JPH05160623A - タイヤ空気圧警報装置 - Google Patents

タイヤ空気圧警報装置

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Publication number
JPH05160623A
JPH05160623A JP3271533A JP27153391A JPH05160623A JP H05160623 A JPH05160623 A JP H05160623A JP 3271533 A JP3271533 A JP 3271533A JP 27153391 A JP27153391 A JP 27153391A JP H05160623 A JPH05160623 A JP H05160623A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
coil
tire
control circuit
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP3271533A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomohito Morikawa
倫仁 森川
Yasuo Shimizu
康雄 清水
Masahito Hodate
雅人 甫立
Masanori Toyofuku
雅宣 豊福
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Bridgestone Corp
Hino Motors Ltd
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp, Hino Motors Ltd filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP3271533A priority Critical patent/JPH05160623A/ja
Publication of JPH05160623A publication Critical patent/JPH05160623A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 タイヤ空気圧警報装置のアンテナの感度を高
め、実用的な装置として利用できるようにする。 【構成】 圧力センサの出力に応じて共振周波数が変化
するトランスミッタに対向するアンテナを備え、このア
ンテナに短いパルス信号を送信して応答信号を受信し、
周波数を弁別してその出力により警報を送出するタイヤ
空気圧警報装置において、アンテナに含まれるコイル2
1をプラスチック成形体22により覆い、このプラスチ
ック成形体に金属ソケット23を固着し、この金属ソケ
ットを車体側のブラケットに取付ける。 【効果】 コイルを通過する電磁波の一部が金属ソケッ
トに吸収されることを防止し、電磁波がコイルの中を有
効に通過することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の走行中にタイ
ヤ空気圧を自動的に検出し、検出したタイヤ空気圧に異
常がある場合に運転席に警報を送出する装置として利用
する。本発明は複数の異なる車種に一つの設計によるタ
イヤ空気圧警報装置を共通に利用するための技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】タイヤ空気圧を検出する圧力スイッチ
と、この圧力スイッチにより変化する電磁的な共振回路
とをタイヤ側に設け、この共振回路の共振状態を車体側
に設けた装置から無線により検出するタイヤ空気圧検出
装置は実開昭61−81396号公報、実開平1−14
7706号公報、実開平2−116395号公報などに
より知られている。
【0003】これらの従来技術は、いずれも走行中のタ
イヤ空気圧を無線信号により監視して、タイヤ空気圧の
減少を早めに捉えて運転席に警報を送出することができ
る優れた思想である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の原理を
利用した技術は、多くの応用研究が行われたにもかかわ
らず、相当程度の高い信頼性のある装置が通常の自動車
に搭載して利用できる程度の価格で提供できるようにな
らないために、現実には市販の自動車に搭載されるよう
にはなっていない。その主な原因は、タイヤに取付ける
センサおよび電磁的な共振回路を含むトランスミッタ
が、車両の走行に伴い激しい振動を受けることから、そ
れに十分に耐える機械的な構造が得られないこと、その
構造を得るためにホイールの構造その他に変更の必要を
