JPH0516307Y2 - - Google Patents
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- JPH0516307Y2 JPH0516307Y2 JP1986096547U JP9654786U JPH0516307Y2 JP H0516307 Y2 JPH0516307 Y2 JP H0516307Y2 JP 1986096547 U JP1986096547 U JP 1986096547U JP 9654786 U JP9654786 U JP 9654786U JP H0516307 Y2 JPH0516307 Y2 JP H0516307Y2
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- Japan
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- cylinder
- hot water
- cleaning nozzle
- cleaning
- auxiliary cylinder
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Landscapes
- Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「考案の目的」
(産業上の利用分野)
本考案は、主に洋風便器等に取り付けられる温
水洗浄装置に関するものである。
水洗浄装置に関するものである。
(従来の温水洗浄装置)
第4図は従来の温水洗浄装置1が取り付けられ
た洋風便器を一部切り欠いて示す斜視図である。
温水洗浄装置1は、用便前又は用便後の肛門を温
水で洗浄したり(以下、肛門洗浄という)、女性
の局部を温水で洗浄したり(以下、局部洗浄とい
う)するための装置である。該温水洗浄装置1
を、第5図に側断面図で示す。該温水洗浄装置1
(以下、従来装置という)は、いわゆる円筒体相
互の三重構造となつており、外装シリンダー2内
に補動シリンダー3が摺動可能に挿通され、該補
動シリンダー3内に更に洗浄ノズル4が摺動可能
に挿通されて成る。外装シリンダー2には、その
尾部端面2aに、水道管(図示省略)と繋がる水
供給管5が接続されていると共に、筒腹部2b
に、温水タンク(図示省略)と繋がる温水供給管
6が接続されている。補動シリンダー3には、そ
の尾部寄り周面に温水用の流通孔3aが穿設され
ている。また、洗浄ノズル4には、その頭部寄り
の上周面に噴射孔4aが穿設されていると共に、
尾部寄り内部に調圧弁7が装着されている。この
ようにして成る従来装置1は、外装シリンダー2
の水供給管5を開通状態とするか否かによつて、
洗浄ノズル4の伸出長さが二段階に変化するよう
になつており、肛門洗浄と局部洗浄との切り換え
が可能となつている。
た洋風便器を一部切り欠いて示す斜視図である。
温水洗浄装置1は、用便前又は用便後の肛門を温
水で洗浄したり(以下、肛門洗浄という)、女性
の局部を温水で洗浄したり(以下、局部洗浄とい
う)するための装置である。該温水洗浄装置1
を、第5図に側断面図で示す。該温水洗浄装置1
(以下、従来装置という)は、いわゆる円筒体相
互の三重構造となつており、外装シリンダー2内
に補動シリンダー3が摺動可能に挿通され、該補
動シリンダー3内に更に洗浄ノズル4が摺動可能
に挿通されて成る。外装シリンダー2には、その
尾部端面2aに、水道管(図示省略)と繋がる水
供給管5が接続されていると共に、筒腹部2b
に、温水タンク(図示省略)と繋がる温水供給管
6が接続されている。補動シリンダー3には、そ
の尾部寄り周面に温水用の流通孔3aが穿設され
ている。また、洗浄ノズル4には、その頭部寄り
の上周面に噴射孔4aが穿設されていると共に、
尾部寄り内部に調圧弁7が装着されている。この
ようにして成る従来装置1は、外装シリンダー2
の水供給管5を開通状態とするか否かによつて、
洗浄ノズル4の伸出長さが二段階に変化するよう
になつており、肛門洗浄と局部洗浄との切り換え
が可能となつている。
つまり、第6図イに示すように、温水供給管6
のみを開通状態とすると、流通孔3aを介して補
動シリンダー3内に温水が流入し、洗浄ノズル4
を押し出すようになる。そして、補動シリンダー
