JPH0516198A - 金型の温度調節方法および装置 - Google Patents
金型の温度調節方法および装置Info
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- JPH0516198A JPH0516198A JP17124791A JP17124791A JPH0516198A JP H0516198 A JPH0516198 A JP H0516198A JP 17124791 A JP17124791 A JP 17124791A JP 17124791 A JP17124791 A JP 17124791A JP H0516198 A JPH0516198 A JP H0516198A
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- cooling
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】金型内に加熱源の他に冷却源を設け、その加熱
源および冷却源の加熱冷却を積極的に直接交互に繰り返
すことにより、急速かつ精密に金型の温度調節を行なう
ことを可能にした金型の温度調節方法および装置を提供
する。 【構成】温度検出手段6により、金型1の温度を検出す
る。その検出結果に基づいて、金型1内に設けたカート
リッジヒータ2および電子式冷却機3の加熱および冷却
を、PID制御装置7、8により、設定温度になるよう
に制御して行なう。
源および冷却源の加熱冷却を積極的に直接交互に繰り返
すことにより、急速かつ精密に金型の温度調節を行なう
ことを可能にした金型の温度調節方法および装置を提供
する。 【構成】温度検出手段6により、金型1の温度を検出す
る。その検出結果に基づいて、金型1内に設けたカート
リッジヒータ2および電子式冷却機3の加熱および冷却
を、PID制御装置7、8により、設定温度になるよう
に制御して行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型内に加熱源の他に
冷却源を設け、その加熱源および冷却源の加熱および冷
却を積極的に直接交互に繰り返すことにより、急速かつ
精密に金型の温度調節を行なうことを可能とした金型の
温度調節方法および装置に関するものである。
冷却源を設け、その加熱源および冷却源の加熱および冷
却を積極的に直接交互に繰り返すことにより、急速かつ
精密に金型の温度調節を行なうことを可能とした金型の
温度調節方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリフェニレンサルファイド(P
PS)やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の
熱変形温度の高いスーパーエンジニアリングプラスチッ
ク等を用いた精密製品等の射出成形が行なわれるように
なってきた。この場合、金型内に射出される溶融樹脂と
金型温度との差をなるべく少なくするため、例えば金型
温度を150℃以上の高温に昇温して射出成形を行なう
ことがある。この金型温度の温度制御は、通常、金型内
に加熱した油を循環させたり、またはカートリッジヒー
ターによる加熱により行っている。
PS)やポリエーテルエーテルケトン(PEEK)等の
熱変形温度の高いスーパーエンジニアリングプラスチッ
ク等を用いた精密製品等の射出成形が行なわれるように
なってきた。この場合、金型内に射出される溶融樹脂と
金型温度との差をなるべく少なくするため、例えば金型
温度を150℃以上の高温に昇温して射出成形を行なう
ことがある。この金型温度の温度制御は、通常、金型内
に加熱した油を循環させたり、またはカートリッジヒー
ターによる加熱により行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、油循環流路を
用いる場合には、熱媒である油を間接的に温度調節して
循環するために、昇温に時間がかかり、温度ばらつきが
大きいという問題点がある。また、急速に昇温を行なう
場合には、カートリッジヒーターを用いて直接加熱を行
なうのが有効であるが、冷却は放冷にまかせるだけであ
