JPH05162297A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH05162297A
JPH05162297A JP3327558A JP32755891A JPH05162297A JP H05162297 A JPH05162297 A JP H05162297A JP 3327558 A JP3327558 A JP 3327558A JP 32755891 A JP32755891 A JP 32755891A JP H05162297 A JPH05162297 A JP H05162297A
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JP
Japan
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ink
recording
recording head
head
coupling
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JP3327558A
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English (en)
Inventor
Tetsuhiro Ohashi
哲洋 大橋
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インクジェット方式の記録装置において、装
置の設置方向が制限されず、装置が小型になり、また記
録ヘッドの交換が容易なものを得る。 【構成】 記録ヘッド1にインク被供給孔10を設け、
インクタンク2にインク供給孔11を設ける。そして、
これらの被供給孔10および供給孔11によりインクの
流路結合部を構成し、かつ両者を断面円形にすることで
その結合方向を複数にする。また、結合爪12と結合爪
ガイド溝13aも2通りの結合方向に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクを記録紙に吐出
して記録を行うインクジェット記録装置に関し、さらに
詳しくはインクを吐出する記録ヘッドとインクを保持し
ておくインクタンクの取付方法を改善したインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、プリンタやファクシミリ、ワープ
ロ等の多くの情報記録機器が広く開発されている。そし
て、これらの記録機器の記録方式としてインクジェット
方式は、高解像度、高速記録、低価格、小型化などの長
所から多く用いられている。また、これらの中でも装置
の小型化とランニングコストの低減は特に重要な要素で
ある。
【0003】ここで、従来のインクジェット記録装置に
おいては、記録ヘッドとインクタンクの取付方法として
例えば図12に示すように、記録ヘッド1801aとイ
ンクを充填したインクタンク1801bを一体に構成し
たヘッドカートリッジ1801を、該記録装置の搭載部
1802に交換可能に接続する方法がとられている。そ
して、振動板1803に振動を与えて記録媒体6にイン
クを吐出するようになっている。
【0004】また、例えば、図13に示すように記録ヘ
ッド1901aを備えたカートリッジ1901およびイ
ンクタンク1902を別々に構成し、搭載部1903に
別々に交換可能に接続する方法もとられている。図中、
1904はインク供給路で、一方は結合部1904aを
通して記録ヘッド1901aのノズル1901bと接続
され、他方はノズル1904bを介してインクタンク1
902の供給口1902aと接続されている。
【0005】また、例えば図14に示すように記録ヘッ
ド2001を記録装置の搭載部2002に接続、固定
し、この記録ヘッド2001に対してインクタンク20
03aを有したカートリッジ2003を交換可能に接続
する方法も提案されている。図中、2004は振動子
で、この振動によりインクは供給口2003bからノズ
ル2001bを通して吐出口2001aから記録媒体6
に吐出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のインクジェット記録装置にあっては、記録
ヘッドとインクタンクを配設するにあたり次のような問
題点があった。
【0007】すなわち、図12に示す方法では、ヘッド
カートリッジ1801内のインク流動に重力を利用した
場合、ヘッドカートリッジ1801を記録装置の搭載部
1802に搭載する方向は一方向に決まってしまい、他
の装置にヘッドカートリッジを応用しようという場合、
あるいは装置の設置方向を変えようとした場合に自由度
がなく、汎用性を失ってしまう。
【0008】また図13に示す方法では、インクタンク
のインクを記録ヘッドに供給するためのインク供給路1
904を記録装置上に必要とするため、コストアップお
よび小型化の妨げになる。さらに、図14に示す方法で
は、記録ヘッドの故障に対して交換が容易にできない。
【0009】本発明は、上記のような問題点に着目して
なされたもので、装置の設置方向が制限されず、装置が
小型になり、ランニングコストも低減し、また記録ヘッ
ドの交換が容易なインクジェット記録装置を得ることを
目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るインクジェ
ット記録装置は、インクタンクおよび記録ヘッドにおけ
る相互に接続、分離可能なインク流路の結合部と、記録
ヘッドおよび搭載部における相互に接続、分離可能な結
合部とを持ち、インク流路結合部は、少なくとも2方向
以上にインクタンクと記録ヘッドを接続することが可能
であるように構成されている。
【0011】また上記記録ヘッドは、熱エネルギーを利
用してインクを吐出するものであって、該熱エネルギー
を発生するための電気熱変換体を備えているものであ
る。
【0012】
【作用】本発明によれば、インクタンクの取付方向にか
かわらず、記録ヘッドを取り付けることができ、インク