3の内圧が調圧弁7(第5図参照)の設定値を越
えると、温水が洗浄ノズル4内に流入し、頭部の
噴射孔4aから肛門に向かつて噴き出すようにな
る。また、第6図ロに示すように、水供給管5及
び温水供給管6の双方を開通状態とすると、水供
給管5からの水が補動シリンダー3を押し出すよ
うになるから、洗浄ノズル4が、更に前方(約35
mm)の、局部洗浄に適した位置へ伸出するように
なる。
のみを開通状態とすると、流通孔3aを介して補
動シリンダー3内に温水が流入し、洗浄ノズル4
を押し出すようになる。そして、補動シリンダー
3の内圧が調圧弁7(第5図参照)の設定値を越
えると、温水が洗浄ノズル4内に流入し、頭部の
噴射孔4aから肛門に向かつて噴き出すようにな
る。また、第6図ロに示すように、水供給管5及
び温水供給管6の双方を開通状態とすると、水供
給管5からの水が補動シリンダー3を押し出すよ
うになるから、洗浄ノズル4が、更に前方(約35
mm)の、局部洗浄に適した位置へ伸出するように
なる。
(考案が解決しようとする問題点)
従来装置1は、前述した如く洗浄ノズル4及び
補動シリンダー3の摺動が、温水又は水の供給圧
によつて行われるようになつている。ところで、
肛門洗浄は、老若男女を問わず行われるものであ
り、補動シリンダー3に対する洗浄ノズル4の摺
動は頻繁となるが、局部洗浄は、女性のみが行う
程度に留まり、外装シリンダー2に対する補動シ
リンダー3の摺動も稀である。このため、外装シ
リンダー2と補動シリンダー3との周面間には、
水垢等が蓄積し易く、該水垢が補動シリンダー3
の摺動に支障を与えていた。また、高層住宅等の
上層階部分では、水道水の供給圧が1Kg/cm2を下
回ることが珍しくなく、このような住宅に従来装
置1が設置されると、外装シリンダー2に対して
補動シリンダー3を伸出させるに充分な水圧が得
られなくなる。このため、前記の如き水垢の蓄積
等と相俟つて補動シリンダー3が伸出しないよう
になり、局部洗浄ができなかつた。
補動シリンダー3の摺動が、温水又は水の供給圧
によつて行われるようになつている。ところで、
肛門洗浄は、老若男女を問わず行われるものであ
り、補動シリンダー3に対する洗浄ノズル4の摺
動は頻繁となるが、局部洗浄は、女性のみが行う
程度に留まり、外装シリンダー2に対する補動シ
リンダー3の摺動も稀である。このため、外装シ
リンダー2と補動シリンダー3との周面間には、
水垢等が蓄積し易く、該水垢が補動シリンダー3
の摺動に支障を与えていた。また、高層住宅等の
上層階部分では、水道水の供給圧が1Kg/cm2を下
回ることが珍しくなく、このような住宅に従来装
置1が設置されると、外装シリンダー2に対して
補動シリンダー3を伸出させるに充分な水圧が得
られなくなる。このため、前記の如き水垢の蓄積
等と相俟つて補動シリンダー3が伸出しないよう
になり、局部洗浄ができなかつた。
本考案は、上記の如き事情に鑑みてなされたも
のであつて、補動シリンダーの伸出が確実とな
る、新規な温水洗浄装置(以下、本案装置とい
う)を提供することを目的とする。
のであつて、補動シリンダーの伸出が確実とな
る、新規な温水洗浄装置(以下、本案装置とい
う)を提供することを目的とする。
「考案の構成」
(問題点を解決するための手段)
本案装置は、中空円筒状の洗浄ノズルと補動シ
リンダーと外装シリンダーが順次外装され、前記
洗浄ノズルは前記補動シリンダーの尾部奥壁と該
洗浄ノズルの尾部端面とで温水供給空間を形成
し、該温水供給空間への温水の供給圧によつて前
記外装シリンダーの頭部から突出可能になされ、
該洗浄ノズルの外周面と前記補動シリンダーの内
周面の間には該洗浄ノズルを補動シリンダーの尾
部側へ付勢する付勢バネが介装され、前記洗浄ノ
ズルの尾部から供給される温水を洗浄ノズルの頭
部の噴射孔から噴射する便器用の温水洗浄装置で
あつて、前記補動シリンダーの後部は、前記外装
シリンダーの尾部開口より突出され、該後部を除
く補動シリンダーの全体は外装シリンダーの内で
摺動可能に収められており、前記補動シリンダー
はロータリーソレノイドの回動軸に取着された揺
動扞の振端と係合する操作扞の移動に伴つて前記
外装シリンダー内で前後に所定距離だけ移動可能
になされたものである。
リンダーと外装シリンダーが順次外装され、前記
洗浄ノズルは前記補動シリンダーの尾部奥壁と該
洗浄ノズルの尾部端面とで温水供給空間を形成