るので、温度調節の感度が鈍く、依然として温度ばらつ
きが大きいとう問題点があった。
用いる場合には、熱媒である油を間接的に温度調節して
循環するために、昇温に時間がかかり、温度ばらつきが
大きいという問題点がある。また、急速に昇温を行なう
場合には、カートリッジヒーターを用いて直接加熱を行
なうのが有効であるが、冷却は放冷にまかせるだけであ
るので、温度調節の感度が鈍く、依然として温度ばらつ
きが大きいとう問題点があった。
【0004】本発明は、上記の如き従来の問題点を解消
し、金型の温度を急速かつ精密に調節することができる
金型の温度調節方法および装置を提供することを目的と
するものである。
し、金型の温度を急速かつ精密に調節することができる
金型の温度調節方法および装置を提供することを目的と
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、温度検出手段により金型温度を検出し、その検出結
果に基づいて金型内に設けられた加熱源および冷却源の
加熱および冷却をPID制御により設定温度になるよう
に制御して行なう金型の温度調節方法である。
は、温度検出手段により金型温度を検出し、その検出結
果に基づいて金型内に設けられた加熱源および冷却源の
加熱および冷却をPID制御により設定温度になるよう
に制御して行なう金型の温度調節方法である。
【0006】本願の請求項2の発明は、温度検出手段に
より金型温度を検出し、その検出結果に基づいて金型内
に設けられた電流の正負の切り替えで加熱源および冷却
源として用いることが可能な電子式冷熱機の加熱および
冷却をPID制御により設定温度になるように制御して
行なう金型の温度調節方法である。
より金型温度を検出し、その検出結果に基づいて金型内
に設けられた電流の正負の切り替えで加熱源および冷却
源として用いることが可能な電子式冷熱機の加熱および
冷却をPID制御により設定温度になるように制御して
行なう金型の温度調節方法である。
【0007】本願の請求項3の発明は、金型に金型温度
を検出する温度検出手段が設けられ、金型内に加熱源お
よび冷却源が設けられ、加熱源および冷却源とがそれぞ
れソリッドステートリレーまたはサイリスタを介して電
源に接続され、それらのソリッドステートリレーまたは
サイリスタと温度検出手段とがPID制御装置を介して
接続されている金型の温度調節装置である。
を検出する温度検出手段が設けられ、金型内に加熱源お
よび冷却源が設けられ、加熱源および冷却源とがそれぞ
れソリッドステートリレーまたはサイリスタを介して電
源に接続され、それらのソリッドステートリレーまたは
サイリスタと温度検出手段とがPID制御装置を介して
接続されている金型の温度調節装置である。
【0008】本願の請求項4の発明は、金型に金型温度
を検出する温度検出手段が設けられ、金型内に電流の切
り替えで加熱源および冷却源として用いることが可能な
電子式冷熱機が設けられ、電子式冷熱機が正負半転器お
よびソリッドステートリレーまたはサイリスタを介して
電源に接続され、ソリッドステートリレーまたはサイリ
スタと温度検出手段とがPID制御装置を介して接続さ
れている金型の温度調節装置である。
を検出する温度検出手段が設けられ、金型内に電流の切
り替えで加熱源および冷却源として用いることが可能な
電子式冷熱機が設けられ、電子式冷熱機が正負半転器お
よびソリッドステートリレーまたはサイリスタを介して
電源に接続され、ソリッドステートリレーまたはサイリ
スタと温度検出手段とがPID制御装置を介して接続さ
れている金型の温度調節装置である。
【0009】
【作用】本願の請求項1および請求項2の発明の温度調
節方法においては、温度検出手段により金型温度を検出
し、その検出結果に基づいて、金型内に設けられた加熱
源および冷却源の加熱および冷却、または、電流の正負
の切り替えで加熱源および冷却源として用いることが可
能な電子式冷熱機の加熱および冷却を、PID制御によ
り直接設定温度になるように制御して行なうことによ
り、金型の温度調節を急速かつ精密に行なうことかでき
る。
節方法においては、温度検出手段により金型温度を検出
し、その検出結果に基づいて、金型内に設けられた加熱
源および冷却源の加熱および冷却、または、電流の正負
