JPH0516150U - オイルフイルター用レンチ - Google Patents

オイルフイルター用レンチ

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JPH0516150U
JPH0516150U JP7302891U JP7302891U JPH0516150U JP H0516150 U JPH0516150 U JP H0516150U JP 7302891 U JP7302891 U JP 7302891U JP 7302891 U JP7302891 U JP 7302891U JP H0516150 U JPH0516150 U JP H0516150U
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JP
Japan
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oil filter
wrench
cap
rotating body
center
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JP7302891U
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English (en)
Inventor
俊弥 米森
光揮 山神
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Shinmei Industry Co Ltd
Original Assignee
Shinmei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転スペースに余裕がある場所に設けられてい
る場合は勿論のこと、非常に手狭で、取扱いにくい場所
に設けられている場合でも、オイルフィルターを極めて
容易にかつ確実に螺動することができるレンチを提供す
ること。 【構成】オイルフィルター1に着脱自在に冠装されるキ
ャップ4と、このキャップ4を回転させるレンチ本体5
とから成り、前記キャップ4は、係合孔6を表面中央に
形成した上面部7と、この上面部に連なり、前記オイル
フィルター1と係合する掛け止め部8とによって構成さ
れ、前記レンチ本体5には、往復駆動機構28によって駆
動されるケーブル29, 30の直線的な往復移動によって正
転と逆転とを交互に繰り返す回動体15と、この回動体15
の中心を挿通し、回動体15とラチェット機構27を介して
機械的に結合され、前記係合孔6に対応する係合突部20
A, 20Bを両端部に備えた軸体16とを設けている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、オイルフィルター用レンチ(以下、単にレンチと言う)に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば自動車などの車両においては、オイルフィルターは、狭い空間に収容さ れ、ねじ止めによって固定されている。このため、取付け、取外しの際には、こ のようなオイルフィルターを螺動させることが必要である。
【0003】 前記オイルフィルターを螺動させるレンチとして、例えば実開昭61−154673号 公報に示すように、オイルフィルターに冠装されるキャップの上面に嵌合溝を設 け、この嵌合溝に棒体を嵌挿させて、この棒体を回転させることにより、オイル フィルターをその軸芯を中心として回転させるようにしたものがある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般に、オイルフィルターは、狭い空間でしかも周囲に各種の補機 類が設けられた取扱いがかなり困難な場所に設けられているが、前記従来技術に 係るレンチによれば、レンチを回転させるために棒体を回転させる必要があり、 そのための回転半径(回転のためのスペース)が必要となる。従って、前記従来 のレンチは、回転スペースに余裕がある場合には使用できても、非常に手狭で、 取扱いにくい場所に設けられている場合には全く使用できない。
【0005】 本考案は、上述の事柄に留意してなされたもので、その目的とするところは、 回転スペースに余裕がある場所に設けられている場合は勿論のこと、非常に手狭 で、取扱いにくい場所に設けられている場合でも、オイルフィルターを極めて容 易にかつ確実に螺動することができるレンチを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するため、本考案に係るレンチは、オイルフィルターに着脱自 在に冠装されるキャップと、このキャップを回転させるレンチ本体とから成り、 前記キャップは、係合孔を表面中央に形成した上面部と、この上面部に連なり、 前記オイルフィルターと係合する掛け止め部とによって構成され、前記レンチ本 体には、往復駆動機構によって駆動されるケーブルの直線的な往復移動によって 正転と逆転とを交互に繰り返す回動体と、この回動体の中心を挿通し、回動体と ラチェット機構を介して機械的に結合され、前記係合孔に対応する係合突部を両 端部に備えた軸体とを設けている。
【0007】
【作用】
本考案に係るレンチによってオイルフィルターを螺動させるには、オイルフィ ルターの頭部にキャップを冠装し、キャップの係合孔に、レンチ本体の軸体の一 方の端部に形成された係合突部を挿入係合し、その状態でエアーシリンダなどの 往復駆動機構によってケーブルを直線的に往復移動させることにより、回動体が 正転と逆転とを交互に繰り返し、回動体に対してラチェット機構を介して機械的 に結合された軸体が所望の一方向に回転して、例えばオイルフィルターを締め付 けることができる。そして、オイルフィルターを緩める場合には、軸体の他方の 端部を前記係合孔に挿入係合し、往復駆動機構によってケーブルを直線的かつ互 いに背反的に往復移動させればよい。
