JPH05161236A - 防水形絶縁バスダクト接続部 - Google Patents
防水形絶縁バスダクト接続部Info
- Publication number
- JPH05161236A JPH05161236A JP34865191A JP34865191A JPH05161236A JP H05161236 A JPH05161236 A JP H05161236A JP 34865191 A JP34865191 A JP 34865191A JP 34865191 A JP34865191 A JP 34865191A JP H05161236 A JPH05161236 A JP H05161236A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- connection
- bolt
- ring
- water
- duct joint
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Installation Of Bus-Bars (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 改良された防水形絶縁バスダクト接続部を提
供する。 【構成】 多相一括して貫通ボルトで接続する絶縁バス
ダクト接続部において、両側部に配したダクト継手板の
接続ボルト貫通穴の外周に各々バスダクト接続部の内方
向に向けて皿状の打出しを設け、この皿状の打出しの凹
部に防水用Ｏリングを装着させ、かつ、このＯリングの
外方からＯリングに接する部分に適当な面取りを施した
皿ばねを被せ、これらを一括して絶縁被覆を施した接続
ボルトで締めつけて接続することにより、接続ボルト回
りの防水性能を持たせた。
供する。 【構成】 多相一括して貫通ボルトで接続する絶縁バス
ダクト接続部において、両側部に配したダクト継手板の
接続ボルト貫通穴の外周に各々バスダクト接続部の内方
向に向けて皿状の打出しを設け、この皿状の打出しの凹
部に防水用Ｏリングを装着させ、かつ、このＯリングの
外方からＯリングに接する部分に適当な面取りを施した
皿ばねを被せ、これらを一括して絶縁被覆を施した接続
ボルトで締めつけて接続することにより、接続ボルト回
りの防水性能を持たせた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、防水性能もしくは防
滴性能を有する絶縁バスダクトの接続部に関する。
滴性能を有する絶縁バスダクトの接続部に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の防水形絶縁バスダクトの接続部の
一例を図３に示し、その接続ボルトの軸線上の断面図を
図４に示す。そして、図５は接続ボルト座金回りの拡大
詳細図である。即ち、多相（この図では３相の場合を示
す。）の導体１を各々ラップ接続させ、各相間とアース
間に絶縁スペーサ２を介しその側方からダクト継手板３
１，３２により覆い、これらを一括して特殊座金４，皿
ばね５を介して絶縁被覆を施した接続ボルト６により締
付接続する構造である。ここで、特殊座金４にはその内
側にＯリング７を嵌め込むため、皿状の座ぐり加工を施
してある。
一例を図３に示し、その接続ボルトの軸線上の断面図を
図４に示す。そして、図５は接続ボルト座金回りの拡大
詳細図である。即ち、多相（この図では３相の場合を示
す。）の導体１を各々ラップ接続させ、各相間とアース
間に絶縁スペーサ２を介しその側方からダクト継手板３
１，３２により覆い、これらを一括して特殊座金４，皿
ばね５を介して絶縁被覆を施した接続ボルト６により締
付接続する構造である。ここで、特殊座金４にはその内
側にＯリング７を嵌め込むため、皿状の座ぐり加工を施
してある。
【０００３】Ｏリング７は継手板３２，特殊座金４およ
び絶縁接続ボルト６に各々密接して、図５に示すＡ，
Ｂ，Ｃ方向から浸入した水をこの部分で阻止し、バスダ
クト接続部に水が浸入しない構造となっている。
び絶縁接続ボルト６に各々密接して、図５に示すＡ，
Ｂ，Ｃ方向から浸入した水をこの部分で阻止し、バスダ
クト接続部に水が浸入しない構造となっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した防水形絶縁バ
スダクト接続部は防水上極めて有効であり、かつ、確実
な方法である。しかし、このような構成においても次の