吐出の方向に任意に変更することができる。また、イン
ク消費後、インクタンクのみを交換すれば良く、ランニ
ングコストの低減ができる。また、記録ヘッド寿命後あ
るいは故障時に、記録ヘッドを容易に交換することがで
きる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0014】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
によるインクジェット記録装置の記録ヘッド部およびイ
ンクタンク部を模式的に示す斜視図である。同図におい
て、1は電気信号によりインクを吐出させる記録ヘッ
ド、2は記録ヘッド1に供給するインクを収納するイン
クタンク(インクカートリッジ)、10はインクタンク
2から記録ヘッド1にインクを供給するための通路とな
るインク被供給孔(流路結合部)、11はインクタンク
2から記録ヘッド1にインクを供給するインク供給孔
(流路結合部)、12は記録ヘッド1とインクタンク2
を一体化するときに両者をガイドして保持するための結
合爪、13a,13bは結合爪12と係合する結合爪ガ
イド溝、16はインクタンク2の内部を小部屋に分ける
複数のタンク内隔壁、17はタンク内隔壁16に開けら
れた連通孔であり、これらの各部によってヘッドカート
リッジ101が構成されている。
【0015】図2は図1のヘッドカートリッジ101を
キャリア部に搭載した状態を模式的に示す斜視図であ
る。同図において、102は記録ヘッド1およびインク
タンク2を保持する記録装置本体に設けられたキャリア
(搭載部)、106は記録ヘッド1の保持・解除を行う
ヘッドレバー、107はインクタンク2の着脱を行うイ
ンクタンクレバー、108はキャリア102に記録ヘッ
ド1を固定しておくためのヘッド固定バネであり、これ
らの各部によって記録装置のヘッド部およびキャリア部
が構成されている。
【0016】上記記録ヘッド1は、インク吐出に利用さ
れる熱エネルギを発生する複数の電気熱変換素子および
これを駆動するための駆動回路が形成された基板と、こ
の基板上に上記複数の電気熱変換素子の各々に対応した
吐出口および液路、さらには各液路に連通する共通液室
を構成する天板が積層されることによって形成される。
そして、このようにして構成された記録ヘッド1の吐出
口を配列した吐出口面が記録媒体に対向するように装置
に搭載される。図1のヘッドカートリッジ101におい
ては、インクは矢印a方向に吐出されるように構成され
ている。
【0017】インクタンク2は、インクを保持しながら
記録により消費されたインクを補うようになっており、
適宜記録ヘッド1にインクを供給する。そして、このイ
ンクタンク2が単体で存在する場合には、インク供給孔
11からインクがもれないように不図示の封止手段によ
って封止されており、この封止手段は記録ヘッド1と一
体化された時点で自動的あるいは手動で開放され、イン
クを供給することができるようになっている。また、イ
ンクの消費により減少するインク容積に応じて外部から
大気を導入するような機構を備えてもよい。さらには、
記録ヘッド1に供給するインクの圧力をわずかに負圧に
保つことで、印字品位を向上させ、インク漏れを防止す
る機構を内部に持つような構成とすることもできる。
【0018】また記録ヘッド1とインクタンク2は、一
体化したヘッドカートリッジ101の状態で記録動作中
の装置上で使用されるが、次にこれらの両者を一体化す
る方法について説明する。
【0019】基本的には、記録ヘッド1とインクタンク
2はインク被供給孔10とインク供給孔11を結合する
ことによって一体化されるため、この部分はインクの漏
れ、あるいはインク流路への気体の侵入を防止する形に
なっている、本実施例においては、図3に示すように、
モールド部材の弾性を利用する方式を取っている。すな
わち、インク被供給孔10aおよびインク供給孔11a
はモールド部材で筒状に成形されており、インク被供給
孔10aの外径よりもインク供給孔11aの内径の方が
わずかに小さく作られている。そして、インク被供給孔
10aをインク供給孔11aに圧入すると、両者は半径
方向にわずかに変形しながら密着して一体化される。ま
た、結合部はモールド部材には限定されず、シール機能
を持ったものであれば良いので、他種の結合方式につい
ては後述する。
【0020】記録ヘッド1とインクタンク2の一体化に
おいては、上述のインク被供給孔10とインク供給孔1
1の結合だけでも良いが、ヘッドカートリッジ101の
取扱時において予期せざる外力が加わった場合に簡単に
外れないようにするため、あるいは一体化する場合に容
易に一体化できるガイドとなるように、本実施例におい
ては結合爪12と結合爪ガイド溝13aによって結合を
より強固なものとしている。すなわち、インク被供給孔
10と一体にモールド成形され、弾性的に変形すること
ができる結合爪12は、先端に突起が設けられており、
この突起の高さの分だけ弾性的に変形しながら結合爪ガ
イド溝13aに結合していき、結合爪ガイド溝13aの
奥に設けられた溝が深くなった部分に結合爪12の突起
が到達し、この時点で結合が完了する。
【0021】また、結合爪12は記録ヘッド1とインク
タンク2の結合時にインク被供給孔10とインク供給孔
11が容易に結合されるように、ガイドとしての役割を
持っている。すなわち、結合爪12はインク被供給孔1
0よりも長くなっており、インク被供給孔10がインク
供給孔11に接する前に結合爪12がインクタンク2に
接触するようになっている。この時、結合爪12の先端
は斜めに切り取られており、その斜めの部分が結合爪ガ
イド溝13dに結合する際、図1の矢印b方向のガイド
となって容易に結合することができる。また、他方の結
合爪12の先端に設けられた突起も斜めに切り取られて
おり、図1の矢印c方向のガイドとなって容易な係合を
助けている。
【0022】なお、本実施例においては、結合爪12を
記録ヘッド1側に設けたが、これには拘束されず、イン
クタンク2側、あるいは記録ヘッド1とインクタンク2
の両方に設けることもできる。