の切り替えで加熱源および冷却源として用いることが可
能な電子式冷熱機の加熱および冷却を、PID制御によ
り直接設定温度になるように制御して行なうことによ
り、金型の温度調節を急速かつ精密に行なうことかでき
る。
【0010】本願の請求項3および請求項4の発明の温
度調節装置においては、金型内に加熱源および冷却源、
または、電流の切り替えで加熱源および冷却源として用
いることが可能な電子式冷熱機が設けられ、加熱源およ
び冷却源をPID制御装置を介して制御するようにされ
ているので、金型の温度調節を急速かつ精密に行なう装
置として用いることができる。
度調節装置においては、金型内に加熱源および冷却源、
または、電流の切り替えで加熱源および冷却源として用
いることが可能な電子式冷熱機が設けられ、加熱源およ
び冷却源をPID制御装置を介して制御するようにされ
ているので、金型の温度調節を急速かつ精密に行なう装
置として用いることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例により説明す
る。図1は、本発明の金型の温度調節装置の実施例を示
す縦断面図である。
る。図1は、本発明の金型の温度調節装置の実施例を示
す縦断面図である。
【0012】11は射出成形用金型であって、固定金型
111および移動金型112とからなり、両者間に成形
品形成用キャビティ113が設けられ、固定金型111
にはキャビティ113内に溶融した樹脂を注入するスプ
ルー(図示せず)が設けられている。
111および移動金型112とからなり、両者間に成形
品形成用キャビティ113が設けられ、固定金型111
にはキャビティ113内に溶融した樹脂を注入するスプ
ルー(図示せず)が設けられている。
【0013】固定金型111および移動金型112内に
は、それぞれ、加熱源としての複数本のカートリッジヒ
ーター12および冷却源としての電子式冷熱機13が設
けられている。電子式冷熱機13は、電流の正負の切り
替えで加熱源および冷却源として用いることが可能とさ
れたものであって、例えば、図3に示す如く、N型半導
体とP型半導体を金属片で接合したサームモジュールS
(小松エレクトロニック株式会社製)等である。この実
施例においてはキャビティ113側の冷却源として用い
るものである。すなわち、図3に示すサームモジュール
Sを使用する場合、N型半導体からP型半導体に正電流
が流れるように接合された金属片がキャビティ113側
に位置するようにして使用する。負電流は特に流さな
い。
は、それぞれ、加熱源としての複数本のカートリッジヒ
ーター12および冷却源としての電子式冷熱機13が設
けられている。電子式冷熱機13は、電流の正負の切り
替えで加熱源および冷却源として用いることが可能とさ
れたものであって、例えば、図3に示す如く、N型半導
体とP型半導体を金属片で接合したサームモジュールS
(小松エレクトロニック株式会社製)等である。この実
施例においてはキャビティ113側の冷却源として用い
るものである。すなわち、図3に示すサームモジュール
Sを使用する場合、N型半導体からP型半導体に正電流
が流れるように接合された金属片がキャビティ113側
に位置するようにして使用する。負電流は特に流さな
い。
【0014】カートリッジヒーター12はソリッドステ
ートリレー14(以下SSRという)を介して電源15
に接続されている。また、電子式冷熱機13もSSR1
6を介して電源17に接続されている。なお、SSRの
かわりにサイリスタを用いてもよい。
ートリレー14(以下SSRという)を介して電源15
に接続されている。また、電子式冷熱機13もSSR1
6を介して電源17に接続されている。なお、SSRの
かわりにサイリスタを用いてもよい。
【0015】固定金型111のパーティング部付近の外
壁面に、熱電対181が設けられ、熱電対181は温度
センサー182に接続されて温度検出手段18とされて
いる。
壁面に、熱電対181が設けられ、熱電対181は温度
センサー182に接続されて温度検出手段18とされて
いる。
【0016】温度センサー182とSSR14、17と
が、それぞれ、PID制御装置19、20を介して接続
されている。次に、本発明の金型の温度調節方法の実施
