JPH0516318A - レーザ製版装置 - Google Patents

レーザ製版装置

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Publication number
JPH0516318A
JPH0516318A JP16716291A JP16716291A JPH0516318A JP H0516318 A JPH0516318 A JP H0516318A JP 16716291 A JP16716291 A JP 16716291A JP 16716291 A JP16716291 A JP 16716291A JP H0516318 A JPH0516318 A JP H0516318A
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JP
Japan
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plate
laser
plate cylinder
semiconductor laser
semiconductor
Prior art date
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Application number
JP16716291A
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English (en)
Inventor
Soichi Kuwabara
宗市 桑原
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0516318A publication Critical patent/JPH0516318A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体レーザを用いて版胴に巻回した版にグ
ラビア版を作製する時の製版時間を短縮したレーザ製版
装置を得る。 【構成】 半導体レーザを用いて版胴1を製版する際
に、複数の半導体レーザ10A,10Bを並設し、1つ
の半導体レーザ10Aで短時間製版した画素を他の半導
体レーザ10Bで更に短時間製版して、1つの画素の窪
み15を多数回製版する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はグラビア印刷等に用いる
版胴に係り、特にレーザで製版するレーザ製版装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は先に特開平2−139238
号公報によって、レーザを用いて熱可塑性樹脂からなる
版にレーザビームを照射し、画像の濃淡に対応した凹部
を形成する様にした凹版の版胴装置を提案した。
【0003】上記公報に開示した構成の大要を図6を用
いて説明する。図6は版胴1に巻回した版2のパターン
形成方法を示す光学系の概念図であり、版胴1は金属性
の円筒であり、この版胴1の外径に沿って合成樹脂の版
2を巻付けて、皿螺子等で版胴1に穿った母螺に固定す
る。この固定方法は適宜方法のものを選択することが出
来て、例えば版の裏面に接着剤を塗布して固定すること
も出来る。
【0004】版2の材料としては比較的融点の分布範囲
が狭く、硬化時には硬さがあり、融解時には樹脂が低温
で飛散又は昇華する熱可塑性樹脂がよく、例えば、ポリ
エチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリプロピレン樹脂にカ
ーボンを20%程度含有させたもの等を用いている。
又、版2の厚みは200ミクロン程度のものが選択され
る。
【0005】版胴1は後述する版胴回転モータ7に連結
され、版胴1は矢印B方向に回転される。
【0006】図6では1W程度の半導体レーザ10を用
いて版2に窪み15を形成するための概念図を示すもの
である。
【0007】イメージスキャナー等で取り込まれた映像
入力信号16は半導体レーザ10に供給され、駆動電流
をPCM化した映像入力信号16でオン,オフして直接
変調する。このため半導体レーザ10から放出されるレ
ーザビームは映像入力信号16に同期して点滅する。半
導体レーザ10を出たレーザビームはコリメートレンズ
12で平行光に成され、焦点レンズ13を介して版2表
面位置に焦点を結ぶ様に照射される。
【0008】半導体レーザ10、コリメートレンズ1
2、焦点レンズ13を含むレーザブロック21は始めは
版胴1の最左端側の所定位置に焦点が合せられている。
版胴1は矢印B方向に後述する版胴回転用モータ7で回