【0008】 前述の説明から理解されるように、オイルフィルターを螺動させるに際して、 レンチ本体を回動させる必要がなく、レンチ本体に設けられた回動体を介して軸 体を外部から駆動するため、レンチ本体を静止した状態で収容する空間およびレ ンチ本体からケーブルを導出できるスペースがあればよい。従って、従来のよう に、レンチを回動させるための広い空間を必要とせず、回転スペースに余裕があ る場所に設けられている場合は勿論のこと、非常に手狭で、取扱いにくい場所に 設けられている場合でも、オイルフィルターを極めて容易にかつ確実に螺動する ことができる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を、図面に基づいて説明する。
【0010】 図1〜図5は、本考案の一実施例を示す。先ず、図1において、1はオイルフ ィルターで、その頭部2は多角形状に形成されている。3はオイルフィルター1 の頭部2に着脱自在に冠装されるキャップ4と、このキャップ4を回転させるた めのレンチ本体5とから成るレンチである。
【0011】 前記キャップ4は、正方形など多角形状の係合孔6を表面中央に形成した上面 部7と、この上面部7の周囲を下方(係合孔6とは反対方向)に垂下するように 連なる掛け止め部8とから成り、この掛け止め部8の内壁は、前記オイルフィル ター1の頭部2と係合できるように多角形状に形成されている。
【0012】 前記レンチ本体5の構成を、図2および図3に基づいて説明すると、9はケー ス部材10, 11よりなるケースで、12はこのケース9に対してねじ止めされる取手 である。13, 14はねじ止め部材である。15はケース9の内部に設けられる回動体 で、この回動体15は、その円周縁部に形成された被ガイド部材 15aが一方のケー ス部材10の内面に形成されたガイド部材(図外)にガイドされるようにして、正 逆いずれの方向にも回動できるように構成されている。16はこの回動体15の中心 を挿通すると共に、その端部をケース9から突出させた状態でブッシュ17および カラー18を介して設けられている。そして、回動体15と軸体16とは、所謂ラチェ ット機構によって機械的に結合され、軸体16が回動体15の一方向の回転でのみ同 方向に回転するように構成されている。
【0013】 すなわち、軸体16は、その長手方向のほぼ真ん中につめ車19を備え、その両端 部にキャップ4の係合孔6に対応した形状の係合突部20A, 20Bを備えている。21 は係合突部20A, 20Bのそれぞれに形成されたボールストッパである。一方、回動 体15の中心部にはつめ車19を遊嵌させるための孔22が形成されると共に、この孔 22に連なる切除部分23にはつめ車19のつめ24と当接し、つめ車19の逆転を防止す るレバー状のクリック25と、これ25をつめ24方向に付勢するばね26とが設けられ ている。このように、軸体16と回動体15とは、つめ車19、クリック25およびばね 26からなる所謂ラチェット機構27によって機械的に結合されているのである。
【0014】 次に、前記回動体15を交互に正転と逆転を繰り返すように駆動する往復駆動機 構28について、図4および図5をも参照しながら説明する。29, 30はボーデンケ ーブルで、それぞれ、撓みやすい鋼製のワイヤーケーブル31, 32とこれ31, 32を 包む銅線を密にコイル巻きにした円筒状のケーブル鞘33, 34とからなる構成され ている。これらのボーデンケーブル29, 30におけるワイヤーケーブル31, 32の一 端側は、回動体15に形成されたワイヤー固定部35, 36に固定され、他端側は、エ ヤーシリンダ37, 38を収容したハウジング39のブラケット40に螺着されたワイヤ ー通し部材41, 42を挿通して、エヤーシリンダ37, 38の出力部37a, 38aに固定さ れている。
【0015】 また、ボーデンケーブル29, 30におけるケーブル鞘33, 34の一端側は、ケース 9の取手12側に形成された固定部43, 44に固定され、他端側は、前記ワイヤー通 し部材41, 42に固定されている。そして、ワイヤー通し部材41, 42は、ナット部 材45, 46を緩めて螺動することにより上下方向に位置を変えることができ、これ によって、ボーデンケーブル29, 30を適宜調節することができる。また、図示し てないが、回動体15の外周面部にはワイヤーケーブル31, 32のガイド用の溝が形 成されている。
【0016】 そして、前記エヤーシリンダ37, 38は、図5に示すように構成された空圧回路 によって交互に駆動される。すなわち、この図において、47はエアー調節供給部 、48, 49は二位置切替え弁、50は逆止弁、51は絞り、52は復帰ばね53を備えた起 動弁である。この起動弁52のボタン54を押し下げている間だけ、エヤーシリンダ 37, 38は交互に往復動作するよう構成されている。
【0017】 上述の構成よりなるレンチ3の動作について説明すると、先ず、キャップ4を オイルフィルター1の頭部2に冠装する。そして、レンチ本体5を、その一方の 係合突起 20Aをキャップ4の係合孔6に挿入して係合させる。この状態で起動弁 52のボタン54を押し下げ、その状態を持続していると、エヤーシリンダ37, 38が 交互に往復動作し、ボーデンケーブル29, 30のワイヤーケーブル31, 32が背反的 に交互に往復移動する。