ような欠点を有している。
スダクト接続部は防水上極めて有効であり、かつ、確実
な方法である。しかし、このような構成においても次の
ような欠点を有している。
【０００５】特殊座金４は精度の高い皿状座ぐり加工
が必要で、これは経済性に欠ける。
が必要で、これは経済性に欠ける。
【０００６】防水性を要しない一般の絶縁バスダクト
の場合、特殊座金４は不要であり、接続ボルト６は特殊
座金４の厚さ分だけ短いものを用いている。この為、防
水形とする場合にだけ長さの異なるボルトが必要であ
る。
の場合、特殊座金４は不要であり、接続ボルト６は特殊
座金４の厚さ分だけ短いものを用いている。この為、防
水形とする場合にだけ長さの異なるボルトが必要であ
る。
【０００７】一般に市中で購入できるボルトであれば特
に問題はないが、バスダクトの接続ボルトはクロムモリ
ブデン鋼等を素材とした高張力ボルトを用いており、そ
の入手には時間を要し、短納期に対応しきれないという
問題がある。更に、汎用ボルトと長さが異なり、小ロッ
ト生産となっているため、コストが高くやはり経済的な
面で問題を抱えていた。
に問題はないが、バスダクトの接続ボルトはクロムモリ
ブデン鋼等を素材とした高張力ボルトを用いており、そ
の入手には時間を要し、短納期に対応しきれないという
問題がある。更に、汎用ボルトと長さが異なり、小ロッ
ト生産となっているため、コストが高くやはり経済的な
面で問題を抱えていた。
【０００８】この発明の目的は、前記した従来技術の欠
点を解消し、より経済的な防水形絶縁バスダクト接続部
をより早く生産し提供することにある。
点を解消し、より経済的な防水形絶縁バスダクト接続部
をより早く生産し提供することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この発明は、多相一括し
て貫通ボルトで接続する絶縁バスダクト接続部におい
て、両側部に配したダクト継手板の接続ボルト貫通穴の
外周に各々バスダクト接続部の内方向に向けて皿状の打
出しを設け、この皿状の打出しの凹部に防水用Ｏリング
を装着させ、かつ、このＯリングの外方からＯリングに
接する部分に適当な面取りを施した皿ばねを被せ、これ
らを一括して絶縁被覆を施した接続ボルトで締めつけて
接続することにより、接続ボルト回りの防水性能を持た
せたことを特徴とする防水形絶縁バスダクト接続部であ
る。
て貫通ボルトで接続する絶縁バスダクト接続部におい
て、両側部に配したダクト継手板の接続ボルト貫通穴の
外周に各々バスダクト接続部の内方向に向けて皿状の打
出しを設け、この皿状の打出しの凹部に防水用Ｏリング
を装着させ、かつ、このＯリングの外方からＯリングに
接する部分に適当な面取りを施した皿ばねを被せ、これ
らを一括して絶縁被覆を施した接続ボルトで締めつけて
接続することにより、接続ボルト回りの防水性能を持た
せたことを特徴とする防水形絶縁バスダクト接続部であ
る。
【００１０】
【実施例】以下、図面に基づいてこの発明の実施を説明
する。図１は実施例の防水形絶縁バスダクトの接続部の
構成を示す上面図、図２は接続ボルト回りの構造を示す
詳細断面図である。
する。図１は実施例の防水形絶縁バスダクトの接続部の
構成を示す上面図、図２は接続ボルト回りの構造を示す
詳細断面図である。
【００１１】即ち、３相の絶縁導体１を各々ラップ接続
させ、各相の絶縁導体１間とアース間を絶縁スペーサ２
を介在させ、側方からダクト継手板３１および３２によ
り覆い、これらを一括して絶縁被覆した接続ボルト６に
より締付け接続する構成は、図３に示す従来例と同じで
ある。
させ、各相の絶縁導体１間とアース間を絶縁スペーサ２
を介在させ、側方からダクト継手板３１および３２によ
り覆い、これらを一括して絶縁被覆した接続ボルト６に
より締付け接続する構成は、図３に示す従来例と同じで
ある。
【００１２】防水性のために組込まれるＯリング７を嵌
め込むスペースを確保するため、ダクト継手板３２の接
続ボルト貫通孔の周囲をバスダクト接続部の内方に向け
て皿状の打出し部３２１を形成したダクト継手板３２を
使用する。一方、接続ボルト６に嵌合する皿ばね５のボ
ルト貫通穴の内面にはＲ状の面取り部５１を形成した皿
ばね５を使用するのである。
め込むスペースを確保するため、ダクト継手板３２の接
続ボルト貫通孔の周囲をバスダクト接続部の内方に向け
て皿状の打出し部３２１を形成したダクト継手板３２を