【0023】ここで、上記実施例におけるインクタンク
2の内部はタンク内隔壁16によっていくつかの小部屋
に分けられており、タンク内隔壁16のインクタンク2
の底面に近いところに開けられた連通孔17によって小
部屋同志が繋がった構造となっている。この場合、連通
孔17のうちいくつかはインクによって満たされている
必要があるため、インクタンク2は重力に対して連通孔
17のある方の面が下側になっている必要がある(図1
で置かれた方向)。
【0024】そのため、インクの吐出方向aを図1で示
された下向き方向から、図1の矢印dの方向に回転させ
る必要がある場合、例えば記録媒体6の進行方向が水平
ではなく垂直である記録装置に使用する場合とか、記録
装置自体を縦置きにしたり横置きにしたりして使用する
場合、インクカートリッジ101ごと回転させるインク
タンク2が前述の条件を満たせなくなり、インクの供給
ができなくなってしまう。そこで本実施例においては、
結合爪12と結合爪ガイド溝13aによる第1の結合方
向のほかに、約90度回転した第2の結合方向を持って
いる。この第2の結合方向の場合は、結合爪12は同様
に使用されるが、結合爪ガイド溝13はもう一方の結合
爪ガイド溝13bに係合される。この時の係合する方法
は、上述の第1の結合方向と同様である。
【0025】また、結合爪12との結合爪ガイド溝13
の関係がインク被供給孔10に対して回転対称の位置に
あるので、上記第2の結合方向からさらに90度づつ、
合計4方向に結合することも可能である。
【0026】次に、記録ヘッド1をキャリア102に機
械的、電気的に接続する方法を説明する。
【0027】図4はキャリア102への記録ヘッド1の
接続部分を図1aの方向から見た断面図である。同図に
おいて、109はキャリア102に固定され、記録ヘッ
ド1に設けられた穴に係合して図の上下方向および紙面
と垂直方向の位置決めをする位置決めピン、110はキ
ャリア102に固定され、図4のa方向に押し付けられ
る記録ヘッド1を受け止めるストッパ、401は記録装
置本体と記録ヘッド1とを電気的に接続するためのフレ
キシブルケーブル(電気的結合部)、111はフレキシ
ブルケーブル401とキャリア102の間に挟まれ、フ
レキシブルケーブル401を弾性的に支持するパッド、
15は記録ヘッド1に設けられ、記録ヘッド1内のヒー
タ部と電気的に接続されたコンタクト部である。
【0028】記録ヘッド1は図2に示すヘッド固定バネ
108から不図示のレバーを介して図3のa方向に押し
付けられており、その位置は記録ヘッド1に設けられた
穴と位置決めピン109との係合およびストッパ110
との干渉により一意的に決まる。このようにして、記録
ヘッド1とキャリア102は機械的に接続される。
【0029】また、記録ヘッド1に設けられたコンタク
ト部15とフレキシブルケーブル401の端面には相対
する位置に複数の電気的な接点が設けられており、これ
らを所定の圧力を持って押圧することにより記録装置本
体と記録ヘッド1が電気的に接続される。その際、上記
複数の電気的接点を一度に圧接する必要があるので、こ
れらを均一に圧接するために弾性材料で形成されたパッ
ド111を押圧部に入れている。このパッド111の材
質は例えばシリコンゴムなどを用いており、押圧された
ときに発生する反力は記録ヘッド1を押さえ付けている
ヘッド固定バネ108の力よりはるかに小さくなるよう
に構成されている。
【0030】上記電気的接点の中で特にフレキシブルケ
ーブル401に設けられた電気的接点は、押圧されたと
きの応力を集中させて接続を確実なものにするために突
起状に構成してもよい。
【0031】なお、上述の実施例においては電気的ある
いは機械的な結合部を記録ヘッド1側に設けたが、これ
には拘束されず、インクタンク2側、あるいは記録へッ
ド1側とインクタンク2側の両方に設けるようにする
か、あるいは何れかに電気的結合部と機械的結合部に分
けて設けるようにしてもよい。
【0032】次に上述の記録ヘッド1、インクタンク2
およびキャリア102を搭載した記録装置について、そ
の構成と動作を説明する。
【0033】図5は上記実施例に係る記録装置の概略を
模式的に示す斜視図である。ヘッドカートリッジ101
を搭載するキャリア102は、キャリアモータ402a
の正逆回転に転動して不図示の伝動機構を介して回転す
るリードスクリュー103の螺旋状溝105に係合する
ピン(不図示)を有し、リードスクリュー103の回転
に伴って矢印a,b方向に往復移動する。
【0034】104はキャリア102の回動を規制する
摺動軸であり、また、キャリア102はキャリアセンサ
510によって非記録時等にホームポジションが確定さ
れる。301は回復ユニットであり、ヘッドカートリッ
ジ101の記録領域外の所定位置(例えばホームポジシ
ョン)においてヘッドカートリッジ101の吐出口面に
対向するキャップ302と、これを吐出口面に当接させ
て非記録時等にその保護を行われるためのキャップ進退
駆動部(不図示)とを有している。また、その当接時に
おいて吐出口よりインクを吸引し、増粘インク,塵埃,
気泡等を吐出することによりインク吐出状態を良好にす
るためのポンプや、吸引された廃インクを貯留する部材
が設けられていてもよい。
【0035】201は記録媒体6を図のc方向に搬送す
るための搬送ローラ、202は記録媒体6を搬送ローラ
201に対して押圧するピンチローラであり、記録媒体
6はこれら一対のローラ間に挟持され記録時に図のc方
向に間欠送りされる。そして、搬送ローラ201は、搬
送ローラギア205、搬送ローラアイドラギア206の
伝動機構を介して搬送モータ402bに係合し、駆動力
の伝達を受ける。また、ピンローラ202は、リリース
レバー210の操作によって搬送ローラ201に対し当
接・離隔が可能となっている。
【0036】また、207は記録媒体6の被記録面を平
坦に規制するためのプラテンであり、このプラテン20
7に対して記録媒体6を密着させ、記録媒体6の浮上り
を防止するための部材を配設しても良い。213は記録
