JPH051633Y2 - - Google Patents

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JPH051633Y2
JPH051633Y2 JP6364788U JP6364788U JPH051633Y2 JP H051633 Y2 JPH051633 Y2 JP H051633Y2 JP 6364788 U JP6364788 U JP 6364788U JP 6364788 U JP6364788 U JP 6364788U JP H051633 Y2 JPH051633 Y2 JP H051633Y2
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valve body
valve
air
compressor
guide
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コンプレツサーとガスタービンを連
動連結し、コンプレツサーからガスタービンへの
給気路に燃焼器を介装し、コンプレツサーの上流
側に燃焼用空気供給のための起動用フアンと逆止
弁空気吸入路を並列接続し、逆止弁の弁箱に吸音
材を付設したターボバーナの吸気部に関する。
〔従来の技術〕
従来、第3図に示すように、ゴム板22と取付
けた弁体23を収容する弁箱24よりも空気吸入
口25を小径に形成し、空気吸入口25にはフイ
ルターを設けていなかつた(例えば実開昭61−
167434号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、コンプレツサーや逆止弁の異物吸入に
よるトラブルを防止するために空気吸入口25に
フイルターを設けようとすると、弁箱24が大き
い割にはフイルターの面積が小さくなり、大風量
に対処するために複数の逆止弁を並列に設けた
り、あるいは、空気吸入口25を大きくすると、
逆止弁の設置空間が大きくなつて、コンパクトで
あることが利点の1つであるターボバーナの特性
が損なわれると共に、逆止弁に要する経費が高く
なる。
逆に逆止弁を小型で安価にすると、フイルター
が小面積となり、故に早期に目詰りを生じ、フイ
ルターでの通過音が大きくなり、また、吸入風速
が大きくなるために、逆止弁の内部で発生する音
に起因する外部騒音が大きくなる。
本考案の目的は、逆止弁の吸入口にフイルター
を設けて異物吸入によるトラブルを防止できるよ
うにするのみならず、たとえ大風量であつても、
逆止弁を小型で安価に形成できると共に、フイル
ターの目詰り及び外部騒音を十分に抑制できるよ
うにする点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、コンプレツサーの上流側
に起動用フアンと並列に設けた空気吸入路の逆止
弁において、弁箱の空気吸入口を弁体の収容部分
よりも大径に形成し、その空気吸入口にフイルタ
ーを設け、前記弁体を弁座に接当する閉弁位置と
その弁座から離間する開弁位置にわたつて往復摺
動自在に保持する弁体ガイドを、前記弁体の外周
部に配置して前記弁箱に取付け、前記開弁位置の
弁体の上流側と下流側を連通する流路を前記弁体
ガイドに形成し、円錐状の空気ガイドをその底面
側で前記弁体の上流側面にほぼ同芯状に取付けた
ことにあり、その作用効用は次の通りである。
〔作用〕
つまり、弁箱において空気吸入口を弁体収容部
分よりも大径にして、その大きい空気吸入口にフ
イルターを設けることによつて、異物吸入による
コンプレツサーや逆止弁のトラブルを防止でき、
また、たとえ大風量であつても、弁箱をできるだ
け小さくしながらフイルターの面積を十分に大き
くできて、逆止弁を小型で安価なものに形成する
と共にフイルターの目詰りを十分に抑制できる。
他方、いかにすれば逆止弁からの外部騒音を減
小できるかを、各種実験で調べたところ、次の結
果を得た。
(イ) 第1図に示す逆止弁8から円錐状の空気ガイ
ド21のみを省略した第1比較例と、空気ガイ
ド21及び吸音材19のみを省略した第2比較
例を用い、外部騒音の周波数と強度の相関を調
べたところ、第4図に示す結果を得た。
すなわち、吸音材19の作用によつて第1比
較例の外部騒音(実線)が第2比較例の外部騒
音(点線)よりもかなり小さくなるが、300〜
2000Hzの範囲において第1比較例でも未だ外部
騒音抑制が不十分であることが判つた。
(ロ) 第1図に示す本考案例の逆止弁8と前述の第
1比較例を用い、外部騒音の周波数と強度の相
関を調べたところ、第5図に示す結果を得た。
すなわち、円錐状の空気ガイド21の作用に
よつて、300〜2000Hzの範囲において本考案例
の外部騒音(実線)が第1比較例の外部騒音
(点線)よりも十分に小さくなる事実が判明し
た。
上記両実験結果に基いて、第1図に示すよう
に、逆止弁8の弁箱12の吸音材19を付設する
ばかりで無く、円錐状の空気ガイド21を底面側
で弁体13の上流側面にほぼ同芯状に取付けて、
弁体13を往復摺動自在に保持する弁体ガイド1
6の流路17に吸入空気が円滑に流入するように
形成することで、逆止弁8からの騒音を十分に低
減できるに至つた。
〔考案の効果〕
その結果、異物吸入によるトラブルやフイルタ
ーの目詰りや騒音を十分に抑制でき、小型で安価
な、性能、メンテナンス、環境保全、設置、経費
の全ての面で一段と優れたターボバーナの吸気部
を得られた。
〔実施例〕
次に、第1図及び第2図により実施例を示す。
空気を加圧供給するコンプレツサー1をガスタ
ービン2に連動連結し、コンプレツサー1とガス
タービン2を給気路3で接続し、流路4からのガ
ス燃料とコンプレツサー1からの空気を燃焼させ
る燃焼器5を給気路3に介装し、ガスタービン2
からの高圧熱風を適宜装置20に供給する回収流