使用する。一方、接続ボルト６に嵌合する皿ばね５のボ
ルト貫通穴の内面にはＲ状の面取り部５１を形成した皿
ばね５を使用するのである。
【００１３】即ち、ダクト継手板３２のボルト穴周りの
打出し部３２１と皿ばね５の内縁のＲ状の面取り部５１
で形成される空間にＯリング７を挿入することにより、
Ｏリング７は鋭利な皿ばね５の面取り部５１に押し付け
られ、確実な防水性を果すように構成される。
打出し部３２１と皿ばね５の内縁のＲ状の面取り部５１
で形成される空間にＯリング７を挿入することにより、
Ｏリング７は鋭利な皿ばね５の面取り部５１に押し付け
られ、確実な防水性を果すように構成される。
【００１４】従って、防水性のために組込まれるＯリン
グ７のスペースを確保するため、図５に示す従来例では
特殊座金４を使用し、しかもこの内側に皿状座ぐり加工
部を設けた高価な特殊座金を使用しなければならなかっ
たが、この実施例ではこの特殊座金を必要としないで、
なおかつ接続ボルト６の長さも汎用品を用いて組立てる
ことが可能であり、しかも確実に優れた防水機能を発揮
させることができる。
グ７のスペースを確保するため、図５に示す従来例では
特殊座金４を使用し、しかもこの内側に皿状座ぐり加工
部を設けた高価な特殊座金を使用しなければならなかっ
たが、この実施例ではこの特殊座金を必要としないで、
なおかつ接続ボルト６の長さも汎用品を用いて組立てる
ことが可能であり、しかも確実に優れた防水機能を発揮
させることができる。
【００１５】なお、皿ばね５の内側のＲ面取加工を施す
ことは、皿ばね５のボルト貫通穴内縁の引張張力を小さ
くすることになり、皿ばね５の強度の向上の意味からも
好ましい結果となっている。
ことは、皿ばね５のボルト貫通穴内縁の引張張力を小さ
くすることになり、皿ばね５の強度の向上の意味からも
好ましい結果となっている。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明の防水形
絶縁バスダクト接続部によれば、高価な特殊座金を使用
することなく、確実な防水を形成することが可能とな
る。また、接続ボルトに汎用品を使用することができ、
安価でしかも短納期生産が可能となる。
絶縁バスダクト接続部によれば、高価な特殊座金を使用
することなく、確実な防水を形成することが可能とな
る。また、接続ボルトに汎用品を使用することができ、
安価でしかも短納期生産が可能となる。
【図１】この発明の実施例の防水形絶縁バスダクト接続
部の構成を示す上面図、
部の構成を示す上面図、
【図２】図１の接続ボルト回りの断面図、
【図３】従来の防水形絶縁バスダクト接続部の構成を示
す上面図、
す上面図、
【図４】図３の接続ボルト軸線上の断面図、
【図５】図３の接続ボルト回りの断面図である。
１ 絶縁導体 ２ 絶縁スペーサ ３１，３２ ダクト継手板 ３２１ ダクト継手の皿打出部 ４ 特殊座金 ５ 皿ばね ５１ 皿ばね面取部 ６ 絶縁被覆付接続ボルト ７ Ｏリング
フロントページの続き (72)発明者 岡田 孝之 茨城県日立市日高町５丁目１番１号「日立 電線株式会社日高工場内」 (72)発明者 関 美明 茨城県日立市日高町４丁目12番１号「日立 電線機器株式会社内」 (72)発明者 片平 吉春 茨城県日立市日高町４丁目12番１号「日立 電線機器株式会社内」
Claims (1)
- 【請求項１】 多相一括して貫通ボルトで接続する絶縁
バスダクト接続部において、両側部に配したダクト継手
板の接続ボルト貫通穴の外周に各々バスダクト接続部の
内方向に向けて皿状の打出しを設け、この皿状の打出し
の凹部に防水用Ｏリングを装着させ、かつ、このＯリン
グの外方からＯリングに接する部分に適当な面取りを施
した皿ばねを被せ、これらを一括して絶縁被覆を施した
接続ボルトで締めつけて接続することにより、接続ボル
ト回りの防水性能を持たせたことを特徴とする防水形絶
縁バスダクト接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34865191A JPH05161236A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 防水形絶縁バスダクト接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34865191A JPH05161236A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 防水形絶縁バスダクト接続部 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05161236A true JPH05161236A (ja) | 1993-06-25 |