の終了した記録媒体6を図のc方向に排出するために搬
送ローラ201に同期して回転する排紙ローラであり、
この排紙ローラ213と記録媒体6を介して対向する位
置には従動する拍車ローラ214が設けられている。そ
して、これらのローラにより記録終了後には記録媒体6
がプリンタ外に排出される。
【0037】次に上述の記録装置を組み込んだ情報処理
装置に関して、その構成と電気回路について説明する。
図6は、この情報処理装置の外観を模式的に示す斜視図
である。
【0038】同図において、601は図5の構成のプリ
ンタ部、602は文字や数字およびその他のキャラクタ
を入力するためキーや各種指令を与えるためのキーなど
を備えたキーボード部、603は表示器を備えた表示
部、604は情報処理装置本体である。
【0039】また、図7は上記情報処理装置の電気回路
の構成を示すブロック図であり、同図中、501は主制
御を行うコントローラ、502はある手順を実行するた
めの例えばマイクロコンピュータ形態のCPU、503
はテキストデータや画像データを展開したりする領域や
作業用の領域等を設けたRAM、504は上記手順に対
応したプログラムやその他フォントデータなどの固定デ
ータを格納するROM、505はCPU502の実行サ
イクル作り出したプリンタ部601による記録動作の際
必要なタイミング信号を生成するタイマ、506はCP
U502と周辺装置を結ぶインターフェイス部である。
【0040】507はプリンタ部601の制御を行うコ
ントローラ、508はヘッドカートリッジ101に記録
信号や電力などを送出するヘッドドライバ、509a,
509bはそれぞれキャリアモータ402a、搬送モー
タ402bを駆動するのに必要な信号や電力等を送出す
るモータドライバ、510はキャリア102の位置を検
出し例えばホームポジションにキャリア102があるか
どうか判断するためのキャリアセンサ、511は記録媒
体6が未挿入であったりページ終端まで記録が終了して
しまったときに記録媒体6以外のところに記録を行わせ
ないために記録媒体6の有無を検出するペーパーセンサ
である。
【0041】また、605は例えばFDD、HDD、R
AMカードなどの外部記録装置、512は例えば他の情
報処理装置と通信を行ったり、内部のバスに直接接続し
て周辺機器を制御したりするための外部インターフェイ
スである。
【0042】なお、図7のブロック図には含まれていな
いが、他に上記の電気回路に電力を供給する電源部があ
り、これには例えば充電式のバッテリーや、使い捨ての
乾電池、あるいは情報処理装置本体604を固定して使
用する場合のAC電源用変換器などがある。
【0043】次に、上記構成の情報処理装置における記
録動作制御シーケンスの概略を図8のフローチャートを
用いて説明する。このシーケンスは、プリンタ本体の表
示操作部による記録指令キーによる記録開始指示や、あ
るいは外部インターフェイス512を通しての外部から
の記録開始支持により以下の一連の手順がスタートす
る。
【0044】初めにステップS1で表示操作部がオンラ
イン状態になっているかどうかを判断する。これは、主
に通信などによって外部から記録動作開始指示が送られ
てきたときに、プリンタ側の準備ができていないまま記
録動作を開始することのないようにするための処置であ
り、ここで表示操作部がオンライン状態と判断されると
次にステップS2に進む。
【0045】ステップS2では記録媒体6がプリンタ部
にセットされているかどうかをペーパセンサ511など
の信号により判断する。これは、特にインクジェットプ
リンタ等の記録装置においては、記録媒体なしで印字開
始した場合にプリンタ部内にインクが飛散し装置自身を
汚染してしまったり、あるいは記録のためのインクなど
を無駄に消費してしまったりすることを防ぐためであ
る。
【0046】なお、このステップS2において記録媒体
の有無だけで無く、ピンチローラ202と搬送ローラ2
01のリリースがされているか否かの判断をしても良
い。これは、記録媒体210がセットされていてもピン
チローラ202がリリースされている場合には正常な記
録媒体の搬送が行われないので、これを防止するためで
ある。また、ピンチローラ202のリリース判断には、
例えばリリースレバーにメカニカルなスイッチを設ける
などの手段によることができる。そして、このステップ
S2で記録媒体が正常にセットされていないと判断され
ると次にステップS3に進む。
【0047】ステップS3では操作者の注意を喚起し記
録媒体をセットさせるようにするためにメッセージを発
する。このメッセージの発生方法は、例えば表示操作部
にライトをつけてメッセージを表示したり、あるいはブ
ザーを鳴らすような方法で表示するようにしても良い。
【0048】上記ステップS2で記録媒体6がセットさ
れていると判断されると、次にステップS4に進む。こ
のステップS4では記録動作を開始する。そして、CP
U502からの指示によりヘッドドライバ508がヘッ
ドカートリッジ101を駆動し、またこれに同期してモ
ータドライバ509a、509bがそれぞれキャリアモ
ータ402a、搬送モータ402bを駆動して、キャリ
ア102の主走査方向の移動、記録媒体の副走査方向の
移動および記録ヘッド1のクリーニングなどを行いなが
ら記録を行う。
【0049】次にステップS5で例えばCPU502か
らの信号により記録動作終了が指示されたり、あるいは
1ページ内の所定の副走査方向の記録ライン数に達して
これ以上記録媒体上に記録ができないと判断された場
合、またペーパセンサ511により記録媒体6の記録化
の領域が終了したことが検知された場合、ステップS6
で記録動作終了と判定し、記録動作手順を終了と判断す
る。
【0050】上記ステップS6の記録動作終了の手順と
して、まずキャリア102をホームポジションに復帰さ
せる。これは記録動作終了後に電源を切る場合に備え、
記録ヘッド1のインク吐出面を保護するためにキャップ
をしておくためである。次に例えば搬送モータ402b
を所定量駆動するかあるいはペーパセンサ510により
記録媒体6が排出されたことが確認されるようになるま
