JPH0516153U - 鉄筋の結束線用作業工具 - Google Patents

鉄筋の結束線用作業工具

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JPH0516153U
JPH0516153U JP6121391U JP6121391U JPH0516153U JP H0516153 U JPH0516153 U JP H0516153U JP 6121391 U JP6121391 U JP 6121391U JP 6121391 U JP6121391 U JP 6121391U JP H0516153 U JPH0516153 U JP H0516153U
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wire
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JP6121391U
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敏雄 熊谷
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敏雄 熊谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鉄筋の交差部を結束線により結束するに際
し、結束線の束から一本の結束線を容易かつ確実に抜き
出す。 【構成】 作業工具11の本体12の取手組付け部15に、筒
状の取手13を同軸的にかつ回動自在に組付ける。本体12
の下側先端部に、取手13の回動軸から外れて位置する鉤
部17を形成する。本体12の下側先端部でかつ鉤部17に対
して背面側に、上向きに突出しかつ中央から両側方へ向
かって下降するように屈曲した引っ掛け部19を形成す
る。U字形状に屈曲した結束線3の束5中の一本の結束
線3の屈曲部3aに引っ掛け部19を引っ掛けて引くことに
より、一本の結束線3を抜き出す。鉄筋の交差部の結束
時には、鉤部17を結束線3に引っ掛けてこれを捩る。 【効果】 結束線3を捩るための作業工具11と、結束線
3を抜き出すための作業工具11とが同一のものなので、
経済的であるとともに、作業が煩雑にならない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、当初ほぼU字形状に曲げられて束ねられている結束線により鉄筋の 交差部を結束する際に用いられる鉄筋の結束線用作業工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に示すように、鉄筋1の交差部2は、例えば、針金からなる結束線3によ り結束される。この結束線3は、図4に示すように、当初ほぼU字形状に曲げら れているとともに、多数本が結束線4により束ねられて束5になっているが、こ の束5からは結束線3を一本ずつ抜き取れるようになっている。また、前述の鉄 筋1の結束に際しては、例えば、図3に示すような金属製の作業工具11が用いら れる。この従来の作業工具11は、本体12と取手13と吊り下げ具14とからなってい る。前記本体12は、直線状の取手組付け部15を上側に有しているとともに、この 取手組付け部15の下端から鈍角をなして屈曲した傾斜部16を有している。そして 、本体12の下側先端部に、傾斜部16の下端から若干上向きに突出したテーパー状 の鉤部17が形成されている。なお、この鉤部17は、これを取手組付け部15に一体 に繋ぐ傾斜部16のために、取手組付け部15の軸心から外れて位置している。前記 取手13は、コイル状でかつ円筒状になっていて、前記本体12の取手組付け部15の 外周側に同軸的にかつ回動自在に組付けられており、本体12の上端に固定された 抜け止め具18により、本体12に対して抜け止めされている。また、取手13の上端 部に前記吊り下げ具14が固定されている。
【0003】 そして、鉄筋1の交差部2を結束するときには、まず、結束線3の束5から一 本の結束線3を手で抜き出して、この結束線3を鉄筋1の交差部2に巻き付け、 軽く捩って縛る。ついで、作業工具11の取手13を握って、作業工具11の鉤部17を 結束線3に図3に示すように引っ掛けた後、鉤部17を通り取手13と平行な直線を 中心として取手13を円運動させて、鉤部17を回すことにより、結束線3を固く捩 って、鉄筋1の交差部2を固く結束する。なお、取手13を円運動させるとき、こ の取手13内で本体12の取手組付け部15が回る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように、従来の鉄筋1の交差部2の結束作業においては、結束線3の束 5から結束線3を一本ずつ手で抜き出すようにしていたが、多数の細い結束線3 が束なった束5から一本の結束線3を手で抜き出すことは面倒であり、特に、作 業者が軍手などの手袋をはめていると面倒であるという問題があった。
【0005】 本考案は、このような問題点を解決しようとするもので、結束線の束から一本 の結束線を容易かつ確実に抜き出せるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前記目的を達成するために、当初ほぼU字形状に曲げられて束ねら れている結束線により鉄筋の交差部を結束する際に用いられる鉄筋の結束線用作 業工具において、本体と取手とを備え、前記本体は、筒状の前記取手が外周側に 同軸的にかつ回動自在に組付けられた直線状の取手組付け部を有するとともに、 この取手組付け部に一体に繋がるとともに前記取手の回動軸から外れて位置した 下側先端部に鉤部を有し、前記本体の下側先端部でかつ前記鉤部に対して背面側 に、上向きに突出しかつ中央から両側方へ向かって下降するように屈曲した引っ 掛け部を形成したものである。
【0007】
【作用】