転される様になされているので、版胴1を1回転させる
と円周に沿った1トラック分の窪み15がレーザビーム
で飛散して所定の1トラック分の窪み15を作る。次に
レーザブロック21を1画素分版胴1の軸方向に移動さ
せて、合成樹脂材を飛散させて行くと2トラック分に所
定の窪み15が形成される。この様な走査を順次版胴1
の全面に亘って行えば合成樹脂材は映像入力信号16の
濃淡に対応した窪み15を全版に亘って形成することが
出来る。
【0009】即ち、版胴1にはレーザビームが焦点レン
ズ13を介して照射され、合成樹脂の版2表面に焦点を
結び版面を融かして合成樹脂を飛散或は昇華させる。
【0010】この場合、レーザを変調するか、1つの窪
み15に対するレーザ照射時間を変えることで版面材の
飛散或は昇華する窪み量、大きさを調整し階調に対応し
た体積の窪みとする。即ち窪み15は図6に示す様にレ
ーザビームで飛散する版面材の量が映像入力信号16の
濃淡によって深さdを変えるか、面積Sを変える様にし
ている。
【0011】従来のレーザ製版装置の具体的な例は図7
の如く構成されている。
【0012】図7は製版装置の斜視図を示すもので、1
1は製版装置のベースで略長方形状の鋼板上に版胴回転
部62及びレーザブロック移動部63が設けられる。版
胴回転部62は略くの字状に形成した左右側壁64L,
64R間に略円筒状の版胴1を回転自在に枢着し、ベー
ス11上に配設した版胴回転モータ7によって、駆動さ
れる様になされ、レーザブロック21内には半導体レー
ザ10やコリメートレンズ12、焦点レンズ13を含
み、版胴1の軸方向に沿って配設した案内部22に沿っ
て移動する様になされている。
【0013】版胴1の円筒部の外周に沿って合成樹脂の
版2を巻付けて固定する。版胴1の左右には金属製のキ
ャップ3L,3Rが嵌着され、左右キャップ3L,3R
に一体に形成した軸4L,4Rが左右側壁64L,64
Rに回動自在に枢着されている。軸4Rは複数のプーリ
6‥‥とベルト5‥‥を介してベース11上に固定され
た版胴回転モータ7に連結されて、これらプーリ6及び
ベルト5を介して版胴1に巻回した版2は矢印A或はB
方向に回転する。
【0014】レーザブロック移動部63はベース11の
左右側壁64L,64R上に形成したく字状の段部に略
矩形状のサブベース65が載置され、このサブベース6
5上に案内部22が形成されている。更にサブベース6
5上には軸受部23L,23Rが植立され、これら軸受
部23L,23R間にレーザブロック移動部63のボー
ルねじ26が橋絡され、レーザブロック移動用モータ2
4でボールねじ26は回転駆動される。即ち、ボールね
じ26はレーザブロック移動用モータ24の軸とカップ
リング用の軸継き手25で係合され、ボールねじ26を
駆動する。
【0015】ボールねじ26には移動子27が螺合さ
れ、この移動子27とレーザブロック取付台28がアー
ム29で固定され、レーザブロック取付台28上にはレ
ーザブロック21が配置され、このレーザブロック21
が案内部22に沿って版胴1の軸方向に移動すること
で、レーザブロック21内の半導体レーザ10から照射
されたレーザビームは版胴1に巻回した版2のX及びY
軸の全方向に対向して窪み15を形成することが出来
る。
【0016】即ち、版胴1にはレーザビームが焦点レン
ズ13を介して照射され、合成樹脂の版2表面に焦点を
結び版面を融かして合成樹脂を飛散或は昇華させる。
【0017】この場合、レーザを変調するか、1つの窪
み15に対するレーザ照射時間を変えることで版面材の
飛散或は昇華する窪み量、大きさを調整し階調に対応し
た面積の窪みとする。即ち窪み15は図6に示す様にレ
ーザビームで飛散する版面材の量が映像入力信号の濃淡
によって深さdを変えるか、面積Sを変える様にしてい
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】叙上の従来構成による
と1本の半導体レーザによって、版2に所定の凹状パタ
ーンを形成させて版全体を製版していた。
【0019】然し、現在、超高出力半導体レーザとして
実用に耐え得るパワーは1W程度であり、この程度の超
高出力半導体レーザ1個を用いて、グラビア印刷装置に
用いる版を作製すると、例えばA4サイズの版を所定の
濃度とした所定の深さd或は所定の面積Sの凹版パター
ンを得る場合に1〜2時間もの時間を必要とする問題が
あった。
【0020】本発明は叙上の如き問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは短時間で版
を作製し、この版を用いてグラビア印刷を行なう版胴を
