却物を気化冷却する装
置に関し、特に、冷却水の注入構造に関する。上記の減
圧気化冷却装置としては、各種反応釜の冷却、食品や各
種繊維類の冷却装置等がある。
【0002】
【従来の技術】従来の減圧気化冷却装置として、例えば
実開平3−48684号公報に示されたものがある。こ
れは、気化冷却室の上部に外周を固定して仕切り、内周
を自由端とした環状の弾性板部材を配置し、冷却水を気
化冷却室に流入せしめる冷却水供給管を弾性板部材の上
方に連結したもので、冷却水供給管から供給された冷却
水は、その水圧により弾性板部材を変形せしめ、該変形
部から被冷却物容器の外周に均一に流下することによ
り、被冷却物容器の全面を効率よく冷却することができ
るものである。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】上記従来の気化冷却
装置では、充分な冷却効果を発揮できない問題があっ
た。冷却水は、被冷却物容器の全面にできるだけ均一に
流下することが、効果的な気化冷却を行うために必要で
あるが、上記従来の冷却水の水圧による弾性板部材の変
形では、使用初期においては被冷却物容器の全面に且つ
均一に流下せしめることができるが、使用時間が経過す
るに従って均一に流下することができなくなるからであ
る。これは、時間の経過と共に弾性板部材の弾性力が部
分的に変化して、その弾性力にバラツキを生じ、弾性力
の低下した部分から優先的に冷却水が流下してしまうか
らである。また上記従来のものでは、被冷却物の量や温
度に応じて気化冷却面の面積を変えることができないた
めに、不必要な冷却水を流下し続けたり、部分的に被冷
却物容器を冷却することができないことにより、被冷却
物の冷却ムラを生じてしまう問題があった。
【0004】従って本発明の技術的課題は、減圧気化冷
却装置において、多量の冷却水を必要とせず、また冷却
ムラを生じることがないと共に、長期間にわたり、冷却
水を被冷却物容器の全面に且つ均一に流下せしめて、気
化冷却の効率を高めることである。
【0005】
【課題を解決する為の手段】本発明の減圧気化冷却装置
の構成は次の通りである。被冷却物容器に接して気化冷
却室を形成し、冷却水を気化冷却室に流入せしめ、気化
冷却室を真空ポンプで減圧して、被冷却物を気化冷却す
るものにおいて、気化冷却室に冷却水注入孔を貫通した
略円筒状の冷却水注入ノズルを取り付け、該ノズルの外
周に摺動部を形成し、該摺動部と上記気化冷却室との間
にシ―ル部材を配置してノズルが気化冷却室に対して気
密に且つ摺動可能に形成したものである。
【0006】
【作用】冷却水注入ノズルから冷却水が気化冷却室に注
入され、被冷却物容器に注水される。ノズルの外周にシ
―ル部材と摺動部を形成したことにより、ノズルは気化
冷却室に対して気密に且つ摺動可能となり、ノズルを被
冷却物容器の近くに位置することによって、被冷却物容
器の小さな面積を部分的に冷却することができ、また、
ノズルを被冷却物容器から離すことによって、被冷却物
容器の大きな面積を冷却することができる。また従来例
のように、環状の弾性部材を用いないために、長期間の
使用においても冷却水の均一な流下を維持することがで
きる。
【0007】
【実施例】図示の実施例を詳細に説明する。本実施例に
おいては、真空ポンプとして、循環水の水温を調整する
ことにより減圧度を調整することのできる、エゼクタを
組合せた真空ポンプを用いた例を示す。図1において、
被冷却物容器としての反応釜11と、ポンプ装置22
と、冷却水量を調整する弁装置26,28,36,38
と、冷却水注入ノズル16,17と、ポンプ装置22の
循環水の水温を調整する水温制御部24とで減圧気化冷
却装置を構成する。
【0008】反応釜11は原料入口12、製品出口1
3、撹拌器14を有し、その外側に気化冷却室としての
ジャケット部15を設ける。ジャケット部15の上下に
複数の冷却水注入ノズル16,17を取り付け、弁装置
26,28,36,38と接続する。弁装置26,2
8,36,38は、ノズル16,17への冷却水の供給
圧力を所定値に維持するために圧力を調節できる形式の
弁装置であることが望ましい。冷却水注入ノズル16,
17は、図2に部分拡大断面図を示すように、貫通した
冷却水注入孔2を開けた円筒状のノズル本体3と、ノズ
ル本体3の外周に配置したシ―ル部材としてのOリング
7,8と、Oリング7,8を収納する筒状でフランジ1
0を有するガイド部材9と、ガイド部材9をジャケット
部15に取り付け固定するボルト50と、ガイド部材9
を摺動後固定する固定リング51とで構成し、ノズル本
体3の端部に冷却水供給管56を接続する。
【0009】ポンプ装置22は、ポンプ30がタンク3
1に吸込側を接続され、吐出側をエゼクタ32のノズル
33に接続し、エゼクタ32のディフュ―ザ34がタン
ク31の上部空間に接続された構成のものである。エゼ
クタ32の吸込口35とジャケット部15の流体排出口
18が連通路21を介して接続されている。このポンプ
装置22は、ポンプ30の作動によりタンク31内の水
