JPH051635Y2 - - Google Patents

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JPH051635Y2
JPH051635Y2 JP1983000185U JP18583U JPH051635Y2 JP H051635 Y2 JPH051635 Y2 JP H051635Y2 JP 1983000185 U JP1983000185 U JP 1983000185U JP 18583 U JP18583 U JP 18583U JP H051635 Y2 JPH051635 Y2 JP H051635Y2
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engine
ignition circuit
contact
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contact piece
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JP1983000185U
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JPS59119978U (ja
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はエンジンの点火回路をアースして、
エンジンを停止させるエンジン停止装置に関する
ものである。
従来、この種のエンジン停止装置として、たと
えば実開昭55−94467号公報に開示されているよ
うに、フアンケースなどのエンジン本体の外側面
に常開型の押釦スイツチを固定し、その可動接点
をエンジンの点火回路に接続するとともに、固定
接点を上記エンジン本体にアースし、上記押釦ス
イツチを手動で閉成させることにより、点火回路
をアースしてエンジンを停止させるものが知られ
ている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記構成において、エンジンの点火
回路をアースしても、エンジンは慣性による駆動
が持続されるため、これを急停止させるには、こ
れとは別構成のブレーキ装置を作動させる必要が
ある。
しかしながら、上記点火回路のアース操作と、
ブレーキ操作との間には人為的な応答遅れがある
ため、迅速な急停止操作が容易でない。
また、上記点火回路はアースさせる押釦スイツ
チは、エンジン本体の外部に設計されるため、そ
の接点部を被覆するためのスイツチケースを別に
設けなければならず、それだけ部品点数が増加
し、製造組立て作業も面倒である。
このことは、たとえば実開昭52−139933号公報
に開示されている無接点点火式エンジンについて
もほぼ同様の課題がある。
また、従来、スロツトル開度を調整するスロツ
トル軸に可動接点部材を軸移動可能に設け、スロ
ツトルレバーをエンジン停止位置に手動操作した
際、カム体を介して上記可動接点部材をエンジン
本体に接触させて、エンジンの点火回路をアース
し、エンジンを停止させるものが知られている
(実公昭56−27392号公報参照)。
ところが、上記構成においても、エンジンの点
火回路のアースのみでは急停止をさせることがで
きず、別構成のブレーキ装置を作動させる必要が
あり、そのためにエンジンの迅速な急停止操作が
容易でない。
また、上記点火回路をアースさせるには、可動
接点部材、カム体および上記可動接点部材の復帰
ばねを別途設けなければならず、それだけ部品点
数が増加し、製造組立て作業も面倒である。
この考案は、上記課題を解消するためになされ
たもので、エンジンの迅速な急停止操作が容易
で、部品点数の少ない、製造組立て作業の容易な
エンジン停止装置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案によるエンジン停止装置は、導電性の
作動アームをエンジン本体に回動可能に支持し、
その一端部をエンジン冷却風通路を形成する導風
板の外部に突出させ、かつ、その他端部を上記冷
却風通路内に配設してブレーキバンドに連結する
とともに、上記他端部に可動接点片を突設し、こ
の回動接点片に接離可能な固定接点片を設けた接
触子を電気絶縁部材を介して上記エンジン本体に
固定し、アース線を介して上記接触子を上記エン
ジンの点火回路に接続し、上記ブレーキバンドを
フライホイールに常時圧接させる方向へ上記作動
アームにばね力を付勢するばね部材を設けたこと
を特徴とする。
〔作用〕
上記構成において、ブレーキ開放動作にもとづ
く上記作動アームの回動で、上記ブレーキバンド
がフライホイールに圧接した際、開離状態の上記
両接点片を閉成して上記点火回路をアースし、エ
ンジンを急停止させることができる。
すなわち、上記構成によれば、点火回路のアー
ス操作とブレーキ操作とが、上記作動アームの回
動操作に連動してほぼ同時に達成されるため、上
記両操作に応答遅れがなく、迅速な急停止操作を
容易に達成することができる。
また、上記点火回路のアース装置とブレーキ装