短時間に得ることの出来る製版装置を提供しようとする
ものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の製版装置はその
例が図1に示されている様に、版胴1の版2にレーザ源
10Aよりレーザビームを照射してグラビア版を製版す
る様に成した製版装置に於いて、版胴1の回転方向或は
版胴1の回転軸方向に沿って配設した複数のレーザ源1
0A,10Bを有し、複数のレーザ源10A,10Bで
版2の画素を多数回製版して、版2の製版時間を短縮し
て成るものである。
【0022】
【作用】本発明の製版装置は版胴1の版2と対向して複
数の半導体レーザ10A及び10Bを並べて順次に同一
画素のドットを製版する様にし、複数の半導体レーザ1
0A及び10Bでの個々の製版時の窪み15の深さd又
は面積Sを選択したので、1本の半導体レーザで製版す
る時よりも製版時間を短縮することが出来る。
【0023】
【実施例】以下、本発明のレーザ製版装置を図1乃至図
5によって詳記する。
【0024】図1は本例の半導体レーザによって版を製
版する場合のレーザ製版装置の一実施例を示す斜視図で
あり図7との対応部分には同一符号を付して重複説明を
省略する。
【0025】図1に於いて、ベース11上には左右側壁
64L,64Rで構成された版胴回転部62及びこの左
右側壁64L,64Rの段部に載置されたレーザブロッ
ク移動部63が設けられている。
【0026】このレーザブロック移動部63上には版胴
1の軸方向(X軸方向)に沿って案内部22が2本配設
され、この案内部22のレール上を摺動する様にレーザ
ブロック取付台28が橋絡され、このレーザブロック取
付台28上に複数のレーザブロック21A及び21Bが
版胴1のX軸方向に沿って並べられて固定されている。
【0027】これら複数のレーザブロック21A及び2
1Bは図6で説明したコリメートレンズ12及び焦点レ
ンズ13並びに半導体レーザ10A及び10Bを個々に
有している。図1の例では2個のレーザブロック21A
及び21Bを並べたがこれらの数はn個迄、適宜選択可
能であることは勿論である。
【0028】よって、複数のレーザブロック21A及び
21Bは版胴1のX軸方向に移動自在と成される。即
ち、レーザブロック移動部63は軸受部23L,23R
間に橋絡され、レーザブロック移動用モータ24で軸継
き手25を介して回転されるボールねじ62とこれに螺
合して移動する移動子27を有し、この移動子27とレ
ーザブロック取付け台28がアーム29によって固定さ
れている。この移動子27がレーザブロック移動用モー
タ24の回転により移動するとレーザブロック21A及
び21Bも案内部22にそって矢印X方向に移動するよ
うになっている。版胴1は金属性の円筒であり、この円
筒部の外形に沿って合成樹脂のシート状の版2を巻付け
て固定する。版胴1の左右には金属性のキャップ3L,
3Rが固定されており、このキャップ3L,3Rより軸
4L,4Rが植立されている。軸4Rはベルト5とプー
リ6により版胴回転用モータ7に連結されており、版胴
は矢印A方向あるいはB方向に回転される。
【0029】この様なレーザ製版装置を用いて、グラビ
アの版2を形成する形成動作を図2の系統図を用いて説
明する。
【0030】図2で入力操作部30は停止、リセット等
のステータス信号31をマイクロコンピュータ(以下C
PUと記す)32に供給する。CPU32は正転又は逆
点パルスをレーザブロック移動用モータドライバ33と
版胴回転用モータドライバ35とに供給し、レーザブロ
ック移動用モータ24と版胴回転用モータ7とを回転駆
動させる。2つのレーザブロック21A及び21Bを並
べた状態で、版胴駆動用モータ7で版胴1をA又はB方
向に回転させながら、半導体レーザ10Aで画像データ
41に対応した窪み15Aを製版する。
【0031】この場合の半導体レーザ10Aでの製版時
間は図3Aの符号66で示す様に1本の半導体レーザで
のみ製版する時間tの略半分の時間t/2だけ半導体レ
ーザ10Aをオンさせる。この間2本の半導体レーザの
うち半導体レーザ10Bはオフ状態にある。
【0032】次に版胴1が1回転して円周に沿って所定
の比較的版の深さdが浅いか、或は面積Sが小さな版が
形成されたら、レーザブロック移動用モータ24を回転
させて、レーザブロック21Bを1画素分版胴1のX軸
方向に移動させる。即ち、図2で半導体レーザ10Bは
半導体レーザ10A位置に移動し、半導体レーザ10A
は例えば1画素分の距離Dだけ版胴1の軸方向に離れた
点67を照射して、製版を行うことになる。
【0033】この一画素分の距離移動している時間、即
ち版胴開始位置に到達するまでの時間68の経過後(図