例を図1を参照して説明する。
が、それぞれ、PID制御装置19、20を介して接続
されている。次に、本発明の金型の温度調節方法の実施
例を図1を参照して説明する。
【0017】金型11の温度を150℃に設定したい場
合に、PID制御装置20、21を150℃の設定温度
になるような設定する。固定金型111のパーティング
部付近に設けられた熱電対181と温度センサー182
とからなる温度検出手段18により、固定金型111の
パーティング部付近の温度を検出する。温度検出手段1
8による金型温度が150℃よりも低い場合には、PI
D制御装置19により、SSR14が作動してカーリッ
ジヒーター12の電源が入り、金型11内を加熱する。
温度検出手段18により検出した金型温度が150℃以
上になると、PID制御装置19により、SSR14が
作動してカトリッジヒーター12の電源を切ると同時
に、PID制御装置20により、SSR16が作動して
電子式冷熱機13の電源が入り、金型11内のキャビテ
ィ113側の冷却を行なう。再度、150℃以下になる
と、PID制御装置20により、SSR16が作動して
電子式冷熱機13の電源が切れると同時に、PID制御
装置19により、SSR14が作動してカートリッジヒ
ーター12の電源が入り、金型11内を加熱をする。こ
の操作の繰り返しにより、金型11内の温度がPID制
御装置19、20により150℃に収斂するように調節
される。
合に、PID制御装置20、21を150℃の設定温度
になるような設定する。固定金型111のパーティング
部付近に設けられた熱電対181と温度センサー182
とからなる温度検出手段18により、固定金型111の
パーティング部付近の温度を検出する。温度検出手段1
8による金型温度が150℃よりも低い場合には、PI
D制御装置19により、SSR14が作動してカーリッ
ジヒーター12の電源が入り、金型11内を加熱する。
温度検出手段18により検出した金型温度が150℃以
上になると、PID制御装置19により、SSR14が
作動してカトリッジヒーター12の電源を切ると同時
に、PID制御装置20により、SSR16が作動して
電子式冷熱機13の電源が入り、金型11内のキャビテ
ィ113側の冷却を行なう。再度、150℃以下になる
と、PID制御装置20により、SSR16が作動して
電子式冷熱機13の電源が切れると同時に、PID制御
装置19により、SSR14が作動してカートリッジヒ
ーター12の電源が入り、金型11内を加熱をする。こ
の操作の繰り返しにより、金型11内の温度がPID制
御装置19、20により150℃に収斂するように調節
される。
【0018】実施例における金型の温度調整方法によ
り、PID正制御装置19、20の設定温度を150℃
として金型11の温度調節を行った場合、金型11内の
パーティング付近の熱電対181が設けられた部分の温
度を、150±0.1℃の温度範囲に入るように温度調
節をすることができた。これに対して、従来のカートリ
ッジヒーターによる場合には、150±1℃の温度範囲
に入る程度にしか温度調節しかすることができなかっ
た。
り、PID正制御装置19、20の設定温度を150℃
として金型11の温度調節を行った場合、金型11内の
パーティング付近の熱電対181が設けられた部分の温
度を、150±0.1℃の温度範囲に入るように温度調
節をすることができた。これに対して、従来のカートリ
ッジヒーターによる場合には、150±1℃の温度範囲
に入る程度にしか温度調節しかすることができなかっ
た。
【0019】図2は、本発明の金型の温度調節装置の別
の実施例を示す縦断面図である。金型21の固定金型2
11および移動金型212内には、それぞれ、電子式冷
熱機23が設けられている。電子式冷熱機23は、上記
のものと同じものであるが、本実施例においては、加熱
源および冷却源として用いるものである。
の実施例を示す縦断面図である。金型21の固定金型2
11および移動金型212内には、それぞれ、電子式冷
熱機23が設けられている。電子式冷熱機23は、上記
のものと同じものであるが、本実施例においては、加熱
源および冷却源として用いるものである。
【0020】図3に示すサームモジュールSを使用する
場合、正電流が流れるときにN型半導体からP型半導体