置とが共用されるため、それだけ部品点数が少な
く、製造組立て作業が容易である。
さらに、上記点火回路をアースする接点片はエ
ンジン冷却風通路の内部に配設されているため、
上記接点片にダストなどが付着しても、空冷風で
清浄されて接触不良のおそれがなく、円滑なエン
ジンの急停止動作を達成することができる。
以下、この考案の実施例を図面にもとづいて説
明する。
第1図はこの考案の一実施例にかかる芝刈機用
エンジンの一部省略正面図である。この図におい
て、1は点火プラグ、2はシリンダブロツク、3
はクランクケース、4はクランク軸、5はクラン
クケース3から突出したクランク軸4の端部に装
着されたフライホイールであり、このフライホイ
ール5の外側周縁部には冷却フアン6が一体形成
されている。7は冷却フアン6の外周から吐出さ
れた冷却風8をシリンダブロツク2に導く導風
板、9は内面のライニング10がフライホイール
5の外周面にそつて配置されたブレーキバンドで
あり、このブレーキバンド9の一端部11はクラ
ンクケース3のバンド支持部材12に、他端部1
3は導電部材からなる作動アーム14の突起15
にそれぞれ支持されている。上記作動アーム14
の突起15を設けた基部16は、冷却フアン6外
周のエンジン冷却風通路17内に配置されている
が、先端部18は上記導風板7の外側へ突出し
て、ブレーキ解放用ワイヤ19に連結されてい
る。20はクランクケース3に突設されたばね受
けピン21と上記作動アーム14間に張設された
ブレーキ用スプリング、22は上記エンジン冷却
風通路17内に露出して配置されたアース用接点
部である。
第2図は上記アース用接点部22の詳細を示す
拡大斜視図である。この図において、上記作動ア
ーム14はエンジン停止操作に連動して移動する
もので、その基部16には、軸孔23および接点
片24が設けられ、この接点片24の軸孔23周
りの一端部は、防塵片25として段違いに折曲さ
れている。26は導電部材からなる接触子で、そ
の一端部には上記接点片24が接離する接点片2
7が形成され、かつ、他端部28には点火回路の
一次線または二次線(図示せず)からのアース線
29が接続されている。上記接点片24,27か
らなるアース用接点部22は、エンジン停止操作
により閉成して上記点火回路をアースすることに
よりエンジン停止を行うものである。
第3図は上記作動アーム14および接触子26
の装着状態図である。この図において、作動アー
ム14は軸孔23を貫通した支持ピン30により
クランクケース3の軸承用凸部31に回転自在に
支持されている。また、接触子26は絶縁部材3
2に支持され、かつ絶縁部材32はクランクケー
ス3の位置決め用凸部33に嵌合してねじ部材3
4によりクランクケース3に固定されている。
第1図において、エンジン駆動に際しては、ハ
ンドル操作によりブレーキ解放用ワイヤ19がブ
レーキ用スプリング20に抗して矢印A方向へ引
かれ、作動アーム14が支持ピン30を中心とし
て時計方向へ回転する。その結果、ブレーキバン
ド9がゆるみ、フライホイール5のブレーキ力が
解放されるとともに、第2図の作動アーム14の
接点片24の側面24aが接触子26の接点片2
7から外れ、アース線29が非アース状態とな
る。このとき、作動アーム14の防塵片25は接
触子26の接点片27に一定の隙間を保つて対向
し、接点片27の防塵に備える。
これによりエンジン駆動が行われ、第1図の冷
却フアン6が回転すると、エンジン冷却風通路1
7に冷却風8が発生し、この冷却風8はシリンダ
ブロツク2を冷却して導風板7を出て行く。エン
ジン駆動状態で、ブレーキ解放ワイヤ19の引張
力が解放されると、ブレーキ用スプリング20に
より作動アーム14が反時計方向に回転する。こ
れにより、第2図において、作動アーム14の接
点片24の側面24aが接触子26の接点片27
に慴接して、アース線29が接触子26、作動ア
ーム14を介して金属製のクランクケース3の軸
承用凸部(第3図)31に導通し、図示されない
点火回路の一次線または二次線がアースされ、点
火プラグの点火が停止する。また、これと同時
に、第1図のブレーキバンド9の端部13が引つ
張られて、ライニング10がフライホイール5の
外周面に押し付けられ、エンジン停止が急速に行
われる。
一方、第2図の両接点片24,27からなるア
ース用接点部22は、第1図のエンジン冷却風通
路17内で露出しているので、エンジン運転中は
冷却フアン6によつて生起された強い冷却風8に
さらされる。このため、上記接点部22に細かい
ダストや枯草がたまることがなくなる。また、た
とえエンジン停止中に上記接点部22にダストや
枯草がたまつても、これらは運転開始後に吹き飛
ばされ、接点部22がクリーンになる。したがつ
て、上記接点部22が空冷風で常に清浄されて接
触不良のおそれがなく、円滑なエンジンの急停止
動作を達成することができる。
上述から明らかなように、上記構成によれば、
点火回路のアース操作とブレーキ操作とが、上記
作動アーム14の回動操作に連動してほぼ同時に
達成されるため、両操作に応答遅れがなく、迅速
な急停止操作を容易に達成することができる。
また、上記点火回路のアース装置とブレーキ装