3Aの2本目のグラフ参照)に半導体レーザ10Bをt
/2時間オンさせて半導体レーザ10Aで製版した版の
深さdを更に深くするか、面積Sを大きくする様に所定
の大きさの濃淡に応じた窪み15Aを形成する。
【0034】上述の動作を順次、繰り返してレーザブロ
ック21Aの半導体レーザ10Aが製版すべきすべての
版面上の窪み15を形成し終えたらレーザブロック21
Bの半導体レーザ10Bで残りの窪み15を所定の濃度
になる様に製版を続ける。この間レーザブロック21A
の半導体レーザ10Aは窪み15を形成せずにいて、レ
ーザブロック21Bの半導体レーザ10Bが全ての窪み
15を再製版し終えたら版胴回転モータ7及びレーザブ
ロック移動モータ24は停止する様にCPU32がコン
トロールする。
【0035】この場合、従来と同等の窪み15を形成す
るためには、一つのレーザブロック21Aによるレーザ
パワーは従来の半分でよく、同等のパワーを有する半導
体レーザ10Aを使用した場合は倍速で窪み15を製版
すればよいことになる。ただし、各々の半導体レーザ1
0A,10Bの片方でしか製版していない時間が図3A
の符号68の様にあるため、その分の製版時間は余計に
かかることになる。
【0036】上述の例では2本の半導体レーザ10A,
10Bを版胴1の軸方向に並べた例を説明したが、n本
を並べることも考えられる。但し、この場合はすべての
半導体レーザ10A,10B‥‥10Nで製版しない時
間68があるので注意が必要である。図3Bに3本の半
導体レーザを用いた場合の1本目乃至3本目迄の製版時
間70、製版開始位置に到達する迄の時間68並に他の
半導体レーザが製版し終るのを待っている時間71を示
す。
【0037】再び図2に戻って説明するとデータRAM
38にはイメージスキャナ等で取り込んだデジタル画像
データ41が格納されている。CPU32は製版すべき
画素の画像データをデータRAM38より読みだし、こ
れをグレースケール変換回路42に送る。グレースケー
ル変換回路42は画像の濃淡をレーザー照射時間の長短
に変換する役割を持つ。このグレースケール変換回路4
2の出力によりレーザードライバ43を介して半導体レ
ーザ10A及び10Bを駆動する。
【0038】この様にすることにより、例えば、4本の
半導体レーザを用いれば従来の1/2以下の時間で製版
できるようになる。さらにレーザの数を8本,10本と
増やしていけば製版時間はさらに短くなり効果が抜群で
あることは言うまでもないことである。また、ある程度
の位置調整をして、ほぼすべての半導体レーザが同じ画
素のところにあたればよいので、多数本の半導体レーザ
で別々の領域を製版する場合に比べて位置調整がかなり
楽になる。またパワー等の調整はなくてもよくなる。
【0039】上述の実施例では複数のレーザブロック2
1A,21Bを版胴1の軸方向に並設した場合を説明し
たが、図4は本発明の製版装置の他の実施例を示すもの
で、版胴1の同一円周上に90度の角度を離して第1の
レーザブロック21Aと第2のレーザブロック21Cを
配設したものである。
【0040】この場合は、左右側壁64L,64R上の
サブベース65A上に配設したレーザブロック移動部6
3Aを図4の様に立てて配設する。
【0041】レーザブロック移動部63Aのサブベース
65A上には案内部22Aが形成されている。更にサブ
ベース65A上には軸受部23LA,23RAが植立さ
れ、これら軸受部23LA,23RA間にレーザブロッ
ク移動部63Aのボールねじ26Aが橋絡され、レーザ
ブロック移動用モータ24Aでボールねじ26Aは回転
駆動される。すなわち、ボールねじ26Aはレーザブロ
ック移動用モータ24Aの軸とカップリング用の軸継ぎ
手25Aで係合され、ボールねじ26Aを駆動する。
【0042】ボールねじ26Aには移動子27Aが螺合
され、この移動子27Aとレーザブロック取付台28A
がアーム29Aで固定され、レーザブロック取付台28
A上にはレーザブロック21Cが載置され、このレーザ
ブロック21Cが案内部22Aに沿って版胴1の軸方向
に移動することで、レーザブロック21C内の半導体レ
ーザ10Cから照射されたレーザビームは版胴1に巻回
した版2のX及びY軸の全方向に対向して窪み15を形
成することか出来る。
【0043】この様な構成でも1つのレーザブロックに
比べて時間を短縮し得ることは明らかであり、円周上に
並べてあるので版胴1の軸方向に並べる場合に比べすべ
ての半導体で製版しない時間を短縮出来る。
【0044】上述の構成では版胴1の円周上で90°ず
れた位置に半導体レーザを配設した例を説明したが、円
周上で180°ずれた位置に半導体レーザを配設する場