し、該温水供給空間への温水の供給圧によつて前
記外装シリンダーの頭部から突出可能になされ、
該洗浄ノズルの外周面と前記補動シリンダーの内
周面の間には該洗浄ノズルを補動シリンダーの尾
部側へ付勢する付勢バネが介装され、前記洗浄ノ
ズルの尾部から供給される温水を洗浄ノズルの頭
部の噴射孔から噴射する便器用の温水洗浄装置で
あつて、前記補動シリンダーの後部は、前記外装
シリンダーの尾部開口より突出され、該後部を除
く補動シリンダーの全体は外装シリンダーの内で
摺動可能に収められており、前記補動シリンダー
はロータリーソレノイドの回動軸に取着された揺
動扞の振端と係合する操作扞の移動に伴つて前記
外装シリンダー内で前後に所定距離だけ移動可能
になされたものである。
(作用)
肛門洗浄をするときには、補動シリンダーの尾
部奥壁と洗浄ノズルの尾部端面とで形成された温
水供給空間内に温水が供給され、その温水の供給
圧によつて洗浄ノズルの尾部端面が頭部の方へ押
され、該洗浄ノズルの頭部は外装シリンダーの頭
部から突出する。そして、洗浄が終了して温水の
供給が断たれると、洗浄ノズルの外周面に介装し
た付勢バネの戻力により洗浄ノズルは尾部側へ戻
る。
部奥壁と洗浄ノズルの尾部端面とで形成された温
水供給空間内に温水が供給され、その温水の供給
圧によつて洗浄ノズルの尾部端面が頭部の方へ押
され、該洗浄ノズルの頭部は外装シリンダーの頭
部から突出する。そして、洗浄が終了して温水の
供給が断たれると、洗浄ノズルの外周面に介装し
た付勢バネの戻力により洗浄ノズルは尾部側へ戻
る。
一方、局部洗浄をするときには、移動手段を作
動させて補助シリンダーを外装シリンダー内を所
定距離だけ強制移動させて、補助シリンダーに内
装している洗浄ノズルを外装シリンダーの頭部か
ら前記所定距離だけ突出させた状態で、上記肛門
洗浄の場合と同様に温水供給空間内に温水を供給
し、その供給圧によつて前記洗浄ノズルをさらに
突出させる。つまり、水道管からの直接的な水圧
を利用しないで、位置の高さに影響されることの
ない電力を利用する構造となつているから、高層
住宅の上層階部分等での使用にも、何等問題はな
い。なお、補動シリンダー内における洗浄ノズル
の摺動は、従来装置と同様に、温水の供給圧を利
用するようにしてある。前述した如く、肛門洗浄
は頻繁に行われるものであり、外装シリンダーと
補動シリンダーとの周面間に水垢等が蓄積するこ
とはない。
動させて補助シリンダーを外装シリンダー内を所
定距離だけ強制移動させて、補助シリンダーに内
装している洗浄ノズルを外装シリンダーの頭部か
ら前記所定距離だけ突出させた状態で、上記肛門
洗浄の場合と同様に温水供給空間内に温水を供給
し、その供給圧によつて前記洗浄ノズルをさらに
突出させる。つまり、水道管からの直接的な水圧
を利用しないで、位置の高さに影響されることの
ない電力を利用する構造となつているから、高層
住宅の上層階部分等での使用にも、何等問題はな
い。なお、補動シリンダー内における洗浄ノズル
の摺動は、従来装置と同様に、温水の供給圧を利
用するようにしてある。前述した如く、肛門洗浄
は頻繁に行われるものであり、外装シリンダーと
補動シリンダーとの周面間に水垢等が蓄積するこ
とはない。
(実施例)
以下本考案を、その実施例を示す図面に基づい
て説明すると次の通りである。
て説明すると次の通りである。
第1図乃至第3図は本案装置を示すものであつ
て、第1図は平面図、第2図は側面図、第3図は
拡大して示す側断面図である。本案位置の最も特
徴とする構造部分は、補動シリンダー11を、ロ
ータリーソレノイド13の回動力を利用して摺動
させるところにある。
て、第1図は平面図、第2図は側面図、第3図は
拡大して示す側断面図である。本案位置の最も特
徴とする構造部分は、補動シリンダー11を、ロ
ータリーソレノイド13の回動力を利用して摺動
させるところにある。
第3図に示すように、本案装置は、外装シリン
ダー10と補動シリンダー11と洗浄ノズル12
との三者から成り、外装シリンダー10内に補動
シリンダー11がその尾部11aを露出する如く
摺動可能に挿通されており、該補動シリンダー1
1内に更に洗浄ノズル12が摺動可能に挿通され
て成る。まず、上記三者の夫々について、内部構
造等を説明する。
ダー10と補動シリンダー11と洗浄ノズル12