で搬送モータ402bを駆動することにより記録媒体を
排出する。そして、記録終了をCPU502が表示操作
部に表示したり、外部インタフェイスを通して周辺装置
に通知したりして記録動作完了となる。
【0051】以上、本実施例のように記録ヘッド1とイ
ンクタンク2が分離可能であり、インク流路の取付方向
を少なくとも2方向以上持つようにインクジェット記録
装置を構成することにより、以下のような効果が得られ
る。
【0052】すなわち、インクタンク2の取り付け方向
にかかわらず記録ヘッド1の取り付けを行うことがで
き、インクの吐出方向を選択できるので、装置の設置方
向が制限されず、自由度がます。また、キャリア102
上にインクタンク2を搭載するので、インク供給のため
のチューブなどが不要になり、装置を小型化することが
できる。また、インクがなくなった場合には、記録ヘッ
ド1と一体になったカートリッジ1aではなく、インク
タンク2のみを交換すれば良いので、ランニングコスト
を低減することができる。さらに、記録ヘッド1あるい
はインクタンク2の何れか一方の交換が必要となった場
合、交換が必要な方だけ交換すれば良いので、経済性が
向上する。また、記録ヘッド1の交換に際しては、キャ
リア102と記録ヘッド1の分離が容易になるため、交
換作業が簡単になる。
【0053】(第2実施例)図9は本発明の第2実施例
を示す図で、記録ヘッド1とインクタンク2のインク流
路結合部を示している。図9の(a)はインク供給孔1
1bをゴム等のより弾性的材料で構成した場合で、イン
ク被供給孔10bの外形よりもインク供給孔11bの内
径をより小さく作ることができ、記録ヘッド1とインク
タンク2の結合時のインク被供給孔10bとインク供給
孔11bの密着性は向上し、インク流路のシール性能は
向上する。また、インク供給孔11bの変形に必要よう
な力は小さくて良いため、記録ヘッド1とインクタンク
2の着脱の際の作動力を小さくすることができる。
【0054】また、図9の(b)は、インク被供給孔1
0cを尖鋭端を有する管状構造にし、インク供給部11
cを穴のないゴム等の弾性的材料で構成した場合で、記
録ヘッド1と分離した状態においてインクタンク2のイ
ンク供給部11cは閉鎖状態でインク供給部11cから
のインクの漏れはなく、インクタンク2単体での取り扱
いが優れている。また、インクタンク2を記録ヘッド1
に結合する際には、インク被供給孔10cの尖鋭端がイ
ンク供給部11cに穴をあけインク流路を形成するた
め、安定した流路の結合ができ、またインクタンク2の
分離結合時の作動力を小さくすることができる。
【0055】(第3実施例)図1の第1実施例において
は、インクタンク2の取付方向は軸方向の角度差のみ異
なる方式であったが、これに拘束されず、異なる位置に
インク流路を持つように構成してもい良い。図10はこ
のように構成した本発明の第3実施例を示す図で記録ヘ
ッド1とインクタンク2の結合方向を模式的に示してい
る。同図において、18は記録ヘッド1に設けられた第
1インク被供給孔、19は第1インク被供給孔18とは
異なる方向に設けられた第2インク被供給孔であり、こ
れらの各部によりヘッドカートリッジ101が構成され
ている。
【0056】ここで、記録ヘッド1のインク吐出方向は
図10の矢印Bk方向であり、記録ヘッド1にインクを
供給するインク被供給孔として、第1インク被供給孔1
8と第2インク被供給孔19が互いに約90度の角度を
持って開けられている。これらはインクタンク2のイン
ク供給孔11が取り付けられない状態では封止されてお
り、不図示の機構によりインク供給孔11が取り付けら
れた場合のみ開放となってインク流路をなすようになっ
ている。よって何れか一方にインクタンク2が取り付け
られた場合には、他方は閉じており、インク流路が空気
が混入することもないし、両方に取り付けられた場合で
も円滑にインクが流れることができる。
【0057】なお、この場合のインクタンク2は、第1
実施例の場合と異なり、重力の影響を受けずにインクを
供給するタイプを使用することができる。これにより、
本実施例においては、図10の矢印a方向から第2のイ
ンク被供給孔19に向けてインクタンク2を取り付ける
こともでき、図10の矢印b方向から第1インク被供給
孔18に向けてインクタンク2を取り付けることも可能
である。
【0058】また、ヘッドカートリッジ101を図5の
キャリア102に取り付けた場合のキャリア102の走
査方向を図10の矢印a方向とすると、第2インク被供
給孔19にインクタンク2を取り付け場合には記録装置
からインクタンク2がはみ出さず、全高を低くすること
ができ、第1インク被供給孔18にインクタンク2を取
り付け場合にはキャリア102の幅を狭くすることがで
き記録装置の全幅を狭くすることができる。さらに、図
10の矢印c方向に別のインク被供給孔を設けてそちら
にインクタンク2を取り付け場合にも、記録装置の全幅
を狭くすることができる。
【0059】以上のように、記録ヘッド1とインクタン
ク2の取付方向を2方向以上持つように構成することに
より、次のような効果が得られる。すなわち、記録ヘッ
ド1が1種類のままで、ヘッドカートリッジ101の形
態を変えることができ、したがって多種類の記録装置に
対応でき、汎用性が増し、効率が良い。
【0060】(第4実施例)図11は本発明の第4実施
例の構成を示す斜視図である。この実施例は、具体的に
は上記第3実施例に置ける記録ヘッド1を利用してカラ
ー記録ヘッドを構成したものである。
【0061】同図において、記録ヘッド1およびインク
タンク2は、それぞれブラック(BK)、イエロー
(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)色のインクを吐
出する記録ヘッド1BK,1Y,1M,1Cおよびイン
クタンク2BK,2Y,2M,2Cから構成されてお
り、図の矢印方向はそれぞれのインクの吐出方向を示し
ている。
【0062】上記記録ヘッド1の形状は前述の第3実施
例で用いたものと同様のものを使用することができ、イ
