JPH05160709A - 高速論理入力回路 - Google Patents

高速論理入力回路

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JPH05160709A
JPH05160709A JP3348922A JP34892291A JPH05160709A JP H05160709 A JPH05160709 A JP H05160709A JP 3348922 A JP3348922 A JP 3348922A JP 34892291 A JP34892291 A JP 34892291A JP H05160709 A JPH05160709 A JP H05160709A
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JP
Japan
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circuit
logic
level
output
amplitude
Prior art date
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Pending
Application number
JP3348922A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Nakai
信明 中井
Hiroshi Ide
博史 井出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外部からの論理入力信号を、そのしきい値レベ
ルあるいは振幅レベルの多少の変化にもかかわらず、一
定の伝達遅延でもって安定的に内部論理回路に伝達させ
る。 【構成】外部から入力される2相論理信号の正論理と負
論理間の差だけを検出し、この検出結果をいったん一定
の小振幅レベルで出力させてから所定の振幅レベルまで
増幅する。 【効果】入力信号の論理状態だけが伝達されて必要なレ
ベルまで増幅される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速論理入力回路、さ
らにはクロックのような高速の論理信号をCMOS回路
またはBi−CMOS回路で構成されたLSIの内部回
路に導入する高速論理回路に適用して有効な技術に関す
るものであって、たとえば数十〜数百MHzのクロック
にて動作するカラーパレットLSIに利用して有効な技
術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のこの種の高速論理入力回路
の概要を示す。同図に示す高速論理入力回路101は、
外部から入力される2相のECL信号あるいは疑似EC
L信号Vin1を、一定の基準電圧Vrefによって入
力しきい値が設定されたECL回路によって増幅する初
段回路1と、この初段回路1の出力をCMOSまたはB
i−CMOSの論理レベルに変換して後段の内部論理回
路102に与えるレベル変換回路3とによって構成され
ていた。この高速論理回路101は、たとえばクロック
のような高速論理信号を、LSI内のCMOSまたはB
i−CMOS回路によって構成されている内部論理回路
102に外部から導入するインターフェイス部分に使用
されている(たとえば、日経マグロウヒル社刊行「日経
エレクトロニクス 1986年12月15日号 no.
410」129〜146ページを参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た技術には、次のような問題のあることが本発明者らに
よってあきらかとされた。すなわち、上述した従来の高
速論理入力回路101では、外部から入力される論理信
号のしきい値レベルあるいは振幅レベルが少しでも変化
すると、振幅拡大を行なうために高利得増幅を行なう初
段回路1内のバイポーラトランジスタQ13,Q14が
飽和して伝達遅延が大きくなってしまう。そして、この
飽和が生じたり生じなかったりすることで、内部論理回
路102に与えられる論理信号の位相あるいはタイミン
グが大きく乱れてしまう、という問題が生じていた。
【0004】本発明の目的は、外部からの論理入力信号
を、そのしきい値レベルあるいは振幅レベルの多少の変
化にもかかわらず、一定の伝達遅延でもって安定的に内
部論理回路に伝達させる、という技術を提供することに
ある。本発明の前記ならびにそのほかの目的と特徴は、
本明細書の記述および添付図面からあきらかになるであ
ろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
下記のとおりである。すなわち、外部から入力される2
相論理信号の正論理と負論理間の差だけを検出し、この
検出結果をいったん一定の小振幅レベルで出力させた
後、所定の振幅レベルまで増幅してCMOSまたはBi
−CMOSの論理レベルに変換させる、というものであ
る。
【0006】
【作用】上述した手段によれば、外部からの2相入力論
理信号のうち、そのしきい値レベルおよび振幅レベルつ
いては初段回路にていったんキャンセルされ、その論理
状態だけが伝達されて必要なレベルまで増幅されるよう
になる。これにより、外部からの論理入力信号を、その
しきい値レベルあるいは振幅レベルの多少の変化にもか
かわらず、一定の伝達遅延でもって安定的に内部論理回
路に伝達させる、という目的が達成される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照し
ながら説明する。なお、図において、同一符号は同一あ
るいは相当部分を示すものとする。図1は本発明の技術
が適用された高速論理入力回路の一実施例を示したもの
であって、101はLSI(大規模半導体集積回路装
置)の入力インターフェイス部に配置される高速論理入
力回路である。高速論理入力回路101は、初段回路
1、中間増幅回路2、レベル変換回路3によって構成さ
れている。
【0008】初段回路1は、バイポーラトランジスタQ
11,Q12によるエミッタフォロワ入力回路と、バイ
ポーラトランジスタQ13,Q14によるECL(エミ
ッタ結合論理)型の差動回路とによって構成され、外部
から入力される2相論理信号Vin1の正論理(+Vi
n1)と負論理(−Vin1)間の差を検出する。この
検出出力Vout1は正論理と負論理の2相で出力され
るる。この初段回路1におけるECL差動回路の出力レ
ベルは、Q13,Q14の共通エミッタから基準電位G
NDに流す定電流I1の大きさと、Q13,Q14の各
コレクタと電源電位Vccとの間にそれぞれに接続され
るコレクタ負荷抵抗(インピーダンス)Z1,Z1の値
を選ぶことにより、バイポーラトランジスタのベース・
エミッタ間電圧(Vbe=約0.6V)以下となるよう
に設定されている。
【0009】中間増幅回路2は、上記初段回路1からの
検出出力Vout1をバイポーラトランジスタQ21−