本考案においては、鉄筋の交差部を結束するとき、まず、鉄筋の結束線用作業 工具の取手などを一方の手で握るとともに、ほぼU字形状に屈曲した結束線の屈 曲部が作業工具側に向くようにして結束線の束を他方の手で握って、作業工具の 本体の下側先端部にある上向きに突出した引っ掛け部を前記束中の一本の結束線 の屈曲部に引っ掛け、そのまま結束線の束に対して作業工具を引っ張ることによ り、前記一本の結束線を結束線の束から抜き取る。このとき、引っ掛け部が中央 から両側方へ向かって下降するように屈曲した形状になっているために、引っ掛 け部は結束線の屈曲部に沿って確実に引っ掛かる。また、引っ掛け部は鉤部に対 して背面側に位置しているので、結束線の抜き取り作業に際して鉤部が邪魔にな るようなことがない。ついで、抜き取った結束線を鉄筋の交差部に巻き付け、軽 く捩って縛る。さらに、作業工具の取手を握って、作業工具の鉤部を結束線に引 っ掛けた後、鉤部を通り取手と平行な直線を中心として取手を円運動させて、鉤 部を回すことにより、結束線を固く捩って、鉄筋の交差部を固く結束する。なお 、取手を円運動させるとき、この取手内で本体の取手組付け部が回る。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の鉄筋の結束線用作業工具の一実施例について、図1および図2 を参照しながら説明する。なお、この実施例の作業工具11は、前記従来の作業工 具11とほぼ同様の構成を有しているので、対応する部分には同一符号を付して、 その構成説明および作用説明を省略する。また、鉄筋1や結束線3についても、 同一符号を付す。この実施例の作業工具11においては、本体12の下側先端部でか つ鉤部17に対して背面側に引っ掛け部19が形成されている。この引っ掛け部19は 、その上方に位置して本体12に凹部20を形成することにより形成されており、上 向きに突出している。これとともに、引っ掛け部19は、中央から両側方へ向かっ て下降するように屈曲している。
【0009】 そして、鉄筋1の交差部2を結束するときには、まず、結束線3の束5から一 本の結束線3を抜き出す。そのためには、例えば、作業工具11の取手13などを一 方の手で握るとともに、ほぼU字形状に屈曲した結束線3の屈曲部3aが上側にな るようにして結束線3の束5を他方の手で握る。そして、図1に示すように、束 5の上方に位置させた作業工具11の本体12の下側先端部にある上向きに突出した 引っ掛け部19を前記束5中の一本の結束線3の屈曲部3aに下方から引っ掛け、そ のまま結束線3の束5に対し作業工具11を引いて上昇させる。これにより、前記 一本の結束線3が結束線3の束5から抜き取られる。このとき、引っ掛け部19が 中央から両側方へ向かって下降するように屈曲した形状になっていることにより 、鉤部19は結束線3の屈曲部3aに沿い、これに確実かつ容易に引っ掛かる。また 、鉤部19は鉤部17に対して背面側に位置しているので、結束線3の抜き取り作業 に際して鉤部17が邪魔になるようなことがない。このようにして結束線3を抜き 出した後、この結束線3により作業工具11を用いて鉄筋1の交差部2を結束する 作業は、従来と同様である。
【0010】 以上のように、前記実施例においては、作業工具11の本体12に結束線3の屈曲 部3aに引っ掛けられる引っ掛け部19を形成したことにより、作業者が軍手をして いようとも、多数の細い結束線3の束5から一本の結束線3を容易かつ確実に抜 き出せる。しかも、作業工具11は、鉄筋1の交差部2を結束線3により結束する に際して、この結束線3を捩るためのものでもあるので、結束線3を捩るための 作業工具11の他に、結束線3の束5から一本の結束線3を抜き出すための作業工 具を用意するような場合に比べ、経済的であるとともに、作業が煩雑にならない 。
【0011】 なお、本考案は、前記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可 能である。例えば、前記実施例では、作業工具11の滑らかな表面を有する本体12 に凹部20を形成することにより引っ掛け部19を形成したが、引っ掛け部は、本体 の滑らかな表面に一体に突出形成するなどしてもよい。
【0012】
【考案の効果】
本考案によれば、鉄筋の結束線用作業工具の本体の下側先端部でかつ鉤部に対 して背面側に、上向きに突出しかつ中央から両側方へ向かって下降するように屈 曲した引っ掛け部を形成したので、ほぼU字形状に屈曲した結束線の束中の一本 の結束線の屈曲部に引っ掛け部を引っ掛けて引くことにより、結束線の束から一 本の結束線を容易かつ確実に抜き出せ、しかも、作業工具は、鉄筋の交差部を結 束線により結束するに際して、この結束線を捩るためのものでもあるので、結束 線を捩るための作業工具の他に、結束線の束から一本の結束線を抜き出すための 作業工具を用意するような場合に比べ、経済的であるとともに、作業が煩雑にな らない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の鉄筋の結束線用作業工具の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】同上本体の下側先端部の背面図である。
【図3】従来の鉄筋の結束線用作業工具の一例を示す斜
視図である。
【図4】結束線の束の斜視図である。
【符号の説明】
1 鉄筋 2 交差部 3 結束線 11 作業工具 12 本体 13 取手 15 取手組付け部 17 鉤部 19 引っ掛け部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 当初ほぼU字形状に曲げられて束ねられ
    ている結束線により鉄筋の交差部を結束する際に用いら
    れる鉄筋の結束線用作業工具において、本体と取手とを
    備え、前記本体は、筒状の前記取手が外周側に同軸的に
    かつ回動自在に組付けられた直線状の取手組付け部を有
    するとともに、この取手組付け部に一体に繋がるととも
    に前記取手の回動軸から外れて位置した下側先端部に鉤
    部を有し、前記本体の下側先端部でかつ前記鉤部に対し
    て背面側に、上向きに突出しかつ中央から両側方へ向か
    って下降するように屈曲した引っ掛け部を形成したこと
    を特徴とする鉄筋の結束線用作業工具。
JP1991061213U 1991-08-02 1991-08-02 鉄筋の結束線用作業工具 Expired - Lifetime JP2577821Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JPH0516153U true JPH0516153U (ja) 1993-03-02
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS502419U (ja) * 1973-05-12 1975-01-11

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3007477U (ja) * 1994-08-04 1995-02-14 株式会社福田商店 化粧用ローラ

Patent Citations (1)

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JPS502419U (ja) * 1973-05-12 1975-01-11

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Publication number Publication date
JP2577821Y2 (ja) 1998-08-06

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