ンクタンク2との流路構成についても第1インク被供給
孔18を使用することができる、ここで、カラー記録ヘ
ッドの場合は、記録ヘッド同士の位置決め精度を正確に
保つことが必要となるので、記録ヘッド1の第2インク
被供給孔の反対側に位置決め突起20を設け、これを隣
の記録ヘッドの第2インク被供給孔と係合させて位置決
めするように構成することも可能である。
【0063】また、図11の矢印c方向にインク被供給
孔を設け、そちらからインクタンク2を接続することが
可能であるのはいうまでもない。
【0064】以上のように、記録ヘッド1とインクタン
ク2の取付方向を2方向以上持ち、これらの記録ヘッド
1あるいはインクタンク2を複数個使用することによ
り、次のような効果が得られる。すなわち、通常単色で
使用していたヘッドカートリッジ101に複数色のヘッ
ドカートリッジを付加することにより、簡単にカラー記
録カートリッジとすることができる。
【0065】また、単色用のインクタンク2の大きさと
多色記録する際に付加する記録ヘッド1の大きさをおお
むね同じにしておけば、キャリアを共通にして単色記録
と多色記録を行うことができるので、小型で低価格なカ
ラー記録装置を提供することができる。さらに、インク
被供給孔を位置決めに利用することにより、ヘッド間の
位置決めを正確にすることができ、高品位カラー記録を
行うことができる。
【0066】(その他)なお、本発明は特にインクジェ
ット記録装置の中でも、インクの吐出を行わせるために
利用されるエネルギーとして熱エネルギーを発生する手
段を備え、前記熱エネルギーによりインクの状態変化を
生起させる方式の記録ヘッドを用いた記録装置におい
て、優れた効果をもたらすものである。これは、かかる
方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できる
からである。
【0067】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第4723129号明細書、同第47407
96号明細書に開示されている基本的な原理を用いて行
うものが好ましい。またこの方式は、いわゆるオンデマ
ンド型、コンティニュアンス型の何れにも適用可能であ
るが、特にオンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや流路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応した核沸騰を越える
急速な温度情報を与える少なくとも一つの駆動信号を印
加することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発
生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果
的にこの駆動信号に一対一対応して液体(インク)内の
気泡を形成できるので有効である。そして、この気泡の
成長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を
吐出させて、少なくとも一つの滴を形成する。このと
き、駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の
成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イ
ンク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパルス形
状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明
細書、同第4345262号明細書に記載されているよ
うなものが適している。なお、上記熱作用面の温度上昇
率に関する発明の米国特許第4313244号明細書に
記載されている条件を採用すると、更に優れた記録を行
うことができる。
【0068】また、記録ヘッドの構成としては、上述の
各明細書に開示されているような吐出口、液路、電気熱
変換体の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流
路)のほかに、熱作用部が屈曲する領域に配置されてい
る構成の米国特許第4558333号明細書、米国第4
459600号明細書に記録されているものを用いても
本発明に有効である。加えて、複数の電気熱変換体に対
して、共通するスリットを電気熱変換対の吐出部とする
構成の特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成の特
開昭59−138461号公報の記載内容に基づいた構
成としても本発明は有効である。
【0069】さらに、実施例ではシリアルタイプのイン
クジェット記録装置を示したが、記録可能な最大幅に対
応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対
しても本発明は有効に適用できる。このフルラインタイ
プの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示されて
いるような複数記録ヘッドの組み合わせによって、その
長さを満たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘッ
ドとしての構成の何れでも良いが、本発明は上述した効
果を一層有効に発揮することができる。
【0070】また、本発明のインクジェット記録装置の
構成として設けられる記録ヘッドに対して回復手段、予
備的な補助手段を付加することは本発明の効果を一層安
定できるので好ましいものである。これらを具体的に挙
げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリ
ーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あ
るいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わ