Q22,Q23−Q24でそれぞれに基準電位GND側
にレベルシフトさせた後、バイポーラトランジスタQ2
5,Q26によるECL差動回路によって所定のレベル
まで差動増幅し、バイポーラトランジスタQ27,Q2
8のエミッタフォロワによって次段へ出力する。この中
間増幅回路2におけるECL差動回路の増幅利得は、Q
25,Q26の共通エミッタから基準電位GND流す定
電流I2の大きさと、Q25,Q26の各コレクタと電
源電位Vccとの間にそれぞれに接続されるコレクタ負
荷抵抗(インピーダンス)Z2,Z2の値を選ぶことに
より、上記初段回路1の出力振幅をCMOSまたはBi
−CMOSレベルの近くまで拡大するように設定されて
いる。
【0010】レベル変換回路3は、上記中間増幅回路2
の差動増幅出力Vout2によって相補的にオンオフ制
御されるPチャンネルMOSトランジスタMp1,Mp
2と、カレントミラーを形成するNチャンネルMOSト
ランジスタMn1,Mn2とによって構成され、上記中
間増幅回路2の出力Vout2をCMOSまたはBi−
CMOSの論理レベルに変換して後段の内部論理回路へ
与える。
【0011】次に動作について説明する。図2は、上述
した高速論理入力回路101における信号レベルの推移
状態を示す。同図において、初段回路1の出力Vout
1には、外部からの論理入力信号Vin1の正論理(+
Vin1)と負論理(−Vin1)の差だけを検出した
ものであるため、その外部論理入力信号Vin1に含ま
れていたしきい値レベルおよび振幅レベルの変動がキャ
ンセルされて、ハイまたはロウの2値論理の状態だけが
現れるようになっている。しかも、その出力Vout1
のレベルは、バイポーラトランジスタのベース・エミッ
タ間電圧以下となるように設定されている。すなわち、
初段回路1は、小振幅ではあるがレベル変動の少ない論
理信号Vout1を出力する。
【0012】中間増幅回路2は、小振幅ではあるがしき
い値レベルおよび振幅レベルが一定に揃えられた上記初
段回路1の出力Vout1を、回路2内のバイポーラト
ランジスタQ25,Q26を飽和させることなく、次段
のレベル変換回路3を確実に動作させるのに必要十分な
振幅レベルの出力Vout2まで安定に増幅することが
できる。これにより、外部からの論理入力信号を、その
しきい値レベルあるいは振幅レベルの多少の変化にもか
かわらず、一定の伝達遅延でもって安定的に内部論理回
路102に伝達させることができる。したがって、図3
に示すように、上述した高速論理入力回路101は、た
とえばカラーパレットのような高速性が要求される内部
論理回路102を有するLSI100において、タイミ
ング情報を与える高速のクロック信号CLKを正確に導
入させる部分に使用して、とくに有効である。また、外
部からの論理入力信号Vin1のしきい値レベルや振幅
レベルの影響がほとんどないことにより、たとえばTT
LとECLあるいはTTLとCMOSといったように、
異種の論理レベルの信号を入力させるインターフェイス
としても利用できる。
【0013】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例にもとづき具体的に説明したが、本発明は上記実施
例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえ
ば、初段回路1と中間増幅回路2は、その一部または全
部をMOSトランジスタで構成することもできる。以上
の説明では主として、本発明者によってなされた発明を
その背景となった利用分野であるカラーパレットLSI
のクロック信号入力部に適用した場合について説明した
が、それに限定されるものではなく、たとえばデジタル
信号処理装置の被処理信号入力部にも適用できる。
【0014】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。すなわち、外部からの論理入力信号を、そのしき
い値レベルあるいは振幅レベルの変化にもかかわらず、
一定の伝達遅延でもって安定的に内部論理回路に伝達さ
せる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術が適用された高速論理入力回路の
第1の実施例を示す図
【図2】本発明の高速論理入力回路の各部における論理
信号のレベル推移状態を示す図
【図3】本発明の高速論理入力回路の使用例を示すブロ
ック図
【図4】従来の高速論理入力回路の概略を示す図
【符号の説明】
100 LSI(大規模半導体集積回路装置) 101 高速論理入力回路 102 内部論理回路 1 初段回路 Q13,Q14 ECL差動回路を形成するバイポーラ
トランジスタ 2 中間増幅回路 3 レベル変換回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部から入力される2相論理信号の正論
    理と負論理間の差を検出して一定の小振幅レベルで出力
    する初段回路と、この初段回路の出力を所定の振幅レベ
    ルまで増幅する中間増幅回路と、この中間増幅回路の出
    力を所定の論理レベルで後段の論理回路へ伝達するレベ
    ル変換回路とを備えた高速論理入力回路。
  2. 【請求項2】 外部から入力される2相論理信号の正論
    理と負論理間の差を検出するするとともに、この検出出
    力をバイポーラトランジスタのベースエミッタ間電圧以
    下の振幅レベルで出力するECL差動回路と、このEC
    L差動回路の出力を所定の振幅レベルまで増幅してCM
    OSまたはBi−CMOSの論理レベルに変換する中間
    増幅回路およびレベル変換回路とを備えた高速論理入力
    回路。
JP3348922A 1991-12-04 1991-12-04 高速論理入力回路 Pending JPH05160709A (ja)

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JP3348922A JPH05160709A (ja) 1991-12-04 1991-12-04 高速論理入力回路

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ID=18400292

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6340911B1 (en) 1996-01-17 2002-01-22 Nec Corporation Level conversion circuit having differential circuit employing MOSFET

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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