との三者から成り、外装シリンダー10内に補動
シリンダー11がその尾部11aを露出する如く
摺動可能に挿通されており、該補動シリンダー1
1内に更に洗浄ノズル12が摺動可能に挿通され
て成る。まず、上記三者の夫々について、内部構
造等を説明する。
外装シリンダー10は、尾部10aが開放され
た円筒状に形成されており、頭部10bには、洗
浄ノズル12用の伸出孔10cが穿設されてい
る。また、該頭部10bの周面には、便器(図示
省略)等への取付部が設けられている。
た円筒状に形成されており、頭部10bには、洗
浄ノズル12用の伸出孔10cが穿設されてい
る。また、該頭部10bの周面には、便器(図示
省略)等への取付部が設けられている。
補動シリンダー11は、尾部11aが閉塞され
た円筒状に形成されており、頭部11bには、洗
浄ノズル12用の伸出孔11cが穿設されてい
る。また、前記尾部11aの周面には、温水供給
管用の接続継手17が取り付けられている。そし
て、補動シリンダー11の尾部11a奥壁と前記
洗浄ノズル12の尾部端面とで温水供給空間を形
成している。
た円筒状に形成されており、頭部11bには、洗
浄ノズル12用の伸出孔11cが穿設されてい
る。また、前記尾部11aの周面には、温水供給
管用の接続継手17が取り付けられている。そし
て、補動シリンダー11の尾部11a奥壁と前記
洗浄ノズル12の尾部端面とで温水供給空間を形
成している。
洗浄ノズル12は、中央部に温水路12aが穿
設された中空円筒状に形成されており、頭部12
bの内部には、その上周面に穿設された噴射孔1
2cと、前記温水路12aとの連通を仕切る如き
調圧弁18が装着されている。
設された中空円筒状に形成されており、頭部12
bの内部には、その上周面に穿設された噴射孔1
2cと、前記温水路12aとの連通を仕切る如き
調圧弁18が装着されている。
前記補動シリンダー11と洗浄ノズル12との
周間には、コイルスプリング19が挿通されてい
る。該コイルスプリング19は、洗浄ノズル12
が補動シリンダー11内へ収納復帰する如く付勢
している。なお、外装シリンダー10と洗浄ノズ
ル12との周間に、スプリング等の付勢具は介設
されていない。
周間には、コイルスプリング19が挿通されてい
る。該コイルスプリング19は、洗浄ノズル12
が補動シリンダー11内へ収納復帰する如く付勢
している。なお、外装シリンダー10と洗浄ノズ
ル12との周間に、スプリング等の付勢具は介設
されていない。
次に、本案装置の外部構造について説明する。
第2図に示すように、外装シリンダー10の下部
には、取着台板16を介してロータリーソレノイ
ド13が取り付けられている。該ロータリーソレ
ノイド13の回動軸13aには、揺動杆14が取
り付けられている。該揺動杆14は、その上方端
にピン14a(第1図参照)が突設されている。
該ピン14aは、ロータリーソレノイド13の回
動軸13aが回動することによつて円弧状に移動
する振端となされている。また、第1図に示す如
く、補動シリンダー11の尾部11aには、横倒
したL字状に曲折された操作杆15が取り付けら
れている。該操作杆15の前端部分には、第2図
に示す如く、縦溝15aが穿設されており、側面
視すると、全体として横倒したF字状をかたどる
ようになつている。そして該操作杆15の縦溝1
5a内には、前記揺動杆14のピン14aが挿し
込まれるようになつている。
第2図に示すように、外装シリンダー10の下部
には、取着台板16を介してロータリーソレノイ
ド13が取り付けられている。該ロータリーソレ
ノイド13の回動軸13aには、揺動杆14が取
り付けられている。該揺動杆14は、その上方端
にピン14a(第1図参照)が突設されている。
該ピン14aは、ロータリーソレノイド13の回
動軸13aが回動することによつて円弧状に移動
する振端となされている。また、第1図に示す如
く、補動シリンダー11の尾部11aには、横倒
したL字状に曲折された操作杆15が取り付けら
れている。該操作杆15の前端部分には、第2図
に示す如く、縦溝15aが穿設されており、側面
視すると、全体として横倒したF字状をかたどる
ようになつている。そして該操作杆15の縦溝1
5a内には、前記揺動杆14のピン14aが挿し
込まれるようになつている。
このようにして成る本案装置の稼働状況を説明
する。まず、局部洗浄を行う場合は、第3図に示
