JPH0516253U - 射出成形用金型 - Google Patents
射出成形用金型Info
- Publication number
- JPH0516253U JPH0516253U JP6618391U JP6618391U JPH0516253U JP H0516253 U JPH0516253 U JP H0516253U JP 6618391 U JP6618391 U JP 6618391U JP 6618391 U JP6618391 U JP 6618391U JP H0516253 U JPH0516253 U JP H0516253U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- push
- convex portion
- cut convex
- mold
- cut
- Prior art date
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 移動型１０の成形面部１１に、押し切り凸部
１２が所要数並設され、この押し切り凸部１２の先端周
縁部に全周にわたって面取り１５が施される。 【効果】 押し切り凸部に「返り」が形成され難くな
り、修理サイクルが長くなって金型の寿命が延びる。
１２が所要数並設され、この押し切り凸部１２の先端周
縁部に全周にわたって面取り１５が施される。 【効果】 押し切り凸部に「返り」が形成され難くな
り、修理サイクルが長くなって金型の寿命が延びる。
Description
【０００１】
本考案は、押し切り凸部が設けられた射出成形用金型に関する。
【０００２】
例えば、壁部に開口もしくは透孔を有するコンテナー類を合成樹脂を素材とし て射出成形により製造する場合、それに用いられる金型（固定型，移動型もしく はコア）の少なくとも一つの成形面部には、上記開口もしくは透孔に対応してリ ブ状もしくは突起状の押し切り凸部が設けられる。
【０００３】
上述の押し切り凸部は縦断面が抜勾配を付した矩形に近い台形状とされ、成形 時毎にその先端面が、対向配置された金型（固定型，移動型もしくはコア）の成 形面部に押し当てられる。そのため、図３に示される如くに、押し切り凸部２０ の先端部が次第に押し拡げられて「返り」２２が形成される。このような「返り 」２２が形成されると、得られる成形品の開口部周辺が凹んだりして品質が劣化 するとともに、成形完了後、製品を金型内から取り出す際に、かかる「返り」が 引っ掛かって成形品が抜けづらくなり、変形等が発生するという問題が生じる。
【０００４】 かかる点に鑑み本考案は、押し切り凸部に「返り」が形成され難くされた射出 成形用金型をを提供することを目的とする。
【０００５】
上述の目的を達成すべく、本考案に係る射出成形用金型は、少なくとも一つの 成形面部に押し切り凸部が設けられ、この押し切り凸部の先端周縁部に面取りが 施されていることを特徴としている。
【０００６】
【作用】 上述の如くに構成される本考案に係る射出成形用金型においては、押し切り凸 部の先端周縁部に面取りが施されているので、かかる部分が押し拡がり難くなる とともに、押し拡げられても、形成される「返り」は従来の面取りが施されてい ない押し切り凸部に比して小さくて済む。そのため、得られる成形品の開口部周 辺が凹んだりして品質が劣化する事態や、成形完了後、製品を金型内から取り出 す際に、「返り」が引っ掛かって成形品が抜けづらくなり、変形等が発生する事 態が低減され、また、修理サイクルが長くなり、金型の寿命を延ばすこともでき る。
【０００７】
以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。 図１は本考案に係る射出成形用金型の一実施例の主要部を示す。図１に示され る射出成形用金型は、コンテナー類を製造するために用いられる移動型コア１０ を示し、この移動型１０の一つの成形面部１１には、押し切り凸部１２が所要数 、２列に等間隔で並設されている。
【０００８】 そして、上記押し切り凸部１２の先端周縁部には全周にわたって面取り１５が 施されている。 このようにされることにより、押し切り凸部１２の先端部分が押し拡がり難く なるとともに、押し拡げられても、形成される「返り」は従来の面取りが施され ていない押し切り凸部に比して小さくて済む。そのため、得られる成形品の開口 部周辺が凹んだりして品質が劣化する事態や、成形完了後、製品を金型内から取 り出す際に、「返り」が引っ掛かって成形品が抜けづらくなり、変形等が発生す る事態が低減され、また、修理サイクルが長くなり、金型の寿命を延ばすことも できる。
【０００９】 なお、上述の実施例では、押し切り凸部１２が移動型コア１０に設けられてい る場合を示したが、押し切り凸部１２を固定型に設けてもよく、かかる場合でも 上述と同様な作用効果が得られる。また、押し切り凸部の形状も上述の如くのも のに限られることはなく、例えば、横断面が円形のものでも適用することが可能 である。
【００１０】
以上の説明から明らかな如く、本考案に係る射出成形用金型は、押し切り凸部 の先端周縁部に面取りが施されているので、かかる部分が押し拡がり難くなると ともに、押し拡げられても、形成される「返り」は従来の面取りが施されていな い押し切り凸部に比して小さくて済む。そのため、得られる成形品の開口部周辺 が凹んだりして品質が劣化する事態や、成形完了後、製品を金型内から取り出す 際に、「返り」が引っ掛かって成形品が抜けづらくなり、変形等が発生する事態 が低減され、また、修理サイクルを長くでき、金型の寿命を延ばすこともできる 効果が得られる。
【図１】本考案に係る射出成形用金型の一実施例の主要
部を示す斜視図。
部を示す斜視図。
【図２】図１に示される押し切り凸部の拡大図。
【図３】従来の押し切り凸部の欠点の説明に供される
図。
図。
１０ ─ 移動型 １１ ─ 成形面部 １２ ─ 押し切り凸部 １５ ─ 面取り ２２ ─ 返り
Claims (1)
- 【請求項１】少なくとも一つの成形面部に押し切り凸部
が設けられ、この押し切り凸部の先端周縁部に面取りが
施されていることを特徴とする射出成形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6618391U JPH0516253U (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 射出成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6618391U JPH0516253U (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 射出成形用金型 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0516253U true JPH0516253U (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=13308479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6618391U Pending JPH0516253U (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 射出成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0516253U (ja) |
-
1991
- 1991-08-21 JP JP6618391U patent/JPH0516253U/ja active Pending
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