JPH0516089U - 電磁式加工テーブル - Google Patents

電磁式加工テーブル

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JPH0516089U
JPH0516089U JP6156791U JP6156791U JPH0516089U JP H0516089 U JPH0516089 U JP H0516089U JP 6156791 U JP6156791 U JP 6156791U JP 6156791 U JP6156791 U JP 6156791U JP H0516089 U JPH0516089 U JP H0516089U
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JP
Japan
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electromagnet
workpiece
air vent
electromagnetic
machining
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Withdrawn
Application number
JP6156791U
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English (en)
Inventor
学 三浦
Original Assignee
三田工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工液によって電磁石11表面に加工物60が密
着した場合にも、加工物を電磁石11表面から容易に取り
外すことができる。 【構成】 電磁石11表面に多数のエアー抜き路20の開口
が設けられている。エアー抜き路20は、外部に連通して
おり、電磁石11と加工物60との間に容易に空気が導入さ
れて、加工物60が電磁石11表面から容易に取り外し得
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、研削加工、放電加工等の加工に際して、加工物を電磁力によって固 定的に保持する電磁式加工テーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
鋼材等の磁性の加工物を、研削加工、放電加工等によって、例えば、金型のプ レート等に加工する場合には、加工物を所定位置に固定するために電磁力を使用 する電磁式の加工テーブルが使用される。従来の電磁式の加工テーブルは、図3 および図4に示すように、例えば、帯板状になった複数の電磁石51、51、…が、 テーブル本体52上に並設されて構成されている。そして、各電磁石51の電磁力に よって加工物60が、各電磁石51の表面に吸着されて固定的に保持されるようにな っている。このようにして、加工物60が保持されると、加工液が滴下されつつ、 加工物60が、研削加工あるいは放電加工される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このような電磁式の加工テーブルでは、加工時に使用される水、油等の加工液 が各電磁石51の表面と加工物60との間に侵入し、加工物60が電磁石表面との間に 広がり、加工物60が各電磁石51表面に密着されるおそれがある。このような状態 になると、加工が終了して電磁力を解除しても、加工物60が各電磁石51表面から 取り外すことができず、加工物60に大きな力を作用させる必要がある。このよう に、加工物60に大きな力を作用させた状態で、加工物60と電磁石51表面との間の 加工液に空気が流入すると、両者の密着状態が急激に解除されるために、加工物 60を取り外している作業者が転倒する等の危険がある。
【0004】 本考案はこのような問題点を解決するものであり、その目的は、電磁石の表面 に電磁力により保持された加工物を電磁力密着することを防止して、容易に加工 物を取り外すことができる電磁チャックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の電磁式加工テーブルは、電磁石の電磁力により磁性の加工物を電磁石 表面に固定的に保持する加工テーブルであって、該電磁石表面に開口して、外部 に連通するエアー抜き路を有してなり、そのことにより、上記目的が達成される 。
【0006】
【作用】
本考案の電磁式加工テーブルでは、電磁石表面に電磁力により保持された加工 物は、電磁力が解除されても、電磁石表面と加工物との間の加工液のために、両 者が密着した状態になるが、エアー抜き路から両者の間の加工液内に空気が進入 するために、両者の密着状態が容易に解除される。
【0007】
【実施例】
以下に本考案を実施例について説明する。本考案の電磁式加工テーブルは、図 1および図2に示すように、テーブル本体12に、多数の帯板状の電磁石11、11、 …が並設されている。各電磁石11の表面には、例えば直方体状の加工物60が載置 されて、該加工物60が各電磁石11へ通電されることにより生じる電磁力によって 固定的に保持される。
【0008】 各電磁石11には、鉛直状に多数のエアー抜き路20、20、…が、各電磁石11の長 手方向に沿って適当な間隔をあけて形成されている。各電磁石11におけるそれぞ れのエアー抜き路20は、各電磁石11の表面に開口している。各電磁石11における それぞれのエアー抜き路20は、また、下端部同士が連通しており、各電磁石11に おける全てのエアー抜き路20が一括されて、それぞれの端部がテーブル本体12の 外部へと延出されている。そして、テーブル本体12の外部に延出されたエアー抜 き路20の一方の端部は、開閉弁22を介して外部に連通状態になっている。また、 エアー抜き路20の他方の端部は、開閉弁23を介して、コンプレッサ24に接続され ている。
【0009】 各エアー抜き路20における電磁石11表面の開口は、直径が0.1〜0.2mm程度に設 定されており、また、各エアー抜き路20の間隔は、10mm程度になっている。
【0010】 このような構成の電磁式加工テーブルでは、加工時において加工物60は、電磁 石11への通電により発生する電磁力によって各電磁石11の表面に吸着されて固定 的に保持される。このとき、エアー抜き路20における外部へ連通する開閉弁22は 閉塞された状態になっており、また、コンプレッサ24に接続された開閉弁23も閉 塞された状態とされる。このような状態で、加工物60には油、水等の加工液が滴 下されつつ、放電加工あるいは切削加工が行われる。
【0011】 加工物60に対する加工が終了すると、各電磁石11への通電が停止されて、加工 物60の電磁力による保持が解除される。そして、エアー抜き路20における外部に 連通する端部の開閉弁22を開放状態として、各電磁石11表面のエアー抜き路20に おける開口を、開閉弁22を介して、外部と連通させる。これにより、エアー抜き 路20には、外部の空気が流入して、電磁石11の表面における開口から流出する。 これにより、加工物60と電磁石11表面との間に進入した加工液内に、空気が進入 することになり、加工物60は電磁石11表面から容易に取り外すことができる。
【0012】 また、各エアー抜き路20内に塵芥や加工液等が詰まった場合には、エアー抜き 路20における外部に連通する開閉弁22を閉塞状態にするとともに、エアー抜き路 20におけるコンプレッサ24に接続された開閉弁23を開放状態として、コンプレッ サ24から高圧空気を各エアー抜き路20へと吹き込む。これにより、各エアー抜き 路20内の塵芥や加工液は、内部を通流する高圧空気により電磁石11表面の開口か ら外方へ吹き飛ばされて、各エアー抜き路20内が清掃される。
【0013】
【考案の効果】
本考案の電磁式加工テーブルは、このように、加工物が電磁力により保持され る電磁石表面に、外部に連通するエアー抜き路の一端が開口しているために、加 工物と電磁石表面との間に加工液が進入して両者が密着状態になっても、加工物 は容易に電磁石から取り外すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の電磁式加工テーブルの縦断面図であ
る。
【図2】その平面図である。
【図3】従来の電磁式加工テーブルの平面図である。
【図4】その断面図である。
【符号の説明】
11 電磁石 12 加工テーブル 20 エアー抜き路 22 開閉弁 23 開閉弁 60 加工物

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁石の電磁力により磁性の加工物を電
    磁石表面に固定的に保持する加工テーブルであって、該
    電磁石表面に開口して、外部に連通するエアー抜き路を
    有する電磁式加工テーブル。
JP6156791U 1991-08-05 1991-08-05 電磁式加工テーブル Withdrawn JPH0516089U (ja)

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JP6156791U JPH0516089U (ja) 1991-08-05 1991-08-05 電磁式加工テーブル

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JP6156791U JPH0516089U (ja) 1991-08-05 1991-08-05 電磁式加工テーブル

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JPH0516089U true JPH0516089U (ja) 1993-03-02

Family

ID=13174831

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Effective date: 19951102