Family
ID=18398441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34865191A Pending JPH05161236A (ja) | 1991-12-06 | 1991-12-06 | 防水形絶縁バスダクト接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05161236A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100764595B1 (ko) * | 2006-05-30 | 2007-10-08 | 주식회사 신화기전 | 부스바 접속장치 |
| JP2012124160A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | General Electric Co <Ge> | 母線路構成部品を結合するための方法及びシステム |
| CN103036173A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-04-10 | 广西桂冠电力股份有限公司大化水力发电总厂 | 水电厂出口封闭母线防凝露的处理方法 |
| CN107785837A (zh) * | 2016-08-24 | 2018-03-09 | 香江科技股份有限公司 | 一种便于拆装的母线槽连接器 |
| CN110635428A (zh) * | 2018-06-25 | 2019-12-31 | 江苏中顺电气有限公司 | 一种密集母线槽带插口接头器的弹性支撑结构 |
| CN113580448A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-11-02 | 广东辉恒电气科技有限公司 | 一种母线槽改进方法、母线排与槽体配合部件及母线槽 |
-
1991
- 1991-12-06 JP JP34865191A patent/JPH05161236A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100764595B1 (ko) * | 2006-05-30 | 2007-10-08 | 주식회사 신화기전 | 부스바 접속장치 |
| JP2012124160A (ja) * | 2010-12-06 | 2012-06-28 | General Electric Co <Ge> | 母線路構成部品を結合するための方法及びシステム |
| EP2461445B1 (en) * | 2010-12-06 | 2020-09-02 | ABB Schweiz AG | Methods and systems for coupling busbar components |
| CN103036173A (zh) * | 2012-12-25 | 2013-04-10 | 广西桂冠电力股份有限公司大化水力发电总厂 | 水电厂出口封闭母线防凝露的处理方法 |
| CN107785837A (zh) * | 2016-08-24 | 2018-03-09 | 香江科技股份有限公司 | 一种便于拆装的母线槽连接器 |
| CN107785837B (zh) * | 2016-08-24 | 2023-11-03 | 香江科技股份有限公司 | 一种便于拆装的母线槽连接器 |
| CN110635428A (zh) * | 2018-06-25 | 2019-12-31 | 江苏中顺电气有限公司 | 一种密集母线槽带插口接头器的弹性支撑结构 |
| CN110635428B (zh) * | 2018-06-25 | 2021-01-29 | 江苏中顺电气有限公司 | 一种密集母线槽带插口接头器的弹性支撑结构 |
| CN113580448A (zh) * | 2021-09-02 | 2021-11-02 | 广东辉恒电气科技有限公司 | 一种母线槽改进方法、母线排与槽体配合部件及母线槽 |
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