す温水供給管用の接続継手17から、温水を供給
すると共に、第2図に示すロータリーソレノイド
13に通電する。該ロータリーソレノイド13に
通電すると、該ロータリーソレノイド13の回動
軸13aに取り付けられた揺動杆14が二点鎖線
で示す如く揺動する。従つて、操作杆15が前方
へ引き出されるようになり、補動シリンダー11
が外装シリンダー10の内方へ少し押し込まれる
ようになる。一方、第3図に示すように、接続継
手17から補動シリンダー11内に温水が供給さ
れると、該補動シリンダー11内の洗浄ノズル1
2が、外装シリンダー10の頭部10bから伸出
するようになると共に、洗浄ノズル12の内圧上
昇に伴つて、洗浄ノズル12における頭部12b
の調圧弁18が開弁し、噴射孔12cから温水が
噴出するようになる。この噴出位置は、洗浄ノズ
ル12の伸出距離と補動シリンダー11の移動距
離との加算距離となつており、局部洗浄に適した
位置となる。また、肛門洗浄を行う場合は、ロー
タリーソレノイド13に通電しないようにすれ
ば、洗浄ノズル12のみの伸出となり、肛門洗浄
に適した位置が得られる。
する。まず、局部洗浄を行う場合は、第3図に示
す温水供給管用の接続継手17から、温水を供給
すると共に、第2図に示すロータリーソレノイド
13に通電する。該ロータリーソレノイド13に
通電すると、該ロータリーソレノイド13の回動
軸13aに取り付けられた揺動杆14が二点鎖線
で示す如く揺動する。従つて、操作杆15が前方
へ引き出されるようになり、補動シリンダー11
が外装シリンダー10の内方へ少し押し込まれる
ようになる。一方、第3図に示すように、接続継
手17から補動シリンダー11内に温水が供給さ
れると、該補動シリンダー11内の洗浄ノズル1
2が、外装シリンダー10の頭部10bから伸出
するようになると共に、洗浄ノズル12の内圧上
昇に伴つて、洗浄ノズル12における頭部12b
の調圧弁18が開弁し、噴射孔12cから温水が
噴出するようになる。この噴出位置は、洗浄ノズ
ル12の伸出距離と補動シリンダー11の移動距
離との加算距離となつており、局部洗浄に適した
位置となる。また、肛門洗浄を行う場合は、ロー
タリーソレノイド13に通電しないようにすれ
ば、洗浄ノズル12のみの伸出となり、肛門洗浄
に適した位置が得られる。
(別態様の検討)
ロータリーソレノイドの取付構造、各シリンダ
ーの形状等は、実施の態様に応じて適宜変更可能
である。
ーの形状等は、実施の態様に応じて適宜変更可能
である。
「考案の効果」
以上の説明で明らかなように、本考案に係る温
水洗浄装置によれば、外装シリンダーに対する補
動シリンダーの摺動が、水道管の水圧低下や水垢
の蓄積等によつて阻害されることはない。すなわ
ち、補動シリンダーは外装シリンダー内で摺動可
能に収められており、肛門洗浄及び局部洗浄の際
に外装シリンダーから便鉢内へ伸長されるのは洗
浄ノズルだけであるので、補動シリンダーと外装
シリンダーとの間の水垢等の影響によつて、補動
シリンダーの摺動が阻害されることはない。さら
に、ロータリーソレノイドの回動運転を利用して
水平移動運動を行つているので、電気的に制動し
易い上にワイヤ等の配線をする必要がなく、肛門
洗浄と局部洗浄との切替が容易である。また、補
動シリンダーを移動させたときの位置決め用のワ
イヤ、スプリング等の金属部材が不要であるの
で、耐錆性に優れている。さらにまた、水道管か
らの直接的な配管が不要となつているため、装置
の小型化が可能となる等、幾多の優れた利点を有
している。
水洗浄装置によれば、外装シリンダーに対する補
動シリンダーの摺動が、水道管の水圧低下や水垢
の蓄積等によつて阻害されることはない。すなわ
ち、補動シリンダーは外装シリンダー内で摺動可
能に収められており、肛門洗浄及び局部洗浄の際
に外装シリンダーから便鉢内へ伸長されるのは洗
浄ノズルだけであるので、補動シリンダーと外装
シリンダーとの間の水垢等の影響によつて、補動
シリンダーの摺動が阻害されることはない。さら
に、ロータリーソレノイドの回動運転を利用して
水平移動運動を行つているので、電気的に制動し
易い上にワイヤ等の配線をする必要がなく、肛門
洗浄と局部洗浄との切替が容易である。また、補
動シリンダーを移動させたときの位置決め用のワ
イヤ、スプリング等の金属部材が不要であるの
で、耐錆性に優れている。さらにまた、水道管か
らの直接的な配管が不要となつているため、装置
の小型化が可能となる等、幾多の優れた利点を有
している。
第1図乃至第3図は本案装置を示すものであつ
て、第1図は平面図、第2図は側面図、第3図は
拡大した側断面図、第4図は従来装置が取り付け
られた洋風便器を一部切り欠いて示す斜視図、第
5図は従来装置を示す側断面図、第6図イ及びロ
は従来装置の稼働状況を概略して示す側断面図で
ある。 10……外装シリンダー、11……補動シリン
ダー、11a……尾部、12……洗浄ノズル、1
3……ロータリーソレノイド、13a……回動
軸、14……揺動杆、14a……ピン(振端)。
て、第1図は平面図、第2図は側面図、第3図は
拡大した側断面図、第4図は従来装置が取り付け
られた洋風便器を一部切り欠いて示す斜視図、第
5図は従来装置を示す側断面図、第6図イ及びロ
は従来装置の稼働状況を概略して示す側断面図で
ある。 10……外装シリンダー、11……補動シリン
ダー、11a……尾部、12……洗浄ノズル、1
3……ロータリーソレノイド、13a……回動
軸、14……揺動杆、14a……ピン(振端)。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 中空円筒状の洗浄ノズルと補動シリンダーと外
装シリンダーが順次外装され、前記洗浄ノズルは
前記補動シリンダーの尾部奥壁と該洗浄ノズルの
尾部端面とで温水供給空間を形成し、該温水供給
空間への温水の供給圧によつて前記外装シリンダ
ーの頭部から突出可能になされ、該洗浄ノズルの
外周面と前記補動シリンダーの内周面の間には該
洗浄ノズルを補動シリンダーの尾部側へ付勢する
付勢バネが介装され、前記洗浄ノズルの尾部から
供給される温水を洗浄ノズルの頭部の噴射孔から
噴射する便器用の温水洗浄装置であつて、 前記補動シリンダーの後部は、前記介装シリン
ダーの尾部開口より突出され、該後部を除く補動
シリンダーの全体は外装シリンダーの内で摺動可
能に収められており、前記補動シリンダーはロー
タリーソレノイドの回動軸に取着された揺動扞の
振端と係合する操作扞の移動に伴つて前記外装シ
リンダー内で前後に所定距離だけ移動可能になさ
れたことを特徴とする温水洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986096547U JPH0516307Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986096547U JPH0516307Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS635084U JPS635084U (ja) | 1988-01-13 |
JPH0516307Y2 true JPH0516307Y2 (ja) | 1993-04-28 |
Family
ID=30962400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986096547U Expired - Lifetime JPH0516307Y2 (ja) | 1986-06-23 | 1986-06-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516307Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58537A (ja) * | 1981-06-25 | 1983-01-05 | アイシン精機株式会社 | 人体局部洗浄シリンダノズル装置 |
-
1986
- 1986-06-23 JP JP1986096547U patent/JPH0516307Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58537A (ja) * | 1981-06-25 | 1983-01-05 | アイシン精機株式会社 | 人体局部洗浄シリンダノズル装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS635084U (ja) | 1988-01-13 |
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