せによる予備加熱手段を設けても良く、記録とは別の吐
出を行う予備吐出モードを行うことも安定した記録を行
うために有効である。
【0071】また、搭載される記録ヘッド、インクの種
類ないし個数についても、例えば単色インクおよび1個
の記録ヘッドが設けられたもののほか、記録色や濃度を
異にする複数のインクに対応して複数のヘッドが設けら
れるものであっても良く、任意の組み合わせにおいても
有効である。記録装置の記録モードとしても、黒色等の
記録モードだけでなく、異なる色の複色カラー、または
混色によるフルカラーの各記録モードにおいても本発明
は有効である。
【0072】以上説明した本発明の実施例においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
凝固するインクであって、室温で軟化もしくは融解する
ものや、あるいは上述のインクジェットではインク自体
を30℃以上70℃以下の範囲で温度調整を行ってイン
クの粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するもの
が一般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液
状をなすものであれば良い。加えて、熱エネルギーによ
る昇温を防止するため、積極的にインクの固体状態から
液体状態への相変化エネルギーとして使用せしめるか、
またはインクの蒸発防止を目的として放置状態で固化す
るインクを用いるかして、何れにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクが液化してインク
液状として吐出するものや記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによ
って初めて液化する性質のインク使用も本発明には適用
可能である。本発明においては、上述した各インクに対
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0073】また、本発明は電気を力に変換させてイン
クを吐出させるピエゾジェット方式等記録媒体と非接触
に記録ヘッドを配設させ、インクを噴射させて記録する
記録方式等のインクジェット方式においても有効であ
る。
【0074】さらに加えて、本発明の記録装置の形態と
しては、上述のようなワードプロセッサやコンピュータ
等の情報処理機器の出力端末として一体あるいは別体に
設けられるもののほか、スキャナー等と組み合わせた複
写装置、さらには送信受信機能を有するファクシミリ装
置の形態をとるものであっても良い。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクタンクおよび記録ヘッドにおける相互に接続,分
離可能なインク流路の結合部と、記録ヘッドおよび所定
の搭載部における相互に接続,分離可能な結合部とを持
ち、インク流路の結合部は少なくとも2方向以上にイン
クタンクと記録ヘッドを接続することが可能であるよう
に構成することにより、以下のような効果がある。
【0076】すなわち、インクタンクの取り付け方向に
かかわらず記録ヘッドの取り付けを行え、インクの吐出
方向を選択できるので、装置の設置方向が制限されず自
由度が増す。また、キャリア上にインクタンクを搭載す
るので、インク供給のためのチューブなどが不要になり
装置を小型化できる。そして、インクがなくなった場合
には、ヘッドと一体になったカートリッジではなく、イ
ンクタンクのみを交換すれば良いので、ランニングコス
トを低減することができる。
【0077】また、記録ヘッドあるいはインクタンクの
どちらか一方に交換が必要となった場合、交換が必要な
方だけ交換すれば良いので、経済性が向上する。また、
記録ヘッドの交換に際しては、キャリアと記録ヘッドの
分離が容易になるため、交換作業が簡単になる。さら
に、記録ヘッドが1種類のままで、ヘッドカートリッジ
の形態を変えることができ、多種類の記録装置に対応で
きて汎用性が増し、効率が良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構成を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1のヘッドカートリッジをキャリアに搭載
した状態を示す斜視図である。
【図3】 図1のインク流路の結合部を示す断面図であ
る。
【図4】 図2の記録ヘッドとキャリアの結合部分を示
す断面図である。
【図5】 第1実施例の記録装置の概略の構成を示す斜
視図である。
【図6】 図5の記録装置を組み込んだ情報処理装置の
外観を示す斜視図である。
【図7】 図6の情報処理装置の電気回路の構成を示す
ブロック図である。
【図8】 図7の回路の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】 本発明の第2実施例の構成を示す断面図であ
る。
【図10】 本発明の第3実施例の構成を示す斜視図で
ある。
【図11】 本発明の第4実施例の構成を示す斜視図で
ある。
【図12】 従来例の構成を示す断面図である。
【図13】 他の従来例の構成を示す断面図である。
【図14】 他の従来例の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 記録ヘッド 2 インクタンク(インクカートリッジ) 6 記録媒体 10 インク被供給孔(流路結合部) 11 インク供給孔(流路結合部) 12 結合爪 13a,13b 結合爪ガイド溝 15 コンタクト部 17 連通孔 18 第1インク被供給孔 19 第2インク被供給孔 101 ヘッドカートリッジ 102 キャリア(搭載部) 401 フレキシブルケーブル(電気的結合部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを収納したインクカートリッジ
    と、インクを選択的に吐出して記録を行う記録ヘッド