生じて、従来からある量産されるホイールを利用できな
くなること、小型自動車では車軸は2本でありタイヤの
数は4であるが、大型自動車では車軸の数が3本でタイ
ヤの数が10のものもあり、これらを集中制御する合理
的な制御回路が実用車両で気軽に利用できるほど安価に
得られなかったことなどにある。
【0005】本発明の発明者らは、この装置についてさ
まざまな試験を行った結果、アンテナを車体に取付ける
ための金属ソケットに、このアンテナから送受信される
電磁波が吸収されアンテナが有効に作用していないこと
に気付いた。すなわち、図5の比較例に示すようにこの
装置のアンテナは1個のコイル31をプラスチック成形
体32で固定し、このプラスチック成形体32を金属ソ
ケット33に実装し、この金属ソケット33を図外のブ
ラケットにより車体に取付ける構造であり、そのコイル
31の部分はプラスチック成形体32により覆われてい
る。ところが、このプラスチック成形体32が実装され
る金属ソケット33がこのコイル31に近づいている状
態では、コイル31を通過する電磁波の一部が金属ソケ
ット33に吸収されてしまい、有効にコイル31の中を
通過しなくなる。
【0006】すなわち本発明は、アンテナの感度を向上
させて、実用的な装置として利用できるタイヤ空気圧警
報装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧力センサ
と、この圧力センサの出力に応じて共振周波数が変化す
るトランスミッタとがタイヤ側に取付けられ、このトラ
ンスミッタに対向するアンテナと、このアンテナに信号
を送受信する制御回路と、この制御回路の警報出力を表
示する表示器とが車体側に取付けられ、前記制御回路
は、前記アンテナに短いパルス信号を送信する送信回路
と、そのパルス信号の送信に応答して前記トランスミッ
タが発信する共振信号を受信する受信回路と、その共振
信号の周波数を弁別する周波数弁別回路と、この周波数
弁別回路の出力により前記警報出力を送出するプログラ
ム制御回路とを含むタイヤ空気圧警報装置において、前
記アンテナには1個のコイルがプラスチック成形体によ
り覆われ、このプラスチック成形体が金属ソケットに固
着され、この金属ソケットが車体に取付けられたブラケ
ットに締付けられた構造であり、前記コイルと前記金属
ソケットとの間の最短距離xがそのコイルの巻き幅w以
上に設定されたことを特徴とする。
【0008】
【作用】アンテナの特性はコイルのインダクタンス
(巻数、直径、線経、長さ)、コイルに流れる電圧、
電流、コイルの周囲環境(金属片の有無、他の電磁
界、磁性体の有無)などに依存する。これらを配慮して
本発明の構造に至った。
【0009】発明者らはさらに試験を繰り返した結果、
コイルと金属ソケットとの間の最短距離xがコイルの巻
き幅wより小さくなるときにアンテナとしての作用が急
速に低下することを実験的に見出した。
【0010】距離xが巻き幅wより大きいときに、電磁
波が有効にコイルの中を通過するようになる。
【0011】
【実施例】本発明実施例装置の基本的な構造およびその
動作原理をはじめに説明する。図1は本発明実施例装置
のブロック構成図である。タイヤにはそれぞれその空気
圧を検出する圧力センサ1が取付けられている。この圧
力センサ1はタイヤ空気圧が所定値以上であるときには
接点が閉じタイヤ空気圧が所定値を下回ると接点が開く
圧力スイッチであり、この圧力スイッチにはトランスミ
ッタ2が電気的に接続されている。このトランスミッタ
2は共振回路である。圧力センサ1の圧力スイッチによ
りこの共振回路のコンデンサの容量が変化して共振周波
数が変化する。
【0012】車両側には各トランスミッタ2に対向して
アンテナ3が設置される。アンテナ3はタイヤ毎に設け
られ、電気配線により制御回路4に接続される。制御回
路4の出力は運転席に設けられた表示器(ランプ)5に
接続される。
【0013】図2はこの実施例装置の動作原理を説明す
る図である。圧力センサ1は圧力スイッチであってタイ
ヤ空気圧が所定値以上であるときには接点7が閉じてい
るが、タイヤ空気圧が所定値を下回ると接点7が開く。
トランスミッタ2の中には1個のコイルL1とそのコイ
ルに並列に接続されたコンデンサC1およびC2があ
り、このうちコンデンサC1は上記圧力スイッチの接点
7を経由して接続されるようになっている。したがっ
て、タイヤ空気圧が十分高いときには二つのコンデンサ
C1およびC2は並列接続であるが、タイヤ空気圧が低
くなるとコンデンサC1は切り離されてコンデンサC2
のみがコイルL1に接続される状態になる。
【0014】このように接点7の開閉にしたがってトラ
ンスミッタ2の共振周波数が変化する。ちなみに、接点