に電流が流れ、負電流が流れるときにP型半導体からN
型半導体に電流が流れるように接合された金属片の部分
が、キャビティ213側に位置するようにする。このと
き、正電流が流されたときキャビティ213側が冷却源
となり、負電流が流されたときキャビティ213側が加
熱源となるようにして使用する。
場合、正電流が流れるときにN型半導体からP型半導体
に電流が流れ、負電流が流れるときにP型半導体からN
型半導体に電流が流れるように接合された金属片の部分
が、キャビティ213側に位置するようにする。このと
き、正電流が流されたときキャビティ213側が冷却源
となり、負電流が流されたときキャビティ213側が加
熱源となるようにして使用する。
【0021】電子式冷熱機23は正負半転器24および
SSR25を介して電源26に接続されている。固定金
型211のパーティング部付近の外壁面に、熱電対27
1が設けられ、熱電対271が温度センサー272に接
続されて温度検出手段27とされている。
SSR25を介して電源26に接続されている。固定金
型211のパーティング部付近の外壁面に、熱電対27
1が設けられ、熱電対271が温度センサー272に接
続されて温度検出手段27とされている。
【0022】温度センサー272とSSR25とがPI
D制御装置28を介して接続されている。なお、SSR
のかわりにサイリスタを用いてもよい。次に、本発明の
金型の温度調節方法の別の実施例を図2を参照して説明
する。
D制御装置28を介して接続されている。なお、SSR
のかわりにサイリスタを用いてもよい。次に、本発明の
金型の温度調節方法の別の実施例を図2を参照して説明
する。
【0023】PID制御装置28に予め150℃の設定
温度になるような設定しておく。固定金型211のパー
ティング部付近の金型温度を温度検出手段27により検
出する。金型温度が150℃よりも低い場合には、PI
D制御装置28により、SSR25が作動して正負半転
器24により負電源が入り、電子式冷熱機23のキャビ
ティ213側が加熱源として作用し、金型21内キャビ
ティ213側を加熱する。150℃以上になると、正負
半転器24により正電源が入り、電子式冷熱源23のキ
ャビティ213側が冷却源として作用し、金型21のキ
ャビティ213側を冷却する。この操作の繰り返しによ
り、金型21内の温度がPID制御装置28の制御によ
り金型21内のキャビティ側の温度を150℃に収斂す
るように制御されて、金型21の温度調節する。
温度になるような設定しておく。固定金型211のパー
ティング部付近の金型温度を温度検出手段27により検
出する。金型温度が150℃よりも低い場合には、PI
D制御装置28により、SSR25が作動して正負半転
器24により負電源が入り、電子式冷熱機23のキャビ
ティ213側が加熱源として作用し、金型21内キャビ
ティ213側を加熱する。150℃以上になると、正負
半転器24により正電源が入り、電子式冷熱源23のキ
ャビティ213側が冷却源として作用し、金型21のキ
ャビティ213側を冷却する。この操作の繰り返しによ
り、金型21内の温度がPID制御装置28の制御によ
り金型21内のキャビティ側の温度を150℃に収斂す
るように制御されて、金型21の温度調節する。
【0024】また、高温に設定された金型21の温度を
低温に設定し直すには、PID制御装置28の設定を高
温から低温に変更し、PID制御装置28により金型2
1内のキャビティ213側の温度調節を行ない、新たに
設定した低温の設定温度に、急速にかつ精密に収斂させ
ることができる。
低温に設定し直すには、PID制御装置28の設定を高
温から低温に変更し、PID制御装置28により金型2
1内のキャビティ213側の温度調節を行ない、新たに
設定した低温の設定温度に、急速にかつ精密に収斂させ
ることができる。
【0025】本実施例により金型21の温度を80℃か
ら60℃に変更した温度調節を行ったところ80±0.
1℃から60±0.1℃に変更するのに5分間で行なう
ことができた。これに対して、従来のカートリッジヒー
ターのみによる場合には、80±1℃から60±1℃に
変更するのに30分間を要した。
ら60℃に変更した温度調節を行ったところ80±0.