    と、前記インクカートリッジと記録ヘッドの間のインク
    流路を分離、接続する流路結合部と、前記記録ヘッドを
    所定の搭載部に電気的に分離、接続する電気的結合部と
    を備え、前記流路結合部は少なくとも2通りの結合方向
    を持つことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 インクを収納したインクカートリッジ
    と、インクを選択的に吐出して記録を行う記録ヘッド
    と、前記インクカートリッジと前記記録ヘッドの間のイ
    ンク流路を分離、接続する流路結合部と、前記記録ヘッ
    ドを所定の搭載部に電気的に分離、接続する電気的結合
    部とを備え、前記流路結合部は少なくとも2通りの結合
    方向を持ち、かつその結合方向は前記流路結合部のまわ
    りの回転により変化することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  3. 【請求項3】 インクを収納したインクカートリッジ
    と、インクを選択的に吐出して記録を行う記録ヘッド
    と、前記インクカートリッジと前記記録ヘッドの間のイ
    ンク流路を分離、接続する流路結合部と、前記記録ヘッ
    ドを所定の搭載部に電気的に分離、接続する電気的結合
    部とを備え、前記流路結合部は前記記録ヘッドの少なく
    とも2箇所以上に設けられ、何れか1箇所あるいは複数
    箇所に選択的に前記インクカートリッジを分離、接続す
    ることを特徴とするインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 記録ヘッドは、熱エネルギーを利用して
    インクを吐出するものであって、該熱エネルギーを発生
    するための電気熱変換体を備えていることを特徴とする
    請求項1ないし3いずれかに記載のインクジェット記録
    装置。
JP3327558A 1991-12-11 1991-12-11 インクジェット記録装置 Withdrawn JPH05162297A (ja)

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DE69232471T DE69232471T2 (de) 1991-12-11 1992-12-10 Tintenstrahlpatrone
SG1996006544A SG59965A1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Ink jet recording apparatus and a method for installing ink jet recording head
DE69224886T DE69224886T2 (de) 1991-12-11 1992-12-10 Schlitten für Tintenstrahlaufzeichnungsgerät
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DE9218960U DE9218960U1 (de) 1991-12-11 1992-12-10 Tintenstrahlaufzeichnungsgerät
EP92311287A EP0546832B1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Carriage for ink jet recording apparatus
SG9901926A SG80622A1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Ink jet recording apparatus and a method for installing ink jet recording head
EP98201251A EP0860285B1 (en) 1991-12-11 1992-12-10 Ink jet cartridge
DE69229509T DE69229509T2 (de) 1991-12-11 1992-12-10 Tintenstrahlkassette und Titenbehälter
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US08/544,852 US5534899A (en) 1991-12-11 1995-10-18 Replaceable ink tank
US08/677,202 US6003985A (en) 1991-12-11 1996-07-09 Ink jet recording apparatus
KR97003311A KR0127668B1 (en) 1991-12-11 1997-01-30 Inkjet recording apparatus and a method for installing ink-jet recording head
US08/824,776 US6070975A (en) 1991-12-11 1997-03-26 Ink jet recording apparatus and a method for installing ink jet recording head
HK98112820A HK1011659A1 (en) 1991-12-11 1998-12-04 Ink jet cartridge and ink tank

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063530A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2014151512A (ja) * 2013-02-07 2014-08-25 Seiko Epson Corp 液体容器、液体供給システム

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