をエゼクタ32に供給して吸引作用させ、タンク31に
戻すようになっている。ポンプ装置22を循環する水の
一部は弁72と供給管19を通り弁装置26,28,3
6,38を介してノズル16,17へ至ることもでき
る。
【0010】水温制御部24は、タンク31内の水温を
制御するように設けたものであり、タンク31内に冷却
水を供給することによってポンプ装置22の循環水温度
を制御するようになっている。タンク31に接続した冷
却水供給管40の途中に自動弁70を設け、タンク内の
水温を検出する温度センサ―41からの信号により開閉
する。冷却水供給管40から分岐管5と弁6を介して弁
装置26,28,36,38とも接続する。
【0011】参照番号25は余剰水排出手段であり、ポ
ンプ装置22の一部に自動弁71を取付け、タンク31
内の水位センサ―42,43からの信号により、タンク
31内の水位を所定範囲に保つものである。各弁26,
28,36,38,70,71,72はコントロ―ル部
29からの信号により開閉動作する。
【0012】被冷却物容器としての反応釜11を冷却す
る場合は、コントロ―ル部29からの信号により、弁装
置72,26,28,36,38が開き、ポンプ30か
らの循環水の一部を冷却水として供給管19を通してノ
ズル16,17に供給する。ノズル16,17の位置を
固定リング51をゆるめて調整しておくことにより、反
応釜11の小さな表面積を部分的に冷却したり(図2に
おいて実線の矢印で示す状態)、大きな表面積(図2に
おいて二点鎖線で示す状態)を冷却したりすることがで
きる。
【0013】更に反応釜11を冷却する必要がある場合
は、弁72を閉弁し、弁6を開弁することにより、冷却
水供給管40からの低温冷却水によって被冷却物を冷却
水ことができる。
【0014】気化しきれなかった冷却水と気化蒸気は、
流体排出口18からエゼクタ32に吸引され、タンク3
1に至る。タンク31内の水位が上昇すると上限水位セ
ンサ―42が検知し、自動弁71が開弁して余剰水を排
出し、水位を所定範囲に保つ。ジャケット部15の減圧
度は、タンク31の水温を制御することにより調整する
ことができる。
【0015】また、本実施例においては、ジャケット部
15に、加熱用の蒸気供給管27を弁装置23を介して
接続することにより、蒸気加熱と減圧気化冷却を同一の
装置でもって繰返して行うこともできる。
【0016】
【発明の効果】冷却水注入ノズルを摺動して、被冷却物
容器への冷却水の注水面積を被冷却物の量や温度に応じ
て調整することができ、不必要な冷却水を注入すること
がなく、冷却ムラを生じることもない。また弾性部材等
を用いることがなく、長期にわたり冷却水を被冷却物容
器の全面に均一に付着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の減圧気化冷却装置の実施例の構成を示
す構成図である。
【図2】図1における冷却水注入ノズルの部分拡大断面
図である。
【符号の説明】
2 冷却水注入孔 3 ノズル本体 7,8 Oリング 11 反応釜 15 ジャケット部 16,17 冷却水注入ノズル 22 ポンプ装置 29 コントロ―ル部 31 タンク 32 エゼクタ 33 ノズル 40 冷却水供給管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被冷却物容器に接して気化冷却室を形成
    し、冷却水を気化冷却室に流入せしめ、気化冷却室を真
    空ポンプで減圧して、被冷却物を気化冷却するものにお
    いて、気化冷却室に冷却水注入孔を貫通した略円筒状の
    冷却水注入ノズルを取り付け、該ノズルの外周に摺動部
    を形成し、該摺動部と上記気化冷却室との間にシ―ル部
    材を配置してノズルが気化冷却室に対して気密に且つ摺
    動可能に形成した減圧気化冷却装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9024234B2 (en) 2009-03-03 2015-05-05 Illinois Tool Works Inc. Welding process employing variable minimum current
KR20190100905A (ko) * 2016-12-28 2019-08-29 스미또모 세이까 가부시키가이샤 파라핀의 제조 방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9024234B2 (en) 2009-03-03 2015-05-05 Illinois Tool Works Inc. Welding process employing variable minimum current
KR20190100905A (ko) * 2016-12-28 2019-08-29 스미또모 세이까 가부시키가이샤 파라핀의 제조 방법

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