1℃から60±0.1℃に変更するのに5分間で行なう
ことができた。これに対して、従来のカートリッジヒー
ターのみによる場合には、80±1℃から60±1℃に
変更するのに30分間を要した。
【0026】
【効果】本願の請求項1および請求項2の発明の温度調
節方法は、上記の如き構成とされているので、金型内に
加熱源の他に冷却源を設け、その加熱源および冷却源を
積極的に直接PID制御装置により設定温度になるよう
に制御することができるので、金型の温度を急速かつ精
密に設定温度に調節することかできる。
節方法は、上記の如き構成とされているので、金型内に
加熱源の他に冷却源を設け、その加熱源および冷却源を
積極的に直接PID制御装置により設定温度になるよう
に制御することができるので、金型の温度を急速かつ精
密に設定温度に調節することかできる。
【0027】本願の請求項3および請求項4の発明の温
度調節装置は、上記の如き構成とされているので、上記
の金型の温度制御を急速かつ精密に行なう装置として用
いることができる。
度調節装置は、上記の如き構成とされているので、上記
の金型の温度制御を急速かつ精密に行なう装置として用
いることができる。
【図1】本発明の金型の温度調節方法および装置を説明
する一部縦断面図である。
する一部縦断面図である。
【図2】本発明の金型の温度調節方法および装置の別の
実施例を説明する一部縦断面図である。
実施例を説明する一部縦断面図である。
【図3】本発明に使用する電子式冷熱機の一例を示す斜
視図である。
視図である。
11、21 金型
12 カートリッジヒーター
13、23 電子式冷熱機
14、16、25 SSR
18、27 温度検出手段
19、20、28 PID制御装置
24 正負半転器
111、211 固定金型
112、212 移動金型
113、213 キャビティ
181、271 熱電対
182、272 温度センサー
Claims (4)
- 【請求項1】 温度検出手段により金型温度を検出し、
その検出結果に基づいて金型内に設けられた加熱源およ
び冷却源の加熱および冷却をPID制御により設定温度
になるように制御して行なうことを特徴とする金型の温
度調節方法。 - 【請求項2】 温度検出手段により金型温度を検出し、
その検出結果に基づいて金型内に設けられた電流の正負
の切り替えで加熱源および冷却源として用いることが可
能な電子式冷熱機の加熱および冷却をPID制御により
設定温度になるように制御して行なうことを特徴とする
金型の温度調節方法。 - 【請求項3】 金型に金型温度を検出する温度検出手段
が設けられ、金型内に加熱源および冷却源が設けられ、
加熱源および冷却源とがそれぞれソリッドステートリレ
ーまたはサイリスタを介して電源に接続され、それらの
ソリッドステートリレーまたはサイリスタと温度検出手
段とがPID制御装置を介して接続されていることを特
徴とする金型の温度調節装置。 - 【請求項4】 金型に金型温度を検出する温度検出手段
が設けられ、金型内に電流の切り替えで加熱源および冷
却源として用いることが可能な電子式冷熱機が設けら
れ、電子式冷熱機が正負半転器およびソリッドステート
リレーまたはサイリスタを介して電源に接続され、ソリ
ッドステートリレーまたはサイリスタと温度検出手段と
がPID制御装置を介して接続されていることを特徴と
する金型の温度調節装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17124791A JPH0516198A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 金型の温度調節方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17124791A JPH0516198A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 金型の温度調節方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0516198A true JPH0516198A (ja) | 1993-01-26 |
Family
ID=15919782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17124791A Pending JPH0516198A (ja) | 1991-07-11 | 1991-07-11 | 金型の温度調節方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0516198A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07319559A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-08 | Nec Yamagata Ltd | 恒温槽 |
-
1991
- 1991-07-11 JP JP17124791A patent/JPH0516198A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07319559A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-08 | Nec Yamagata Ltd | 恒温槽 |
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