JPH05160579A - 電子回路装置 - Google Patents
電子回路装置Info
- Publication number
- JPH05160579A JPH05160579A JP13468192A JP13468192A JPH05160579A JP H05160579 A JPH05160579 A JP H05160579A JP 13468192 A JP13468192 A JP 13468192A JP 13468192 A JP13468192 A JP 13468192A JP H05160579 A JPH05160579 A JP H05160579A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- outside air
- box body
- pressure
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路素子が圧力変動で破損することのない電
子回路装置を得る。 【構成】 箱体２に通圧穴１０を形成し、また箱体２の
内部に通圧穴１０を包むようにしてダイアフラム１１を
設ける。
子回路装置を得る。 【構成】 箱体２に通圧穴１０を形成し、また箱体２の
内部に通圧穴１０を包むようにしてダイアフラム１１を
設ける。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば車載用の内燃
機関点火時期制御装置等に用いられる電子回路装置に関
するものである。
機関点火時期制御装置等に用いられる電子回路装置に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】図８は従来の内燃機関点火時期制御装置
に用いられた電子回路装置の側断面図であり、１は回路
素子２を実装した回路基板、３はこの回路基板１をねじ
８で固着して収納した箱体、４はこの箱体３の上端面に
沿って周回して形成された溝部、５は箱体３を覆うカバ
ー、６はカバー５の周縁部が折曲された折曲部、７は折
曲部６と溝部４との空隙部に充填されるエポキシ樹脂組
成物からなる充填材である。
に用いられた電子回路装置の側断面図であり、１は回路
素子２を実装した回路基板、３はこの回路基板１をねじ
８で固着して収納した箱体、４はこの箱体３の上端面に
沿って周回して形成された溝部、５は箱体３を覆うカバ
ー、６はカバー５の周縁部が折曲された折曲部、７は折
曲部６と溝部４との空隙部に充填されるエポキシ樹脂組
成物からなる充填材である。
【０００３】上記のように構成された電子回路装置は、
エンジンブロックに直接取り付けられ、内燃機関の点火
時期の制御を行う。この電子回路装置は雨水にさらさ
れ、雨水が箱体３の内部に侵入し、回路基板１上の回路
素子２が雨水により誤動作し、あるいは腐食するのを防
止するために、箱体３内は完全密封される。
エンジンブロックに直接取り付けられ、内燃機関の点火
時期の制御を行う。この電子回路装置は雨水にさらさ
れ、雨水が箱体３の内部に侵入し、回路基板１上の回路
素子２が雨水により誤動作し、あるいは腐食するのを防
止するために、箱体３内は完全密封される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子回路装置で
は、箱体３内が密閉されているので、外気の雰囲気の温
度変化（例えばー４０℃〜１２０℃）により箱体３内で
は圧力変化が生じ、その圧力変化の繰り返しで箱体３に
亀裂が生じ、その亀裂から雨水が箱体３内に侵入して回
路素子２が破損してしまうという課題があった。また、
箱体３内の圧力変形で箱体３および回路基板１の繰り返
し歪み変形および曲げ変形が生じ、回路素子２が回路基
板１の溶接部で剥離、亀裂してしまうといった課題もあ
った。
は、箱体３内が密閉されているので、外気の雰囲気の温
度変化（例えばー４０℃〜１２０℃）により箱体３内で
は圧力変化が生じ、その圧力変化の繰り返しで箱体３に
亀裂が生じ、その亀裂から雨水が箱体３内に侵入して回
路素子２が破損してしまうという課題があった。また、
箱体３内の圧力変形で箱体３および回路基板１の繰り返
し歪み変形および曲げ変形が生じ、回路素子２が回路基
板１の溶接部で剥離、亀裂してしまうといった課題もあ
った。
【０００５】この発明は、かかる課題を解消するために
なされたもので、回路素子が圧力変動で破損することの
ない電子回路装置を得ることを目的とする。
なされたもので、回路素子が圧力変動で破損することの
ない電子回路装置を得ることを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項１に係
る電子回路装置は、箱体に通圧穴を形成し、また箱体の
内部に通圧穴を包むようにしてダイアフラムを設けたも
のである。
る電子回路装置は、箱体に通圧穴を形成し、また箱体の
内部に通圧穴を包むようにしてダイアフラムを設けたも
のである。
【０００７】この発明の請求項２に係る電子回路装置
は、箱体に通圧穴を形成し、また回路基板を袋状のダイ
アフラムに収めたものである。