合には左右側壁64L,64Rを略凸状となし、サブベ
ース65と反対側の段部にサブベース65Aを載置する
様にすればよい。勿論、版胴1の円周上の360°をn
等分する位置にn個のレーザブロックを含む半導体レー
ザを配設することも出来る。
【0045】図5は本発明の版胴装置の更に他の実施例
を示すもので、図1で示した版胴1の軸方向に複数個配
設したレーザブロックと同様の複数のレーザブロック2
1C,21Dを版胴1の円周方向に90度の間隔を置い
て配列したもので、これらも半導体レーザを同時に駆動
することで製版時間は並べた半導体レーザの数に比例し
て1個の半導体で駆動する場合に比べて短縮される。
【0046】更に上記実施例では発光源が1つの半導体
レーザについて説明したが複数の発光源を有するマルチ
半導体レーザを用いて同時に窪みを形成することも出来
る。
【0047】
【発明の効果】本発明のレーザ製版装置によれば製版時
間がかかり過ぎるという半導体レーザを用いたレーザ製
版における欠点を補い、今までの数分の1の時間で製版
できて位置調整も楽で、パワー調整も不要なものが得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレーザ製版装置の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本発明のレーザ製版装置の系統図である。
【図3】本発明の製版時間の説明図である。
【図4】本発明のレーザ製版装置の他の実施例を示す斜
視図である。
【図5】本発明のレーザ製版装置の更に他の実施例を示
す斜視図である。
【図6】従来のレーザ走査系を示す光学系の概念図であ
る。
【図7】従来の製版装置の斜視図である。
【符号の説明】
1 版胴 2 版 10,10A〜10D 半導体レーザ 15,15A 窪み 21,21A〜21D レーザブロック
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】イメージスキャナー等で取り込まれた
入力信号16は半導体レーザ10に供給され、駆動電流
をPCM化した像入力信号16でオン,オフして直接
変調する。このため半導体レーザ10から放出されるレ
ーザビームは像入力信号16に同期して点滅する。半
導体レーザ10を出たレーザビームはコリメートレンズ
12で平行光に成され、焦点レンズ13を介して版2表
面位置に焦点を結ぶ様に照射される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】この場合、レーザを変調するか、1つの窪
み15に対するレーザ照射時間を変えることで版面材の
飛散或は昇華する窪み量、大きさを調整し階調に対応し
た体積の窪みとする。即ち窪み15は図6に示す様にレ
ーザビームで飛散する版面材の量が像入力信号16の
濃淡によって深さdを変えるか、面積Sを変える様にし
ている。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図7は製版装置の斜視図を示すもので、1
1は製版装置のベースで略長方形状の鋼板上に版胴回転
部62及びレーザブロック移動部63が設けられる。版
胴回転部62は略くの字状に形成した左右側壁64L,
64R間に略円筒状の版胴1を回転自在に枢着し、側壁
64Rに配設した版胴回転モータ7によって、駆動され
る様になされ、レーザブロック21内には半導体レーザ
10やコリメートレンズ12、焦点レンズ13を含み、
版胴1の軸方向に沿って配設した案内部22に沿って移
動する様になされている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】版胴1の円筒部の外周に沿って合成樹脂の
版2を巻付けて固定する。版胴1の左右には金属製のキ
ャップ3L,3Rが嵌着され、左右キャップ3L,3R
に一体に形成した軸4L,4Rが左右側壁64L,64
Rに回動自在に枢着されている。軸4Rは複数のプーリ
6‥‥とベルト5‥‥を介して側壁64Rに固定された
版胴回転モータ7に連結されて、これらプーリ6及びベ
ルト5を介して版胴1に巻回した版2は矢印A或はB方
向に回転する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】この場合、レーザを変調するか、1つの窪
み15に対するレーザ照射時間を変えることで版面材の
飛散或は昇華する窪み量、大きさを調整し階調に対応し
た面積の窪みとする。即ち窪み15は図6に示す様にレ
ーザビームで飛散する版面材の量が像入力信号の濃淡
によって深さdを変えるか、面積Sを変える様にしてい