7が閉じ二つのコンデンサが並列の状態ではこの共振周
波数は約87kHzであり、コンデンサC1が切り離さ
れると共振周波数は約140kHzになる。
【0015】図3は本発明実施例装置の制御回路のブロ
ック構成図である。制御回路4の端子10にはアンテナ
3が接続される。発振器11により短い幅のパルスが発
振され(この実施例ではパルス幅数μS、繰り返し時間
数十μS)、増幅器12で増幅されてアンテナ3から電
磁波として送出される。図2に示すトランスミッタ2の
コイルL1にこの電磁波が感応すると、コイルL1およ
びコンデンサC1、C2からなる共振回路が刺激されて
共振周波数で減衰振動を持続する。この共振周波数は電
磁波となってアンテナ3に捕捉され、増幅器13から周
波数弁別回路14に入力する。ここで共振周波数が検出
され、プログラム制御回路15に入力する。この動作を
プログラム制御回路15の制御により各車輪について順
次実行し、一つでもタイヤ空気圧の低下が検出されれば
表示端子19に警報出力を送出し、運転席の表示器(ラ
ンプ)5を点灯させる。
【0016】ここで、本発明の特徴とするアンテナの構
成について説明する。図4は本発明実施例装置のアンテ
ナの構成を示す断面図である。
【0017】本発明実施例装置のアンテナ3は、1個の
コイル21がプラスチック成形体22により覆われ、こ
のプラスチック成形体22が金属ソケット23に固着さ
れ、この金属ソケット23が車体に取付けられた図外の
ブラケットに締付けられる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
イルを通過する電磁波の一部が金属ソケットに吸収され
ることを防止し、アンテナの感度を高め実用的な装置と
して利用することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例装置のブロック構成図。
【図2】本発明実施例装置の動作原理を説明する図。
【図3】本発明実施例装置の制御回路のブロック構成
図。
【図4】本発明実施例装置のアンテナの構成を示す断面
図。
【図5】比較例装置のアンテナの構成を示す断面図。
【符号の説明】
1 圧力センサ 2 トランスミッタ 3 アンテナ 4 制御回路 5 表示器(ランプ) 7 接点 10 端子 11 発振器 12、13 増幅器 14 周波数弁別回路 15 プログラム制御回路 19 表示端子 21、31 コイル 22、32 プラスチック成形体 23、33 金属ソケット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 甫立 雅人 東京都東大和市清水6−1188−8 (72)発明者 豊福 雅宣 東京都小平市小川東町3−5−5

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧力センサと、この圧力センサの出力に
    応じて共振周波数が変化するトランスミッタとがタイヤ
    側に取付けられ、 このトランスミッタに対向するアンテナと、このアンテ
    ナに信号を送受信する制御回路と、この制御回路の警報
    出力を表示する表示器とが車体側に取付けられ、 前記制御回路は、前記アンテナに短いパルス信号を送信
    する送信回路と、そのパルス信号の送信に応答して前記
    トランスミッタが発信する共振信号を受信する受信回路
    と、その共振信号の周波数を弁別する周波数弁別回路
    と、この周波数弁別回路の出力により前記警報出力を送
    出するプログラム制御回路とを含むタイヤ空気圧警報装
    置において、 前記アンテナには1個のコイルがプラスチック成形体に
    より覆われ、このプラスチック成形体が金属ソケットに
    固着され、この金属ソケットが車体に取付けられたブラ
    ケットに締付けられた構造であることを特徴とするタイ
    ヤ空気圧警報装置。
  2. 【請求項2】 前記コイルと前記金属ソケットとの間の
    最短距離xがそのコイルの巻き幅w以上に設定された請
    求項1記載のタイヤ空気圧警報装置。
JP3271533A 1991-10-18 1991-10-18 タイヤ空気圧警報装置 Pending JPH05160623A (ja)

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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001191768A (ja) * 1999-12-29 2001-07-17 Ko Tobun タイヤ圧検出システム
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