は、箱体に通圧穴を形成し、また回路基板を袋状のダイ
アフラムに収めたものである。
【０００８】
【作用】この発明においては、外気の温度変化に応じて
外気とダイアフラムの内部とは通圧穴を通じて呼吸を行
い、従って箱体内部は外気の温度変化に関係なく外気と
同圧に維持される。
外気とダイアフラムの内部とは通圧穴を通じて呼吸を行
い、従って箱体内部は外気の温度変化に関係なく外気と
同圧に維持される。
【０００９】
【実施例】実施例１．以下、この発明の実施例を図につ
いて説明する。図１はこの発明の一実施例を示す断面
図、図２は図１の要部拡大図、図３は図１のダイアフラ
ムの底面図であり、図８と同一または相当部分は同一符
号を付し、その説明は省略する。
いて説明する。図１はこの発明の一実施例を示す断面
図、図２は図１の要部拡大図、図３は図１のダイアフラ
ムの底面図であり、図８と同一または相当部分は同一符
号を付し、その説明は省略する。
【００１０】図において、１０は箱体３の底面に形成さ
れた通圧穴、１１は箱体３の底面に円形に突出した突出
部、１２は突出部１１の上面に形成された段部、１３は
段部１２に形成された溝部、１４は外周縁に突起１５を
有するダイアフラム、１６は断面Ｕの字状のばねで、こ
のダイアフラム１４の突起１５が溝部１３に嵌着され、
またダイアフラム１４の周縁部がばね１６で押圧され、
ダイアフラム１４が通圧穴１０を包むようにして段部１
２に取り付けられている。
れた通圧穴、１１は箱体３の底面に円形に突出した突出
部、１２は突出部１１の上面に形成された段部、１３は
段部１２に形成された溝部、１４は外周縁に突起１５を
有するダイアフラム、１６は断面Ｕの字状のばねで、こ
のダイアフラム１４の突起１５が溝部１３に嵌着され、
またダイアフラム１４の周縁部がばね１６で押圧され、
ダイアフラム１４が通圧穴１０を包むようにして段部１
２に取り付けられている。
【００１１】上記の電子回路装置では、外気の温度変化
に応じて外気とダイアフラム１４の内部とは通圧穴１０
を通じて呼吸を行い、従って箱体３の内部は外気の温度
変化に関係なく外気と同圧に維持される。また、外気中
の水分が通圧穴１０を通じて箱体３内に侵入しようとし
た場合には、ダイアフラム１４で水分の侵入は阻止され
る。
に応じて外気とダイアフラム１４の内部とは通圧穴１０
を通じて呼吸を行い、従って箱体３の内部は外気の温度
変化に関係なく外気と同圧に維持される。また、外気中
の水分が通圧穴１０を通じて箱体３内に侵入しようとし
た場合には、ダイアフラム１４で水分の侵入は阻止され
る。
【００１２】実施例２．図４はこの発明の他の実施例を
示す側断面図、図５は図４の要部拡大図であり、２０は
通圧穴１０を囲むように形成された口部、２１は口部２
０の側面に形成された溝部、２２は通圧穴１０を包むよ
うにしてリングばね２３で口部２０の溝部２１に密接さ
れたダイアフラムであり、実施例１と同様に外気の温度
変化に応じて外気とダイアフラム２２の内部とは通圧穴
１０を通じて呼吸を行うようになっている。
示す側断面図、図５は図４の要部拡大図であり、２０は
通圧穴１０を囲むように形成された口部、２１は口部２
０の側面に形成された溝部、２２は通圧穴１０を包むよ
うにしてリングばね２３で口部２０の溝部２１に密接さ
れたダイアフラムであり、実施例１と同様に外気の温度
変化に応じて外気とダイアフラム２２の内部とは通圧穴
１０を通じて呼吸を行うようになっている。
【００１３】実施例３．図６はこの発明のさらに他の実
施例を示す側断面図であり、このものの場合には実施例
１と異なる点は、箱体３の底面のほぼ全面にわたってダ
イアフラム３０が設けられている点である。
施例を示す側断面図であり、このものの場合には実施例
１と異なる点は、箱体３の底面のほぼ全面にわたってダ
イアフラム３０が設けられている点である。
【００１４】実施例４．図７はこの発明のさらにまた他
の実施例を示す側断面図であり、４０は箱体としての第
１の半体、４１はカバーとしての第２の半体、４２は第
１の半体４０と第２の半体４１との間に回路基板１を挟
持させるためのねじ、４３は回路基板１の全体を包んだ
ダイアフラムである。なお、上記実施例では車載用の内
燃機関点火時期制御装置として用いられた電子回路装置
について説明したが、この発明は、例えば船外機用の点
火時期制御装置にも適用することができる。
の実施例を示す側断面図であり、４０は箱体としての第
１の半体、４１はカバーとしての第２の半体、４２は第
１の半体４０と第２の半体４１との間に回路基板１を挟
持させるためのねじ、４３は回路基板１の全体を包んだ
ダイアフラムである。なお、上記実施例では車載用の内
燃機関点火時期制御装置として用いられた電子回路装置
について説明したが、この発明は、例えば船外機用の点
火時期制御装置にも適用することができる。
【００１５】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の電子回
路装置によれば、箱体の内部は外気温度の変動に関係無
く一定の圧力が維持されるようになっているので、回路