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】図2で入力操作部30は停止、リセット等
のステータス信号31をマイクロコンピュータ(以下C
PUと記す)32に供給する。CPU32は正転又は逆
パルスをレーザブロック移動用モータドライバ33と
版胴回転用モータドライバ35とに供給し、レーザブロ
ック移動用モータ24と版胴回転用モータ7とを回転駆
動させる。2つのレーザブロック21A及び21Bを並
べた状態で、版胴駆動用モータ7で版胴1をA又はB方
向に回転させながら、半導体レーザ10Aで画像データ
41に対応した窪み15Aを製版する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】この場合の半導体レーザ10Aでの製版時
間は図3Aの符号66で示す様に1本の半導体レーザで
のみ製版する時間tの略半分の時間t/2だけ半導体レ
ーザ10Aをオンさせる。製版開始後しばらくは2本の
半導体レーザのうち半導体レーザ10Bはオフ状態にあ
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】次に版胴1が1回転して円周に沿って所定
の比較的版の深さdが浅いか、或は面積Sが小さな版が
形成されたら、レーザブロック移動用モータ24を回転
させて、レーザブロック21A,21Bを1画素分版胴
1のX軸方向に移動させる。この操作をn画素分くりか
えす。即ち、図2で半導体レーザ10Bは半導体レーザ
10A位置に移動し、半導体レーザ10Aは例えば
素分の距離Dだけ版胴1の軸方向に離れた点67を照射
して、製版を行うことになる。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】この画素分の距離移動している時間、即
製版開始位置に到達するまでの時間68の経過後(図
3Aの2本目のグラフ参照)に半導体レーザ10Bをt
/2時間オンさせて半導体レーザ10Aで製版した版の
深さdを更に深くするか、面積Sを大きくする様に所定
の大きさの濃淡に応じた窪み15Aを形成する。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 版胴の版にレーザ源よりレーザビームを
    照射してグラビア版を製版する様に成した製版装置に於
    いて、 上記版胴の回転方向或は版胴の回転軸方向に沿って配設
    した複数のレーザ源を有し、上記複数のレーザ源で上記
    版の画素を多数回製版して、版の製版時間を短縮して成
    ることを特徴とするレーザ製版装置。
JP16716291A 1991-07-08 1991-07-08 レーザ製版装置 Pending JPH0516318A (ja)

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JP16716291A JPH0516318A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 レーザ製版装置

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ID=15844571

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JP16716291A Pending JPH0516318A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 レーザ製版装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080663A (ja) * 2001-09-14 2003-03-19 Tohoku Ricoh Co Ltd 書き込み装置および印刷装置
JP2007237691A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光記録ヘッド
DE102007032903A1 (de) * 2007-07-14 2009-01-15 Schepers Gmbh + Co. Kg Verfahren zum Betreiben einer Lasergravureinrichtung

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JP2007237691A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光記録ヘッド
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