路6を設け、もつて、高圧の熱を例えば燃焼用酸
素含有ガス、加熱用ガス等として供給するための
ターボバーナを構成してある。
コンプレツサー1の上流側に、電動式の起動用
フアン7と、逆止弁8を有する空気吸入路9とを
並列接続し、起動に際してフアン7を起動する
と、逆止弁8が閉じられた状態で、コンプレツサ
ー1及びガスタービン2が低速回転され、燃焼器
5を点火できるように構成し、かつ、燃焼器5か
らの高圧熱風でガスタービン2及びコンプレツサ
ー1が高速回転されると、逆止弁8が開かれて、
フアン7を停止しても、空気吸入路9から十分量
の空気がコンプレツサー1に供給されるように構
成してある。
コンプレツサー1とガスタービン2の軸受部1
0に潤滑油を循環供給するためのオイルタンク1
1とオイルポンプPを設け、オイルポンプPから
軸受部10に供給する潤滑油を冷却するためのオ
イルクーラを逆止弁8に設けてある。
逆止弁8を形成するに、弁箱12の空気吸入口
を弁体13の収納部よりも大径に形成し、空気吸
入口にフイルター14を設け、フイルター14で
異物吸入を防止すると共に、フイルター14を大
面積にして大量の空気吸入及びフイルター14の
目詰り抑制を可能に構成してある。
そして、弁体13を弁座15に接当する閉弁位
置と弁座15から離間する開弁位置にわたつて往
復摺動自在に弁体ガイド16で保持させ、弁体ガ
イド16を弁体13の外周部に配置して弁箱12
に取付け、開弁位置の弁体13の上流側と下流側
を連通する流路17を弁体ガイド16に形成し、
始動時にフアン7の吐出圧で弁体13が弁座15
に接当して、逆止弁8が閉じられ、コンプレツサ
ー1がガスタービン2で駆動されると、コンプレ
ツサー1の吸引圧で弁体13が弁座15から離間
されて、流路17から空気が吸入されるように構
成してある。
また、弁体13の上流側に前述の潤滑油に対す
るオイルクーラ18を配置して、吸入空気で潤滑
油を冷却するように構成してある。
さらに、弁箱12の全体に吸音材19を付設
し、円錐状の空気ガイド21をその底面側で弁体
13の上流側面にほぼ同芯状に取付け、空気流入
音を空気ガイド21の整流作用で抑制すると共
に、空気流入音の外部伝播を吸音材19で抑制す
るように構成してある。
〔別実施例〕
次に別実施例を説明する。
燃焼器5は、触媒燃焼式やオイル燃料タイプ
等、適当に変更できる。
吸音材19の種類や配置は適当に選択でき、例
えば、弁箱12の内側のみ又は内外両方に吸音材
19を配置してもよい。
フイルター14の種類や目の大きさなどは適当
に選定できる。
弁体ガイド16や空気ガイド21の形状や構造
は適当に変更でき、例えば空気ガイド21の外周
面形状を少し彎曲したものにして、一層円滑に空
気が弁体ガイド16の流路17に流入するように
したり、空気ガイド21を中空状にして、軽量化
で弁体13の開閉動作をスムーズにしてもよい。
オイルクーラ18を逆止弁8から省略してもよ
い。
ターボバーナの用途は不問であり、例えばガス
タービンを発電機等の駆動源に利用してもよい。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対
照を便利にする為に符号を記すが、該記入により
本考案は添付図面の構造に限定されるものではな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、第
1図は逆止弁の断面図、第2図はターボバーナの
全体概念図である。第3図は従来例の断面図であ
る。第4図及び第5図は実験結果を示すグラフで
ある。 1……コンプレツサー、2……ガスタービン、
3……給気路、5……燃焼器、7……起動用フア
ン、8……逆止弁、9……空気吸入路、12……
弁箱、13……弁体、14……フイルター、15
……弁座、16……弁体ガイド、17……流路、
19……吸音材、21……空気ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンプレツサー1とガスタービン2を連動連結
    し、前記コンプレツサー1から前記ガスタービン
    2への給気路3に燃焼器5を介装し、前記コンプ
    レツサー1の上流側に燃焼用空気供給のための起
    動用フアン7と逆止弁8付空気吸入路9を並列接
    続し、前記逆止弁8の弁箱12に吸音材19を付
    設したターボバーナの吸気部であつて、前記弁箱
    12の空気吸入口を弁体13の収容部分よりも大
    径に形成し、その空気吸入口にフイルター14を
    設け、前記弁体13を弁座15に接当する閉弁位
    置とその弁座15から離間する開弁位置にわたつ
    て往復摺動自在に保持する弁体ガイド16を、前
    記弁体13の外周部に配置して前記弁箱12に取
    付け、前記開弁位置の弁体13の上流側と下流側
    を連通する流路17を前記弁体ガイド16に形成
    し、円錐状の空気ガイド21をその底面側で前記
    弁体13の上流側面にほぼ同芯状に取付けてある
    ターボバーナの吸気部。
JP6364788U 1988-05-13 1988-05-13 Expired - Lifetime JPH051633Y2 (ja)

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JP6364788U JPH051633Y2 (ja) 1988-05-13 1988-05-13

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JPH01166734U JPH01166734U (ja) 1989-11-22
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