基板の回路素子が圧力変動に起因して破損するようなこ
とはないという効果がある。また、外気中の水分もダイ
アフラムで箱体内への侵入が阻止され、水分に起因して
回路阻止が破損するようなことはないという効果もあ
る。
路装置によれば、箱体の内部は外気温度の変動に関係無
く一定の圧力が維持されるようになっているので、回路
基板の回路素子が圧力変動に起因して破損するようなこ
とはないという効果がある。また、外気中の水分もダイ
アフラムで箱体内への侵入が阻止され、水分に起因して
回路阻止が破損するようなことはないという効果もあ
る。
【図１】この発明の実施例１を示す側断面図である。
【図２】図１の要部拡大図である。
【図３】図１のダイアフラムの底面図である。
【図４】この発明の実施例２を示す側断面図である。
【図５】図４の要部拡大図である。
【図６】この発明の実施例３を示す側断面図である。
【図７】この発明の実施例４を示す側断面図である。
【図８】従来の電子回路装置の一例を示す側断面図であ
る。
る。
１ 回路基板 ２ 回路素子 ３ 箱体 ５ カバー １０ 通圧穴 １４ ダイアフラム ２２ ダイアフラム ３０ ダイアフラム ４３ ダイアフラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大橋 豊 姫路市千代田町840番地 三菱電機株式会 社姫路製作所内
Claims (2)
- 【請求項１】 回路素子の実装された回路基板が箱体に
収納され、この箱体がカバーで密閉された電子回路装置
において、前記箱体に通圧穴が形成され、また前記箱体
の内部に通圧穴を包むようにしてダイアフラムが設けら
れたことを特徴とする電子回路装置。 - 【請求項２】 回路素子の実装された回路基板が箱体に
収納され、この箱体がカバーで密閉された電子回路装置
において、前記箱体に通圧穴が形成され、また前記回路
基板が袋状のダイアフラムに収めれたことを特徴とする
電子回路装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4134681A JP2567545B2 (ja) | 1991-05-29 | 1992-05-27 | 電子回路装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3858691 | 1991-05-29 | ||
| JP3-38586 | 1991-05-29 | ||
| JP4134681A JP2567545B2 (ja) | 1991-05-29 | 1992-05-27 | 電子回路装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05160579A true JPH05160579A (ja) | 1993-06-25 |
| JP2567545B2 JP2567545B2 (ja) | 1996-12-25 |
Family
ID=26377851
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4134681A Expired - Fee Related JP2567545B2 (ja) | 1991-05-29 | 1992-05-27 | 電子回路装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2567545B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5650591A (en) * | 1993-02-12 | 1997-07-22 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Waterproof casing |
| WO1999030544A1 (fr) * | 1997-12-09 | 1999-06-17 | Tokai Kogyo Co., Ltd. | Structure d'equilibrage de pressions pour boitier hermetique |
| JP4647749B2 (ja) * | 2000-06-13 | 2011-03-09 | 東洋計器株式会社 | 防水ケースおよび電子式水道メータ |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5759492U (ja) * | 1980-09-25 | 1982-04-08 | ||
| JPS5787575U (ja) * | 1980-11-18 | 1982-05-29 | ||
| JPS5869991U (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-12 | 国産電機株式会社 | 車両用電子装置 |
-
1992
- 1992-05-27 JP JP4134681A patent/JP2567545B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5759492U (ja) * | 1980-09-25 | 1982-04-08 | ||