置とが共用されるため、それだけ部品点数が少な
く、製造組立て作業が容易である。
さらに、上記点火回路をアースする接点片2
4,27はエンジン冷却風通路17の内部に配設
されているため、上記接点片にダストなどが付着
しても、空冷風8で清浄されて接触不良のおそれ
がなく、円滑なエンジンの急停止動作を達成する
ことができる。
〔効果〕
この考案は、以上詳述したように、エンジンの
迅速な急停止操作が容易で、部品点数が少なく、
かつ製造組立て作業の容易なエンジン停止装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるエンジン停止装置を適
応したエンジンの一例を示す一部切欠した正面
図、第2図はアース用接点部の要部を拡大して示
す斜視図、第3図は第1図の要部の断面図であ
る。 2……シリンダブロツク、3……エンジン本体
(クランクケース)、4……クランク軸、5……フ
ライホイール、6……冷却フアン、7……導風
板、9……ブレーキバンド、14……作動アー
ム、17……冷却風通路、20……ばね部材(ブ
レーキ用スプリング)、24……可動接点片、2
6……接触子、32……電気絶縁部材、27……
固定接点片、29……アース線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランク軸の回転駆動でシリンダブロツクを空
    冷する冷却フアンをもつたフライホイールにブレ
    ーキバンドを接離可能に圧接させ、かつ、エンジ
    ンの点火回路をアースしてエンジンを急停止させ
    るエンジン停止装置であつて、エンジン本体に回
    動可能に支持された導電性の作動アームの一端部
    を、エンジン冷却風通路を形成する導風板の外部
    に突出させるとともに、その他端部を上記冷却風
    通路内に配設して上記ブレーキバンドに連結し、
    かつ、上記作動アームの他端部に可動接点片を突
    設してなり、この可動接点片に接離可能な固定接
    点片を設けた接触子を電気絶縁部材を介して上記
    エンジン本体に固定し、アース線を介して上記接
    触子を上記エンジンの点火回路に接続し、上記ブ
    レーキバンドをフライホイールに常時圧接させる
    方向へ上記作動アームにばね力を付勢するばね部
    材を設け、ブレーキ開放動作にもとづく上記作動
    アームの回動で、上記ブレーキバンドがフライホ
    イールに圧接した際、開離状態の上記両接点片を
    閉成して上記点火回路をアースし、エンジンを急
    停止させるように構成したことを特徴とするエン
    ジン停止装置。
JP1983000185U 1983-01-05 1983-01-05 エンジン停止装置 Granted JPS59119978U (ja)

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JP1983000185U JPS59119978U (ja) 1983-01-05 1983-01-05 エンジン停止装置

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JP1983000185U JPS59119978U (ja) 1983-01-05 1983-01-05 エンジン停止装置

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Publication Number Publication Date
JPS59119978U JPS59119978U (ja) 1984-08-13
JPH051635Y2 true JPH051635Y2 (ja) 1993-01-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234331A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Taiei Sangyo Kk 暖房装置の反射補助装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52139933U (ja) * 1976-04-19 1977-10-24
JP2563870Y2 (ja) * 1992-05-26 1998-02-25 章雄 飯田 多段式駐車装置

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JP2006234331A (ja) * 2005-02-25 2006-09-07 Taiei Sangyo Kk 暖房装置の反射補助装置
JP4620493B2 (ja) * 2005-02-25 2011-01-26 太栄産業株式会社 暖房装置の反射補助装置

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JPS59119978U (ja) 1984-08-13

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