【0018】 つまり、エアーシリンダ37が動作してワイヤーケーブル31を引っ張ると、回動 体15が図1において矢印U方向に回動し、この回動は、ラチェット機構27を介し て軸体16に伝えられる。従って、軸体16は前記矢印U方向に回転し、キャップ4 (従って、オイルフィルター1の頭部2)を緩める方向に回動させる。次に、エ アーシリンダ38が動作してワイヤーケーブル32を引っ張ると、回動体15が図1に おいて矢印V方向に回動し、この回動は、ラチェット機構27を介して軸体16には 伝えられず、従って、軸体16は静止したままである。以下、これらの動作を繰り 返すことにより、オイルフィルター1は緩められる。そして、レンチ本体5を、 その他方の係合突起 20Bをキャップ4の係合孔6に挿入して係合させて、エアー シリンダ37, 38を上記と同様に動作させた場合、オイルフィルター1は締め付け られる。
【0019】 上述の動作説明から理解されるように、オイルフィルター1の螺動に際しては 、レンチ本体5をオイルフィルター1の頭部2に冠装されたキャップ4に係合さ せ、その状態を保持するだけでよい。つまり、オイルフィルター1は、エアーシ リンダ37, 38によって背反的に往復移動するボーデンケーブル29, 30のワイヤー ケーブル31, 32によって回動体15を交互に正転および逆転させ、この回動をラチ ェット機構27を介して軸体16を所定の方向に回転させることにより行われ、レン チ本体5をなんら回動させる必要がない。従って、オイルフィルター1が回転ス ペースに余裕があるところに設けられている場合は勿論のこと、非常に手狭で、 取扱いにくい場所に設けられている場合でも、オイルフィルター1を極めて容易 にかつ確実に螺動することができる。
【0020】 本考案に係るレンチ3は、キャップ4の径を変えるだけで、任意の大きさのオ イルフィルター1に適用することができる。そして、本考案は、上述の実施例に 限られるものでなく、往復駆動機構28をモータおよびこれによって回転するクラ ンクによって構成してもよい。また、回動体15を交互に正転および逆転させるの に1本のプッシュプルケーブルを用いてもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、オイルフィルターがたとえ非常に手狭 で、取扱いにくい場所に設けられているような場合であっても、オイルフィルタ ーを極めて容易にかつ確実に螺動することができる。従って、従来に比べて、オ イルフィルターの設置、点検、交換などの作業を短時間にしかも誰でも簡単に行 なえるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るオイルフィルター用レンチを、オ
イルフィルターおよび往復駆動機構と共に示した斜視図
である。
【図2】レンチ本体の縦断正面図である。
【図3】レンチ本体の縦断平面図である。
【図4】往復駆動機構の構成を示す部分破断図である。
【図5】往復駆動機構を駆動する回路図である。
【符号の説明】
1…オイルフィルター、4…キャップ、5…レンチ本
体、6…係合孔、7…上面部、8…掛け止め部、15…回
動体、16…軸体、20A, 20B…係合突部、27…ラチェット
機構、28…往復駆動機構、29, 30…ケーブル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルフィルターに着脱自在に冠装され
    るキャップと、このキャップを回転させるレンチ本体と
    から成り、前記キャップは、係合孔を表面中央に形成し
    た上面部と、この上面部に連なり、前記オイルフィルタ
    ーと係合する掛け止め部とによって構成され、前記レン
    チ本体には、往復駆動機構によって駆動されるケーブル
    の直線的な往復移動によって正転と逆転とを交互に繰り
    返す回動体と、この回動体の中心を挿通し、回動体とラ
    チェット機構を介して機械的に結合され、前記係合孔に
    対応する係合突部を両端部に備えた軸体とを設けたこと
    を特徴とするオイルフィルター用レンチ。
JP7302891U 1991-08-17 1991-08-17 オイルフイルター用レンチ Pending JPH0516150U (ja)

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JP7302891U JPH0516150U (ja) 1991-08-17 1991-08-17 オイルフイルター用レンチ

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JP7302891U JPH0516150U (ja) 1991-08-17 1991-08-17 オイルフイルター用レンチ

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JPH0516150U true JPH0516150U (ja) 1993-03-02

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ID=13506485

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JP7302891U Pending JPH0516150U (ja) 1991-08-17 1991-08-17 オイルフイルター用レンチ

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114211455A (zh) * 2021-12-17 2022-03-22 山东建科特种建筑工程技术中心有限公司 一种用于长螺杆螺栓的快速拆装装置

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