JPH0516412U - 車両用温気ヒータの過熱検知装置 - Google Patents

車両用温気ヒータの過熱検知装置

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JPH0516412U
JPH0516412U JP7329891U JP7329891U JPH0516412U JP H0516412 U JPH0516412 U JP H0516412U JP 7329891 U JP7329891 U JP 7329891U JP 7329891 U JP7329891 U JP 7329891U JP H0516412 U JPH0516412 U JP H0516412U
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JP
Japan
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temperature
high temperature
thermocouple
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warm air
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Pending
Application number
JP7329891U
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English (en)
Inventor
文雄 小森
新次 石大
美昭 君島
学 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mikuni Corp
Original Assignee
Mikuni Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】車両用温気ヒータの異状時における過熱部の温
度を正確に測定する。 【構成】低温部接点t0 はヒータ燃料の燃焼により加熱
されにくい場所に配置され、それに近接してサーミスタ
13が配置されている。高温部接点t1 は熱交換器6の
壁面に配置され、高温部接点t2 は温風通路に配置され
ている。これらの接点を夫々有するサーモカップルの熱
起電力が制御回路11に入力される。これらの熱起電力
とサーミスタ13の抵抗値から高温部接点t1 およびt
2 の温度が検出される。制御回路11は高温部接点t1
またはt2 の温度が夫々所定の温度以上となったときに
異状過熱と判断して燃料ポンプ4を停止して燃焼を止め
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は燃料の燃焼により車両室内の空気を加熱する車両用温気ヒータに関わ り、特に、異状過熱から装置を保護するための過熱検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用温気ヒータの異状過熱を検出し燃料供給を停止するための温度検 出手段として、例えば、特開昭63−263351号公報に示されているように 、所定の高温度でオフとなり、所定の低温度でオンとなるスイッチいわゆるサー モスタットが使用されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする問題点】
上記のようにサーモスタットを使用すると、例えば、熱交換器の温度を測定す る場合はサーモスタットの最高作動温度が260°C程度であるため、熱交換器 の最高温部を直接検知することができず、最高温部から熱が伝えられる場所で過 熱を間接的に検出するしか方法がなかった。また、サーモスタット自体測温精度 が悪く、応答も遅いため、加熱防止のために相当の余裕を持たせて燃料供給を停 止しなければならず、最大可能熱出力を得ることができなかった。
【0004】 また、温風出口にサーモスタットを取付ける場合は、サーモスタットのサイズ が大きいため、通風抵抗となり十分な量の温風を供給するためには温風通路を大 きくしなければならなかった。
【0005】 本考案は上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は装置の最高 温部を直接に精度よく測温することが可能な車両用温気ヒータの過熱検知装置を 提供することである。本考案の他の目的は、温風通路の通風抵抗とならないよう に測温部の小さい車両用温気ヒータの過熱検知装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の車両用温気ヒータの過熱検知装置は、過熱検知場所とヒータ燃料の燃 焼により加熱されにくい場所とにサーモカップルの高温部接点と低温部接点を夫 々配置し、サーモカップルの低温部接点の配置された場所にサーミスタを配置し 、前記サーモカップルの熱起電力と前記サーミスタの出力より高温部接点の温度 を検出するものである。
【0007】
【作用】