| JPS5787575U (ja) * | 1980-11-18 | 1982-05-29 | ||
| JPS5869991U (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-12 | 国産電機株式会社 | 車両用電子装置 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5650591A (en) * | 1993-02-12 | 1997-07-22 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd. | Waterproof casing |
| WO1999030544A1 (fr) * | 1997-12-09 | 1999-06-17 | Tokai Kogyo Co., Ltd. | Structure d'equilibrage de pressions pour boitier hermetique |
| JP4647749B2 (ja) * | 2000-06-13 | 2011-03-09 | 東洋計器株式会社 | 防水ケースおよび電子式水道メータ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2567545B2 (ja) | 1996-12-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5434748A (en) | Hermetic electronic equipment with flexible diaphragm, fastened to case by elastic U-shaped ring, for absorbing pressure fluctuations | |
| US4715220A (en) | Throttle valve opening sensor | |
| JP3141218B2 (ja) | 圧力センサ内蔵スパークプラグ | |
| US5109828A (en) | Apparatus for supplying high voltage to spark plug of internal combustion engine | |
| US5447429A (en) | Spark plug cap | |
| KR970003158B1 (ko) | 내연기관용 점화장치 | |
| JPH05160579A (ja) | 電子回路装置 | |
| JPH1059151A (ja) | 液圧制御装置 | |
| JP3684638B2 (ja) | 近接スイッチ | |
| JP3740964B2 (ja) | 火災感知器 | |
| US5902153A (en) | Multi-pole connector having microtemperature fuse and resistor | |
| JP2887500B2 (ja) | 内燃機関用スパークプラグ | |
| JP2536918Y2 (ja) | 電子部品 | |
| JPS63301143A (ja) | 車載電子機器収納ケ−ス | |
| JP2695738B2 (ja) | 点火プラグキャップ | |
| JPH09126111A (ja) | 内燃機関用点火装置 | |
| JPH0631395Y2 (ja) | 座金型圧力センサ | |
| JPH0320543Y2 (ja) | ||
| JP2526279Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH09159537A (ja) | 水温センサ | |
| KR950000234B1 (ko) | 내연기관용 배전기 | |
| JP3051777B2 (ja) | 半導体圧力センサ | |
| JP2533396Y2 (ja) | 電解コンデンサ | |
| JPH0440301Y2 (ja) | ||
| JP2640497B2 (ja) | チップ形コンデンサおよびその製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071003 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081003 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091003 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101003 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111003 Year of fee payment: 15 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |