JPH0516299Y2 - - Google Patents

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JPH0516299Y2
JPH0516299Y2 JP1987017145U JP1714587U JPH0516299Y2 JP H0516299 Y2 JPH0516299 Y2 JP H0516299Y2 JP 1987017145 U JP1987017145 U JP 1987017145U JP 1714587 U JP1714587 U JP 1714587U JP H0516299 Y2 JPH0516299 Y2 JP H0516299Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、油圧シヨベル、トラツククレーン
等の建設機械を遠隔制御や自動制御により操作す
る場合、制御機器の故障により作業機本体が意図
したとおりの動きをせず暴走するような事態の発
生を未然に防止するための異常検出装置に関する
ものである。
[従来の技術] 油圧シヨベルやトラツククレーン等の建設機械
は、通常オペレータが搭乗して運転席から直接操
作するのが普通である。近年遠隔操作装置や自動
運転装置も開発されてはいるが、制御機器の故障
対策は無に等しいといつても過言ではない。
[考案が解決しようとする問題点] 建設機械を遠隔操作や自動制御により運転する
場合、制御機器の故障により作業機本体が意図す
るとおりの動きをしないような事態が発生した場
合、機械が停止するような故障であれば、所期の
工事や作業ができないというだけで、安全性につ
いての問題は少ないが、逆に、機械が止まらなく
なり暴走するような故障が生じた場合には、単に
工事や作業に支障を来たすだけでなく、危険が伴
い場合によつては作業対象物を損傷したり人身事
故を招来することすら考えられるという重大な問
題点がある。
電気的トラブルに起因する作業不良を排除する
手段として、操作指示電圧に等しい操作確認電圧
を生じる確認回路を設け、操作指示電圧と操作確
認電圧間に不一致が生じたときに警報を発するよ
うにした作業車の電磁バルブ用安全装置は公知で
あるが(特開昭59−199930号公報参照)、操作系
統の電気的トラブルは除去できても、油圧回路の
破損や制御弁のステイツク等に起因する暴走事故
や不測の作動不良を防止することはできず、上記
問題点は依然として解決されていない。
この考案は上記問題点に鑑み、操作系統のみな
らず作動系統を含む制御機器の異常を検出して、
暴走事故を含む不測の作動不良を未然に防止する
ことを課題としてなされたものである。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記課題を解決するための手段を提
供するものであつて、操作レバーと連動するポテ
ンシヨンメータ1の出力電圧(V)が予め設定さ
れた所定の低電圧(VL)を超えたかどうかを判
定する第1の比較回路9、同じく前記出力電圧
(V)が予め設定された所定の高電圧(VH)を超
えたかどうかを判定する第2の比較回路10、作
業機の速度が予め設定された所定値以上であるか
どうかを判定する検出手段12及び前記第1、第
2の比較回路9,10の検出結果と前記検出手段
12の検出結果とを比較して異常の有無を判定す
る判定回路11を具備し、この判定回路11は、
前記第1の比較回路9により出力電圧(V)が所
定の低電圧(VL)を超えたことを検出していな
いにも拘らず検出装置12で検出される作業機速
度が所定値以上となつたとき、及び前記第2の比
較回路10により出力電圧(V)が所定の高電圧
(VH)を超えたことを検出しているにも拘らず検
出装置12で検出される作業機速度が所定値に達
していないときに異常信号を発すると共に、該異
常信号が一定時間継続した場合に外部に警報信号
を出力する遅れ回路13及び出力回路14とを備
えたことを特徴とする建設機械用制御機器の異常
検出装置を考案要旨とするものである。
[実施例及び作用] 第5図に従来公知の建設機械の操作方式の一例
を示す。同図において、1はコントロールレバー
と連動して動くポテンシヨンメータであり、遠隔
操作のときは受信機の出力がこれに代わるもので
ある。2しソレノイド駆動用のアンプ、3はパイ
ロツト油圧源、4は電磁比例減圧弁、5は主回路
の油圧ポンプ、6は主回路の油圧を一定値以下に
制限するためのリリーフ弁、7は主回路を制御す
る制御弁、8は作業機を動かす油圧モータであ
る。
次に、その操作について説明すると、コントロ
ールレバーを操作するとその操作量に応じてポテ
ンシヨンメータ1を介して電圧Vが発生する。い
ま0≦V≦Vmaxの範囲をとるものとすれば、こ
の電圧Vはソレノイド駆動アンプ2により電流I
に変換され、電磁比例減圧弁4を駆動し、これに
よりパイロツト圧Pに変換される。この圧力が主
回路制御弁7のピストンに加わり他端のバネの弾
力と釣り合うところまでスプールを動かし主回路
を制御できる。
以上の構成作用は従来公知のとおりであるが、
このような操作方式においては、ソレノイド駆
動アンプ2の故障により出力Iが止まらなくなつ
たり、電磁比例減圧弁4の故障(例えば、スプ
ールのステイツク)で出力Pが下らなくなつた
り、制御弁7の故障(例えば、バネの折損やス
プールのステイツク)でスプールが戻らなくなつ
たりして、油圧モータ8が停止せず作業機が暴走
するような事故が生ずる可能性がある。
この考案は上記のような暴走事故を未然に防止
しようとするものである。
第1図はこの考案の実施例のブロツク図、第2
図にその具体的回路を示す。
両図において、9はポテンシヨンメータ1の出
力電圧が予め定められた所定の低電圧VLを超え
たかどうかを判定する第1の比較回路、10はポ
テンシヨンメータ1の出力電圧が予め定められた
所定の高電圧VHを超えたかどうかを判定する第
2の比較回路である。
電圧VLは0より大きく、電圧VHは最高電圧
Vmaxより小であるから、各電圧の値を比較すれ
ば、0<VL<VH<Vmaxの関係にある。
11は前記比較回路9,10および作業機の速
度が予め設定された所定値以上であるかどうかを
判定する検出手段12の出力を入力すると第4図
のマトリツクスに示す組合せのときに異常信号を
出す判定回路である。
前記検出手段12は、第5図に示すA部(パイ
ロツト油圧回路)もしくはB部(ポンプ5の出力
回路)に取り付けた圧力スイツチ又はC部(油圧
モータ8の出力軸)に取り付けたタコジエネレー
タの異常検出用比較回路を付加したもの等、作動
機本体の作動速度の代用特性を検出しうるもので
あれば任意の検出手段を採択できる。
13は電気回路と油圧回路の応答性の差を補正
し一定時間異常信号が継続した場合に外部に警報
信号を発するようにするための遅れ回路、14は
異常信号を増幅して非常停止装置等の外部装置の
駆動を可能ならしめるための警報信号出力回路、
15はVL,VHの設定回路、16はスイツチ入力
用補助回路を示すものである。
次に、前記検出手段12として圧力スイツチを
第5図に示すA部(パイロツト油圧回路)に設け
た例について本考案の作用を説明すれば、コント
ロールレバーを操作していくと、第3図に示すよ
うに出力電圧Vは0からVmaxまで増加してい
く。
この段階でV≧VLとなると第1の比較回路9
の出力が反転する。さらにV≧VHになると第2
の比較回路10の出力も反転する。
一方、正常時は出力電圧Vの増加に伴いパイロ
ツト圧Pも第3図に示す如く増加していくが、設
定圧pを超えると(P≧pになると)圧力スイツ
チ12の出力が反転する。
いま、VL,VHの入力があつた場合の正常な出
力圧をpL,pHとすると、設定パイロツト圧pはpL
<p<pHの関係にある。また、VLとVHの値は圧
力スイツチ12のヒステリシスと設定圧のバラツ
キを考慮して、V<VLで圧力スイツチ12が反
転したり、V≧VHで反転しなかつたりすること
がないように定められた値である。
第1の比較回路9,第2の比較回路10、及び
圧力スイツチ12、以上三者の出力を受けて判定
回路11は第4図のマトリツクスに従つて異常を
判定して信号を出す。
すなわち、コントロールレバーからの操作信号
は十分に大きく予め定められた高電圧VHに達し
又はこれを超えているのに(V≧VHであるのに)
パイロツト圧Pが立たず設定圧pに達しない(P
<pである)場合と、コントロールレバーからの
操作信号は十分に小さく予め定められた低電圧
VLに達していないのに(V<VLであるのに)パ
イロツト圧が立つている(P>pである)場合に
は異常と判定して信号を出す。この信号は、遅れ
回路13に入り一定時間以上異常信号が続くと警
報信号を出す。この警報信号は出力回路14で増
幅され、外部の作業機本体を非常停止させる装置
や警報装置を駆動する。
以上の説明は、作業機本体の動きを第5図のA
部で検出するようにした例について説明したが、
同図のB部やC部で検出することもできる。この
場合には第3図の縦軸は主回路圧またはモータの
回転速度となる。
[効果] 本考案によれば、操作レバーが予め定められた
量以上操作されたことを検出する手段(比較回路
9,10)及び作業機が予め定められた速度以上
で動いていることを検出する手段(圧力スイツチ
12)を具備し、両検出手段の検出結果を比較し
両者が符合しないときに異常信号を発する判定回
路11と、異常信号が一定時間継続した場合に外
部に警報信号を出力する遅れ回路13及び出力回
路14とを具えたことにより、コントロールレバ
ーからの操作信号は十分に大きく所定の電圧VH
に達し、又はこれを超えているのに(V≧VH
あるのに)パイロツト圧Pが立たず設定圧pに達
しない(P<pである)場合や、コントロールレ
バーからの操作信号は十分に小さく所定の電圧
VLに達していないのに(V<VLであるのに)パ
イロツト圧が立つている(P>pである)場合の
ように、検出結果が符合しないときに異常信号を
発し、異常信号が所定時間継続した場合に警報信
号を発することができるので、制御機器の故障に
よる作業機本体の暴走を含む不測の作動不良を未
然に防止できる効果があり、油圧シヨベルやトラ
ツククレーン等の建設機械用として好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示すブロツク図、第2
図はその具体的回路図、第3図はレバー出力電圧
と電磁比例減圧弁出力圧力との関連を示す説明
図、第4図は異常判定マトリツクス、第5図は公
知の操作回路図である。 1……ポテンシヨンメータ、2……ソレノイド
駆動用アンプ、3……パイロツト油圧源、4……
電磁比例減圧弁、5……油圧ポンプ、6……リリ
ーフ弁、7……主回路の制御弁、8……油圧モー
タ、9……第1の比較回路、10……第2の比較
回路、11……判定回路、12……検出スイツ
チ、13……遅れ回路、14……警報信号出力回
路、15……VL,VHの設定回路、16……補助
回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 操作レバーと連動するポテンシヨンメータ1の
    出力電圧(V)が予め設定された所定の低電圧
    (VL)を超えたかどうかを判定する第1の比較回
    路9、同じく前記出力電圧Vが予め設定された所
    定の高電圧(VH)を超えたかどうかを判定する
    第2の比較回路10、作業機の速度が予め設定さ
    れた所定値以上であるかどうかを判定する検出手
    段12、及び前記第1、第2の比較回路9,10
    の検出結果と前記検出手段12の検出結果とを比
    較して異常の有無を判定する判定回路11を具備
    し、この判定回路11は、前記第1の比較回路9
    により出力電圧(V)が所定の低電圧(VL)を
    超えたことを検出していないにも拘らず検出装置
    12で検出される作業機速度が所定値以上となつ
    たとき、及び前記第2の比較回路10により出力
    電圧(V)が所定の高電圧(VH)を超えたこと
    を検出しているにも拘らず検出装置12で検出さ
    れる作業機速度が所定値に達していないときに異
    常信号を発すると共に、該異常信号が一定時間継
    続した場合に外部に警報信号を出力する遅れ回路
    13及び出力回路14とを備えたことを特徴とす
    る建設機械用制御機器の異常検出装置。
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