サーモカップルの低温部接点と高温部接点との温度差はサーモカップルの起電 力として検出される。サーミスタの抵抗値として検出される低温部接点の温度を 前記の温度差に加えることにより高温部接点の温度が検出される。サーモカップ ルの使用可能温度は十分に高いため例えば熱交換器の最高温部の測温が可能とな り、また、サーモカップルの測温精度が高いため、過熱温度を正確に測定するこ とができ最大可能熱出力を得ることが可能となる。
【0008】 さらに、サーモカップルの測温部は小さく、これを温風通路に配置しても通風 抵抗は小さい。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。図1は本考案の実施例であ る過熱検知装置が適用された車両用温気ヒータを示す断面図である。図において 、1は両軸モータであり燃焼空気用ブロワ2と温気用ブロワ3を回転駆動する。 燃焼空気用ブロワ2は車室外に開口する燃焼空気入口5から空気を吸引して、燃 料ポンプ4により供給される燃料を燃焼させる。
【0010】 燃料の燃焼により発生した高温のガスは熱交換器6を通り排気ガス出口7より 車室外に排出される。温気用ブロワ3はフレッシュエアー入口8から車室内の空 気を吸引して熱交換器6を通して温風出口9より車室内に放出する。熱交換器6 において、燃焼した高温ガスから、車室内に放出される空気に熱が伝えられる。 なお、10は制御回路11により通電され燃料を着火させるグロープラグである 。 制御回路11は電源12から直流電力が供給され、通常の燃焼制御を行うが 、その手段は従来の技術と変わらないので詳細は示していない。本発明の特徴部 分である過熱検知装置はサーミスタ13と、低温部接点t0 と高温部接点t1 お よびt2 を夫々有するサーモカップルにより構成されている。
【0011】 低温部接点t0 はヒータ燃料の燃焼により加熱されにくい場所に配置され、そ れに近接してサーミスタ13が配置されている。高温部接点t1 は熱交換器6の 高温になりやすい壁面に配置され、また、高温部接点t2 は温風通路に配置され ている。
【0012】 図2にサーモカップルの配線図を示す。この実施例ではサーモカップルとして CA熱電対14およびCA熱電対15が用いられている。CA熱電対14は低温 部接点t0 と高温部接点t1 を有しており、その熱起電力が制御回路11に入力 される。CA熱電対15は低温部接点t0 と高温部接点t2 を有しており、その 熱起電力が制御回路11に入力される。これらの熱起電力とサーミスタ13の抵 抗値から高温部接点t1 およびt2 の温度が検出される。
【0013】 制御回路11は高温部接点t1 の温度が400°C以上となったとき、または t2 の温度が180°C以上となったときに異状過熱と判断して燃料ポンプ4を 停止して燃焼を止める。図3に異状過熱時の温度変化の例を示す。
【0014】 図3(a)は、例えば、フレッシュエアー入口8または温風出口9に物を置い て温風通路が閉塞された場合で、高温部接点t1 の温度上昇により燃料ポンプ4 が停止される。図3(b)は、例えば、吸入するフレッシュエアーの温度が上昇 した場合で、温風出口(高温部接点t2 )の温度上昇により燃料ポンプ4が停止 される。このようにして、熱交換器の異状過熱や温風の異状昇温による事故が防 止される。
【0015】
【考案の効果】
以上、説明したように本考案の車両用温気ヒータの過熱検知装置によれば、サ ーモカップルの使用可能温度は十分に高いため、例えば、熱交換器の最高温部の 測温が可能となり、また、サーモカップルの測温精度が高いため、過熱温度を正 確に測定することができ最大可能熱出力を得ることが可能となる。
【0016】 さらに、サーモカップルの測温部は小さく、測温部を温風通路に配置した場合 の通風抵抗が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例である過熱検知装置が適用され
た車両用温気ヒータを示す断面図である。
【図2】同実施例に用いられたサーモカップルの配線図
である。
【図3】同実施例のサーモカップル接点の温度変化の例
を示すグラフである。
【符号の説明】 1 両軸モータ 2 燃焼空気用ブロワ 3 温気用ブロワ 4 燃料ポンプ 5 燃焼空気入口 6 熱交換器 7 排気ガス出口 8 フレッシュエアー入口 9 温風出口 10 グロープラグ 11 制御回路 12 電源 13 サーミスタ 14 CA熱電対 15 CA熱電対
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 榊原 学 栃木県矢板市幸岡字柿木町77番地株式会社 ミクニ矢板工場内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過熱検知場所とヒータ燃料の燃焼により
    加熱されにくい場所とにサーモカップルの高温部接点と
    低温部接点を夫々配置し、サーモカップルの低温部接点
    の配置された場所にサーミスタを配置し、前記サーモカ
    ップルの熱起電力と前記サーミスタの出力より高温部接
    点の温度を検出することを特徴とする車両用温気ヒータ
    の過熱検知装置。
JP7329891U 1991-08-20 1991-08-20 車両用温気ヒータの過熱検知装置 Pending JPH0516412U (ja)

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